JP5318601B2 - 壁面取付用アダプタ、被壁掛け品の壁掛け構造および被壁掛け品の壁掛け方法 - Google Patents

壁面取付用アダプタ、被壁掛け品の壁掛け構造および被壁掛け品の壁掛け方法 Download PDF

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Description

本発明は、スチール製ラックやロッカー、デスク側面、またはボード、タイルの壁にOAタップや情報通信端末装置等の被壁掛け品を固定するための壁面取付用アダプタ、被壁掛け品の壁掛け構造および被壁掛け品の壁掛け方法に関する。
近年、OAタップや情報通信端末装置等を壁に固定するために、これらの被壁掛け品の背面にダルマ穴を設け、またはダルマ穴を有する金具を装着して、壁に螺入したネジをダルマ穴に引っ掛けることで固定する被壁掛け品の壁掛け構造が使用される。
例えば、壁掛機器に壁掛用ダルマ穴を設けて壁に取り付ける壁掛機器の被壁掛け品の壁掛け構造が提案されている(特許文献1参照)。
また、その他の方法としては、接着剤または粘着シートを用いて機器筐体や壁掛け装置を直接壁面へ接着固定していた。この場合は、機器筐体や壁掛け装置の取り外しが困難になる。
特開2003−179675号公報
しかしながら、従来の機器筐体の被壁掛け品の壁掛け構造においては、ネジを用いて機器筐体を壁面に設置するため、壁へネジを埋め込むことになり、壁面への著しい損傷を与えるという欠点があった。
特に、スチール製ラックやロッカー、デスク側面、またはボード、タイルの壁などの場合は、壁にネジを螺入することができない実情があったため、ネジを螺入するための壁面取付用アダプタが必要とされている。また、単なるネジを螺入するための壁面取付用アダプタを用いることは、工事の効率が悪くなるという問題点があった。
また、壁掛機器に壁掛用ダルマ穴を設けて壁に取り付ける場合は、壁に螺入したネジを壁掛機器の壁掛用ダルマ穴に引っ掛けて装着することができるが、予めダルマ穴の位置に合わせてネジを設置することが必要なため、取り付け時の作業性が悪いという問題点があった。また、ネジを螺入するための壁面取付用アダプタを介して装着する場合も予めダルマ穴の位置に合わせて壁面取付用アダプタを設置することが必要なため、取り付け時の作業性が悪いという問題点もあった。なお、予め壁面取付用アダプタを壁掛機器の壁掛用ダルマ穴に引っ掛けて装着した後、壁に取り付けることが考えられるが、壁面取付用アダプタががたつく、ネジがダルマ穴から簡単に外れるため、壁に取り付ける際に、ネジがダルマ穴から外れないように壁面取付用アダプタを押さえながら取り付けることが必要となり、作業性が悪いという問題点があった。
そこで、本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、被壁掛け品にフィットすることができ、取り付け時の作業性を向上し、回転防止機能を有する壁面取付用アダプタ、被壁掛け品の壁掛け構造および被壁掛け品の壁掛け方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る壁面取付用アダプタは、くぎやねじの取り付けが不能又は不適な壁と、裏面部に壁側から突出するくぎ・ねじ等の頭部形状の引掛け用突起部が係挿されるダルマ穴を備えたOAタップ等の被壁掛け品と、の間に位置され、前記壁に吸着固定されて前記被壁掛け品を支持する壁面取付用アダプタであって、前記壁に密着される適宜大きさの板状のアダプタ本体と、前記アダプタ本体の裏面に付設され前記壁に磁気吸着するか粘着剤により吸着して前記アダプタ本体を固定する固着部材と、前記アダプタ本体の表面から突出して設けられ軸状部、先端に掛止部を有し、前記被壁掛け品を着脱可能に掛止する引掛け用突起部と、前記アダプタ本体の表面の前記引掛け用突起部の一側に付設され前記被壁掛け品のダルマ穴に前記引掛け用突起部を係挿したときに前記被壁掛け品のダルマ穴を備えた裏面部に対して押圧して前記被壁掛け品のダルマ穴と前記引掛け用突起部との係挿状態を保持する少なくとも1つの弾性突出部と、を備えたことを特徴とするものである。
