JP2011205459A - ミキサ - Google Patents

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Abstract

【課題】
ミキサから出力される、出演者のモニタリング用の音声信号や、レコーディング用の音声信号等に対して、主系統の音声信号に対して付与されるオン/オフ状態やフェーダレベルを反映できるようにする。
【解決手段】 ダイレクトアウト設定部170−1および第1MIXセンド設定部190−1−1は、モニタリング用またはレコーディング用の音声信号を生成する。フェーダ連動部180,200は、主系統部150−1のフェーダ部160のゲインに連動してゲインを設定し、オン連動部176,196は、主系統部150−1のオン/オフ設定部162に連動してオン/オフ状態を設定する。これらの有効/無効は、フォローオンスイッチ178,198およびフォローフェーダスイッチ182,202によって設定される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、コンサートホールまたはレコーディングスタジオ等における音声信号のミキシングに用いて好適なミキサに関する。
コンサートホール等において使用されるミキサにおいては、入力チャンネルから供給される様々な音声信号に対してエフェクト処理やミキシング処理が施されることにより、一般参加者向けに放音される主系統の音声信号(以下、FOH (Front of house)用音声信号という)が生成される。さらに、ミキサからは、出演者のモニタリング用の音声信号や、レコーディング用の音声信号等も出力される。ここで、モニタリング用の音声信号は、各出演者の役割や要望に応じて、FOH用音声信号とは異なったエフェクト処理やミキシング処理が施されることが一般的である。また、レコーディング用の音声信号としては、エフェクト処理やミキシング処理がほとんど反映されていない音声信号を供給することが一般的である。
FOH用音声信号を生成するためには、入力された音声信号に対して各種のフィルタリング処理が施されるため、モニタ用またはレコーディング用の音声信号を生成するためには、FOH用音声信号を生成する途中段階の信号を分岐し、それ以降は、FOH用とは別系統の音声信号として各種処理を施すことが一般的である。そのため、非特許文献1等に記載されたミキサにおいては、FOH用音声信号を生成する途中段階の信号を分岐して他の用途に用いることができる。
「PM5D/PM5D-RH V2 DSP5D 取扱説明書」 ヤマハ株式会社,2004年
ところで、FOH用音声信号を生成するにあたっては、フェーダによって音声信号のレベルが調整されるが、フェーダ以前の段階から分岐させた信号に対しては、フェーダレベルは反映されないことになる。しかし、モニタ用の音声信号またはレコーディング用の音声信号を効率的に生成するためには、これらの音声信号に対して、FOH用音声信号のオン/オフ状態およびフェーダレベルを反映させた方が望ましい場合がある。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、モニタ用またはレコーディング用の音声信号に対して、必要に応じて主系統のオン/オフ状態またはフェーダレベルを反映させることができるミキサを提供することを目的としている。
上記課題を解決するため本発明にあっては、下記構成を具備することを特徴とする。なお、括弧内は例示である。
請求項1記載のミキサにあっては、各々に供給された入力音声信号に対して、音質調節またはゲイン調節を行い、その結果である主系統信号(SL−1〜SL−128,SR−1〜SR−128)と、複数系統のMIXセンド信号(SS−1−1〜SS−128−16)とを出力する複数の入力チャンネル調整部(112−1〜112−128)と、前記各入力チャンネル調整部(112−1〜112−128)から出力された前記各主系統信号(SL−1〜SL−128,SR−1〜SR−128)をミキシングする主系統バス(118)と、前記各入力チャンネル調整部(112−1〜112−128)から出力された前記各MIXセンド信号(SS−1−1〜SS−128−96)をミキシングする複数のMIXバス(116−1〜116−96)と、前記主系統バス(118)におけるミキシング結果に対して音質調節またはゲイン調節を行い、その結果である主系統出力信号(Lout,Rout)を出力する主系統出力調整部(120)と、前記各MIXバス(116−1〜116−96)におけるミキシング結果に対して音質調節またはゲイン調節を行い、その結果であるMIX出