JP5316097B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5316097B2
JP5316097B2 JP2009052549A JP2009052549A JP5316097B2 JP 5316097 B2 JP5316097 B2 JP 5316097B2 JP 2009052549 A JP2009052549 A JP 2009052549A JP 2009052549 A JP2009052549 A JP 2009052549A JP 5316097 B2 JP5316097 B2 JP 5316097B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
high resistivity
image forming
printing
resistivity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009052549A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010201880A (ja
Inventor
憲一 川畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2009052549A priority Critical patent/JP5316097B2/ja
Publication of JP2010201880A publication Critical patent/JP2010201880A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5316097B2 publication Critical patent/JP5316097B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、静電吸着搬送ベルトを用いて記録媒体を搬送する画像形成装置及び画像形成方法に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置等の画像形成装置に、省エネルギーの観点から、近年、ランニングコストの低いインクジェット記録方式が採用されている。インクジェット記録装置は、記録紙、OHPシート(OverHead Projector シート)、布などの被記録媒体に記録ヘッドからインク滴を吐出して記録を行うものであり、高精細な画像を高速で記録することができるなどの利点を有している。
高画質化のためにはインク滴の記録媒体に対する着弾位置精度を高める必要がある。このため、記録媒体は、静電力により搬送ベルトに吸着し、記録ヘッドと記録媒体との距離を一定に保つようにしている。また、記録媒体の送りを高精度に制御し、着弾位置精度を上げることを可能にしている。
記録媒体を静電気力により搬送ベルトに吸着保持した場合、記録媒体表面と記録ヘッドとの間に電界(複数の電気力線)が生じる。このとき、記録ヘッドから吐出したインク滴が電界の影響を受け、分極し、飛翔方向に乱れが生じることによりインク滴が記録媒体に正確に着弾できなくなり、良好な画像を得られないことがある。
特に、記録媒体の表面抵抗率が高い場合(抵抗値の高い材質、例えば、OHPシートなどのプラスチック材料や低湿度環境時の記録紙など)、電界の影響(特に、交番電界の周期)が顕著に大きくなり、インク滴の着弾位置は電界による影響を大きく受け、画質が低下(周期的な印刷ムラ)する。
この電界による影響を回避する方法として、例えば、特許文献1では、記録媒体の抵抗率の大きさや周りの温度、湿度、吐出されるインク滴の大きさに応じて、帯電制御を行うことにより、記録媒体の搬送ベルトへの吸着率をなるべく下げずに、記録媒体上での抵抗率をなるべく下げようとする方法が開示されている。
また、特許文献2では、記録ヘッドを上下移動させることにより、記録ヘッドからインク滴の吐出に電界の影響がでないようにする方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1では、用紙の状態によっては帯電制御のみでは電界影響を抑えることはできない。
また、特許文献2では、記録ヘッドにおけるインクの吐出に電界の影響がでないように、記録ヘッドと記録媒体の間の距離を広くすると、電界の影響は少なくなるが、記録媒体に着弾するまでの距離が長くなるため、インク滴の着弾位置にずれが生じてきてしまう可能性が大きくなってしまう。双方向印刷が行われる場合は、記録ヘッドの往復での速度差によるずれも生じやすいため、記録ヘッドと記録媒体の間の距離が広がることの影響はさらに大きい。電界が強ければ強いほど、記録ヘッドと記録媒体の間の距離が広くなり、インク滴の着弾位置のずれが大きくなる可能性がある。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、抵抗率の高い用紙においても印刷ムラを抑制することが可能な画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明における画像形成装置は、記録媒体に液滴を吐出して画像を形成する記録ヘッドと、前記記録媒体を、静電気により吸着させ、前記記録ヘッドと対向して搬送する搬送ベルトと、静電気により前記搬送ベルトに吸着した前記記録媒体の抵抗率を検知する検知手段と、前記検知手段により検知された前記記録媒体の抵抗率が第1の所定の閾値より大きいときに、前記記録媒体は高抵抗率であると判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段により前記記録媒体が高抵抗率であると判定された場合、前記記録ヘッドによる吐出方法と前記搬送ベルトによる搬送方法を、抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法に自動的に切り替える吐出制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明における画像形成方法は、記録媒体に液滴を吐出して画像を形成する記録ステップと、前記記録媒体を、静電気により搬送ベルトに吸着させ、前記記録ヘッドと対向して搬送する搬送ステップと、静電気により前記搬送ベルトに吸着した前記記録媒体の抵抗率を検知する検知ステップと、前記検知ステップにより検知された前記記録媒体の抵抗率が第1の所定の閾値より大きいときに、前記記録媒体は高抵抗率であると判定する第1の判定ステップと、