例えば、前記アダプタ本体は樹脂成形体であり、前記弾性突出部は、前記アダプタ本体を半島状部分を有するように成形された該半島状の板ばね部と、該板ばね部の先端に一体成形され備えられ又は別部材として固定された突起とからなる。
また、前記弾性突出部は、ゴム成形体であり前記アダプタ本体に開けた孔に嵌着されているか、または前記アダプタ本体の表面に接着されている。
また、前記弾性突出部は、前記被壁掛け品のダルマ穴に前記引掛け用突起部を係挿したときに、前記被壁掛け品のダルマ穴の一側に備えられる凹部に係合するように配置されている。
前記引掛け用突起部は、前記アダプタ本体に表面よりタッピンネジを螺設し又は釘を打ち込み、該タッピンネジ又は該釘の前記アダプタ本体の表面より突出する部分である。
また、前記アダプタ本体は樹脂成形体であり、前記引掛け用突起部を一体成形により備えている。
また、前記固着部材は、前記アダプタ本体の裏面に固着されたマグネットであるか、又はアダプタ本体の裏面に塗膜されかつ離型紙で被覆され該離型紙が使用に際して剥離されて前記壁に粘着する粘着層である。
本発明に係る被壁掛け品の壁掛け構造は、くぎやねじの取り付けが不能又は不適な壁と、裏面部に壁側から突出するくぎ・ねじ等の頭部形状の引掛け用突起部が係挿されるダルマ穴を離れた位置に複数備えたOAタップ等の被壁掛け品との間に、前記ダルマ穴に対応する数の請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の壁面取付用アダプタが前記壁に吸着固定されて位置され、前記各ダルマ穴に、これに対応する位置の壁面取付用アダプタの引掛け用突起部が係挿され前記被壁掛け品の裏面部の被壁掛け品を支持する、ことを特徴とするものである。
本発明に係る被壁掛け品の壁掛け方法は、裏面部に壁側から突出するくぎ・ねじ等の頭部形状の引掛け用突起部が係挿されるダルマ穴を離れた位置に複数備えたOAタップ等の被壁掛け品を、壁面取付用アダプタを用いて、くぎやねじの取り付けが不能又は不適な壁に壁掛けする被壁掛け品の壁掛け方法であって、前記被壁掛け品の各ダルマ穴に請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の壁面取付用アダプタの引掛け用突起部を係挿し、前記弾性突出部によって被壁掛け品の裏面部を押圧させることにより前記ダルマ穴と前記ダルマ穴引掛け用突起部との係挿状態を保持し、前記被壁掛け品の裏面部に複数の壁面取付用アダプタが位置固定されている状態で、前記くぎやねじの取り付けが不能又は不適な壁に壁面取付用アダプタの固着部材を押しつけてアダプタ本体を前記壁に固着し、前記被壁掛け品を壁掛けする、ことを特徴とする。
本発明によれば、壁面取付用アダプタは、弾性突出部を設けることで、被壁掛け品にフィットすることができ、がたつくことがなく、かつ取り付け時の作業性を向上し、回転防止機能を有する。また、構造が簡単で、壁面への設置が容易にでき、かつ設置場所の変更も容易である。また、壁へネジを埋め込む必要がなく、壁の損傷を避けることができ、かつ短時間で壁掛け作業が行えるとともに、設置の安定性を向上することができる。
また、弾性突出部は、アダプタ本体を半島状部分を有するように成形された該半島状の板ばね部と、該板ばね部の先端に一体成形され備えられ又は別部材として固定された突起とからなるため、簡単な構造で製作が容易で生産性を向上することができる。
また、弾性突出部は、ゴム成形体であり、アダプタ本体に開けた孔に嵌着されまたは表面に接着されることで、被壁掛け品に合わせて弾性突出部を交換することで、弾性突出部の形状、大きさ等を変更することが可能である。
また、引掛け用突起部は、アダプタ本体に表面よりタッピンネジを螺設し又は釘を打ち込むにより構成されるため、被壁掛け品に合わせて壁面取付用アダプタ表面より突出の高さを調整することができる。
また、板状のアダプタ本体と引掛け用突起部は、樹脂から一体に成型されるため、簡単な構造で製作が容易で生産性を向上することができる。
また、固着部材は、マグネットである場合、スチール製の壁面に着脱自在に取付けることができ、かつ設置場所の変更も容易である。また、壁へ損傷もなく、短時間で壁掛け作業が行える。また、固着部材は、粘着層である場合、設置の安定性を向上することができる。
本発明によれば、被壁掛け品の壁掛け構造は、壁面取付用アダプタに弾性突出部を設けることで、被壁掛け品にフィットすることができ、がたつくことを防止することができると共に、取り付け時の作業性を向上し、回転防止機能を有する。また、引掛け用突起部がダルマ穴から外れることがなく、壁面取付用アダプタを予め被壁掛け品に装着した後、壁に配置することができる。また、構造が簡単で、着脱可能であり、壁面への設置が容易にでき、かつ設置場所の変更も容易である。また、被壁掛け品と壁面との間に大きな隙間が生じることなく、壁へ損傷もなく、短時間で壁掛け作業が行えるとともに、設置の安定性を向上することができる。
本発明によれば、被壁掛け品の壁掛け方法は、くぎやねじの取り付けが不能又は不適な壁に壁面取付用アダプタの固着部材を押しつけてアダプタ本体を壁に固着し、被壁掛け品を簡単に壁掛けすることができる。
第1の実施の形態の壁面取付用アダプタ100の構成を示す斜視図である。 壁面取付用アダプタ100の構成を示す裏側の斜視図である。 引掛け用突起部と弾性突出部の構成を示す断面図である。 第2の実施の形態の壁面取付用アダプタ100Aの構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態の壁面取付用アダプタ100Bの構成を示す断面図である。 被壁掛け品の構成を示す概略図である。 本発明の被壁掛け品の壁掛け構造の一例を示す図である。 本発明の被壁掛け品の壁掛け構造の他の例を示す図である。 図8中のB−B断面図である。
本発明に係る壁面取付用アダプタ、被壁掛け品の壁掛け構造および被壁掛け品の壁掛け方法を実施するための最良の形態を、図を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の壁面取付用アダプタ100の構成を示す斜視図である。図2は、壁面取付用アダプタ100の構成を示す裏側の斜視図である。図3は、引掛け用突起部と弾性突出部の構成を示す断面図である。図3において、引掛け用突起部と弾性突出部を有する局部の断面を示している。
図1〜図3に示すように、壁面取付用アダプタ100は、アダプタ本体110と、引掛け用突起部120と、弾性突出部130と、固着部材112とを備える。
アダプタ本体110は、板状の表面部材111を備えてなる。該表面部材111の裏側に設けられた壁等に固定するための固着部材112が配置されている。
表面部材111は、樹脂から成型されるものである。該表面部材111の裏側に固着部材112を配置するための枠111aおよび引掛け用突起部120を装着するため補強部111bが形成される。また、固着部材112は、マグネットである。この例においては、表面部材111の裏側に複数の枠111aが形成され、各枠内にマグネットが配置されている。これにより、表面部材111上の引掛け用突起部120を装着する部分と、弾性突出部130を形成する部分を回避すると共に、スチール製の壁等に装着する際の吸着力を確保することができる。
引掛け用突起部120は、表面部材111のほぼ中央部に表面から突出して設けられ、端部に掛止面121を有し、被壁掛け品を着脱可能に掛止するものである。ここで、引掛け用突起部120は、表面部材111のほぼ中央部に螺設されたタッピンネジからなり、掛止面121はタッピンネジの頭部の平面である。タッピンネジを用いる場合、タッピンネジを表面部材111の表面から補強部111bまでに螺入することで、堅固に固定させることができると共に、被壁掛け品に合わせて掛止面121と壁面取付用アダプタ表面との距離Hを調整することができる。なお、引掛け用突起部120は、タッピンネジに限定されるものではない。例えば、釘を打ち込むようにしてもよい。
弾性突出部130は、アダプタ本体110を半島状部分を有するように成形された該半島状の板ばね部と、該板ばね部の先端に一体成形され備えられ又は別部材として固定された突起とからなる。即ち、表面部材111の表面より所定高さh(h<H)を突出した突起部を有するものである。この例において、2つの弾性突出部130a,130bが設けられている。弾性突出部130a,130bは、表面部材111に形成された突起部の周りの3方向に切り口を設けて板ばね状に形成される。なお、1つの弾性突出部、例えば弾性突出部130aのみを設けてもよい。また、突起部の下側を円錐面にするようにしてもよい。
このような壁面取付用アダプタ100に被壁掛け品が装着される場合、弾性突出部130aまたは130bが被壁掛け品により後方へ押される。これにより、弾性突出部130aまたは130bが被壁掛け品を押さえる力を発生し、壁面取付用アダプタ100が被壁掛け品にフィットすることで、がたつくことがなく、かつ引掛け用突起部120が被壁掛け品のダルマ穴から外れることを防止することができる。また、被壁掛け品が装着される場合、弾性突出部130aまたは130bを被壁掛け品のダルマ穴に落とし、被壁掛け品と壁面取付用アダプタ100相互間の回転を防止することが可能である(後述の被壁掛け品の壁掛け構造参照)。また、弾性突出部130aまたは130bの突起部の下側を円錐面にすることにより、壁面取付用アダプタ100を取り外す際に、突起部が容易にダルマ穴から抜け出すことができる。
図4は、本発明の第2の実施の形態の壁面取付用アダプタ100Aの構成を示す断面図である。図4において、壁面取付用アダプタ100Aの引掛け用突起部と弾性突出部を有する局部の断面を示している。
図4に示すように、壁面取付用アダプタ100Aは、掛止部121Aを有する引掛け用突起部120Aを備えるものである。この引掛け用突起部120Aと表面部材111は、樹脂から一体に成型される。また、引掛け用突起部120Aにおいて、細径部と太径部を有し、これにより掛止部121Aが形成される。なお、壁面取付用アダプタ100Aにおいて、引掛け用突起部120A以外は、上述した第1の実施の形態と同様の構成を有している。
この場合、掛止面121Aと壁面取付用アダプタ表面との距離Hを調整することができないが、引掛け用突起部120Aと表面部材111が樹脂から一体に成型されるため、第1の実施の形態のような補強部111bを設ける必要がなく、かつ製作が容易で、生産性を向上することができる。
なお、第2の実施の形態の壁面取付用アダプタ100Aは、上述した第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
図5は、本発明の第3の実施の形態の壁面取付用アダプタ100Bの構成を示す断面図である。図5において、壁面取付用アダプタ100Bの引掛け用突起部と弾性突出部を有する局部の断面を示している。
図5に示すように、壁面取付用アダプタ100Bは、弾性突出部130Bを備えるものである。この弾性突出部130Bは、ゴムから形成された突起部と表面部材111に設けられた装着穴111cに嵌合する嵌合部とからなる。弾性突出部130Bの嵌合部を装着穴111cに嵌合させることで弾性突出部130Bが表面部材111に装着される。なお、壁面取付用アダプタ100Bにおいて、弾性突出部130B、および表面部材111に設けられた装着穴111c以外は、上述した第1の実施の形態と同様の構成を有している。
この場合、弾性突出部130Bは、表面部材111の表面より所定高さh(h<H)を突出したものである。また、被壁掛け品に合わせて弾性突出部130Bの形状、大きさ等を変更することができる。なお、壁面取付用アダプタ100Bには、2つの弾性突出部130Bを設けるようにしてもよい。
また、弾性突出部130Bが1つの場合は、被壁掛け品が装着される際に、弾性突出部130Bが被壁掛け品のダルマ穴の大穴部に落とすように所定の位置に設けるようにしてもよい。なお、被壁掛け品が装着される際に、弾性突出部130Bがダルマ穴の大穴部に落とさないように所定の位置に設けるようにしてもよい。
また、弾性突出部130Bが2つの場合は、そのうち1つが被壁掛け品のダルマ穴の大穴部に落とすように所定の位置に設けられ、回転防止機能を有する。もう1つがその他の位置に設けられ、フィット機能を有する。
なお、第3の実施の形態の壁面取付用アダプタ100Bは、上述した第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
図6は、被壁掛け品の構成を示す概略図である。図6(a)は、被壁掛け品200の構成を示しており、図6(b)は、被壁掛け品200Aの構成を示している。
図6(a)に示すように、被壁掛け品200において、被壁掛け品側取付け部は、板状部材に設けられ、大穴部221と小穴部222を有するダルマ穴220であり、ダルマ穴220が垂直方向に形成されるものである。ここで、板状部材の厚さTは、H>T>(H−h)の範囲にある。
また、図6(b)に示すように、被壁掛け品200Aにおいて、被壁掛け品側取付け部は、板状部材に設けられ、大穴部221Aと小穴部222Aを有するダルマ穴220Aであり、ダルマ穴220Aが傾斜方向に形成されるものである。ここで、板状部材の厚さTは、H>T>(H−h)の範囲にある。なお、小穴部222Aが大穴部221Aの左上方へ傾斜する例を示しているが、これに限定するものではない。
図7は、本発明の被壁掛け品の壁掛け構造の一例を示す図である。図7において、壁面取付用アダプタ100と被壁掛け品200の装着例を示している。図7(a)は、引掛け用突起部120がダルマ穴220の大穴部221に位置する状態を示している。図7(b)は、引掛け用突起部120がダルマ穴220の小穴部222に位置する状態を示している。
壁面取付用アダプタ100を被壁掛け品200に装着する際に、まず、図7(a)に示すように、壁面取付用アダプタ100の引掛け用突起部120を被壁掛け品200のダルマ穴220の大穴部221に挿入する。
そして、図7(b)に示すように、壁面取付用アダプタ100を上方へスライドし、即ち壁面取付用アダプタ100の引掛け用突起部120を被壁掛け品200のダルマ穴220の小穴部222側にスライドし、この際に、弾性突出部130aがダルマ穴220の大穴部221に落とし、弾性突出部130bが被壁掛け品200の背面に押し付けるようになっている。
このように壁面取付用アダプタ100と被壁掛け品200からなる被壁掛け品の壁掛け構造においては、壁面取付用アダプタ100は、アダプタ本体110と、引掛け用突起部120と、弾性突出部130とを備える。弾性突出部130は、表面部材111の表面より所定高さを突出した突起部を有する2つの弾性突出部130a,130bからなる。弾性突出部130a,130bは、表面部材111に形成された突起部の周りの3方向に切り口を設けて板ばね状に形成される。
また、被壁掛け品200において、被壁掛け品側取付け部は、所定厚さの板状部材に設けられ、大穴部221と小穴部222を有するダルマ穴220である。
これにより、壁面取付用アダプタ100が被壁掛け品200にフィットし、引掛け用突起部120がダルマ穴220から外れることがなく、壁面取付用アダプタ100を予め被壁掛け品200に装着した後、壁に配置することができる。また、弾性突出部130aがダルマ穴220の大穴部221に入ることで、壁面取付用アダプタ100と被壁掛け品200相互間の回転を確実に防止することができる。
図8は、本発明の被壁掛け品の壁掛け構造の他の例を示す図である。図8において、壁面取付用アダプタ100と被壁掛け品200Aの装着例を示している。図8(a)は、引掛け用突起部120がダルマ穴220Aの大穴部221Aに位置する状態を示している。図8(b)は、引掛け用突起部120がダルマ穴220Aの小穴部222Aに位置する状態を示している。また、図9は、図8中のB−B断面図である。
壁面取付用アダプタ100を被壁掛け品200Aに装着する際に、まず、図8(a)に示すように、壁面取付用アダプタ100の引掛け用突起部120を被壁掛け品200Aのダルマ穴220Aの大穴部221Aに挿入する。
そして、図8(b)に示すように、壁面取付用アダプタ100を左上の方向へスライドし、即ち壁面取付用アダプタ100の引掛け用突起部120を被壁掛け品200Aのダルマ穴220Aの小穴部222A側にスライドし、この際に、図9に示すように、弾性突出部130bがダルマ穴220Aの大穴部221Aに落とし、弾性突出部130aが被壁掛け品200Aの背面に押し付けるようになっている。
このように壁面取付用アダプタ100と被壁掛け品200Aからなる被壁掛け品の壁掛け構造においては、壁面取付用アダプタ100は、アダプタ本体110と、引掛け用突起部120と、弾性突出部130とを備える。弾性突出部130は、表面部材111の表面より所定高さを突出した突起部を有する2つの弾性突出部130a,130bからなる。弾性突出部130a,130bは、表面部材111に形成された突起部の周りの3方向に切り口を設けて板ばね状に形成される。
また、被壁掛け品200Aにおいて、被壁掛け品側取付け部は、所定厚さの板状部材に設けられ、大穴部221Aと小穴部222Aを有するダルマ穴220Aである。
これにより、壁面取付用アダプタ100が被壁掛け品200Aにフィットし、引掛け用突起部120がダルマ穴220Aから外れることがなく、壁面取付用アダプタ100を予め被壁掛け品200に装着した後、壁に配置することができる。また、弾性突出部130bがダルマ穴220Aの大穴部221Aに入ることで、壁面取付用アダプタ100と被壁掛け品200A相互間の回転を確実に防止することができる。
また、図7および図8に示すように、壁面取付用アダプタ100が2つの弾性突出部130a,130bを有するため、被壁掛け品200および被壁掛け品200Aともに対応することができる。
なお、上述実施の形態においては、アダプタ本体110の固着部材として、マグネットを用いたものについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、アダプタ本体110の裏側に粘着層を設け、固着部材として用いても良い。この場合は、粘着層として粘着剤塗層または粘着シートである。粘着剤塗層または粘着シートが壁面から剥離、再粘着可能で、かつ粘着剤(粘着シート)の表面に剥離シートを配置することが望ましい。
また、上述実施の形態においては、アダプタ本体110の表面部材111は、樹脂から成型されるものについて説明したが、これに限定されるものではない。他の材料、例えば金属、木材等を用いて形成するようにしてもよい。
また、上述実施の形態においては、被壁掛け品200、200Aには、1つのダルマ穴220、220Aが設けられたものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、被壁掛け品に2以上のダルマ穴を設けるようにしてもよい。この場合、ダルマ穴の数に応じて2以上の壁面取付用アダプタを使用することが必要であるので、壁面取付用アダプタを予め被壁掛け品に装着した後、壁に配置する際に、壁面取付用アダプタ間の位置関係を気にせず、容易に設置することができる。
この発明は、スチール製ラックやロッカー、デスク側面、またはボード、タイルの壁にOAタップや情報通信端末装置等の被壁掛け品を固定する目的に利用できる。
100 壁面取付用アダプタ
110 アダプタ本体
111 表面部材
111a 枠
111b 補強部
111c 装着穴
112 固着部材
120,120A 引掛け用突起部
121,121A 掛止面
130,130a,130b,130B 弾性突出部
200,200A 被壁掛け品
220,220A ダルマ穴
221,221A 大穴部
222,222A 小穴部

Claims (8)

  1. くぎやねじの取り付けが不能又は不適な壁と、裏面部に壁側から突出するくぎ・ねじの頭部形状の引掛け用突起部が係挿されるダルマ穴を備えた被壁掛け品と、の間に位置され、前記壁に吸着固定されて前記被壁掛け品を支持する壁面取付用アダプタであって、
    前記壁に密着される所定大きさの板状のアダプタ本体と、
    前記アダプタ本体の裏面に付設され前記壁に磁気吸着するか粘着剤により吸着して前記アダプタ本体を固定する固着部材と、
    前記アダプタ本体の表面から突出して設けられ軸状部、先端に掛止部を有し、前記被壁掛け品を着脱可能に掛止する引掛け用突起部と、
    前記アダプタ本体の表面の前記引掛け用突起部の一側に付設された2つの弾性突出部とを備え、
    前記被壁掛け品のダルマ穴に前記引掛け用突起部を係挿したときに、前記2つの弾性突出部のうち一方が前記被壁掛け品のダルマ穴の大穴部に落とし係合するように配置され、他方が前記被壁掛け品のダルマ穴を備えた裏面部に対して押圧して前記被壁掛け品のダルマ穴と前記引掛け用突起部との係挿状態を保持するように配置されていることを特徴とする壁面取付用アダプタ。
  2. 前記アダプタ本体は樹脂成形体であり、前記弾性突出部は、前記アダプタ本体を半島状部分を有するように成形された該半島状の板ばね部と、該板ばね部の先端に一体成形され備えられ又は別部材として固定された突起とからなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の壁面取付用アダプタ。
  3. 前記弾性突出部は、ゴム成形体であり前記アダプタ本体に開けた孔に嵌着されているか、または前記アダプタ本体の表面に接着されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の壁面取付用アダプタ。
  4. 前記引掛け用突起部は、前記アダプタ本体に表面よりタッピンネジを螺設し又は釘を打ち込み、該タッピンネジ又は該釘の前記アダプタ本体の表面より突出する部分である、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の壁面取付用アダプタ。
  5. 前記アダプタ本体は樹脂成形体であり、前記引掛け用突起部を一体成形により備えている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の壁面取付用アダプタ。
  6. 前記固着部材は、前記アダプタ本体の裏面に固着されたマグネットであるか、又はアダプタ本体の裏面に塗膜されかつ離型紙で被覆され該離型紙が使用に際して剥離されて前記壁に粘着する粘着層である、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の壁面取付用アダプタ。
  7. くぎやねじの取り付けが不能又は不適な壁と、裏面部に壁側から突出するくぎ・ねじの頭部形状の引掛け用突起部が係挿されるダルマ穴を離れた位置に複数備えた被壁掛け品との間に、前記ダルマ穴に対応する数の請求項1乃至のいずれか1項に記載の壁面取付用アダプタが前記壁に吸着固定されて位置され、前記各ダルマ穴に、これに対応する位置の壁面取付用アダプタの引掛け用突起部が係挿され前記被壁掛け品の裏面部を支持する、
    ことを特徴とする被壁掛け品の壁掛け構造。
  8. 裏面部に壁側から突出するくぎ・ねじの頭部形状の引掛け用突起部が係挿されるダルマ穴を離れた位置に複数備えた被壁掛け品を、壁面取付用アダプタを用いて、くぎやねじの取り付けが不能又は不適な壁に壁掛けする被壁掛け品の壁掛け方法であって、
    前記被壁掛け品の各ダルマ穴に請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の壁面取付用アダプタの引掛け用突起部を係挿し、前記2つの弾性突出部のうち1つの弾性突出部によって被壁掛け品の裏面部を押圧させることにより前記ダルマ穴と前記ダルマ穴引掛け用突起部との係挿状態を保持し、前記被壁掛け品の裏面部に複数の壁面取付用アダプタが位置固定されている状態で、前記くぎやねじの取り付けが不能又は不適な壁に壁面取付用アダプタの固着部材を押しつけてアダプタ本体を前記壁に固着し、前記被壁掛け品を壁掛けする、
    ことを特徴とする被壁掛け品の壁掛け方法。

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