JP5309614B2 - 組電池の冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、組電池の冷却装置に関する。
複数の扁平型電池を積層した電池モジュールをさらに複数積層した組電池が知られている(特許文献1)。この組電池では、電池モジュール間に間隔を形成し、この間隔を含めた組電池に冷却風を流すことにより、充放電による発熱を除去する。
特開2008−10190
ところが、充電状態により電極の厚みが変動すると、冷却風が流れる電池モジュール間の間隔寸法も変動するため、冷却能力が変動するという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、適切な能力で組電池を冷却することができる組電池の冷却装置を提供することである。
本発明は、電池モジュール間の冷却風流路の間隔を推定し、この推定結果に応じて冷却能力を補正することによって、上記課題を解決する。
本発明によれば、適切な能力で組電池を冷却することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
まず、本例の組電池の一例を説明する。
《組電池》
図1は第1実施形態に係る組電池の一例を示す斜視図である。図2は図1のII−II線に沿う側面図である。
図1及び図2に示す本例の組電池1は、自動車などの車両に搭載される車載電池であり、ロアケース10に、例えば4列の電池モジュール群20が左右方向(平面方向)に並んだ状態で載置されている。電池モジュール群20は、例えば3つの電池モジュール200が上下方向(積層方向)に積層されることにより構成されている。なお、電池モジュール群20の並列数と電池モジュール200の積層数は、必要とする出力や必要稼働時間などに応じて適宜変更することができる。
本例の電池モジュール群20の最上部には拘束板30が設けてあり、この拘束板30をボルト40によりロアケース10に締結することにより、拘束板30とロアケース10との間に電池モジュール群20を固定することができる。本例では、ボルト40が挿入される電池モジュール200の貫通穴206(図4参照)の上下には、荷重を受けるとともに、冷却風(例えば空気)が通るための空間を確保するためのスペーサ50が配置してある。
図3は図2のIII方向から見たイメージ図である。
図3に示す本例では、3つの電池モジュール200がスペーサ50を介して対向して配置されている。すなわち、積層方向に隣接する電池モジュール200,200同士を、スペーサ50の厚み分の空間を隔てて配列している。本例では、このスペーサ50の厚み分の空間を、各電池モジュール200を冷却するための冷却風が流れる冷却風流路200aとして利用する。
本例では、冷却風は、冷却風流路200a内を、電池モジュール200の正負の出力端子60A,60B(図5、図7及び図8参照)が設けられた第1の側(図2の左側。例えば前面側)からそれとは反対側の第2の側(図2の右側。例えば背面側)へと流れる。後述するが、本例では、冷却風の入口と出口がいずれも、前記出力端子60A,60Bが設けられた第1の側に設けられるので(図10参照)、第2の側へ流れた冷却風は、第1の側へと戻るように流れる。冷却風を流し、各電池モジュール200を冷却することで、電池温度を下げ、充電効率などの特性が低下することを抑制することができる。
積層方向に隣接する電池モジュール200,200間の空間のクリアランス、つまり冷却風流路200aの高さHは、積層時に電池モジュール200同士の間に配置されるスペーサ50の厚みにより規定される。冷却風流路200aの高さHは、電池モジュール200のレイアウトや、冷却風通路200aとして機能させるために必要な寸法などを考慮して定められる。
次に、組電池1を構成する電池モジュールの一例を説明する。
《電池モジュール》
図4は図1の組電池の電池モジュール200を示す斜視図である。図5は図4の電池モジュール200の分解斜視図である。
図4及び図5に示す本例の電池モジュール200は、外部を覆う筺体202と、この筺体202の内部に積層されて保持される複数の扁平型電池204とを有する。筺体202は、凹部2022aが形成してある本体2022と、この本体2022の凹部2022aを封止する蓋体2024とを有する。本体2022の凹部2022aには、扁平型電池204が収納されている。本例の蓋体2024の縁部には、巻き締め加工による巻き締め部2024aが形成してあり、この巻き締め部2024aを本体2022の縁部2022bに巻き締めることで(図4の一点鎖線円内参照)、内部に扁平型電池204を収納しつつ、蓋体2024で本体2022が封止される。