力信号を出力するMIX出力調整部(122)と、前記主系統出力信号(Lout,Rout)と前記各MIX出力信号とを複数の出力ポート(4,7,10)のうち何れかに任意に割り当てる出力パッチ部(126)とを有し、前記各入力チャンネル調整部(112−1〜112−128)は、各々、前記主系統信号(SL−1〜SL−128,SR−1〜SR−128)を生成する一の主系統部(150−1〜150−128)と、前記各MIXセンド信号(SS−1−1〜SS−128−16)を生成する複数のMIXセンド部(190−1−1〜190−128−96)とを有するものであり、前記各主系統部(150−1〜150−128)は、入力された音声信号に対してフィルタリング処理を行うフィルタ部(152,153,154)と、該フィルタ部(152,153,154)から出力された音声信号のゲイン調節を行う主系統ゲイン調節部(160)と、該主系統ゲイン調節部(160)から出力された音声信号を前記主系統バス(118)に供給するか否かを切り替える主系統オンオフ部(162)とを有するものであり、前記各MIXセンド部(190−1−1〜190−128−96)は、前記主系統部(150−1〜150−128)における信号のうち前記フィルタ部(152,153,154)に対する入力信号(Pre_HPF)と、前記主系統ゲイン調節部(160)に対する入力信号(Pre_Fader)とを少なくとも含む複数の信号の中から一の音声信号を選択する信号選択部(192)と、該信号選択部(192)において選択された音声信号に対して、前記主系統ゲイン調節部(160)のゲインに連動して増減するゲインを付与する連動ゲイン設定部(200)と、該信号選択部(192)において選択された音声信号に対して、前記主系統オンオフ部(162)のオン/オフ状態に連動してオン/オフ状態を設定する連動オンオフ部(196)とを有するものであることを特徴とする。
さらに、請求項2記載の構成にあっては、請求項1記載のミキサにおいて、前記連動オンオフ部(196)において設定されるオン/オフ状態は前記主系統オンオフ部(162)において設定されるオン/オフ状態と同一であり、前記連動ゲイン設定部(200)において設定されるゲインは前記主系統ゲイン調節部(160)において設定されるゲインと同一であり、前記各MIXセンド部(190−1−1〜190−128−96)は、前記連動オンオフ部(196)におけるオン/オフ状態とは独立してオン/オフ状態を設定可能な独立オンオフ部(193)と、前記連動ゲイン設定部(200)におけるゲインとは独立してゲインを設定可能な独立ゲイン設定部(194)とを各々有し、前記MIXセンド信号(SS−1−1〜SS−128−16)のオン/オフ状態は、前記独立オンオフ部(193)と前記連動オンオフ部(196)とが共にオン状態であるときにオン状態になるとともに、前記独立オンオフ部(193)と前記連動オンオフ部(196)とのうち少なくとも一方がオフ状態であるときにオフ状態になり、前記MIXセンド信号(SS−1−1〜SS−128−16)に付与されるゲインは、前記独立ゲイン設定部(194)に設定されるゲインと前記連動ゲイン設定部(200)に設定されるゲインとを合せた値になることを特徴とする。
さらに、請求項3記載の構成にあっては、請求項1または2記載のミキサにおいて、前記MIXセンド部(190−1−1〜190−128−96)は、前記連動オンオフ部(196)の有効/無効状態を設定する連動オンオフ可否選択手段(198)と、前記連動ゲイン設定部(200)の有効/無効状態を設定する連動ゲイン可否選択手段(202)とをさらに有することを特徴とする。
本発明によれば、連動ゲイン設定部は、信号選択部において選択された音声信号に対して、主系統ゲイン調節部のゲインに連動して増減するゲインを付与し、連動オンオフ部は、該信号選択部において選択された音声信号に対して、主系統オンオフ部のオン/オフ状態に連動してオン/オフ状態を設定するから、モニタ用またはレコーディング用の音声信号に対して、必要に応じて主系統のオン/オフ状態またはフェーダレベルを反映させることができる。
本発明の一実施例のデジタルミキサ1のブロック図である。 デジタルミキサ1のアルゴリズムのブロック図である。 該アルゴリズムの要部のブロック図である。
1.実施例のハードウエア構成
次に、本発明の一実施例のデジタルミキサ1のハードウエア構成を図1を参照し説明する。
