JP5318811B2 - 2次元/3次元映像処理装置および映像表示装置 - Google Patents

2次元/3次元映像処理装置および映像表示装置 Download PDF

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Description

本発明は映像表示処理に関し、特に、2次元および3次元映像を同一の映像表示装置で表示を行うことを可能とする2次元/3次元映像処理装置に関する。
現在、3次元映像装置が、映画館などの商用施設での普及が促進されていると共に、家庭用のテレビジョンへの搭載が始まろうとしている。
図6に示すように、3次元映像処理においては、入力映像信号は、例えば、規格制定団体であるHDMIが規定した放送規格のサイド・バイ・サイド方式や、パッケージメディアであるBlu-ray Disc(登録商標)規格のトップ・アンド・ボトム方式で伝送される。これらの方式で伝送を受けた3次元映像装置は、例えば3次元映像出力方式のひとつであるシャッターメガネ方式を適用する場合であれば、フレームシーケンシャル方式に変換処理を行った上で立体視映像信号を出力し、視聴者はシャッターメガネを着用して、3次元映像を視聴する。
一方、2次元映像処理においては、液晶パネルを使用する場合など、表示素子の応答速度が遅い場合には、スポーツなどの動きの激しい映像では残像感(動画ぼやけ)が出てしまうことがある。このため、入力映像の周波数を2倍にするいわゆる倍速変換処理を行い、この現象の解消を行っている。倍速変換処理においては、例えば60フレーム/秒(Hz)の映像信号を120フレーム/秒(Hz)に変換している。
2次元および3次元映像を同一の映像表示装置で表示を行う場合、映像信号処理内容の異なる2次元および3次元映像信号処理を行うために、従来は2次元映像信号処理用と3次元映像信号処理用との回路およびメモリを各々設けて処理を行っていた。
例えば、従来の2次元/3次元映像表示装置は、図7に示すように、2次元用映像信号処理部100と、3次元用映像信号処理部110と、2D/3D検出部120と、映像信号選択部130とを有している。2次元用映像信号処理部100は、上述の動画特性を向上するための倍速変換処理を行うものであり、2D用メモリ101、動き検出回路102、補間フレーム生成回路103、2D出力タイミング制御回路104からなっている。また、3次元用映像信号処理部110は、上述の映像信号方式の変換処理を行うものであり、3D用メモリ111、3D倍速処理回路112、3D出力タイミング制御回路113からなっている。
しかしながら、上述のような従来技術では、2次元用映像信号処理部と3次元用映像信号処理部とを各々設けているために、回路・メモリ規模・コストが大きくなると共に、消費電力も大きくなってしまうという問題がある。
本願発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、回路・メモリ規模・コストおよび消費電力を、より小さくすることが可能となる2次元/3次元映像処理装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の2次元/3次元映像処理装置は、入力映像信号が2次元映像信号か3次元映像信号かを検出する2D/3D検出部と、入力映像信号が2次元映像信号の場合と3次元映像信号の場合とで共通に用いられるフレームメモリを有し、上記2D/3D検出部の検出結果に基づいて、上記フレームメモリから読み出される上記入力映像信号から2次元出力フレーム信号または3次元出力フレーム信号を生成する2D/3Dフレーム生成処理部と、上記2D/3D検出部の検出結果に基づき、上記2D/3Dフレーム生成処理部で生成された上記2次元出力フレーム信号または3次元出力フレーム信号を所望の順序およびタイミングで出力する2D/3D出力タイミング制御部とを備え、上記2D/3Dフレーム生成処理部は、上記フレームメモリと、上記フレームメモリから読み出される2次元映像信号に対して倍速処理を行うことで、2次元出力フレーム信号としての倍速映像信号を生成する2次元信号処理部と、上記フレームメモリから読み出される3次元映