JP5319224B2 - 組電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の二次電池を有する組電池システムに係り、特に内部短絡など一部の二次電池に異常があった場合の安全性を改善した組電池システムに関するものである。
最近、携帯電話やノートPC(パーソナルコンピュータ)など、小型情報機器用の電源として、高エネルギー密度を有する二次電池が開発され、利用されている。このような二次電池は、それぞれ適用される機器に必要な電圧及び電流に応じて複数の二次電池を直列または並列に接続した組電池として利用されることがある。これまでの小型情報機器では、二次電池の直列接続数又は並列接続数ともにせいぜい1〜3個程度がほとんどであった。
しかし、近年になって、二次電池の用途は情報機器に止まらず、家電、パワーツール、アシスト自転車、ハイブリッド自動車など、高出力化、高電圧化の方向へさらに急速な広がりを見せており、これに伴い、組電池全体として要求されるエネルギー量も増大している。
このような要求に対し、二次電池を用いた組電池の電池容量は、基本的に任意に設計可能であることから、例えば要求される電圧の増加に対しては二次電池の直列数を増加して対応し、また、要求される容量の増加に対しては二次電池自身の電池容量の増大で対応することが可能である。しかし、二次電池の電池容量を増大させるには限界があり、二次電池を多数並列接続する必要がある場合や並列接続した方が好ましい場合がある。前者は電力貯蔵のように必要な容量が巨大で、1個の単電池では実現が困難な場合である。また後者は、量の大きな単電池では安全性の担保が難しい場合である。
一般に、電池は容量が大きいほど、放熱されにくくなって温度上昇しやすく、また内部短絡など一部分に電池のエネルギーが集中するような故障が発生した場合に安全性が低下することが知られている。そこで、必要な安全性が確保された単電池を複数直列接続したり複数並列接続したり、或いは複数個ずつ直並列させて必要な容量を得るのが望ましいとされている。
ここで、上記のように、並列接続と直列接続とを両方含む組電池においては、基本的に2種類の接続方法がある。一方は、先に複数の単電池を並列接続してブロックとし、このブロックを複数直列接続して組電池を構成する並・直列接続構成と、他方は先に複数の単電池を直列接続してブロックとし、このブロックを複数並列接続して組電池を構成する直・並列接続構成である。さらに、直・並・直・・などのように、更に何段階にも組み合わせる場合もありうるが、その場合は一部分に注目すれば前記の2種類のいずれか、あるいは両方を含むことになる。
そして、前者の並・直列接続の場合、並列接続されたブロックは電池電圧という観点では一体とみなすことができるため、直列数分だけの電池電圧を測定すればよく、保護回路の構成が比較的簡単にできるという長所がある。反面、並列のブロックを構成する単電池の一つで内部短絡などの事故が発生した場合、短絡部にその単電池のエネルギーのみならず、同じ並列ブロック内の他の単電池のエネルギーも集中し、発熱が増大し、発火や破裂に至る可能性が高くなる。つまり、並列数ぶんに相当する、より大きな単電池を用いる場合と類似した状態となる。一方、後者の直・並列の場合には、直列ブロックのうち一つの単電池で内部短絡などの事故が発生した場合でも、直列ブロックの外側から供給される電流は、事故電池と同じ直列ブロックの他の電池を充電しながら事故電池に供給されるため、並・直列よりもエネルギーの集中度合いは少なく、安全性が高い。しかし、組電池を構成する単電池すべてが独立した電圧をとり得るため、単電池電圧ばらつきによる過充電や過放電を防止するためには全ての単電池の電圧を監視する必要があり、保護回路の構成が非常に複雑になるという問題がある。また、電圧測定線の本数の増加は、組電池全体の信頼性という観点からも好ましくない。
このような両者の問題を回避する方法として、特許文献1に開示される二次電池の保護装置としてヒューズを用いる方法がある。このようなヒューズを用いる場合、上述した前者の並・直列接続のパターンのものは、各単電池に直列にヒューズを挿入してから並列ブロックを構成し、さらにそれを直列接続して組電池を構成するという方法がある。この方法によれば、並列のブロックを構成する単電池の1つで内部短絡などの事故が発生した場合であっても、短絡部に同じ並列ブロック内の他の単電池から短絡電流が流れた時点でヒューズが遮断されるので、短絡電池自体は単独の内部短絡に近い安全性が確保される。
