JP5307327B2 - 情報処理装置及び画像表示方法並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置にかかり、特に、2以上のアプリケーションからの出力を同一画面上に合成して表示する機能を有する情報処理装置に関する。
従来、携帯電話などの表示機能を持つ端末では、LCDの画素サイズに合わせた描画処理を行わなければ、全画面フルに表示させることはできなかった。例えば、QVGA(320×240)に対応したアプリケーションからの出力をVGA(640ドット×480ドット)の画面に表示させると、画面の中央、あるいは、左上といった画面の一部に表示されることになる。かかる状況から、アプリケーションによっては、画面サイズを認識して画像を画面サイズにまで拡大させることで、全画面表示を行っていた。
一方で、近年では、携帯電話等の情報処理装置のLCDの解像度が高くなっているため、画面に多くの情報を表示することができるようになっており、ユーザはきれいな画像、詳細なデータ等を見ることができるようになっている。このように、解像度が高くなることによって、ユーザに多くの高いメリットを与えることができる。
特開2002−142097号公報 特開2002−176552号公報
しかしながら、LCDの解像度が高くなると、アプリケーションの開発が非常に困難になる、という問題が生じる。つまり、解像度にあわせてアプリケーションやデータの作り直しが必要となり、解像度が上がることで得られるメリットがほとんどないアプリケーションにおいても改造の必要が生じうる。そのため、開発工数が増加し、日程や開発費の増加、といった問題が生じる。
また、高い解像度に合わせてアプリケーションから出力されるイメージデータも作成し直さなければならず、イメージデータのサイズが大きくなり、情報処理装置に実装するROM容量の増大化も招き、ハードウェアのコストが上がってしまう、という問題が生じる。さらには、情報処理装置内部において、表示処理時にLCDへの転送量が増加したり、描画するための画像を作成する処理も増加し、処理負担の増加、さらには、電池の持ち時間が短くなってしまう、という問題も生じる。
また、上記特許文献1,2に示すように、従来より、既に画像形成された解像度の異なる複数の画像データを合成する技術が開発されている。しかし、上記技術は、既に存在する2以上の画像データに対して解像度変換処理を行って画像合成を行っているため、合成時における輝度計算等の処理が複雑になり、また、処理時間の増加という問題が生じる。そして、上記技術は、既に画像形成された画像データに対する処理であるため、そもそも上述した携帯電話などのディスプレイに表示させるアプリケーションから直接出力された表示用データに対する処理には適用することができない。
このため、本発明では、上記従来例の有する不都合を改善し、特に、ユーザの視認性の向上を図りつつ、装置の開発コストや装置コストの低廉化、さらには、省電力化を図ることができる情報処理装置を提供すること、をその目的とする。
そこで、本発明の一形態である情報処理装置は、
所定のサイズの表示部を備えると共に、予め設定されたサイズで表示部に表示するための画像形成前の表示用データを出力する少なくとも2以上のアプリケーションが実装された情報処理装置であって、
各アプリケーションから出力された各表示用データから、同一サイズの表示用画像データをそれぞれ生成する表示用画像データ生成手段と、
これら生成された各表示用画像データを重ね合わせて合成し、表示部に表示するよう出力する画像合成出力手段と、
を備えたことを特徴としている。
上記発明によると、まず、2以上のアプリケーションからは、それぞれ設定されたサイズで表示される、画像形成前の各表示用データが出力される。そして、表示用画像データ生成手段にて、各表示用データに基づいて、実際に表示部に表示可能な表示用画像データが生成される。このとき、複数の表示用画像データは、全てが同一サイズとなるよう処理されて生成される。つまり、各アプリケーションから出力された各表示データから、一度の画像形成処理にて、同一サイズの各表示用画像データを生成する。その後、同一サイズの各表示用画像データが画像合成出力手段にて重ね合わせ合成され、当該合成された画像が表示部に表示出力される。従って、アプリケーションが実装される装置の表示部のサイズが変更された場合であっても、各アプリケーションからはこれまでと同様のサイズの表示用データとして出力すればよく、使用されるイメージデータのサイズも変更する必要もない。つまり、アプリケーションの改良を行う必要がないため、汎用性の向上を図ることができる。その結果、ユーザの視認性の向上を図りつつ、開発コスト及び装置コストの低廉化や、省電力化を図ることができる。
