JP5405163B2 - 建築物の扉の鍵が振動で解ける自己解錠装置 - Google Patents

建築物の扉の鍵が振動で解ける自己解錠装置 Download PDF

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Description

本発明は、建築物の出入り口に設けられた左右両方向へのスライド式両開き引き戸扉の鍵を、前記建築物の振動や地震等の振動を関知して解錠する解錠装置に関する。
本発明の自己解錠装置は、現在製造されている多種類の建築物で鍵フック式錠前を用いた両開き引き戸扉には、建築物の揺れを感知して解錠する自己解錠装置は無かった。
従って本発明は、地震等において人命救助用の機材を建築物内から速やかに取り出すことができる方法として、合い鍵を用いずに扉を開くことができるものである。
しかし、通常は合い鍵を用いて扉の開閉を行うものとする。
また、本発明は災害時の停電や故障等を考慮して、電気エネルギーを一切使用することなく、地震等の揺れを直接利用して全て機械的要素を用いて構成する必要があった。
尚、本発明の自己解錠装置は、扉の開閉動作による振動や外部から扉をたたいた場合の衝撃等によって解錠することがないような構造にする必要があった。
従って、前記扉の振動に反応しない場所に揺れを感知する駆動部Aを取り付け、動力を伝達する連結部Bを介して解錠部Cに設けられた契合摺動板(15)を駆動するものとした。
また、本発明は施錠側扉(1)に取り付けられた既存のフック式錠前(3)を取り替えまたは加工することなく、受け側扉(2)の合わせ面(2a)に設けられた鍵フック穴(4)を上または下方向に鍵フックが外れる大きさに切り広げ、その部分にスライド可能な契合摺動板(15)を設け、該契合摺動板のスライド移動で鍵フックが外れ、解錠可能とした方法である。
しかし、前記契合摺動板(15)が装着された受け側扉(2)は、扉の開閉操作と共に該契合摺動板を含む解錠部Cが移動するので動力伝達を行う牽引ワイヤー(10)の端部が前記契合摺動板を上方に移動させる引き上げ棒(13)との係合が外れるために前記契合摺動板に動力が伝わらない。
従って、本発明では前記牽引ワイヤーをワイヤーガイド(9)の中を通して該ワイヤーガイドの両端を固定し、該牽引ワイヤーの他端に連結金具(7)を設け、受け側扉が閉状態時にのみバネの反発動力が伝達可能となる方法を講じた。
前記連結金具により、契合摺動板(15)を移動、即ち、スライドさせる方法として該契合摺動板に軸着された引き上げ棒(13)に冠着された引き上げ板(6)が前記連結金具に設けられた連結口(17)に入り込み前記引き上げ板を連結金具が引き上げることにより該契合摺動板が上方に移動するものとする。
特開平11−107596号公報 登録実用新案第3147785号公報 登録実用新案第3145311号公報 登録実用新案第3144509号公報 登録実用新案第3148810号公報
前記特許文献3および特許文献4および5の片開き引き戸扉用解錠装置は、振動によってラッチ機構(8)のロックを外す錘(14)を有する駆動部Aと契合摺動板(15)を有する解錠部Bが一体に構成されておるため、両開き引き戸扉に取り付けた場合には、扉の開閉操作による振動が錘に加わるため、両開き引き戸扉には使用できないものである。
即ち、建築物に用いる両開き引き戸扉に前記片開き引き戸扉用解錠装置を装着した場合は、扉の開閉振動で錘が揺れてロックが外れ本発明の目的とする地震等の揺れ以外においても解錠することになる。
従って、本発明では錘を含む駆動部分を扉とは切り離し、安定した柱あるいは梁または壁に固定する必要があった。
また、本発明では既存の錠前(3)を取り替えたり手を加えたりすることなく反錠前側扉、即ち受け側扉(2)の方を加工することで解錠可能な構造とする方が簡単であり、合い鍵による平時の解・施錠操作にも影響を受けないものである。
また、前記受け側扉に解錠装置を付けた場合は扉の開閉に伴い解錠部も移動するので前記駆動部Aの動力が解錠部Cに連結しない課題を解決する必要があった。
