JP5319833B1 - ドアチェーン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力に依存せずに地震による揺れで係止を自動解除でき、必要時にはドア本体を全閉位置に戻す必要なく素早く係止を解除できるドアチェーン装置を提供する。
【解決手段】チェーン受具本体内の収納空間(1b)に固定された山形頂面を有する玉載せ台(2)と、山形頂面の一方の側端部(2b)に載置されて外部から伝わる揺れで山形頂面の頂部(2a)を乗り越えて他方の側端部(2c)から転動落下する感震球体(3)と、感震球体(3)の落下を受けて下方へ変位することでドアチェーン先端の係止具(26)をチェーン受具の係合溝(34a)から落下離脱させるドアチェーン係止解除機構(6, 24)とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明はドアチェーン装置に関し、特に、地震による揺れで自動的に、また、来客等の必要時に素早くドアチェーンの係止を解除して、ドアの全開を可能とするドアチェーン装置に関する。
ドアチェーン装置は、開き戸形式或いは引き戸形式のドアに、防犯用の補助錠として設置され、ドア本体に取り付けられた錠前が解除されても、別個に取り付けたドアチェーンによってドアの開き量を、人が通り抜けられない隙間程度に制限し、ドアの不本意な全開による不審者の侵入を阻止するために利用されている。一般的なドアチェーン装置では、ドア開口周囲の固定側部材(開口枠等)に基端部が固定されたドアチェーンの先端部に取り付けられた係止具を、ドア本体に固定されたチェーン受具の係合溝に、脱着用円孔(係合溝の一端部に設けられている)から挿入することによって係合させることができるようになっている。このようなドアチェーン装置においては、ドアチェーンの係止具が、チェーン受具の係合溝に係合されている場合において、ドア本体とドア開口周囲の固定側部材との間にドアチェーンが掛け渡され、ドア本体の開口量が、ドアチェーンの長さに応じた隙間に制限されるので、ドア本体の不本意な全開による不審者の侵入を阻止することができる。
ところで、近年、特に東日本大震災を招いた我が国観測史上最大規模の東北地方太平洋沖地震の発生以来、再び大地震に見舞われる恐れが各地で騒がれている。大規模の地震が発生した場合、その後の数年間は大小の余震の発生頻度も増加し、特に地震発生時の避難経路が玄関ドアに限定される構造の共同住宅等では、玄関ドアの錠前は素早く開錠できても、ドアチェーンの係止を解除するには、ドア本体が全閉位置にある状態でドアチェーン先端部の係止具をチェーン受具の係合溝に沿ってスライドさせ、係止具を係合溝端部の脱着用円孔に合わせてから外すという手間を要し、地震による揺れの中でこの操作を素早く行うことは健常者でも困難なことが多く、特に身体障害者や幼児及び高齢者では、ドアチェーンの係止を解除できずに避難経路が絶たれたままとなる事態になりかねない恐れが指摘されている。
このように、一般的なドアチェーン装置ではドアチェーンの係止を解除するのに手間と時間を要するという欠点があり、これはまた、来客時等のドアの全開が必要なときにドアチェーンで制限された隙間から確認した来客等の目の前でドア本体を全閉位置に戻してからドアチェーンの係止を解除するという手間と時間を要する操作を余儀なくしており、従って、来客等を待たせることなくドア本体が制限された隙間で開いた状態のままドアチェーンの係止を素早く解除したいという別の要望に対して障害となっている。
これらの不都合に対して、地震発生時にドアチェーンの係止を自動的に、或いはワンタッチで素早く解除できるようにしたドアチェーン装置は、例えば特開平10−280764号公報や特開平11−303476号公報に提案されている。しかしながら、これらの先行技術文献に開示されている装置では、いずれもドアチェーンの係止を解除するための感震装置や係止解除装置の作動に電気信号及び電力を必要とし、例えば商用電源からの給電に依存する装置構成では地震発生時に想定される停電による機能喪失が、また一次電池や二次電池による給電に依存する装置構成では電池の放電や劣化による機能喪失が課題として残り、更にはドア及びドア開口周囲に電装品の設置と配線が必要となるという構造及び工事上の不都合も存在する。
特開平10−280764号公報 特開平11−303476号公報