また、表示用画像データ生成手段は、少なくとも一のアプリケーションから出力された表示用データのサイズを、他のアプリケーションから出力された表示用データのサイズに合わせるよう拡大又は縮小して表示用画像データを生成する、ことを特徴としている。そして、具体的には、表示用画像データ生成手段は、少なくとも一のアプリケーションから出力された表示用データの解像度を、他のアプリケーションから出力された表示用データの解像度に合わせるよう拡大する、ことを特徴としている。さらには、表示用画像データ生成手段は、少なくとも一のアプリケーションから出力された表示用データの画素数を、他のアプリケーションから出力された表示用データの画素数に合わせるよう、少なくとも一のアプリケーションから出力された表示用データの各画素を増加させて拡大する、ことを特徴としている。
これにより、あるアプリケーションからの表示用データのサイズを拡大又は縮小して他のアプリケーションからの表示用データのサイズに合わせることで、同一サイズの表示用画像データの生成処理が容易となる。特に、一方の表示用データの画素数を拡大することによって同一サイズ(解像度)とすることで、さらなる処理の簡略化及び迅速化を図ることができる。
また、表示用画像データ生成手段は、表示部のサイズに対応させて表示用画像データを生成する、ことを特徴としている。これにより、表示部に適した表示用画像データが生成され表示されるため、ユーザの視認性の向上を図ることができる。
また、アプリケーションは、表示部の一部にのみ所定の画像を表示させるための部分表示アプリケーションを含む、ことを特徴としている。そして、このとき、表示用画像データ生成手段は、部分表示アプリケーションから出力された表示用データから、表示部の一部にのみ表示される画像部分と、それ以外の部分とを識別可能なよう表示用画像データを生成し、画像合成出力手段は、部分表示アプリケーションからの表示用画像データのうち画像部分のみを、他の表示用画像データ上に重ね合わせて合成する、ことを特徴としている。これにより、装置の表示部のサイズに変更があった場合であっても、変更の必要性の少ないアイコン表示などを行う部分表示アプリケーションを継続して実装することができ、コストの低廉化を図ることができる。そして、合成時には、部分的に表示される画像部分のみを他の表示用画像データ上に重ね合わせる合成処理を行えばよいため、処理負担の軽減を図ることができる。
また、本発明の他の形態である画像表示方法は、
所定のサイズの表示部を備えると共に、予め設定されたサイズで表示部に表示するための画像形成前の表示用データを出力する少なくとも2以上のアプリケーションが実装された情報処理装置による画像表示方法であって、
各アプリケーションから出力された各表示用データから、同一サイズの表示用画像データをそれぞれ生成する表示用画像データ生成工程と、
これら生成された各表示用画像データを重ね合わせて合成し、表示部に表示するよう出力する画像合成出力工程と、
を有することを特徴としている。
そして、表示用画像データ生成工程は、少なくとも一のアプリケーションから出力された表示用データのサイズを、他のアプリケーションから出力された表示用データのサイズに合わせるよう拡大又は縮小して表示用画像データを生成する、ことを特徴としている。
さらに、本発明の他の形態であるプログラムは、
所定のサイズの表示部を備えると共に、予め設定されたサイズで表示部に表示するための画像形成前の表示用データを出力する少なくとも2以上のアプリケーションが実装された情報処理装置に、
各アプリケーションから出力された各表示用データから、同一サイズの表示用画像データをそれぞれ生成する表示用画像データ生成工程と、
これら生成された各表示用画像データを重ね合わせて合成し、表示部に表示するよう出力する画像合成出力工程と、
を実行させる、ことを特徴としている。
