JP5320633B1 - 解凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被解凍物に応じて蒸気の排気量を容易に調節することができる解凍装置を提供すること。
【解決手段】解凍装置10は、内部に解凍室12を有するキャビネット11と、解凍室12に供給して被解凍物を解凍する蒸気を生成する蒸気生成機構20と、解凍室12に供給された蒸気を外部へ排出する排気機構40とを備える。排気機構40は、一端が解凍室12に連通し他端が解凍室12の外部に連通する円筒部材46と、外周部が円筒部材46の内面と螺合することで該円筒部材46の内部に取り付けられ、蒸気を螺旋状に流す螺旋状板部材47とを備えている。
【選択図】図6

Description

本発明は、水蒸気の潜熱によって解凍を行う解凍装置に関する。
従来より、例えば特許文献1に開示されるように、水蒸気の潜熱を利用して被解凍物を解凍する解凍装置が知られている。この種の解凍装置では、水がヒータによって加熱されて水蒸気なり解凍室に供給され、その供給された水蒸気が凝縮する。この水蒸気の凝縮に伴う潜熱によって、被解凍物が解凍される。また、上記解凍装置には、解凍室に供給された水蒸気を外部へ排出するための排気口が設けられている。
特開平8−38134号公報
ところで、解凍装置では、被解凍物の種類によって品質を保つための適切な解凍温度(解凍室内の温度)が異なる。一方、解凍装置では、排気口から排出する水蒸気の量によって、解凍室内の温度が変化する。したがって、被解凍物の種類によって解凍室内の温度を適切にするためには、水蒸気の排気量を適切に調節することが重要である。ところが、被解凍物に応じて水蒸気の排気量を調節するのは容易ではなく、経験豊富な熟練者でないとできないという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、被解凍物に応じて水蒸気(蒸気)の排気量を容易に調節することができる解凍装置を提供することにある。
第1の発明は、内部に解凍室を有するキャビネットと、前記解凍室に供給して被解凍物を解凍する蒸気を生成する蒸気生成機構と、前記解凍室に供給された蒸気を外部へ排出する排気機構とを備えた解凍装置を対象としている。そして、前記排気機構は、一端が前記解凍室に連通し他端が前記解凍室の外部に連通する第1円筒部材と、外周部が前記第1円筒部材の内面と螺合することで前記第1円筒部材の内部に取り付けられ、蒸気を螺旋状に流す螺旋状板部材とを備えている。
前記第1の発明では、蒸気生成機構から解凍室に供給された蒸気(以下、水蒸気とも言う。)が凝縮し、その凝縮に伴う潜熱によって被解凍物が解凍される。一方、解凍室の圧力は外部の圧力よりも高いため、その圧力差によって解凍室内の蒸気の一部が排気機構を通じて自然排気される。具体的に、排気機構では、第1円筒部材に流入した蒸気が螺旋状板部材によって螺旋状に流れた後、第1円筒部材から外部へ排出される。つまり、第1円筒部材では、螺旋状板部材によって蒸気の通路断面積が減少するため、蒸気の流通抵抗が増大する。したがって、流通抵抗が増大した分だけ、第1円筒部材から排出される蒸気の量が制限される。
図6に示す螺旋状板部材のピッチPa(即ち、螺旋状板部材と第1円筒部材とが螺合するピッチ)が大きくなるほど、螺旋状板部材における蒸気の通路断面積は増加するので、上述した蒸気の流通抵抗は減少する。そして、流通抵抗が減少するほど、第1円筒部材を通じて排出される蒸気の量が増加する。このため、ピッチPaの異なる複数の螺旋状板部材を用意しておき、それらを付け替えることで蒸気の排気量を変化させる(調節する)ことができる。また、螺旋状板部材は、第1円筒部材に螺合によって取り付けているので、容易に付け替えることができる。そうすると、予め被解凍物の種類に応じて用いる螺旋状板部材を決めておけば、その螺旋状板部材を付け替えるだけで、蒸気の排気量を被解凍物の種類に応じた適切な排気量に容易に調節することができる。
第2の発明は、前記第1の発明において、前記排気機構が、球状の凹面を有する椀状部材と、一端が切欠き部を有すると共に前記椀状部材の凹面に接し、他端が前記第1円筒部材の他端と接続される第2円筒部材とを備えている。