像信号に対して立体視映像信号生成処理を行うことで3次元出力フレーム信号としての立体視映像信号を生成する3次元信号処理部と、上記2D/3D検出部の検出結果に基づき、上記2次元信号処理部で生成される倍速映像信号および上記3次元信号処理部で生成される上記立体視映像信号の何れか一方を選択して出力する出力選択部とを具備し、上記2D/3D出力タイミング制御部は、上記2D/3Dフレーム生成処理部で生成された2次元出力フレーム信号または3次元出力フレーム信号がデータ入力される論理ゲート素子部と、上記2D/3D検出部の検出結果に基づき、所望のクロックの選択を行うクロック選択部とを具備し、上記論理ゲート素子部は、上記クロック選択部で選択されるクロックに応じて、所望の順序およびタイミングで上記2次元出力フレーム信号または3次元出力フレーム信号を出力することを特徴としている。
上記の構成によれば、入力映像信号は2次元映像信号か3次元映像信号に関わらず、一旦共通のフレームメモリに格納された後、上記2D/3D検出部の検出結果に基づいて、2次元出力フレーム信号または3次元出力フレーム信号が生成される。これにより、2次元映像信号処理用と3次元映像信号処理用との回路およびメモリを各々設けて処理を行っていた従来構成に比べ、メモリを削減することが可能となる。また、2次元映像信号の場合と、3次元映像信号の場合とで、各々最適なクロックを選択することにより、従来、両者の処理のために両方で行っていたクロック出力を行わないために消費電力が削減されることになる。さらに、フレームメモリを2次元映像の場合と3次元映像の場合とで共通化した上記2D/3Dフレーム生成処理部において、2次元出力フレーム信号または3次元出力フレーム信号を適切に生成して出力することができる。また、上記論理ゲート素子部に入力された2次元出力フレーム信号または3次元出力フレーム信号は、クロック選択部で選択された所望のクロックにて、所望の順序およびタイミングで出力することができる。この構成では、上記論理ゲート素子部を、2次元映像信号の場合と3次元映像信号の場合とで共通に用いることができ、上記2D/3D出力タイミング制御部の回路構成を簡略化できる。
また、上記2次元/3次元映像処理装置では、上記2D/3D検出部は、入力映像信号が有する2D/3Dフラグを検出することにより上記入力映像信号が2次元映像信号か3次元映像信号かを検出する、あるいは、入力映像信号の特徴を抽出することにより上記入力映像信号が2次元映像信号か3次元映像信号かを検出する構成とすることができる。
また、上記2次元/3次元映像処理装置では、上記2D/3D出力タイミング制御部は、入力映像信号が2次元映像信号の場合と3次元映像信号の場合とで、異なった出力タイミングで映像信号を出力する構成とすることができる。
また、上記2次元/3次元映像処理装置では、上記2D/3D出力タイミング制御部は、2次元映像出力の時には120Hz、3次元映像出力の時には240Hzで映像信号を出力する構成とすることができる。
本発明の2次元/3次元映像処理装置は、以上のように、入力映像信号が2次元映像信号か3次元映像信号かを検出する2D/3D検出部と、入力映像信号が2次元映像信号の場合と3次元映像信号の場合とで共通に用いられるフレームメモリを有し、上記2D/3D検出部の検出結果に基づいて、上記フレームメモリから読み出される上記入力映像信号から2次元出力フレーム信号または3次元出力フレーム信号を生成する2D/3Dフレーム生成処理部と、上記2D/3D検出部の検出結果に基づき、上記2D/3Dフレーム生成処理部で生成された上記2次元出力フレーム信号または3次元出力フレーム信号を所望の順序およびタイミングで出力する2D/3D出力タイミング制御部とを備えた構成である。
それゆえ、入力映像信号は2次元映像信号か3次元映像信号に関わらず、一旦共通のフレームメモリに格納された後、上記2D/3D検出部の検出結果に基づいて、2次元出力フレーム信号または3次元出力フレーム信号が生成される。これにより、2次元映像信号処理用と3次元映像信号処理用との回路およびメモリを各々設けて処理を行っていた従来構成に比べ、メモリを削減することが可能となるといった効果を奏する。
