JP3144509U - 鋼板製物置小屋の自動解錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】地震災害時の混乱する中で合い鍵を持参したり、求めたりすることは、困難な状況が予想される中で、合い鍵なしでも自動的に解錠する装置を提供する。
【解決手段】ロックバーA9に設けたコロ21を移動させる方法としては、振り子式重錘7が前後左右の何れかに振れた場合、重錘吊り下げ軸25に固定された円盤が、円盤の下部中心に付随する半球形突起物が重錘吊り下げ穴との間で回動するため円盤が傾き、押し上げ板27を押し上げるため、同板に固定された押し上げ棒により引き外し板18が上に押されて支点を中心に引き外しレバー19が左上方に移動してコロ21を押すためロックバーA9は、支点A16を中心に爪部11が開くものである。
【選択図】図4

Description

本考案は、鋼板製物置小屋の引き戸の鍵を地震発生と同時に解錠する装置である。
例えば、町内会や自治会等において救命救急器具を保管する小屋を共同設置し、合い鍵を複数の人が管理する方法が一般的であるが、近年管理の引き受け手が少なくなっている現状である。
そこで、一刻を争う救命救急器具を保管小屋から取り出す方法として本装置は、地震と同時に地震の震動を利用して振り子式錘を振らし、その動力で解錠するものである。
現在使用されている多くの小屋は、鋼板製で扉は引き戸であるのでその条件を考慮して考案する必要があった。
従って、解錠機構は引き戸側に付いている従来からの錠前を自動解錠機構に変えずに、戸当たり柱側に本考案の解錠装置を付加することで解錠条件を満たすものである。
即ち、通称鋼板製物置小屋の引き戸用鍵は、合い鍵を鍵穴に差し込んで廻すことによりフックが戸当たり柱の穴の中に回り込み、鉄板に引っ掛かるため施錠される方法の構造である。
そこで、本考案は、戸当たり柱のフックが引っ掛かる部分を切り欠き、障害物をなくするためフックが施錠状態であっても引き戸を開くことができるものとする。
前項の切り欠き部に邪魔板、即ち、スライド式可動板を取り付けることにより切り欠き穴に対して開閉を行うことで、施錠・解錠が可能となるものである。
従って、本考案の装置は、既存の錠前を交換或いは改良することなく、戸当たり柱の穴を大きく切り欠き柱の中に装置を付加するシンプルな方法であるので既設の鋼板製物置小屋にも簡単に施工可能なものである。
故に、本考案の装置は、地震による災害発生時の救助用機材保管庫の鍵を解錠するには、合い鍵を必要とせず地震と同時に自由に引き戸を開けることが可能である。
特に、地震災害時の混乱する中で合い鍵を持参したり、求めたりすることは、困難な状況が予想される中で、合い鍵なしでも自動的に解錠する装置があれば、一刻を争う人命救助に役立つものである。
本案の装置は、一般に使用されている引き戸式鋼板製物置小屋の引き戸側に装着された錠前を取り替えることなく、引き戸とは反対側の戸当り柱の空間を利用して取り付けるものである。
引き戸側に装着された錠前は、鍵を掛けることにより鍵フックが戸当り柱の開口部に入り込み、フックが鉄板に引っ掛かることで施錠される。従って、その引っ掛かり部分を切り取り、その部分にスライド可能な鉄板即ち可動板をあてる。可動板がフックに引っ掛かる位置にあるときは施錠、フックから外れた位置にあるときは解錠になるようにと考えた。
本考案を図面により以下説明する。
図1の概要立体説明図のごとく鋼板製物置小屋の引き戸の鍵は、扉側に出入りする鍵フック型の錠前が装着されており、図のごとく鍵フックが戸当り柱内に弧を描いて入り込み、戸当り柱の鉄板にフックが引っ掛かるため施錠されるものである。
従って、本考案は、戸当り柱(3)の開口部(5)に続けて切り欠き穴(6)を設け、即ち、開口部を縦に大きく開放することによって鍵フックの引っ掛かる部分がなくなるため解錠するものである。
前記の切り欠き穴(6)を塞ぐ可動板(8)は、ロックバーA(9)とロックバーB(10)のコの字型爪部(11)によって挟まれており、スプリングA(12)の戻り収縮力による移動を阻止されている。