筺体202は、低強度の扁平型電池204を外部からの振動や衝撃から保護し、また扁平型電池204から伝達される熱を筐体外部へ放熱する役割を果たしており、例えば放熱性のよいアルミニウムなどの金属で形成されている。
次に、電池モジュール200に収納される扁平型電池の一例を説明する。
《扁平型電池》
図6は図5の電池モジュール200に収納される扁平型電池204の一例を示す断面図である。
図6に示す本例の扁平型電池204は、リチウム系、平板状、積層タイプの充放電可能な薄型二次電池であり、電池要素250、外装ケース260、正極リード(正極端子)270および負極リード(負極端子)280を有する。
電池要素250は、正極活物質層251を集電体252上に有する正極板と、負極活物質層253を集電体252上に有する負極板とを、電解質(図示省略)を保持するセパレータ(電解質層)254を介して積層することで、形成されている。
正極活物質層251は、正極活物質、導電助剤、バインダ等を含む。正極活物質としては、例えばLiMn等のリチウム−遷移金属複合酸化物などが挙げられる。導電助剤としては、例えばアセチレンブラック、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、カーボンナノチューブなどが挙げられる。バインダとしては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ポリイミドなどが挙げられる。
負極活物質層253は、負極活物質、導電助剤、バインダ等を含む。負極活物質としては、例えば黒鉛系炭素材料(グラファイト系)や、ハードカーボン(難黒鉛化炭素材料)、リチウム−遷移金属複合酸化物などが挙げられる。本例では、特に黒鉛系炭素材料を負極活物質に含有させる場合に有効に作用する。黒鉛系炭素材料を負極活物質に含有させた負極板を有する場合、電池204の充電状態によって電極の厚みが変動しやすく、その結果、冷却風流路200aの高さH(図3の点線を参照)が変動しやすいからである。
集電体252は、例えばアルミニウム箔、銅箔、ステンレススチール箔、チタン箔、ニッケルとアルミニウムのクラッド材、銅とアルミニウムのクラッド材、ステンレススチールとアルミニウムのクラッド材あるいはこれらの金属の組み合わせのめっき材などで構成される。なお、上記材質のうち、正極の集電体252は正極電位で、負極の集電体252では負極の電位で安定な材質が選択され、一般的には、正極の集電体252にはアルミニウム箔が、負極の集電体252には銅箔が用いられる。
セパレータ254は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリイミドなどで構成される。セパレータ254が保持する電解質は、液体系あるいは流動性を有するゲルポリマー系である。
電解質(電解液)は、有機溶媒、支持塩および少量の界面活性剤等を含む。有機溶媒としては、例えばプロピレンカーボネート(PC)やエチレンカーボネート(EC)等の環状カーボネート類、ジメチルカーボネート等の鎖状カーボネート類、テトラヒドロフラン等のエーテル類などが挙げられる。支持塩としては、例えばリチウム塩(LiPF)等の無機酸陰イオン塩、LiCFSO等の有機酸陰イオン塩などが挙げられる。ゲルポリマー電解質は、電解液、ホストポリマー等を含む。ホストポリマーとしては、ポリフッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンの共重合体(PVDF−HFP)、PAN(ポリアクリロニトリル(PAN)、PMMA(ポリメチルメタクリレート(PMMA)等のリチウムイオン伝導性を持たない高分子、PEO(ポリエチレンオキシド)やPPO(ポリプロピレンオキシド)等のイオン伝導性を有する高分子(固体高分子電解質)などが挙げられる。
外装ケース260は、シート状の外装材262の周縁を、熱溶着によって接合することで、袋状に形成されており、電池要素250を収容するために使用される。外装材262は、三層構造を有する高分子−金属複合ラミネートフィルムであり、金属層264および金属層264の両面に配置される高分子樹脂層266を有する。金属層264としては、例えばアルミニウム、ステンレス、ニッケル、銅などの金属箔などが挙げられる。高分子樹脂層266としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、変性ポリエチレン、変性ポリプロピレン、アイオノマー、エチレンビニルアセテート等の熱溶着性樹脂フィルムなどが挙げられる。なお、外装材262の接合は、熱溶着を適用することに限定されない。
