JP5311796B2 - ガラス板への切筋線付与装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フロート法によって成形され、搬送される幅広のガラスリボン、特に2mm以下の薄板ガラスを所定寸法で切断するための切筋線を付与し、ガラス板を破損させることなく均一な切筋線を与えるガラス板の切筋線付与装置に関する。
フロート法によって成形されるガラスリボンは、徐冷工程および検査工程の移送ロール上を移送され、縦横両方向の所要寸法位置に切筋線を付与し、折割によって切断し、採板する。しかるに、ガラスリボンは移送中に受けるさまざまな要因によって、幅方向の蛇行や、上下に波打つ所謂うねり状態で搬送されてくることがあった。
また、近年、ディスプレイ表示用のガラス板として、2mm以下の薄い板ガラスが必要とされるが、特に0.4〜1.1mmのガラス板をフロート法で成形したガラスリボンは、極めて薄い板厚のため、徐冷工程をへて搬送されたガラスリボンが、上下方向に大きなうねり状の波打ち状態に加えて、さらに、ガラスリボンの中央の製品となる部分に比べて、幅方向の両端部近傍の板厚は規格範囲から外れた厚い板厚となっている。
このような、製品部の板厚が0.4〜1.1mmの薄板のガラスリボンを、所定寸法で切断するために切筋線を付与しようとすると、上下方向のうねりのため、カッターのホイールチップをガラス板面に押し付け過ぎとなり、2mm以上のガラス板であれば割れることはないが、製品部の板厚が0.4〜1.1mmの薄板のガラスリボンに対しては、僅かな圧力増加でもガラス板を破損させてしまうことがある。
一般的には、ディスプレイ表示用のガラス基板への切筋線の付与については、均一な力で切筋線を付与するガラス板の切断装置が多く紹介されている。
例えば、特開2002−321933号公報には、水平に配置された板ガラスの上面に切断線を刻成するための装置であって、切断線刻成方向に沿って移動可能なメインフレームと、メインフレームに対して上下方向にスライド可能に設けられたサブフレームと、サブフレームに設けられ、板ガラスを切り込むためのカッターを保持するカッターフレームと、上記カッターが板ガラスに当接する当接姿勢と板ガラスに一定圧で押圧される押圧姿勢との間でカッターフレームの姿勢を変化させる姿勢変化機構と、姿勢変化機構と上記カッターフレームとの間に介在された弾性部材とを備えたことを特徴とする板ガラス用切断線刻成装置が開示されている(特許文献1)。
また、特開2002−274875号公報には、ガラス板に切り線を形成する切り線形成手段と、この切り線形成手段を上下動させる上下動手段とを具備しており、この上下動手段は、可動子と固定子とを有すると共に切り線形成手段を上下動させる上下動力を発生する電動リニアモータを具備しているガラス板切断ヘッドが開示されている(特許文献2)。
さらにまた、特開2002−316829号公報には、互いに直交する方向をそれぞれX方向、Y方向およびZ方向としたとき、XY平面上に配置されたガラス基板に対して、ヘッドに対してZ方向に可動に支持されているカッターを当接させながらX方向に相対移動させてX方向に延びるスクライブ溝を切断予定線に沿って形成した後、該切断予定線に沿って当該ガラス板を切断するガラス基板の切断方法において、前記スクライブ溝を形成する途中で、前記ガラス基板に対する前記ヘッドのZ方向における相対位置、および前記ヘッドでの前記カッターに対するZ方向への押し付け圧のうちの少なくとも一方のスクライブ溝形成条件を変更することを特徴とするガラス基板の切断方法が開示されている(特許文献3)。
特開2002−321933号公報 特開2002−274875号公報 特開2002−316829号公報
前記特許文献1に記載されたものは、メインシリンダ24にて昇降するサブフレーム14がメインフレーム13のレール25に沿って摺動可能となるものであって、サブフレーム14はガラス板の表面の凹凸によって昇降自在となるものではなく、一旦セッティングされた後は固定状態である。また、揺動アーム31は、ガラス板の表面の凹凸によって揺動中心軸33を中心軸として円弧を描くように昇降するものであって、ボールベアリング等を利用して真上方向に滑らかにスライド移動できる機構ではないので、ガラス板のうねりに対して必ずしもスムーズに追従できるものではなく、板厚が0.4〜1.1mmのような超薄板ガラスに切筋線を付与する場合、割れる恐れがあった。