解錠に必要な可動板(8)の移動は、ロックバーA(9)とロックバーB(10)がスプリングB(13)によって引き寄せられているため、爪部(11)によって可動板は、停止しておるのでロックバーAとBを左右に広げて爪部(11)から開放する必要があるが、その方法としてロックバーA(9)の下方に設けたコロ(21)を左に押すことで支点A(16)を中心にしてロックバーA(9)の爪部(11)は、右に開き同時に連結桿(22)に接続されたロックバーB(10)の爪部も支点B(17)を中心にして左に開くため、可動板(8)は開放されスプリングA(12)によって引っ張られて移動する。
ロックバーA(9)に設けたコロ(21)を移動させる方法としては、振り子式重錘(7)が前後左右の何れかに振れた場合、重錘吊り下げ軸(25)に固定された円盤(24)が、円盤の下部中心に付随する半球形突起物(24−1)が重錘吊り下げ穴との間で回動するため円盤(24)が傾き、押し上げ板(27)を押し上げるため、同板に固定された押し上げ棒(28)により引き外し板(18)が上に押されて支点C(20)を中心に引き外しレバー(19)が左上方に移動してコロ(21)を押すためロックバーA(9)は、支点A(16)を中心に爪部(11)が開くものである。
前述の押し上げ棒(28)は、ガイド(29)で上下にスライドできるものであり、ガイドは、ガイド固定金具(31)でベース板(14)にネジで固定されている。
よって、押し上げ棒(28)は垂直に移動し、振り子式重錘(7)の運動を確実にコロ(21)に伝達するものである。
振り子式重錘(7)の振れが停止し、重錘に重錘吊り下げ軸(25)を介して接続された円盤(24)の傾きが水平になると、押し上げ板(27)は、スプリングC(30)によって元の位置に戻るため一連の解錠動作は終了する。
一方、本装置を施錠が可能な状態に戻す方法としては、リセットレバー(33)を手で押し下げることにより可動板(8)は、ロックバーA(9)とロックバーB(10)を押し開けながら爪部(11)の位置まで移動させ可動板(8)をロックすることで、鍵フック(2)の引っ掛かりができ施錠可能となる。
リセットレバー(33)は、スライドレール(35)の可動部分に固定されており同レールの固定板は戸当たり柱(3)の側面にネジで固定するものである。
手でリセットレバー(33)を押し下げ、可動板(8)を爪部(11)に嵌った後に手を離すと同レバーは、スプリングC(30)によって引っ張られ元の位置に戻る。
鋼板製物置小屋は多種多様な用途があり、中でも町内会等で防災機器を格納した物置小屋が公園などでよく見受けられる。
それらの物置小屋は、通常は鍵が掛けられておりので扉を開けることは不可能である。従って、地震災害時において合い鍵を求めることが難しいため扉が開かず救助活動が間に合わない場合があると想定される。
そのような事態にならないように、本案の解錠装置を町内会や自治会等の防災機器格納物置小屋に取り付け、震災に備えれば災害の減少に期待できるものと思われる。
以下、本考案の実施形態を説明する。
本考案の解錠装置は電気を一切使用せず振り子式重錘が、地震で揺れる動力を利用して機械的に解錠するシンプルな装置である。
また、本案の解錠装置は民家が倒壊するような地震に対して確実に作動し、解錠するものである。
本考案の解錠装置は、扉側の錠前を取り替えまたは改造することなく、戸当たり柱側に本案の解錠装置を装着することで、既存の鋼板製物置小屋の設計や製造工程を変更することなく、完成後に容易に取り付け可能な方法とした。
本考案の基盤となる図5のベース板(14)に可動板を挟むレール(15)を2本設け、戸当たり柱(3)の内側に上部取り付け穴(36)と下部取り付け穴(37)を用いてビスで戸当たり面(4)の内側に固定する。
また、ベース板(14)の下部に重錘吊り下げ板(23)を直角に設けて振り子式重錘(7)を重錘吊り下げ軸(25)を用いて吊り下げるものとした。