特開2001−352666号公報
このようにしてヒューズが遮断された場合、組電池全体に関して、組電池が並列接続のみから構成されていれば、短絡電池が隔離されても組電池容量が減少するだけで重大な問題にはならない場合もある。
しかし、並列ブロックを更に直列に接続したような組電池の場合は、ヒューズが遮断されて容量の大きく減少した並列ブロックが過充電や過放電状態になりやすく、危険な状態となりやすい。したがって、このような構成の組電池においては、ヒューズの遮断を検出し、ヒューズが遮断された場合に組電池の充放電を停止するか、もしくは制限することが重要である。しかし、ヒューズによって短絡電池が組電池から隔離されても、組電池を制御している保護回路はその短絡電池を含む並列ブロックの他の正常な単電池の電圧を測定しているため、ヒューズが遮断されたという異常を検出するのが困難になるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、一部の単電池に異常があった場合も高い安全性を確保できる組電池システムを提供することを目的とする。
本発明にかかる組電池システムは、
単電池とヒューズを直列接続してなる単電池ブロックを複数並列接続して構成される並列ブロックをさらに複数直列接続した組電池と、
前記単電池ブロックごとのヒューズに接続され、該ヒューズの遮断により動作の状態を変化するヒューズ監視用素子と、
前記ヒューズ監視用素子の動作の状態変化を監視し前記ヒューズの遮断を検出するヒューズ監視手段と、
前記組電池に接続された充放電制御手段と、
前記ヒューズ監視手段の検出出力により前記充放電制御手段に指示を与えることにより前記組電池の充放電を制御する制御手段と、
を具備したことを特徴としている。
本発明によれば、一部の単電池に異常があった場合も高い安全性を確保できる組電池システムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明にかかる組電池システムの概略構成を示している。
図1において、実線で囲んだ1−11、1−12、…1−1nは、単電池ブロックを示している。ここで、nは並列ブロックを構成する単電池数である。これら複数の単電池ブロック1−11、1−12、…1−1nは、並列接続され、並列ブロック2−1を構成している。単電池ブロック1−11は、単電池3−11の正極側にヒューズ4−11を直列接続した構成になっている。この場合、単電池3−11には、リチウムイオン電池などの二次電池が用いられ、また、ヒューズ4−11には、所定の電流で溶断される電流ヒューズが用いられる。
他の単電池ブロック1−12、…1−1nについても同様で、単電池ブロック1−12は、単電池3−12とヒューズ4−12を直列接続した構成からなり、単電池ブロック1−1nは、単電池3−1nとヒューズ4−1nを直列接続した構成からなっている。
そして、このような並列ブロック2−1には、複数の並列ブロック2−2…、2−mが直列に接続され、組電池5を構成している。ここで、mは、組電池を構成する並列ブロック数である。これら並列ブロック2−2、…2−mについても並列ブロック2−1と同様に構成されている。この場合、並列ブロック2−2は、符号1に添え字21、…2nを付した単電池ブロックを有し、これら単電池ブロック1−21、…1−2nは、符号3に添え字21、…2nを付した単電池、符号4に添え字21、…2nを付したヒューズを有している。さらに、並列ブロック2−mについても、符号1に添え字m1、…mnを付した単電池ブロックを有し、これら単電池ブロック1−m1、…1−mnは、符号3に添え字m1、…mnを付した単電池、符号4に添え字m1、…mnを付したヒューズを有している。
並列ブロック2−1を構成する単電池ブロック1−11〜1−1nのそれぞれのヒューズ4−11〜4−1nには、ヒューズ監視用素子としてNチャンネルのMOS−FET6−11〜6−1nが各別に接続されている。これらNチャンネルのMOS−FET6−11〜6−1nは、ヒューズ遮断によりオン動作して動作の状態を変化するものである。この場合、MOS−FET6−11は、ソースがヒューズ4−11の電池側Q(単電池3−11の正極側)に、ゲートがヒューズ4−11の負荷側P(単電池3−11と反対側)にそれぞれ接続されている。他のMOS−FET6−12〜6−1nについても同様である。そして、これらMOS−FET6−11〜6−1nのドレインは共通接続され、この接続点よりヒューズ監視線7−1が導出され、保護回路9のヒューズ監視手段10に接続される。ヒューズ監視手段10については後述する。