前記第2の発明では、第1円筒部材を流れた蒸気が第2円筒部材の切欠き部から流出する。第2円筒部材の切欠き部から流出した蒸気は、椀状部材の凹面に沿って流れて、第1円筒部材における蒸気の流れ方向とは略反対方向へ向かって吹き出す。つまり、本発明の排気機構では、第1円筒部材の一端側である解凍室側に向かって蒸気が排出される。そのため、本発明では、解凍装置の周囲において比較的高温の蒸気が吹き出すことの影響を軽減することができる。
第3の発明は、前記第2の発明において、前記第1円筒部材の他端には、切欠き部が形成されている。一方、前記第1円筒部材の他端と前記第2円筒部材とは、互いの切欠き部同士が重なり且つ該切欠き部同士の重なり度合いが変化するように、相対的に回転可能に嵌り合っている。
前記第3の発明では、第1円筒部材を流れた蒸気が、互いに重なった2つの切欠き部によって形成される開口から流出する。この流出した蒸気は、前記第2の発明と同様、椀状部材の凹面に沿って流れる。ここで、第1円筒部材と第2円筒部材とを相対的に回転させると(例えば、第1円筒部材に対して第2円筒部材を回転させると)、2つの切欠き部の重なり度合いが変化して、その2つの切欠き部によって形成される開口の面積が変化する。かかる開口の面積が変化すると、該開口から流出する蒸気の量が変化する。つまり、開口の面積が小さくなると蒸気の流出量が減少し、開口の面積が大きくなると蒸気の流出量が増加する。したがって、本発明に係る排気機構では、第1円筒部材と第2円筒部材とを相対的に回転させることによっても、蒸気の排気量を調節することが可能である。このことから、本発明に係る排気機構では、大幅な排気量の調節は上述した螺旋状板部材を付け替えることによって行い、排気量の微調整は第1円筒部材と第2円筒部材とを相対的に回転させることによって行うことができる。このため、排気量の調節を高精度に且つ容易に行うことが可能となる。
第4の発明は、前記第1乃至第3の何れか1の発明において、前記第1円筒部材は、その一端が前記解凍室の上部に連通し且つ軸心が上下方向に延びるように配置されている。
蒸気は空気よりも密度が小さいため上昇する性質がある。この第4の発明では、第1円筒部材が上下方向に延びて解凍室の上部に連通しているため、蒸気の上昇する性質を利用して、解凍室内の蒸気を第1円筒部材にスムーズに流入させて排出することができる。そのため、本発明では、蒸気の排気を効果的に行うことができ、排気効率を高めることができる。排気効率が高くなることから、同等の排気量を確保するに当たって排気機構の大きさを小型にすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、排気機構が、一端が解凍室に連通し他端が解凍室の外部に連通する第1円筒部材と、外周部が第1円筒部材の内面と螺合することで該第1円筒部材の内部に取り付けられ、蒸気を螺旋状に流す螺旋状板部材とを備えるようにした。このため、ピッチの異なる複数の螺旋状板部材を用意しておき、それらを付け替えることで蒸気の排気量を変化させる(調節する)ことができる。また、螺旋状板部材は、第1円筒部材に螺合によって取り付けているので、容易に付け替えることができる。そうすると、予め被解凍物の種類に応じて用いる螺旋状板部材を決めておけば、その螺旋状板部材を付け替えるだけで、被解凍物の種類に応じて蒸気の排気量を容易に調節することが可能である。
図1は、実施形態に係る解凍装置の構成を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係る解凍装置の構成を一部開放して示す斜視図である。 図3は、実施形態に係る排気機構の一部の構成を示す斜視図である。 図4は、実施形態に係る排気機構の一部の構成を示す斜視図である。 図5は、実施形態に係る排気機構の一部の構成を示す斜視図である。 図6は、実施形態に係る排気機構の一部の構成を示す側面図である。 図7は、実施形態に係る排気機構の一部の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
図1および図2に示すように、本実施形態の解凍装置10は、蒸気(以下、水蒸気とも言う。)の潜熱で被解凍物を解凍するものである。解凍装置10は、内部に解凍室12を有する略矩形状のキャビネット11と、蒸気生成機構20とを備えている。