図において2はADコンバータであり、外部から入力された複数系統のアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換し、音声バス8を介して供給する。4はDAコンバータであり、音声バス8を介して供給された複数系統のデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し出力する。6はデジタル入力部であり、外部から供給された複数系統のデジタル音声信号を内部用のフォーマットのデジタル音声信号に変換し、音声バス8を介して出力する。7はデジタル出力部であり、音声バス8を介して供給された複数系統のデジタル音声信号を、外部機器用のフォーマット(AES/EBU,ADAT,TASCAM等)のデジタル音声信号に変換し、該外部機器に出力する。10はエフェクタ群であり、音声バス8上の音声信号のうち指定されたものに対してエフェクト処理を施し、音声バス8を介して出力する。12はDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)であり、指定されたミキシングアルゴリズムに基づいて、音声バス8上の音声信号に対してイコライジング処理やミキシング処理を施し、その結果を音声バス8を介して出力する。
18は通信I/O部であり、外部機器から供給された制御信号を通信インタフェース16および通信バス14を介して出力するとともに、通信バス14および通信インタフェース16を介して供給された制御信号を外部機器に対して出力する。22は操作子群であり、電動フェーダ、ノブおよびLEDキー等の操作子から構成される。20は検出/制御インタフェースであり、これら操作子の操作状態を検出し、通信バス14を介して出力するとともに、通信バス14を介してこれら操作子に設定すべき操作状態(例えば電動フェーダおよびノブの操作量、LEDキーのオン/オフ状態)を受信すると、その内容を操作子群22に反映させる。26はタッチパネルであり、例えば「1024×768」程度の解像度を有するフラットパネルディスプレイと、該フラットパネルディスプレイの表面に貼付されたタッチセンサとによって構成されている。24は操作/表示インタフェースであり、通信バス14を介して指定された画像をタッチパネル26に表示するとともに、タッチセンサにて検出された操作情報を通信バス14を介して出力する。28はCPUであり、ROM30に記憶された制御プログラムに基づいて、通信バス14を介して各部を制御する。32はRAMであり、CPU28のワークメモリとして使用される。
2.ミキシングアルゴリズム構成
次に、DSP12等において実現されるアルゴリズムの内容を図2を参照し説明する。なお、当該アルゴリズムはDSP12に設定されるプログラムによって実現されるものであり、該プログラムは、CPU28の制御の下、ROM30等からDSP12にロードされる。図2において構成要素108〜126は、DSP12およびここにロードされたプログラムによって実現される。
112−1〜112−1〜128は「128」チャンネルの入力チャンネル調整部であり、以下これらを総称して「入力チャンネル調整部112」という。各入力チャンネル調整部112−1〜112−1〜128においては、対応する電動フェーダおよびノブ等の操作に基づいて、対応する入力チャンネルの音声信号に対して音量・音質等の調整を行う。一の入力チャンネル調整部112−N(但し、1≦N≦128)において音量・音質等が調節された音声信号は、「1」系統のステレオ信号、「96」系統のMIXセンド信号、および「1」系統のダイレクトアウト信号として、後述する各要素に供給される。108は入力パッチ部であり、ADコンバータ2、デジタル入力部6等の複数の入力ポートから供給されたデジタル音声信号を、入力チャンネル調整部112の任意の入力チャンネルに割り当てる。エフェクタ群10は、最大「16」ユニットのエフェクタから成り、供給された音声信号に対して、リバーブ、ディレイ、モジュレーション等のエフェクト処理を施し、その結果を入力パッチ部108を介して何れかの入力チャンネル調整部に供給する。
116はMIXバス群であり、「96」系統のMIXバスから構成されている。以下、各MIXバスを「MIXバス116−M」(但し、1≦M≦96)のように表記する。各MIXバス116−Mにおいては、各入力チャンネル調整部112−1〜112−128から当該MIXバスに供給されたMIXセンド信号がミキシングされる。118はステレオバスであり、「1」系統のステレオバスから構成されている。「1」系統のステレオバスの構成は「2」系統の上記MIXバスと同様である。ステレオバス118においては、各入力チャンネル調整部112−1〜112−128から供給されたステレオ信号がミキシングされる。117はDCA制御部であり、各入力チャンネル調整部112−1〜112−128からステレオバス118に供給される音声信号のうち一部に対してゲインを付与する。