正極リード270及び負極リード280は、電池要素250の集電体252に接続され、電池要素250から電流を引き出すために、外装ケース260の内部から外部に延長している。
図4及び図5に戻り、複数の扁平型電池204は、互いの電極端子(図6の正極リード270及び負極リード280)同士が溶接等により直列または並列に電気的に接続され、その両端部(扁平型電池204が直列に接続されている場合には、電位が最も高い正極と電位が最も低い電池の負極、並列に接続されている場合には、各電池の正極と負極)が、筺体202の正、負極の出力端子60A,60Bに接続される。正、負極の出力端子60A,60Bは、筺体202から、電池モジュール200の積層方向に対して直交する方向に(電池モジュール200の積層方向が上下の場合、水平方向に)導出される。
図7は図1のVII−VII線に沿う正面図である。図8は図7に対応する他の実施形態の正面図である。
各電池モジュール200の積層方向は特に限定されず、例えば図7に示すように、各電池モジュール200の蓋体2024が、各電池モジュール200の積み重ね方向に対して同一の方向(図7では上側)を向くように配置しても良い。また、例えば図8に示すように、各電池モジュール200の蓋体2024が、各電池モジュール200の積み重ね方向に対して交互に向くように配置しても良い。
図7に示す態様で各電池モジュール200を積層する場合、正極出力端子60Aと負極出力端子60Bが逆に配置される2種類の電池モジュール200を複数準備する。そして、積み重ねられて隣り合う電池モジュール200の出力端子60A,60Bが、逆配置となるように配置させ、かつ図示の配置で導電性のバスバー70を接続する。これにより各出力端子60A,60Bを直列に接続することができる。
図8に示す態様で各電池モジュール200を積層する場合、1種類の電池モジュール200のみを複数準備すればよい。そして、図示の配置で導電性のバスバー70を接続する。これにより、各出力端子60A,60Bを直列に接続することができる。
なお、バスバー70は、各出力端子60A,60Bに固定され電池モジュール200同士を電気的に接続するために用いられる。
次に、組電池1の冷却装置の一例を説明する。
《組電池の冷却装置》
図9は第1実施形態に係る組電池1の冷却装置の一例を示すブロック図である。
図9に示す本例の組電池1の冷却装置100は、例えば自動車や電車などの車両に搭載されて使用される。なお、図9では、電池モジュール200毎にまとめられている扁平型電池204(図5及び図6参照)の数は4つであるが、図5に示す電池204の積層数に対応するものと仮定して以下説明する。また本例では、3つの電池モジュール200(図1及び図2参照)のみを図示し、電池モジュール200毎にセルコントローラCC1,CC2,CC3(以下、代表してCCtともいう。)が設けてある場合を例示する。
各セルコントローラCCtは、バッテリコントローラ400からの出力を受けて対応する電池モジュール200毎に、各電池モジュール200を構成する各扁平型電池204の充放電を制御する。
電圧センサ500は、組電池1の総電圧Vtを検出し、バッテリコントローラ400に出力する。温度センサ600は、組電池1の温度Tを検出し、バッテリコントローラ400に出力する。
冷却ファン装置4(冷却手段)は、バッテリコントローラ400からの駆動信号を受けて冷却風流路200aを含む組電池1に冷却風を供給する。本例の冷却ファン装置4は、冷却ファン41と、この冷却ファン41を駆動させるファンモータ42と、このファンモータ42の駆動制御を司るファン駆動制御部43とを含む。
本例では、ファン駆動制御部43は、PWM変換回路を備え、これにより冷却ファン41から冷却風流路200aを含む組電池1に供給される冷却風の風量を調節することができる。なお、ファン駆動制御部43への目標デューティ比は、バッテリコントローラ400から出力される。本例では、電源44の直流電圧をPWM(パルス幅変調)制御により変換して目標デューティ比に応じたパルス電圧を生成し、ファンモータ42に印加する。
バッテリコントローラ400は、送信端子SDと受信端子RDを介して、シリアル通信により、各セルコントローラCCtと通信を行うとともに、各セルコントローラCCtを制御して、組電池1を管理する。これに加え、バッテリコントローラ400は、組電池1に対する冷却状態を補正する処理も行う。
