JP5316201B2 - 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、電動送風機及びそれを用いた電気掃除機に関するものである。
従来のこの種電動送風機について図7〜9を用いて説明する。1は電動機2の回転軸3にインペラ4を固定した電動送風機であり、前記インペラ4の外周に対向して複数の案内翼5でボリュート室6を形成したエアガイド7が配置されている。8はインペラ4とエアガイド7を内包し、かつ電動機2の外周に気密に取り付けられた中央部に吸気孔9を有するケーシングである。前記電動機2を構成する反負荷側ブラケット10には、前記インペラ4で吸引された空気を排気する排気孔11が設けられている。前記インペラ4は、略傘状の前面シュラウド12と、平板状の後面シュラウド13と、複数枚の羽根14を形成したインデューサ15と、複数枚のブレード16とからなっている(例えば、特許文献1)。
前記ブレード16の上端部には固定用の突起部17が形成され、前面シュラウド12、及び後面シュラウド13には前記突起部17と勘合できる角穴18が設けられ、前記突起部17を加締めることにより固定してなるものである。また、前記後面シュラウド13と、インデューサ15と、ブレード16とを樹脂で一体成形し、前面シュラウド12をかぶせて固定してなるものも考案されている。
以上の構成における動作について説明すると、電動機2が運転し回転軸3に固定されたインペラ4が高速で回転すると、吸込まれる気流が発生し、この気流はインペラ4の外周より排出される。インペラ4から排出された気流は、エアガイド7の隣り合う案内翼5間で形成されるボリュート室6内を経由して、反負荷側ブラケット10内を冷却した後に排気孔11から排出されるものであった。
特開平11−336694号公報
特許文献1の電動送風機1のように後面シュラウド13と、インデユーサ15と、ブレード16とを樹脂で一体成形した後、前面シュラウド12をかぶせて固定してなるものが考案されているが、その固定方法については開示されていない。その固定方法は、一般的に樹脂製ブレード16の上端面に設けた突起部17を熱で溶解して固定したり、また突起部17が無いものについては超音波溶着で固定したりしていた。
しかしながら、上記の固定方法では、回転数が30000r/min以上の高速回転になると、遠心力と空気との摩擦で生じる熱により突起部17、または溶着部17aが破損してしまう可能性があった。従って、通常このタイプの樹脂製インペラ4は、例えば充電式掃除機などのようにパワーが小さく、回転数も10000r/min以下で、インペラ4の外形も小さいものにしか適用できなかった。
また、突起部の溶着方式では、図8に示すように溶着部17aが前面シュラウド12より突出するため空気の抵抗となり送風効率を低下させていた。また、超音波溶着方式では、図9に示すように溶着部から溶着残りがはみ出てしまい空気の乱流を引き起こし送風効
率の低下を招くという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ブレードの上端部に設けた突起部を前面シュラウドの角穴に挿入して溶融した場合、前面シュラウドの上端部より突出することはなく、また超音波溶着のように溶着残りがはみ出ることもない高効率な電動送風機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明は、電動機の回転軸に高速で回転して気流を発生させるインペラを固定し、前記インペラの周囲に複数の案内翼を形成したエアガイドを配し、それらを覆うケーシングを気密に取り付けた電動送風機において、前記インペラは後面シュラウドと、インデューサと、複数個のブレードとを樹脂で一体的に成形し、それらの上部を覆う金属製の前面シュラウドに、前記ブレードに設けた複数の突起部が挿入できる角穴を複数個設け、前記角穴はブレードの長手方向に段差を有し、段差上部の長手方向の寸法が下部の寸法よりも長くし、前記突起部が熱で溶解されて角穴の空間を埋めるように設定したもので、前面シュラウドの保持強度を確保しつつ、空気の抵抗による損失も同時に防止でき、高速回転に絶え得る高効率な樹脂インペラを実現できるものである。
本発明によれば、高速回転に耐え得る高効率な樹脂製インペラを設けた電動送風機を提供できる。
本発明の第1の実施の形態における電動送風機の縦断面図 同電動送風機のインペラの斜視図 同電動送風機のインペラのブレード突起部を説明する拡大断面図 同電動送風機のインペラのブレード突起部の溶着後の拡大断面図 本発明の第2の実施の形態におけるブレード突起部を説明する断面図 本発明の第3の実施の形態における掃除機の斜視図 従来の電動送風機の断面図 従来の電動送風機のインペラの爪部の溶着部の断面図 従来の電動送風機のインペラの超音波溶着時のブレードの縦断面図
第1の発明は、電動機の回転軸に高速で回転して気流を発生させるインペラを固定し、前記インペラの周囲に複数の案内翼を形成したエアガイドを配し、それらを覆うケーシングを気密に取り付けた電動送風機において、前記インペラは後面シュラウドと、インデューサと、複数個のブレードとを樹脂で一体的に成形し、それらの上部を覆う金属製の前面シュラウドに、前記ブレードに設けた複数の突起部が挿入できる角穴を複数個設け、前記角穴はブレードの長手方向に段差を有し、段差上部の長手方向の寸法が下部の寸法よりも長くし、前記突起部が熱で溶解されて角穴の空間を埋めるように設定したものであり、保持強度を確保しつつ、空気の抵抗による損失も同時に無くすることができ、高速回転に絶え得る高効率な樹脂インペラを実現できるものである。