また、前記特許文献2に記載されたものは、オフラインでテーブル上に静止したうねりの少ない製品板厚範囲内のガラス板に対し、電動リニアモーターで切線形成手段を所望の位置まで下降させ、切線形成手段に設けたエアシリンダにてガラス板に切り線を付与させるもので、切刃を上下させる距離を微少に設定はできるものの、オンライン搬送されてくるうねりを有するガラスリボンに対して切筋線を付与するときに、滑らかに追従できるものではないので、前記特許文献1と同様に、板厚が0.4〜1.1mmのような超薄板ガラスに切筋線を付与する場合、うねりに対応できず、ガラス板に切刃を押し付け過ぎとなってガラス板が割れてしまう恐れがあった。
また、前記特許文献3に記載されたものも、オフラインでテーブル上に静止したうねりの殆どない製品板厚範囲内のガラス板に対し、Z方向駆動機構のボールねじによって、スクライブヘッドを所望の高さに昇降させ、さらに押し付け機構580であるエアアクチュエータによってガラス板面へのスクライブヘッドの位置を変更できて、ガラス板面へのカッターヘッドの押し付け圧を調整できるものであり、搬送ロール上を搬送される薄板ガラスに適用させる場合には、前記特許文献1、2と同様に、板厚が0.4〜1.1mmのような超薄板ガラスに切筋線を付与する場合、シリンダー内の圧力を調整している間にガラス板が割れてしまうといった恐れがあった。
本発明は、上記の問題点、すなわち、オンラインで搬送されるガラスリボンの中央部の製品板厚部分が2mm以下、特に該板厚が0.4〜1.1mmの薄板ガラスに対して、カッターを一定の圧力で押し付けて、ガラス板を破損させないようにして切筋線を付与することを目的とする。
すなわち、本発明は、搬送ロール上を搬送されるガラス板で、フロート法によって成形され搬送される帯状のガラスリボンであり、その板厚が0.4〜1.1mmの薄板であるガラス板を折割切断するために切筋線を付与するガラス板への切筋線付与装置において、前記ガラス板に切筋線を付与するカッターと、搬送されるガラス板の上下変動に追従しカッターを昇降自在とし、かつ前記カッターをガラス板面へ押圧したとき、過度な押圧力を吸収し押圧力を一定に保持するボールスライド手段と、ガラス板面に適度なカッター圧を付与するバネと、前記ボールスライド手段、バネ及びカッターを支持するアームをガラス板面位置に押圧させる押圧手段とからなることを特徴とするガラス板への切筋線付与装置である。
あるいは、本発明は、前記押圧手段を、ガラス板の搬送方向と直交する方向に設けたフレーム上で取付位置を調整可能として所定箇所に固定し、ガラス板の搬送方向に平行に切筋線を付与可能としたことを特徴とする上述のガラス板への切筋線付与装置である。
あるいはまた、本発明は、前記押圧手段を、ガラス板の搬送方向と斜めに横切る方向に設けたフレーム上でガラス板の搬送速度に同期させて走行させ、ガラス板の搬送方向に直交する切筋線を付与可能としたことを特徴とする請求項1記載のガラス板への切筋線付与装置である。
オンラインで搬送ロール上を搬送されるガラスリボンの中央部の製品板厚部分が2mm以下、特に該板厚が0.4〜1.1mmの超薄板ガラスのガラスリボンが大きなうねりを有して搬送されることによって切筋線を付与するカッター面の高さ方向の変動があっても、ガラス板に過剰な圧力を与えることなく、バネとLMボールスライドによってカッターを滑らかに昇降させ、前記超薄板ガラスを破損させることなく切筋線を付与することができる。
図2に示すように、幅広のリボン状で搬送されるガラス板Gを所定寸法に切断するためには、予めガラス板の上部側表面に「入(ニュー)」と呼ばれる溝状の切筋線7(図3参照)を、カッターのホイールチップ29のガラス板面への押し付けによって、ガラス板の搬送方向(縦の切筋線7)と幅方向に(横の切筋線7’)に付与し、下流側に設けた折割ロール40によって幅方向の切筋線7’に沿ってガラス板を折割り分離させ、さらに図示しない後工程で縦方向の切筋線7に沿って折割り、分離させることによって所望のサイズのガラス板が得られる。
図2に示すように、本発明は、前記搬送ロール31、31・・上を搬送されるリボン状のガラス板Gに切筋線7、7’を付与する切筋線付与装置1であって、図1に示すように、ガラス板Gの表面に切筋線7を付与するカッター28と、搬送ロール31、31、・・上を搬送されるリボン状のガラス板Gのうねりによる上下方向の高さ変動に追従できるように切筋線7を付与するカッター28を僅かな力で極めて滑らかに昇降自在とし、かつカッター28をガラス板面へ押圧したとき過度な押圧力を吸収し、押圧力を一定に保持するするボールスライド手段20と、ガラス板面に適度なカッター圧を付与するバネ24と、前記ボールスライド手段20、バネ24及びカッター28を支持するアーム15をガラス板面方向に押し付ける押圧手段10とからなる。