バッテリコントローラ400は、CPU401(間隔推定手段、補正手段)、メモリ(RAM)402を備える。本例のCPU401は、電圧センサ500で検出された組電池1の総電圧Vtに基づいて算出された組電池1の充電容量(SOC:State Of Charge)に基づき所定の処理(補正処理)を実行する。その詳細は後述する。
次に、組電池1の冷却装置100の搭載例を説明する。
《組電池の冷却装置の搭載例》
図10は第1実施形態に係る組電池の冷却装置の搭載例を示す図である。
図10は、上述した冷却ファン装置4と組電池1を収容したケース11を示し、このケース11は、車両3の後部座席の後方に搭載されている。そして、冷却ファン装置4により冷却風を車室内からケース11内に導入し、ケース11から車室外に向けて排出することができるようになっている。
ケース11には、入口ダクト6と、出口ダクト7とが接続されている。入口ダクト6は、吸気開口8からチャンバケース5と冷却ファン装置4を通過して導入される空気を、ケース11内に導入するダクトである。出口ダクト7は、ケース11内に導入された空気を導出するダクトである。
本例の冷却装置100において、冷却ファン装置4を作動させると、車室内の空気は、車室内側に開口する吸気開口8に導入される。吸気開口8から導入された空気は、チャンバケース5、冷却ファン41、及び入口ダクト6を経由してケース11内に導入される。ケース11内に導入した空気は、ケース11内の組電池1を冷却した後、ケース11内から出口ダクト7を経由して車室外側に開口する排出口9から排出される。
次に、本例に係る補正処理を説明する。
《補正処理》
図11は第1実施形態に係る補正処理を示すフローチャートである。
図9及び図11に示す本例では、まずステップS1にて、温度センサ600は、組電池1の組電池温度Tを検出し、CPU401に出力する。
次にステップS2にて、CPU401は、メモリ(RAM)402に予め格納される組電池1の予め決められた設定温度T0を取得するとともに、この設定温度T0と、温度センサ600が検出した組電池温度Tとを比較し、組電池温度Tが設定温度T0よりも大きいか否かを判定する。
ステップS2にてT>T0の場合には(S2にてYes)、ステップS3に進み、CPU401は、冷却ファン装置4に対して、組電池1の冷却を開始する制御信号を送出する。冷却ファン装置4は、CPU401からの出力を受けて組電池1の冷却を開始する。
冷却開始の際の冷却条件は、特に限定されないが、組電池1の今後の温度上昇要因を考慮することが望ましい。組電池1の今後の温度上昇要因は、例えば、現在の組電池温度T、エンジンの回転数、アクセルの開度、エンジンモータのトルクなどに応じて、組電池1の今後の充放電量を推定したり、あるいは例えば車両内気温、エアコン風量などに応じて、組電池1への冷却能力の推定することにより推定することが可能である。このようにして推定された組電池1の今後の温度上昇要因などから、適切なファン回転数を設定することができる。例えば、「組電池温度T−組電池の目標温度+温度上昇要因−(冷却能力×ファン風量)」がゼロになるようなファン風量を推定し、ファン風量が当該風量になるようファン回転数を設定する。
組電池1の充電効率は、一般に、組電池温度Tが上昇するにつれて低下する傾向にある。組電池温度Tが所定の設定温度T0(例えば35℃)以下の温度である場合(S2にてNo)、組電池1の充電効率は100%から直線的に緩やかな変化を辿る。本例ではこの場合、ステップS1に戻る。これに対し、組電池温度Tが設定温度T0を超えると(S2にてYes)、組電池1の充電効率が急激に低下する。このため、本例では、ステップS2にて設定温度T0を設定し、組電池温度Tが設定温度T0を越えたら(T>T0)、ステップS3へ進み、組電池1の冷却を開始するものである。
ステップS3にて組電池1の冷却を開始した後、ステップS4にて、電圧センサ500は、組電池1の総電圧Vtを検出し、CPU401に出力する。
次にステップS5にて、CPU401は、電圧センサ500が検出した組電池1の総電圧Vtに基づいて、組電池1のSOCを算出する。組電池1のSOCの算出は、組電池1の劣化を考慮して行うことが好ましい。例えば、メモリ(RAM)402に組電池1の可能出力−SOC相関図(図示省略)を予め格納しておき、この相関図に基づいて、組電池1の劣化を考慮した組電池1のSOCを算出することができる。
次にステップS6にて、CPU401は、ステップS5で算出した組電池1のSOCに基づいて、冷却風流路200aの高さH(図3参照)を推定する。
