JP5311178B2 - 研磨装置及び研磨装置における研磨パッドのドレス方法 - Google Patents

研磨装置及び研磨装置における研磨パッドのドレス方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板と研磨パッドとを相対回転させて当接させ当接部にスラリーを供給しながら研磨加工する基板研磨機構と、研磨加工の合間に研磨パッドの表面を平坦にドレッシングするドレス機構とを備えた研磨装置、及びこのような研磨装置における研磨パッドのドレス方法に関する。
上記のような研磨装置の代表例としてCMP装置と称される研磨装置がある。CMP装置は、化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)により基板表面を超精密に研磨加工する技術として、シリコン基板やガラス基板、半導体ウェーハなどの基板の研磨加工に広く利用されている。研磨装置では、基板チャックに保持された基板と研磨パッドが装着された研磨ヘッドとが偏芯状態の対向姿勢で設けられており、これらを相対回転させて当接させ、基板と研磨パッドとの当接部に加工対象(シリコン基板、ウェーハ基板における層間絶縁膜や金属膜等)に応じたスラリー(Slurry)を供給して、研磨パッドと基板表面との間でスラリーによる化学的・機械的な研磨作用を起こさせて、基板表面を平坦に研磨加工する。
ここで、基板の研磨加工(以下、CMP加工という)を継続して実施すると、加工により生じた加工屑や反応生成物が溜まってパッド表面が目詰まり状態になり、研磨レート(単位時間当たりの研磨量)が徐々に低下してくる。このため、産業用の研磨装置では、基板のCMP加工を行う基板研磨機構と隣接して研磨パッドの表面をドレッシングするドレス機構が設けられており、CMP加工の合間に、研磨パッドの表層を平坦に削り落とすドレッシングが行われる。ドレッシングは、研磨パッドが装着された研磨ヘッドとドレッサーが装着されたドレス工具とを相対回転させて当接させ、研磨パッドとドレッサーとの当接部に水(純水)を供給して加工屑や反応生成物を洗い流すように構成される(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
CMP加工で用いられるスラリーは、上記のように加工対象に応じて種々のタイプが用いられ、例えばシリカやアルミナ、セリア(酸化セリウムCeO2)などの砥粒を、界面活性剤や酸化剤等を含む溶液中に均一分散して形成される。そのため、CMP加工を停止して研磨パッドにスラリーが付着した状態のまま放置すると、研磨パッドの表面に付着したスラリーが時間の経過とともに乾燥・凝固し、CMP加工を再開したときに基板表面にスクラッチを生じさせるおそれがある。そこで、研磨装置は、基板研磨機構においてCMP加工が行われないときに、研磨パッドの表面に水を噴射して研磨パッドの乾燥を防止するパッド保湿機構(ウェット・アイドル機能)が備えられている。
特開平10−303152号公報 特開2007−152511号公報
しかしながら、研磨レートの変化を詳細に検討してゆくと、長時間のドレッシング後のCMP加工における初期の研磨レートが一般的に低めになるという現象が見られた。また、一旦CMP加工を停止し、ウェット・アイドル後にCMP加工を再開すると、再開後しばらくの間基板全体の平均研磨レートが上がらず、研磨領域における研磨レートの均一性、すなわち研磨プロフィールの平坦性(基板表面の平面度)も確保しにくいという現象が生じていた。このため、ウェット・アイドル後の再立ち上げ時には、加工対象である基板と同じ性状を有するダミー・ウェーハ(Dummy Wafer)を用い、製品加工と同じ研磨条件(研磨レシピという)で研磨レートが安定するまでCMP加工を繰り返し行う必要があり、時間的・コスト的に生産性を阻害する要因になるという課題があった。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、研磨レートの安定性、特にウェット・アイドル後のCMP加工における研磨レートの立ち上がりを改善して生産性を向上できるような手段を提供することを目的とする。
