JP5315970B2 - 高アスペクト比を有する窒化アルミニウム、その製造方法、それを用いた樹脂組成物 - Google Patents
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Description
熱伝導性フィラーは、樹脂中にフィラー成分(無機成分)を添加し、種々の方法で分散、混合、複合化することにより、樹脂の熱伝導性を向上させることを目的とするものである。複合化の際、フィラー成分が樹脂中に分散することにより、熱伝導の経路を形成することで樹脂の熱伝導性を向上させるものである。
また、特許文献1のように金属アルミニウムを原料とした窒化アルミニウムの合成は窒化反応が発熱反応であるため、反応の制御が困難である。また窒化反応過程で生じた熱により粒子同士が融着し、凝集した粒径の大きい粒子になりやすいため、熱伝導性を向上させる目的での樹脂との複合化には、適さないという課題があった。
0μmと高アスペクト比を有しているために熱伝導率が高い窒化アルミニウムが得られるという特徴がある。
しかしながら、非特許文献1で記載されている昇華再結晶法では、操作温度が1800-2000
℃と非常に高いため、工業的ではなく、非特許文献2で記載されている気相合成法も量産には不向きであるという問題がある。また、高アスペクト比を有するものの繊維径が1μ
m以下と小さく、物理的な形状がアスベスト様であるために作業性が悪く、人体への影響なども懸念される。
しかし、アンモニアガスを用いる方法は、高温下では装置腐食などの問題があり、工業的な量産には不向きである。また、気−固相間の反応による形状保持については記載されているが、炭素などの還元剤を用いた固−固相間の反応で形態が保持できるかについては記載されていない。また、得られた窒化アルミニウムを樹脂と複合化した際の熱伝導率についても明らかにはされていない。
本発明者らは従来技術により作製される窒化アルミニウムの問題点に鑑み、種々検討を行った結果、特定形状の酸化アルミニウム含有物を用いて、上述の炭素を用いた還元窒化反応を行なうことで、窒化アルミニウムの結晶核が原料表面から生成し、数ミクロンの大きさの結晶核が多数生成、原料形状を保持したまま窒化できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
具体的には、繊維軸方向または面方向の平均長さ(L)と繊維軸に垂直方向または厚み
方向の平均長さ(D)との比が4以上である酸化アルミニウム含有物を原料として用いる
ことで、従来困難であったアスペクト比が高い窒化アルミニウムを工業的な量産が可能で、簡便な条件下で合成できることを見出した。
従来、粒子径が50μm以下のアルミナを原料とした場合、還元窒化法では、粒子同士が焼結し、原料由来の構造を保持できなくなる傾向にあることは知られており(特許文献2)、このようなアスペクト比の高い酸化アルミニウム含有物を、炭素を用いた還元窒化法で窒化した場合、特に固−固相間の反応で形態が保持できるかは本検討により初めて明らかとなった。
ミニウムの面方向の平均長さ(L)が0.2μm以上60μm以下でかつ厚み方向の平均長さ(D)が0.05μm以上15μm以下であることを特徴とする窒化アルミニウムの製造方法に存する。
み方向の平均長さ(D)との比が3以上であり、面方向の平均長さ(L)が0.2μm以上60μm以下でかつ厚み方向の平均長さ(D)が0.05μm以上15μm以下である窒
化アルミニウムを含む樹脂組成物であり、かつ熱伝導率が2W/m・K以上である樹脂組成物に存する。
厚み方向の平均長さ(D)との比が3以上であり、面方向の平均長さ(L)が0.2μm以上60μm以下でかつ厚み方向の平均長さ(D)が0.05μm以上15μm以下である窒化アルミニウムを含む樹脂成形体であり、かつ熱伝導率が2W/m・K以上である樹脂成形体に存する。