の発明は、塵埃を捕集する集塵室と、前記集塵室に連通するように接続される延長管、ホース、吸い込み具と、本発明の電動送風機を内蔵した電気掃除機であり、吸い込み力の強い掃除機が実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について図面を用いて説明する。なお、従来と同一構成の部品については同一符号を付し説明を省略する。
図1は、本発明の実施の形態1における電動送風機の縦断面図である。1は電動機2の回転軸3にインペラ4を固定した電動送風機であり、前記インペラ4の外周に対向して複数の案内翼5でボリュート室6を形成したエアガイド7が配置されている。8はインペラ4とエアガイド7を内包し、かつ電動機2の外周に気密に取り付けられた中央部に吸気孔9を有するケーシングである。前記電動機2を構成する反負荷側ブラケット10には、前記インペラ4で吸引された空気を排気する排気孔11が設けられている。
図2はインペラ4の斜視図であり、後面シュラウド13と、インデューサ15と、複数個のブレード16とを樹脂で一体成形し、ブレード16の上端部に複数の突起部17(図3参照)を形成し、前記突起部17が挿入できる複数の角孔18を設けた金属製の前面シュラウド12で覆われている。前記角穴18は図3に示すように、ブレード16の長手方向に段差19を形成している。段差19の上部の寸法Aは下部の寸法Bより大きくしている。
前記突起部17を角穴18に挿入して仮固定させた後に、前記突起部19を熱溶解させると、図4に示すように角穴18の段差19で形成された空間を埋めて保持できるようになる。
以上の構成における動作について説明すると、電動機2が運転し回転軸3に取付け固定された樹脂製インペラ4が約40000r/min以上の高速で回転すると、吸込まれる気流が発生し、この気流はインペラ4の外周より排出され、エアガイド7の隣り合う案内翼5間で形成されるボリュート室6内を経由して、反負荷側ブラケット10内に導かれ電動機2内を冷却した後、排気孔11から排出されるものである。
この時インペラ4は約40000r/min以上の高速で回転しているため、大きな遠心力がインペラ4にかかると共に、空気との摩擦による摩擦熱が発生する。本発明によれば樹脂で形成されたブレード16の上端面に形成した複数の突起部17と、前面シュラウド12に段差19を形成した角穴18を設けているので、前記突起部17を熱で溶融させると、溶けた樹脂は角穴18の段差で形成された空間内で固まって固定できる。この時、前面シュラウド12の表面には突起部17は突出しないので、空気の抵抗を受けず、送風効率の低下を防止出来る。
また段差19を全周に渡って形成すれば、突起部17が熱で融解した時にブレード16と前面シュラウド12の固定力を更に強くできることは言うまでも無い。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2におけるインペラ4の固定部の拡大断面図である。ブレード16上端面部に円形状突起部20を形成し、この円形状突起部20が挿入できる円形状の穴21を金属製の前面シュラウド12に設けている。また前記円形状の穴21には全周に段差19を設けている。
以上の構成における動作について説明すると、ブレード16上端部に設けた突起部が略円形状になっているので、前記円形状突起部20が熱で融解された時、樹脂が溶けて前面シュラウド12に形成した円形状の穴21に設けた段差19で形成される空間に均等にきれいに覆うことができ、角がないため力がかかっても応力を分散できるので更に固定力のアップが図れる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3における電動送風機の縦断面図である。22は本発明の電動送風機1を内蔵した掃除機本体で、集塵室(図示せず)と連通した延長管23と、ホース24と、吸込み具25とで構成されている。高効率な電動送風機1で発生した気流により、吸込み具25から空気と塵埃を吸込み集塵室内(図示せず)に内蔵したフィルター(図示せず)で塵埃を捕集するものである。このとき本発明の電動送風機1は高効率であり、よりゴミ取れ性能の良い掃除機22が実現できる。
以上のように、本発明にかかる高速回転に耐え得る樹脂インペラを組み込んだ電動送風機とそれを用いた電気掃除機は、送風効率の向上により電気掃除機の吸い込み仕事率の向上が図れ、電動送風機を用いる家庭用電化機器、産業機器等の用途にも幅広く適用できる。
1 電動送風機
2 電動機
3 回転軸
4 インペラ
12 前面シュラウド
13 後面シュラウド
14 羽根
15 インデューサ
16 ブレード
17 突起部
18 角穴
19 段差
20 円形状突起部
21 円形状の穴

Claims (2)

  1. 電動機の回転軸に固定され高速で回転して気流を発生させるインペラと、前記インペラの周囲に複数の案内翼を形成したエアガイドと、それらを覆うケーシングを備えた電動送風機であって、
    前記インペラは、後面シュラウドと、インデューサと、複数のブレードとを樹脂で一体的に成形し、
    それらの上部を覆う前面シュラウドには、複数の段差が形成され、前記段差には、前記ブレードに設けた複数の突起部が挿入できる穴が形成され、前記前面シュラウドの長手方向の前記段差の寸法よりも前記穴の寸法が小さく、
    前記突起部を前記穴に挿入した状態で前記突起部を熱溶解させ、熱溶解された前記突起部が前記段差により形成された空間内で固まることにより、前記ブレードが前記前面シュラウドに固定されていることを特徴とする電動送風機。
  2. 請求項に記載の電動送風機を備えた電気掃除機。
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