本発明は、以上に述べたような従来技術の諸欠点を解決しようとするものであり、地震が起きた時に、非常持ち出し避難用品等の荷物を持ったまま、手間のかかるドアチェーンの係止解除操作をせずとも、地震による揺れで自動的にドアチェーンの係止を解除でき、また、来客時等においては、ドアチェーンで制限されたドアの隙間から来客等を確認した後でドア本体を全閉位置に戻す必要なく、そのままワンタッチで素早くドアチェーンの係止を解除でき、更に、いずれの場合も電力及び電気信号に依存することなくドアチェーンの係止を解除することが可能なドアチェーン装置を提供することを目的としている。
この課題を解決するために、本発明によるドアチェーン装置は、先端部に係止具が連結されたドアチェーンと、前記係止具を係合可能な係合溝を有するチェーン受具とによって構成され、前記ドアチェーンの基端部とチェーン受具のうちいずれか一方をドア本体に固定し、他方をドア開口周囲の固定側部材に固定し、前記係止具を前記係合溝に係合した場合に、ドア本体とドア開口周囲の固定側部材との間に前記ドアチェーンが掛け渡されて、ドア本体の開口量をドアチェーンの長さに応じた隙間に制限するドアチェーン装置において、前記チェーン受具が、内部に収納空間を有する受具本体を備えるとともに、前記係止具を前記収納空間内に挿入させることができる脱着用円孔を有し、前記チェーン受具の係合溝が、前記脱着用円孔から下方へ向かって縦向きに形成され、受具本体の収納空間内には、受具本体に固定配置された山形頂面を有する玉載せ台と、前記玉載せ台の一方の側端部上に載置され、外部から受具本体に伝わる揺れにより、前記一方の側端部から前記山形頂面の頂部を乗り越えて他方の側端部から下方へと転動落下する感震球体と、該感震球体の落下を受けたときに生じる荷重の増加により下方へ変位して、前記係止具を前記係合溝から下方へ落下させてチェーン受具から離脱させるドアチェーン係止解除機構とが設けられていることを特徴としている。
本発明の好適な実施形態によれば、チェーン受具は受具本体を覆って前記収納空間の前面を閉鎖する表蓋を備え、この表蓋にドアチェーン先端部の係止具を係合するための前記係合溝が縦向きに配置されている。
感震球体は玉載せ台の前記他方の側端部から落下したときに与える衝撃荷重で前記ドアチェーン係止解除機構を下方へ変位させるに充分な質量(重量)を有する金属又はガラス製の球体であることが好ましく、また、一方では揺れによる感震球体の転動を妨げることなく、他方では表蓋を外してチェーン受具の収納空間内各部に直接手を触れる必要なしに、感震動作等で落下した感震球体を外部から前記一方の側端部へ復帰できるようにするために、感震球体にはチェーン受具の外部へ導出された例えばポリエチレン製の柔軟で強靱な復帰用糸が連結されていることが好ましい。
受具本体は上下に一対のビス穴を備え、これらのビス穴に貫通させた止めビスによってドア本体又はドア開口固定側部材に固定できるようにすることが好ましい。本発明によるドアチェーン装置では、地震による建物の揺れで感震球体が玉載せ台の山形頂面頂部を乗り越えて転動落下することにより非電動純機械的にドアチェーン係止解除機構を作動させるものであるので、建物の構造、立地、高層階か低層階かなど、種々の条件によって地震による揺れ方が異なることに対応すべく、水平面に対する玉載せ台の傾斜角、特に山形頂面の前記一方の側端部から頂部へ至る上り勾配斜面の傾斜角によって揺れの大きさに対する感震感度を調整することが可能である。この目的で、受具本体の上下のいずれか一方のビス穴は、玉載せ台と固定関係にある受具本体の取付姿勢を水平面(或いは鉛直線)に対して傾動調整できるように、他方のビス穴を中心とする円弧上で止めビスの固定位置を該円弧の長さ方向に調整可能な長穴状の形態に形成しておくことが最も単純な処置として好適である。
本発明の好適な実施形態によれば、ドアチェーン係止解除機構は感震球体の落下を受けたときに生じる荷重の増加で下方へ変位する玉受け台を前記収納空間内に備えると共に、該玉受け台の下方変位によって前記係合溝の下端部を下方へ向けて開放することにより前記係止具を自重で前記係合溝から落下させてチェーン受具から離脱させる底蓋をチェーン受具の底部に開閉可能に備えている。
ドアチェーン係止解除機構はまた、玉受け台が感震球体の落下を受けていない待機状態において該玉受け台を上昇位置に保持するラッチ桿体と、玉受け台が上昇位置に保持された状態において、前記係合溝上端部の脱着用円孔から受具本体内へ受け入れたドアチェーン先端部の係止具を、該ラッチ桿体と協働して、受具本体の収納空間内に保持する係止具支持部材とを前記収納空間内に備え、これらラッチ桿体と係止具支持部材は、前記収納空間内に頂部で枢支された振り子桿体に一体化され、更に、前記収納空間内には、前記玉受け台が前記上昇位置にあるときに前記ラッチ桿体をラッチ位置に係止するラッチストッパ機構と、ラッチ桿体がラッチ位置から係止を解除されたときに前記係止具支持部材による係止具の保持を解除する向きに前記振り子桿体を枢動させる戻しバネとが配置されている。