前記第1の判定ステップにより前記記録媒体が高抵抗率であると判定された場合、前記記録ステップにおける吐出方法と前記搬送ステップによる搬送方法を、抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法に自動的に切り替える吐出制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明により、抵抗率の高い用紙においても印刷ムラを抑制することが可能になる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例の機構図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の画像形成部の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るノズルヘッドの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の副走査搬送部の一例の機構図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御部の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る搬送ベルトにおける帯電の様子の一例を示した図である。 本発明の実施形態に係る搬送ベルト上における電界とインク滴の着弾する様子の一例を示した図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置における標準印刷の一例を示した図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において抵抗率の高い用紙に印刷する際の印刷方法の一例を示した図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において抵抗率の高い用紙に印刷する際の印刷方法の一例を示した図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置における処理動作の一例を示した図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置における処理動作の一例を示した図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置における処理動作の一例を示した図である。
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例の機構図である。装置本体1の内部(筺体内)に用紙を搬送しながら画像を形成するための画像形成部(手段)2及び用紙を搬送するための副走査搬送部(手段)3等を有している。装置本体1の底部に設けた給紙カセットを含む給紙部(手段)4から用紙5を1枚ずつ給紙して、副走査搬送部3によって用紙5を画像形成部2に対向する位置で搬送しながら画像形成部2によって用紙5に液滴を吐出して所要の画像を形成(記録)する。その後、片面印刷の場合には排紙搬送部(手段)7を通じて装置本体1の上面に形成した排紙トレイ8上に用紙5を排紙し、両面印刷の場合には排紙搬送部7の途中から装置本体1の底部に備えた両面ユニット10に送り込み、スイッチバック搬送を行って、再度、副走査搬送部3に給紙して両面に画像を形成した後排紙トレイ8上に排紙する。
ここで、この画像形成装置の画像形成部2は、図2にも示すように、ガイドロッド21及び図示しないガイドレールでキャリッジ23を片持ちで主走査方向に移動可能に保持し、主走査モータ27で駆動プーリ28Aと従動プーリ28B間に架け渡したタイミングベルト29を介して主走査方向に移動走査する。そして、このキャリッジ23上に、それぞれの色の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド24を搭載し、キャリッジ23を主走査方向に移動させ、副走査搬送部3によって用紙5を用紙搬送方向(副走査方向)に送りながら記録ヘッド24から液滴を吐出させて画像形成を行う。図2に示したのは、シャトル型と呼ばれる記録ヘッドである。なお、ライン型ヘッドを用いることもできる。
記録ヘッド24は、例えば、図2に示すように、それぞれブラック(Bk)インクを吐出する2個の液滴吐出ヘッド24k1、24k2と、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクを吐出するそれぞれ1個の液滴吐出ヘッド24c、24m、24yの計5個の液滴吐出ヘッド(以下、色を区別しないときは「記録ヘッド24」という。)で構成され、キャリッジ23に搭載した各サブタンク25からそれぞれ各色のインクが供給される。
記録ヘッド24としては、インク流路内(圧力発生室)のインクを加圧する圧力発生手段(アクチュエータ手段)として圧電素子を用いてインク流路の壁面を形成する振動板を変形させてインク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させるいわゆるピエゾ型を用いることができる。また、発熱抵抗体を用いてインク流路内でインクを加熱して気泡を発生させることによる圧力でインク滴を吐出させるいわゆるサーマル型も用いることができる。他にも、インク流路の壁面を形成する振動板と電極とを対向配置し振動板と電極との間に発生させる静電力によって振動板を変形させることでインク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させる静電型のものなども用いることができる。