上記目的達成のため、第1の本発明は、基板を保持する基板チャックと研磨パッドが装着された研磨ヘッドとを相対回転させて前記基板と前記研磨パッドとを当接させ、前記基板と前記研磨パッドとの当接部に基板研磨用のスラリーを供給しながら押接させて前記基板の表面を研磨加工する基板研磨機構と、前記研磨パッドとドレッサーが装着されたドレス工具とを相対回転させて前記研磨パッドと前記ドレッサーとを当接させ、前記研磨パッドの表面をドレッシングするドレス機構とを備えた研磨装置において、前記研磨パッドとドレッサーとの当接部にスラリーを供給するスラリー供給機構を備え、前記ドレス機構により前記研磨パッドの表面をドレッシングするときに、前記スラリー供給機構が前記研磨パッドとドレッサーとの当接部に前記基板研磨用のスラリーを供給して、前記基板研磨用のスラリー供給下で前記研磨パッドのドレッシングが行われるように構成され、前記基板研磨機構において研磨加工が行われないときに前記研磨パッドの表面に水を噴射して前記研磨パッドの乾燥を防止するパッド保湿機構を備え、前記パッド保湿機構により水が噴射されて保湿状態の研磨パッドを用いて前記基板の研磨加工を開始する場合には、当該基板の研磨加工に先立って、前記ドレス機構により前記基板研磨用のスラリー供給下で前記研磨パッドのドレッシングを行うように構成され、前記研磨パッドは、前記基板と当接する研磨面が下向き姿勢で前記研磨ヘッドに装着され、前記ドレッサーは、前記研磨パッドと当接するドレス面が上向き姿勢で前記ドレス工具に装着され、前記ドレス工具は、前記ドレス面における回転中心部に開口形成されて内部に延びるスラリー供給孔を備え、前記スラリー供給機構は、前記スラリー供給孔から前記ドレス面における回転中心部に前記基板研磨用のスラリーを供給して、前記研磨パッドの研磨面と前記ドレッサーのドレス面との当接部に前記基板研磨用のスラリーを供給するように構成されている。
前記目的達成のため、第2の本発明は、基板を保持する基板チャックと研磨パッドが装着された研磨ヘッドとを相対回転させて前記基板と前記研磨パッドとを当接させ、前記基板と前記研磨パッドとの当接部に基板研磨用のスラリーを供給しながら押接させて前記基板の表面を研磨加工する基板研磨工程と、研磨パッドが装着された前記研磨ヘッドとドレッサーが装着されたドレス工具とを相対回転させて前記研磨パッドと前記ドレッサーとを当接させ、前記研磨パッドの表面をドレッシングするドレッシング工程とを有し、前記基板研磨工程と前記ドレッシング工程とを順次繰り返して行うように構成された研磨装置における研磨パッドのドレス方法であって、前記ドレッシング工程が、前記研磨パッドとドレッサーとの当接部にスラリーを供給するスラリー供給機構から前記基板研磨用のスラリーを供給しながら行われるように構成され、前記基板研磨工程が行われないときに前記研磨パッドの表面に水を噴射して前記研磨パッドの乾燥を防止するパッド保湿工程を有し、前記パッド保湿工程において水が噴射されて保湿状態の研磨パッドを用いて前記基板研磨工程を開始する場合には、当該基板研磨工程に先立って、前記基板研磨用のスラリーの供給下で前記ドレッシング工程を実行するように構成され、前記研磨パッドは、前記基板と当接する研磨面が下向き姿勢で前記研磨ヘッドに装着され、前記ドレッサーは、前記研磨パッドと当接するドレス面が上向き姿勢で前記ドレス工具に装着され、前記ドレス工具は、前記ドレス面における回転中心部に開口形成されて内部に延びるスラリー供給孔を備え、前記スラリー供給機構は、前記スラリー供給孔から前記ドレス面における回転中心部に前記基板研磨用のスラリーを供給して、前記研磨パッドの研磨面と前記ドレッサーのドレス面との当接部に前記基板研磨用のスラリーを供給するように構成されている。