ここで、DCA制御部117の機能を説明しておく。まず、「DCA(Ditigal Controlled Amplifier または Ditigal Controlled Attenuator」とは、複数の入力チャンネル等に対して、各入力チャンネル等のフェーダとは別の共通のフェーダ(DCAフェーダ)を割り当て、該DCAフェーダによって設定されたゲインを、各入力チャンネル等に対して共通に付与することをいう。DCAは、主として、ピアノ、ドラムなどの大型の楽器や、例えばオーケストラの一部のパートの音量制御に用いられる。一般的にピアノ等、大型の楽器の演奏音は複数本のマイクによって集音される。これら複数のマイクの音声信号は、バランス調節を行うために各々個別の入力チャンネル等に割り当てられる。そして、これら入力チャンネル等が一のDCAフェーダに割り当てられるのである。これにより、個々のマイクから集音された音声信号相互間のバランスは各入力チャンネル等のフェーダによって調節され、楽器全体としての音量はDCAフェーダによって調節されるのである。従って、DCA制御部117においては、何れかのDCAフェーダに割り当てられている入力チャンネルのみに対して、当該DCAフェーダに設定されたゲインが付与され、何れのDCAフェーダにも割り当てられいない入力チャンネルの音声信号は、特に処理されることなく(換言すれば0[dB]のゲインが付与され)ステレオバス118に供給される。
120はステレオ出力チャンネル部であり、ステレオバス118におけるミキシング結果のレベル調節および音質調節を行なう。122はMIX出力チャンネル部であり、上記各MIXバス116−1〜116−96におけるミキシング結果のレベル調節および音質調節を行なう。126は出力パッチ部であり、ステレオ出力チャンネル部120の出力信号、MIX出力チャンネル部122の出力信号、および入力チャンネル調整部112−1〜112−128から出力されたダイレクトアウト信号を、DAコンバータ4またはデジタル出力部7の任意の出力ポートまたはエフェクタ群10の任意のユニットに割り当てる。
次に、第1入力チャンネルに対応する入力チャンネル調整部112−1におけるアルゴリズム構成の詳細を図3を参照し説明する。図3において入力チャンネル調整部112−1は、主系統部150−1と、ダイレクトアウト設定部170−1と、第1〜第96MIXセンド設定部190−1−1〜190−1−96とから構成される。但し、第2〜第96MIXセンド設定部190−1−2〜190−1−96の構成は第1MIXセンド設定部190−1−1と同様であるため、図示を省略する。主系統部150において、152はハイパスフィルタ部であり、主として低域ノイズを除去するために設けられている。153はローパスフィルタ部であり、主として高域ノイズを除去するために設けられている。
154はパラメトリックイコライザ部であり、フィルタ部152,153を経由した音声信号に対して、音質調整を行う。すなわち、該音声信号は高域、中高域、中低域および低域の4バンドに帯域分割され、各帯域毎に、バンドパスフィルタ、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、またはシェルビングフィルタによって周波数特性が調整される。156はダイナミクス設定部であり、音声信号のダイナミックレンジの伸長/圧縮処理を行う。158はディレイ部であり、指定された時間だけ音声信号を遅延させる。160はフェーダ部であり、音声信号に付与されるゲインを操作する。このフェーダ部160に設定されるゲインは、操作子群22に設けられた電動フェーダのうち、当該チャンネルに割り当てられたものによって調節される。
162はオン/オフ設定部であり、フェーダ部160から出力された音声信号をDCA制御部117を介してステレオバス118に供給する場合はオン状態に設定され、供給しない場合(無音にする場合)はオフ状態に設定される。このオン/オフ設定部162に設定されるオン/オフ状態は、操作子群22に設けられたLEDキーのうち、当該チャンネルに割り当てられたものによって切り替えられる。164はPAN設定部であり、該音声信号をステレオバス118に供給する際の左右の音量バランスを設定し、その結果を左信号SL−1,右信号SR−1としてDCA制御部117に供給する。ここで、上記主系統部150−1において、ハイパスフィルタ部152への入力信号をPre_HPF、パラメトリックイコライザ部154への入力信号をPre_PEQ、ダイナミクス設定部156への入力信号をPre_Dyna、ディレイ部158への入力信号をPre_Delay、フェーダ部160への入力信号をPre_Fader、フェーダ部160の出力信号をPost_Fader、オン/オフ設定部162の出力信号をPost_Onと呼ぶ。