前記切筋線付与装置1は、図2に示したように、リボン状のガラス板Gの搬送方向と直交する方向に設けたフレーム2上に設けたレール3、3上で取付位置を調整自在に摺動するガイド4を設け、かつガイド4は所望の個数を所望の位置で位置調整自在に固定して設け、これによって縦方向の切筋線7、7、・・が付与される。
一方、図2に示したように、本発明の切筋線付与装置1’を、ガラス搬送方向に対して斜めに横切るように設けたフレーム2’の図示しないレール上を走行往復できるようにすれば、ガラス板の搬送方向と直交する切筋線7’が得られるが、切筋線7’を付与する切筋線付与装置1’はガラスリボンの搬送速度に同期させて、フレーム2’の前記レール上を走行させることによって、ガラス板の搬送方向に直交する切筋線7’を付与可能となり、前記搬送方向の切筋線7と合わせて、縦横に切筋線7、7’を付与したガラス板が得られる。
前記押圧手段10は、図1に示したように、フレーム2に設けたガイド4の上端近傍より水平方向に固設して延ばした取付部材13より押圧シリンダ11を吊設し、同ガイドの下端近傍に軸着したアーム15の略中間部近傍で押圧シリンダ11のロッド12の先端を軸16で軸着させると、押圧シリンダ10の伸縮でアーム15の一端の軸5を回動軸としてアーム15は上下に回動自在となる。
前記アーム15の他端側に設けた孔部に挿通した中空のボルト17をナット18、18’で固定し、該中空のボルト17の下端部にL字形の取付部材19を介してボールスライド手段20を取付固定するが、中空のボルト17とL字形の取付部材19とはナットで固定される。
前記ボールスライド手段20は、レール部21aとレール部上を直線状に滑動自在な断面略コ字状のLMブロック21bとからなり、レール部21aとLMブロック21b間には、図示しないボールベアリングが内蔵されているため、LMブロック21bはレール部21a上を僅かな力で極めて滑らかに滑動できる。
また、LMボールスライド21の前記レール部21aは、その側面を前記L字形の取付部材19によって図示しないボルトで固定され、レール部21aの下端側側面にもL字形のバネ固定部材26を図示しないボルトによって固設されており、該バネ固定部材26の水平部分の上部側にバネ下端フック25を螺着した。
一方、前記LMブロック21bの側面にはL字状のバネ吊下げ部材22を固設し、バネ吊下げ部材22の先端の水平部分の下面側にバネ吊下げフック23を螺着させ、該バネ吊下げフック23と前記バネ下端フック25間にバネ24を配設した。
さらにまた、前記LMブロック21bの側面にカッターを支持する板状のカッターホルダ27を固着し、該カッターホルダ27の先端部にはカッター28を着脱自在に配設するが、該カッター28の下端にはガラス板に当接させて切筋線を付与するホイールチップ29が回転自在に取り付けられている。
また、切筋線付与装置1の上部側の図示しないオイルタンクより、筒状のボルト17内、カッターホルダ27内を通してカッターのホイールチップ29の真上近傍まで細いチューブ6を配設し、該チューブ6内を通してカッターオイルを適量だけカッターのホイールチップ29に供給させることができる。
前記ガラス板Gとしては、フロート法によって成形され搬送される帯状のガラスリボンであり、その製品部の板厚が0.4〜1.1mmの薄板を対象としたものであるが、フロート法によって製造されるため、ガラスリボンの幅方向の端部近傍の板厚は2mm程度である。
図1に記載した切筋線付与装置1を、図2のフレーム2に固定的に設ければ、ガラスリボンの搬送方向の切筋線7、すなわち縦切線を付与させることができるが、図2のフレーム2’のように斜め方向に配設させ、ガラス板Gの搬送速度に同期させて走行させれば、横切り機として使用することができ、横方向の切筋線7’を付与することができる。
次いで、本発明のガラス板の切筋線の付与装置1の作用について説明する。
図示しないガラス溶融窯から所定の成形工程を経て採断工程に搬入される連続したガラスリボンに対して、中央の規格内の板厚となる製品部の幅を考慮して、フレーム2に所望の複数個所に配設した縦切機1、1・・のうち、所望の縦切機のみを作動させる。使用しない縦切機1、1、・・は押圧シリンダ11、11、・・を未作動状態にして、上昇させておけばよい。
押圧手段10の押圧シリンダ11を作動させると、シリンダのロッド12が下方に伸びてロッド12の先端の軸16で連結するアーム15を下方に押し下げることになり、軸5を回動軸としてアーム15を下方に回動させると、アーム15が下方に下がるのに伴い、ボールスライド手段20も下方に押し下げられ、これによって、カッター28のホイールチップ29もガラス面に向かって押し下げられる。