本発明に係る研磨装置、及び研磨パッドのドレス方法によれば、ドレッシング時に研磨パッドとドレッサーとの当接部にスラリーが供給され、基板研磨用のスラリー供給下においてドレッシングが行われる。このため、ドレッシング中にスラリーが洗い流されてしまうようなことがなく、ドレッシング直後から研磨レートの低下なく研磨加工を継続することができる。また、パッド保湿機構により水が噴射されたウェット・アイドル後に研磨加工を開始する場合には、研磨加工に先立って基板研磨用のスラリー供給下でドレッシングが行われるため、このドレッシングにより早期に基板研磨用のスラリーをパッド表面に定着させることができ、これにより高額なダミー・ウェーハを多数消費する立ち上げ運転を抑制することができる。
従って、本発明によれば、研磨レートの安定性、特にウェット・アイドル後のCMP加工における研磨レートの立ち上がりを改善して生産性を向上可能な研磨装置及び研磨パッドのドレス方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。本発明を適用した研磨装置(CMP装置)1の概略構成を図1に示し、基板研磨機構及びドレス機構の概要構成図を図2に示す。研磨装置1は、基板Wの表面を研磨加工する基板研磨機構2と、研磨パッド22の表面をドレッシングするドレス機構3、研磨装置1の作動状態に応じてスラリーや純水等を基板研磨機構2及びドレス機構3に供給するスラリー供給機構4を備えて構成される。
基板研磨機構2は、ウェーハ基板等の基板Wを吸着保持し回転させる基板チャック10、研磨パッド22を装着して回転させる研磨ヘッド20、研磨ヘッド20を水平移動及び上下に昇降させるヘッド移動機構50、研磨パッド22の中心部にスラリーを供給するスラリー供給機構4(スラリー供給ユニット40、ヘッド供給ライン41)などからなり、基板チャック10と研磨ヘッド20とを相対回転させて当接させ、スラリー供給機構4により基板Wと研磨パッド22との当接部に基板研磨用のスラリーを供給しながら押接させて基板Wの表面を平坦に研磨加工するように構成される。
一方、ドレス機構3は、研磨ヘッド20、ヘッド移動機構50、ドレッサー32を装着して回転させるドレス工具30、及びドレッサー32の中心部にスラリーを供給するスラリー供給機構4(スラリー供給ユニット40、ドレス供給ライン45)などからなり、研磨ヘッド20とドレス工具30とを相対回転させて研磨パッド22とドレッサー32とを当接させ、研磨パッド22の表面を平坦にドレスアップするように構成される。
基盤チャック10は、セラミックやステンレス等の剛性材料を用いて高い平面度に加工成形された円盤状のチャックプレート11と、ポリウレタンや不織布等の弾性材料を用いて薄肉円盤状に形成されチャックプレート11の上面に装着された吸着パッド12、チャックプレート11の下面から鉛直下方に延びてチャックプレート11に回転駆動力を伝達するスピンドル13などからなる。
基板チャック10は、吸着パッド12が加工テーブルTから露出して上向きの水平姿勢で配設され、チャックプレート11に設けられた真空チャック構造により基板Wを着脱可能に吸着保持する。基板チャック10は、図示省略するチャック駆動機構によりスピンドル13を軸として回転及び停止が可能に配設され、その作動が制御装置によって制御される。基板チャック10と隣接して、ヘッド移動機構50の研磨アーム52が水平揺動可能に設けられ、その先端部に研磨ヘッド20が配設される。