「酸化アルミニウムを含む原料」
本発明で用いられる酸化アルミニウム(アルミナ)を含む原料としては、酸化アルミニウムを含有していれば特に限定されない。(以下、単に原料と呼ぶことがある)
酸化アルミニウムとしては、α、γ、θ、η等の結晶構造を持つものが挙げられ、好ましくはα型、γ型である。
アルミナ以外の成分の、原料中の含有量は、通常0.1重量%以上、好ましくは0.5重量%以上、より好ましくは1重量%以上、更に好ましくは2重量%で有り、通常30重量%以下、好ましくは20重量%以下、より好ましくは10重量%以下である。
い板状アルミナとして、α−アルミナ(例えばキンセイマテック(株)社製、商品名:セラフ10030 酸化アルミニウム成分99.3wt%、等)も好適に用いられる。
「アスペクト比」
アスペクト比とは、繊維状または板状などの形状の異方性を表す指標として用いられ、通常、最大長と最大垂直長の比(アスペクト比=最大長/最大垂直長)である。
原料は、原料のアスペクト比(L/D)が3以上である。好ましくは5以上、より好ましくは6以上、より好ましくは10以上であり、さらに好ましくは20以上であり、上限は通常制限はないが、成型加工性の面で100以下であり、好ましくは50以下、より好ましくは30以下である。
好ましい原料形状としては繊維状、板状のものが挙げられる。
原料が繊維状の場合、繊維軸方向の平均長さ(L)は通常30μm以上、好ましくは50μm以上、より好ましくは100μm以上、通常2000μm以下、好ましくは1000μm以下、より好ましくは500μm以下である。
繊維軸方向(長軸方向)の平均長さが30μmより小さいと熱伝導性を発現するための熱伝導経路が効率的に構成されなくなる恐れがあり好ましくなく、2000μm以上だと分散不良などにより成形加工性が悪化するために好ましくない。繊維軸に垂直方向の平均長さ(D)が7μmより小さいと流動性の低下などによる加工性の悪化、50μmより大きいと分散不良などによる加工性の低下があり好ましくない。
面方向(長軸方向)の平均長さが0.2μmより小さいと熱伝導性を発現するための熱伝導経路が効率的に構成されなくなる恐れがあるばかりでなく、粒子同士の融着凝集により窒化反応における原料形状の保持が困難となり好ましくなく、60μmより大きいと分
散不良などにより成形加工性が悪化するために好ましくない。
「炭素源」
本願発明における還元窒化反応の際に用いられる炭素源としては、固体炭素が好ましく、具体的にはカーボンブラック、黒鉛、高温でカーボン源となり得るカーボン前駆体が使用できる。カーボンブラックは、ファーネス法、チャンネル法などのカーボンブラック、アセチレンブラックなどを使用することができる。このうち好ましい炭素源はカーボンブラック、カーボン前駆体であり、より好ましいのは入手の容易さ、作業性、反応の安定性などの点でカーボンブラックである。
本発明において酸化アルミニウム含有物と炭素源の混合方法としては、酸化アルミニウム含有物と炭素源が均一になるような方法であればハンドブレンド(単純混合)、カッターミルなどを用いた湿式法、ボールミルなどを用いた乾式法何れの方法でも良い。原料形状(高アスペクト比)を容易に保持しうる観点で、(ボールミルなどによる混合よりは、)ハンドブレンド、カッターミルなどによる混合が望ましい。湿式混合の際に使用する溶媒としては、水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、アセトン、トルエン、キシレン等が挙げられる。均一混合した後のスラリーは、溶媒を除去するために乾燥され窒化工程に供される。