次に、ダイレクトアウト設定部170−1において、172はセレクタであり、ユーザの選択操作に基づいて、上記各信号Pre_HPF,Pre_PEQ,Pre_Dyna,Pre_Delay,Pre_Fader,Post_Fader,Post_Onの中から一の信号を、ダイレクトアウト用の音声信号として選択する。173はオン/オフ設定部であり、セレクタ172にて選択された音声信号を後段の構成要素に供給する場合にはオン状態に設定され、供給しない場合はオフ状態に設定される。オン/オフ設定部173に設定されるオン/オフ状態は、操作子群22またはタッチパネル26における操作によって任意に設定することができる。174はレベル設定部であり、オン/オフ設定部173から出力された音声信号に付与されるゲインをユーザ操作に基づいて設定する。レベル設定部174に設定されるゲインは、操作子群22またはタッチパネル26における操作によって任意に設定することができる。
176はオン連動部であり、主系統部150−1のオン/オフ設定部162に連動してそのオン/オフ状態が設定される。178はフォローオンスイッチであり、そのオン/オフ状態は操作子群22またはタッチパネル26における操作によって任意に設定することができる。フォローオンスイッチ178はオン状態にされると、オン連動部176の出力信号を選択し、オフ状態(図示の状態)に設定されると、オン連動部176への入力信号を選択し、選択した信号を出力する。換言すれば、フォローオンスイッチ178は、オン連動部176の有効/無効を切り替えるスイッチになる。
180はフェーダ連動部であり、主系統部150−1のフェーダ部160に連動してゲインを設定する。すなわち、入力された音声信号に対して、主系統部150−1に設定されているゲインと同一値のゲインを付与して出力する。182はフォローフェーダスイッチであり、そのオン/オフ状態は操作子群22またはタッチパネル26における操作によって任意に設定することができる。フォローフェーダスイッチ182はオン状態にされると、フェーダ連動部180の出力信号を選択し、オフ状態(図示の状態)に設定されると、フェーダ連動部180への入力信号を選択し、選択した信号を出力する。換言すれば、フォローフェーダスイッチ182は、フェーダ連動部180の有効/無効を切り替えるスイッチになる。
184はDCA連動部であり、DCA制御部117において当該入力チャンネル(第1入力チャンネル)に付与されるゲインと同一値のゲインを、入力された音声信号に付与する。すなわち、当該入力チャンネルが何れかのDCAフェーダに割り当てられている場合は当該DCAフェーダによって設定されたゲインがDCA連動部184に設定され、当該入力チャンネルが何れのDCAフェーダにも割り当てられていない場合には、0[dB]のゲインがDCA連動部184に設定される。186はフォローDCAスイッチであり、そのオン/オフ状態は操作子群22またはタッチパネル26における操作によって任意に設定することができる。フォローDCAスイッチ186は、オン状態にされると、DCA連動部184の出力信号を選択し、オフ状態(図示の状態)に設定されると、DCA連動部184への入力信号を選択し、選択した信号をダイレクトアウト信号SD−1として出力する。換言すれば、フォローDCAスイッチ186は、DCA連動部184の有効/無効を切り替えるスイッチになる。
以上のダイレクトアウト設定部170−1の構成によれば、「オン/オフ設定部173とオン連動部176とが共にオン状態であるとき」、「オン/オフ設定部173がオン状態であってフォローオンスイッチ178がオフ状態であるとき(図示の状態)」の何れかの場合にダイレクトアウト信号SD−1はオン状態になり、これら以外の場合においては、ダイレクトアウト信号SD−1はオフ状態になる。また、セレクタ172にて選択された音声信号に対して最終的に付与されるゲインは、フォローオンスイッチ178およびフォローDCAスイッチ186が何れもオン状態であれば、レベル設定部174に設定されるゲインと、フェーダ連動部180に設定されるゲインと、DCA連動部184に設定されるゲインとを合せた値(ログスケールではこれらゲインを加算した値)になる。