研磨ヘッド20は、チャックプレート11と同様に、高剛性で平面度の高い円盤状に形成されたポリッシングプレート21と、このポリッシングプレート21の下面に接着された研磨パッド22、ポリッシングプレート21の上面から鉛直上方に延びポリッシングプレート21に回転駆動力を伝達するスピンドル23などからなり、研磨パッド22が下向きの水平姿勢で研磨アーム52の先端部に配設される。研磨パッド22の直径は、基板Wの直径よりも幾分小さく設定される。研磨ヘッド20は、図示省略するパッド駆動機構によりスピンドル23を軸として回転及び停止が可能に配設される。
ドレス工具30は、円盤状のベースプレート31、台金上にダイヤモンド砥粒が電着されてベースプレート31に固定されたドレッサー32、及びベースプレート31に回転駆動力を伝達するスピンドル33などからなり、ドレッサー32が上向きの水平姿勢で回転自在に配設される。ドレッサー32の直径は、研磨パッド22の半径方向幅よりも幾分大きく設定される。ドレス工具30は、図示省略するドレス駆動機構によりスピンドル33を軸として回転及び停止が可能に配設される。
ヘッド移動機構50は、加工テーブルTから上方に突出する基部51と、この基部51から水平に延びる研磨アーム52を有し、研磨アーム52の先端から下方に突出するスピンドルホルダ53に前述した研磨ヘッド20が設けられている。ヘッド移動機構50は、基部51を通って上下に延びる揺動軸を中心として研磨アーム52が水平揺動可能に設けられ、図示省略するアーム駆動機構により揺動駆動される。
基板研磨機構2とドレス機構3は、ヘッド移動機構50により研磨アーム52を水平揺動させたときに、研磨ヘッド20の揺動軌跡上に基板チャック10及びドレス工具30が位置するように構成されており、研磨ヘッド20を基板チャック10と対向させた角度領域と、研磨ヘッド20をドレス工具30と対向させた角度領域に水平移動される。そして、研磨ヘッド20が基板チャック10と対向する角度領域において、研磨パッド22を基板Wに当接させた研磨位置と、研磨パッド22を基板Wから離隔させた離隔位置とに上下移動可能に構成される。また、研磨ヘッド20がドレス工具30と対向する角度領域において、研磨パッド22をドレッサー32に当接させたドレス位置と、研磨パッド22をドレッサー32から離隔させた離隔位置とに上下移動可能に構成されている。さらに、研磨ヘッド20には、いわゆるエアバッグ式の加圧機構が設けられており、研磨パッド22を基板Wに当接させた状態、または研磨パッド22をドレッサー32に当接させた状態において、加圧室の圧力を制御することにより研磨圧力またはドレス圧力を制御可能になっている。
このように概要構成される基板研磨機構2及びドレス機構3に対して、研磨装置1の作動状態に応じてスラリーや純水など(以下スラリー等という)を供給するスラリー供給機構4が備えられている。
スラリー供給機構4は、加工対象に応じた種々の基板研磨用のスラリーを貯留し、基板研磨機構2及びドレス機構3に供給するスラリー供給ユニット40、スラリー供給ユニット40から基板研磨機構2に吐出されたスラリー等を研磨ヘッド20に導くヘッド供給ライン41、スラリー供給ユニット40からドレス機構3に吐出されたスラリー等をドレス工具30に導くドレス供給ライン45などを備えて構成される。ヘッド供給ライン41は、ヘッド移動機構50における研磨アーム52の内部を通って研磨ヘッド20に導かれ、ポリッシングプレート21の中心を上下貫通して形成されたスラリー供給孔24に繋がっている。一方、ドレス供給ライン45は、ドレス機構3のドレス工具30に導かれ、ベースプレート31の中心を上下貫通して形成されたスラリー供給孔34に繋がっている。