本発明の一実施形態を示すものであり、2次元/3次元映像処理装置の基本構成を示す図である。 上記2次元/3次元映像処理装置における2D/3Dフレーム生成処理部の一実施例を示す図である。 上記2次元/3次元映像処理装置における2D/3D出力タイミング制御部の一実施例を示す図である。 上記2D/3D出力タイミング制御部の入力信号が2次元の場合のタイミングチャートを示す図である。 上記2D/3D出力タイミング制御部の入力信号が3次元の場合のタイミングチャートを示す図である。 3次元テレビジョンの入出力データ形式を示す図である。 従来の2次元および3次元映像信号処理を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明による2次元/3次元映像処理装置(以下、本処理装置)の基本構成および信号処理の流れを示す図である。図1に示すように、本処理装置は、2D/3D検出部10と2D/3Dフレーム生成処理部20と2D/3D出力タイミング制御部30とからなる。図1の映像信号処理部においては、入力映像信号として、信号が2次元信号の場合は60Hzの信号が、3次元信号の場合はサイド・バイ・サイド形式で60Hzの信号が入力される場合を示す。
入力映像信号は、2D/3D検出部10に入力され、ここで3次元信号であるか否かが検出される。具体的には、入力映像信号にHDMI規格などで規定されている2次元映像であるか3次元映像であるかを示す2D/3Dフラグが入っており、そのフラグが入力映像信号が3次元映像であることを示す値となっている場合には、該入力映像信号は3次元信号であることが検出される。また、入力映像信号にHDMI規格などで規定されている上記2D/3Dフラグが入っていない場合には、入力映像信号が3次元映像である場合の特徴を抽出することで、入力映像信号が3次元映像であると判断できる。本実施の形態のように3次元信号がサイド・バイ・サイド形式である場合には、サイド・バイ・サイド形式の特徴、例えば左側画像と右側画像との間の相関関係が強い等の特徴を抽出することにより、該入力映像信号は3次元信号であることが検出される。2D/3D検出部10により入力映像信号が3次元信号であることが検出されると、2D/3D検出部10は入力映像信号が3次元信号であることを示す値を出力する。2D/3D検出部10において、入力映像信号が3次元映像でないと判断された場合、2D/3D検出部10は入力映像信号が2次元信号であることを示す値を出力する。
さらに、入力映像信号は、2D/3Dフレーム生成処理部20にも入力される。2D/3Dフレーム生成処理部20では、2D/3D検出部10で入力映像信号が2次元映像か3次元映像か判別された結果に従い、フレーム生成処理を行う。すなわち、入力映像信号が2次元映像と判別された場合には、2次元出力フレーム信号として、オリジナルのフレーム映像信号と倍速変換処理を行うための補間フレーム映像信号とを生成し、各々の信号を2系統の信号線に別々に出力する。
また、入力映像信号が3次元映像と判別された場合には、サイド・バイ・サイド形式で入力された信号の左半分と右半分を参照して、水平(ライン)方向の解像度を補間する処理を行い、各々の信号を2系統の信号線に別々に出力する。すなわち、3次元出力フレーム信号として、「左側映像信号」と「右側映像信号」とを生成し、各々の信号を2系統の信号線に別々に出力する。
2D/3Dフレーム生成処理部20から出力された2系統の信号は、2D/3D出力タイミング制御部30に出力される。2D/3D出力タイミング制御部30は、2D/3D検出部10で入力映像信号が2次元映像か3次元映像か判別された結果に従い、上記2系統の信号の出力タイミングを制御する。すなわち、入力映像信号が2次元映像と判別された場合には、オリジナルのフレーム映像信号と上述の補間フレーム映像信号とを交互に出力することにより倍速変換処理を行い、倍速映像信号(120Hz)を出力する。また、入力映像信号が3次元映像と判別された場合には、上述の水平方向の解像度を補間された「左側映像信号」と「右側映像信号」とを、フレームシーケンシャル方式に適合する様に、即ち、「左側映像信号」、「左側映像信号」、「右側映像信号」、「右側映像信号」の順序で出力することにより、立体視映像信号(240Hz)を出力する。