ところで、ガラス板面にカッターのホイールチップ29を押し付けていない状態では、LMボールスライド21のレール部21aに固定されたバネ固定部材26と、LMブロック21bの側面に取付固定されたバネ吊下げ部材22間に設けられたバネ24によってレール部21aとLMブロック21bはバランスを保って均衡状態である。
前記押圧手段10によって、カッター28のホイールチップ29をガラス板面よりも下方に押し付けるような押圧力を与える場合は、ホイールチップ29は、ガラス板面で停止し、過剰の押圧力分だけLMブロック21bが上昇し、過剰の押圧力をLMボールスライド21とバネ24が吸収し、バネ24によって適度なカッター圧を付与する。
また、うねりによってガラス板面が上昇して搬送されてきた場合についても、上昇した高さ分だけカッター28のホイールチップ29が上昇するのに伴い、LMブロック21bの上昇により、カッター28のホイールチップ29が過度にガラス板面に対して押さえ過ぎとならないように、過剰の押圧力をLMボールスライド21とバネ24が吸収する。
前記うねりによるガラス板面の上昇や、シリンダーの過剰な押圧力によるガラス板面への過剰な押圧力があるときは、ガラス板の板厚が2mm以上であれば、ガラス板によってホイールチップ29を持ち上げてもガラス板は割れることはない。
しかしながら、ガラス板厚が0.4〜1.1mmのような超薄板のガラス板となると、うねりによってガラス板Gがホイールチップ29を持ち上げようとする時に、バネだけで吸収させるような構造とすると、カッターがスムーズに上昇できない場合があり、カッターが上昇しきらないうちにカッターとガラス板面との圧力が大きくなってガラス板が割れてしまう。
このため、本発明では、伸縮するバネ24とともに図示しないボールベアリングによって極めて摺動抵抗の少ないLMボールスライド21を用いて、カッター28を瞬時に滑らか上昇できるようにし、ガラス板面に瞬時といえども過剰な圧力が加わらないようにした。
尚、カッターのガラス板面への圧力は、通常の建築用ガラス、車両用ガラスにおける板厚である2〜5mmの場合は、例えば1.0〜4.0kg/cmであるのに対し、板厚が1.1mmの場合は、0.5〜1.0kg/cmと通常の1/2以下であり、板厚が0.7mmの場合は、0.3〜0.8kg/cmと通常の1/2以下である。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。、
本発明のガラス板への切筋線付与装置の一実施例を示す側面図。 切筋線付与装置とその周辺装置との関連を示す平面図。 カッターによりガラス板の表面に切筋線を付与する状態を示す説明図。
符号の説明
G ガラス板
2 フレーム
3 レール
4 ガイド
5 軸
6 チューブ
10 押圧手段
11 押圧シリンダ
12 ロッド
13 取付部材
15 アーム
16 軸
17 ボルト
18 ナット
19 取付部材
20 ボールスライド手段
21 LMボールスライド
21a レール部
21b LMブロック
22 バネ吊下げ部材
23 バネ吊下フック
24 バネ
25 バネ下端フック
26 バネ固定部材
27 カッターホルダ
28 カッター
29 ホイールチップ

Claims (3)

  1. 搬送ロール上を搬送されるガラス板で、フロート法によって成形され搬送される帯状のガラスリボンであり、その板厚が0.4〜1.1mmの薄板であるガラス板を折割切断するために切筋線を付与するガラス板への切筋線付与装置において、前記ガラス板に切筋線を付与するカッターと、搬送されるガラス板の上下変動に追従しカッターを昇降自在とし、かつ前記カッターをガラス板面へ押圧したとき、過度な押圧力を吸収し押圧力を一定に保持するボールスライド手段と、ガラス板面に適度なカッター圧を付与するバネと、前記ボールスライド手段、バネ及びカッターを支持するアームをガラス板面位置に押圧させる押圧手段とからなることを特徴とするガラス板への切筋線付与装置。
  2. 前記押圧手段を、ガラス板の搬送方向と直交する方向に設けたフレーム上で取付位置を調整可能として所定箇所に固定し、ガラス板の搬送方向に平行に切筋線を付与可能としたことを特徴とする請求項1記載のガラス板への切筋線付与装置。
  3. 前記押圧手段を、ガラス板の搬送方向と斜めに横切る方向に設けたフレーム上でガラス板の搬送速度に同期させて走行させ、ガラス板の搬送方向に直交する切筋線を付与可能としたことを特徴とする請求項1記載のガラス板への切筋線付与装置。
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