前記課題を解決するための手段として本発明の自己解錠装置は、片開き戸扉用としてすでに実用新案登録第3144509号と実用新案登録第3145311号で当発明者が考案、また登録第3148810号で同一出願人が出願したものを改良発明することにより両開き引き戸扉にも使用できる発明とした。
本発明の自己解錠装置を装着前の扉の施解錠は、左右扉が合わされた状態で前記左右扉の何れか一方の扉の合わせ面(2a)に設けられた鍵フック穴に、他方扉に取り付けられた錠前(3)に合い鍵を挿入し、挿入された合い鍵の回動操作に連動して回動自在な鍵フック(5)が、前記鍵フック穴に回動しながら入り込み該鍵フック穴の上部鉄板に鍵フックが引っ掛かることで契合する。
本発明の自己解錠装置は前記鍵フック穴を前記鍵フックの引っかかり部分を切り欠き、その部分を塞ぐように契合摺動板(15)をスライド可能な方法で装着することで鍵フックが引っ掛かり、即ち施錠となり、前記契合摺動板を上方に移動することで鍵フックが引っ掛かりから解放され解錠となる。
従って、前記の契合摺動板をスライド移動する手段として、本発明の自己解錠装置は、錘の揺れによりバネの圧縮を解放してその反発力を契合摺動板の移動手段とする。
前記バネの圧縮を開放した反発力を契合摺動板(15)に伝達する手段として、本発明の自己解錠装置は、ラッチ機構(8)を有する前記駆動部Aと動力を伝達する前記連結部Bと、鍵フック(5)を解く前記解錠部Cで構成されており、この三部分と、駆動部Aと連結部を接続する前記牽引ワイヤーおよび連結部Bと解錠部Cを接続する前記引き上げ棒を含む一連の機構を一括して自己解錠装置として課題を解決する手段とした。
また、前記バネの圧縮を開放する機構としては駆動部Aに設けられた錘(14)を吊下げ軸(41)の下端に取り付け、該吊り下げ軸の上端には半球状体の突起を有する円板(35)が軸着され、前記半球状体の突起が自由に回動可能な軸支板(38)に設けられた吊り下げ穴(38a)によって保持され、前記錘が所定の振幅で振れたとき吊り下げ軸も前記錘の振幅角度で前記半球状体突起を中心に傾斜し、前記吊り下げ軸の上端に固着された円盤も吊り下げ軸の振れ角度に合わせて傾斜することで、前記円盤の外周側端部が押し上げ板(33)を上方に押し上げ該押し上げ板に固着された押し上げ棒(40)が更に引き外し板(34)を押し上げる。
そのため、前記引き外し板は、支点(36)を中心にして回動するため前記引き外し板に固着された引き外しレバー(37)がロックピン(25)に設けられたストッパーリング(39)を挿嵌方向に押すことにより前記ロックピンがロックピンホルダー(30)内に滑動し、前記ロックピンがロックバー(26)に設けられた係止穴(28)から離脱するため、ラッチが解除され前記ロックバーは、押しバネ(12)又は引きバネの反発力を前記ロックバーに繋止された牽引ワイヤー(10)で前記契合摺動板(15)をスライドさせるラッチ機構から成る。
前記ラッチ機構の押しバネまたは引きバネの反発力を牽引ワイヤー(10)を通じて、契合摺動板(15)に伝達する中継機構として、上下にスライドするコの字形連結金具(7)を前記牽引ワイヤーに繋止し、駆動部の動力を解錠部に伝達する中継機構、即ち連結部を有する。
前記連結金具は上下に直動可能とするため、連結金具ガイド棒(18)により案内され前記連結金具の下部に連結口(17)を設け、該連結口に受け側扉(2)に契合摺動板(15)の直動用引き上げ棒(13)を軸着し、該引き上げ棒の上端に引き上げ板(6)を冠着し、前記連結金具の下面に設けられた前記連結口に滑合することにより、前記ラッチ機構の押しバネまたは引きバネの反発力を、該連結金具を介して前記契合摺動板をスライド移動させる。
前記ラッチ機構が建築物の振動によりロックが外れ、押しバネまたは引きバネの反発力を前記牽引ワイヤーと前記コの字形連結金具を用いて、引き戸式扉の受け側扉(2)に装着された前記契合摺動板(15)をスライド移動する。
該契合摺動板は、契合板ガイド(20)により前記受け側扉の対向面の面板との間に復動可能な状態で挟着を行う。