次に、上述した2次元および3次元映像表示処理の信号処理の流れを、図面を参照して、より詳細に説明する。
図2は、本発明による2D/3Dフレーム生成処理部20の一実施例を示す図である。図2に示すように、2D/3Dフレーム生成処理部20は、フレームメモリ21、動き検出回路(2次元信号処理部)22、補間フレーム生成回路(2次元信号処理部)23、左側信号用解像度補間回路(3次元信号処理部)24、右側信号用解像度補間回路(3次元信号処理部)25、第1スイッチ(出力選択部)26、および第2スイッチ(出力選択部)27を備えて構成されている。
まず、入力映像信号が2次元映像信号である場合を示す。入力映像信号は、最初にフレームメモリ21に供給され、フレームメモリ21から、動き検出回路22、補間フレーム生成回路23および第2スイッチ27へ供給される。動き検出回路22は、フレームメモリ21から供給された映像信号を用いて画像動きを検出し、動き検出信号を得る。この動き検出信号は、補間フレーム生成回路23に供給される。補間フレーム生成回路23は、動き検出信号に基づいて、フレームメモリ21から供給された映像信号を用いて補間フレーム映像信号を生成する。補間フレーム生成回路23にて生成された補間フレーム映像信号は、第1スイッチ26の2D入力端子に供給される。また、フレームメモリ21から第2スイッチ27へ供給される映像信号は、第2スイッチ27の2D入力端子に供給される。
映像信号が2次元映像信号である場合は、2D/3D検出部10から供給される2D/3D検出信号に基づいて、第1スイッチ26および第2スイッチ27では2D側の入力が選択される。すなわち、第1スイッチ26のCre/L出力からは、補間フレーム生成回路23にて生成された補間フレーム映像信号が出力され、第2スイッチ27のOrg/R出力からは、フレームメモリ21から供給されたオリジナルの映像信号が出力される。
次に、入力映像信号が3次元映像信号である場合を示す。入力映像信号は、最初にフレームメモリ21に供給され、フレームメモリ21から、左側信号用解像度補間回路24、右側信号用解像度補間回路25へ供給される。左側信号用解像度補間回路24においては、サイド・バイ・サイド形式で入力された映像信号の左半分を参照して、水平(ライン)方向の解像度を補間し、「左側映像信号」を生成する処理を行う。水平方向の解像度を補間する処理の一例としては、隣り合った画素の値の加重平均を求めて、この値を隣り合った画素の間に補間することが挙げられる。左側信号用解像度補間回路24の出力は、第1スイッチ26の3D入力端子に供給される。同様に、右側信号用解像度補間回路25においても画素を補間して「右側映像信号」を生成する処理が行われ、右側信号用解像度補間回路25の出力は第2スイッチ27の3D入力端子に供給される。
映像信号が3次元映像信号である場合は、2D/3D検出部10から供給される2D/3D検出信号に基づいて、第1スイッチ26および第2スイッチ27では3D側の入力が選択される。すなわち、第1スイッチ26のCre/L出力からは、左側信号用解像度補間回路24にて生成された「左側映像信号」が出力され、第2スイッチ27のOrg/R出力からは、右側信号用解像度補間回路25にて生成された「右側映像信号」が出力される。
上記のように、2D/3Dフレーム生成処理部20では、入力映像信号が2次元映像の場合と3次元映像の場合とでフレームメモリ21を共通に使用できる。
次に、2D/3D出力タイミング制御部30の構成および処理について説明する。図3は、2D/3D出力タイミング制御部30の一実施例を示す図である。図4は、2D/3D出力タイミング制御部30の入力信号が2次元の場合のタイミングチャートである。図5は、2D/3D出力タイミング制御部30の入力信号が3次元の場合のタイミングチャートである。