また、キャリッジ23の走査方向一方側の非印刷領域には、例えば、図2に示すように、記録ヘッド24のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復装置121を配置している。この維持回復装置121は、5個の記録ヘッド24の各ノズル面をキャッピングするための5個の保湿用キャップ122k2、122k1、122c、122m、122y(色を区別しないときは「保湿用キャップ122」という。)を備えている。また、1個の吸引用キャップ123と、記録ヘッド24のノズル面をワイピングするためのワイパーブレード124と、記録(画像形成)に寄与しない液滴の吐出(空吐出)を行うための空吐出受け部材125などを備えている。キャリッジ23の走査方向他方側の非印刷領域には、例えば、図2に示すように、5個の記録ヘッド24から記録(画像形成)に寄与しない液滴の吐出(空吐出)を行うための空吐出受け部材126を備えている。この空吐出受け部材126には、記録ヘッド24に対応して5個の開口127k2、127k1、127c、127m、127y(色を区別しないときは「開口127」という。)を形成している。
副走査搬送部3は、図4にも示すように、下方から給紙された用紙5を画像形成部2に対向させて搬送するための、駆動ローラである搬送ローラ32とテンションローラである従動ローラ33間に架け渡した無端状の搬送ベルト31と、この搬送ベルト31の表面を帯電させるために高圧電源から交番電圧である高電圧が印加される帯電手段である帯電ローラ34と、搬送ベルト31を画像形成部2の対向する領域でガイドするガイド部材35と、保持部材136に回転自在に保持されて用紙5を搬送ローラ32に対向する位置で搬送ベルト31に押し付ける加圧36A、及び、記録ヘッド24の手前で用紙5を搬送ベルト31に押し付ける先端加圧コロ36Bと、画像形成部2によって画像が形成された用紙5の上面側を押えるガイド板37と、画像が形成された用紙5を搬送ベルト31から分離するための分離爪38とを備えている。
この副走査搬送部3の搬送ベルト31は、DCブラシレスモータを用いた副走査モータ131によって、タイミングベルト132及びタイミングローラ133を介して搬送ローラ32が回転されることで、図2の用紙搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。なお、搬送ベルト31は、抵抗制御を行っていない純粋な樹脂材、例えばETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)との2層構造としているが、これに限るものではなく、1層構造あるいは3層以上の構造でも良い。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御部の一例を図5のブロック図を参照して説明する。この制御部300は、CPU301と、CPU301が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM302と、画像データ等を一時格納するRAM303と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための不揮発性メモリ(NVRAM)304と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC305とを含む、この装置全体の制御を司るとともに本発明に係るヘッド部の吐出制御制御を司る主制御部310を備えている。
また、この制御部300は、ホスト側と主制御部310との間に介在して、データ、信号の送受を行うための外部I/F311と、記録ヘッド24を駆動制御するためのヘッドドライバを含むヘッド駆動制御部312と、キャリッジ23を移動走査する主走査モータ27を駆動するための主走査駆動部(モータドライバ)313と、副走査モータ131を駆動するための副走査駆動部314と、給紙モータ49を駆動するための給紙駆動部315と、排紙部7の各ローラを駆動する排紙モータ79を駆動するための排紙駆動部316と、両面ユニット10の各ローラを駆動する両面再給紙モータ99を駆動するための両面駆動部317と、維持回復機構121を駆動する維持回復モータ129を駆動するための回復系駆動部318と、帯電ベルト34にACバイアスを供給するACバイアス供給部319とを備えている。
主制御部に310は、記録媒体の抵抗率を検出する抵抗率検知センサの出力値を入力する。また、主制御部に310は、搬送ベルト31の周囲の温度及び湿度(環境条件)を検出する環境センサ234の検出信号を入力する。この主制御部310には、図4に示したコードホイール137とフォトセンサ(エンコーダセンサ)138によって構成されるロータリエンコーダ402からの出力信号(パルス)とが入力される。主制御部310は、この出力信号に基づいて副走査駆動部314を介して副走査モータ131を駆動制御することで搬送ローラ32を介して搬送ベルト31を移動させる。
搬送ベルト31を駆動する搬送ローラ32の端部に設けたエンコーダ401によって回転量を検出して、この検出した回転量に応じて制御部300の副走査駆動部314によって副走査モータ131を駆動制御するとともに、帯電ローラ34に高圧(ACバイアス)を印加するACバイアス供給部319の出力を制御する。
このACバイアス供給部319によって、帯電ローラ34に印加する正負極の印加電圧(帯電バイアス)の周期(印加時間)を制御し、同時に制御部300によって、搬送ベルト31の駆動を制御することで、搬送ベルト31上に所定の帯電周期長で正負極の電荷を印加することができる。ここで、「帯電周期長」とは、図6に示すように、正負極の印加電圧の、1周期当りの搬送方向の幅(距離)である。