スラリー供給ユニット40には、加工対象に応じた種々の基板研磨用のスラリーや純水を貯留するスラリー貯留部、スラリー貯留部から導かれるスラリー等を圧送するポンプ、ポンプから吐出されたスラリーの供給流路を切り替える流路切換え弁、スラリーの吐出流量を制御する流量制御弁などが設けられている。スラリー貯留部には、例えば、メタル配線で用いられる銅研磨用のコロイダルシリカをベース砥粒とするスラリーや、メタル配線間のコンタクト・ビア部に用いられるタングステン研磨用のアルミナ微粒子をベース砥粒とするスラリー、ダイレクトSTI用の酸化セリウムをベース砥粒とするセリア系のスラリーなどが貯留される。
スラリー供給機構4の作動は、研磨装置1の作動状態に応じて基板研磨機構2及びドレス機構3とともに制御装置によって制御される。制御装置は、研磨装置1に予め設定記憶された制御プログラム、及び加工対象に応じて読み込まれた加工プログラムに基づいて、スラリー供給機構4から基板研磨機構2またはドレス機構3にスラリー等を供給させて、基板WのCMP加工、研磨パッド22のドレッシング等を行わせる。
まず、基板研磨機構2において基板WのCMP加工を行う場合に、ヘッド移動機構50により研磨アーム52を揺動させて研磨ヘッド20を基板チャック10の上方に対向して位置させ、基盤チャック10及び研磨ヘッド20をともに回転させながら研磨ヘッド20を研磨位置に下降させて研磨パッド22を基板Wに当接させ、研磨ヘッド20に設けられた加圧機構により研磨パッド22を所定の研磨圧力で基板Wに押圧させる。このとき、加工対象に対応した基板研磨用のスラリー(例えば、コロイダルシリカのスラリー、以下同じ)をスラリー供給ユニット40から所定圧力・流量でヘッド供給ライン41に圧送し、図3に示すように、研磨ヘッド20の中心に開口形成されたスラリー供給孔24から基板Wと研磨パッド22の当接部に供給してCMP加工を行わせる。
一方、ドレス機構3において研磨パッド22のドレッシングを行う場合には、ヘッド移動機構50により研磨アーム52を揺動させて研磨ヘッド20をドレス工具30の上方に対向して位置させ、研磨ヘッド20及びドレス工具30をともに回転させながら研磨ヘッド20をドレス位置に下降させて研磨パッド22をドレッサー32に当接させ、加圧機構により研磨パッド22を所定のドレス圧力でドレッサー32に押圧させる。
このとき、研磨装置1においては、研磨パッド22とドレッサー32との当接部に側方からリンス水(純水)を供給するのではなく、基板WのCMP加工に用いられる基板研磨用のスラリーと同一のスラリー(コロイダルシリカのスラリー)をスラリー供給ユニット40から所定圧力・流量でドレス供給ライン45に圧送し、図4に示すように、研磨パッド22とドレッサー32との当接部に中心のスラリー供給孔34から供給する。
このため、研磨パッド22とドレッサー32との押圧接触面において削り落された研磨パッド表層の加工屑や反応生成物は、これらの押圧接触面の中心に供給される基板研磨用のスラリーとともにドレッサー32の外周に押し流されドレッシング領域から効率的に排出される。その一方、ドレッサーの中心部から供給される新鮮なスラリーが研磨パッドの表層に新たに露出した空隙(ポーラス)に侵入し保持される。
すなわち、研磨装置1では、基板WのCMP加工の合間に実行される研磨パッド22のドレッシングが、リンス水供給下ではなくCMP加工において用いられる基板研磨用のスラリーと同一のスラリー供給下で実行される。このため、ドレッシング中に研磨パッド表層のスラリーが洗い流されてしまうようなことがなく、かつ、研磨パッド表面の目詰まりが修正されたうえで新鮮な基板研磨用のスラリーが研磨パッド表層の空隙に保持されるため、ドレッシング直後から高い研磨レートでCMP加工を行うことができる。
本研磨装置1には、基板研磨機構2においてCMP加工が行われないときに、研磨パッド22の乾燥を防止するパッド保湿機構5が備えられている。パッド保湿機構5は、いわゆるウェット・アイドルと称される機能を実現する機構手段であり、既述したヘッド移動機構50と、ドレス機構3及びスラリー供給機構4に付帯して設けられた保湿供給ライン48などにより構成される。