上述したように、扁平型電池204(図5及び図6)において、負極板を構成する負極活物質層253(図6参照)の負極活物質に黒鉛系炭素材料を含有させた場合、その扁平型電池204の充電状態によって電極の厚みが変動しやすい。電極厚みが変動すると、冷却風流路200aの高さHが変動し(図3の点線を参照)、冷却状態を変動させる要因となる。そこで本例では、ステップS6にて、黒鉛系炭素材料を含む負極板を有する扁平型電池204を用いた場合に生じる冷却風流路200aの高さHの変動状況を推定する。
図12は組電池1のSOC(単位:「%」)と冷却風流路200aの高さH(単位:「mm」)の関係を示す相関図である。
組電池1が放電完了のとき、冷却風流路200aの高さHは最大高さを示す(P1点)。この放電完了の組電池1を充電し、組電池1のSOCが増加するにつれて、冷却風流路200aの高さHは低下していく(P2点)。高さHが低下すると、これに伴って各電池モジュール200の冷却効率が低下する。
なお、組電池1のSOC(放電完了とき0%)は、組電池1の放電深度(DOD:Depth of Discharge。放電完了のとき100%)と反比例関係にある。したがって図12の横軸は、組電池1の放電深度DODであってもよい。この場合、ステップS5では組電池1の放電深度DODを算出し、ステップS6ではこのステップS5で算出した組電池1のDODに基づいて、前記高さHを推定することができる。
図11に戻り、次にステップS7にて、CPU401は、ステップS6で推定した冷却風流路200aの高さHに基づいて、冷却ファン装置4のファン風量を補正する。
ここで、冷却風流路200aの高さHが小さくなるにつれて冷却風流路200aの断面積が減少する。このため、所定の風量または風速で冷却風を導入しても圧力損失(圧力抵抗)ΔPが発生し、冷却性能を向上させることができない。
一般に圧力損失ΔPは、比例定数をA、ファンの風量(単位:「m/分」)または風速(単位:「m/分」)をxとした場合、次式で表される。
[数1] ΔP=Ax …(1)
式1でのA(比例定数)は、組電池1の状態によって変動する。具体的には、扁平型電池204(図5及び図6)の電極(負極板)が膨張してその厚みが増加すると(図3の点線を参照)、それに伴って冷却風流路200aの高さHが減少し、その結果ΔPの増加に繋がる。これに対して、扁平型電池204の負極板が膨張していない場合、負極板の厚みは増加せず、それに伴って冷却風流路200aの高さHは減少せず、その結果ΔPは増加しない。本例では、式1をメモリ(RAM)402に予め格納しておく。また、次式で表される、冷却風流路200aの高さHをyとした場合の関数を算出し、これもメモリ(RAM)402に予め格納しておく。
[数2] A=F(y) …(2)
すなわち、本例のステップS7では、まずステップS6で推定した冷却風流路200aの高さHを、メモリ402に予め格納される式2の関数に適用して、比例定数A(つまり組電池1の状態)を算出する。次に、算出された比例定数Aを、メモリ402に予め格納される式1を適用して、圧力損失ΔPを算出する。次に、算出した圧力損失ΔPに基づいて、冷却ファン装置4のファン風量を補正する。
図13は圧力損失ΔPとファン風速xの相関図である。
本例では、組電池1がある充電状態の場合にファン風速xが必要であるとき、冷却風流路200aの高さHの推定値が例えば2mmの場合は冷却ファン装置4のファン風量が40%になるように、冷却風流路200aの高さHの推定値が例えば1mmの場合は冷却ファン装置4のファン風量が50%となるように補正する。
図11に戻り、次にステップS8にて、CPU401は、ステップS7で補正したファン風量に対応する目標デューティ比に関する信号を、冷却ファン装置4のファン駆動制御部43(図9参照)に対して送出する。出力を受けたファン駆動制御部43は、目標デューティ比に応じたパルス電圧を取得し、これをファンモータ42に印加し、所定の風量となるよう冷却ファン41を回転させる。
本例において、冷却ファン装置4のファン風量を例えば100%に補正する場合、ファン駆動制御部43ではスイッチング素子をONさせ、電源電圧のすべてを印加すればよい。50%に補正する場合、ファン駆動制御部43ではスイッチング素子のON/OFFの時間を半分ずつとし、電源電圧の半分を印加すればよい。0%に補正する場合、ファン駆動制御部43ではスイッチング素子をOFFさせ、電源電圧の印加を停止すればよい。
仮に、組電池1の温度Tに基づいて冷却ファン装置4のファン風量を決定し、この決定したファン風量に基づき組電池1を冷却する場合において、組電池1のSOCが高く、冷却風流路200aの高さHが小さい場合、想定される冷却性能より冷却効果が小さい。このため、組電池1の温度上昇を抑えることができない。その結果、適切な能力で冷却することができない。また、組電池1のSOCが低く、冷却風流路200aの高さHが大きい場合、想定される冷却性能より冷却効果が大きい(必要以上にファン風量が大きい)。このため、無駄な電力を消費しないようにするためには、ファンの回転・停止を繰り返さなければならず、ファンの回転が安定しない。