そして、印刷を開始するとき、搬送ローラ32を副走査モータ131で回転駆動して搬送ベルト31を図1において反時計周りに回転させ、同時にACバイアス供給部319から帯電ローラ34に対して正負極の方形波を印加する。これによって、帯電ローラ34は搬送ベルト31の絶縁層に当接しているので、搬送ベルト31の絶縁層に、図7に示すように、正極性の電荷と負極性の電荷が搬送ベルト31の搬送方向に対して交互に印加され(図6に示すように、帯状の正極性の帯電領域402と負極性の帯電領域403が交互に形成され)、搬送ベルト31上に不平等電界が生成される。
この不平等電界が発生している搬送ベルト31上に用紙5が送り込まれると、用紙5は電界の向きに沿って瞬時に分極する。不平等電界により用紙5の搬送ベルト面側の搬送ベルト31と引力をなす電荷は密となり、その反対側の用紙表面に現れる搬送ベルト31と斥力をなす電荷は疎となる。この電荷の差により用紙5は搬送ベルト31に瞬時に吸着する。また、用紙5は有限な抵抗を持っているのでこれと同時に用紙5の吸着面およびその反対側には真電荷が誘起される。
吸着面側に誘起された正負の真電荷は搬送ベルト31上に印加された電荷と引き合うことで安定して吸着力をなしているが、その反対側に誘起された正負の真電荷は不安定である。吸着面と反対側の用紙表面に誘起された真電荷は、用紙の抵抗が1E7Ω/□から1E13Ω/□と有限な抵抗値を持っているため電荷が移動でき、時間の経過とともに隣り合う正負極の電荷が引き合い移動することで中和されながら減少していく。この結果、搬送ベルト31上の電荷は用紙5の吸着面側に誘起された真電荷とつり合いがとれ電界が閉じられ、用紙5の吸着面と反対側に誘起された真電荷は前述したとおり中和されて電界が閉じられる。また、搬送ベルト31面に印加された電荷と搬送ベルト31の電荷と疎力をなす電荷が用紙5表面上から減少するため用紙5の搬送ベルト31への吸着力は時間ともに増加していくようになり、搬送ベルト31の周回移動によって用紙5を静電吸着して搬送することができる。図7に搬送ベルト面に用紙が吸着した状態でインク滴が飛翔する状態を模式的に示したものである。上記に記載したとおり正負の帯電したベルト表面に電界が生じて用紙表面で閉じた状態で吸着するが用紙の抵抗率が高い場合は電界が閉じるまでの時間が掛かるため閉じない電界が用紙を突き抜けてヘッド面まで達してしまう。その状態でヘッド面からインク滴を飛翔させると分極したインク滴の極性によって本来の着弾位置からずれた位置に着弾してしまう。閉じていない電界が多い状態では多くのインク滴が本来の着弾位置ではなくなり画像に周期的なムラとなってしまう。
図8は、通常の場合に、印刷スピードを考慮したインク滴の吐出制御の一例を示した図である。モノクロ印刷時に1スキャンで600dpi印刷を可能とするために、例えば、ブラックヘッドは、図3のように、150dpiのノズル列を1/2ドットずらして配置した2ラインのヘッドユニット2つを、1/4ドットだけずらして取り付ける。この構成のブラックヘッドを用いれば、モノクロ600dpi×600dpi印刷時には、例えば、1パス1/1インターレースで印刷により画像形成が可能である。ここで、1パス1/1インターレース印刷とは、1回のスキャンにより画像を形成する印刷方法である。1パスにより、主走査方向を1回のスキャンにより印刷することを示しており、1/1インターレースにより、副走査方法を1回のスキャンにより印刷することを示している。図3の記録ヘッドであれば、記録ヘッドを搭載してキャリッジを1回スキャンしたときに2つのブラックのノズルヘッドから同時に、主走査方向に600dpiの間隔で吐出すれば、1パス1/1インターレース印刷により、600dpi×600dpiの画像形成ができる。
図8(a)は1パス1/1インターレース印刷の場合のドット形成を示した図である。例えば、図3に示したノズルヘッド構成を使用する場合は、図8(a)の1と示された位置に、左のノズルヘッドのノズル列によりドットを形成し、1'と示された位置に、右のノズル列によりドットを形成すれば、1パス1/1インターレース印刷により600dpi×600dpiの解像度で画像形成が行える。
カラーのノズルヘッドも、例えば、図3のように、150dpiのノズル列を1/2ドットずらした2ラインのヘッドユニットを用いれば、300dpiのノズル間隔になる。しかし、ブラックとは違い、それぞれのカラーにヘッドユニットは1つずつしかないため、カラー印刷においては1回のスキャンで副走査方向には300dpiの解像度でしか印刷できない。副走査方向に600dpiで印刷するには1パス1/2インターレース印刷を行わなくてはいけない。1パス1/2インターレース印刷は2回スキャンすることにより印刷する方法で、例えば、図8(b)に示すように、1回目のスキャンにより、1と示された位置にドットが形成され、2回目のスキャンにより、2と示されたドットが形成される。1/2インターレースにより、副走査方法を2回のスキャンにより印刷することを示している。
この印刷方法は印刷スピードが速いため、用紙の抵抗率が高く、電界が用紙内に閉じるまでに長い時間が必要な場合には印刷時に電界の影響を受けてしまう。また、副走査方向に同じ順番でインク滴を吐出しているため周期的な印刷ムラが目立ちやすくなってしまう。
図9は周期的な印刷ムラを抑制するためのインク滴の吐出制御の一例を示した図である。図9では、モノクロ印刷、カラー印刷の両方で、2パス1/2インターレース印刷を行っている。2パス1/2インターレース印刷では、主走査方向の印刷をするのに2回のスキャン(2パス)を要し、副走査方向の印刷をするのに2回のスキャン(1/2インターレース)を要する印刷方法である。つまり、記録ヘッドが搭載されたキャリッジを2×2=4回のスキャンして画像が形成する。図9において、1と示されたドットは1回目のスキャン時により形成されたもので、2、3、4と示されたドットはそれぞれ2回目、3回目、4回目のスキャン時に形成されたものである。