次に、第1MIXセンド設定部190−1−1は、構成要素192〜206によって構成され、これらは上述したダイレクトアウト設定部170−1の構成要素172〜186と同様である。すなわち、セレクタ192においては、各信号Pre_HPF,Pre_PEQ,Pre_Dyna,Pre_Delay,Pre_Fader,Post_Fader,Post_Onの中から一の信号が選択され、オン/オフ設定部193およびレベル設定部194においては、各々、該信号のオン/オフ状態およびレベルが設定される。また、オン連動部196およびフェーダ連動部200においては、各々主系統部150−1のオン/オフ設定部162およびフェーダ部160に連動して、オン/オフ状態およびゲインが設定され、これらの有効/無効状態は、各々フォローオンスイッチ198およびフォローフェーダスイッチ202において設定される。
また、DCA連動部204にあっては、DCA制御部117において当該入力チャンネルに付与されるゲインと同一値のゲインが設定され、その有効/無効状態はフォローDCAスイッチ206によって設定される。そして、このフォローDCAスイッチ206から出力される音声信号は、第1入力チャンネルからMIXバス116−1に供給されるMIXセンド信号SS−1−1になる。上記各構成要素192,193,194,198,202,206に設定されるオン/オフ状態またはゲインは、操作子群22またはタッチパネル26における操作によってユーザが任意に設定することができる。
上述したように、図示せぬ第2〜第96MIXセンド設定部190−1−2〜190−1−96の構成は第1MIXセンド設定部190−1−1と同様であり、各々第1入力チャンネルからMIXバス116−M(1≦M≦96)に供給されるMIXセンド信号SS−1−Mを出力する。
さらに、他の入力チャンネル調整部112−N(1≦N≦128)においても、入力チャンネル調整部112−1と同様に、主系統部150−N、ダイレクトアウト設定部170−N、および第1〜第96MIXセンド設定部190−N−1〜190−N−96が設けられている。
3.実施例の動作
図3に示した構成において、例えば、セレクタ172にて信号Pre_HPFを選択すると、主系統部150−1におけるフィルタ部152,153、パラメトリックイコライザ部154、ダイナミクス設定部156およびディレイ部158の影響を全く受けていないダイレクトアウト信号SD−1を生成することができる。
ここで、フォローオンスイッチ178をオン状態にすると、該ダイレクトアウト信号SD−1を主系統部150−1のオン/オフ設定部162に連動させて自動的にオン/オフすることができる。また、フォローフェーダスイッチ182をオン状態に設定すると、ダイレクトアウト信号SD−1の信号レベルを、主系統部150−1のフェーダレベルに連動して自動的に増減させることができる。さらに、フォローDCAスイッチ186をオン状態にすると、ダイレクトアウト信号SD−1の信号レベルを、第1入力チャンネルに割り当てられたDCAフェーダに連動して自動的に増減させることができる。
この点は、第1〜第96MIXセンド設定部190−1−1〜190−1−96においても同様であり、フィルタ部152,153等の影響を除外しつつ、フィルタ部152,153の後段にあるフェーダ部160、オン/オフ設定部162等の設定状態をMIXセンド信号SS−1−1〜SS−1−96に反映させることができる。
4.変形例
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
(1)上記実施例においては、デジタルミキサに設定されるプログラムによって各種動作を実現したが、このプログラムのみをCD−ROM、メモリカード等の記録媒体に格納して頒布し、あるいは伝送路を通じて頒布することもできる。
(2)また、上記実施例は本発明をデジタルミキサに適用した例を説明したが、本発明は、アナログ音声信号に対して増幅、切替等の処理を行うアナログミキサに適用してもよい。
1:デジタルミキサ、2:ADコンバータ、4:DAコンバータ、6:デジタル入力部、7:デジタル出力部、8:音声バス、10:エフェクタ群、12:DSP、14:通信バス、16:通信インタフェース、18:通信I/O部、20:検出/制御インタフェース、22:操作子群、24:操作/表示インタフェース、26:タッチパネル、28:CPU、30:ROM、32:RAM、108:入力パッチ部、112,112−1〜112−128:入力チャンネル調整部、116:MIXバス群、116−1〜116−96:MIXバス、117:DCA制御部、118:ステレオバス(主系統バス)、120:ステレオ出力チャンネル部(主系統出力調整部)、122:MIX出力チャンネル部(MIX出力調整部)、126:出