上記の工程で作製された酸化アルミニウム含有物と炭素源の乾燥混合物は、通常、塊を乳鉢などで軽く粉砕後、アルミナ製のルツボに移され、窒素気流中、通常1200℃以上、好ましくは1400℃以上、より好ましくは1500℃以上、さらに好ましくは1600℃以上、また通常1800℃以下、好ましくは1750℃以下、より好ましくは1700℃以下の条件下で還元窒化される。窒化温度が低すぎると窒化反応が遅く、窒化温度が高すぎると窒化反応が速くなり、微粉化が起こったり、場合によっては繊維状窒化アルミニウム同士もしくは板状窒化アルミニウム同士の融着が顕著になりアスペクト比の高い窒化アルミニウムを得ることが困難となる。
還元窒化反応に要する時間は通常、加えられた炭素源の量および酸化アルミニウム含有物の形状(大きさ、厚み)によって変化するが、本発明で規定される酸化アルミニウム含
有物を用いた場合、通常は48時間以内に反応が終了する。窒化反応に必要な炭素源の量は、通常酸化アルミニウムに対して3倍モルであるが、完全に窒化反応を行なわせたい場合、3倍モルよりも過剰に炭素源を加えるのが通常である。この場合、完全に窒化反応が行なわれた場合でも微量の炭素源が残存しており、この炭素源を取り除く必要がある。通常は、酸化雰囲気下にて熱処理をすることで残存炭素源を取り除くことができる。熱処理の温度は通常500℃以上、好ましくは700℃、通常900℃以下、好ましくは800℃以下で熱処理を行なう。900℃以上で熱処理を行なうと窒化された表面が酸化され、内部まで酸化層が形成される恐れがあり好ましくない。500℃よりも低い温度で熱処理を行なうと炭素の除去が十分行なわれず、好ましくない。
このようにして生成したアスペクト比の高い窒化アルミニウムは、アスペクト比が3以上の窒化アルミニウムであり、好ましくは4以上、より好ましくは5以上である。通常原料である酸化アルミニウム含有物の高いアスペクト比を保持したまま窒化される。
すなわち、得られた窒化アルミニウムは、原料として繊維状の原料を用いた場合、繊維軸方向(長軸方向)の平均長さ(L)は通常20μm以上、好ましくは30μm以上、より好ましくは50μm以上、通常2000μm以下、好ましくは500μm以下、より好ましくは300μm以下でかつ繊維軸に垂直方向(短軸方向)の平均長さ(D)が通常6μm以上、好ましくは10μm以上、通常50μm以下、好ましくは30μm以下となる。
また板状原料を用いた場合、面方向(長軸方向)の平均長さ(L)が通常0.2μm以上、好ましくは、2μm以上、より好ましくは10μm以上、通常60μm以下、好ましくは30μm以下、より好ましくは15μm以下でかつ厚み方向(短軸方向)の平均長さ(D)が通常0.05μm以上、好ましくは0.5μm以上、より好ましくは1.0μm以上、通常15μm以下、好ましくは10μm以下、より好ましくは5μm以下となり、アスペクト比(L/D)が3以上の板状窒化アルミニウムが得られる。
樹脂成形物は、例えば本発明の高アスペクト比を有する窒化アルミニウムを樹脂原料と一緒にあるいは途中で混合し作製された液状樹脂組成物、または熱可塑性樹脂との混練等により作製された樹脂組成物を通常の成形機で成形することで得られる。
実施例1
アルミナ繊維(酸化アルミニウム:シリカ=95:5(wt%)、直径(繊維軸に垂直方向(短軸方向)の平均長さ)6μm、繊維軸方向の平均長さが60μm、L/D=10)8gにカーボンブラック(キシダ化学(株))3.42g(対酸化アルミニウム3.6倍モル)と純水75mlをカッターミル(大阪ケミカル(株)社製アブソリュートミル)容器に入れ、37,000rpmで3分間粉砕・混合した。その後、スラリー状の混合物を取り出し、通風式乾燥器内で120℃,10時間乾燥した。乾燥したアルミナ繊維−炭素混合物を乳鉢で軽く粉砕し、アルミナ製坩堝に20g充填し、高温雰囲気炉中にセットした。窒素を0.5l/min流通させながら、昇温速度200℃/hrで1600℃まで昇温し、その温度で35時間保持した。