JP5308040B2 - マルチ型空気調和装置 - Google Patents

マルチ型空気調和装置

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本発明は、マルチ型空気調和装置に関するものである。
室内機ユニットと室外機ユニットとの間を冷媒配管および電気配線で接続した構成とされた空気調和装置は、圧縮機、室外熱交換器、絞り機構、室内熱交換器および四方弁を主な構成要素として冷媒の循環回路を形成するヒートポンプを用いており、圧縮機から送出される冷媒の循環方向を四方弁の操作によって切り換えることで、所望の空調運転を行っている。
一台の室外機ユニットに対し、複数の室内機ユニットが接続されたマルチ型空気調和装置が知られている。マルチ型空気調和装置には、種々の室内機ユニットが同時に冷暖自動運転可能なものと、異なる室内機ユニットにおいて同時に冷暖自動運転制御するのが難しいものがある。前者のマルチ型空気調和装置は、各室内機ユニットが個々に異なるモードで運転可能であるが、後者のマルチ型空気調和装置は全ての室内機ユニットが冷房または暖房の同一の運転モードで運転することを要するため、運転モードをどのようにして決定するかという問題が生ずる。特に、冷房運転モードと暖房運転モードとのいずれか一方を自動的に決定して運転を行う自動運転モードでは、各室内機ユニットにて異なる判断がされる可能性があり、このため、従来のマルチ型空気調和装置は、自動運転制御が難しいとされていた。
このような問題を解消する手法として、例えば、複数の室内機ユニットを1個のリモートコントローラ(以下、リモコン)で制御し、各室内機ユニットを同一の運転モードで運転するグループ制御とすることにより、各室内機ユニット間での運転モードの衝突を回避する運転制御方法が知られている(例えば、特許文献1)。
また、特許文献2は、室内機ユニットが設置されている各場所の室内温度をそれぞれ取得し、現在の運転モードとして暖房運転モードが選択されている場合に、室内温度が冷房切替閾値以上である室内機ユニットの台数が所定数以上であった場合に、冷房運転モードに切り替え、または、現在の運転モードとして冷房運転モードが選択されている場合に、室内温度が冷房切替閾値よりも低い暖房切替閾値以下である室内機ユニットの台数が所定数以上であった場合に、暖房運転モードに切り替えるマルチ型空気調和装置の運転制御方法が提案されている。
特開平7−12393号公報 特開2007−139265号公報
特許文献2によれば、室内温度に応じて、暖房運転モードと冷房運転モードとを好適なタイミングで切替えることができるため、複数の室内機ユニットを同一の運転モードで運転制御しながらも、快適な空調環境を提供することが可能となる利点がある。
ところが、特許文献2においても、複数の室内機ユニットを1つのリモコンで制御するシステムとなっている。したがって、各室内機ユニットが同じ運転モードで運転されるとともに、各室内機ユニットが設定温度、設定風量等も同じ条件で運転されていた。したがって、例えば、各室内機ユニットが異なる複数の室内空間にそれぞれ設置され、かつ、複数の室内空間の温度が異なる場合に、ある室内空間では設定温度が低く感じられ、また、他の室内空間では設定温度が高く感じられることがある。
そこで、本発明は、同一のモードで運転される複数の室内機ユニットを備え、運転モード以外の運転条件を各室内機ユニットで独立して設定できるマルチ型空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明のマルチ型空気調和装置は、圧縮機と、外気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器とを備える室外機ユニットと、運転モードに応じて冷媒の流れを選択的に設定する接続切換機構と、室内の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器と、接続切換機構に対して並列に接続される複数の室内機ユニットと、を備えることを前提としている。
本発明のマルチ型空気調和装置は、複数の室内機ユニットを、一台の親機と、親機以外の子機とから構成される。そして、親機は、親機に対応するリモコンからの運転モードの設定及び運転モード以外の運転条件の設定を受け付けるのに対して、子機は、子機に対応するリモコンからの運転モード以外の運転条件の設定を受け付けるが、運転モードの設定を受け付けないことにする。この子機は、親機からの指令による運転モードに従ったモードで運転される。また本発明に係る接続切替機構は、親機からの指令による運転モードに対応して、冷媒の流れが設定される。
本発明のマルチ型空気調和装置は、子機は、子機に対応するリモコンからの運転モード以外の運転条件の設定を受け付けるが、運転モードの設定を受け付けないことにし、親機からの指令による運転モードに従ったモードで運転される。したがって、複数の室内機ユニットを同一の運転モードで運転しながらも、複数の室内機ユニットの運転条件(ただし、運転モードを除く)を個別に設定することができる。
本発明のマルチ型空気調和装置は、複数の各室内機ユニットと対応するリモコンを備えることができ、この場合、各リモコンを用いて、対応する室内機ユニットに個別に親機または子機の設定を行なうことができる。
一般に、親機、子機の設定は、室外機ユニット、室内機ユニット等のマルチ型空気調和装置を構成する機器を現場に設置した後に行なうことになるので、室内機ユニットが設置された空間には、対応するリモコンが置かれる。したがって、このリモコンを用いて対応する室内機ユニットに個別に親機、子機の設定を行なえば、親機、子機の設定を確実に行なう上で有利である。
リモコンを用いて対応する室内機ユニットに個別に親機、子機の設定を行なう他に、本発明は、親機が、運転モードの切り換えることの指令を親機識別情報bとともに、子機に対して送り、指令を受けた子機が、自己が保持している親機識別情報aと親機識別情報bとが一致していれば、当該子機は、指令に従って運転モードを切り換えることができる。この手法は、個別に親機、子機を設定するのに比べて、親機のみを設定すれば足りるので、親機、子機の設定作業が軽減される。なお、この前提として、親機と子機とが相互に通信可能に信号線で接続されていることが必要である。
以上説明したように、本発明によれば、同一のモードで運転される複数の室内機ユニットを備えた、マルチ型空気調和装置において、運転モード以外の運転条件を各室内機ユニットで独立して設定できる。したがって、各室内機ユニットが異なる複数の室内空間にそれぞれ設置され、かつ、複数の室内空間の温度が異なる場合であっても、各室内空間に適した条件で各室内機ユニットを運転させることができるので、より快適な空調制御を実現することができる。
以下に、本発明に係るマルチ型空気調和装置を冷暖房フリーマルチエアコン(空気調和装置)に適用した一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、冷暖房フリーマルチエアコン200(以下、単にエアコン200と称する)は、一つの室外機ユニット1と、複数の室内機ユニット3a〜3h…と、これらを接続する高圧ガス管5、低圧ガス管7、および液管9を備えている。更に、室外機ユニット1と複数の室内機ユニット3a〜3h…との間には、高圧ガス管5および低圧ガス管7の接続状態を切り換えることにより、運転モードに応じた冷媒の流れを選択的に設定する分流コントローラ(接続切替機構)46a〜46b…が設けられている。また、各室内機ユニット3a〜3h…に対応して、リモコン100a〜100h…が備えてある。各室内機ユニット3a〜3h…と各リモコン100a〜100h…とは、有線で接続されていてもよいし、無線で接続されていてもよい。なお、以下では、複数の室内機ユニット3a〜3h…を総称するときは、単に室内機ユニット3という。他の構成要素、例えば分流コントローラ46a〜46b…についても同様である。
エアコン200は、1つの分流コントローラ46に対して複数の室内機ユニット3が接続可能であり、図1の例では、分流コントローラ46aに4台の室内機ユニット3a〜3dが並列に接続され、分流コントローラ46bに4台の室内機ユニット3e〜3hが並列に接続されている。
室外機ユニット1と室内機ユニット3とが通信線B1で接続されており、相互にデータの送受信が可能とされている。分流コントローラ46aと室内機ユニット3aとが通信線B2で、分流コントローラ46bと室内機ユニット3eとが通信線B3で接続されており、相互にデータの送受信が可能とされている。
エアコン200において、分流コントローラ46aに接続される室内機ユニット3a〜3dと、分流コントローラ46bに接続される3e〜3hとは、それぞれ異なるモードで運転することができる。一方、同一の分流コントローラ46に接続される室内機ユニット3、例えば、図1において、同一の分流コントローラ46aに接続される室内機ユニット3a〜3dは、同一のモードで運転することが要求される。例えば、室内機ユニット3aが暖房モードであった場合には、その他の室内機ユニット3b〜3dについても、暖房モードでの運転がなされる。
室外機ユニット1は、図2に示すように、圧縮機10と室外熱交換器12とを備えている。圧縮機10と室外熱交換器12とは、1台ずつに限らず、複数台ずつ設けることもできる。
室外熱交換器12は、室外空気と冷媒とを熱交換するものであり、通過する冷媒の状態に応じて、凝縮器または蒸発器として動作する。室外熱交換器12とレシーバ23との間には、室外膨張弁11が設けられている。室外膨張弁11としては、電子膨張弁が用いられる。
室外熱交換器12には、液管9側に設けられた液管側温度センサ30と、室外四方弁14側に設けられた四方弁側温度センサ32が設けられている。
また、室外熱交換器12の近傍には、室外温度すなわち外気温度を測定する室外温度センサ34が設けられている。
圧縮機10としては、例えばスクロールコンプレッサを用いるのが好ましい。
圧縮機10で圧縮された冷媒は、高圧ガス冷媒となり、高圧ガス管5へと吐出される。高圧ガス管5には、吐出冷媒の圧力を測定するための高圧圧力センサPSHが設けられている。また、圧縮機10の吐出管には、吐出管温度を測定する吐出管温度センサ36が設けられている。
本実施形態にかかるエアコン200に用いられる冷媒としては、例えばR410Aが用いられる。このR410Aは、従来の冷媒であるR22、R407Cに比べて1.4(5℃)倍の密度を有し、1.6(5℃)倍の高圧が可能な高密度高圧冷媒とされており、高い冷凍能力を発揮し、圧力損失も少ないという利点を有する。
室外機ユニット1内に位置する低圧ガス管7は、アキュムレータ20を介して、圧縮機10に接続されている。アキュムレータ20において回収された液冷媒は、液冷媒返送ラインによって圧縮機10に戻されるようになっている。アキュムレータ20の上流側(すなわち吸入管)には、システムの低圧圧力を測定する低圧圧力センサPSLおよび吸入管温度センサ38が設けられている。この低圧圧力センサPSLにより、圧縮機10に吸入される冷媒ガス圧力が測定される。
室外熱交換器12は、室外四方弁14に接続される側の反対側に、液管9が接続されている。この室外機ユニット1内の液管9には、液冷媒を貯留するレシーバ23と、冷房運転時に液管9を流れる冷媒に過冷却を与える過冷却器25とを備えている。過冷却器25は、液管9を流れる液冷媒の一部を取り出し、膨張弁25aによって膨張気化させて冷却した冷媒によって、液管9を流れる液冷媒に過冷却を与えるようになっている。過冷却に用いられて気化したガス冷媒は、アキュムレータ20に返送される。
複数設けられている室内機ユニット3は、基本的な構成が同じである。ただし、分流コントローラ46aに接続されている室内機ユニット3a〜3dの中で、室内機ユニット3aだけが分流コントローラ46aと信号線B2で接続されている。同様に、分流コントローラ46bに冷媒配管を介して接続されている室内機ユニット3e〜3hの中で、室内機ユニット3eだけが分流コントローラ46bと信号線B3で接続されている。ここで、室内機ユニット3a〜3dのように、1つの分流コントローラ46aに接続されている室内機ユニットのグループを「ファミリ」と言うことにすると、分流コントローラ46a(46b)と信号線B2(B3)で接続されている室内機ユニット3a(3e)は、後述するように、ファミリの中で親機となり、室内機ユニット3b〜3d(3f〜3h)はファミリの中で子機となる。
室内機ユニット3は、図3に示すように、室内空気と熱交換を行う室内熱交換器40を備えている。室内熱交換器40には、その前後の温度を測定するための温度センサ33,35が設けられている。室内熱交換器40の近傍には、室内温度を測定するための室内温度センサ37が設けられている。室内熱交換器40と液管9とを接続する液冷媒用分岐管44には、室内膨張弁42が設けられている。
分流コントローラ46aは、次のような構成となっている。
分流コントローラ46aは、室内四方弁48を備えている。室内四方弁48は、高圧ガス管5の主管から分岐された高圧ガス分岐管5aに接続される高圧ガス管用ポート481と、室内熱交換器40側に接続される室内熱交換器側ポート482と、低圧ガス管7の主管から分岐された室内側低圧ガス分岐管7aに接続される低圧ガス管用ポート483と、室内側低圧ガス分岐管7aに合流する低圧バイパス管49に接続される低圧バイパス管用ポート484とを有している。なお、図3において、分流コントローラ46aと同様の構成を有している分流コントローラ46bの記載は省略している。
室内四方弁48は、冷房運転時には(図2の実線)、高圧ガス管用ポート481と低圧バイパス管用ポート484とを連通させ、且つ、室内熱交換器側ポート482と低圧ガス管用ポート483とを連通させる。また、室内四方弁48は、暖房運転時(図2の点線)には、高圧ガス管用ポート481と室内熱交換器側ポート482とを連通させ、且つ、低圧ガス管用ポート483と低圧バイパス管用ポート484とを連通させる。
エアコン200は、図2、図3に示すように、室外機ユニット1を制御する室外制御装置70と、室内機ユニット3を制御する室内制御装置80とを備えている。本実施形態では、室内制御装置80は、各室内機ユニット3a〜3h…ごとに設けられている。室外制御装置70と室内制御装置80とは信号線B1を介して相互に通信が行われるようになっている。
室外制御装置70は、制御部71と入力部72とを備えている。
制御部71は、入力部72から得られるデータに基づいて、各制御値を演算する。この制御値を、室外膨張弁11、室外ファンF1、室外四方弁14、圧縮機10aの各制御機器に向けて送る。制御部71の各演算結果は、室内制御装置80の入力部82へと送られる。
入力部72には、室外熱交換器12に設けられた液管側温度センサ30、四方弁側温度センサ32、室外熱交換器12の近傍に設けられた室外温度センサ34、圧縮機10の吐出管に設けられた吐出管温度センサ36、高圧圧力センサPSH、アキュムレータ20の上流側に設けられた低圧圧力センサPSLおよび吸入管温度センサ38の各出力値が入力される。
室内制御装置80(80a、80b)は、制御部81と入力部82とを備えている。
制御部81(81a、81b)は、入力部82(82a、82b)から得られるデータに基づいて、各制御値を演算する。この制御値を、室内膨張弁42、室内ファンF2、分流コントローラ46の室内四方弁48等の制御機器に送る。制御部81の各演算結果は、室外制御装置70の入力部72へと送られる。
入力部82には、室内熱交換器40に設けられた各温度センサ33,35、室内温度センサ37の各出力値が入力される。また、この入力部82には、後述する親機アドレス#1、子機アドレス#2が入力、記憶される。さらに、この入力部82には、運転モードが入力、記憶される。
室外制御装置70、室内制御装置80は、演算処理装置としてのCPU、主記憶装置としてのRAM等、および、エアコン200の運転を行なうためのプログラムが記録された記録媒体を少なくとも含んでいる。室外制御装置70、室内制御装置80は、各々のCPUが上記記憶媒体に記録されているプログラムを読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、エアコン200を目的に沿って運転させる。以下説明する、室内機ユニット3に対する親機、子機の設定、この設定に基づく室内機ユニット3の運転は、このプログラムに則って制御される。
以上、エアコン200の室外機ユニット1、室内機ユニット3の構成を説明したが、冷房運転、暖房運転の際の基本的な動作は、従来の空気調和装置と同様である。
次に、エアコン200の特徴的な制御方法を説明する。
エアコン200の室外機ユニット1、室内機ユニット3、分流コントローラ46が、適所に設置された後に、分流コントローラ46aについてファミリを形成する室内機ユニット3a〜3dに対して個別に「親機」または「子機」の設定を図4に示す手順で行なう。なお、ここでは分流コントローラ46aのファミリについて説明するが、分流コントローラ46bのファミリについて、同様のことを行うことができる。
ファミリを形成する室内機ユニット3a〜3dの中で、分流コントローラ46aと信号線B2で接続されている室内機ユニット3aを「親機」として設定し、他の室内機ユニット3b〜3dを「子機」として設定する(図4 S101)。室内機ユニット3aが「親機」であることは、リモコン100aから、「親機」としてのアドレス(例えば、親機アドレス#1)を室内機ユニット3aの入力部82aに対して送信、記憶させることにより設定する。また、室内機ユニット3bが「子機」であることは、リモコン100bから、「子機」としてのアドレス(例えば、子機アドレス#2)を室内機ユニット3bの入力部82bに対して送信、記憶させることにより設定する。室内機ユニット3c、3dについても、同様に、リモコン100c、100dから各々子機アドレス#2を設定する。
室内機ユニット3b〜3dについて子機アドレス#2を設定した後に、室内機ユニット3b〜3dに対して、同一ファミリ内の親機アドレス#1(親機識別情報a)を、それぞれリモコン100b〜100dから送信し、記憶させる(図4 S103)。これは、子機となる室内機ユニット3b〜3dが、自己に対する親機を認識できるようにするためである。
以上のように、室内機ユニット3aは親機アドレス#1(親機識別情報a)が設定される。また、室内機ユニット3b〜3dは子機アドレスが設定されるとともに、親機アドレス#1(親機識別情報a)が記憶される。
なお、分流コントローラ46bに冷媒配管を介して接続されている室内機ユニット3e〜3hについても同様に「親機」または「子機」の設定を行なう。
以上のように親機、子機が設定されている室内機ユニット3a〜3dの動作について、図5を参照しつつ、親機(室内機ユニット3a)、子機(室内機ユニット3b〜3d)の順に説明する。
室内機ユニット3a(親機)に対して、リモコン100a(親機リモコン)から、例えば運転モードを暖房から冷房への切換え指令信号が送られると、室内機ユニット3aの制御部81aは、これを受け付けて、室内膨張弁42、ファンF2等の機器の制御を冷房モードに変更する。また、この制御部81aは、分流コントローラ46aの室内四方弁48を、高圧ガス管用ポート481と低圧バイパス管用ポート484とを連通させ、且つ、室内熱交換器側ポート482と低圧ガス管用ポート483とを連通させるように、通信線B2を介して分流コントローラ46aに対して指令信号を送る。この指令信号を受け取った分流コントローラ46aは、指令信号にしたがって、ポートの連通状態を切り換える。室内機ユニット3aの制御部81aは、室内機ユニット3aの入力部82aに対して運転モードが冷房モードであることを知らせ、室内機ユニット3aの入力部82aは、これを記憶する。
また、室内機ユニット3a(親機)の制御部81aは、室内機ユニット3b〜3d(子機)に対して、信号線B1を介して、運転モードを冷房モードに切り換えるよう指令信号を送る。この指令信号には、親機アドレス#1(親機識別情報b)が含まれている。
室内機ユニット3b〜3dは、運転モードを冷房モードに切り換える指令信号を受け取ると、各入力部82b…に記憶されている親機アドレス#1(親機識別情報a)と、当該指令信号に含まれている親機アドレス#1(親機識別情報b)とを照合する。自己が保持している親機アドレス#1(親機識別情報a)と、当該指令信号に含まれている親機アドレス#1(親機識別情報b)とが一致していれば、室内機ユニット3b〜3dの各制御部81b…は、室内機ユニット3b〜3dの各機器を冷房モードに切り換える。この冷房モードへの切換えは、室内機ユニット3b〜3dが運転中か停止中かに拘わらず行なわれる。
以上のようにして、ファミリに属する全ての室内機ユニット3a〜3dは、暖房モードから冷房モードに切り換えて運転される。
室内機ユニット3a(親機)が冷房モードに切り換った後に、例えば、室内機ユニット3aの設定温度を変更するように、リモコン100a(親機リモコン)から指令信号が送られると、制御部81aは、この指令信号を受け付け、当該室内空間が当該設定温度に維持されるように室内機ユニット3aの各機器を適宜制御する。なお、ここでは設定温度を例示したが、室内機ユニット3aに対する他の運転条件(風量、風向、運転/停止等)全般の設定(変更を含む)について適用できる。
室内機ユニット3b(子機)は、冷房モードで運転されている最中に、リモコン100b(子機リモコン)から運転モードを暖房に切り換えるように指令がなされても、室内機ユニット3bの制御部81bは室内機ユニット3bを暖房モードに切り換えることなく、冷房モードのままに維持する。ここで、仮に室内機ユニット3bの運転モードを暖房に切り換えても、分流コントローラ46の室内四方弁48のポートの連通状態が冷房用のままであるから、室内機ユニット3bを正常に暖房運転することができない。そこで、室内機ユニット3b(子機)は、リモコン100bから運転モードの切換え指令信号が送られても、当該指令を無効なものとして扱うことにしている。つまり、子機である室内機ユニット3bは、運転モードの設定を受け付けることなく、親機である室内機ユニット3aの運転モードに従ったモードで運転される。
ただし、リモコン100bからの運転モードの切換指令信号以外の指令信号に対しては、室内機ユニット3b(子機)はこれを受け付ける。室内機ユニット3bが冷房モードに切り換った後に、例えば、室内機ユニット3bの設定温度を変更するように、リモコン100b(子機リモコン)から指令信号が送られると、室内機ユニット3bの制御部81bは、当該室内空間が当該設定温度に維持されるように室内機ユニット3bの各機器を適宜制御する。
以上では、室内機ユニット3b(子機)について説明したが、他の子機である室内機ユニット3c、3dについても、室内機ユニット3bと同様である。
以上説明したように、本実施形態に係るエアコン200は、ファミリを構成する複数の室内機ユニット(3a〜3d)について、親機(室内機ユニット3a)または子機(室内機ユニット3b〜3d)の設定を行うとともに、子機(室内機ユニット3b〜3d)は運転モードの設定を受け付けないこととし、子機の運転モードは親機に従うものとした。したがって、子機は、接続される分流コントローラ46の状態にあったモードでの運転が保障される。また、各子機にそれぞれ対応するリモコンを設け、運転モードの設定(切換えを含む)以外の運転条件の設定は、各子機(室内機ユニット3b〜3d)でも行なえるようにした。したがって、エアコン200は、設置される室内空間に適した条件で各室内機ユニット3a〜3dの運転を制御することができる。
以上で説明した実施形態では、暖房モードから冷房モードへの切換えについて説明したが、冷房モードから暖房モードへの切換えに対しても、同様に本発明を適用できる。また、周囲の温度に応じて冷房運転、暖房運転を切り換える自動運転モードについても本発明を適用できる。この場合、自動運転モードの中で、親機(室内機ユニット3a)が冷房運転の状態にあれば、各子機(室内機ユニット3b〜3d)は冷房モードで運転され、また、親機が暖房運転の状態にあれば、各子機は暖房モードで運転される。
また、以上で説明した実施形態では、親機(室内機ユニット3a)及び子機(室内機ユニット3b〜3d)の設定を、それぞれの室内機ユニット3a〜3dに対応するリモコン100a〜100dを用いて行なったが、本発明はこれに限定されず、以下のように設定することもできる。
室内機ユニット3aに対応するリモコン100aを用いて室内機ユニット3aに対して親機、子機の設定情報(親機アドレス#1、子機アドレス#2)を送る。室内機ユニット3aは送られた情報に基づいて、入力部82aに親機アドレス#1を入力、記憶して、自己が親機であることを設定する。親機である室内機ユニット3aは、室内機ユニット3b〜3dに対して子機であることの情報(子機アドレス#2)、さらに親機の情報(親機アドレス#1)を送る。室内機ユニット3b〜3dは、送られた情報を各々の入力部82b…に入力、記憶することにより、自己が子機であること、および親機が室内機ユニット3aであることを設定、記憶する。
さらに、リモコン100a以外に室内機ユニット3a(親機)の運転モードの設定(切換えを含む)を行なえる制御装置が存在する場合、リモコン100aからではなく当該制御装置から室内機ユニット3aの運転モードの切換え指令信号が送られたときに、室内機ユニット3aから室内機ユニット3b〜3d(子機)に対して、運転モードを切り換えるように指令信号を送ることができる。
逆に、当該制御装置から、室内機ユニット3b〜3d(子機)に対して、運転モードを切り換えるように指令信号が送られても、室内機ユニット3b〜3dはこの指令を受け付けない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態に適宜変更を加えることができる。
本実施形態に係るエアコンの全体概略構成を示す図である。 本実施形態に係るエアコンの室外機ユニットの構成を示す図である。 本実施形態に係るエアコンの室内機ユニットの構成を示す図である。 本実施形態に係る親機、子機の設定手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係るエアコンにおける、リモコンの操作に対応する室内機ユニットの動作を示す表である。
符号の説明
200…冷暖房フリーマルチエアコン、1…室外機ユニット、3a〜3h…室内機ユニット、5…高圧ガス管、7…低圧ガス管、9…液管、10…圧縮機、12…室外熱交換器、40…室内熱交換器、46a,46b…分流コントローラ、48…室内四方弁、80a,80b…室内制御装置、81a,81b…制御部、82a,82b…入力部、100a〜100h…リモコン

Claims (3)

  1. 圧縮機と、外気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器とを備える室外機ユニットと、
    運転モードに応じて前記冷媒の流れを選択的に設定する接続切換機構と、
    室内の空気と前記冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器を備え、前記接続切換機構に対して並列に接続される複数の室内機ユニットと、を備え、
    複数の前記室内機ユニットは、一台の親機と、前記親機以外の子機とから構成され、
    複数の前記室内機ユニットの一台が前記親機として設定されると、他の前記室内機ユニットが前記子機として設定されることを認識するとともに、当該親機を自己の親機として認識し、
    前記親機は、前記親機に対応するリモートコントローラからの運転モードの設定及び前記運転モード以外の運転条件の設定を受け付け、
    前記子機は、前記子機に対応するリモートコントローラからの運転モード以外の運転条件の設定を受け付けるが、運転モードの設定を受け付けずに前記親機からの指令による前記運転モードに従ったモードで運転され、
    前記接続切替機構は、前記親機からの指令による運転モードに対応して、前記冷媒の流れが設定されることを特徴とするマルチ型空気調和装置。
  2. 複数の前記各室内機ユニットと対応するリモートコントローラを備え、
    前記各リモートコントローラを用いて、対応する前記室内機ユニットに個別に前記親機または前記子機の設定を行なうことを特徴とする請求項1に記載のマルチ型空気調和装置。
  3. 親機は、運転モードの切り換えることの指令を親機識別情報bとともに、子機に対して送り、
    前記指令を受けた前記子機は、自己が保持している親機識別情報aと親機識別情報bとが一致していれば、当該子機は、前記指令に従って運転モードを切り換えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマルチ型空気調和装置。
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