前記契合板ガイド(20)を扉に装着する方法としては、いたづらや盗難予防のため扉の表面にネジ頭等が突出することなく固着する方法として図14および図17と図18の如く前記契合板ガイドは、L字形の一辺にメスねじを設け、扉内側折り曲げ部にネジ穴を設けて、ねじで前記契合板ガイドを固着する。
従って、前記契合摺動板は前記契合板ガイドと扉の合わせ面(2a)の鋼板との間に前記契合摺動板がスライド可能な僅かな隙間を有して添着する。
以上、駆動部に設けられた前記錘が所定の振幅で振れたとき、ロックが解除され、その後一連の駆動連鎖により、最終目的の契合摺動版のスライドにより契合解除をなすものである。
前記バネの反発力を契合摺動板(15)に伝達する方法としては、牽引ワイヤー(10)により伝達するものであるが、扉の開閉に伴いワイヤーが伸び縮みするため扉の開閉範囲が制限され全開不可能となる。
従って、本発明の自己解錠装置では前記連結部Bを扉と牽引ワイヤー(10)の間に設けて扉が閉状態のときにのみ契合摺動板(15)に動力が伝達されるものとした。
本発明は、救命救急機器保管庫に装着することで地震等により民家や建築物が倒壊した場合に、人命を救出する救命救急機器を合い鍵必要とせず格納庫から直ちに取り出し、多数の人が人命救助に携われることができる効果がある。
また、多くの町内会等では、防災機器格納庫の設置がなされているが、近年の高齢化に伴い複数の合い鍵を用意しても引き受け手が少ない問題も解決できる。
本発明の自己解錠装置は、防災機器格納庫以外の緊急避難用扉においても、応用設置が可能である。
本装置の全体を表す装着図。 本装置の全体を表す系統図。 本装置駆動部の施錠状態を表す正面図。 本装置駆動部の解錠状態を表す正面図。 駆動部ラッチ機構の施錠状態を表す断面図。 駆動部ラッチ機構の解錠状態を表す断面図。 駆動部牽引機構の施錠状態斜視図。 駆動部牽引機構の解錠状態斜視図。 連結部の支持金具平面図。 連結部の支持金具正面図。 連結部の支持金具側面図(A)。 連結部の支持金具側面図(B)。 連結部の連結金具底面図。 解錠部の扉取付部品立体図。 連結部の連結金具立体図。 連結部の引き上げ軸立体図。 解錠部の契合板取付立体図。 解錠部の契合板ガイド組立図。 解錠部契合板の平面・正面・側面図。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
本発明は、大別すると図1に示すごとく駆動部A、連結部B、解錠部C、の三部分から成り、また、それぞれを連接する部品と合わせて構成する自己解錠装置である。
前記駆動部Aには、図2の系統図に示す如く、建築物の振動で自由に振れる錘(14)を用いたラッチ機構(8)に装着したロックバー(26)が、ロックピン(25)により押しバネ(12)の反発力を阻止し、係止される。
錘(14)が建築物の振動によって振れると引き外しレバー(37)がロックピン(25)をロックピンホルダー(30)内に押し込む。
従って、ロックバー(26)は前記ロックピンから開放されることで、押しバネ(12)の反発力によりロックバー(26)を下方に移動させる。
そのため、ロックバー(26)の上端に繋止された牽引ワイヤー(10)によって連接された連結金具(7)が上方にスライドする。
図13の連結金具(7)の連結口(17)に受け側扉(2)を閉めると、図14の引き上げ棒(13)に軸着した引き上げ板(6)が滑合する。また、扉を閉める加勢により前記連結金具および前記引き上げ棒の破損を防止する扉ストッパー(2a)により、左右の扉に付加した扉ストッパー受け(2b)によって定位置で停止する。
連結金具(7)が上方にスライドすると、引き上げ板(6)も同時に引き上げられるので、軸着された引き上げ棒(13)も上に引っ張られる。従って、引き上げ棒(13)に吊着された契合摺動板(15)が上に移動することで、鍵フック(5)の引っ掛かりがなくなり、目的の解錠状態となる。
解錠部Cに装着された契合摺動板(15)は、受け側扉(2)に設けられた鍵フック穴(23)を塞ぐように契合板ガイド(20)により摺動可能な程度に挟着する。
契合板(15)に引き上げ棒(13)を結合し、上端に引き上げ板(6)を装着する。引き上げ板は受け側扉(2)が閉まると連結金具(7)の連結口(17)に入り込み、連結されることで解錠可能な状態となる。
解錠時の連結金具(7)は、ラッチ機構(8)の動作により押しバネ(12)の反発力が働き、牽引ワイヤー(10)によって引っ張られると連結金具ガイド棒(18)に沿って上にスライドする。
連結金具(7)を元の位置に戻す方法としては、リセット環(27)を下に引っ張ることで連結金具(7)は下にさがり、受け側扉に設けられた引き上げ棒(13)および該引き上げ棒に冠着された引き上げ板(6)を受け入れ可能な状態の位置にセットする。
即ち、リセット環(27)を引っ張ることで連結金具(7)に繋止された牽引ワイヤー(10)の他端に、更にロックバー(26)が繋止されており、ロックバー(26)が移動することによりロックピン(25)がロックバー(26)に設けられた係止穴(28)に入り込みロックバー(26)は係止される。
リセット操作による一連の動作を説明すると、リセット環(27)を手で引っ張ると連結金具(7)が下がり続いて牽引ワイヤー(10)を通じロックバー(26)が引き上げられ、同時に押しバネ(12)を圧縮し、ロックピン(25)がロックバーの係止穴(28)に噛込む。
この状態により、合い鍵を用いて施解錠ができる通常の両開き引き戸扉として使用可能となる。
先ず、本発明の自己解錠装置取り付け前に図1における鍵フック穴(4)を鍵フックが(5)が開放される大きさに切り欠くき広げる。
図1および図2は、装置全体を表す図である。
本発明は、施錠側扉(1)に装着された既存の錠前(3)を取り替えることなく、受け側扉(2)に契合摺動板(15)および該契合摺動板を引き上げる引き上げ板(6)を軸着した引き上げ棒(13)を装着する。
図2および図10の支持金具(11)を扉の上枠または桁に固定し、該支持金具には、上下に摺動可能な連結金具(7)が装着されており、連結金具には牽引ワイヤー(10)が繋止めされている。
牽引ワイヤー(10)は、ワイヤーガイド(9)の中に挿通し他端はロックバー(26)に繋止されている。
ロックバーは、押しバネ(12)によって絶えず下方にスライドするように反発力が加わっているが、振り子式解錠装置(8)に遊挿されたロックピン(25)によって係止される。
本発明は、一般市販製品の物置や倉庫等、防災用機器等の保管庫として使用中のものや、新規に設置するものに装着可能であるので、利用可能性は非常に高い。
また、本発明の自己解錠装置は、建築物の非常口や非常階段の扉に取り付ければ、地震や竜巻等で建築物が倒壊する恐れのある場合は、自己解錠により避難が容易である。
1施錠側扉
1a扉ストッパー
1b扉ストッパー受け
2受け側扉
2a対向面
2b扉ストッパー受け
2c合わせ面
3錠前
4鍵フック穴
5鍵フック
6引き上げ板
7連結金具
7Aガイド穴
8ラッチ機構
9ワイヤーガイド
9aワイヤーガイド固定金具
10牽引ワイヤー
11支持金具
12押しバネ
13引き上げ棒
14振り子式重錘
15契合摺動板
16押しバネ
17連結口
18連結金具ガイド棒
19ロッドガイド
20可動板ガイド
21連結金具押しバネ
22ガイド棒固定板
23鍵フック穴
24契合板ガイド取付穴
25ロックピン
26ロックバー
27リセット環
28係止穴
38a吊り下げ穴
29ロックスプリング
30ロックピンホルダー
31ロックバーガイド
32押し上げ棒ガイド
33押し上げ板
34引き外し板
35円盤
36支点
37引き外しレバー
38軸支板
39ストッパーリング

Claims (4)

  1. 建築物本体内部への出入り口を遮断して設けられた左右両方向へスライドにより開閉される1対の引き戸式扉を前記建築物が大きく揺れる地震または強風時において前記扉の鍵を電気を一切使用せずに全て機械的に自己解錠を行う装置としての駆動部Aと、
    該駆動部の動力を解錠部Cに伝達する連結部Bと、
    前記解錠部Cと