反応終了後、自然冷却し、坩堝よりサンプルを取り出し、タングステンカーバイド製乳鉢を使って軽く解砕した。更に、残存している炭素を除去するためマッフル炉を用いて酸化雰囲気下、650℃で3hr、700℃で1hr熱処理し、サンプルを作製した。X線回折装置(XRD)で測定し、回折パターンから生成相を同定するとともに、走査型電子顕微鏡(SEM)で形態を観察した。XRDの測定結果を図1にSEMの観察結果を図2に示す。図1よりからシリカに由来すると考えられる不純物ピークおよびAl9O3N7に由来すると考えられるピークが僅かに観察されたが、繊維状酸化アルミニウム含有物は窒化アルミニウムに変換されていることが確認された。また、SEM観察結果から、原料形態を保持したアスペクト比の高い(繊維軸方向(長軸方向)の平均長さL:80μm、繊維軸に垂直方向(短軸方向)の平均長さD:7μm、L/D>11)窒化アルミニウムであることが確認された。
板状アルミナ(キンセイマテック(株)製:面方向(長軸方向)の平均長さ10μm、厚み方向(短軸方向)の平均長さ0.3μm、L/D=33、酸化アルミニウム成分:99.3wt%)35.06gにカーボンブラック(キシダ化学(株))14.89gと純水100mlをカッターミル(大阪ケミカル(株)社製アブソミュートミル)容器に入れ、37,000rpmで3分間粉砕・混合した。その後、更に20mlの純水を加えて3分間粉砕・混合し、この操作を2回行なった(最終的な純水添加量は140ml)。スラリー状の混合物を取り出し、通風式乾燥器内で150℃,20時間乾燥した。乾燥した板状アルミナ−炭素混合物を乳鉢で軽く粉砕し、アルミナ製坩堝2個にそれぞれ20g充填し、高温雰囲気炉中にセットした。窒素を0.5l/min流通させながら、昇温速度200℃/hrで1600℃まで昇温し、その温度で24時間保持した。反応終了後、自然冷却し、坩堝よりサンプルを取り出し、タングステンカーバイド製乳鉢を使って軽く解砕した。更に、残存している炭素を除去するためマッフル炉を用いて酸化雰囲気下、650℃で3hr、700℃で1hr熱処理し、サンプルを作製した。サンプルを作製した。X線回折装置(XRD)で測定し、回折パターンから生成相を同定するとともに、走査型電子顕微鏡(SEM)で形態を観察した。XRDの測定結果を図3にSEMの観察結果を図4に示す。図3より原料はほぼ完全に窒化アルミニウムに変換されていることが確認された。また、SEM観察結果から、僅かに粒子間の融着が観察されるものの原料形態を保持したアスペクト比の高い(面方向(長軸方向)の平均長さL:12μm、厚み方向(短軸方向)の平均長さD:2μm、L/D>6)板状窒化アルミニウムであることが確認された。
本例は、基材樹脂としてエポキシ樹脂を用いて樹脂組成物を作製する例である。
具体的には基材樹脂としてエポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン株式会社製 JER828)100重量部と硬化剤(酸無水物系硬化剤、ジャパンエポキシレジン株式会社製
JER YH300)80重量部、硬化促進剤(2−エチル−4(5)−メチルイミダゾール)2重量部との混合物を準備した。次に、基材樹脂33重量%と、実施例1で得られた窒化アルミニウム67重量%とをアルミナ製乳鉢にて混合して樹脂組成物を得た。
これを金型に注型し、東洋精機製作所製ミニテストプレスを使用し、温度:120℃、圧力:10MPa、保持時間:1時間の条件で硬化させ、幅40mm、長さ40mm、厚み10mmの成型体を得た。本成型体から、直径φ10mm、厚さ2mmの円盤状のサンプルを切り出し、株式会社アルバック製TC−7000H/SB−2を用いて、レーザーフラッシュ法にて熱伝導率を測定した。
基材樹脂と窒化アルミニウムとの混合比率及び熱伝導率を表−1に示す。