保湿供給ライン48は、スラリー供給ユニット40と、ドレス工具30に隣接して設けられたシャワーヘッド38とを結んで設けられる。シャワーヘッド38は、ヘッド移動機構50により研磨アーム52を揺動させて研磨ヘッド20をドレス工具30の上方に位置させたときに研磨パッド22と対向するように配置されており、スラリー供給ユニット40から保湿供給ライン48を介して供給される純水を上向きのシャワー状にして、研磨パッド22の表面に供給可能になっている。
制御装置は、基板研磨機構2において所定時間(スラリーの種別等に応じて予め設定された5〜20分程度の所定時間)CMP加工が行われないときに、パッド保湿機構5により研磨パッド22の表面に純水を供給して研磨パッド22の保湿を行わせる。具体的には、ヘッド移動機構50により研磨アーム52を揺動させて研磨ヘッド20をドレス工具30の上方に位置させて低速回転させ、スラリー供給ユニット40から保湿供給ライン48に純水を送り出させて図5に示すように、シャワーヘッド38から研磨パッド22の表面に純水のシャワーを浴びせる。制御装置は上記所定時間が経過するごとに、このウェット・アイドルを実行し、研磨パッド22の乾燥(スラリーの乾燥固着)を防止する。
一方、ウェット・アイドルが実行されると、研磨パッド22に保持されていた基板研磨用のスラリーが洗い流され、ウェット・アイドル後の再立ち上げ時に、加工対象の基板Wと同じ性状のダミー・ウェーハを用い、製品加工と同じ研磨レシピでCMP加工を繰り返して行う必要があり、生産性が低下する。
そこで、研磨装置1では、パッド保湿機構5により保湿されたウェット・アイドル状態の研磨パッドを用い基板研磨機構2において基板WのCMP加工を再開する場合には、基板WのCMP加工に先立って、スラリー供給機構4により基板研磨用のスラリーをドレス機構3に供給し、基板研磨用のスラリー供給下で研磨パッド22のドレッシングを行うように構成される。すなわち、ドレス工具30の上方に位置して待機する研磨ヘッド20を回転させながらドレス位置に下降させて研磨パッド22をドレッサー32に当接させ、加圧機構により所定のドレス圧力で研磨パッド22をドレッサー32に押圧させる。このとき、スラリー供給ユニット40から基板研磨用のスラリー(コロイダルシリカのスラリー)をドレス供給ライン45に圧送し、ドレス工具中心のスラリー供給孔34から研磨パッド22とドレッサー32との押圧接触面に供給して、基板研磨用スラリーの供給下でドレッシングを行わせる。
これにより、ウェット・アイドル時に研磨パッドの表層に付着した純水、及びドレッシングにより削り落された研磨パッド22の加工屑が、順次供給されるスラリーによりドレッサー32の外周に押し流されて効率的に排出される。そして、ドレッサー32の中心部に供給される新鮮なスラリーが研磨パッド22の表層に新たに露出した空隙、及びウェット・アイドル時にシャワーヘッド38から噴射される純水によってスラリーが洗い流されてしまった空隙に侵入して空隙内に保持され、研磨パッド表層への基板研磨用スラリーの定着が促進される。
ここで、研磨装置1は、各図に示すように、研磨パッド22の研磨面が下向き姿勢で研磨ヘッド20に装着され、ドレッサー32は研磨パッド22と当接するドレス面が上向き姿勢でドレス工具30に装着される形態の研磨装置である。そのため、ウェット・アイドル時に研磨パッド22に純水が噴射されると、研磨パッド表層の空隙に保持されたスラリーが流れ落ちやすいという特性がある。従って、本研磨装置1のように、研磨パッド22の研磨面が下向き姿勢で配設される構成の研磨装置において、ウェット・アイドル後にスラリー供給下でドレッシングを行うことによるスラリー定着の効果がより大きなものとなる。