解凍室12はキャビネット11の概ね上半部に形成され、キャビネット11の下半部は蒸気生成室14となっている。キャビネット11の上半部において、解凍室12の右側には操作ボックス13が配設されている。操作ボックス13は、解凍室12内の温度や湿度を調節したり、解凍室12に供給する蒸気の温度を調節する等の制御を行うものである。解凍室12と操作ボックス13とは隣接しているが、当然ながら両者の間は遮蔽されている。
蒸気生成機構20は、キャビネット11の蒸気生成室14に収容されている(図2参照)。蒸気生成機構20は、給水タンク21と加熱タンク22を有し、解凍室12に供給して被解凍物を解凍する蒸気を生成するものである。蒸気生成機構20では、給水タンク21の水が加熱タンク22に適宜供給される。加熱タンク22では、供給された水が加熱されて蒸気となる。
解凍室12の奥側(後側)には、蒸気チャンバー30が設けられている。また、解凍室12の手前側(前側)には、外気導入口15が設けられている。蒸気チャンバー30には、循環ファン31と蒸気吹出口32が設けられている。蒸気チャンバー30では、循環ファン31が駆動すると、外気(外部の空気)が外気導入口15から導入され、加熱タンク22で生成された蒸気と合流した後、蒸気吹出口32から解凍室12に供給される。蒸気吹出口32は、解凍室12において奥側から手前側へ向かって蒸気が吹き出すように構成されている。そして、蒸気吹出口32から解凍室12に吹き出した蒸気は、解凍室12の手前側まで流れた後、外気導入口15から導入された外気と合流して再び蒸気吹出口32から解凍室12に供給される。つまり、蒸気チャンバー30は、解凍室12内に供給された蒸気を、新たに取り込んだ外気と新たに生成した蒸気とを混合させて、再び解凍室12に供給する蒸気の循環動作を行っている。
解凍室12では、蒸気チャンバー30から供給された蒸気が凝縮し、その凝縮に伴う潜熱によって被解凍物が解凍される。なお、図示しないが、解凍室12では被解凍物がトレーに載置されている。
〈排気機構の構成および排気動作〉
本実施形態の解凍装置10は、解凍室12内の蒸気を外部へ排出する排気機構40を備えている。解凍装置10では、被解凍物の種類によって品質を保つための適切な解凍温度(解凍室12内の温度)が異なる。一方、解凍装置10では、解凍室12内から排出する蒸気の量によって、解凍室12内の温度が変化する。したがって、解凍室12内の温度を被解凍物の種類に応じて適切な温度に保持するためには、蒸気の排気量を適切に調節する必要がある。
本実施形態の排気機構40は、キャビネット11の天板に設けられている(図1参照)。排気機構40は、図3〜図7にも示すように、下部排気部41と中間排気部45と上部排気部51とで構成されている。これらは、下から上へ向かって、下部排気部41、中間排気部45および上部排気部51の順に設けられている。
下部排気部41は、排気機構40の下端側に位置する。図2および図3に示すように、下部排気部41は円板部材42と円筒部材43を有している。円板部材42は、中央部分に2つの開口部42aが形成されている。開口部42aは、略扇状に形成されている。なお、上述した開口部42aの数量および形状は単なる一例であり、これに限るものではない。円筒部材43は、長さが比較的短く形成されており、円板部材42に立設する状態で該円板部材42に固定されている。円筒部材43は、円板部材42において開口部42aを囲むように固定されている。この下部排気部41は、円筒部材43の内部と解凍室12内の上部とが円板部材42の開口部42aを介して連通するように、キャビネット11の天板に固定されている。この構成により、解凍室12の蒸気が開口部42aを通じて円筒部材43に流入する。
中間排気部45は、上述した下部排気部41の上側に接続されている。図4〜図6に示すように、中間排気部45は円筒部材46と螺旋状板部材47を有している。円筒部材46は、一端(流入端)が下部排気部41の円筒部材43に嵌め込まれており、該円筒部材43から蒸気が流入する。つまり、中間排気部45の円筒部材46は、その一端が解凍室12の上部に連通し且つ軸心が上下方向に延びるように配置されている。円筒部材46の他端(流出端)には、複数(本実施形態では、4つ)の切欠き部46aが周方向に等間隔で形成されている。各切欠き部46aは、矩形状に形成されている。なお、上述した切欠き部46aの数量および形状は単なる一例であり、これに限るものではない。また、中間排気部45の円筒部材46は、下部排気部41の円筒部材43よりも長く形成されている。