ラッチ桿体は振り子桿体から側方へカンチレバー状に延在するバネ板で構成することができ、このバネ板の先端部近傍に上向きに突出するストップピンを設け、受具本体側の固定ブロックの側面にストップピンを引っ掛けてラッチストッパ機構とすることができる。ラッチ桿体の先端部には丸いカムフォロワを設け、また玉受け台の下部には薄肉先端部を下方へ向けた楔形のカムブロックを固定して該カムブロックの傾斜カム面にカムフォロワを当接させておくと共に、傾斜カム面には玉受け台が前記上昇位置にあるときにカムフォロワが嵌合する丸いラッチ凹部を設け、かくして玉受け台が前記上昇位置にある待機状態において玉受け台の誤作動を防止する確実なラッチ機能を果たすことができる。尚、地震による揺れで感震球体が玉受け台に落下したときの本来の感震動作では、衝撃荷重による玉受け台の下降変位に伴うカムブロックの下降によりラッチ凹部に嵌合しているカムフォロワが下方へ変位するとストップピンが固定ブロックから外れるので、カムブロックの傾斜カム面によるカムフォロワの倣い運動による力とラッチ桿体の戻しバネの力で振り子桿体と共にラッチ桿体及び係止具支持部材が係止位置から外れ、従ってドアチェーンの係止具がチェーン受具から離脱する。
玉受け台には安定円滑な下降変位を保証するために下部に支柱桿体を設け、この支柱桿体には、感震動作時における前記ラッチストッパ機構による変位抵抗に打ち勝つ充分な質量を持たせるために、前記カムブロック並びに支柱桿体の横振れ防止用の平衡ブロックを補助的な重錘として固定し、これらブロックよりも下方位置で支柱桿体の下降限位置の規制と昇降移動案内のためのガイド溝付きブロックを収納空間内で受具本体に固定配置しておくことが望ましい。この場合、玉受け台が上昇位置にあるときは支柱桿体の下端部がガイド溝付きブロックのガイド溝内に没入するように、また玉受け台が感震動作で下降したときには支柱桿体の下端部がガイド溝下端から下方へ突出してチェーン受具底部を閉じている底蓋を押し下げて開くように、支柱桿体及びガイド溝付きブロックの寸法をそれぞれ定めておくことが好ましい。これにより待機状態で底蓋が故意に開かれても、玉受け台から一体に垂下する支柱桿体には手指や工具等で直接触れることができなくなり、これは防犯上の観点からも望ましい処置である。
尚、以上に述べた受具本体、玉載せ台、ガイド溝付きブロック、固定ブロック、及び振り子桿体の頂部を枢支するためのボス部は、金属製又はエンジニアリングプラスチック製の一体成形品、例えば鋳物や射出成形品によって構成することが可能である。
振り子桿体には、本発明によるドアチェーン装置を待機状態にセットする際に外部から振り子桿体をラッチ位置に移動させるためのセット用ツマミを設けることができる。このツマミの頭部は受具本体に装着される表蓋に設けた穴から露出させておくことができる。
本発明の更に好適な実施形態によるドアチェーン装置は、待機状態においてラッチストッパ機構によるラッチ桿体の係止を外部からワンタッチで素早く解除する手動操作機構を更に備えている。この手動操作機構は、受具本体の外部に配置された操作ボックスと、該操作ボックスに設けられた操作具と、一端部がラッチ桿体の先端部近傍に結合され、他端部が操作具に結合されて、操作具の操作によりラッチストッパ機構によるラッチ桿体の係止を解除する操作ワイヤーとによって構成することが可能である。操作ボックス及び操作ワイヤーは、ドアチェーンの係止状態において制限されたドアの隙間から手の届かない位置に設置できるようにしておくことが望ましい。
本発明の更に好適な実施形態によるドアチェーン装置では、ドアチェーン先端部に結合された係止具の少なくとも表面層が軟質緩衝材で構成されている。これは、感震作動時、或いは手動操作時にチェーン受具の係合溝下端から下方へ落下する係止具が特に幼児の身体に当たったときの衝撃を緩衝するために有効である。
本発明によるドアチェーン装置では、外部から受具本体に伝わる揺れで該本体内の玉載せ台にセットされている感震球体が落下するとドアチェーン係止解除機構が感震球体の落下による荷重の増加で下方へ変位することによりドアチェーン係止具を係合溝から落下させてチェーン受具から離脱させるので、地震が起きた時に非常持ち出し避難用品等の荷物を持ったまま手間のかかるドアチェーンの係止解除操作をせずとも地震による揺れで自動的にドアチェーンの係止を解除でき、また単純な構成の手動操作機構を付設するだけで来客等の必要時にはドアチェーンで制限されたドアの隙間から来客等を確認した後にドア本体を全閉位置に戻す必要なく、そのままワンタッチで素早くドアチェーンの係止を解除でき、いずれの場合も電力及び電気信号に依存することなくドアチェーンの係止を解除することが可能となる。