上記構成の方法及びプログラムの発明であっても、上述した情報処理装置と同様に作用するため、上記本発明の目的を達成することができる。
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、複数の出力サイズの異なるアプリケーションが実装された装置の表示部のサイズが変更された場合であっても、複数の表示用画像データは全てが同一サイズとなるよう処理されて生成される。従って、アプリケーションからは表示用データをこれまでと同様のサイズで出力すればよいため、アプリケーションの改良を行う必要がなく、また、使用されるイメージデータを変更する必要もない。その結果、ユーザの視認性の向上を図りつつ、開発コスト及び装置コストの低廉化、さらには、省電力化を図ることができる、という従来にない優れた効果を有する。
本発明は、出力サイズの異なるアプリケーションからの出力を、同一の画面上に合成表示することが可能である表示部を備えた情報処理装置である。以下、情報処理装置の一例として携帯電話機を挙げて、その構成及び動作を実施例にて説明する。なお、情報処理装置は携帯電話機であることに限定されず、PDAや携帯型ゲーム機などの他の情報処理装置であってもよい。
本発明の第1の実施例を、図1乃至図5を参照して説明する。図1は、携帯電話機の構成を示すブロック図である。図2乃至図4は、携帯電話機による画像合成表示の際の動作を説明する図であり、図5は、携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
なお、本実施例では、表示サイズがVGA(640ドット×480ドット)のLCD(ディスプレイ)に、出力サイズがVGA(640ドット×480ドット)に設定されたアプリケーションと、QVGA(320ドット×240ドット)に設定されたアプリケーションからの出力を表示させる場合を例に挙げて説明する。但し、LCDの解像度や、アプリケーションの出力サイズに関しては、任意な解像度を使用することができる。
[構成]
図1に、本実施例における携帯電話機の構成を示す。まず、携帯電話機1は、表示サイズがVGA(640ドット×480ドット)のLCD(表示部)40を有する一般的な携帯電話機である。そして、携帯電話機1は、通話機能の他に、電子メール機能や、インターネット機能、カメラ機能、などを有しており、各機能に応じた画面をLCD40に表示する。また、LCD40に表示される各画面は、携帯電話機1に実装されるアプリケーションからの出力データであったり、インターネットを介して受信することによって取得されたデータなどである。
そして、本実施例における携帯電話機1には、図1に示すように、第1の解像度A(例えば、VGA(640ドット×480ドット))にあわせた表示用データを出力するアプリケーション51(51a,51b)と、第2の解像度B(例えば、QVGA(320ドット×240ドット))にあわせた表示用データを出力するアプリケーション52(52a,52b)と、が実装されている。なお、各アプリケーション51,52が出力する「表示用データ」は、後に画像データ生成処理部13にてLCD40に表示可能な表示用画像データとして生成される画像形成される前のデータである。そして、第1の解像度Aのアプリケーション51は、例えば、画面全体(フル画面)にメール画面や動画像、ウェブサイトなどを表示するといった主表示を行うアプリケーションである。また、第2の解像度Bのアプリケーション52は、例えば、画面上の一部にアイコンやカーソル、さらには、画面上部や下部にアイコンなどの画像を部分表示するといった副表示を行うアプリケーション(部分表示アプリケーション)である。
また、携帯電話機1の演算装置(CPU)には、所定のプログラムが組み込まれることにより、上記各アプリケーション51,52からの出力を重ね合わせ合成して、LCD40に表示するよう出力する描画処理部10が構築されている。この描画処理部10として、具体的には、表示用データ受付処理部11と、LCD表示モード判定処理部12と、画像データ生成処理部13と、表示処理部14と、が構築されている。また、携帯電話機1のフラッシュメモリなどの記憶装置には、画像描画用のフレームバッファとして、主レイヤ21と、副レイヤ22と、合成レイヤ30(解像度A用合成レイヤ31、解像度B用合成レイヤ32)と、が形成されている。以下、上記各処理部10〜14、及び、各レイヤ21〜32について詳述する。