これに対し、本例の組電池1の冷却装置100によれば、組電池1のSOCに基づいて推定した冷却風流路200aの高さHに基づき冷却ファン装置4のファン風量を補正する。そして、補正後のファン風量に対応する目標デューティ比に関する信号を冷却ファン装置4のファン駆動制御部43に送出してファンモータ42に適切な電圧を印加し、これにより冷却ファン41に適切な風量の冷却風を発生させる。
本例において、組電池1のSOCが高く、冷却風流路200aの高さHが小さい場合、想定される冷却性能と冷却効果が一致する。このため、組電池1の温度上昇を効果的に抑えることができる。その結果、適切な能力で冷却することができる。また、組電池1のSOCが低く、冷却風流路200aの高さHが大きい場合、高さHが小さい場合と同様に、想定される冷却性能と冷却効果が一致する。このため、無駄な電力を消費しないためのファンの回転・停止を繰り返す必要はなく、ファンの回転が安定する。その結果、組電池1を適切な能力で冷却することができる。
《第2実施形態》
図14は第2実施形態に係る組電池1の冷却装置の一例を示すブロック図である。図15は第2実施形態に係る一つの電池モジュール群20の構成例を示す斜視図である。
図14及び図15に示す本例の組電池1の冷却装置100aでは、電池モジュール200毎に、各電池モジュール200の歪(伸び率または縮み率)を検出する歪ゲージ800を配置してある。この点が第1実施形態と異なっており、その他の部分は第1実施形態と同一である。
本例の歪ゲージ800は、各電池モジュール200の上下方向(積層方向)の歪を検出し、バッテリコントローラ400aに出力する。なお、歪ゲージ800は、各電池モジュール20を構成する複数の扁平型電池204(図5及び図6参照)の厚み方向の歪を検出するものであってもよい。
本例のバッテリコントローラ400aは、CPU401a(間隔推定手段、補正手段)、メモリ402aを備える。本例のCPU401aは、歪ゲージ800で検出された各電池モジュール20の積層方向の歪量に基づき所定の処理(補正処理)を実行する。
次に、本例に係る補正処理を説明する。
《補正処理》
図16は第2実施形態の補正処理を示すフローチャートである。
図16に示す本例では、まずステップS10にて、CPU401aは、図11のステップS1〜S3を実行する。ステップS10にて組電池1の冷却を開始した後、ステップS20にて、歪ゲージ800は、各電池モジュール200の歪量を検出し、CPU401aに出力する。
次にステップS30にて、CPU401aは、歪ゲージ800で検出した各電池モジュール200の歪量に基づいて、冷却風流路200aの高さH(図3参照)を推定する。
上述の第1実施形態でも説明したが、扁平型電池204(図5及び図6)において、負極板を構成する負極活物質層253(図6参照)の負極活物質に黒鉛系炭素材料を含有させた場合、その扁平型電池204の充電状態によって電極の厚みが変動しやすい(図3の点線を参照)。
図17は電池モジュール200表面の歪量(単位:「マイクロひずみ」)と冷却風流路200aの高さH(単位:「mm」)の関係を示す相関図である。
組電池1が放電を完了し、つまり各電池モジュール200を構成する各扁平型電池204(図4及び図5参照)が所定の電圧(例えば放電終止電圧)にまで放電すると、電池モジュール200表面の歪量がなくなる(歪ゼロ)。このとき、冷却風流路200aの高さHは最大高さを示す(P3点)。この放電完了の組電池1を充電し、組電池1のSOCが増加するにつれて、各電池モジュール200表面の歪量が増加し、これに伴って冷却風流路200aの高さHは低下していく(P4点)。高さHが低下すると、これに伴って各電池モジュール200の冷却効率が低下する。
図16に戻り、次にステップS40にて、CPU401aは、図11のステップS7及びS8を実行する。
以上説明したように、本例の組電池1の冷却装置100aによれば、各電池モジュール200の歪量に基づいて推定した冷却風流路200aの高さHに基づき冷却ファン装置4のファン風量を補正し、補正後のファン風量に対応する目標デューティ比に関する信号を冷却ファン装置4のファン駆動制御部43に送出してファンモータ42に適切な電圧を印加し、これにより冷却ファン41に適切な風量の冷却風を発生させる。その結果、第1実施形態における場合と同様に、適切な冷却能力で組電池1を冷却することができる。