本発明に係るドアチェーン装置の待機状態における主要部の内部構造を示す図である。 図1に示したドアチェーン装置の感震動作後における主要部の内部構造を示す図である。 本発明に係るドアチェーン装置の表蓋30の斜視図である。
以下、図面に沿って本発明に係るドアチェーン装置の実施形態について説明する。このドアチェーン装置は、図1に示すドアチェーン27、操作ボックス19、及び、チェーン受具によって構成されている。これらのうち、チェーン受具は、図1に示す受具本体1aと、図3に示す表蓋30とによって構成されている。尚、操作ボックス19は、ドアチェーンの係止を手動で解除するためのものである。
図1に示すように、ドアチェーン27は、先端部に係止具26が取り付けられ、基端部には固定板28が連結されている。固定板28は、止めネジ29によって固定側部材(ドア開口周囲のドア枠等)に固定される。一方、チェーン受具(受具本体1a、及び、表蓋30)は、ドア本体に固定される。尚、固定板28をドア本体に固定し、チェーン受具を固定側部材に固定するようにしてもよい。
このドアチェーン装置を使用してドア本体の開口量を制限しようとする場合、ドアチェーン27の先端部に取り付けられている係止具26を、図3に示す表蓋30の脱着用円孔34bから、図1に示す受具本体1aの内部(収納空間1b)に挿入し、落とし込む。そうすると、脱着用円孔34bから下方へ向かって延在する係合溝34aに、係止具26(及び、ドアチェーン27)が、スライド可能な状態で係合する。このように、係止具26が係合溝34aに係合されている状態においては、限定された長さのドアチェーン27が、固定側部材とドア本体との間に掛け渡されて、ドア本体の開口量がドアチェーン27の長さに応じた隙間に制限される。
ここで本発明の構成要素についてそれぞれ詳述すると、まず、チェーン受具を構成する表蓋30は、図3に示すように、両側壁に、受具本体1aに対して固定するためのネジ穴32を備えており、図示しないネジを、これらのネジ穴32に挿通するとともに、ネジの先端を受具本体1aに締結させることにより、表蓋30を受具本体1aに対して固定できるようになっている。
また、表蓋30には、係合溝34a及び脱着用円孔34bが形成されている。脱着用円孔34bは、係止具26を挿通可能な大きさに形成されており、係合溝34aは、脱着用円孔34bから下方へ(縦向きに)直線状に延在し、表蓋30の下端縁まで達している。更に、表蓋30は、枢支部23を基点として開閉可能な底蓋24を有し、表蓋30が受具本体1aに装着固定された状態では、図1に示すように、この底蓋24が、収納空間1bの底部を開閉可能に覆うようになっている。
受具本体1aの収納空間1b内には、受具本体1aに対して固定された山形頂面を有する玉載せ台2と、玉載せ台2の一方の側端部2b上に載置された感震球体3と、感震球体3の落下を受けたときに生じる荷重の増加で下方へ変位することにより係止具26を係合溝34aから下方へ落下させてチェーン受具から離脱させるドアチェーン係止解除機構(玉受け台6、底蓋24等)とが設けられている。
尚、感震球体3は、外部から受具本体1aに伝わる揺れにより、側端部2b上の位置から山形頂面の頂部2aを乗り越えて反対側の側端部2cから下方へと転動落下するようになっている。また、玉載せ台2の山形頂面を形成する一方側の側端部2bから頂部2aに至る上り勾配斜面の長さは2〜3cm程度、頂部2aから反対側の側端部2cへ至る下り勾配斜面の長さは3cm程度となっており、いずれの斜面の勾配も、水平面に対して15〜25度程度となっている。
感震球体3は、玉載せ台2の側端部2cから落下したときに与える衝撃荷重により、ドアチェーン係止解除機構(玉受け台6、底蓋24等)を下方へ変位させるに充分な質量(重量)を有する金属製又はガラス製の球体である。尚、感震球体3として、金属製又はガラス製の球体の表面をプラスチック層で被覆したものを用いることもできる。
また、感震球体3には、受具本体1aの外部へ導出された復帰用糸4(例えば、ポリエチレン製の糸)が連結されている。この復帰用糸4は、感震動作等によって玉載せ台2から玉受け台6上に落下した感震球体3を、表蓋30を外すことなく、また、受具本体1aの収納空間1b内各部に直接手を触れることなく、外部から側端部2bへ復帰できるようにするためのものである。尚、表蓋30の上面には、この復帰用糸4を外部へ導く通し穴31が設けられている。