他の並列ブロック2−2〜2−mについても並列ブロック2−1と同様で、並列ブロック2−2を構成する単電池ブロック1−21〜1−2nのそれぞれのヒューズ4−21〜4−2nには、ヒューズ監視用素子としてNチャンネルのMOS−FET6−21〜6−2nが各別に接続され、並列ブロック2−mを構成する単電池ブロック1−m1〜1−mnのそれぞれのヒューズ4−m1〜4−mnにも、NチャンネルのMOS−FET6−m1〜6−mnが各別に接続されている。
また、MOS−FET6−21〜6−2nのドレインは共通接続され、この接続点よりヒューズ監視線7−2が導出され、さらにMOS−FET6−m1〜6−mnのドレインも共通接続され、この接続点よりヒューズ監視線7−mが導出され、これらヒューズ監視線7−2〜7−mも、それぞれ保護回路9のヒューズ監視手段10に接続される。
また、並列ブロック2−1〜2−mのそれぞれの両端には、単電池電圧測定線8−0、8−1〜8−mが接続され、これら単電池電圧測定線8−0、8−1〜8−mは、保護回路9の単電池電圧測定手段11に接続される。この単電池電圧測定手段11についても後述する。
一方、保護回路9は、ヒューズ監視手段10、単電池電圧測定手段11、電流測定手段12、制御手段13、充放電制御手段としての充放電制御スイッチ14、電流検出抵抗15を有している。
ヒューズ監視手段10は、MOS−FET6−11〜6−mnの状態変化を監視し、ヒューズ4−11〜4−mnの遮断を検出する。この場合、ヒューズ監視手段10には、各並列ブロック2−1〜2−mから導出されるヒューズ監視線7−1〜7−mが接続され、これらヒューズ監視線7−1〜7−mを通して並列ブロック2−1〜2−mごとにヒューズ遮断を監視し、ヒューズ遮断を検知すると、その旨の情報を制御手段13に伝達する。つまり、ヒューズ監視手段10は、ヒューズ4−11〜4−mnのいずれかの遮断により、遮断したヒューズ4−11〜4−mnに対応するMOS−FET6−11〜6−mnのオン動作にともなう状態変化を、ヒューズ監視線7−1〜7−mに流れる電流により検出し、ヒューズ遮断を検知する。
単電池電圧測定手段11は、各並列ブロック2−1〜2−mに対応する単電池電圧測定線8−0〜8−mが接続され、各並列ブロック2−1〜2−mの端子電圧、つまり単電池電圧を測定し、これらの測定結果を制御手段13に伝達する。電流測定手段12は、組電池5に直列に接続される電流検出抵抗15に流れる電流、つまり組電池5全体に流れる電流を測定し、その測定結果を制御手段13に伝達する。
充放電制御スイッチ14は、組電池5に直列に接続され、制御手段13の指示に従ってオンオフされる。この場合、充放電制御スイッチ14には、負荷16及び充電電源17が接続され、制御手段13の指示により組電池5より負荷16に対する放電及び充電電源17による組電池5に対する充電の許可又は禁止を制御する。
制御手段13は、図2に示すように、入力部13−1、出力部13−2、記憶部13−3、処理演算部13−4、電源部13−5を有する。処理演算部13−4には中央演算装置(CPU)、記憶部13−3には汎用のメモリー等を用いることができる。制御手段13は、ヒューズ監視手段10、単電池電圧測定手段11、電流測定手段12から入力部13−1に入力される情報、及び記憶部13−3に予め格納された情報に基づいて処理演算部13−4において情報の加工等を行い、この結果に基づいて、出力部13−2から充放電制御手段である充放電制御スイッチ14に指示を与えることにより、充放電制御スイッチ14のオンオフを制御する。この場合、制御手段13は、ヒューズ監視手段10からヒューズ遮断の検知情報を受取ると、充放電制御スイッチ14を強制的にオフにして組電池5より負荷16に対する放電及び充電電源17による組電池5に対する充電の全てを禁止する。また、制御手段13は、単電池電圧測定手段11の測定結果から並列ブロック2−1〜2−nの一部が過充電電圧あるいは過放電電圧に達したことを検出した場合及び電流測定手段12の測定結果から電流検出抵抗15に流れる過電流を検出した場合も、充放電制御スイッチ14を強制的にオフにして組電池5より負荷16に対する放電及び充電電源17による組電池5に対する充電の全てを禁止することができる。例えば、このような制御の方法は予め記憶部13−3に記憶され、処理演算部13−4で適宜参照されることにより、実行することが可能である。