表示用データ受付処理部11は、各アプリケーション51,52からの出力である表示用データを受け付けて、各表示用データの解像度、つまり、表示サイズを判別する。このとき、上述したように、解像度Aのアプリケーション51からの表示用データは、VGA(640ドット×480ドット)と判別され、解像度Bのアプリケーション52からの表示用データは、QVGA(320ドット×240ドット)と判別される。そして、各表示用データと表示サイズの判別結果を、LCD表示モード判定処理部12を介して画像データ生成処理部13に渡す。
LCD表示モード判定処理部12は、LCD40の解像度、つまり、表示サイズを判定する。本実施例では、VGA(640ドット×480ドット)であると判定される。そして、判定された表示モード情報を、画像データ生成処理部13に通知する。
画像データ生成処理部13(表示用画像データ生成手段)は、各アプリケーション51,52から出力された上記各表示用データから、表示用画像データを生成する処理を行い、表示処理部14を介して各レイヤ21,22に描画する。具体的には、まず、各表示用データの解像度とLCD40の解像度との比較を行う。すると、各アプリケーション51,52からの表示用データは、VGA(640ドット×480ドット)とQVGA(320ドット×240ドット)であるため、VGA(640ドット×480ドット)であるLCD40に一方(アプリケーション51:VGA)はそのままフル画面表示できるが、他方(アプリケーション52:QVGA)は、そのままではフル画面表示することができない。従って、解像度Aのアプリケーション51からの表示用データは、そのままの解像度(VGA(640ドット×480ドット))で表示用画像データを生成するが、解像度Bのアプリケーション52からの表示用データは、その解像度がQVGA(320ドット×240ドット)からVGA(640ドット×480ドット)となるよう4倍(縦2倍、横2倍)に拡大して表示用画像データを生成する。このとき、例えば、解像度Bのアプリケーション52からの表示用データの各画素を4倍に増加させて拡大する。このように、画像データ生成処理部13は、各表示用データの解像度(表示サイズ)が同一になるよう拡大し、表示用画像データを生成する。
なお、画像データ生成処理部13は、必ずしも一のアプリケーションの解像度に他のアプリケーションの解像度を合わせるよう、解像度を変換することに限定されない。全てのアプリケーションの解像度を、LCD40の解像度に合わせて変換して、表示用画像データを生成してもよい。また、必ずしも表示用データを拡大して同一サイズの表示用画像データを生成することに限定されず、表示用データを縮小して同一サイズの表示用画像データを生成してもよい。または、拡大や縮小を組み合わせて、表示用画像データを生成してもよい。
表示処理部14(画像合成出力手段)は、上記画像データ生成処理部13にて生成された表示用画像データを、主レイヤ21及び副レイヤ22に描画して、一時的に保存する。このとき、主レイヤ21には、第1の解像度Aのアプリケーションにて出力され生成された表示用画像データを描画し、副レイヤ22には、第2の解像度Bのアプリケーションにて出力され生成された表示用画像データを描画する。そして、この解像度Bのアプリケーションからの表示用画像データは、アイコン等のイメージデータ部分以外で描画する必要のない部分は、上記画像データ生成処理部13にて透過色にて設定されて生成され、副レイヤ22に描画される。つまり、解像度Bアプリケーション52からは、LCD40の一部にのみ表示されるアイコン等の画像部分と、それ以外の部分(透過色部分)と、が識別可能なよう表示用画像データが生成され、副レイヤ22に描画されている。なお、主レイヤ21、副レイヤ22の解像度は任意に変更可能である。