2D/3D出力タイミング制御部30の基本構成は、図3に示すように、フリップフロップFF1〜FF3(論理ゲート素子部)、およびスイッチSW1〜SW3(クロック選択部)からなる。フリップフロップFF1のD入力端子には2D/3Dフレーム生成処理部20のCre/L出力が供給され、CK入力端子にはスイッチSW1にて選択されたクロック信号が供給される。フリップフロップFF2のD入力端子には2D/3Dフレーム生成処理部20のOrg/R出力が供給され、CK入力端子にはスイッチSW2にて選択されたクロック信号が供給される。また、フリップフロップFF3のD入力端子にはフリップフロップFF1またはFF2の何れかの出力信号が供給され、CK入力端子にはスイッチSW3にて選択されたクロック信号が供給される。
まず、映像信号が2次元映像信号である場合を図3および図4を参照して説明する。映像信号が2次元映像信号の場合、フリップフロップFF1のD入力端子(図4のFF1:D)には補間フレーム映像信号が入力されており、フリップフロップFF2のD入力端子(FF2:D)にはオリジナルの映像信号が入力されている。
ここで、図4のタイミングチャート上では、オリジナルの映像信号はその入力順に、Org1、Org2、Org3、…、と記載し、補間フレーム映像信号はその入力順に、Cre1、Cre2、Cre3、…、と記載している。また、2D/3D出力タイミング制御部30には、3種類のクロック信号、すなわち、Ck60Hz、Ck120Hz、Ck240Hzが入力されている。
映像信号が2次元映像信号である場合、フリップフロップFF2のCK入力端子(FF2:CK)には、入力クロックであるCk60HzがスイッチSW2を介して与えられる。すなわち、スイッチSW2は、2D/3D検出信号に基づいて、一方の入力端子Aに入力されているCk60Hzを選択する。オリジナルの映像信号Orgxは、フリップフロップFF2のCK入力端子にスイッチSW2からCk60Hzと同位相のクロック信号が入力されることにより、このクロック信号の立ち上がりエッジでデータが保持され、その出力(FF2:Q)がフリップフロップFF3のD入力端子に与えられる。
一方、フリップフロップFF1のCK入力端子(FF1:CK)には、入力クロックであるCk60Hzが論理反転素子およびスイッチSW1を介して与えられる。すなわち、スイッチSW1は、2D/3D検出信号に基づいて、一方の端子Aに入力されているCk60Hzの反転クロックを選択する。補間フレーム映像信号Crexは、フリップフロップFF1のCK入力端子にスイッチSW1からCk60Hzと逆位相のクロック信号が入力されることにより、このクロック信号の立ち上がりエッジでデータが保持され、その出力(FF1:Q)がフリップフロップFF3のD入力端子に与えられる。
このため、フリップフロップFF3のD入力端子(FF3:D)においては、Org1、Cre1、Org2、Cre2、…、と、オリジナル映像信号と補間フレーム映像信号とが交互に入力される。さらに、フリップフロップFF3のCK入力端子(FF3:CK)には、入力クロックであるCk120Hzが論理反転素子およびスイッチSW3を介して与えられる。すなわち、スイッチSW3は、2D/3D検出信号に基づいて、一方の端子Aに入力されているCk120Hzの反転クロックを選択する。フリップフロップFF3は、Ck120Hzと逆位相のクロック信号が入力されることにより、その立ち上がりエッジで入力データを保持し、倍速映像信号(120Hz)として出力(FF3:Q)する。
次に、映像信号が3次元映像信号である場合を図3および図5を参照して説明する。映像信号が3次元映像信号の場合、フリップフロップFF1のD入力端子(図5のFF1:D)には上述の水平方向の解像度を補間された「左側映像信号」が入力されており、フリップフロップFF2のD入力端子(FF2:D)には上述の水平方向の解像度を補間された「右側映像信号」が入力されている。
ここで、図5のタイミングチャート上では、「左側映像信号」はその入力順に、L1、L2、…、と記載し、「右側映像信号」はその入力順に、R1、R2、…、と記載している。
ここで、3次元映像信号処理に使用するクロック信号につき記載する。本実施の形態では、3次元映像信号表示の際必要となるフレームシーケンシャル方式に適合するように、入力クロック信号に下記処理を行う。これにより、「左側映像信号」、「左側映像信号」、「右側映像信号」、「右側映像信号」の順序で出力することで立体視映像信号(240Hz)を出力する。