また、研磨パッド22の空隙構造に関して、ポリウレタンの基材中に微細な気泡状の空隙(ポーラス)を多数分散形成した、いわゆる独立発泡タイプの研磨パッドを研磨面が下向きとなる姿勢で配設した場合に、ウェット・アイドルに伴うスラリーの流出が顕著である。従って、このような空隙構造を有する研磨パッドを用いた研磨装置において、ウェット・アイドル後にスラリー供給下でドレッシングを行うことによるスラリー定着の効果が特に大きなものとなる。
研磨装置1においては、研磨パッド22に対するスラリーの定着性をさらに改善して、ウェット・アイドル後の研磨レートの立ち上がり時間、及びダミー・ウェーハの消費枚数を削減すべく、ドレス機構3における基板研磨用スラリー供給下でのドレッシング後、基板研磨機構2において行う最初のCMP加工において、以下のスラリー定着CMP加工を実行する。
スラリー定着CMP加工は、加工対象である基板Wに代えて、基板Wと同じ性状を有するダミー・ウェーハを用い、図3に示した基板WのCMP加工と同様に行われる。すなわち、制御装置は、ヘッド移動機構50により研磨アーム52を揺動させて研磨ヘッド20を基板チャック10の上方に対向して位置させ、基盤チャック10及び研磨ヘッド20を相対回転させながら研磨ヘッド20を下降させて研磨パッド22をダミー・ウェーハに当接させ、加圧機構により研磨パッド22ダミー・ウェーハに押圧させる。このとき、スラリー供給ユニット40からヘッド供給ライン41を介して基板研磨用のスラリー(コロイダルシリカのスラリー)を基板Wと研磨パッド22の当接部に供給してスラリー定着CMP加工を行わせる。
ここで、研磨装置1においては、スラリー定着CMP加工におけるダミー・ウェーハの研磨レシピ(研磨条件)を、基板WのCMP加工(基板CMP加工という)の研磨レシピと一部異なる条件で実行する。具体的には、研磨パッド22に対する負荷を同一としたうえで、研磨圧力を基板CMP加工よりも高い研磨圧力、基板チャック10及び研磨ヘッド20の回転速度(単位時間当たりの回転数)を基板CMP加工よりも低い回転速度、研磨時間を基板CMP加工よりも長く設定する。例えば、研磨圧力を基板CMP加工の2倍、基板チャック10及び研磨ヘッド20の回転速度をともに基板CMP加工の1/4、研磨時間を基板CMP加工の2倍に設定する。
このようなダミー・ウェーハの研磨レシピのスラリー定着CMP加工によれば、高圧・低線速度・長時間加工の実施により、研磨パッド22における基板研磨用のスラリーの定着、とくにパッド表層の空隙(ポーラス)に対するスラリーの充填が促進される。これにより、ウェット・アイドル後の研磨レートの立ち上がり時間を大幅に短縮するとともに、高額なダミー・ウェーハの消費を半減することが可能となった。
このように、以上説明した研磨装置1及びこの研磨装置1において行われる研磨パッド22のドレス方法によれば、研磨レートの安定性、特にウェット・アイドル後のCMP加工における研磨レートの立ち上がりを改善して生産性を向上させることができる。
本発明を適用した研磨装置の構成を略示する説明図である。 上記研磨装置における基板研磨機構とドレス機構の概要構成図である。 基板研磨機構における基板の研磨状態を示す説明図である。 ドレス機構における研磨パッドのドレス状態を示す説明図である。 パッド保湿機構における研磨パッドの保湿状態を示す説明図である。
符号の説明
W 基板
1 研磨装置
2 基板研磨機構
3 ドレス機構
4 スラリー供給機構
5 パッド保湿機構
10 基板チャック
20 研磨ヘッド
22 研磨パッド
30 ドレス工具
32 ドレッサー
40 スラリー供給ユニット
41 ヘッド供給ライン
45 ドレス供給ライン
48 保湿供給ライン
50 ヘッド移動機構

Claims (2)

  1. 基板を保持する基板チャックと研磨パッドが装着された研磨ヘッドとを相対回転させて前記基板と前記研磨パッドとを当接させ、前記基板と前記研磨パッドとの当接部に基板研磨用のスラリーを供給しながら押接させて前記基板の表面を研磨加工する基板研磨機構と、