この吐出方法では主走査方向と副走査方向のいずれの方向に対しても、必ず2度書きを行っている。このため、個々のインク滴の着弾ズレが大幅に改善するわけではないが、この2度書きが行われることにより印刷ムラを目立たなくすることが可能になる。
印刷ムラを抑えるための重ね書きには、4度書き(4パス)、8度書き(8パス)などもある。しかし、印刷スピードを従来スピードに近づけるためには最小重ね書きである2度書き(2パス)を選択するのが良い。
図10には、1パス1/2インターレース印刷時の印刷スピードを確保しつつ、電界が閉じるまでの時間を稼ぐことにより着弾位置のズレを改善する方法を示している。この方法では、まず、1インターレース分(図10において、1と示されたドット)を全印刷領域について印刷をしてしまう。しかし、この状態では画像は完成していない。そこで、次に、搬送ベルトの逆回転させ、後端まで送られた用紙を引き戻し、画像書き始め位置まで戻す。そして、改めて残りのインターレース分の印刷を行う。
残りのインターレース部分の印刷を行うときには、電界は閉じていることが期待できる。このため、この方法により着弾位置のズレを改善することが可能になる。また、2パスでの印刷でないため、印刷スピードも確保される。
この印刷制御ならば印刷領域の一部分のみに対しても対応が可能である。実際に、印刷ムラが顕著に発生するのは静電吸着力を高めている用紙の先後端であるので、この部分のみに上記の吐出制御を行うことにしても良い。
図11は、本発明の第1の実施形態における処理動作を示した図である。印刷が開始されると(S101)、検知手段により用紙の抵抗率の検知が行われる(S102)。検知手段としては、いろいろと考えられるが、用紙の表面抵抗率を計る表面抵抗計でも良いし、用紙の体積抵抗率を計る体積抵抗計でも良い。検知手段の設置位置もいろいろと考えられるが、例えば、特許文献1に記載されているような設置位置でも良い。
あらかじめ、標準紙となる用紙の抵抗率を計っておき、例えば、この値を、吐出制御を変更する際の閾値とする。この閾値の決め方は他にもいろいろと考えられる。例えば、ユーザにより設定できるようにしても良い。検知手段により検知された抵抗率がこの閾値より大きい場合はこの用紙を高抵抗率の用紙であると判定し(S103、Yes)、マルチスパス印刷が行われるように、吐出制御を自動的に切り替える(S104)。例えば、図9に示した2パス1/2インターレースにより印刷が行われるようにしても良い。スキャンごとに重ね書き(マルチパス印刷)を行い(S105)、全印刷領域が印刷された時点で印刷完了となる(S106)。
ここで、マルチパス印刷とは、主走査方向の印刷を2回以上のスキャンにより行うことをいう。
抵抗率が閾値よりも低い場合は(S103、No)、標準の印刷品質により標準紙を印刷するために本来設定されている吐出制御が選択され(S107)、全印刷領域を印刷して終了となる(S108)。
温度や湿度の違いによっても、用紙の抵抗率は変化する。そこで、周りの温度や湿度などを測定する環境センサを備えるようにしても良い。そして、ステップS102における検知手段として、環境センサを使用し、抵抗率の検知の変わりに、例えば、温度と湿度の検知を行うようにしても良い。特許文献1に示されているように、温度が低いほど用紙の抵抗率は上がる。また、湿度が低いほど用紙の抵抗率は上がる。周りの温度や湿度から用紙の抵抗率を予測することが可能である。そこで、用紙の種類ごとに温度と湿度のそれぞれに対しての閾値を設け、ステップS103においては、検知された温度、湿度とこれらの閾値を比較することにより場合分けを行うようにしても良い。
環境センサの設置位置としてはいろいろ考えられるが、例えば、記録媒体をセットするカセット内に取り付けも良いし、装置の外側に取り付けても良い。また、搬送装置の近くに取り付けても良い。
図12は、本発明の第2の実施形態における処理動作を示した図である。印刷が開始されると(S201)、検知手段により用紙の抵抗率の検知が行われる(S202)。検知手段により検知された抵抗率が閾値より大きい場合はこの用紙を高抵抗率の用紙であると判定し(S203、Yes)、本来設定されている吐出制御とは異なる吐出制御に自動的に切り替えられる(S204)。ここでは、図9(b)に示したように、まず、1インターレース分だけ全印刷領域を印刷し(S205)、終了したら(S206)、用紙を引き戻し(S207)、残りのインターレース部分の印刷を行う(S208)。全印刷領域が印刷された時点で印刷完了となる(S209)。
抵抗率が閾値よりも低い場合は(S203、No)、標準の印刷品質により標準紙を印刷するために本来設定されている吐出制御が選択され(S210)、全印刷領域を印刷して終了となる(S211)。
第1の実施形態同様に、第2の実施形態においても、検知手段として、環境センサを使い、ステップS203における場合分けに検知された温度と湿度を使用しても良い。
図13は、本発明の第3の実施形態における処理動作を示した図である。印刷が開始されると(S301)、検知手段により用紙の抵抗率の検知が行われる(S302)。検知手段により検知された抵抗率が閾値より大きい場合はこの用紙を高抵抗率の用紙であると判定し(S303、Yes)、両面印刷における表側の面の印刷である場合は(S304、No)、本来設定されている吐出制御とは異なる吐出制御に自動的に切り替えられる(S305)。ここでは、図9(b)に示したように、まず、1インターレース分だけ全印刷領域を印刷し(S306)、終了したら(S307)、用紙を引き戻し(S308)、残りのインターレース部分の印刷を行う(S309)。全印刷領域が印刷された時点で印刷完了となる(S310)。
抵抗率が閾値よりも低い場合と(S303、No)、抵抗率が閾値よりも高く(S304、Yes)、両面印刷における裏側の面の印刷である場合は(S304、Yes)、標準の印刷品質により標準紙を印刷するために本来設定されている吐出制御が選択され(S311)、全印刷領域を印刷して終了となる(S311)。両面印刷のとき、表側の面の印刷時に用紙にインクが吸収されるため、裏側の面の印刷時には用紙の抵抗率が下がっている。このため、裏側の面の印刷の際は、標準紙に設定された吐出制御により印刷を行うことができる。