スイッチSW1の入力端子Bには、入力クロックであるCk60HzとCk240Hzとが論理的積素子を介して与えられる。3次元映像信号処理時には、スイッチSW1は、2D/3D検出信号に基づいて、この端子Bに入力されているクロックを選択する。すなわち、Ck60Hzがハイレベルの時に、Ck240Hzの信号値がクロック動作として有効となるように、Ck60HzとCk240Hzとの論理積がFF1のCK入力端子(FF1:CK)に供給される。
これにより、フリップフロップFF1は、CK入力端子に入力されるクロック信号の立ち上がりエッジでD入力端子に入力される「左側映像信号」を保持し、その出力(FF1:Q)がフリップフロップFF3のD入力端子に供給される。
一方、スイッチSW2の入力端子Bには、入力クロックであるCk60Hzの反転クロックとCk240Hzとが論理的積素子を介して与えられる。3次元映像信号処理時には、スイッチSW2は、2D/3D検出信号に基づいて、この端子Bに入力されているクロックを選択する。すなわち、Ck60Hzがローレベルの時に、Ck240Hzの信号値がクロック動作として有効となるように、Ck60Hzの反転クロックとCk240Hzとの論理積がFF2のCK入力端子(FF2:CK)に供給される。
これにより、フリップフロップFF2は、CK入力端子に入力されるクロック信号の立ち上がりエッジでD入力端子に入力される「右側映像信号」を保持し、その出力(FF2:Q)がフリップフロップFF3のD入力端子に供給される。
これにより、「左側映像信号」Lxは、フリップフロップFF1に入力されたデータが2回保持されて、フリップフロップFF3にデータが与えられる。次いで、「右側映像信号」Rxは、フリップフロップFF2に入力されたデータが2回保持されて、フリップフロップFF3にデータが与えられる。このため、フリップフロップFF3のD入力端子(FF3:D)においては、L1、L1、R1、R1、L2、L2、…、となるように、「左側映像信号」と「右側映像信号」とが入力される。
また、フリップフロップFF3のCK入力端子(FF3:CK)には、入力クロックであるCk240Hzが論理反転素子およびスイッチSW3を介して与えられる。すなわち、スイッチSW3は、2D/3D検出信号に基づいて、一方の端子Bに入力されているCk240Hzの反転クロックを選択する。フリップフロップFF3は、Ck240Hzと逆位相のクロック信号が入力されることにより、その立ち上がりエッジで入力データを保持し、立体視映像信号(240Hz)として出力(FF3:Q)する。
以上のように、2D/3D出力タイミング制御部30は、フリップフロップFF1〜FF3に、2D/3Dフレーム生成処理部20で生成された2次元出力フレーム信号または3次元出力フレーム信号をデータ入力する。そして、2D/3D検出信号に基づいてスイッチSW1〜SW3で選択されるクロック信号を上記論理ゲート素子部にクロック入力することで、フレーム信号を所望の順序およびタイミングで出力することができる。この構成では、論理ゲート素子部であるフリップフロップFF1〜FF3を、2次元映像信号の場合と3次元映像信号の場合とで共通に用いることができ、2D/3D出力タイミング制御部30の回路構成を簡略化できる。また、2次元映像信号についての出力は120Hzで、3次元映像信号についての出力は240Hzと、各々最適なクロックを選択することにより、従来、両者の処理のために両方で行っていたクロック出力を行わないために消費電力が削減されることになる。
このように、2次元用映像信号処理部と3次元用映像信号処理部を各々設けず、共用化することが可能となったために、回路・メモリ規模・コストおよび消費電力が大きいという課題が解消可能となる。
本処理装置と、本処理装置から出力されるフレーム信号に応じた画像を表示する表示部とを組み合わせることで、映像表示装置を構成することができる。このような映像表示装置では、上記表示部が液晶パネルである場合に、本発明の適用が好適である。これは、液晶パネルでは表示素子の応答速度が遅いため動画ぼやけの問題があるが、倍速変換処理を行うことで動画ぼやけが解消できるためである。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、2次元/3次元映像処理における回路・メモリ規模・コストおよび消費電力を低減できるものであり、3次元映像装置等に利用することができる。