螺旋状板部材47は、一定幅の板部材が螺旋状に形成されたものである。螺旋状板部材47は、円筒部材46の内部に取り付けられる。螺旋状板部材47は、その軸心が円筒部材46の軸心と一致する状態で取り付けられる。具体的に、円筒部材46の内面には雌ネジ部46bが形成され、螺旋状板部材47の外周面には円筒部材46の雌ネジ部46bと螺合する雄ネジ部47aが形成されている。つまり、螺旋状板部材47は、外周部が円筒部材46の内面と螺合することで該円筒部材46の内部に取り付けられる。螺旋状板部材47の雄ネジ部47aのピッチPa(図6参照)は、円筒部材46の雌ネジ部46bのピッチの整数倍となっている。
中間排気部45では、下部排気部41から円筒部材46に流入した蒸気が螺旋状板部材47によって螺旋状に流れる。円筒部材46の内部では、螺旋状板部材47によって蒸気の通路断面積が減少するので、蒸気の流通抵抗が増大する。これにより、円筒部材46を通過する蒸気の流量は、螺旋状板部材47を設けない場合に比べて減少する。つまり、螺旋状板部材47は、円筒部材46において蒸気の流れを妨げる蒸気流れの抵抗部材を構成している。
上部排気部51は、上述した中間排気部45の上側に接続されている。図4および図7に示すように、上部排気部51は椀状部材52と円筒部材53を有している。椀状部材52は、内面52aが球状の凹面となっており、外面(図示省略)も球状の面となっている。円筒部材53は、中間排気部45の円筒部材46よりも短く形成されている。円筒部材53は、一端(流入端)が中間排気部45の円筒部材46の他端(流出端)に嵌め込まれており、該円筒部材46から蒸気が流入する。円筒部材53の他端(流出端)には、複数(本実施形態では、4つ)の切欠き部53aが周方向に等間隔で形成されている。各切欠き部53aは、矩形状に形成されている。なお、この切欠き部53aの数量および形状は単なる一例であり、これに限るものではない。また、円筒部材53の他端(流出端)は、椀状部材52の内面52aに接して固定されている。
中間排気部45の円筒部材46の他端と上部排気部51の円筒部材53とは、互いの切欠き部46a,53a同士が重なり且つ該切欠き部46a,53a同士の重なり度合いが変化するように、相対的に回転可能に嵌り合っている。上部排気部51においては、互いに重なった円筒部材46,53の切欠き部46a,53aによって開口54が形成される。したがって、上部排気部51においては、中間排気部45から円筒部材53に流入した蒸気は上述した開口54から流出し、その後、椀状部材52の内面52aに沿って流れて外部へ排出される。
なお、本実施形態の排気機構40において、中間排気部45の円筒部材46は本発明に係る第1円筒部材を構成し、上部排気部51の円筒部材53は本発明に係る第2円筒部材を構成している。
本実施形態の排気機構40によれば、図6に示す螺旋状板部材47の雄ネジ部47aのピッチPaが大きくなるほど、螺旋状板部材47における蒸気の通路断面積は増加するので、上述した蒸気の流通抵抗は減少する。そして、流通抵抗が減少するほど、中間排気部45の円筒部材46を通じて排出される蒸気の量が増加する。このため、ピッチPaの異なる複数の螺旋状板部材47を用意しておき、それらを付け替えることで蒸気の排気量を変化させる(調節する)ことができる。また、螺旋状板部材47は、円筒部材46に螺合によって取り付けているので、容易に付け替えることができる。
したがって、本実施形態の排気機構40では、円筒部材46と該円筒部材46の内部に螺合させて取り付ける螺旋状板部材47とを設けることにより、予め被解凍物の種類に応じて用いる螺旋状板部材47を決めておけば、その螺旋状板部材47を付け替えるだけで、蒸気の排気量を被解凍物の種類に応じた適切な排気量に容易に調節することが可能である。
上部排気部51では、中間排気部45の円筒部材46から流入した蒸気が、互いに重なる切欠き部46a,53a同士で形成される開口54から流出する。この開口54から流出した蒸気は、椀状部材52の内面52aに沿って流れて、下部排気部41および中間排気部45における蒸気の流れ方向(即ち、下から上へ向かう方向)とは略反対方向(上から下へ向かう方向)へ吹き出す。つまり、本実施形態の排気機構40では、解凍室12側に向かって蒸気が排出される。そのため、解凍装置10の周囲において比較的高温の蒸気が吹き出すことの影響を軽減することができる。