第1の実施形態同様に、第3の実施形態においても、検知手段として、環境センサを使い、ステップS303における場合分けに検知された温度と湿度を使用しても良い。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範囲な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更が可能である。
また、本発明における画像形成装置は、両面印刷を行う画像形成装置において、両面印刷を行う際は、前記記録媒体が前記第1の判定手段により高抵抗率と判定され、表側の面の印刷であるときに、前記記録媒体は高抵抗率と判定する第2の判定手段を有し、前記吐出制御手段は、両面印刷を行う際は、前記第2の判定手段により前記記録媒体が高抵抗率であると判定された場合、前記記録ヘッドによる吐出方法と前記搬送ベルトによる搬送方法を、抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法に自動的に切り替えるようにしても良い。
また、本発明における画像形成装置は、前記検知手段は、周囲の温度を検知し、前記第1の判定手段は、前記検知手段により検知された前記周囲の温度が第2の所定の閾値より大きいときに、前記記録媒体は高抵抗率であると判定するようにしても良い。
また、本発明における画像形成装置は、前記検知手段は、周囲の湿度を検知し、前記第1の判定手段は、前記検知手段により検知された前記周囲の湿度が第3の所定の閾値より大きいときに、前記記録媒体は高抵抗率であると判定するようにしても良い。
また、本発明における画像形成装置は、前記検知手段は、周囲の温度と湿度を検知し、前記第1の判定手段は、前記検知手段により検知された前記周囲の温度が第2の所定の閾値より大きく、前記検知手段により検知された前記周囲の湿度が第3の所定の閾値より大きいときに、前記記録媒体は高抵抗率であると判定するようにしても良い。
また、本発明における画像形成装置は、前記抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法は、マルチパス印刷であるようにしても良い。
また、本発明における画像形成装置は、前記抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法は、2パス1/2インターレース印刷であるようにしても良い。
また、本発明における画像形成装置は、前記抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法は、全印刷領域を1インターレース分印刷した後、前記搬送ベルトを逆回転させることにより前記記録媒体を引き戻し、残りの1インターレース分を印刷することにより画像形成するようにしても良い。
また、本発明における画像形成方法は、両面印刷を行う画像形成装置において、両面印刷を行う際は、前記記録媒体が前記第1の判定ステップにより高抵抗率と判定され、表側の面の印刷であるときに、前記記録媒体は高抵抗率と判定する第2の判定ステップを有し、前記吐出制御ステップは、両面印刷を行う際は、前記第2の判定ステップにより前記記録媒体が高抵抗率であると判定された場合、前記記録ステップにおける吐出方法と前記搬送ステップにおける搬送方法を、抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法に自動的に切り替えるようにしても良い。
また、本発明における画像形成方法は、前記検知ステップは、周囲の温度を検知し、前記第1の判定ステップは、前記検知ステップにより検知された前記周囲の温度が第2の所定の閾値より大きいときに、前記記録媒体は高抵抗率であると判定するようにしても良い。
また、本発明における画像形成方法は、前記検知ステップは、周囲の湿度を検知し、前記第1の判定ステップは、前記検知ステップにより検知された前記周囲の湿度が第3の所定の閾値より大きいときに、前記記録媒体は高抵抗率であると判定するようにしても良い。
また、本発明における画像形成方法は、前記検知ステップは、周囲の温度と湿度を検知し、前記第1の判定ステップは、前記検知ステップにより検知された前記周囲の温度が第2の所定の閾値より大きく、前記検知ステップにより検知された前記周囲の湿度が第3の所定の閾値より大きいときに、前記記録媒体は高抵抗率であると判定するようにしても良い。
また、本発明における画像形成方法は、前記抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法は、マルチパス印刷であるようにしても良い。
また、本発明における画像形成方法は、前記抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法は、2パス1/2インターレース印刷であるようにしても良い。
また、本発明における画像形成方法は、前記抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法は、全印刷領域を1インターレース分印刷した後、前記搬送ベルトを逆回転させることにより前記記録媒体を引き戻し、残りの1インターレース分を印刷することにより画像形成するようにしても良い。
1 画像形成装置
2 画像形成部
23 キャリッジ
24 記録ヘッド
3 副走査搬送部
31 搬送ベルト
特開2005−343167号公報 特開2007−076212号公報

Claims (16)

  1. 記録媒体に液滴を吐出して画像を形成する記録ヘッドと、
    前記記録媒体を、静電気により吸着させ、前記記録ヘッドと対向して搬送する搬送ベルトと、
    静電気により前記搬送ベルトに吸着した前記記録媒体の抵抗率を検知する検知手段と、