10 2D/3D検出部
20 2D/3Dフレーム生成処理部
21 フレームメモリ
22 動き検出回路(2次元信号処理部)
23 補間フレーム生成回路(2次元信号処理部)
24 左側信号用解像度補間回路(3次元信号処理部)
25 右側信号用解像度補間回路(3次元信号処理部)
26 第1スイッチ(出力選択部)
27 第2スイッチ(出力選択部)
30 2D/3D出力タイミング制御部
FF1〜FF3 フリップフロップ(論理ゲート素子部)
SW1〜SW3 スイッチ(クロック選択部)

Claims (6)

  1. 入力映像信号が2次元映像信号か3次元映像信号かを検出する2D/3D検出部と、
    入力映像信号が2次元映像信号の場合と3次元映像信号の場合とで共通に用いられるフレームメモリを有し、上記2D/3D検出部の検出結果に基づいて、上記フレームメモリから読み出される上記入力映像信号から2次元出力フレーム信号または3次元出力フレーム信号を生成する2D/3Dフレーム生成処理部と、
    上記2D/3D検出部の検出結果に基づき、上記2D/3Dフレーム生成処理部で生成された上記2次元出力フレーム信号または3次元出力フレーム信号を所望の順序およびタイミングで出力する2D/3D出力タイミング制御部とを備え
    上記2D/3Dフレーム生成処理部は、
    上記フレームメモリと、
    上記フレームメモリから読み出される2次元映像信号に対して倍速処理を行うことで、2次元出力フレーム信号としての倍速映像信号を生成する2次元信号処理部と、
    上記フレームメモリから読み出される3次元映像信号に対して立体視映像信号生成処理を行うことで3次元出力フレーム信号としての立体視映像信号を生成する3次元信号処理部と、
    上記2D/3D検出部の検出結果に基づき、上記2次元信号処理部で生成される倍速映像信号および上記3次元信号処理部で生成される上記立体視映像信号の何れか一方を選択して出力する出力選択部とを具備し、
    上記2D/3D出力タイミング制御部は、
    上記2D/3Dフレーム生成処理部で生成された2次元出力フレーム信号または3次元出力フレーム信号がデータ入力される論理ゲート素子部と、
    上記2D/3D検出部の検出結果に基づき、所望のクロックの選択を行うクロック選択部とを具備し、
    上記論理ゲート素子部は、上記クロック選択部で選択されるクロックに応じて、所望の順序およびタイミングで上記2次元出力フレーム信号または3次元出力フレーム信号を出力すること、を特徴とする2次元/3次元映像処理装置。
  2. 上記2D/3D検出部は、入力映像信号が有する2D/3Dフラグを検出することにより上記入力映像信号が2次元映像信号か3次元映像信号かを検出する、あるいは、入力映像信号の特徴を抽出することにより上記入力映像信号が2次元映像信号か3次元映像信号かを検出することを特徴とする請求項に記載の2次元/3次元映像処理装置。
  3. 上記2D/3D出力タイミング制御部は、入力映像信号が2次元映像信号の場合と3次元映像信号の場合とで、異なった出力タイミングで映像信号を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の2次元/3次元映像処理装置。
  4. 上記2D/3D出力タイミング制御部は、2次元映像出力の時には120Hz、3次元映像出力の時には240Hzで映像信号を出力することを特徴とする請求項に記載の2次元/3次元映像処理装置。
  5. 上記請求項1からのいずれか一項に記載の2次元/3次元映像処理装置と、
    上記2次元/3次元映像処理装置から出力されるフレーム信号に応じた画像を表示する表示部とを具備したことを特徴とする映像表示装置。
  6. 上記表示部は、液晶パネルであることを特徴とする請求項に記載の映像表示装置。
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