また、本実施形態の排気機構40では、例えば中間排気部45の円筒部材46に対して上部排気部51を回転させると、互いに重なる切欠き部46a,53aの重なり度合いが変化して、その切欠き部46a,53aによって形成される開口54の面積が変化する。かかる開口54の面積が変化すると、該開口54から流出する蒸気の量が変化する。つまり、開口54の面積が小さくなると蒸気の流出量が減少し、開口54の面積が大きくなると蒸気の流出量が増加する。したがって、本実施形態の排気機構40では、上部排気部51を回転させることによっても、蒸気の排気量を調節することが可能となる。このことから、排気機構40では、大幅な排気量の調節は上述した螺旋状板部材47を付け替えることによって行い、排気量の微調整は上部排気部51を回転させることによって行うことができる。このため、排気量の調節を高精度に且つ容易に行うことが可能となる。なお、本実施形態では、上部排気部51に対して中間排気部45を回転させることによっても同様の排気量の調節が可能である。
また、本実施形態では、排気機構40をキャビネット11の天板に設けて解凍室12の上部に連通させるように配設するようにしている。そのため、蒸気の上昇する性質を利用して、解凍室12内の蒸気を排気機構40にスムーズに流入させて排出することができる。したがって、本実施形態によれば、蒸気の排気を効果的に行うことができ、排気効率を高めることができる。排気効率が高くなることから、同等の排気量を確保するに当たって排気機構40の大きさを小型にすることが可能となる。
なお、本実施形態の排気機構40では、下部排気部41を省略して、解凍室12内の蒸気が直接中間排気部45に流入するようにしてもよいし、上部排気部51を省略して、中間排気部45から蒸気を直接外部に排出するようにしてもよいし、下部排気部41および上部排気部51の両方を省略するようにしてもよい。
また、本実施形態では、排気機構40をキャビネット11の天板以外の箇所に設けるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、水蒸気の潜熱を利用して解凍を行う解凍装置について有用である。
10 解凍装置
11 キャビネット
12 解凍室
20 蒸気生成機構
40 排気機構
46 円筒部材(第1円筒部材)
46a 切欠き部
47 螺旋状板部材
52 椀状部材
52a 内面(凹面)
53 円筒部材(第2円筒部材)
53a 切欠き部

Claims (4)

  1. 内部に解凍室を有するキャビネットと、前記解凍室に供給して被解凍物を解凍する蒸気を生成する蒸気生成機構と、前記解凍室に供給された蒸気を外部へ排出する排気機構とを備えた解凍装置であって、
    前記排気機構は、一端が前記解凍室に連通し他端が前記解凍室の外部に連通する第1円筒部材と、外周部が前記第1円筒部材の内面と螺合することで前記第1円筒部材の内部に取り付けられ、蒸気を螺旋状に流す螺旋状板部材とを備えている
    ことを特徴とする解凍装置。
  2. 請求項1において、
    前記排気機構は、球状の凹面を有する椀状部材と、一端が切欠き部を有すると共に前記椀状部材の凹面に接し、他端が前記第1円筒部材の他端と接続される第2円筒部材とを備えている
    ことを特徴とする解凍装置。
  3. 請求項2において、
    前記第1円筒部材の他端には、切欠き部が形成される一方、
    前記第1円筒部材の他端と前記第2円筒部材とは、互いの切欠き部同士が重なり且つ該切欠き部同士の重なり度合いが変化するように、相対的に回転可能に嵌り合っている
    ことを特徴とする解凍装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項において、
    前記第1円筒部材は、その一端が前記解凍室の上部に連通し且つ軸心が上下方向に延びるように配置されている
    ことを特徴とする解凍装置。
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