また、表示処理部14は、主レイヤ21や副レイヤ22を制御し、一時保存されている表示用画像データを合成レイヤ30に転送して、各表示用画像データを重ね合わせて合成する。なお、合成レイヤ30(画像合成出力手段)は、主レイヤ21と副レイヤ22を合成して一面にする際に使用するバッファとして、解像度A用(VGA用)の合成レイヤ31と、解像度B用(QVGA用)の合成レイヤ32と、を備えている。そして、表示処理部14は、各合成レイヤ31,32内で合成された画像データを、LCD40に表示出力するよう制御する。例えば、本実施例では、副レイヤ22の表示用画像データのうち、アイコン等のイメージデータ部分のみ、つまり、透過色にて設定されていない部分のみを合成レイヤ30に転送して、主表示となる主レイヤ21の表示用画像データ上に重ね合わせる。但し、副レイヤ22の表示用画像データ全てを主レイヤ21の表示用画像データ上に重ね合わせてもよい。これにより、副レイヤ22の透過色部分は主レイヤ21の画像が透過するため、結果的に副レイヤ22のイメージデータ部分のみが主レイヤ21上に重ね合わせられた状態になる。
そして、図1では、解像度Aのアプリケーション51と、解像度Bのアプリケーション52という2つのアプリケーションからの出力を合成することとして説明したが、さらに多くのアプリケーション(3つ以上)からの出力を合成することも可能であり、さらに多くの種類(3種以上)の異なる解像度の表示用データを出力する各アプリケーションにも対応可能である。なお、以下の動作説明では、2つの解像度A(VGA)のアプリケーション(符号51a,51b)と、アイコン等を表示する2つの解像度B(QVGA)のアプリケーション(符号52a,52b:部分表示アプリケーション)とが携帯電話機1に実装されており、各アプリケーション51a,51b,52a,52bからの出力を合成する場合を説明する。
[動作]
次に、上記携帯電話機1の動作を、図2乃至図5を参照して説明する。まず、図2及び図5を参照して、解像度の異なるアプリケーションの出力を合成する場合の動作を説明する。
はじめに、各アプリケーション51a,51b,52a,52bから出力される表示用データを描画処理部10が受け付けると(ステップS1)、各表示用データの解像度を判別する(ステップS2)。つまり、解像度Aアプリ(1)51a及び解像度Aアプリ(2)51bから出力された表示用データの解像度はVGA(640ドット×480ドット)であると判別され、解像度Bアプリ(3)52a及び解像度Bアプリ(4)52bから出力された表示用データの解像度は(QVGA)であると判別される。続いて、LCD40の表示モードが判定され(ステップS3)、ここでは、VGA(640ドット×480ドット)であると判定される。
続いて、全ての表示用データの解像度と、LCD40の解像度とに基づいて、表示用データから表示用画像データの生成が行われる(ステップS4、表示用画像データ生成工程)。このとき、解像度Aアプリ(1),(2)からの表示用データの解像度は、LCD40の解像度と同一のVGAであり、そのままでLCD40にフル画面表示できるため、解像度を変換せずに予め設定されたサイズのままで表示用画像データを生成する。一方、解像度Bアプリ(3),(4)からの表示用データの解像度はQVGAであるため、このままではLCD40にフル画面表示できない。従って、画像データ生成処理部13の拡大処理機能13aにて、解像度Aアプリ(1),(2)及びLCD40の解像度と同一となるよう、解像度をQVGAからVGAに変換して表示用画像データを生成する。具体的には、表示用データに基づく各画素を4倍に増加させて、予め設定されたサイズを4倍角(縦横2倍)にサイズ変換し、表示用画像データを生成する。
続いて、上記のように生成した解像度Aアプリ(1),(2)からの表示用画像データを主レイヤ21に描画出力し、解像度Bアプリ(3),(4)からの表示用画像データを副レイヤ22に描画出力する(ステップS5)。なお、上記ステップS4の表示用画像データ生成時に、解像度Bアプリ(3)、(4)からの表示用画像データは、アイコン等に該当しない部分は透過色に設定されているため、かかる状態で副レイヤ22に描画される。
その後、各レイヤ21,22に描画されている各表示用画像データを、解像度A用合成レイヤ31へ転送して、重ね合わせ合成し(ステップS6)、LCD40に表示出力する(ステップS7、画像合成出力工程)。このとき、副レイヤ22からは、透過色以外の部分、つまり、表示が必要なアイコン等の画像部分だけを合成レイヤ31に転送して、主レイヤ21の表示用画像データ上に重ね合わせる。
以上により、各アプリケーションから解像度の異なる画像形成前の表示用データが出力された場合であっても、LCD40のサイズに合わせて、一度の画像形成処理で全てが同一の解像度に変換され、LCD40に表示出力されるため、ユーザはより大きい画像をLCDにて見ることができ、視認性の向上を図ることができる。そして、さらに、本発明によると、LCD40のサイズに応じてアプリケーションの改良を行う必要が無く、開発コストの低減を図ることができる。また、使用されるイメージデータのサイズの変更も必要がないため、メモリ等の増大を行う必要が無く、装置コストの低廉化や作動時の省電力化をも図ることができる。
また、変更の必要性の少ないアイコン表示などを行う解像度Bアプリ(部分表示アプリケーション)を継続して使用することができ、コストの低廉化を図ることができる。そして、合成時には、部分的に表示される画像部分のみを他の表示用画像データ上に重ね合わせる合成処理を行えばよいため、処理負担の軽減を図ることができる。
ここで、図3には、解像度Bアプリ(3),(4)からの出力のみを表示する場合を示す。この場合には、全ての表示用データが解像度Bであり同一であるため、拡大処理機能13aを通さず、そのまま主レイヤ21、副レイヤ22へ描画する。その際、解像度Bは解像度Aよりも小さいので、レイヤの一部を使用することになる。なお、この描画レイヤは解像度B用に別途設けてもよい。そして、解像度Bで生成された表示用画像データを、解像度B用合成レイヤ32で重ね合わせ合成して、LCD40に出力する。
また、図4には、解像度Aアプリ(1),(2)からの出力のみを表示する場合を示す。この場合にも、全ての表示用データが解像度Aであり同一であるため、拡大処理機能13aを通さず、そのまま主レイヤ21、副レイヤ22へ描画する。そして、解像度Aで生成された表示用画像データを、解像度A用合成レイヤ31で重ね合わせ合成して、LCD40に出力する。
なお、上記では、解像度をQVGAからVGAに、縦横2倍に拡大変換する場合を例示したが、解像度は上述したものに限定されず、変換倍率(拡大及び縮小倍率)は任意である。また、縦のみ拡大や縮小、横のみ拡大や縮小、といった変則的な拡大や縮小も可能である。
また、2種類の解像度のアプリケーションの組み合わせに限定されず、3種類、4種類、さらにはそれ以上の種類の解像度のアプリケーションからの出力を、全て同一解像度に変換してもよい。
本発明は、携帯電話機などの表示部を有する電子機器に利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
本実施例における携帯電話機の構成を示す機能ブロック図である。 携帯電話機による画像合成表示の際の動作を説明する図である。 携帯電話機による画像合成表示の際の動作を説明する図である。 携帯電話機による画像合成表示の際の動作を説明する図である。 携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話機
10 描画処理部
11 表示用データ受付処理部
12 LCD表示モード判定処理部
13 画像データ生成処理部
14 表示処理部
21 主レイヤ
22 副レイヤ
30 合成レイヤ
31 解像度A用レイヤ
32 解像度B用レイヤ
40 LCD
51 解像度Aアプリケーション
52 解像度Bアプリケーション

Claims (7)

  1. 所定のサイズの表示部を備えると共に、予め設定されたサイズで前記表示部に表示するための画像形成前の表示用データを出力する少なくとも2以上のアプリケーションが実装された情報処理装置であって、
    前記各アプリケーションから出力された前記各表示用データの解像度を判別し判別した前記解像度が前記表示部の解像度と同一であるか否かを判定し、判別した前記解像度が前記表示部の解像度と同一でないと判定した場合に、前記表示部の解像度と同一となるように、前記各表示用データから表示用画像データをそれぞれ生成する表示用画像データ生成手段と、
    これら生成された各表示用画像データを重ね合わせて合成し、前記表示部に表示するよう出力する画像合成出力手段と、
    を備え、
    少なくとも一の前記アプリケーションは、前記表示部の一部にのみ所定の画像を表示させるための部分表示アプリケーションを含み、