受具本体1aは、上下に一対のビス穴5a,5bを備えており、これらのビス穴に挿通した止めビスによって、ドア本体(又は固定側部材)に固定することができる。本発明によるドアチェーン装置では、地震による建物が揺れた場合に、感震球体3が玉載せ台2の山形頂面頂部2aを乗り越えて転動落下することにより、非電動純機械的にドアチェーン係止解除機構(玉受け台6、底蓋24等)を作動させるものであるので、建物の構造、立地、高層階か低層階かなど、種々の条件によって地震による揺れ方が異なることに対応すべく、水平面に対する玉載せ台の傾斜角、特に山形頂面の一方の側端部から頂部へ至る上り勾配斜面の傾斜角によって揺れの大きさに対する感震感度を調整することが可能である。図1に示すように、受具本体1aの下部のビス穴5bは、玉載せ台2と固定関係にある受具本体1aの取付姿勢を、水平面に対して傾動調整できるように、上部のビス穴5aを中心とする円弧上で止めビスの固定位置を該円弧の長さ方向に調整可能な長穴状に形成されている。
ドアチェーン係止解除機構は、玉載せ台2の側端部2cから感震球体3の落下を受けたときに生じる荷重の増加で下方へ変位するように収納空間1b内に配置された玉受け台6と、この玉受け台6の下方変位によって係合溝34aの下端部を下方へ向けて開放することにより、係止具26を自重で係合溝34aから落下させてチェーン受具から離脱させるように表蓋30の底部に開閉可能に設けられた底蓋24とを備えている。
ドアチェーン係止解除機構はまた、玉受け台6が感震球体3の落下を受けていない待機状態では、玉受け台6を上昇位置に保持するラッチ桿体11と、ラッチ桿体11と協働して玉受け台6が上昇位置に保持されている状態では係合溝34aの上端部に設けられている脱着用円孔34bから受具本体1a内へ受け入れたドアチェーン先端部の係止具26を受具本体1aの収納空間1b内に保持する係止具支持部材(支持板17a,17b、及び、受板17c)とを収納空間1b内に備えている。ラッチ桿体11と係止具支持部材(支持板17a,17b、及び、受板17c)は、収納空間1b内において頂部15で枢支された振り子桿体14と一体化されており、更に、収納空間1b内には、玉受け台6が上昇位置にあるときにラッチ桿体11をラッチ位置に係止するラッチストッパ機構(固定ブロック10、及び、ストップピン13)と、ラッチ桿体11がラッチ位置から係止を解除されたときに、係止具支持部材(支持板17a,17b、及び、受板17c)による係止具26の保持を解除する向きに振り子桿体14を枢動させる戻しバネ16とが配置されている。図1に示す待機状態では戻しバネ16が伸張状態でバネ荷重による戻し力を、振り子桿体14に作用させており、このバネ荷重に抗してラッチストッパ機構(固定ブロック10、及び、ストップピン13)により、ラッチ桿体11がラッチ位置に係止されている。
ラッチ桿体11は、振り子桿体14から側方へカンチレバー状に延在するバネ板で構成されており、このバネ板の先端部近傍には上向きに突出するストップピン13が設けられ、受具本体側の固定ブロック10の側面にストップピン13を引っ掛けてラッチストッパ機構の機能を達成している。尚、バネ板の胴部には弾性変形の強度を調整するために刳り抜き孔による空洞部12が設けられている。ラッチ桿体11の先端部には、丸いカムフォロワ11aが設けられており、また、玉受け台6の下部には薄肉先端部を下方へ向けた楔形のカムブロック7aが固定されて、カムブロック7aの傾斜カム面にカムフォロワ11aが当接され、この傾斜カム面には玉受け台6が上昇位置にあるときにカムフォロワ11aが嵌合する丸いラッチ凹部7cが設けられ、これにより玉受け台6が上昇位置にある待機状態において、玉受け台6の誤作動による下降を防止する確実なラッチ機能を果たすようにしてある。地震による揺れで感震球体3が玉受け台6に落下したときには、衝撃荷重による玉受け台6の下降変位に伴うカムブロック7aの下降によってラッチ凹部7cに嵌合しているカムフォロワ11aが下方へ変位し、それによりストップピン13が固定ブロック10から外れるので、カムブロック7aの傾斜カム面によるカムフォロワ11aの倣い運動による力と、戻しバネ16のバネ力とによって振り子桿体14と共にラッチ桿体11及び係止具支持部材(支持板17a,17b、及び、受板17c)が時計回りに枢動して係止位置から外れ、従って玉受け台6の下降変位で底蓋24が押し下げられて開かれるので、ドアチェーンの係止具26が係合溝34aの開放された下端部から落下してチェーン受具から離脱し、ドアチェーンの係止が解除される。
振り子桿体14の下部に一体に形成されている係止具支持部材は、上から順に、係合溝34aに係合した係止具26が上方へ引き抜かれないように収納空間1b内に位置する係止具26の頭部を、上下方向に関して移動制限する上下一対の支持板17a,17bと、最下部で係止具26を受け止める受板17cとからなっている。これらの係止具支持部材は、振り子桿体14が図1の状態から時計方向に枢動変位したときに係止具26を解放し、底蓋24が支柱桿体9の下降で押し下げられて開かれれば、係止具26の下方への落下を許容する。また、これらの係止具支持部材に対置されるガイド溝付きブロック8は、防犯上の観点及び安定動作を確保する観点から、収納空間1b内で待機状態にあるときの係止具支持部材とガイド溝付きブロック8との間に係止具26が横振れ及びぐらつきを生じない安定した状態で挟持されるように配置位置及び形状が定められている。
玉受け台6の安定円滑な下降変位を保証するために、玉受け台6の下部には、支柱桿体9が一体に設けられており、この支柱桿体9には、感震動作時におけるラッチストッパ機構による変位抵抗に打ち勝つ充分な質量を持たせるために、カムブロック7aと支柱桿体9の横振れ防止用の平衡ブロック7bが補助的な重錘として支柱桿体9に固定され、これらブロックよりも下方位置で支柱桿体9の下降限位置の規制と昇降移動案内のためのガイド溝付きブロック8が収納空間内で受具本体1bに固定配置されている。この場合、玉受け台6が上昇位置にあるときは、支柱桿体9の下端がガイド溝付きブロック8のガイド溝内に没入し、玉受け台6が感震動作で下降したときには支柱桿体9の下端部がガイド溝下端から下方へ突出して受具本体1aの底部を閉じている底蓋24を開くように支柱桿体9及びガイド溝付きブロック8の縦方向寸法が定められ、これに対応して底蓋24には、底蓋24が閉められた状態でガイド溝付きブロック8の底部に達する高さ寸法の凸部35が設けられている。これらの構造により、待機状態で底蓋24が故意に開かれても玉受け台6から一体に垂下する支柱桿体には、手指や工具等で直接触れることができず、ラッチ桿体11のラッチが故意に解除されることも防止されるので、防犯上の役目が果たされる。
尚、以上に述べた受具本体1a、玉載せ台2、ガイド溝付きブロック8、固定ブロック10、及び、振り子桿体14の頂部15を支持するためのボス部は、金属製又はエンジニアリングプラスチック製の一体成形品、例えば鋳物や射出成形品によって構成可能である。
振り子桿体14には、ドアチェーン装置をドアチェーンの係止が解除された状態(図2)から待機状態(図1)にセットする際に外部から振り子桿体14をラッチ位置に移動させるためのセット用ツマミ18が設けられている。このツマミ18の頭部は受具本体1aに装着された表蓋30に設けられている穴33から露出されている。復帰操作では、復帰用糸4で感震球体3を玉載せ台2の側端部2b上に復帰させてから、底蓋24を閉じ、それによって凸部35により支柱桿体9と玉受け台6が上昇位置に戻された状態で、底蓋24を手指で閉鎖位置に保持したまま、外部に落下した状態の係止具26を脱着用円孔34bから収納空間内に戻す。この際に表蓋30の穴33から露出しているツマミ18を外部から手指で操作して表蓋30で覆われた受具本体1a内の振り子桿体14を反時計回り方向に枢動させ、係止具支持部材(支持板17a,17b、及び、受板17cによって、収納空間1b内で係止具26を保持させる。このように外部からの単純なツマミ操作による振り子桿体14の反時計回り方向の枢動で、ラッチ桿体11の先端部のカムフォロワ11aが、既に上昇位置にあるカムブロック7aのラッチ凹部7cに嵌入すると共に、ストップピン13が固定ブロック10の右側面下縁部にラッチ係合し、ドアチェーン係止解除機構を待機状態に復帰させることが可能である。尚、この場合、復帰操作で閉じた底蓋24から手指を離しても底蓋24を閉鎖位置に保持し続けるように、底蓋24の先端縁と受具本体1aの側面下部との間に凹凸嵌合のスナップ係合部25を設けておいてもよく、但し、このスナップ係合部25は感震作動時等の玉受け台6及びその支柱桿体9の下降動作で係合が解除される程度の、係合強度が比較的軽度のものとすることが好ましい。
図示の実施形態によるドアチェーン装置は、待機状態においてラッチストッパ機構によるラッチ桿体11の係止を外部からワンタッチで素早く解除する手動操作機構を更に備えている。この手動操作機構は、受具本体1aの外部に配置された操作ボックス19と、該操作ボックスに設けられたレバー等の操作具20と、一端部がラッチ桿体11の先端部近傍に結合され、他端部が操作具20に結合されて、操作具20による引っ張り操作によってラッチストッパ機構によるラッチ桿体11の係止を解除する操作ワイヤー21とによって構成されている。操作ボックス19及び操作ワイヤー21は、ドアチェーンの係止状態において制限されたドアの隙間から手の届かない位置に設置され、操作ワイヤー21は操作具20による引っ張り力を、収納空間1b内に固定配置されたガイドポスト22を経由してラッチ桿体11の先端部近傍に下向きの引っ張り力として伝え、ラッチ桿体11を時計回り方向へ枢動させてラッチを解除する。
更に、ドアチェーン先端部に結合された係止具26は、表面層が、合成ゴム等の軟質緩衝材で構成されている。この緩衝材は、感震作動時、或いは、手動操作時にチェーン受具の係合溝34a下端から下方へ落下する係止具26が、身体(特に、幼児の身体)に当たったときの衝撃を緩和する安全上の機能を果たすものである。
尚、ここに例示した実施形態は本発明を限定する意図を含むものではなく、当業者に自明なその変形態様も本発明の技術的範疇に包含されることは述べるまでもない。
1a:受具本体、
1b:収納空間、
2:玉載せ台、
2a:頂部、
2b,2c:側端部、
3:感震球体、
4:復帰用糸、
5a,5b:ビス穴、
6:玉受け台、
7a:カムブロック、
7b:平衡ブロック、
7c:ラッチ凹部、
8:ガイド溝付きブロック、
9:支柱桿体、
10:固定ブロック、
11:ラッチ桿体、
11a:カムフォロワ、
12:空洞部、
13:ストップピン、
14:振り子桿体、
15:頂部、
16:戻しバネ、
17a,17b:支持板、
17c:受板、
18:ツマミ、
19:操作ボックス、
20:操作具、
21:操作ワイヤー、
22:ガイドポスト、
23:枢支部、
24:底蓋、
25:スナップ係合部、
26:係止具、
27:ドアチェーン、
28:固定板、
29:止めネジ、
30:表蓋、
31:通し穴、
32:ネジ穴、
33:穴、
34a:係合溝、
34b:脱着用円孔、
35:凸部

Claims (13)

  1. 先端部に係止具が連結されたドアチェーンと、前記係止具を係合可能な係合溝を有するチェーン受具とによって構成され、前記ドアチェーンの基端部とチェーン受具のうちいずれか一方をドア本体に固定し、他方をドア開口周囲の固定側部材に固定し、前記係止具を前記係合溝に係合した場合に、ドア本体とドア開口周囲の固定側部材との間に前記ドアチェーンが掛け渡されて、ドア本体の開口量をドアチェーンの長さに応じた隙間に制限するドアチェーン装置において、
    前記チェーン受具が、内部に収納空間(1b)を有する受具本体(1a)を備えるとともに、前記係止具(26)を前記収納空間(1b)内に挿入させることができる脱着用円孔(34b)を有し、
    前記チェーン受具の係合溝(34a)が、前記脱着用円孔(34b)から下方へ向かって縦向きに形成され、
    受具本体(1a)の収納空間(1b)内には、受具本体(1a)に固定配置された山形頂面を有する玉載せ台(2)と、前記玉載せ台(2)の一方の側端部(2b)上に載置され、外部から受具本体(1a)に伝わる揺れにより、前記一方の側端部(2b)から前記山形頂面の頂部(2a)を乗り越えて他方の側端部(2c)から下方へと転動落下する感震球体(3)と、該感震球体(3)の落下を受けたときに生じる荷重の増加により下方へ変位して、前記係止具(26)を前記係合溝(34a)から下方へ落下させてチェーン受具から離脱させるドアチェーン係止解除機構(6,24)とが設けられていることを特徴とするドアチェーン装置。
  2. チェーン受具が、受具本体(1a)を覆って前記収納空間(1b)の前面を閉鎖する表蓋(30)を備え、この表蓋(30)にドアチェーン先端部の係止具(26)を係合するための前記係合溝(34a)が縦向きに配置されていることを特徴とする請求項1に記載のドアチェーン装置。
  3. 感震球体(3)に、チェーン受具(1)の外部へ導出された復帰用糸(4)が連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のドアチェーン装置。
  4. 受具本体が、ドア本体又はドア開口固定側部材への固定用ビスを通すために上下一対のビス穴(5a,5b)を備え、これら上下一対のいずれか一方のビス穴が、受具本体の取付姿勢を傾動調整するために他方のビス穴を中心とする円弧上で止めビスの固定位置を該円弧の長さ方向に調整可能な長穴状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のドアチェーン装置。
  5. ドアチェーン係止解除機構が、感震球体(3)の落下を受けたときに生じる荷重の増加で下方へ変位する玉受け台(6)を前記収納空間(1b)内に備えると共に、該玉受け台の下方変位によって前記係合溝(34a)の下端部を下方へ向けて開放することにより前記係止具(26)を自重で前記係合溝(34a)から落下させてチェーン受具から離脱させる底蓋(24)を、チェーン受具の底部に開閉可能に備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のドアチェーン装置。
  6. ドアチェーン係止解除機構が、玉受け台(6)が感震球体(3)の落下を受けていない感震作動待機状態では該玉受け台(6)を上昇位置に保持するラッチ桿体(11)と、該ラッチ桿体(11)と協働して玉受け台(6)が上昇位置に保持されている状態では前記係合溝(34a)上端部の脱着用円孔(34b)から受具本体内へ受け入れたドアチェーン先端部の係止具(26)を受具本体の収納空間内に保持する係止具支持部材(17a,17b,17c)とを前記収納空間内に備え、これらラッチ桿体と係止具支持部材は前記収納空間内に頂部(15)で枢支された振り子桿体(14)に一体化され、更に前記収納空間内には、前記玉受け台(6)が前記上昇位置にあるときに前記ラッチ桿体をラッチ位置に係止するラッチストッパ機構(10,13)と、ラッチ桿体がラッチ位置から係止を解除されたときに前記係止具支持部材による係止具の保持を解除する向きに前記振り子桿体(14)を枢動させる戻しバネ(16)とが配置されていることを特徴とする請求項5に記載のドアチェーン装置。
  7. ラッチ桿体(11)が、振り子桿体(14)から側方へカンチレバー状に延在するバネ板で構成され、このバネ板の先端部近傍に上向きに突出するストップピン(13)が設けられ、受具本体側に固定された固定ブロック(10)の側面にストップピン(13)が係合して前記ラッチストッパ機構が構成されていることを特徴とする請求項6に記載のドアチェーン装置。
  8. ラッチ桿体(11)の先端部にカムフォロワ(11a)が設けられ、玉受け台(6)の下部に薄肉先端部を下方へ向けた楔形のカムブロック(7a)が固定され、該カムブロックの傾斜カム面にカムフォロワが当接され、該傾斜カム面には玉受け台(6)が前記上昇位置にあるときにカムフォロワが嵌合する丸いラッチ凹部(7c)が設けられていることを特徴とする請求項7に記載のドアチェーン装置。
  9. 玉受け台の下部に支柱桿体(9)が一体に設けられ、前記カムブロック(7a)が重錘として前記支柱桿体に固定され、該カムブロックよりも下方位置で支柱桿体の下降限位置の規制と昇降移動案内のためのガイド溝付きブロック(8)が収納空間内で受具本体に固定配置されていることを特徴とする請求項8に記載のドアチェーン装置。
  10. 支柱桿体及びガイド溝付きブロックの寸法が、玉受け台が上昇位置にあるときは支柱桿体の下端部がガイド溝付きブロックのガイド溝内に没入するように、また玉受け台が感震動作で下降したときには支柱桿体の下端部がガイド溝下端から下方へ突出してチェーン受具底部を閉じている底蓋を開くように、それぞれ定められていることを特徴とする請求項9に記載のドアチェーン装置。
  11. 振り子桿体(14)に、感震作動待機状態にセットする際に外部から振り子桿体をラッチ位置に移動させるためのセット用ツマミ(18)が設けられ、該ツマミの頭部が受具本体に装着される表蓋に設けた穴(33)から露出されることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載のドアチェーン装置。
  12. 感震作動待機状態においてラッチストッパ機構によるラッチ桿体の係止を外部から解除する手動操作機構(19,20,21)を更に備え、該手動操作機構が、受具本体(1a)の外部に配置された操作ボックス(19)と、該操作ボックスに設けられた操作具(20)と、一端部がラッチ桿体(11)の先端部近傍に結合され、他端部が操作具(20)に結合されて、操作具の操作によりラッチストッパ機構によるラッチ桿体(11)の係止を解除する操作ワイヤー(21)とを備えていることを特徴とする請求項6〜11のいずれか1項に記載のドアチェーン装置。
  13. ドアチェーン先端部に結合された係止具(26)の少なくとも表面層が軟質緩衝材で構成されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のドアチェーン装置。
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