    前記研磨パッドとドレッサーが装着されたドレス工具とを相対回転させて前記研磨パッドと前記ドレッサーとを当接させ、前記研磨パッドの表面をドレッシングするドレス機構とを備えた研磨装置において、
    前記研磨パッドとドレッサーとの当接部にスラリーを供給するスラリー供給機構を備え、
    前記ドレス機構により前記研磨パッドの表面をドレッシングするときに、前記スラリー供給機構が前記研磨パッドとドレッサーとの当接部に前記基板研磨用のスラリーを供給して、前記基板研磨用のスラリー供給下で前記研磨パッドのドレッシングが行われるように構成され、
    前記基板研磨機構において研磨加工が行われないときに前記研磨パッドの表面に水を噴射して前記研磨パッドの乾燥を防止するパッド保湿機構を備え、
    前記パッド保湿機構により水が噴射されて保湿状態の研磨パッドを用いて前記基板の研磨加工を開始する場合には、当該基板の研磨加工に先立って、前記ドレス機構により前記基板研磨用のスラリー供給下で前記研磨パッドのドレッシングを行うように構成され、
    前記研磨パッドは、前記基板と当接する研磨面が下向き姿勢で前記研磨ヘッドに装着され、前記ドレッサーは、前記研磨パッドと当接するドレス面が上向き姿勢で前記ドレス工具に装着され、
    前記ドレス工具は、前記ドレス面における回転中心部に開口形成されて内部に延びるスラリー供給孔を備え、
    前記スラリー供給機構は、前記スラリー供給孔から前記ドレス面における回転中心部に前記基板研磨用のスラリーを供給して、前記研磨パッドの研磨面と前記ドレッサーのドレス面との当接部に前記基板研磨用のスラリーを供給するように構成されたことを特徴とする研磨装置。
  2. 基板を保持する基板チャックと研磨パッドが装着された研磨ヘッドとを相対回転させて前記基板と前記研磨パッドとを当接させ、前記基板と前記研磨パッドとの当接部に基板研磨用のスラリーを供給しながら押接させて前記基板の表面を研磨加工する基板研磨工程と、
    研磨パッドが装着された前記研磨ヘッドとドレッサーが装着されたドレス工具とを相対回転させて前記研磨パッドと前記ドレッサーとを当接させ、前記研磨パッドの表面をドレッシングするドレッシング工程とを有し、
    前記基板研磨工程と前記ドレッシング工程とを順次繰り返して行うように構成された研磨装置における研磨パッドのドレス方法であって、
    前記ドレッシング工程が、前記研磨パッドとドレッサーとの当接部にスラリーを供給するスラリー供給機構から前記基板研磨用のスラリーを供給しながら行われるように構成され、
    前記基板研磨工程が行われないときに前記研磨パッドの表面に水を噴射して前記研磨パッドの乾燥を防止するパッド保湿工程を有し、
    前記パッド保湿工程において水が噴射されて保湿状態の研磨パッドを用いて前記基板研磨工程を開始する場合には、当該基板研磨工程に先立って、前記基板研磨用のスラリーの供給下で前記ドレッシング工程を実行するように構成され、
    前記研磨パッドは、前記基板と当接する研磨面が下向き姿勢で前記研磨ヘッドに装着され、前記ドレッサーは、前記研磨パッドと当接するドレス面が上向き姿勢で前記ドレス工具に装着され、
    前記ドレス工具は、前記ドレス面における回転中心部に開口形成されて内部に延びるスラリー供給孔を備え、
    前記スラリー供給機構は、前記スラリー供給孔から前記ドレス面における回転中心部に前記基板研磨用のスラリーを供給して、前記研磨パッドの研磨面と前記ドレッサーのドレス面との当接部に前記基板研磨用のスラリーを供給するように構成されたことを特徴とする研磨装置における研磨パッドのドレス方法。
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