以下、請求項1〜5で述べた方法および図3の施錠時装置斜視図で現したとおり試作品を作り、加振器に取り付けて試験を行った。
試験の結果、重錘吊り下げ軸(25)の長さと振り子式重錘(7)の重量を変更することにより解錠の瞬間、即ち可動板(8)が爪部(11)から外れる瞬間の加速度の値に変化があることが判明した。
その組み合わせにおける測定結果を、数例実施例として次に掲げる。
解錠時加速度は、合成加速度 振幅は、10・20・30・40・50mmとした。
測定1(吊り下げ軸長さ50mm)
Figure 0003144509
測定2(吊り下げ軸長さ75mm)
Figure 0003144509
測定3(吊り下げ軸長さ90mm)
Figure 0003144509
本考案装置取付前の概要立体図 本考案装置取付前の概要断面図 本考案の施錠時装置斜視図 本考案の解錠時装置斜視図 本考案のベース板斜視図 本考案の可動板斜視図 本考案の可動板断面図 本考案の施錠時装置平面図 本考案の解錠時装置平面図 本考案の装置断面図 本考案の押し上げ部施錠時断面図 本考案の押し上げ部解錠時断面図 ベース板平面図 ベース板側面図 リセットバー作動時正面図 リセットバー開放時正面図 リセットバー側面図
符号の説明
1引き戸
2鍵フック
3戸当たり柱
4戸当たり面
5開口部
6切り欠き穴
7振り子式重錘
8可動板
9ロックバーA
10ロックバーB
11爪部
12スプリングA
13スプリングB
14ベース板
15レール
16支点A
17支点B
18引き外し板
19引き外しレバー
20支点C
21コロ
22連結桿
23重錘吊り下げ板
24円盤
24−1半球形突起物
25重錘吊り下げ軸
26重錘吊り下げ穴
27押し上げ板
28押し上げ棒
29ガイド
30スプリングC
31ガイド固定金具
32スプリング留板
33リセットレバー
34リセット押し棒
35スライドレール
36上部取付穴
37下部取付穴

Claims (5)

  1. 地震の振動を利用して鋼板製物置小屋の鍵を、自動的に解錠する方法として、戸当たり柱(3)の開口部(5)に続けて鍵フック(2)の引っ掛かる部分に切り欠き穴(6)を設け、鍵フック(2)を開放することで引き戸を開くことができる解錠装置。
  2. 戸当たり柱(3)の切り欠き穴(6)に、上下に移動可能な可動板(8)をベース板(14)のレール(15)に沿わせてはめ込み、スライドすることで切り欠き穴(6)を塞いだり開いたりして解錠・施錠を可能にした請求項1の解錠装置。
  3. 地震の振動で振り子式重錘(7)が揺れ、その運動で各駆動部を経て可動板(8)がロックバーA(9)とロックバーB(10)の内側に設けたコの字形爪部(11)から外れ、スプリングA(12)によって上に移動するため鍵フック(2)が施錠位置にあるにもかかわらず、引き戸を開くことが可能な請求項1の解錠装置。
  4. 請求項3の可動板(8)を引き外すに必要なロックバーAとBに設けた爪部(11)を開く方法として、振り子式重錘(7)に重錘吊り下げ軸(25)を介し直結された円盤(24)が、振り子式重錘が揺れて傾くと同時に円盤も傾き、従って、円盤の円弧部分で押し上げ板(27)が押し上げられ同板の中央に取り付けた押し上げ棒により引き外し板(18)が支点C(20)を中心に反時計方向に回動し、その運動量により引き外しレバー(19)がコロ(21)を押すことによりロックバーA(9)が支点A(16)を中点に爪部(11)を開き、可動板(8)を開放する請求項1の解錠装置。
  5. ロックバーA(9)の下端に筒状コロ(21)が直角方向に出ており、そのコロを引き外しレバー(19)で押すことによりロックバーA(9)が支点A(16)を中心に回動するため連結桿に接続されたロックバーB(10)も支点B(17)を中心に左に回動し、左右の爪部(11)が開き可動板が開放される請求項1の解錠装置。
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