JP5314636B2 - 到達坑口の止水方法、止水構造および推進機回収装置 - Google Patents
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Description
さらに、注入材による止水性が確保された後は、第一止水部を回収して転用することができるため、費用の削減が可能となる。
そのため、従来の止水方法よりも工期の短縮化および施工費用の低減化が可能となる。
到達坑口部4に到達した推進機2はモルタル13を貫通して推進機回収装置に進入する。これに伴い取付部本体11内には、推進機2後方の推進管3が配設される。
なお、取付部本体11の断面形状は限定されるものではなく、例えば円形でもよい。また、取付部本体11は、推進機2に施工誤差が生じた場合であっても、推進機2の進入が可能となるように、十分な大きさを有して形成されている。また、本実施形態では、薬液注入口16を2ヶ所有するものとするが、薬液注入口16の数は限定されるものではなく、1ヶ所でもよい。
第一止水部30は、図3に示すように、円筒状の本体部31と、本体部31の内部に配設された環状の第一シール部材32と、シール部材32を保持する支持リング33と、本体部31の地山側の開口に取り付けられた蓋部材34とを備えている。
これらの締め付けボルト35を隙間31c内において支持リング33(円板部33b)に当接させることで、第一シール部材32の径方向での移動を拘束する。
接続フランジ31bには、複数のボルト孔(図示省略)が形成されている。接続フランジ31bは、ボルト孔に挿入されたボルトにより第二止水部40と接合される。
支持リング33は、第一シール部材32が配設されるシール固定部33aと、板状の開口付円板部33bと、シール固定部33aと円板部33bとの間に介設された調芯部33cと、を備えている。
円板部33bの中央部には開口しており、推進機2および推進管3の挿通が可能に構成されている。
なお、第二止水部40の断面形状は、限定されるものではないが、本実施形態では円形とする。
なお、カバー材44は必要に応じて設置すればよく、省略してもよい。また、カバー材44の構成は限定されるものではない。例えば、カバー材44は、円環状に形成されていてもよいし、複数に分割されていて、部分的に第二シール部材41を抑えるものであってもよい。
収容部50の第二止水部40側の端部(一方の端部)周縁には、接続フランジが形成されており、第二止水部40の接続フランジ40bとの定着が可能に構成されている。
到達坑口の止水方法は、取付工程と、注水工程と、止水工程と、回収工程と、注入工程と、撤去工程と、を備えている。
なお、他方の大断面トンネルT2の到達坑口部4の開口は、セグメント製作時にモルタル4aを打設することにより閉塞されている。これにより、推進機2による切削が可能となる。
なお、モルタル13の取付部本体11内への注入は、取付部10に推進機回収装置20を連結した後に行ってもよい。
なお、予め第一止水部30、第二止水部40および収容部50が連結された状態で取付部10に連結してもよい。
収容部50内に水を充填しておくことで、推進機2が到達した際に、地下水が推進機回収装置20内に流入すること防止することが可能となる。
そして、推進機2が収容部50に到達し、第一止水部30内に推進管3が配置されたら、第一シール部材32の内部に水を圧入して推進管3の外周面に第一シール部材32を密着させる。これにより、第一シール部材32による止水が完了する。
なお、取付部10内に注入される注入材は、止水性を確保することが可能なものであれば限定されるものではなく、適宜選定して使用することが可能である。
なお、回収工程において、第一止水部30による止水が確認された場合には、収容部50の解体とともに第二止水部40を撤去してもよい。
そのため、推進機2を転用して複数のトンネル施工を行う場合であっても、全体の工期を短縮することが可能となる。
また、収容部50の分割数は限定されるものではない。
2 推進機
3 推進管
4 到達坑口部
10 取付部
13 モルタル
20 推進管回収装置
30 第一止水部
32 第一シール部材
40 第二止水部
41 第二シール部材
50 収容部
Claims (7)
- モルタルが充填された取付部を到達坑口部に形成するとともに、第一止水部および収容部を前記取付部に取り付ける工程と、
前記収容部内に水を注入する工程と、
推進機が前記収容部内に進入した後、前記第一止水部内の第一シール部材を前記推進機後方の推進管の外周囲に密着させる工程と、
前記収容部を解体して前記推進機を回収する工程と、
前記取付部内のモルタルと推進管との隙間に注入材を注入する工程と、
前記注入材が硬化した後、前記第一止水部を撤去する工程と、を備えることを特徴とする、到達坑口の止水方法。 - 前記第一止水部と前記収容部との間に第二止水部が介設されており、
前記第一止水部による止水が不十分な場合に、前記第二止水部内に配設された第二シール部材を前記推進管の外周囲に密着させることを特徴とする、請求項1に記載の到達坑口の止水方法。 - 前記第一シール部材が、径方向に移動することで前記第一止水部に進入した前記推進機の施工誤差を吸収することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の到達坑口の止水方法。
- 推進機の到達坑口部に形成され止水構造であって、
到達坑口部に取り付けられた取付部と、
前記取付部に接続された第一止水部と、
前記第一止水部に接続された収容部と、を備え、
前記取付部にはモルタルが充填されており、かつ、前記推進機後方の推進管の外周囲に接続する注入管が配管されていて、
前記第一止水部は、前記推進機後方の推進管の外周囲に周設される第一シール部材を備えていることを特徴とする、止水構造。 - 前記第一止水部と前記収容部との間に第二止水部が介設されており、
前記第二止水部は、当該第二止水部の内周面に沿って配設された第二シール部材を備えていることを特徴とする、請求項4に記載の止水構造。 - 前記第一シール部材が、前記推進管の径方向に移動可能に配設されていることを特徴とする、請求項4または請求項5に記載の止水構造。
- 到達坑口部に到達した推進機の収容が可能に形成された収容部と、
前記収容部の坑口側に配設された第一止水部と、
前記収容部と前記第一止水部との間に介設された第二止水部と、を備える推進機回収装置であって、
前記第一止水部および前記第二止水部が、それぞれ前記推進機後方の推進管の外周囲に周設されるシール部材を備えていることを特徴とする、推進機回収装置。
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