次に、このように構成された実施の形態の作用を説明する。
いま、組電池5全体が正常に動作している場合、各並列ブロック2−1〜2−mの全てのヒューズ4−11〜4−mnは、正常で導通状態にある。この場合、組電池5が充放電される時でも全てのヒューズ4−11〜4−mnの両端に発生する電圧は微小であり、これらヒューズ4−11〜4−mnに接続された全てのMOS−FET6−11〜6−mnは、ゲート・ソース間電圧が微小であるために、ドレイン・ソース間はオフ状態である。
この状態で、組電池5を構成する単電池3−11〜3−mnのうちの一つで内部短絡が発生したような場合、例えば、単電池3−11に内部短絡が発生した場合、短絡電流が十分に微小であれば、ヒューズ4−11が遮断されない。この場合は、単電池3−11が発熱したり熱暴走するなどの危険な現象が起こる可能性は少ない。しかし、単電池3−11の内部短絡によってセパレータなどの電池内部の絶縁部材がダメージを負い、さらに短絡電流が増大すると、単電池3−11の端子電圧は低下し、同じ並列ブロック2−1を構成する他の単電池3−12〜3−1nとの電圧差が大きくなり、これらの単電池3−12〜3−1nが内部短絡状態の単電池3−11を介して大電流で放電される。これにより、単電池3−11に直列接続されているヒューズ4−11に定格電流を超える大きな電流が流れ、ヒューズ4−11が遮断される。
なお、内部短絡以外でも、組電池システム内に侵入した金属異物などが単電池の端子やその周辺の接続配線などに触れたり、こすれたりすることによって部分短絡が発生する場合なども同様で、その短絡部分の単電池に接続されたヒューズが遮断されることになる。
上述したように単電池3−11に内部短絡が発生し、ヒューズ4−11が遮断した場合、ヒューズ4−11の電池側(単電池3−11の正極側)の端子電位は、ほぼ並列ブロック2−1の負極側電位に等しくなり、一方、ヒューズ4−11の負荷側(単電池3−11と反対側)の端子電位は、ほぼ並列ブロック2−1の正極間電位に等しくなる。これにより、MOS−FET6−11のゲート・ソース電圧は、並列ブロック2−1の正負極間の電圧に等しくなり、ドレイン・ソース間はオンされる。すると、MOS−FET6−11がオンになることによりヒューズ監視手段10からヒューズ監視線7−1を通って電流が流れる。ヒューズ監視手段10は、このときヒューズ監視線7−1に流れる電流を検出してヒューズ4−11の遮断を検知し、その旨を制御手段13に伝達する。
制御手段13は、ヒューズ監視手段10からのヒューズ遮断の検知情報を受取ると、充放電制御スイッチ14を強制的にオフにする。これにより、組電池5と、負荷16及び充電電源17との接続が断たれ、組電池5より負荷16に対する放電及び充電電源17による組電池5に対する充電の全てが禁止される。つまり、単電池3−11〜3−mnに対応して設けられるヒューズ4−11〜4−mnのうちで少なくとも1つが遮断されたと判断した場合、組電池5に対する充放電を全て禁止し、組電池システム全体の動作を停止させることにより、システムとして高い安全性が確保される。
なお、上述した動作は、以下の条件を満足させることで、さらに安定したものにできる。つまり、上述したように組電池システムが正常な場合、各MOS−FET6−11〜6−mnのゲート・ソース間には、それぞれ対応するヒューズ4−11〜4−mnの両端電圧が印加される。このとき、これらヒューズ4−11〜4−mnが正常な状態でも、MOS−FET6−11〜6−mnがオフ状態を維持するには、MOS−FET6−11〜6−mnがオンになるゲート・ソース間電圧が、ヒューズ4−11〜4−mnの両端抵抗に定格電流を乗じて算出されるヒューズ端子間電圧よりも高いことが望ましい。また、ヒューズ4−11〜4−mnの遮断時にMOS−FET6−11〜6−mnのゲート・ソース電圧は、ほぼ並列ブロック2−1〜2−nの正極間電位に等しくなるため、組電池5の充電状態によらず確実にMOS−FET6−11〜6−mnがオン状態になるためには、MOS−FET6−11〜6−mnがオンになるゲート・ソース間電圧が、単電池3−11〜3−mnに対し予め定められている放電終止電圧よりも小さいことが望ましい。
ここで、放電終止電圧とは、組電池システムが放電を許容するための並列ブロックの電圧下限値をいい、並列ブロックを構成する単電池の劣化が少ない範囲あるいは単電池が不安全にならない範囲で任意に決定することができる。組電池を構成する並列ブロックのうち少なくとも1つの並列ブロックの電圧が放電終止電圧以下になった場合、制御手段は充放電制御スイッチをオフにして放電を停止するため、組電池システムの動作中はすべての並列ブロックは放電終止電圧以上の電圧に維持される。
単電池3−11(3−12〜3−mn)とヒューズ4−11(4−12〜4−mn)を直列接続してなる単電池ブロックを複数並列接続して構成される複数の並列ブロックを直列接続した組電池5において、各単電池ブロックごとにヒューズ4−11(4−12〜4−mn)の両端子にゲート及びソースが接続されるとともに、ドレインを同一の並列ブロック内において共通接続されるNチャンネルのMOS−FET6−11〜6−mnを設け、これら共通接続された各並列ブロックごとのMOS−FET6−11〜6−mnのドレインよりヒューズ監視線7−1〜7−mを介してMOS−FET6−11〜6−mnのオン動作にともなう状態変化をヒューズ監視手段10で監視し、ヒューズ監視手段10がヒューズ遮断を検出すると、制御手段13により充放電制御スイッチ14をオフさせ組電池5の充放電を停止させるようにした。これにより、単電池3−11〜3−mnに対応して設けられるヒューズ4−11〜4−mnのうちで少なくとも1つが遮断された場合、組電池5に対する充放電を全て禁止し、組電池システム全体の動作を停止させることができるので、一部の単電池に異常があった場合においてもシステムとして高い安全性を確保することができる。つまり、単電池ブロックを複数並列接続した並列ブロックを更に直列接続したような組電池の場合、単電池ごとに設けられるヒューズが遮断されて並列ブロックの容量が大きく減少すると、この並列ブロックが過充電や過放電状態になって著しく危険な状態を招くことがあったが、このような場合、組電池5に対する充放電を全て禁止し、組電池システム全体の動作を停止させることができるので、組電池システムとして高い安全性を確保することができる。
また、MOS−FET6−11〜6−mnのオン動作にともなう状態変化の監視は、並列ブロック2−1〜2−mごとにヒューズ監視線7−1〜7−mを介して行うようにしたので、ヒューズ監視線の本数を最小限にできるとともに、組電池5と保護回路9間の配線を簡単にでき、これにより誤配線もなくなり組み立て作業も簡単にできる。
(変形例)
上述した第1の実施の形態の組電池システムの場合、ヒューズ監視線7−1〜7−mまでのm本、単電池電圧測定線8−0〜8−mまでのm+1本で組電池システム全体を監視するようにしているが、仮に、MOS−FET6−11〜6−mnがヒューズ4−11〜4−mnと離れた場所、たとえば保護回路9側に配置されるような場合は、各ヒューズ4−11〜4−mnとの間にm×n×2本の膨大なヒューズ監視用の配線が別に必要になり配線の引き回しなどが複雑になって誤配線を招き易く、組み立て作業が面倒になることがある。
したがって、MOS−FET6−11〜6−mn及びヒューズ4−11〜4−mnは、いずれも単電池3−11〜3−mnの直近に配置することが好ましい。より好ましくは、例えば、図3に示すようにヒューズ4−11とMOS−FET6−11を同一の基板18−11上に載置し、ヒューズ4−11とMOS−FET6−11のソースの接続点(電池側Q)を第1の電流端子19a−11に接続し、ヒューズ4−11とMOS−FET6−11のゲートの接続点(負荷側P)を第2の電流端子19b−11に接続し、さらに、MOS−FET6−11のドレインを保護端子19c−11に接続して保護ユニット20−11として構成し、かかる保護ユニット20−11を、図4に示すように、対応する単電池3−11表面などに直接固定配置する。
この場合、他のMOS−FET6−12〜6−mn及びヒューズ4−12〜4−mnについても同様に保護ユニット20−12〜20−mnを構成して、対応する単電池3−12〜3−mn表面などに直接固定配置する。
このような構成とし、図4に示すように単電池3−11は、保護ユニット20−11を、単電池3−11表面に固定配置し、第1の電流端子19a−11を単電池3−11の正極側端子に接続する。また、第2の電流端子19b−11を、同一の並列ブロック2−1の次の単電池3−12の保護ユニット20−12の第2の電流端子19b−12に接続し、以下、同様に単電池3−1nの第2の電流端子19b−1nまで共通接続して並列ブロック2−1の正極側電流端子とし、単電池電圧測定線8−1に接続する。さらに、保護端子19c−11についても同一並列ブロック2−1の次の単電池3−12の保護ユニット20−12の保護端子19c−12に接続し、以下同様に単電池3−1nの保護端子19c−1nまで共通接続してヒューズ監視線7−1に接続する。他の並列ブロック2−2〜2−mについても同様である。
これにより、各単電池3−11〜3−mnと保護ユニット20−11〜20−mn間の配線の引き回しを簡単にできるとともに、ヒューズ監視線7−1〜7−m及び単電池電圧測定線8―0〜8−mの本数も最小限にできるので、誤配線などがなくなり、組電池システムの信頼性が向上するとともに、組み立て作業も簡単にできる。
(第2の実施の形態)
上述した第1の実施の形態では、単電池3−11〜3−mnに対応して設けられるヒューズ4−11〜4−mnのうちで少なくとも1つが遮断されたと判断した場合、組電池5に対する充放電を全て禁止するようにした。
しかし、単電池3−11〜3−mnのうち異常があったものが、対応するヒューズ4−11〜4−mnの遮断により組電池5から切り離されても、全ての並列ブロック2−1〜2−mが充放電可能な正常な電圧を維持しているような場合は、組電池5に対する充放電動作自体は可能と考えられる。例えば、組電池システムが電気自動車に搭載されている場合などのように、単電池3−11〜3−mnのうち一つが異常であっても車両を動かすことが可能であるということが、より乗員の安全につながる場合もある。例えば、電気自動車が走行中の場合は、安全に停止できるまで組電池システムが電気自動車に電気を供給する場合が想定される。
図5は、第2の実施の形態の概略構成を示すもので、図1と同一部分には、同符号を付して説明を省略する。
この場合、充放電制御手段として、上述した充放電制御スイッチ14に代わって充放電制御部21が設けられている。この充放電制御部21は、充電電流制御手段211及び放電電流制御手段212を有している。充電電流制御手段211は、制御手段13の指示により充電電源17による組電池5に対する充電電流を制御する。放電電流制御手段212は、制御手段13の指示により組電池5より負荷16に対する放電電流を制御する。
このような構成において、いま、単電池3−11〜3−mnに対応するヒューズ4−11〜4−mnのうちで少なくとも1つが遮断し、ヒューズ監視手段10の検知情報が制御手段13に与えられると、制御手段13の指示により充放電制御部21は、充電電流制御手段211により充電電源17より組電池5に供給される充電電流を遮断して組電池5全体に対する充電を停止し、放電電流制御手段212により組電池5より負荷16に供給される放電電流のみ許可する。
このようにすれば、組電池5を繰り返し充電して使用することを禁止し、組電池5の残容量分だけ負荷16に放電電流を供給することができるので、上述した電気自動車に搭載されているような場合、単電池3−11〜3−mnのうち一つが異常であっても車両を動かし続けることが可能となり、乗員の安全性を確保することができる。
[実施例]
以下に具体例を挙げ、本発明をさらに詳しく説明する。ここでも本発明の主旨を超えない限り本発明が以下に掲載される実施例に限定されるものでない。
(実施例1)
放電容量3Ahの角型非水電解質二次電池の正極端子にヒューズ端子の一方を溶接して単電池ブロックとし、単電池の面積が広い側面を向かい合わせて5個並べ、ヒューズを介して並列にしたものを並列ブロックとした。ヒューズは、定格電流30A、定格電流時の直流抵抗は5mΩのものを使用した。各ヒューズの両端子には、図1で述べたと同様にヒューズ監視用素子としてNチャンネルMOS−FETのゲートとソースを接続して単電池と一体に配置した。また、5個のMOS−FETのドレインは、各単電池ブロックをわたる1本の配線で接続した。単電池は、満充電電圧4.2V、放電終止電圧3.0Vのもので、MOS−FETは、ゲート・ソース間電圧が2.5Vでオン状態となるものを使用した。そして、このような並列ブロックを4個直列に接続して組電池とした。また、組電池全体の正極及び負極、並列ブロック間の接続点の合計5箇所から単電池電圧測定線を図1で述べた保護回路9に接続した。また、4本のヒューズ監視線を保護回路9に接続した。組電池全体の正極及び負極も保護回路9に接続し、さらに保護回路9内の電流検出抵抗15及び充放電制御スイッチ14を介して負荷16及び充電電源17に接続した。保護回路9内のヒューズ監視手段10は、ヒューズ両端電圧が2.5Vを超えると、MOS−FETに電流が流れることを検知し、そのとき制御手段13は充放電制御スイッチを開放(オフ)するように設定した。
(実施例2)
この場合も、実施例1と同様に単電池ブロック、並列ブロックと順次接続し、並列ブロックを4個直列に接続して組電池とした。組電池全体の正極及び負極、並列ブロック間の接続点の合計5箇所から単電池電圧測定線を図5で述べた保護回路9に接続した。また、4本のヒューズ監視線を保護回路9に接続した。組電池全体の正極及び負極も保護回路9に接続し、さらに保護回路9内の電流検出抵抗15を介して負荷16及び充電電源17の負極側に接続し、充放電制御部21の充電電流制御手段211を介して充電電源17の正極側、放電電流制御手段212を介して負荷16の正極側にそれぞれ接続した。保護回路9内のヒューズ監視手段10は、ヒューズ両端電圧が2.5Vを超えると、MOS−FETに電流が流れることを検知し、そのとき制御手段13は充放電制御部21の充電電流制御手段211によって充電電流を遮断し、放電電流制御手段212は放電を許可したままとなるように設定した。
(比較例1)
実施例1と同様に組電池を作製し、この場合は、ヒューズ監視用素子としてNチャンネルMOS−FETを接続しない状態とした。
このようにして作製した実施例1,2及び比較例1の組電池は、25℃環境下で、1C充放電時の放電容量を測定し、SOC50%状態とした。その後、単電池内の内部短絡を模擬して、単電池3−21(図1、図5参照)を短絡し、1時間後、再度1C充電・放電を行った。そして、短絡前の放電容量、充電時の並列ブロック電圧の最大値と最小値、放電時の並列ブロック電圧の最大値と最小値、短絡時のヒューズの状態、短絡後の放電容量、充電時の並列ブロック電圧の最大値と最小値、放電時の並列ブロック電圧の最大値と最小値を下記の表1にまとめた。
Figure 0005319224
かかる表1によれば、実施例1,2、比較例の組電池のいずれも、短絡時には対応するヒューズ4-21が遮断し、短絡電池は組電池から隔離された。実施例1の組電池システムにおいては、短絡後は充放電制御スイッチ14が開いていて充放電が禁止され、安全が確保された。また、実施例2の組電池システムについては、短絡後は充電のみが禁止されたため、過充電させる並列ブロックは発生せず、続いて行われた放電では短絡時の残容量である7.5Ahよりは少ないが6.5Ahの容量を放電することができた。一方、比較例においては充放電ができたが、容量は定格容量から隔離電池ぶんの容量を差し引いたよりも更に小さな値となった。また、並列ブロック間のSOCがずれたため、充電末期及び放電末期の並列ブロック間の電圧ばらつきが拡大し、過充電される並列ブロックが発生した。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。例えば、上述した実施の形態では、単電池3−11〜3−1nの正極側にヒューズ4−11〜4−mnを接続した例を示したが、単電池3−11〜3−1nの負極側に接続してもよい。この場合、MOS−FET6−11〜6−mnは、図1と同じ向きで、そのままヒューズ4−11〜4−mnに各別に接続される。また、ヒューズ監視用素子としてのNチャンネルMOS−FETに代えてPチャンネルMOS−FETを用いることも可能である。この場合は、ゲート・ソースを図1と逆向きに接続すればよい。さらに上述では、ヒューズ監視用素子として、MOS−FETを用いる例を述べたが、これ以外でもヒューズ遮断により動作の状態を変化するものであればよく、例えば、スイッチ機能を有する3端子素子を用いることも可能である。具体的には、PチャンネルMOS−FETに代えてNPN型トランジスタを用いることも可能で、その場合にはゲートをベース、ドレインをコレクタ、ソースをエミッタにそれぞれ変えて接続すればよい。ただし、ヒューズ遮断時には遮断したヒューズに接続されたトランジスタのベース・エミッタ間及び遮断しなかったヒューズのベース・コレクタ間に大電流が流れないよう、ベース抵抗を適宜挿入する必要がある。その他、ヒューズ監視用素子は、ヒューズ遮断により動作の状態を変化させるものとして、例えばヒューズ遮断により動作時のインピーダンスを変化するようなものを用いることもできる。
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
本発明の第1の実施の形態にかかる組電池システムの概略構成を示す図。 第1の実施の形態に用いられる制御手段の概略構成を示す図。 第1の実施の形態に用いられる保護ユニットの概略構成を示す図。 第1の実施の形態に用いられる保護ユニットの並列ブロック内での接続方法を説明する図。 本発明の第2の実施の形態にかかる組電池システムの概略構成を示す図。
符号の説明
1−11〜m−mn…単電池ブロック、2−1〜2−m…並列ブロック
3−11〜3−mn…単電池、4−11〜4−mn…ヒューズ
5…組電池、6−11〜6−mn…MOS−FET
7…ヒューズ監視線、8…単電池電圧測定線
9…保護回路、10…ヒューズ監視手段
11…単電池電圧測定手段、12…電流測定手段
13…制御手段、14…充放電制御スイッチ
15…電流検出抵抗、16…負荷
17…充電電源、18…基板、20…保護ユニット
21…充放電制御部、211…充電電流制御手段
212…放電電流制御手段

Claims (6)

  1. 単電池とヒューズを直列接続してなる単電池ブロックを複数並列接続して構成される並列ブロックをさらに複数直列接続した組電池と、
    前記単電池ブロックごとのヒューズに接続され、該ヒューズの遮断により動作の状態変化するヒューズ監視用素子であって、前記単電池ブロックごとに前記ヒューズの両端子にゲート及びソースが夫々接続されるとともに、ドレインが同一の並列ブロック内において共通接続されているMOS−FETからなるヒューズ監視素子と
    前記組電池の並列ブロックごとに前記ヒューズ監視用素子の動作状態の変化を監視し、前記ヒューズの遮断を検出するヒューズ監視手段であって、前記同一並列ブロック内において共通接続された前記MOS−FETのドレインを介して前記MOS−FETのオン動作にともなう状態変化を監視し、前記ヒューズの遮断を検出するヒューズ監視手段と、
    前記組電池に接続された充放電制御手段と、
    前記ヒューズ監視手段の検出出力により前記充放電制御手段に指示を与えることにより前記組電池の充放電を制御する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする組電池システム。
  2. 前記MOS−FETがオンになるゲート・ソース間電圧が、前記単電池の放電終止電圧よりも低く、前記ヒューズの定格電流に定格電流時の抵抗を乗じて算出されるヒューズ端子間電圧よりも高いことを特徴とする請求項に記載の組電池システム。
  3. 前記ヒューズ及びMOS−FETを載置した基板と、前記ヒューズの一方の接続点と前記MOS−FETのソース及びゲートから選択される一方の接続点に接続されるとともに、これらヒューズ及びMOS−FETに対応する単電池の一方の極端子が接続される第1の電流端子と、前記ヒューズの他方の接続点と前記MOS−FETのソース及びゲートから選択される他方の接続点に接続されるとともに、前記並列ブロック内において共通接続される第2の電流端子と、
    前記MOS−FETのドレインに接続されるとともに、前記並列ブロック内において共通接続される監視端子と
    を備えた保護ユニットをさらに有することを特徴とする請求項に記載の組電池システム。
  4. 前記ヒューズ及びMOS−FETを有する保護ユニットは、前記単電池の表面に固定配置されることを特徴とする請求項に記載の組電池システム。
  5. 前記充放電制御手段は、前記ヒューズ監視手段が少なくとも1つの前記ヒューズの遮断を検出した場合に、前記組電池の充放電を停止させる充放電制御スイッチを有することを特徴とした請求項1乃至のいずれか一記載の組電池システム。
  6. 前記充放電制御手段は充電電流制御手段と放電電流制御手段を有し、前記ヒューズ監視手段が少なくとも1つの前記ヒューズの遮断を検出した場合に、前記充電電流制御手段により前記組電池に対する充電を停止させるとともに、前記放電電流制御手段により前記組電池の放電のみ許可させることを特徴とした請求項1乃至のいずれか一記載の組電池システム。
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