力パッチ部、150−1:主系統部、152:ハイパスフィルタ部、153:ローパスフィルタ部、154:パラメトリックイコライザ部、156:ダイナミクス設定部、158:ディレイ部、160:フェーダ部(主系統ゲイン調節部)、162:オン/オフ設定部(主系統オンオフ部)、164:PAN設定部、170−1:ダイレクトアウト設定部、172,192:セレクタ(信号選択部)、173,193:オン/オフ設定部(独立オンオフ部)、174,194:レベル設定部、176,196:オン連動部(連動オンオフ部)、178,198:フォローオンスイッチ(連動オンオフ可否選択手段)、180,200:フェーダ連動部(連動ゲイン設定部)、182,202:フォローフェーダスイッチ(連動ゲイン可否選択手段)、184,204:DCA連動部、186,206:フォローDCAスイッチ、190−1−1:第1MIXセンド設定部。

Claims (3)

  1. 各々に供給された入力音声信号に対して、音質調節またはゲイン調節を行い、その結果である主系統信号と、複数系統のMIXセンド信号とを出力する複数の入力チャンネル調整部と、
    前記各入力チャンネル調整部から出力された前記各主系統信号をミキシングする主系統バスと、
    前記各入力チャンネル調整部から出力された前記各MIXセンド信号をミキシングする複数のMIXバスと、
    前記主系統バスにおけるミキシング結果に対して音質調節またはゲイン調節を行い、その結果である主系統出力信号を出力する主系統出力調整部と、
    前記各MIXバスにおけるミキシング結果に対して音質調節またはゲイン調節を行い、その結果であるMIX出力信号を出力するMIX出力調整部と、
    前記主系統出力信号と前記各MIX出力信号とを複数の出力ポートのうち何れかに任意に割り当てる出力パッチ部と
    を有し、
    前記各入力チャンネル調整部は、各々、前記主系統信号を生成する一の主系統部と、前記各MIXセンド信号を生成する複数のMIXセンド部とを有するものであり、
    前記各主系統部は、
    入力された音声信号に対してフィルタリング処理を行うフィルタ部と、
    該フィルタ部から出力された音声信号のゲイン調節を行う主系統ゲイン調節部と、
    該主系統ゲイン調節部から出力された音声信号を前記主系統バスに供給するか否かを切り替える主系統オンオフ部と
    を有するものであり、
    前記各MIXセンド部は、
    前記主系統部における信号のうち前記フィルタ部に対する入力信号と、前記主系統ゲイン調節部に対する入力信号とを少なくとも含む複数の信号の中から一の音声信号を選択する信号選択部と、
    該信号選択部において選択された音声信号に対して、前記主系統ゲイン調節部のゲインに連動して増減するゲインを付与する連動ゲイン設定部と、
    該信号選択部において選択された音声信号に対して、前記主系統オンオフ部のオン/オフ状態に連動してオン/オフ状態を設定する連動オンオフ部と
    を有するものであることを特徴とするミキサ。
  2. 前記連動オンオフ部において設定されるオン/オフ状態は前記主系統オンオフ部において設定されるオン/オフ状態と同一であり、
    前記連動ゲイン設定部において設定されるゲインは前記主系統ゲイン調節部において設定されるゲインと同一であり、
    前記各MIXセンド部は、
    前記連動オンオフ部におけるオン/オフ状態とは独立してオン/オフ状態を設定可能な独立オンオフ部と、
    前記連動ゲイン設定部におけるゲインとは独立してゲインを設定可能な独立ゲイン設定部と
    を各々有し、
    前記MIXセンド信号のオン/オフ状態は、前記独立オンオフ部と前記連動オンオフ部とが共にオン状態であるときにオン状態になるとともに、前記独立オンオフ部と前記連動オンオフ部とのうち少なくとも一方がオフ状態であるときにオフ状態になり、
    前記MIXセンド信号に付与されるゲインは、前記独立ゲイン設定部に設定されるゲインと前記連動ゲイン設定部に設定されるゲインとを合せた値になる
    ことを特徴とする請求項1記載のミキサ。
  3. 前記MIXセンド部は、
    前記連動オンオフ部の有効/無効状態を設定する連動オンオフ可否選択手段と、
    前記連動ゲイン設定部の有効/無効状態を設定する連動ゲイン可否選択手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項1または2記載のミキサ。
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