    前記検知手段により検知された前記記録媒体の抵抗率が第1の所定の閾値より大きいときに、前記記録媒体は高抵抗率であると判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記記録媒体が高抵抗率であると判定された場合、前記記録ヘッドによる吐出方法と前記搬送ベルトによる搬送方法を、抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法に自動的に切り替える吐出制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 両面印刷を行う画像形成装置において、
    両面印刷を行う際は、前記記録媒体が前記第1の判定手段により高抵抗率と判定され、表側の面の印刷であるときに、前記記録媒体は高抵抗率と判定する第2の判定手段を有し、
    前記吐出制御手段は、両面印刷を行う際は、前記第2の判定手段により前記記録媒体が高抵抗率であると判定された場合、前記記録ヘッドによる吐出方法と前記搬送ベルトによる搬送方法を、抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法に自動的に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検知手段は、周囲の温度を検知し、
    前記第1の判定手段は、前記検知手段により検知された前記周囲の温度が第2の所定の閾値より大きいときに、前記記録媒体は高抵抗率であると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記検知手段は、周囲の湿度を検知し、
    前記第1の判定手段は、前記検知手段により検知された前記周囲の湿度が第3の所定の閾値より大きいときに、前記記録媒体は高抵抗率であると判定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記検知手段は、周囲の温度と湿度を検知し、
    前記第1の判定手段は、前記検知手段により検知された前記周囲の温度が第2の所定の閾値より大きく、前記検知手段により検知された前記周囲の湿度が第3の所定の閾値より大きいときに、前記記録媒体は高抵抗率であると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  6. 前記抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法は、マルチパス印刷であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法は、2パス1/2インターレース印刷であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法は、全印刷領域を1インターレース分印刷した後、前記搬送ベルトを逆回転させることにより前記記録媒体を引き戻し、残りの1インターレース分を印刷することにより画像形成することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 記録媒体に液滴を吐出して画像を形成する記録ステップと、
    前記記録媒体を、静電気により搬送ベルトに吸着させ、前記記録ヘッドと対向して搬送する搬送ステップと、
    静電気により前記搬送ベルトに吸着した前記記録媒体の抵抗率を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップにより検知された前記記録媒体の抵抗率が第1の所定の閾値より大きいときに、前記記録媒体は高抵抗率であると判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップにより前記記録媒体が高抵抗率であると判定された場合、前記記録ステップにおける吐出方法と前記搬送ステップによる搬送方法を、抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法に自動的に切り替える吐出制御ステップと、を有することを特徴とする画像形成方法。
  10. 両面印刷を行う画像形成装置において、
    両面印刷を行う際は、前記記録媒体が前記第1の判定ステップにより高抵抗率と判定され、表側の面の印刷であるときに、前記記録媒体は高抵抗率と判定する第2の判定ステップを有し、
    前記吐出制御ステップは、両面印刷を行う際は、前記第2の判定ステップにより前記記録媒体が高抵抗率であると判定された場合、前記記録ステップにおける吐出方法と前記搬送ステップにおける搬送方法を、抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法に自動的に切り替えることを特徴とする請求項9に記載の画像形成方法。
  11. 前記検知ステップは、周囲の温度を検知し、
    前記第1の判定ステップは、前記検知ステップにより検知された前記周囲の温度が第2の所定の閾値より大きいときに、前記記録媒体は高抵抗率であると判定することを特徴とする請求項9または10に記載の画像形成方法。
  12. 前記検知ステップは、周囲の湿度を検知し、
    前記第1の判定ステップは、前記検知ステップにより検知された前記周囲の湿度が第3の所定の閾値より大きいときに、前記記録媒体は高抵抗率であると判定することを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  13. 前記検知ステップは、周囲の温度と湿度を検知し、
    前記第1の判定ステップは、前記検知ステップにより検知された前記周囲の温度が第2の所定の閾値より大きく、前記検知ステップにより検知された前記周囲の湿度が第3の所定の閾値より大きいときに、前記記録媒体は高抵抗率であると判定することを特徴とする請求項9または10に記載の画像形成方法。