    前記表示用画像データ生成手段は、前記部分表示アプリケーションから出力された前記表示用データから、前記表示部の一部にのみ表示される画像部分と、当該画像部分以外の部分とを識別可能なよう前記表示用画像データを生成するとともに、当該画像部分以外の部分を透過色に設定する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示用画像データ生成手段は、少なくとも一の前記アプリケーションから出力された前記表示用データのサイズを、他の前記アプリケーションから出力された前記表示用データのサイズに合わせるよう拡大又は縮小して前記表示用画像データを生成する、ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記表示用画像データ生成手段は、少なくとも一の前記アプリケーションから出力された前記表示用データの画素数を、他の前記アプリケーションから出力された前記表示用データの画素数に合わせるよう、少なくとも一の前記アプリケーションから出力された前記表示用データの各画素を増加させて拡大する、ことを特徴とする請求項記載の情報処理装置。
  4. 前記表示用画像データ生成手段は、前記表示部のサイズに対応させて前記表示用画像データを生成する、ことを特徴とする請求項1,又は記載の情報処理装置。
  5. 所定のサイズの表示部を備えると共に、予め設定されたサイズで前記表示部に表示するための画像形成前の表示用データを出力する少なくとも2以上のアプリケーションが実装された情報処理装置による画像表示方法であって、
    前記各アプリケーションから出力された前記各表示用データの解像度を判別し判別した前記解像度が前記表示部の解像度と同一であるか否かを判定し、判別した前記解像度が前記表示部の解像度と同一でないと判定した場合に、前記表示部の解像度と同一となるように、前記各表示用データから表示用画像データをそれぞれ生成する表示用画像データ生成工程と、
    これら生成された各表示用画像データを重ね合わせて合成し、前記表示部に表示するよう出力する画像合成出力工程と、
    を有し、
    前記表示用画像データ生成工程は、少なくとも一の前記アプリケーションが含む前記表示部の一部にのみ所定の画像を表示させるための部分表示アプリケーションから出力された前記表示用データから、前記表示部の一部にのみ表示される画像部分と、当該画像部分以外の部分とを識別可能なよう前記表示用画像データを生成するとともに、当該画像部分以外の部分を透過色に設定する、
    ことを特徴とする画像表示方法。
  6. 前記表示用画像データ生成工程は、少なくとも一の前記アプリケーションから出力された前記表示用データのサイズを、他の前記アプリケーションから出力された前記表示用データのサイズに合わせるよう拡大又は縮小して前記表示用画像データを生成する、ことを特徴とする請求項記載の画像表示方法。
  7. 所定のサイズの表示部を備えると共に、予め設定されたサイズで前記表示部に表示するための画像形成前の表示用データを出力する少なくとも2以上のアプリケーションが実装された情報処理装置に、
    前記各アプリケーションから出力された前記各表示用データの解像度を判別し判別した前記解像度が前記表示部の解像度と同一であるか否かを判定し、判別した前記解像度が前記表示部の解像度と同一でないと判定した場合に、前記表示部の解像度と同一となるように、前記各表示用データから表示用画像データをそれぞれ生成する表示用画像データ生成工程と、
    これら生成された各表示用画像データを重ね合わせて合成し、前記表示部に表示するよう出力する画像合成出力工程と、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記表示用画像データ生成工程は、少なくとも一の前記アプリケーションが含む前記表示部の一部にのみ所定の画像を表示させるための部分表示アプリケーションから出力された前記表示用データから、前記表示部の一部にのみ表示される画像部分と、当該画像部分以外の部分とを識別可能なよう前記表示用画像データを生成するとともに、当該画像部分以外の部分を透過色に設定する、
    プログラム。
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