《第3実施形態》
上述した第1実施形態と第2実施形態はいずれも、要するに、冷却ファン装置4のファン風量(または風速)を補正することによって、適切な冷却能力で組電池1を冷却するようにしている。
しかしながら、上述した補正の対象は、冷却ファン装置4のファン風量(または風速)に代え、あるいはこれとともに、冷却ファン装置4が取り込む冷却風の温度、あるいは冷却ファン装置4から供給される冷却風の温度であってもよい。
例えば、温度の異なる2種類の冷却風を、同一の風量(または風速)で、組電池1へ供給する場合を考えてみると、温度の高い冷却風(以下「高温風」という。)と比較して温度の低い冷却風(以下「低温風」という。)の方が冷却能力が勝っている。従って、ある冷却能力が求められている場合、低温風の方が風量を少なくすることができる。すなわち、本発明では、組電池1のSOC(第1実施形態)または各電池モジュール200の歪量(第2実施形態)に基づいて推定した冷却風流路200aの高さHに基づき、冷却ファン装置4が取り込む冷却風の温度を補正する態様も含む。
こうした態様を実現するには、例えば、冷却ファン41の下流側(図9の左側)に、エバポレータ(蒸発器)などの冷却器(図示省略)と、冷却ファン41が取り込む冷却風の温度を検出する温度センサ(図示省略)と、バッテリコントローラ400,400aからの出力に基づき前記冷却器の冷却性能を補正する制御部(図示省略)とを備えるようにすればよい。
この実施形態によっても、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
図1は第1実施形態に係る組電池の一例を示す斜視図である。 図2は図1のII−II線に沿う側面図である。 図3は図2のIII方向から見たイメージ図である。 図4は図1の組電池の電池モジュールを示す斜視図である。 図5は図4の電池モジュールの分解斜視図である。 図6は図5の電池モジュールに収納される扁平型電池の一例を示す断面図である。 図7は図1のVII−VII線に沿う正面図である。 図8は図7に対応する他の実施形態の正面図である。 図9は第1実施形態に係る組電池の冷却装置の一例を示すブロック図である。 図10は第1実施形態に係る組電池の冷却装置の搭載例を示す図である。 図11は第1実施形態に係る補正処理を示すフローチャートである。 図12は組電池のSOCと冷却風流路の高さの関係を示す相関図である。 図13は圧力損失ΔPとファン風速xの相関図である。 図14は第2実施形態に係る組電池の冷却装置の一例を示すブロック図である。 図15は第2実施形態に係る一つの電池モジュール群の構成例を示す斜視図である。 図16は第2実施形態の補正処理を示すフローチャートである。 図17は電池モジュール表面の歪量と冷却風流路の高さの関係を示す相関図である。
符号の説明
1…組電池
20…電池モジュール群
200…電池モジュール
200a…冷却風流路
204…扁平型電池
250…電池要素
252…集電体
253…負極活物質層(負極板)
50…スペーサ
100,100a…冷却装置(組電池の冷却装置)
4…冷却ファン装置(冷却手段)
41…冷却ファン
42…ファンモータ
43…ファン駆動制御部
44…電源
400,400a…バッテリコントローラ
401,401a…CPU(間隔推定手段、補正手段)
402,402a…メモリ
500…電圧センサ
600…温度センサ
800…歪ゲージ

Claims (3)

  1. 扁平面が対向するように複数の扁平型電池を収容した電池モジュールを、前記扁平面が対向するとともに前記電池モジュール間に冷却風流路が形成されるように複数配列した組電池を冷却する装置であって、
    前記組電池に冷却風を供給する冷却手段と、
    前記冷却風流路の間隔を推定する間隔推定手段と、
    前記間隔推定手段により推定された前記間隔に基づいて、前記冷却手段による冷却能力を補正する補正手段とを、有する組電池の冷却装置。
  2. 請求項1記載の組電池の冷却装置であって、
    前記間隔推定手段は、前記組電池の充電容量に基づいて、前記間隔を推定することを特徴とする組電池の冷却装置。
  3. 請求項1記載の組電池の冷却装置であって、
    前記間隔推定手段は、前記電池モジュールの積層方向の変形量及び前記扁平型電池の厚み方向の変形量の少なくとも何れかに基づいて、前記間隔を推定することを特徴とする組電池の冷却装置。
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