    それらをそれぞれ接続する接続部品から構成され、地震または強風時以外においては前記建築物の施錠側扉(1)に取り付けられた既存の錠前(3)を人的操作により自由に該扉の解錠、施錠が可能であるが前記建築物が前後左右に大きく揺れた場合は、前記駆動部Aに装着された錘(14)の揺れが一定の振幅に達したときラッチ機構(8)が解除されて前記駆動部Aに内設されたバネのロックを外し、その反発力を牽引ワイヤー(10)及び前記連結部B並びに各接続部品を通じて前記解錠部Cに動力を伝達し、該解錠部に設けられた契合摺動板(15)を移動することで前記既存の錠前に係着された鍵フック(5)が契合から解放されることにより前記扉を開くことが可能となる自己解錠装置であり、前記駆動部Aは扉の開閉動作においても前記錘が追動することのない建築物本体の柱または壁或いは梁等の安定した箇所に固定することで平時は前記錘が垂下状態を保つことにより前記契合摺動板も移動することなく前記鍵フックによる扉の契合が可能となるが、前記解錠部Cが装着された受け側扉(2)の開閉操作によって該解錠部Cの位置が扉の移動に伴い移動するため前記駆動部Aの動力が解錠部Cに伝達されないが故に連結部Bを設けて前記受け側扉(2)が閉まる位置に移動した場合においてのみ前記駆動部の動力が前記解錠部に伝達可能となるように連結金具(7)に引き上げ板(6)が嵌入されて駆動部内のバネの反発力が牽引ワイヤー(10)を引っ張ることによって該連結部の連結金具(7)が上方に滑動すること引き上げ棒(13)が引き上げられて該引き上げ棒の下端に掛着された契合摺動板(15)を同時に上方に移動することで鍵フック(5)の契合を開放する手段を特長とする自己解錠装置。
  2. 前記駆動部Aに装着された錘(14)は、吊下げ軸(41)の下端に取り付けられ、該吊り下げ軸の上端には半球状体の半球突起(38b)を有する円板(35)が固着され、該半球突起が自由に回動可能な軸支板(38)に設けられた吊り下げ穴(38a)によって懸垂を保持し、前記錘が所定の振幅で振れたとき吊り下げ軸も該錘の振幅角度で前記半球突起を中心に傾斜し、前記吊り下げ軸の上端に固着された円盤も吊り下げ軸の振れ角度に合わせて傾斜することで、前記円盤の外周側端部が押し上げ板を上方に押し上げ、押し上げ板(33)に固着された押し上げ棒(40)が更に引き外し板を押し上げるため、該引き外し板は支点(36)を中心にして回動するため前記引き外し板に固着された引き外しレバー(37)がロックピン(25)に設けられたストッパーリング(39)を挿嵌方向に押すことにより前記ロックピンがロックピンホルダー(30)内に滑動し、前記ロックピンがロックバー(26)に設けられた係止穴(28)から離脱するためロックが解除され、前記ロックバーは、押しバネ(12)又は引きバネの反発力をロックバーに繋止された牽引ワイヤー(10)で前記契合摺動板を上方に移動させるラッチ機構を有する特長を持つ請求項1の自己解錠装置。
  3. 前記駆動部Aに内設された押しバネ(12)または引きバネの反発力を牽引ワイヤー(10)を介して契合摺動板(15)に伝達する中継機構として連結部Bを設け上下にスライド可能なるコ字形またはU字形連結金具(7)を前記牽引ワイヤーに繋止し、該連結金具の上下動を可能とするため、該連結金具に設けられたガイド穴(7A)を連結金具ガイド棒(18)を挿通することにより該連結金具は上下に案内され前記連結金具の下部に連結口(17)を設け、該連結口に受け側扉(2)に前記契合摺動板の直動用引き上げ棒(13)を軸着し、該引き上げ棒の上端に引き上げ板(6)を冠着し、前記連結金具の下面に設けられた前記連結口に滑合することにより前記押しバネまたは引きバネの反発力を該連結金具を介して前記契合摺動板を移動させることを特長とする請求項1または請求項2の自己解錠装置。
  4. 前記契合摺動板(15)を移動するスライド可能な鋏着方法として、受け側扉(2)の合わせ面(2a)に設けられた鍵フック穴(4)の位置に、契合板ガイド(20)を前記契合摺動板がスライド可能なように前記合わせ面と契合板ガイド(20)とに間隙を設けて扉内側の面に該契合板ガイドを固着することで前記契合摺動板の移動を可能にし、鍵フック(5)との契合または離隔を行う請求項1の自己解錠装置。
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