実施例3と同様に、基材樹脂としてエポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン株式会社製
JER828)100重量部と硬化剤(酸無水物系硬化剤、ジャパンエポキシレジン株式会社製 JER YH300)80重量部、硬化促進剤(2−エチル−4(5)−メチルイミダゾール)2重量部との混合物を準備した。次に、基材樹脂33重量%と、実施例2で得られた板状窒化アルミニウム67重量%とをアルミナ製乳鉢にて混合して樹脂組成物を得た。これを金型に注型し、東洋精機製作所製ミニテストプレスを使用し、温度:120℃、圧力:10MPa、保持時間:1時間の条件で硬化させ、幅40mm、長さ40mm、厚み10mmの成型体を得た。本成型体から、直径φ10mm、厚さ2mmの円盤状のサンプルを切り出し、株式会社アルバック製TC−7000H/SB−2を用いて、レーザーフラッシュ法にて熱伝導率を測定した。
基材樹脂と板状窒化アルミニウムとの混合比率及び熱伝導率を表−1に示す。
実施例3と同様に、基材樹脂としてエポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン株式会社製
JER828)100重量部と硬化剤(酸無水物系硬化剤、ジャパンエポキシレジン株式会社製 JER YH300)80重量部、硬化促進剤(2−エチル−4(5)−メチルイミダゾール)2重量部との混合物を準備した。次に、基材樹脂33重量%と、株式会社トクヤマ製の窒化アルミニウム粒子(平均粒子径1.1μm、アスペクト比(L/D)<2)67重量%とをアルミナ製乳鉢にて混合して樹脂組成物を得た。これを金型に注型し、東洋精機製作所製ミニテストプレスを使用し、温度:120℃、圧力:10MPa、保持時間:1時間の条件で硬化させ、幅40mm、長さ40mm、厚み10mmの成型体を得た。本成型体から、直径φ10mm、厚さ2mmの円盤状のサンプルを切り出し、株式会社アルバック製TC−7000H/SB−2を用いて、レーザーフラッシュ法にて熱伝導率を測定した。
基材樹脂と窒化アルミニウム粒子との混合比率及び熱伝導率を表−1に示す。
Claims (4)
- 酸化アルミニウムを含む原料と炭素源とを混合し、当該混合物を窒素気流中にて加熱して窒化アルミニウムを製造する方法であって、当該原料のアスペクト比(L/D)が3以上であり、かつ得られた窒化アルミニウムのアスペクト比(L/D)が3以上であり、該原料の形状が板状であり、かつ得られた板状窒化アルミニウムの面方向の平均長さ(L)が0.2μm以上60μm以下でかつ厚み方向の平均長さ(D)が0.05μm以上15μm以下であることを特徴とする窒化アルミニウムの製造方法。
- 該酸化アルミニウムを含む原料中に、酸化アルミニウムが70重量%以上99.5%以下であり且つシリカ成分0.5重量%以上30重量%以下を含むことを特徴とする請求項1記載の窒化アルミニウムの製造方法。
- 板状の形状の窒化アルミニウムであって、面方向の平均長さ(L)と厚み方向の平均長
さ(D)との比が3以上であり、面方向の平均長さ(L)が0.2μm以上60μm以下でかつ厚み方向の平均長さ(D)が0.05μm以上15μm以下である窒化アルミニウムを含む樹脂組成物であり、かつ熱伝導率が2W/m・K以上であることを特徴とする樹脂組成物。 - 板状の形状の窒化アルミニウムであって、面方向の平均長さ(L)と厚み方向の平均長
さ(D)との比が3以上であり、面方向の平均長さ(L)が0.2μm以上60μm以下でかつ厚み方向の平均長さ(D)が0.05μm以上15μm以下である窒化アルミニウムを含む樹脂成形体であり、かつ熱伝導率が2W/m・K以上であることを特徴とする樹脂成形体。
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