JP5317059B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、スロットマシン等の遊技機や貸出機の本体内に装備され、遊技において使用される遊技媒体を払い出す遊技媒体払出装置に関し、特に、不正な操作若しくは信号を発生させることで遊技媒体を不正に払い出させるような不正行為を効果的に防止し得る遊技機に関する。
パチンコホール等に設置されている例えばスロットマシンで遊技をする際には、遊技媒体として遊技メダル(以下「メダル」という)が一般に使用されている。スロットマシンにおいては、遊技者がメダルを賭けて複数個のリールからなる可変表示装置を回転させ、各リールが停止したときに表示される図柄や数字等が所定の組み合わせとなったときに入賞が成立する。入賞が成立すると、スロットマシン本体内部のメダル払出装置(遊技媒体払出装置)が作動し、その入賞の態様に応じた枚数のメダルが前面の受け皿へ払い戻される。
また、メダル払出装置は、パチンコホール内の貸出機や両替機等にも用いられ、遊技者の貸し出し操作に応じて所定枚数のメダルを払い出して遊技者に貸与するものもある。
従来のメダル払出装置は、例えば、複数枚のメダルを貯留可能なホッパーと、モータで回転駆動される払出ディスク等を備えたメダル払出部と、実際に払い出されたメダルを検出する払出検出部と、外部の制御基板(例えばスロットマシンの主制御基板)が出力する払出要求信号を受けてメダル払出部のモータを駆動するとともに払出完了信号を受けてモータを停止させる払出制御手段と、上記払出検出部からの検出信号を計数し積算した実払出枚数が所与の払出枚数に達したと判定したときに上記払出完了信号を払出制御手段へ出力する計数手段とを備え構成されている。
ところで、このような従来のメダル払出装置においては、例えば不正器具の侵入や外部からの不正操作により、メダル払出部のモータを誤作動させ、不適切に多くのメダルを払い出させるといった不正行為が問題となっている。
悪意の遊技者等によるこのような不正行為を防止する対策として、例えば特許文献1には、上述の払出要求信号が出力されていない期間に払出検出部(フォトセンサ等)がメダルを検出したときにエラーを報知する技術や、また、払出要求信号が出力されたとしても既に払出検出部が検出信号を出力している場合には、メダル払出部のモータを駆動しないようにする等の技術が開示されている。
特許第2781495号公報
しかし、上述した従来の技術によっても、例えばメダル払出部のセンサに対して不正操作を行い、メダルが払い出されているにもかかわらず、メダル払出部がメダルを検出しない状態とした場合、多量のメダルが払い出されてしまう等の問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑み、遊技媒体を払い出すモータ等の駆動手段に対する外部からの直接的な不正操作等に対抗し、かかる不正な払い出しを確実に防止することができる等の遊技機を提供することを目的をとする。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、前方に開口を有する筐体と、前記筐体の内部に配置され、外周面に複数種類の図柄が描かれたリールと、前記筐体に対して回動可能に取り付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる前扉と、前記前扉に設けられ、当該前扉が前記開口を閉塞した状態で前記リールの前方に配置して当該リールを視認可能にする表示窓と、前記前扉に設けられ、複数の点灯部からなる第1の発光部と、前記前扉の前記第1の発光部と異なる位置に設けられ、複数の点灯部からなる第2の発光部と、遊技媒体を払い出す遊技媒体払出手段と、前記遊技媒体払出手段による遊技媒体の払い出し量に応じて前記第1または第2の発光部におけ前記複数の点灯部が発光する数を制御する発光制御手段と、を備え、前記遊技媒体払出手段は、複数の遊技媒体を収容し得るホッパーと、前記ホッパーの底部に配設され遊技媒体を受容して周回方向に搬送させる回転円板体と、前記回転円板体に回転駆動力を付与する駆動手段と、前記回転円板体によって所定位置に搬送された遊技媒体を放出する放出手段と、回転円板体の回転を検出する回転検出手段と、前記放出手段が放出した遊技媒体の数を検出する放出数検出手段と、備え、前記遊技媒体払出手段は、要求信号を受けたとき前記駆動手段が作動して遊技媒体を放出し、前記第1または第2の発光部の一方は、前記回転検出手段の検出結果に基づいて前記複数の点灯部が発光する数が制御され、前記第1または第2の発光部の他方は、前記放出数検出手段の検出結果に基づいて前記複数の点灯部が発光する数が制御されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前方に開口を有する筐体と、前記筐体の内部に配置され、外周面に複数種類の図柄が描かれたリールと、前記筐体に対して回動可能に取り付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる前扉と、前記前扉に設けられ、当該前扉が前記開口を閉塞した状態で前記リールの前方に配置して当該リールを視認可能にする表示窓と、前記前扉に設けられ、複数の点灯部からなる第1の発光部と、前記前扉の前記第1の発光部と異なる位置に設けられ、複数の点灯部からなる第2の発光部と、遊技媒体を払い出す遊技媒体払出手段と、前記遊技媒体払出手段による遊技媒体の払い出し量に応じて前記第1または第2の発光部における前記複数の点灯部が発光する数を制御する発光制御手段と、前記前扉に設けられ、音声を出力する第1の音声出力部と、前記前扉の前記第1の発光部と異なる位置に設けられ、音声を出力する第2の音声出力部と、を備え、前記遊技媒体払出手段は、複数の遊技媒体を収容し得るホッパーと、前記ホッパーの底部に配設され遊技媒体を受容して周回方向に搬送させる回転円板体と、前記回転円板体に回転駆動力を付与する駆動手段と、前記回転円板体によって所定位置に搬送された遊技媒体を放出する放出手段と、回転円板体の回転を検出する回転検出手段と、前記放出手段が放出した遊技媒体の数を検出する放出数検出手段と、備え、前記遊技媒体払出手段は、要求信号を受けたとき前記駆動手段が作動して遊技媒体を放出し、前記第1または第2の音声出力部の一方は、前記回転検出手段の検出結果に基づいて音量が制御され、前記第1または第2の音声出力部の他方は、前記放出数検出手段の検出結果に基づいて音量が制御されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前方に開口を有する筐体と、前記筐体の内部に配置され、外周面に複数種類の図柄が描かれたリールと、前記筐体に対して回動可能に取り付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる前扉と、前記前扉に設けられ、当該前扉が前記開口を閉塞した状態で前記リールの前方に配置して当該リールを視認可能にする表示窓と、前記前扉に設けられ、複数の点灯部からなる第1の発光部と、前記前扉の前記第1の発光部と異なる位置に設けられ、複数の点灯部からなる第2の発光部と、遊技媒体を払い出す遊技媒体払出手段と、前記遊技媒体払出手段による遊技媒体の払い出し量に応じて前記第1または第2の発光部における前記複数の点灯部が発光する数を制御する発光制御手段と、前記前扉に設けられ、音声を出力する第1の音声出力部と、前記前扉の前記第1の発光部と異なる位置に設けられ、音声を出力する第2の音声出力部と、を備え、前記遊技媒体払出手段は、複数の遊技媒体を収容し得るホッパーと、前記ホッパーの底部に配設され遊技媒体を受容して周回方向に搬送させる回転円板体と、前記回転円板体に回転駆動力を付与する駆動手段と、前記回転円板体によって所定位置に搬送された遊技媒体を放出する放出手段と、回転円板体の回転を検出する回転検出手段と、前記放出手段が放出した遊技媒体の数を検出する放出数検出手段と、備え、前記遊技媒体払出手段は、要求信号を受けたとき前記駆動手段が作動して遊技媒体を放出し、前記第1または第2の音声出力部の一方は、前記回転検出手段の検出結果に基づいて音階が制御され、前記第1または第2の音声出力部の他方は、前記放出数検出手段の検出結果に基づいて音階が制御されることを特徴とする
本発明によれば、遊技媒体払出手段による遊技媒体の払い出し量に応じて前記第1または第2の発光部におけ複数の点灯部が発光する数を制御することで、多量の遊技媒体の払い出しを目立たせることができ、遊技媒体を払い出すモータ等の駆動手段に対する外部からの直接的な不正操作等に対抗し、かかる不正な払い出しを確実に防止することができる。
本発明の実施形態によるスロットマシンの外観構造を表した斜視図である。 本発明の実施形態によるスロットマシンの正面図である。 本発明の実施形態による前扉を開放した状態におけるスロットマシン1の内部構造を表した図である。 本発明の実施形態によるスロットマシンの制御システムを表したブロック図である。 本発明の実施形態によるス遊技媒体払出装置の実施形態であるメダル払出装置の外観斜視図である。 本発明の実施形態によるス遊技媒体払出装置の実施形態であるメダル払出装置の上面視図である。 本発明の実施形態によるス遊技媒体払出装置の実施形態であるメダル払出装置の分解斜視図である。 本発明の実施形態によるメダル払出装置の縦断面図である。 本発明の実施形態による撹拌ディスク350及びフォトセンサの説明図である。 本発明の実施形態による図7の矢印Aで示したベースプレート321に正対する位置から見たメダル払出部及びその周辺部の平面図である。 本発明の実施形態によるメダル払出装置を制御する制御システムの構成を表したブロック図である。 本発明の実施形態によるメダル払出装置が正常な状態における主制御基板及びサブ制御基板による演出用照明部の制御内容を説明する説明図である。 本発明の実施形態によるメダル払出装置が異常な状態における主制御基板及びサブ制御基板による演出用照明部及び液晶表示装置の制御内容を説明する説明図である。 本発明の実施形態によるメダル空センサ450が設けられた付近の構造を表した平面図である。 本発明の実施形態によるフォトセンサの検出結果に基づいた実払出枚数と左の演出用放音部の音階を上昇について示すグラフである。 図1乃至図15に示した実施形態の第1の変形例の制御内容を示すグラフである。 図1乃至図15に示した実施形態の第2の変形例の制御内容を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は本発明に係る一実施形態のスロットマシン1の外観構造を表した斜視図である。
図1において、スロットマシン1は、前方に開口を有する略矩形状の箱体である筐体2と、当該筐体2に対して蝶番機構により回動可能に取付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる前扉3とを備えている。
前扉3の前面側は、上部パネル部4と下部パネル部5に略区分けされ、これらは視覚効果を高めてデザインされたいわゆる化粧板として、硬質プラスチックにより一体的に形成されている。更に、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダル(遊技媒体)を貯留するメダル受皿61が一体的に形成されたメダル受皿部6が設けられている。
また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技者側に突出し、ゲーム操作を行うためのスイッチ類が配置されている操作卓7が一体的に形成されている。なお、上部パネル部4、操作卓7、下部パネル部5、及びメダル受皿部6は、遊技者側に面し、これらによって「前面パネル」が構成される。
上部パネル部4の中央には、硬質プラスチック板等で形成されたパネル部41が設けられている。パネル部41のほぼ中央には略長方形の透明な表示窓42が形成されている。パネル部41の左右には縦長の演出用照明部203、204が設けられている。
スロットマシン1は、このような表示窓42を通して筐体2内に設けられているリールユニット100の3個のリール101a、101b、101cが目視されるようになっている。
ここで、筐体2内に設置されているリールユニット100は、円筒形状のリール101a、101b、101cがそれぞれ回転軸方向に並べられ、各リール101a、101b、101cの外周面にはその周方向に沿って複数種類の図柄が描かれている。遊技者は、表示窓42を通して3列のリールに描かれたそれぞれ上下方向3個の図柄を目視できる。
上部パネル部4の上部には、高輝度発光ダイオード等のランプ類を内蔵する演出用照明部205、206、207と、ゲームに係る効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部44a、44bが配置されている。
スロットマシン1は、ゲームの進行に応じて上述した演出用照明部205、206、207等が点灯又は点滅することで、ゲームにおける視覚的な演出効果を高めるように形成されている。
また、演出用放音部44a、44bの間には、透明な硬質プラスチック板等が嵌め込まれて形成された表示窓45に面して遊技機の演出装置として液晶表示装置46が配置されている。なお、液晶表示装置46は、ゲームの演出に係る映像やゲーム(遊技)に関する情報を主に表示する。
操作卓7の上面右側には本実施形態の要部となるメダル投入部71が設けられている。メダル投入部71は、メダルを投入するためのメダル投入口72を有する。操作卓7の上面左側には、押しボタンスイッチである2個のベットボタン73、74が設けられている。
ベットボタン73、74はスロットマシン1の1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。本スロットマシン1においては、ゲームを開始する際に、ベットボタン73が押圧操作されることで、内部貯留されているメダルから1枚のメダルがゲームに対して賭けられる。同様に、ベットボタン74が押圧操作されることで3枚の当該ゲームにメダルが賭けられる。なお、ベットボタン74は、最大枚数のメダルを賭けることから、特に「マックスベットボタン」と呼ばれている。
操作卓7の前面パネル70の左側には、リール101a、101b、101cの回転開始を指示するためのスタートレバーユニット75が設けられている。スタートレバーユニット75は、先端に球形の操作ノブを有する揺動可能なスタートレバー91を備え、スタートレバー91が傾倒操作されるとオン、スタートレバー91から手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ状態となるスイッチユニットで形成されている。
また、操作卓7の前面パネル70の左側のスタートレバーユニット75より右側には、各リール101a、101b、101cの回転停止をそれぞれ指示するためのストップボタン76a、76b、76cが各リールの配列に対応して並設されている。
さらに、操作卓7の前面パネル70の左上隅には、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルして払い出させることを指示するとともに、内部貯留したメダルを精算して払い出させることを指示するための精算ボタン77が設けられている。
操作卓7の前面パネル70の右上側には、後述のメダル選別装置34(図3参照)で詰まったメダルを返却させるための詰まり解除ボタン78が設けられている。
操作卓7の右隅には、前扉3を開錠するための鍵が挿入される鍵穴79が設けられている。スロットマシン1の管理者等が鍵穴79に所定の鍵を挿入して開錠操作すると、蝶番機構によって筐体2に取付けられている前扉3を前方へ開くことができ、また前扉3を筐体2側に閉じると、自動的にこれらを施錠するようになっている。
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを遊技者へ認識させる等のため、登場キャラクタの絵などを表示する表示パネル51が設けられている。表示パネル51の左右には縦長の演出用照明部201、202が設けられている。
下部パネル部5の下側に配置されたメダル受皿部6には、入賞時にメダルを払い出すメダル払出口62と、払い出されたメダルを貯留するメダル受皿61と、演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する左右の演出用放音部63a、63bとが配置されている。
次に、図2を参照して、演出用照明部201、202、203、204、205、206、207の構造を説明する。
図2は、スロットマシン1の正面図である。
図2において、演出用照明部201は、複数の発光ダイオード221を実装して表示パネル51の左脇に取り付けられる縦長の発光基板211と、発光基板211を覆う透光性の縦長のカバー231とから構成される。
演出用照明部202は、複数の発光ダイオード222を実装して表示パネル51の右脇に取り付けられる縦長の発光基板212と、発光基板212を覆う透光性の縦長のカバー232とから構成される。
演出用照明部203は、複数の発光ダイオード223を実装してパネル部43の左脇に取り付けられる縦長の発光基板213と、発光基板213を覆う透光性の縦長のカバー233とから構成される。
演出用照明部204は、複数の発光ダイオード224を実装してパネル部44の右脇に取り付けられる縦長の発光基板214と、発光基板214を覆う透光性の縦長のカバー234とから構成される。
演出用照明部205は、複数の発光ダイオード225を実装して上部パネル部4の上部の左脇から上辺左側に亘って取り付けられるL字状の発光基板215と、発光基板215を覆う透光性のL字状のカバー235とから構成される。
演出用照明部206は、複数の発光ダイオード226を実装して上部パネル部4の上部の右脇から上辺右側に亘って取り付けられるL字状の発光基板216と、発光基板216を覆う透光性のL字状のカバー236とから構成される。
演出用照明部207は、複数の発光ダイオード227を実装して上部パネル部4の上部の上辺中央部に取り付けられる横長形状の発光基板217と、発光基板217を覆う横長形状のL字状のカバー237とから構成される。
次に、図3を参照して、筐体2の内部構造と前扉3の裏面構造とを説明する。
図3は前扉3を開放した状態におけるスロットマシン1の内部構造を表した図である。
図3において、筐体2の前方には開口8を有している。この開口8内の上部には、左右のブラケット部材81、82を介して硬質プラスチックの基板ケース80に収納された主制御基板20が取付けられている。主制御基板20は、スロットマシン1の全体動作を集中制御するCPUを備えている。
筐体2内の中央には、リール101a、101b、101cと左右の内側図柄表示器200L、200Rを備えるリールユニット100が設けられている。リールユニット100は、前扉3が筐体2側に閉じられると前扉3の表示窓42にリール101a、101b、101cが対向するように、所定フレームに位置決めされて取付けられている。なお、各リール101a、101b、101cは、それぞれに内蔵されたリールモータによって回転駆動される。
また、リールユニット100の上部には、各リールを回転駆動する前記リールモータへ1−2相の駆動パルス信号を送出するリール基板110が取付けられている。主制御基板20は、リール基板110に回胴駆動(励磁)パルスデータを送出することで、各リールの回転、制動及び停止の制御を行っている。
リールユニット100の下方には、メダル払出装置21と、メダル払出装置21から溢れたメダルを収容するための補助貯留部22と、電源ユニット23が設けられている。電源ユニット23の内部の右側には、いわゆる配電盤に相当する電源装置基板24が設けられている。
電源ユニット23は、ハーネスを介してメダル払出装置21及び主制御基板20等の電気部品と電気的に接続する。また、電源ユニット23は、前記筐体2の壁面の貫通孔9に挿通された電源コード10を介して筐体2の外部から電力が供給され、供給された電力から所定の電圧値の電力を生成してメダル払出装置21及び主制御基板20等の電気部品に供給する。メダル払出装置21の前面には、メダルを排出するメダル放出口25が設けられている。メダル払出装置21の上部にはメダルを貯留するメダル収納部26が設けられている。
更に、筐体2の上部右側の内壁に、遊技場に設置されている「ホールコンピュータ」と呼ばれる管理用コンピュータと接続可能な外部集中端子板27が取付けられている。
一方、前扉3の裏面側上部には、発光駆動部31が配置されている。発光駆動部31は、上述の演出用照明部201、202、203、204、205、206、207(図2参照)のの発光ダイオード221、222、223、224、225、226、227を発光駆動する駆動回路が実装されている。
また、前扉3の裏面側上部には、上述の演出用放音部44a、44b(図1参照)に対向してスピーカ32a、32bが取付けられている。また、スピーカ32a、32bの間には、液晶表示装置46が取付けられている。更に、液晶表示装置46の裏面側には、電気回路基板で形成され硬質プラスチックの基板ケース90に収納されたサブ制御基板40が取付けられている。
主制御基板20及びサブ制御基板40は、スロットマシン1の作動を制御する制御基板である。
サブ制御基板40の下方には、リール101a、101b、101cを目視させるための透明な表示窓42が形成されたパネル板47が配置され、表示窓42の下方には、前面側のスタートレバーユニット75(図1参照)及びストップボタン76a、76b、76c(図1参照)等の操作スイッチ類の出力信号を主制御基板20へ転送する中継基板として機能する中央表示基板33が設けられている。
メダル選別装置34は、メダル投入口72に投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。また、メダル選別装置34はメダルセンサを内蔵しており、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入され、メダルセンサがこのメダルを検出することによって、メダル投入の受け付けを示す信号を主制御基板20へ送出する。
メダル選別装置34の装置本体の下方には、メダル選別装置34によって振り分けられた正規のメダルを筐体2内に設けられているメダル払出装置21へ案内するガイド部材35と、メダル選別装置34により排除されたメダル(又は異物)をメダル払出口62へ案内するキャンセルシュート部材36が設けられている。また、前扉3の裏面側下部には、メダル払出装置21のメダル放出口25から排出されたメダルをメダル払出口62へ案内するガイド部材37が設けられている。更に、メダル払出口62に隣接して、上述した演出用放音部63a、63b(図1参照)に対向するスピーカ38a、38bが取付けられている。
なお、スロットマシン1全体の動作は、筐体2側に設けられている主制御基板20によって統括制御されており、サブ制御基板40は、液晶表示装置46による演出映像の表示制御、上述の演出用照明部205、206、207の発光駆動部31を用いた演出発光制御、及び演出用放音部44a、44b、63a、63bのスピーカ32a、32b、38a、38bを使った演出効果音制御など、ゲームの演出に係る制御を主に行っている。
次に、図4のブロック図を参照して、スロットマシン1に設けられている制御システムについて説明する。
図4はスロットマシン1の制御システムを表したブロック図である。
図4において、主制御基板20は、メインCPU120と、記憶部121と、乱数発生器122と、I/F回路123と、ソレノイド駆動回路124とを主要構成として備えている。
記憶部121は、ROM、RAM等の半導体メモリによって構成され、主要構成としてプログラムROM131と制御RAM132を有している。記憶部121のプログラムROM131には、スロットマシンゲーム用のシステムプログラム133が予め記憶されている。主制御基板20は、記憶部121のプログラムROM131に記憶されたシステムプログラム133に従ってメインCPU120が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を統括制御している。
また、記憶部121の制御RAM132にはメダルクレジット手段136が設けられている。メダルクレジット手段136はスロットマシン1が内部貯留するメダルの数であるクレジットをメモリに記憶する。
また、主制御基板20のメインCPU120には、中央表示基板33及びI/F回路123を介してベットボタン73、74、スタートレバーユニット75のフォトセンサ、ストップボタン76a、76b、76c、精算ボタン77等の操作スイッチ類が介して接続されるとともに、メダル選別装置34の中央表示基板33及びI/F回路123を介してメダル選別装置34のメダルセンサ141が接続されている。また、主制御基板20のメインCPU120には、I/F回路123を介してソレノイド駆動回路124が接続されている。ソレノイド駆動回路124は、中央表示基板33を介してメダル選別装置34のフラッパータイプソレノイド142が接続されている。
また、主制御基板20には、電源装置基板25が接続されている。電源装置基板25は、主制御基板20のメインCPU120からI/F回路123を介して送信されるコマンドデータに基づいてメダル払出装置であるメダル払出装置21を駆動する。スタートレバーユニット75は、前記スタートレバー91の傾倒操作を検出するフォトセンサを備えている。フォトセンサの検出出力である傾動検出信号は、中央表示基板33及び主制御基板20に設けられたI/F回路123を介してメインCPU120に受信される。
フラッパータイプソレノイド142は、メダル選別装置34に流下するコインを強制排除する場合に用いられるメダルブロッカを駆動するためのものである。メインCPU120は、主制御基板20に設けられたソレノイド駆動回路124を制御することでフラッパータイプソレノイド142のオン、オフを行う。
主制御基板20のメインCPU120は、前記操作スイッチ類やメダル選別装置34のメダルセンサ141からの出力信号によりゲームに係る操作を検出する。
また、主制御基板20のメインCPU120は、動作モードがメダルベット待機状態となっている場合において、メダルセンサ141がメダルを検出した場合、検出したメダルをゲームの賭数に加算する。
また、主制御基板20のメインCPU120は、動作モードがメダルクレジット入力待機状態となっている場合において、メダルセンサ141がメダルを検出した場合、検出したメダルをメダルクレジット手段136のクレジットに加算する。ここで、メダルベット待機状態とは、1つのゲームが終了した後、当該ゲームにメダルが賭けられるのを待機している状態のことを示している。メダルクレジット入力待機状態とは、当該ゲームにメダルが賭けられた後、メダルクレジット手段136の前記クレジット数が最大値(50)になるまでの状態のことを示している。
一方、左中右のリール101a、101b、101cには、リールセンサ103a、103b、103cが設けられている。
主制御基板20のメインCPU120は、リール基板110及びI/F回路123を介してリールセンサ103a、103b、103cの検出信号を受信し、各リールの基準となる回転位置を把握しながら、I/F回路123を介してリール基板110に所定の回胴駆動パルスデータを送信する。リール基板110は、主制御基板20からの回胴駆動パルスデータに従って左中右のリールモータ102a、102b、102cを回転駆動することで、各リール101a、101b、101cの回転及び停止の動作制御を行っている。
また、主制御基板20のメインCPU120は、入賞が確定した場合等において、I/F回路123及び電源装置基板25を介してメダル払出装置21を制御することで、所定数のメダルをメダル受皿60に払い出す。
さらに、主制御基板20のメインCPU120は、精算ボタン77が操作された場合、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルしてメダル払出装置21に払い出させるとともに、メダルクレジット手段136(図4参照)が内部貯留したメダルを精算してメダル払出装置21に精算前のクレジット数のメダルを払い出させる。
一方、主制御基板20の記憶部121のプログラムROM131には、入賞抽選テーブル134が記憶されている。また、記憶部121の制御RAM132には、内部当選した入賞役に対応するフラグを記憶する内部抽選フラグ記憶領域137、前記入賞役を抽選する抽選確率の設定を記憶する設定記憶領域138が設定されている。
サブ制御基板40は、主制御基板20からの制御信号に基づいて演出用放音部62a、62b(図1参照)のスピーカ38a、38b等の演出装置50を制御駆動することで、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出をゲームの進行に応じて行っている。
尚、第1の実施形態では、液晶表示装置46による演出映像、上述の演出用照明部205、206、207の発光駆動部31を用いた演出発光、及び演出用放音部44a、44b、63a、63bのスピーカ32a、32b、38a、38bを使った演出効果音の選択はサブ制御基板40の抽選によって行っている。
メインCPU120は、I/F回路123を介したスタートレバーユニット75からの操作検出信号がスタートレバー91の傾倒操作の検出を示すことを契機に乱数発生器122から乱数値を取得し、設定記憶領域138に記憶された設定に対応する入賞抽選テーブル134を参照することで、得られた乱数値に割り当てられた入賞役またはハズレを抽選する。そして、メインCPU120は、乱数値に対応する入賞役が存在すると、それを当該ゲームの入賞役として抽選結果を当選にし、記憶部121の内部抽選フラグ記憶領域137における当選した入賞役のフラグをオンにする。メインCPU120は、乱数値に対応する入賞役が存在しない場合、抽選結果をハズレにし、記憶部121の内部抽選フラグ記憶領域137におけるハズレのフラグをオンにする。
ここでは、かかる入賞役の抽選方法を「内部抽選」と呼んでいる。
次に、スロットマシン1におけるゲーム動作の概要を説明する。
スロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの配当が完了した時、又は先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。次に、遊技者がメダル投入ガイド71のメダル投入口72にメダルを投入し、もしくは、ベットボタン73を三回押圧操作するかベットボタン74を一回押圧操作することで、スロットマシン1は、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームに所定枚数(例えば、3枚)のメダルが賭けられゲームを準備する。
ゲーム準備の状態でスタートレバーユニット75のスタートレバー91が傾倒操作されゲームが開始されると、主制御基板20は、スタートレバー91が傾倒操作を起因として3個のリール101a、101b、101cを一斉に回転させ始めるとともに、上述した内部抽選を実行する。内部抽選の結果は、内部抽選フラグ記憶領域に記憶される。また、メインCPU120は、内部抽選に抽選結果に応じて演出乱数テーブル135の種類の選択を行う。
メインCPU120は、スタートレバーユニット75の傾倒操作の検出が終了したタイミングで乱数値を取得し、前期種類が選択された演出乱数テーブル135を参照することで、図柄表示演出の可否及び演出内容を選択する。
次に、遊技者により何れかのストップボタン76a、76b、76cが押圧操作されることで、リール101a、101b、101cが停止し、主制御基板20は、停止した各リールが表示する図柄と上述の内部抽選フラグ記憶領域に記憶された内部抽選の入賞役に係る図柄の組合せとが一致しているかどうか判定する。
これら図柄の組合せが一致し役への入賞が確定すると、スロットマシン1は、主制御基板20により制御RAM132の制御を行い、内部貯留しているメダルのクレジット数が所定の数になるまで、当該役の種類に応じて予め決められた配当数のメダルをクレジット数に加算する。さらに、スロットマシン1は、前記配当数と前記クレジット数の加算結果が前記所定の数を超過すると、この超過した数のメダルをメダル受皿61へ払い出す。
次に、スロットマシン1等の内部に装備される上述したメダル払出装置21の構成を詳細に説明する。ここで、図5はメダル払出装置21の外観斜視図、図7はメダル払出装置21の上面図、図7はその構成を表した分解斜視図、図8は縦断面図である。
図5において、メダル払出装置21は、概略椀形状のホッパー310と、ホッパー310を上面に取り付け、メダルをメダル放出口25から外部へ放出する払出機構が板金ケース内に形成されたメダル払出部320とから主に構成されている。なお、メダル払出装置21は、メダルを貯留するホッパー310を有していることから、「ホッパーユニット」とも称されている。
このホッパー310は、外径が矩形状に形成された基体部314と、この基体部314と一体的であり上方に開口を有する椀状部312とを備え、これらが硬質プラスチック等で成型加工されている。椀状部312の底面は、投下されたメダルを受けて一側の底孔315(図6参照)へ誘導する傾斜面311が形成されている。また、椀状部312の所定高さ位置には、オーバーフロー孔313が開口して形成されている。
図7において、メダル払出部320の上面は、板金ケースと一体のベースプレート321が設けられ、略中央が円状に打ち抜かれた金属板であるサブプレート330が、ベースプレート321の上面に密接して固定されている。
メダル払出部320の板金ケース内には、電動の回転モータである払出モータ322がベースプレート321の裏面側に取り付けられている。また、払出モータ322の回転駆動力が伝達される従動軸323がベースプレート321を貫通するようにして軸支されている。そして、撹拌ディスク350と搬送ディスク340のそれぞれの軸孔352、343が従動軸323に嵌合し固着されており、これらが従動軸323とともに一体的に回転するように取り付けられている。なお、撹拌ディスク350と搬送ディスク340とによって、回転円板体としての払出ディスクが構成され、この払出ディスクは、ベースプレート321とサブプレート330の開口縁332とにより画成されるメダルの搬送空間内を回転するように設けられている。
撹拌ディスク350は、硬質プラスチックまたはアルミダイカスト等の成型品で円板状に形成され、そのディスク面の同一半径上に、メダルを受容し得る円形の受容口351が複数ヶ所(実施形態では8ヶ所)に形成されている。なお、ホッパー310の底部に貯留されているメダルを効率良く捕捉するために、各受容口351は、周囲に傾斜面を有してディスク面から若干窪んだ位置に開口形成されている。これにより、撹拌ディスク350が回転したときに、ホッパー310内に無秩序に貯留されていたメダルが一枚ずつ略水平に整列して各受容口351に受容されるようにしている。
搬送ディスク340は、ステンレス等の鉄系またはアルミニウム等の板状の合金材からなり、その外周に、メダルの直径に相当する幅の複数の捕捉溝341が等間隔(例えば8ヶ所)に形成されている。そして、相互に隣接する捕捉溝341の間に半径方向に延びて左方向に緩やかにカーブする押進部342が形成されている。
また、図8の断面図に示されるように、払出モータ322の駆動軸322aと、搬送ディスク340及び撹拌ディスク350が嵌合する従動軸323との間には、カップリング329が設けられている。
なお、メダル払出装置21は、メダル払出部320の傾斜する上面であるベースプレート321にホッパー310の基体部314を取り付けて組み立てられている。ホッパー310の開口部に投下されたメダルMは、傾斜面311を自重で滑り落ち、底孔315を介して基体部314の内部に貯留される。そして、撹拌ディスク350の受容口351にメダルMが受容され、その受容口351に位置整合する搬送ディスク340の捕捉溝341に捕捉される。更に、搬送ディスク340が回転することによりメダルMが後述する放出機構部へ搬送されると、放出機構部は当該メダルMをメダル放出口25から外部へ勢いよく放出する。
以下、本実施例の要部となる回転円板体の撹拌ディスク350の回転を検出する回転検出手段について詳細に説明する。
図9(a)は撹拌ディスク350を上方から見た斜視図である。図9(b)は撹拌ディスク350及びフォトセンサ401を下方から見た斜視図、図9(b)は、フォトセンサ401の検出動作を示す説明図である。
図9(a)において、撹拌ディスク350には、メダルを受容し得る円形の受容口351が8個等間隔で形成されている。
図9(b)において、撹拌ディスク350の下面の8個の受容口351より外周側には下方に突出する突起部353が形成されている。突起部353の外周面には、反射板411が取り付け固定されている。
図8に示したホッパー310の基体部314には、反射板411の検出を行うフォトセンサ401が設けられている。
図9(c)において、フォトセンサ401を赤外線Lを発光する発光部402と、反射板411により反射された赤外線Lの受光し、この受光によりパルス信号を出力する受光部403とから構成される。
受光部403は、撹拌ディスク350が1/8回転する毎に1つのパルス信号を回転検出信号Aとして出力する。撹拌ディスク350が1/8回転は後述のメダルの実払出枚数に相当している。
メダル払出装置21の放出機構部を含む、メダルの払出機構について更に詳細に説明する。図10(a)と図10(b)は、図7の矢印Aで示したベースプレート321に正対する位置から見たメダル払出部320及びその周辺部の平面図である。なお、図10は、撹拌ディスク350が取り外された状態を図示している。
図10に示されるように、メダル払出部320の放出機構部には、サブプレート330の一部が切り欠かれてメダル放出口25を開口端とする放出路が形成されている。また、この放出路を挟む両側に回転自在なピンローラ361、362が設けられている。
下側のピンローラ361は、ベースプレート321に固定されて設けられている。また、上側のピンローラ362は、ベースプレート321の裏面側において支軸364に軸支された回動アーム363に設けられ、長孔391を通して放出路内に突出し、その位置が往復変位可能となっている。また、ピンローラ362は、回動アーム363に接続したバネ365により、対峙する固定のピンローラ361に向かって閉じようとする側に常時付勢されている。
また、ベースプレート321の裏面側には、回動アーム363の回動位置を検出する2個のフォトインタラプタ371a、371bが設けられている。なお、これらフォトインタラプタ371a、371bにより、メダルの払い出しを検出するための払出検出部としての払出センサ371が構成されている。
また、ベースプレート321のメダル放出口25に対向する位置には、メダルの通過を検出いるフォトセンサ421が設けられている。
この放出機構部を含む払出機構によれば、メダル払出装置21の制御手段(例えば後述する払出制御基板380)が払出モータ322を駆動して搬送ディスク340を右方向に回転させると、捕捉溝341に捕捉されたメダルMがその後方の押進部342に押圧されながらサブプレート330の開口縁332に沿って周回するように搬送される。
図10(a)に示されるように、メダルMが放出機構部近くまで搬送されると、各ピンローラ362、361にメダルMの縁が当接し、押進部342の押圧力がメダルMを介してピンローラ362を開く側に作用する。このとき、バネ365には、伸張による弾性エネルギーが蓄積される。
更に、搬送ディスク340が回転し、図10(b)に示される位置でメダルMの中心がピンローラ361、362の各軸を結ぶ線を超えた時、バネ365の弾性収縮力がピンローラ362を閉じようとする側に作用する。これにより、バネ365に蓄積された弾性エネルギーが一機に開放し、ピンローラ362に押圧されてメダルMがメダル放出口25より勢いよく放出される。
このとき、ピンローラ362と伴に往復動する回動アーム363の各位置を2個のフォトインタラプタ371a、371b(払出センサ371)がそれぞれ検出し、メダル検出信号SMを出力する。フォトインタラプタ371a、371bのかかる一連の作動に基づいて制御手段が論理判定することにより、1枚ごとのメダルMの払い出しを検出している。
次に、図11は、このメダル払出装置21を制御する払出制御基板380を備えた制御システムの構成を表したブロック図である。なお、ここでは、メダル払出装置21の制御手段としての払出制御基板380を装置本体に内蔵した実施形態を説明しているが、当該払出制御基板380の諸機能を実現する手段をスロットマシン1の主制御基板20やその他の電気回路基板に設けたものでもよい。
メダル払出装置21を駆動制御する払出制御基板380は、スロットマシン1の主制御基板20との間でシリアル若しくはパラレル通信可能に接続されるとともに、主制御基板20の指令下で制御動作する。
まず、主制御基板20は、入賞が確定した時や遊技者による貸し出し操作を検知したとき、払い出すべきメダルの枚数のデータ(払出枚数データ)を含む払出要求信号RqDを生成し払出制御基板380へ送信する。
払出制御基板380に備えられる払出制御手段381は、払出要求信号RqDを受けたとき、ドライブ回路385を介してモータ駆動信号DMを払出モータ322へ供給する。これにより、払出モータ322の回転駆動力が払出ディスクに伝達され回転して、メダルが1枚ずつ放出される。
このとき、払出センサ371の各フォトインタラプタ371a、371bは、メダルが放出される毎にメダル検出信号SM1を払出制御基板380へ送出する。
フォトセンサ401は、撹拌ディスク350が1/8回転する毎に回転検出信号Aを払出制御基板380へ送出する。
フォトセンサ421は、メダル放出口25にメダルが通過する毎にメダル検出信号SM2を払出制御基板380へ送出する。
計数手段382は、メダル検出信号SM1を受信し論理判定することで、メダルの払い出しをカウントする。そして、計数手段382は、カウントした実払出枚数のデータが、払出要求信号RqDに含まれる払出枚数データに達したと判定すると、払出完了信号CpD1を払出制御手段381へ出力する。
計数手段383は、回転検出信号Aを受信し論理判定することで、1/8回転を単位とする撹拌ディスク350の回転数をカウントする。そして計数手段383は、カウントした回転数のデータBを払出制御手段381を介して主制御基板20へ出力する。
計数手段384は、メダル検出信号SM2を受信し論理判定することで、メダルの払い出しをカウントする。そして、計数手段384は、カウントした実払出枚数のデータが、払出要求信号RqDに含まれる払出枚数データに達したと判定すると、払出完了信号CpD2を払出制御手段381へ出力する。計数手段384は、カウントした実払出枚数のデータCを払出制御手段381へ出力を介して主制御基板20へ出力する。
払出制御手段381は、この払出完了信号CpD1、CpD2の少なくとも一方を受けたとき、モータ駆動信号DM及びソレノイド駆動信号DSの出力を停止し、メダルの払い出し動作を完了させる。そして、払出制御手段381は、メダル払出装置21によるメダルの払い出し動作が正常に完了したと判定したとき、準備/作動信号RdYを準備完状態にして主制御基板20へ送信するとともに、計数手段383、384の計数を0にリセットする。
主制御基板20は、フォトセンサ401の検出結果に基づいた回転数の撹拌ディスク350の回転数のデータBと、フォトセンサ421の検出結果に基づいた実払出枚数のデータCに基づいてサブ制御基板40を制御して演出用照明部201、202、203、204、205、206、207(図2参照)の発光ダイオード221、222、223、224、225、226、227の発光制御、演出用放音部44a、44b(図1参照)に対向してスピーカ32a、32bの音声の出力制御を行う。
より詳しく説明すると、主制御基板20は、フォトセンサ421の検出結果に基づいた実払出枚数のデータCが示す数に比例して左脇の演出用照明部201、203、205の発光ダイオード221、223、225を下から順に点灯させ、撹拌ディスク350の回転数のデータBが示す数に比例して右脇の演出用照明部202、204、206の発光ダイオード222、224、226を下から順に点灯させ、データCが示す数とデータBが示す数の差が20以上になった場合、演出用照明部207の発光ダイオード227を点灯させる。
また、主制御基板20は、フォトセンサ421の検出結果に基づいた実払出枚数のデータCが示す数に比例して左の演出用放音部44aのスピーカ32aの音階を上昇させ、撹拌ディスク350の回転数のデータBが示す数に比例して右の演出用放音部44bのスピーカ32bの音階を上昇させる。
図12は、メダル払出装置21が正常な状態における主制御基板20及びサブ制御基板40による演出用照明部201、202、203、204、205、206、207の制御内容を説明する説明図である。図12(a)は払い出し枚数が10枚の場合、図12(b)は払い出し枚数が20枚の場合を示している。
メダル払出装置21が正常な状態では、撹拌ディスク350の回転数のデータBと実払出枚数のデータCがほぼ一致するので、図12(a)、図12(b)に示すように、左脇の演出用照明部201、203、205と右脇の演出用照明部202、204、206が同じ高さで点灯して発光することになる。演出用照明部207は消灯したままとなる。
図13は、メダル払出装置21が異常な状態における主制御基板20及びサブ制御基板40による演出用照明部201、202、203、204、205、206、207及び液晶表示装置46の制御内容を説明する説明図である。図13(a)は撹拌ディスク350の回転数を検出するフォトセンサ401に異常が発生した場合、図13(b)は実払出枚数を検出するフォトセンサ421に異常が発生した場合を示している。
図13(a)において、撹拌ディスク350の回転数を検出するフォトセンサ401に異常が発生した場合、左脇の演出用照明部201、203、205の点灯部の高さが右脇の演出用照明部202、204、206が点灯部の高さがよりも高くなる。
図13(b)において、実払出枚数を検出するフォトセンサ421に異常が発生した場合、左脇の演出用照明部201、203、205の点灯部の高さが右脇の演出用照明部202、204、206が点灯部の高さがよりも低くなる。
ホッパータンク(ホッパー310の基体部314)が空になった場合にも、図13(b)に示す状態が発生する。
尚、ホッパータンクが空になった場合を特定するため検出装置として図14に示すメダル空センサを設け、空の検出を行い、この結果に基づいて主制御基板20及びサブ制御基板40が演出用照明部201、202、203、204、205、206、207及び液晶表示装置46を図13(b)に示す状態に制御するようにしてもよい。
図14(a)及び図14(b)は、メダル空センサ450及びこのメダル空センサ450が設けられた付近の構造を表した平面図であり、図10(a)に示したメダル払出部320の図中右下の部分に対応している。
図14(a)及び図14(b)において、メダル空センサ450は、メダル払出部320の搬送ディスク340に捕捉されるメダルの有無を検出する手段である。メダル空センサ450は、発光素子481と受光素子482とを備え、発光素子481が発光した光SLを受光素子482が受光したとき作動信号を生成するように構成されている。
発光素子481は、例えば発光ダイオードを有して形成され、搬送ディスク340が図14(a)に示される所定の回転位置にある状態で、1箇所の捕捉溝341の深部(反射部344)に向けて光SLを照射すべく、開口幅が規制されたスリット451aを介してサブプレート330の周辺部に設置されている。
受光素子482は、光を受けるとオンするフォトダイオード(フォトトランジスタ)からなり、図14(a)に示される所定の回転位置にある搬送ディスク340の捕捉溝341の深部(反射部344)から反射された光SLのみを受光すべく、開口幅が規制されたスリット452aを介して設置されている。
各捕捉溝341の深部には、その前後の縁形状に比較して平坦な反射部344が形成されている。また、各スリット451a、452aは、サブプレート330の開口縁332の一部が狭く切り欠かれて形成されている。
すなわち、メダル空センサ450は、搬送ディスク340が図14に示される所定の回転位置にあり、検出対象の捕捉溝341にメダルが捕捉されていない場合には、その深部の反射部344で反射した光SLが受光素子482に受光されてオン作動する。これにより、当該捕捉溝341の空き状態を検出することができる。受光素子482の検出結果は、主制御基板20(図3参照)に送信される。
また、図14(b)に示されるように、検出対象とする捕捉溝341にメダル(M1ないしM2)が捕捉されている場合には、狭く開口するスリット452aを介しては反射した光SLが導光されないため、その奧側にある受光素子482が作動することはない。
このように、メダル空センサ450は、その作動により空き状態の捕捉溝341を検出し、これにより、搬送ディスク340に捕捉されるメダルの有無を検出することが可能となっている。また、メダル空センサ450は、捕捉溝341の空き状態をその深部に形成した反射部344で反射した光SLのみを受光して検出する方式にしたので、誤作動することなく、またその検出回路を簡易化することができる。
次に、メダル払出装置21のメダル詰まりについて説明する。
メダル払出装置21がメダル詰まりを起こした場合、左脇の演出用照明部201、203、205の点灯部の高さと右脇の演出用照明部202、204、206が点灯部の高さが停止した状態を示すことになる。
また、データCが示す数とデータBが示す数の差が20以上になった場合、図13(b)に示すように、演出用照明部207の発光ダイオード227を点灯する。また、主制御基板20は、液晶表示装置46の画面に「エラー 係員を呼んでください」の文字を表示する。
図15は、フォトセンサ421の検出結果に基づいた実払出枚数と左の演出用放音部44aの音階を上昇について示すグラフであり、横軸に払出枚数を取り、縦軸にスピーカ32aが出力する音階を取っている。
図15に示すように、左の演出用放音部44aのスピーカ32aの音階は、フォトセンサ421の検出結果に基づいた実払出枚数のデータCが示す数に比例して上昇する。
右の演出用放音部44bのスピーカ32bの音階は、撹拌ディスク350の回転数のデータBが示す数に比例して上昇する。
メダル払出装置21が正常な状態では、左の演出用放音部44aのスピーカ32aの音階と右の演出用放音部44bのスピーカ32bの音階が同じ速さで上昇する。
撹拌ディスク350の回転数を検出するフォトセンサ401に異常が発生した場合、左の演出用放音部44aのスピーカ32aの音階が右の演出用放音部44bのスピーカ32bの音階より先に上昇する。
実払出枚数を検出するフォトセンサ421に異常が発生した場合、右の演出用放音部44bのスピーカ32bが左の演出用放音部44aのスピーカ32aの音階の音階より先に上昇する。
ホッパータンク(ホッパー310の基体部314)が空になった場合にも、右の演出用放音部44bのスピーカ32bが左の演出用放音部44aのスピーカ32aの音階の音階より先に上昇する。
メダル払出装置21がメダル詰まりを起こした場合、右の演出用放音部44bのスピーカ32bと左の演出用放音部44aのスピーカ32aの音階が共に変化しない状態になる。
以上に示した構成及び動作を纏めて説明すると、左脇の演出用照明部201、203、205は、前記前扉3の一方の脇に設けられ、縦長形状に形成された第1の縦長発光部になっている。
右脇の演出用照明部202、204、206は、前記前扉1の他方の脇に設けられ、縦長形状に形成された第2の縦長発光部になっている。
主制御基板20及びサブ制御基板40は、遊技媒体払出手段であるメダル払出装置21による遊技媒体の払い出し量に応じて前記第1または第2の縦長発光部による発光量を制御する発光制御手段になっている。
撹拌ディスク350の回転数を検出するフォトセンサ401は、回転円板体の回転を検出する回転検出手段となっている。
メダル放出口25で実払出枚数を検出するフォトセンサ421は、前記放出手段としてのメダル払出部320の放出機構部が放出した遊技媒体の数を検出する放出数検出手段になっている。
以上説明したように、メダル払い出し枚数に応じて左脇の演出用照明部201、203、205の点灯部の高さ高くでき、多量の遊技媒体の払い出しを目立たせることができるとともに、メダル払出装置21の実払出枚数を検出するフォトセンサ421と撹拌ディスク350の回転数を検出するフォトセンサ401の異常は、左脇の演出用照明部201、203、205の点灯部の高さと右脇の演出用照明部202、204、206が点灯部の高さの差により検出できるとともに、演出用放音部44a、44b(図1参照)に対向してスピーカ32a、32bの音声の音階の差によって検出でき、多量の遊技媒体の払い出しを目立たせることができ、遊技媒体を払い出すモータ等の駆動手段や払い出しを検出するセンサに対する外部からの直接的な不正操作等に対抗し、かかる不正な払い出しを確実に防止することができる。
図1乃至図15に示した実施形態の第1の変形例について説明する。
図16は、図1乃至図15に示した実施形態の第1の変形例の制御内容を示し、フォトセンサ421の検出結果に基づいた実払出枚数と左の演出用放音部44aの音階を上昇について示すグラフであり、横軸に払出枚数を取り、縦軸にスピーカ32aが出力する音階を取っている。
図16に示すように、左の演出用放音部44aのスピーカ32aの音階は、フォトセンサ421の検出結果に基づいた実払出枚数のデータCが示す数の増加に対して所定枚数(例えばメダル5枚)毎に段階的に上昇する。
右の演出用放音部44bのスピーカ32bの音階は、撹拌ディスク350の回転数のデータBが示す数の増加に対して所定回転数(例えば5/8回転)毎に段階的に上昇する。
第1の変形例によれば、図1乃至図15に示した実施形態と同様の効果が得られるとともに、音階の上昇をホールの従業員が感知しやすくなり、より不正行為の防止を行える。
図1乃至図15に示した実施形態の第2の変形例について説明する。
図17は、図1乃至図15に示した実施形態の第2の変形例の制御内容を示し、フォトセンサ421の検出結果に基づいた実払出枚数と左の演出用放音部44aの音階を上昇について示すグラフであり、横軸に払出枚数を取り、縦軸にスピーカ32aが出力する音量を取っている。
図17に示すように、左の演出用放音部44aのスピーカ32aの音量は、フォトセンサ421の検出結果に基づいた実払出枚数のデータCが示す数が所定数(例えばメダル毎15枚)を超えた場合に一瞬にして最大レベルまで上昇する。
右の演出用放音部44bのスピーカ32bの音階は、撹拌ディスク350の回転数のデータBが示す数が所定回転数(例えば15/8回転)を超えた場合に一瞬にして最大レベルまで上昇する。
第2の変形例によれば、図1乃至図15に示した実施形態と同様の効果が得られるとともに、音階の上昇をホールの従業員が感知しやすくなり、より不正行為の防止を行える。
1…スロットマシン、2…外装筐体、3…前扉、4…上部パネル部、
5…下部パネル部、6…メダル受皿部、7…操作卓、
8…開口、9…貫通孔、10…電源コード、20…主制御基板、
21…メダル払出装置、23…補助貯留部、
24…電源ユニット、25…メダル放出口、
26…外部集中端子基板、30…発光駆動部、
32a、32b…スピーカ、33…中央表示基板、
34…メダル選別装置、35…ガイド部材、
36…キャンセルシュート部材、37…ガイド部材、
38a、38b…スピーカ、40…サブ制御基板、41…パネル面、
42…表示窓、46…演出用照明部、47…パネル板、
48a、48b…演出用放音部、49…表示窓、50…演出装置、
51…表示パネル、60…メダル受皿、61…メダル払出口、
62a、62b…左右の演出用放音部、71…メダル投入部、
72…メダル投入口、73、74…ベットボタン、
75…スタートレバー、76a、76b、76c…ストップボタン、
77…精算ボタン、78…鍵穴、80、90…基板ケース、
91…フォトセンサ、100…メインリールユニット、
101a、101b、101c…リール、120…CPU、
121…記憶部、122…乱数発生装置、123…I/F回路、
124…ソレノイド駆動回路、131…プログラムROM、
132…制御RAM、133…システムプログラム、
134…入賞抽選テーブル、135…メダルクレジット手段、
136…内部抽選フラグ記憶領域、137…設定記憶領域、
141…メダルセンサ、142…ソレノイド、
201、203、205…左脇の演出用照明部、
202、204、206…、右脇の演出用照明部
300…メダル払出装置、
310…ホッパー、311…傾斜面、
312…椀状部、314…基体部、
320…メダル払出部、321…ベースプレート、
322…払出モータ、322a…駆動軸、
322b…スプライン、322c…環状突起部、
323…従動軸、324…クラッチ、
324a…噛合面、324b…縦溝、
324c…バネ収容部、324d…係合溝、
325…従動ギア、325a…噛合面、
326…コイルバネ、327…ソレノイド、
328…レバー、329…カップリング、
330…サブプレート、331…放出口、
340…搬送ディスク、341…捕捉溝、
342…押進部、343…軸孔、
350…撹拌ディスク、351…受容口、
361、362…ピンローラ、363…回動アーム、
364…支軸、365…バネ、
371…払出センサ、371a、371b…フォトインタラプタ、
401、421…フォトセンサ
M…メダル、
DS…ソレノイド駆動信号、 DM…モータ駆動信号、
SM1、SM2…メダル検出信号、CpD1…払出完了信号、
RqD…払出要求信号、RdY…準備/作動信号

Claims (3)

  1. 前方に開口を有する筐体と、
    前記筐体の内部に配置され、外周面に複数種類の図柄が描かれたリールと、
    前記筐体に対して回動可能に取り付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる前扉と、
    前記前扉に設けられ、当該前扉が前記開口を閉塞した状態で前記リールの前方に配置して当該リールを視認可能にする表示窓と、
    前記前扉に設けられ、複数の点灯部からなる第1の発光部と、
    前記前扉の前記第1の発光部と異なる位置に設けられ、複数の点灯部からなる第2の発光部と、
    遊技媒体を払い出す遊技媒体払出手段と、
    前記遊技媒体払出手段による遊技媒体の払い出し量に応じて前記第1または第2の発光部におけ前記複数の点灯部が発光する数を制御する発光制御手段と、を備え
    前記遊技媒体払出手段は、複数の遊技媒体を収容し得るホッパーと、前記ホッパーの底部に配設され遊技媒体を受容して周回方向に搬送させる回転円板体と、前記回転円板体に回転駆動力を付与する駆動手段と、前記回転円板体によって所定位置に搬送された遊技媒体を放出する放出手段と、回転円板体の回転を検出する回転検出手段と、前記放出手段が放出した遊技媒体の数を検出する放出数検出手段と、備え、
    前記遊技媒体払出手段は、要求信号を受けたとき前記駆動手段が作動して遊技媒体を放出し、
    前記第1または第2の発光部の一方は、前記回転検出手段の検出結果に基づいて前記複数の点灯部が発光する数が制御され、前記第1または第2の発光部の他方は、前記放出数検出手段の検出結果に基づいて前記複数の点灯部が発光する数が制御される
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前方に開口を有する筐体と、
    前記筐体の内部に配置され、外周面に複数種類の図柄が描かれたリールと、
    前記筐体に対して回動可能に取り付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる前扉と、
    前記前扉に設けられ、当該前扉が前記開口を閉塞した状態で前記リールの前方に配置して当該リールを視認可能にする表示窓と、
    前記前扉に設けられ、複数の点灯部からなる第1の発光部と、
    前記前扉の前記第1の発光部と異なる位置に設けられ、複数の点灯部からなる第2の発光部と、
    遊技媒体を払い出す遊技媒体払出手段と、
    前記遊技媒体払出手段による遊技媒体の払い出し量に応じて前記第1または第2の発光部における前記複数の点灯部が発光する数を制御する発光制御手段と、
    前記前扉に設けられ、音声を出力する第1の音声出力部と、
    前記前扉の前記第1の発光部と異なる位置に設けられ、音声を出力する第2の音声出力部と、を備え、
    前記遊技媒体払出手段は、複数の遊技媒体を収容し得るホッパーと、前記ホッパーの底部に配設され遊技媒体を受容して周回方向に搬送させる回転円板体と、前記回転円板体に回転駆動力を付与する駆動手段と、前記回転円板体によって所定位置に搬送された遊技媒体を放出する放出手段と、回転円板体の回転を検出する回転検出手段と、前記放出手段が放出した遊技媒体の数を検出する放出数検出手段と、備え、
    前記遊技媒体払出手段は、要求信号を受けたとき前記駆動手段が作動して遊技媒体を放出し、
    前記第1または第2の音声出力部の一方は、前記回転検出手段の検出結果に基づいて音量が制御され、前記第1または第2の音声出力部の他方は、前記放出数検出手段の検出結果に基づいて音量が制御される
    ことを特徴とする遊技機。
  3. 前方に開口を有する筐体と、
    前記筐体の内部に配置され、外周面に複数種類の図柄が描かれたリールと、
    前記筐体に対して回動可能に取り付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる前扉と、
    前記前扉に設けられ、当該前扉が前記開口を閉塞した状態で前記リールの前方に配置して当該リールを視認可能にする表示窓と、
    前記前扉に設けられ、複数の点灯部からなる第1の発光部と、
    前記前扉の前記第1の発光部と異なる位置に設けられ、複数の点灯部からなる第2の発光部と、
    遊技媒体を払い出す遊技媒体払出手段と、
    前記遊技媒体払出手段による遊技媒体の払い出し量に応じて前記第1または第2の発光部における前記複数の点灯部が発光する数を制御する発光制御手段と、
    前記前扉に設けられ、音声を出力する第1の音声出力部と、
    前記前扉の前記第1の発光部と異なる位置に設けられ、音声を出力する第2の音声出力部と、を備え、
    前記遊技媒体払出手段は、複数の遊技媒体を収容し得るホッパーと、前記ホッパーの底部に配設され遊技媒体を受容して周回方向に搬送させる回転円板体と、前記回転円板体に回転駆動力を付与する駆動手段と、前記回転円板体によって所定位置に搬送された遊技媒体を放出する放出手段と、回転円板体の回転を検出する回転検出手段と、前記放出手段が放出した遊技媒体の数を検出する放出数検出手段と、備え、
    前記遊技媒体払出手段は、要求信号を受けたとき前記駆動手段が作動して遊技媒体を放出し、
    前記第1または第2の音声出力部の一方は、前記回転検出手段の検出結果に基づいて音階が制御され、前記第1または第2の音声出力部の他方は、前記放出数検出手段の検出結果に基づいて音階が制御される
    ことを特徴とする遊技機。
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