  14. 前記抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法は、マルチパス印刷であることを特徴とする請求項9から13のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  15. 前記抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法は、2パス1/2インターレース印刷であることを特徴とする請求項9から13のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  16. 前記抵抗率の高い前記記録媒体に適した方法は、全印刷領域を1インターレース分印刷した後、前記搬送ベルトを逆回転させることにより前記記録媒体を引き戻し、残りの1インターレース分を印刷することにより画像形成することを特徴とする請求項9から13のいずれか1項に記載の画像形成方法。
JP2009052549A 2009-03-05 2009-03-05 画像形成装置及び画像形成方法 Expired - Fee Related JP5316097B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009052549A JP5316097B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 画像形成装置及び画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009052549A JP5316097B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 画像形成装置及び画像形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010201880A JP2010201880A (ja) 2010-09-16
JP5316097B2 true JP5316097B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=42963837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009052549A Expired - Fee Related JP5316097B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 画像形成装置及び画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5316097B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7098920B2 (ja) * 2017-11-30 2022-07-12 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000318159A (ja) * 1999-05-13 2000-11-21 Seiko Instruments Inc インクジェット記録装置
JP2006346870A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010201880A (ja) 2010-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100760406B1 (ko) 화상 형성 장치
JP4781795B2 (ja) 画像形成装置
US7607749B2 (en) Printer
JP4717571B2 (ja) 画像形成装置
KR100973836B1 (ko) 화상 형성 장치
JP4563650B2 (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP2007069555A (ja) インクジェットプリンタ
US8021063B2 (en) Printer with staggered transporting belts
JP2007045596A (ja) 画像形成装置及び用紙搬送装置
JP4730963B2 (ja) 画像形成装置
JP4913711B2 (ja) 画像形成装置
JP2011184163A (ja) 画像形成装置
JP2007144830A (ja) インクジェット記録装置
JP5316097B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2008297091A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2005177989A (ja) インクジェット記録装置及びそのインクジェット記録方法
JP2007175907A (ja) インクジェットプリンタ
JP4439015B2 (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP5378865B2 (ja) 画像形成装置
JP2006264026A (ja) インクジェットプリンタ
JP2005074679A (ja) 定着装置
JP2010189195A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP2005067170A (ja) 定着装置
JP2010036474A (ja) 画像形成装置、及び被記録媒体搬送制御方法
JP2005324918A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130624

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5316097

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees