JP5306960B2 - 円筒研削盤の内径チャック装置、及びコレット部材 - Google Patents

円筒研削盤の内径チャック装置、及びコレット部材 Download PDF

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Description

本発明は、内径(内周面)を加工基準にして、円筒状のワーク、特に直径に対して軸芯方向の長さの比の小さいドーナツ状(リング状)をしていて、特に内径が100mm以下の小さなワークの外径、又は外径部に形成された段差端面を研削加工する際に好適に使用される円筒研削盤の内径チャック装置、及びコレット部材に関するものである。なお、本明細書で使用される「ワークの外径の研削」、「外径形状」或いは「内径チャック装置」等における「外径」および「内径」の用語は、円筒研削盤の業界において常用される用語であって、それぞれ「外周面」及び「内周面」と同義である。
本出願人は、特許文献1に係る出願を行った。特許文献1に開示された発明は、流体圧により多数本のチャックピンが、真円度、円筒度等で定められるワークの内周面形状に倣い、しかも各チャックピンをワークの内周面に同一力でもってポイント的に突き当ててワークをチャッキングすることにより、ワークのチャッキング時において内径形状が外径にそのまま転写される程度を著しく緩和して(殆ど転写されないようにして)、外径形状は、そのまま本来の形状を維持し易くして、研削加工後に各チャックピンを後退させてチャッキングを緩めても、ワークの内径形状がそのまま外径に転写されることがなくて、真円度、円筒度等を高めた高精度の加工を可能にしたものである。
特許文献1に開示された発明は、ワークの内周面のほぼ全面に複数のコレット片が密着した状態で、当該各コレット片に大きなチャッキング力を作用される構成の内径チャック装置の有する不具合(大きなチャッキング力により内径形状が外径形状に転写された状態で外径研削加工が行われるため、当該チャッキング力の解除後に、研削加工された外径形状が変化して、真円度、円筒度等の研削精度が低下する不具合)を解消した点で画期的なものである。
ワークの内周面に対するチャックピンの突当て力が小さい場合には、当該ワークの特に外径の研削加工時において、砥石からワークに作用する力によりチャックピンに対してワークが滑ってしまう恐れがあって、加工精度を低下させてしまう。ここで、ワーク内周面に対するチャックピンの突当て力は、当該チャックピンの受圧面の面積と、当該受圧面に作用する油圧力との積であって、油圧力の上限は限られているので、1本当たりのチャックピンの突当て力を大きくするには、自身の受圧面積を大きくする必要があり、特許文献1の発明では、チャックピンの断面積よりも大きな受圧面を有するピストン部を当該チャックピンに連結することにより、大きな突当て力を発生させている。
特開2008−149409号公報
本発明は、ワークの内周面に突き当てられているチャックピンを側方から押圧して当該チャックピンを固定することにより、基準軸の半径方向に沿って配置される部材を限りなく少なくして、研削加工時においてチャッキング状態(芯出し状態)が変化するのを防止して、ワークの加工精度を高めると共に、内径の小さなワークの加工を可能にした円筒研削盤のチャック装置、及びコレット部材の提供を課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、内径を加工基準として、円筒状のワークの外径、又は外径部に形成された段差端面を研削加工する際に使用される円筒研削盤の内径チャック装置であって、スピンドル軸の先端部に、当該スピンドル軸に対して芯出しされた状態で一体に装着された基準軸と、前記基準軸の外周面に対して僅かに出入り可能なように周方向に沿ってほぼ等間隔をおいて半径方向に挿入されて、突出用受圧面に第1流体路の流体圧を作用させて、先端突出部を、前記基準軸の外側に当該基準軸と同芯に配置されたワークの内周面を突き当ててチャッキングするための多数のチャックピンと、チャッキング状態の前記各チャックピンの全て、又は特定されたチャックピンのみを軸直角方向から押圧して固定するために、周方向に沿って各チャックピンが配置された部分に前記基準軸の軸方向に移動可能に配置されて、第2流体路内の流体圧によりチャックピンを押圧すると共に、当該流体圧の解除により前記押圧力が解除される当該各チャックピンと同数、又はこれよりも少ない数の固定ピンとを備えていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、前記基準軸の外側に円筒状のワークをセットして、第1流体路に作用する流体圧を各チャックピンの受圧面に作用させると、各チャックピンは、同一の突出力により基準軸の外周面から僅かに突出されて前記ワークの内周面に突き当って、当該ワークが内径基準で芯出し(センタリング)された状態でチャッキングされる。その後、多数のチャックピンによりワークが芯出しされた状態で、第2流体路に流体圧を作用させると、前記各チャックピンの全て又は特定のチャックピンのみが固定ピンにより側方から押圧されることにより、当該全てのチャックピン、又は特定のチャックピンが側方からの押圧力により固定された状態で、即ち、多数本のチャックピンによるワークの芯出し状態が変化しない状態で、前記ワークの外径又は外径部の段差端面が研削加工される。従って、ワークは、多数本のチャックピンによりポイント的にチャッキングされているにもかかわらず、研削加工時において、砥石によりワークに研削力が作用しても、多数のチャックピンに対してワークが周方向又は軸方向にずれなくなって、換言すると、研削加工中において当該ワークの芯出し状態がずれなくなって、ワークの研削精度が高められる。また、周方向に沿ってほぼ等間隔で配置された多数本のチャックピンがワークの内周面に突き当たってチャッキングされた状態でワークが研削されるために、当該ワークの内径形状が外径に転写される程度、換言すると、研削後に、多数のチャックピンを取り外しても、内径形状は殆ど変化しないために、外径の研削精度がそのまま残存される程度が大きくなる点も、研削精度を高めている。
また、研削後においては、第1及び第2の各流体路の各流体圧をそれぞれ解除すると、チャックピンは基準軸の半径方向に移動可能となるため、基準軸に対してワークを軸方向に移動させて取り外そうとすると、当該ワークの軸方向への移動により、当該ワークの内周面に接触していたチャックピンは、基準軸の軸芯方向に後退するため、当該ワークはスムーズに取り外される。一方、次の研削加工のために、基準軸の外側にワークをセットする場合には、仮に当該基準軸の外周面に対して特定のチャックピンが僅かに突出していたとしても、当該ワークの内周端面は、芯出し可能にするために面取りされているため、当該基準軸に対してワークを軸方向に移動させてセットする際に、当該基準軸の外周面から僅かに突出している特定のチャックピンは、ワークの軸方向への移動時において、内周端面に当たることにより、当該基準軸の内部に引っ込められる。従って、基準軸の外周面に対してチャックピンが僅かに突出していたとしても、当該基準軸の外側にワークがセット可能となる。
このように、請求項1の発明によれば、基準軸には、当該基準軸の中心部に形成される第1流体路を構成する孔部と、当該孔部に連通する多数のチャックピン孔とを備え、前記各チャックピン孔にそれぞれチャックピンが挿入され、前記第1流体路に作用する流体圧によりチャックピンを、前記基準軸の外側に嵌め込まれたワークの内周面に突き当てた状態で、第2流体路に作用する流体圧により、前記基準軸の軸方向に配置された固定ピンを前記チャックピンの側方に押圧させることにより、ワークの内周面に対するチャックピンの突当て状態を保持している。従って、基準軸の半径方向には、第1流体路を構成する孔部と、当該孔部に連通する多数のチャックピン孔とが存在しているのみであって、当該基準軸の外径を小さくしても、ワークのチャッキングが可能となるので、内径の小さなワークであっても、チャッキングが可能となる。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記チャックピンの先端部に段差部が形成されて、前記基準軸の外側に嵌め込まれた円筒状のワークガイドケースに、前記各チャックピンの先端の小径部が挿入可能であって、段差部が引っ掛かる大きさの多数のチャックピン孔が形成されて、当該チャックピンの突出を規制していることを特徴としている。
請求項2の発明によれば、チャックピンは、先端の小径部のみが、ワークガイドケースのチャックピン孔から突出すると共に、先端の段差部が当該チャックピン孔に引っ掛かる構成であるので、ワークの非研削加工時において、チャックピンが過度に突出しなくなって保護される。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記ワークガイドケースは、ワークの芯出し機能を備えたコレット部材であって、当該コレット部材には、軸方向の一端側のみに開口した形態で各チャックピン孔と交差し、しかも開口端が交互に変更されている構成の当該チャックピン孔と同数のスリットが軸方向に形成され、前記コレット部材の内周面の両端部には、前記基準軸の外周面、及び当該基準軸に軸方向にスライド可能に嵌合した円筒状の拡径部材の外周面にそれぞれ形成された互いに逆方向のテーパー状の芯出し面に対して密着可能な同様のテーパー状の芯出し面がそれぞれ形成され、前記コレット部材の外側にワークを嵌合させた状態で、前記拡径部材を基準軸の軸方向にスライドさせて、当該コレット部材の内周面の両端部に形成された各芯出し面と、前記基準軸、及び前記拡径部材に形成された各芯出し面とを密着させて、前記コレット部材を拡径させて前記ワークの内周面に密着させることにより、当該ワークの芯出しを行う構成であることを特徴としている。
請求項3の発明によれば、コレット部材の外側にワークを嵌合させた状態で、前記拡径部材を基準軸の軸方向にスライドさせると、当該コレット部材における前記スリットの開口端の近傍が拡径するように弾性変形されて、ワークの内周面に密着し、しかも当該スリットの数に対応する各拡径部の弾性変形量は同一である。従って、チャックピンが必要以上に突出して、当該チャックピンが損傷されたり、ワークのセットの障害となるのを防止するためのチャックピン孔が設けられたコレット部材により、当該ワークの芯出しを行えるという利点がある。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、前記多数本のチャックピンは、基準軸の軸方向に沿って所定間隔をおいて異なった位置に、それぞれ周方向に沿って所定間隔をおいて配置されて、隣接する各組のチャックピンは、周方向に沿ってずれた位置に配置されていることを特徴としている。
請求項4の発明によれば、ワークの内周面を多数のチャックピンにより多点でチャッキングする場合において、チャッキングバランスが良好となって、内径と外径との同芯度が高まる等して、加工精度が高まると共に、ドーナツ状をした複数のワークを同時にセットして加工することが可能となって、加工能率も高まる。また、直径に対する軸方向の長さの比が比較的大きなワークを安定して支持できる。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの発明において、前記チャックピンにおける基準軸から突出する側の反対側の端部に環状係止溝が形成されて、当該チャックピンにおける前記環状係止溝の部分は、前記基準軸の中心部に当該基準軸と同芯に設けられた中心孔に配置され、前記中心孔にスライド可能に収容されたチャックピン戻し部材の軸方向の一端部には、チャックピンの前記環状係止溝の溝幅よりも小さな肉厚の円筒部が一体に形成されて、当該円筒部には、各チャックピンの環状係止溝に係止可能な被係止溝部が軸方向に沿って形成されていると共に、当該円筒部の内周面は、端面側から内側に向けて内径が小さくなるようなテーパー面状に形成され、前記第1流体路の流体圧の作用時には、当該流体圧により前記チャックピン戻し部材はチャックピンに対して後退すると共に、当該流体圧の非作用時には、付勢手段により前記チャックピン戻し部材がチャックピンに対して前進するように移動して、前記チャックピンを前記基準軸の軸芯側に戻すように構成されたチャックピン戻し機構を備えていることを特徴としている。
請求項5の発明によれば、チャッキング時には、第1流体路の流体圧によりチャックピンが基準軸の外周面から僅かに突出すると共に、第2流体路の流体圧により固定ピンが前記チャックピンの側面を押圧することにより、当該チャックピンが前記突出状態で強固に固定されて、基準軸の外側に嵌め込まれたワークがチャッキングされる。また、ワークの研削加工後には、第1流体路の流体圧を解除して固定ピンによるチャックピンの押圧を解除した後に、第1流体路の流体圧を解除すると、付勢手段の付勢力によりチャックピン戻し部材がチャックピンに対して前進して、当該チャックピンの環状係止溝に係止している前記チャックピン戻し部材の円筒部の内周テーパー面により、チャックピンが基準軸の軸芯側に強制的に僅かに戻されて、当該チャックピンの先端面は、ワークの内周面から離間する。この結果、研削加工後におけるワークの抜取りが容易になると共に、チャックピンの先端面が基準軸の外周面から僅かに引っ込んだ状態が維持されるので、非作用時において当該チャックピンが保護される。
また、請求項6の発明は、請求項1の円筒研削盤の内径チャック装置に使用されるコレット部材であって、当該コレット部材には、軸方向の一端側のみに開口した形態で各チャックピン孔と交差し、しかも開口端が交互に変更されている構成の当該チャックピン孔と同数のスリットが軸方向に形成され、前記コレット部材の内周面の両端部には、前記基準軸の外周面、及び当該基準軸に軸方向にスライド可能に嵌合した円筒状の拡径部材の外周面にそれぞれ形成された互いに逆方向のテーパー状の芯出し面に対して密着可能な同様のテーパー状の芯出し面がそれぞれ形成され、前記コレット部材の外側にワークを嵌合させた状態で、前記拡径部材を基準軸の軸方向にスライドさせて、当該コレット部材の内周面の両端部に形成された各芯出し面と、前記基準軸、及び前記拡径部材に形成された各芯出し面とを密着させて、前記コレット部材を拡径させて前記ワークの内周面に密着させることにより、当該ワークの芯出しを行う構成であることを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項3の発明を、「コレット部材」を主体にして特定したものであって、その作用は、請求項3の発明と実質的に同一である。
また、請求項7の発明は、請求項1の円筒研削盤の内径チャック装置に使用されるコレット部材であって、当該コレット部材には、軸方向の一端側のみに開口した形態で各チャックピン孔と交差し、しかも開口端が交互に変更されている構成の当該チャックピン孔と同数のスリットが軸方向に形成され、前記コレット部材の内周面には、前記基準軸の外周面に形成されたテーパー状の芯出し面に対して密着可能な同じくテーパー状の芯出し面が軸方向の全長に亘って形成され、前記コレット部材の外側にワークを嵌合させた状態で、当該コレット部材をスピンドル軸の側に向けて前記基準軸の軸方向にスライドさせることにより、前記コレット部材を拡径させて前記ワークの内周面に密着させることにより、当該ワークの芯出しを行う構成であることを特徴としている。
請求項6の発明のコレット部材は、軸方向に沿った両端部のテーパー状の内周面が芯出し面となった構成であるのに対して、請求項7の発明のコレット部材は、内周面の軸方向に沿った全長に芯出し面となるテーパー面が形成されている点が異なるのみであって、当該コレット部材が基準軸の軸方向にスライドされることにより、拡径されてワークの内周面に密着することにより芯出しが行われる作用は、同一である。
請求項1の発明によれば、第1流体路の流体圧により基準軸の外周面から僅かに突出してワークの内周面に突き当たって、当該ワークの芯出しとチャッキングとの双方を行っているチャックピンの側面は、第2流体路の流体圧によって固定ピンにより押圧され、この状態でワークの研削加工が行われるため、当該ワークは、多数本のチャックピンによりポイント的にチャッキングされているにもかかわらず、研削加工時において、砥石によりワークに半径方向又は軸方向の研削力が作用しても、多数のチャックピンに対してワークが周方向又は軸方向にずれなくなって、当初の芯出し状態で維持されるため、ワークの研削精度が高められる。
また、基準軸の半径方向には、第1流体路を構成する孔部と、当該孔部に連通する多数のチャックピン孔とが存在しているのみであって、当該基準軸の外径を小さくしても、ワークのチャッキングが可能となるので、内径の小さなワークであっても、チャッキングが可能となる。
更に、請求項6及び同7の各発明のコレット部材によれば、ワークの芯出しを高精度で行えるのに加えて、ワークの非研削時におけるチャックピンの過剰が突出を防止できると共に、ワークの挿入、及日研削後のワークの取り出しのガイドを行える利点がある。
本発明に係る内径チャック装置A1 の正面図(図2のX−X線縮小断面図)である。 図1のY−Y線拡大断面図である。 同じく一部を破断した斜視図である。 ワークW1 のチャッキング状態の部分拡大縦断面図である。 同じく部分横断面図である。 ワークW1 のチャッキングを解除した状態の部分拡大縦断面図である。 同じく部分横断面図である。 内径チャック装置A2 の縦断面図である。 図8のZ−Z線拡大断面図である。 コレット部材Jの斜視図である。 (a),(b)は、それぞれチャックピン戻し部材Kの斜視図、及びチャックピンP2 の環状係止溝P2dとチャックピン戻し部材Kの被係止溝部53との係止状態を示す平面断面図である。 チャックピン戻し機構E及びコレット部材Jの各作用を説明するための縦断面図である。
以下、複数の最適な実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明する。
最初に、図1ないし図7を参照して、実施例1の内径チャック装置A1 について説明する。図1は、本発明に係る内径チャック装置A1 の正面図(図2のX−X線縮小断面図)であり、図2は、図1のY−Y線拡大断面図であり、図3は、同じく一部を破断した斜視図であり、図4及び図5は、ワークW1 のチャッキング状態の部分拡大縦断面図、及び横断面図であり、図6及び図7は、ワークW1 のチャッキングを解除した状態の部分拡大縦断面図、及び部分横断面図である。
図1ないし図4において、円筒状のスピンドル軸1は、軸芯Cを水平にし主軸台(図示せず)に回転可能に支持されて駆動回転され、当該スピンドル軸1の先端面には、当該スピンドル軸1に対して後述の基準軸5を同芯に連結可能とするための芯出し軸部2が複数本のボルトB1 を介して取付けられていると共に、該芯出し軸部2の先端面には、フランジ盤3が複数本のボルトB2 を介して取付けられている。また、当該フランジ盤3には、ピストン室4が軸芯を同一にして先端面に開口して形成され、当該フランジ盤3の先端面に基準軸5が前記スピンドル軸1と同芯にして複数本のボルトB3 を介して取付けられ、これにより前記ピストン室4は閉塞される。基準軸5は、フランジ部5aと軸部5bとから成り、当該軸部5bの外側には、ワークガイドプレート6が嵌合されて、そのフランジ部6aが前記基準軸5のフランジ部5aに複数本のボルトB4 を介して取付けられている。
基準軸5の軸部5bは、ワークガイドプレート6の軸部6bを介してワークW1 をセット(装着)する部分であって、中心部に油路を形成するための油路形成孔5cが貫通して形成され、当該油路形成孔5cには、油路形成筒7の小径部7aが嵌合され、当該油路形成筒7の大径部7bは、前記フランジ盤3に形成されたピストン室4を貫通して軸部3aの部分に嵌合されている。基準軸5の軸部5bの先端部には、軸方向に沿って所定間隔をおいて複数個(実施例では6個)が一組となった二組のチャックピン孔8が周方向に沿って等間隔をおいて貫通状態で形成されている。二組のチャックピン孔8は、周方向に沿ってずれた位置に形成されており、チャックピン孔8は、基準軸5の軸部5bの外周面と油路形成孔5cの間に貫通されている。油路形成筒7の内部の貫通孔7cは、油路R1 を形成していて、基準軸5の軸部5bに貫通形成された油路形成孔5cの先端部は、閉塞栓9で閉塞されていて、油路R1 を形成する油路形成筒7の貫通孔7cと、前記した二組のチャックピン孔8とが連通するように、油路形成筒7の先端面と前記閉塞栓9の内端面との間には、所定の隙間10(図5及び図7参照)が形成されていると共に、油路形成筒7の先端部、及び閉塞栓9の内半部の各部分は、僅かに小径に形成されている。
また、フランジ部6aを備えたワークガイドプレート6の軸部6bにおけるワークW1 が嵌合される先端側のワークセット部6b1 は、基端側の部分よりも小径に形成されて、そのテーパー状の段差部である芯出し面11は、芯押し台(図示せず)に設けられたセンター12と協働して、当該ワークW1 の芯出しを行う。前記ワークセット部6b1 には、基準軸5に形成された二組のチャックピン孔8に対応する位置に、当該チャックピン孔8よりも僅かに小径のチャックピン孔13が形成されている。また、フランジ盤3の軸部3aにおけるスピンドル軸1の中空部の側には、前記油路R1 及び後述の空気路R2 に圧油及び圧縮空気を供給するための圧油管及び圧縮空気管を接続するための管接続具14がボルト(図示せず)により取付けられている。なお、ワークガイドプレート6のワークセット部6b1 の外周面と、当該ワークセット部6b1 の外側に嵌合されるワークW1 の内周面との間には、僅かに隙間が形成されているが、図4においては、当該隙間を誇張して図示してある。
基準軸5の軸部5bに形成された二組の各チャックピン孔8に油密状態で挿入されるチャックピンP1 は、円筒状をなしていて、ワークW1 の内周面に突き当てられる先端部は、他の部分よりも僅かに小径に形成されて、当該小径の部分が前記ワークガイドプレート6のチャックピン孔13に挿入されて、ワークのチャッキング時には、チャックピンP1 の先端面は、ワークセット部6b1 の外周面に対して僅かに突出して、ワークW1 の内周面に対して突き当てられる。ワークガイドプレート6のチャックピン孔13の内径は、チャックピンP1 の先端の小径部P1aを除く部分の外径よりも小さくなっているため、当該チャックピンP1 の小径部と他の部分との接続部である段差部P1bの存在により、当該チャックピンP1 は、ワークガイドプレート6のチャックピン孔13から抜け出ない。これにより、非チャッキング時においてチャックピンP1 が保護される。
また、二組の各チャックピン孔8に挿入された各チャックピンP1 は、ワークW1 のチャッキング時において、基準軸5の軸芯方向から固定ピン15a,15bにより押圧されて固定される構成になっている。即ち、基準軸5における二組の各チャックピン孔8に挿入されたそれぞれチャックピンP1 に対応する位置に固定ピン孔16a,16bが前記チャックピン孔8と連通した状態で、当該基準軸5の軸芯方向に沿って貫通して設けられ、各固定ピン孔16a,16bにそれぞれ長さの異なる固定ピン15a,15bが挿入されて、当該固定ピン15a,15bの一端面がチャックピンP1 の外周面に当たるようになっている。前記フランジ盤3に設けられたピストン室4には、空気圧によりチャックピンP1 の側に付勢されるピストン17が内装されている。前記固定ピン孔16a,16bにおける前記ピストン17と対向する側は、所定長に亘って他の部分よりも大径に形成されて、バネ収容孔19となっていると共に、前記ピストン17における前記各固定ピン孔16a,16bに対応する部分には、バネ受溝18が形成されて、当該バネ受溝18と前記バネ収容孔19の間に圧縮バネ21が弾装され、当該圧縮バネ21の固定ピン15a,15bの側の端部は、小ピストン22を介して固定ピン15a,15bと接している。従って、ピストン17の受圧面17aに空気圧が作用すると、当該ピストン17は、圧縮バネ21を圧縮させてチャックピンP1 の側にスライドすることにより、チャックピンP1 には、固定ピン15a,15bを介してピストン17の受圧面17aに作用する空気圧が作用して、ワークW1 の内周面に突き当てられて当該ワークW1 の芯出しとチャッキングとを行っている多数本のチャックピンP1 は、自身の軸直角方向から押圧されて固定されることにより、前記芯出し、及びチャッキングの各状態が保持される。一方、ワークW1 の研削作業を終えて、当該ワークW1 を取り外す際には、ピストン17に作用している空気圧、及び多数のチャックピンP1 の受圧面(基準軸5の軸芯側の端面)に作用する油圧を解除する。これにより、圧縮バネ21の復元力により当該ピストン17は、チャックピンP1 と反対の側にスライドさせられて、チャックピンP1 に作用していた押圧力が解除されると共に、チャックピンP1 は、基準軸5の軸芯Cの側に向けて微動可能となる。なお、ピストン室4には、フランジ盤3に軸方向に形成された空気路R2 を通して圧縮空気が供給される。
上記したように、実施例1の内径チャック装置A1 のワークW1 をセットする部分は、油路形成筒7の小径部7aが嵌合される基準軸5の油路形成孔5cに対して多数本のチャックピンP1 が周方向に沿って所定間隔をおいて半径方向に配置された構成であるので、ワークガイドプレート6のワークセット部6b1 の外径(D0 )は、前記油路形成孔5cの内径(d1 )と、基準軸5及びワークガイドプレート6の各チャックピン孔8,13の各長さL1 ,L2 の和(L1 +L2 )の2倍との和である〔D0 =d1 +2(L1 +L2 )〕(図4参照)。この結果、基準軸5の軸部5bの部分にワークガイドプレート6を介して設けられるワークW1 をセットする部分の外径〔ワークガイドプレート6のワークセット部6b1 の外径(D0 )と等しい〕を小さくできて、従来の内径チャック装置では、チャッキングが困難であった内径の小さなワークW1 の研削が可能となる。なお、油路R1 及び空気路R2 は、Oリングの使用により全ての部分の油圧又は気密が図られている。
次に、実施例1の内径チャック装置A1 を用いて、内径が小径のリング状をしたワークW1 の研削を、当該ワークW1 のセット、研削加工、及び取り外しの各順序で説明する。まず、基準軸5の軸部5bの外側の部分に、ワークガイドプレート6のワークセット部6b1 を介してワークをセットする前の状態、換言すると、直前の加工済のワークW1 を取り外した状態では、多数本のチャックピンP1 のうち特定のチャックピンP1 は、直前のワークW1 を芯出しした状態、即ち、前記ワークセット部6b1 の外周面から僅かに突出している場合がある。このような状態であっても、当該ワークW1 の内周の両端面は、芯出し可能にするために面取りされているので、当該ワークW1 における先に挿入される側の面取り面により、ワークセット部6b1 の外周面から僅かに突出しているチャックピンP1 を引っ込めながら、当該ワークW1 は前記ワークセット部6b1 の外側に挿入されてセットされる。その後に、芯押し台(図示せず)のセンター12の前進によって、前記ワークW1 の軸方向の両端の内周側の各端面は、ワークガイドプレート6のテーパー状の芯出し面11と、当該センター12に形成されたテーパー面とによって支持されることにより、当該ワークW1 は、基準軸5の軸芯Cに対して芯出しされる。
上記のようにして、ワークW1 が芯出しされた状態において、油路R1 に油圧を作用させると、各チャックピンP1 における基準軸5の軸芯Cの側の端面である受圧面P1cに油圧が作用して、各チャックピンP1 の先端面は、ワークセット部6b1 の外周面から突出して、前記芯出し面11とセンター12との間で芯出し状態で保持されているワークW1 の内周面に突き当てられて、ワークW1 は、多数本のチャックピンP1 により内径側からチャッキングされて、前記芯出し状態が確実に保持される。その後に、空気路R2 に空気圧を作用させて、ピストン17を前進させると、圧縮バネ21が圧縮されて、各チャックピンP1 に対して軸直角方向に配置されて、先端面が各チャックピンP1 の側面に当接している各固定ピン15a,15bが、各チャックピンP1 は、側方から押圧されて、ワークW1 を芯出しして、内径側からチャッキングした状態で強固に固定される。
上記のように、チャックピンP1 が固定ピン15a,15bにより側方から押圧されて、当該チャックピンP1 が容易には自身の軸方向に移動しない状態で、砥石GによりワークW1 の外径研削を行う。そして、ワークW1 の研削加工時において、当該ワークW1 が砥石Gから半径方向の力を受けても、上記したように、チャックピンP1 は、容易には自身の軸方向に移動しない構成になっているので、当該ワークW1 は、セット時における芯出し状態を維持して研削加工を行える。このことは、ワークW1 の外径研削の真円度、円筒度等の加工精度が高いことを意味する。
研削加工の終了後に、油路R1 に作用している油圧、及び空気路R2 に作用している空気圧をそれぞれ解除すると、固定ピン15a,15bがチャックピンP1 を側方から押圧している力、及びチャックピンP1 の受圧面P1cに作用している力のいずれもが解除されるため、チャックピンP1 は、自身の軸方向に移動可能となる。このため、加工済のワークW1 を基準軸5の軸方向に移動させて、ワークセット部6b1 から取り外す際に、当該基準軸5の半径方向に沿った力を受けたチャックピンP1 は、チャッキング時に対して僅かに引っ込む(図7は、この状態が図示されている)ことにより、当該ワークW1 を基準軸5の軸部5bから取り外すことができる。なお、図7において、W1iは、加工時のワークW1 の内周面を示す。
次に、図8ないし図12を参照して、実施例2の内径チャック装置A2 について説明する。図8は、内径チャック装置A2 の縦断面図であり、図9は、図8のZ−Z線拡大断面図であり、図10は、コレット部材Jの斜視図であり、図11(a),(b)は、それぞれチャックピン戻し部材Kの斜視図、及びチャックピンP2 の環状係止溝P2dとチャックピン戻し部材Kの被係止溝部53との係止状態を示す平面断面図であり、図12は、チャックピン戻し機構E及びコレット部材Jの各作用を説明するための縦断面図である。なお、実施例2の内径チャック装置A2 は、チャックピンP2 を戻すチャックピン戻し機構Eを備えていること、及びワークW2 の芯出しをコレット部材Jで行うことの2点に特徴を有していて、ワークW2 をチャッキングしているチャックピンP2 を固定ピン46により側方から押圧する構成は、実施例1の内径チャック装置A1 と同様であるので、特徴部分のみを詳細に説明する。
図8及び図9において、円筒状のスピンドル軸31は、軸芯Cを水平にして主軸台32に複数の軸受33,34を介して回転可能に支持され、前記スピンドル軸31に芯出し軸部35がボルトB5 を介して取付けられ、当該芯出し軸部35の基準軸36がボルトB6 を介して取付けられている。基準軸36のフランジ部36aには、ドーナツ状のワークW2 の一方の端面を当接させるための基準金37がボルトB7 を介して取付けられ、当該基準金37の軸部37aの先端面に、前記ワークW2 の端面が当接して、後述のコレット部材Jと協働して、基準軸36に対して芯出しされ、かつ軸芯を当該基準軸36の軸芯と同一にしてセット可能にしている。
基準軸36の軸部36bの中心部には、断面円形の中心孔38が先端面に開口して設けられ、当該基準軸36には、多数本のチャックピン孔39が前記中心孔38と外周面との間に貫通して半径方向に設けられ、各チャックピン孔39にチャックピンP2 が半径方向に移動可能に挿入されている。チャックピンP2 は、図11及び図13に詳細に示されているように、ワークW2 の内周面に突き当たる先端部が他の部分よりも小径に形成され、当該小径部P2aと他の部分との間には、段差部P2bが形成され、チャッキング時においても前記中心孔38に配置される基端部には、環状係止溝P2dが形成されている。なお、チャックピンP2 の基端側の端面が受圧面P2cとなっている。前記中心孔38には、チャックピン戻し部材Kが基準軸36の軸芯方向に移動可能に内装されて、前記中心孔38を閉塞する閉塞栓41と前記チャックピン戻し部材Kの間には、圧縮バネ42が弾装され、当該圧縮バネ42の復元力により前記チャックピン戻し部材Kは、スピンドル軸31の側に向けて付勢されている。
前記芯出し軸部35び基準軸36の中心部には、油路R1 が貫通して形成されている。芯出し軸部35には、リング状の中空部が前端面に開口して形成されてピストン室43となっていて、当該ピストン室43に円筒状のピストン44がスピンドル軸31の軸芯方向に移動可能に内装されている。また、基準軸36における前記各チャックピン孔39が設けられている部分には、固定ピン孔45が前記チャックピン孔39と連通するように軸芯方向に設けられて、当該固定ピン孔45に挿入された固定ピン46の先端面が、前記チャックピン孔39に内装されたチャックピンP2 の側面に当接され、固定ピン孔45の残余の部分と、前記ピストン44の先端面に設けられたバネ受溝47との間には、圧縮空気の非作用時において当該ピストン44を後退させるための圧縮バネ48が弾装されている。このため、前記油路R11に油圧が作用すると、当該油圧により各チャックピンP2 が突出方向の力を受けて、各チャックピンP2 がワークW2 の内周面に突き当たると共に、前記油路R11に油圧が作用した状態で、芯出し軸部35の中心からずれた位置に軸方向に設けられた空気路R12に作用する空気圧によって、前記固定ピン46をチャックピンP2 の側面に押圧する構成、及びその作用は、実施例1の内径チャック装置A1 と同様である。
また、チャックピン戻し機構Eは、ワークW2 の内周面に突き当った状態のチャックピンP2 を基準軸36の軸芯側に微動させて、当該チャックピンP2 の先端部をチャックピン孔39の内部に引っ込めるための機構であって、チャックピンP2 の環状係止溝P2dに係止可能な被係止溝部53を備えたチャックピン戻し部材Kと、当該チャックピン戻し部材Kをスピンドル軸31の側に付勢させる前記圧縮バネ42とで構成される。チャックピン戻し部材Kは、図8及び図11に示されるように、摺動軸部51のスピンドル軸31の側の端部に、前記チャックピンP2 の環状係止溝P2dよりも肉薄の円筒部52が一体に形成され、当該円筒部52は、端面側から僅かに内側に入った部分には、内側に向けて内径が小さくなるようなテーパー面部52aが形成されて、当該円筒部52に、先端面に開口した被係止溝部53が軸方向に形成された構成である。閉塞栓41の凹部41aと、チャックピン戻し部材Kの摺動軸部51の背面側に形成された凹部51aとの間に前記圧縮バネ42が弾装されることにより、当該チャックピン戻し部材Kは、常にスピンドル軸31の側に付勢されて、前進端において円筒部52の先端面が中心孔38の内端面に当接する構成になっている。
また、基準軸36の軸部36bの外周面は段差状に形成されて、当該軸部36bの小径部の外側には、後述のコレット部材Jを拡径させるための拡径部材Nが前記基準軸36の軸方向に移動可能に嵌合され、前記軸部36bの大径部における段差端面54に形成されたテーパー面状の第1芯出し面55と、前記拡径部材Nにおけるスピンドル軸31の側の端部に形成された同じくテーパー面状の第2芯出し面56との外側に、円筒状をした前記コレット部材Jが配置される。円筒状の拡径部材Nにおけるスピンドル軸31の側の端面には、周方向に沿って一定間隔をおいて複数のバネ収容孔57が形成されて、当該バネ収容孔57に収容された圧縮バネ58の一端は、基準軸36の段差端面54に弾接していて、圧縮バネ58の復元力により、前記拡径部材Nは、スピンドル軸31から離間する方向に付勢されていて、閉塞栓41のスピンドル軸31と反対側の端部に設けられたフランジ部41bに当接することにより、前記コレット部材Jに対する後退端が定められる。前記拡径部材Nは、芯押し台(図示せず)に設けられた押圧体59の前進によりスピンドル軸31の側に押圧されることにより、拡径部材Nの第2芯出し面56が、コレット部材Jの後述するテーパー内周面63の内側に入り込んで密着する。
また、コレット部材Jは、図10に示されるように、ワークW2 の内周面に密着して、当該ワークW2 の芯出しを行うための薄肉円筒状をした部材であって、周方向に沿って一定間隔をおいて前記チャックピンP2 の数と同一数のチャックピン孔61が軸方向の中央部に対して僅かにずれた位置に形成され、当該チャックピン孔61を貫通するようにし、しかも交互に異なる側の端面にのみ開口したスリット62が設けられて、更に、内周面における軸方向の両端部に、それぞれ前記第1及び第2の各芯出し面55,56と同一の傾斜度を有するテーパー内周面63が形成された構成である。このため、拡径部材Nが後退端に配置された状態で、基準軸36及び拡径部材Nの外周面に形成された第1及び第2の各芯出し面55,56の外側にコレット部材Jを嵌め込んで、当該コレット部材Jの外側にリング状のワークW2 を嵌めてセットした状態で、前記押圧体59により拡径部材Nをスピンドル軸31の側に僅かに移動させると、図12で2点鎖線から実線で示される状態に移行する。即ち、拡径部材Nがスピンドル軸31の側に僅かに移動すると、コレット部材Jは、スピンドル軸31の側に僅かに移動させられながら、各スリット62の開口端側の幅が拡げられることにより、コレット部材Jの外周面がワークW2 の内周面に密着するまで、当該コレット部材Jの周長が長くなる(当該コレット部材Jが拡径される)。コレット部材Jの周長が長くなる割合は、周方向のどの部分でも同一であって、拡径後のコレット部材Jは、円筒形を確保しているので、当該コレット部材Jが拡径されて、その外周面がワークW2 の内周面に密着することにより、当該ワークW2 は、スピンドル軸31(基準軸36)の軸芯Cに対して芯出しされる。また、コレット部材Jのチャックピン孔61は、円形ではなくて軸方向に長円状となっていて、当該チャックピン孔61の周方向(短円方向)の寸法は、チャックピンP2 の一般部(小径部P2aを除く部分)よりも小さくなっているので、段差部P2bがチャックピン孔61に引っ掛かるため、チャックピンP2 は、コレット部材Jのチャックピン孔61から抜け出なくて、保護される。このように、コレット部材Jは、チャックピン戻し機構Eを備えていない内径チャック装置において、チャックピンP2 が基準軸36のチャックピン孔39から抜け出るのを防止して、当該チャックピンP2 を保護する機能、及びワークW2 をセットする機能も有している。なお、図8及び図12において、ΔDは、コレット部材Jのチャッキング時と非チャッキング時における外径の変化量を示し、Mは、後退端位置からの拡径部材Nの移動量を示す。
一方、ワークW2 の研削加工の終了後に、押圧体59によって拡径部材Nに加えられている押圧力を解除すると、複数の圧縮バネ58の復元力により、拡径部材Nは、閉塞栓41のフランジ部41bに当接する後退端位置まで後退することにより、コレット部材Jは、僅かに芯押し台(図示せず)の側に移動して、縮径される(外径が小さくなる)。これにより、コレット部材Jの外側に嵌め込まれた形態でセットされたワークW2 を当該コレット部材Jから抜き取ることが可能となる。
また、実施例2の内径チャック装置A2 においても、油路R11及び空気路R12は、Oリングにより油圧及び気密が保持されている。なお、図9及び図12において、64は、チャックピン孔39内に塵埃類が入り込むのを防止するためのダストシールを示す。
そして、上記した内径チャック装置A2 による内歯車状をしたワークW2 の研削について、前記内径チャック装置A1 と異なる部分を主体にして説明する。まず、拡径部材Nを後退端位置に配置しておいて、コレット部材Jの外側にワークW2 を嵌め込んで、当該ワークW2 のスピンドル軸31の側の端面を基準金37の軸部37aの端面に当接させてセットした状態で、押圧体59により拡径部材Nをスピンドル軸31の側に微動させると、上記したようにして、当該拡径部材Nが拡径されて、ワークW2 の内周面に密着することにより、当該ワークW2 が芯出しされる。この状態で、油路R11に油圧を作用させると、当該油圧により各チャックピンP2 の先端面は、コレット部材Jにより芯出しされたワークW2 の内周面の歯部の部分に突き当てられ、その後に、空気路R12に空気圧を作用させて、固定ピン46によりチャックピンP2 を側方から固定すると、コレット部材JによるワークW2 の芯出し状態が多数本のチャックピンP2 により保持される。この状態で、砥石により、ワークW2 の外径研削を行う。なお、基準軸36の中心孔38に油圧が作用すると、圧縮バネ42の復元力に抗してチャックピン戻し部材Kを、閉塞栓41の端面に当接するまで後退させる。
研削終了後には、油路R11及び空気路R12に作用している油圧及び空気圧をいずれも解除した後に、拡径部材Nに作用している押圧体59の押圧力を解除すると、上記したように、圧縮バネ58の復元力により当該拡径部材Nが後退端位置まで後退することにより、コレット部材Jが縮径して、当該コレット部材Jの外周面とワークW2 の内周面との間に僅かの隙間71(図12参照)が形成されて、当該コレット部材Jの外側に嵌め込まれているワークW2 の抜き取りが可能となる。
また、基準軸36の中心孔38内に油圧が作用しなくなることで、圧縮バネ42の復元力によりチャックピン戻し部材Kが、当該中心孔38の内端面に当接するまで前進することにより、チャックピンP2 の環状係止溝P2dに対してチャックピン戻し部材Kの被係止溝部53が相対的に深く入りこみ、その途中で円筒部52のテーパー面部52aが通過する際に、当該テーパー面部52aが環状係止溝P2dにおける基準軸36の軸芯Cの側の内端面に当接することにより、当該チャックピンP2 が基準軸36の軸芯Cの側に僅かに移動させられる。これにより、チャックピンP2 の先端部は、コレット部材Jのチャックピン孔61に対して僅かに引っ込められる。このようにして、チャックピンP2 がコレット部材Jのチャックピン孔61に対して僅かに引っ込められること、及びチャックピンP2 の環状係止溝P2dと、チャックピン戻し部材Kの被係止溝部53とが係止関係にあることのため、ワークW2 の非研削時において、チャックピンP2 がコレット部材Jの外周面から突出しなくなって、当該チャックピンP2 が保護される。
なお、上記したように、実施例2の内径チャック装置A2 では、チャックピン戻し機構Eを設けて、非研削時には、チャックピンP2 を基準軸36の軸芯Cの側に僅かに戻しているために、当該チャックピンP2 の先端部の保護を確実に行えるが、チャックピン孔61を備えたコレット部材Jのみによっても、チャックピンP2 の突出を防止できる。
また、実施例2のコレット部材Jは、軸方向に沿った両端部のテーパー状の内周面63が芯出し面となった構成であるが、請求項7で特定されるような内周面の軸方向に沿った全長に芯出し面となるテーパー面が形成されたコレット部材の使用も可能であって、基準軸36には、当該コレット部材の内周面のテーパー面に対応するテーパー面が形成されており、当該コレット部材を基準軸36の軸方向にスライドされることにより、当該コレット部材が拡径されてワークの内周面に密着することにより芯出しが行われる作用は、同一である。
また、いずれの内径チャック装置A1 ,A2 においても、全てのチャックピンP1 ,P2 を固定ピン15a,15b,46により側方から押圧して、芯出し機構により芯出し位置に配置されたワークW1 ,W2 の芯ずれを確実に防止して研削精度を高めているが、固定ピン15a,15b,46は、全チャックピンP1 ,P2 のうち特定のチャックピンP1 ,P2 に対してのみ設けてもよい。
また、上記各実施例1,2では、チャックピンを突出させてワークの内周面に突き当てる流体圧は、油圧によっているが、研削時においてワークに作用する半径方向又は軸方向の力が比較的小さい軽研削の場合には、各チャックピンを空気圧によりワークの内周面に突き当てた状態で、固定ピンの空気圧による固定力により、ワークの内周面に突き当てられた状態のチャックピンを固定することも可能である。
なお、基準軸の外側にワークガイドプレートを配置して、当該ワークガイドプレートの外側にワークを嵌め込む構成であると、ワークの非研削時において、不注意により第1流体路に流体圧を作用させても、前記ワークガイドプレートの存在により当該チャックピンが基準軸のチャックピン孔が抜け出てしまうのを防止できる利点があるが、本発明の内径チャック装置においては、当該ガイドプレートは必要不可欠なものではない(当該ガイドプレートがなくても、本発明の実施は可能である)。
1 ,A2 :内径チャック装置
C:基準軸(スピンドル軸)の軸芯
E:チャックピン戻し機構
J:コレット部材
K:チャックピン戻し部材
N:拡径部材
1 ,P2 :チャックピン
1c,P2c:受圧面
2d:環状係止溝
1 ,R11:油路(第1流体路)
2 ,R12:空気路(第2流体路)
1,31:スピンドル軸
5,36:基準軸
6:ワークガイドプレート
8,39:基準軸のチャックピン孔
13:ワークガイドプレートのチャックピン孔
15a,15b,46:固定ピン
38:基準軸の中心孔
42:圧縮バネ
55:基準軸の第1芯出し面
56:拡径部材の第2芯出し面
61:コレット部材のチャックピン孔
62:スリット
63:テーパー内周面(芯出し面)

Claims (7)

  1. 内径を加工基準として、円筒状のワークの外径、又は外径部の段差端面を研削加工する際に使用される円筒研削盤の内径チャック装置であって、
    スピンドル軸の先端部に、当該スピンドル軸に対して芯出しされた状態で一体に装着された基準軸と、
    前記基準軸の外周面に対して僅かに出入り可能なように周方向に沿ってほぼ等間隔をおいて半径方向に挿入されて、突出用受圧面に第1流体路の流体圧を作用させて、先端突出部を、前記基準軸の外側に当該基準軸と同心に配置されたワークの内周面を突き当ててチャッキングするための多数のチャックピンと、
    チャッキング状態の前記各チャックピンの全て、又は特定されたチャックピンのみを軸直角方向から押圧して固定するために、周方向に沿って各チャックピンが配置された部分に前記基準軸の軸方向に移動可能に配置されて、第2流体路内の流体圧によりチャックピンを押圧すると共に、当該流体圧の解除により前記押圧力が解除される当該各チャックピンと同数、又はこれよりも少ない数の固定ピンとを備え、
    前記基準軸の外側に円筒状のワークを挿入して、前記第1流体路に作用する流体圧を各チャックピンの受圧面に作用させて、各チャックピンを同一の突出力により突出させて前記ワークの内周面に突き当てて当該ワークをチャッキングすると共に、チャックピンの当該突当て状態で第2流体路の流体圧により前記各チャックピンの全て又は特定のチャックピンのみを固定ピンにより側方から押圧して固定した状態で、当該ワークの外径又は外径部の段差端面を研削加工し、
    前記第1及び第2の各流体路の流体圧が作用しない状態にして、前記各チャックピンをチャッキング位置から後退させて、前記基準軸から前記ワークを取り外すように構成したことを特徴とする円筒研削盤の内径チャック装置。
  2. 前記チャックピンの先端部に段差部が形成されて、前記基準軸の外側に嵌め込まれた円筒状のワークガイドケースに、前記各チャックピンの先端の小径部が挿入可能であって、段差部が引っ掛かる大きさの多数のチャックピン孔が形成されて、当該チャックピンの突出を規制していることを特徴とする請求項1に記載の円筒研削盤の内径チャック装置。
  3. 前記ワークガイドケースは、ワークの芯出し機能を備えたコレット部材であって、当該コレット部材には、軸方向の一端側のみに開口した形態で各チャックピン孔と交差し、しかも開口端が交互に変更されている構成の当該チャックピン孔と同数のスリットが軸方向に形成され、前記コレット部材の内周面の両端部には、前記基準軸の外周面、及び当該基準軸に軸方向にスライド可能に嵌合した円筒状の拡径部材の外周面にそれぞれ形成された互いに逆方向のテーパー状の芯出し面に対して密着可能な同様のテーパー状の芯出し面がそれぞれ形成され、
    前記コレット部材の外側にワークを嵌合させた状態で、前記拡開部材を基準軸の軸方向にスライドさせて、当該コレット部材の内周面の両端部に形成された各芯出し面と、前記基準軸、及び前記拡開部材に形成された各芯出し面とを密着させて、前記コレット部材を拡径させて前記ワークの内周面に密着させることにより、当該ワークの芯出しを行う構成であることを特徴とする請求項2に記載の円筒研削盤の内径チャック装置。
  4. 前記多数本のチャックピンは、基準軸の軸方向に沿って所定間隔をおいて異なった位置に、それぞれ周方向に沿って所定間隔をおいて配置されて、隣接する各組のチャックピンは、周方向に沿ってずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の円筒研削盤の内径チャック装置。
  5. 前記チャックピンにおける基準軸から突出する側の反対側の端部に環状係止溝が形成されて、当該チャックピンにおける前記環状係止溝の部分は、前記基準軸の中心部に当該基準軸と同心に設けられた中心孔に配置され、
    前記中心孔にスライド可能に収容されたチャックピン戻し部材の軸方向の一端部には、チャックピンの前記環状係止溝の溝幅よりも小さな肉厚の円筒部が一体に形成されて、当該円筒部には、各チャックピンの環状係止溝に係止可能な被係止溝部が軸方向に沿って形成されていると共に、当該円筒部の内周面は、端面側から内側に向けて内径が小さくなるようなテーパー面状に形成され、
    前記第1流体路の流体圧の作用時には、当該流体圧により前記チャックピン戻し部材はチャックピンに対して後退すると共に、当該流体圧の非作用時には、付勢手段により前記チャックピン戻し部材がチャックピンに対して前進するように移動して、前記チャックピンを前記基準軸の軸心側に戻すように構成されたチャックピン戻し機構を備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の円筒研削盤の内径チャック装置。
  6. 請求項1の円筒研削盤の内径チャック装置に使用されるコレット部材であって、
    当該コレット部材には、軸方向の一端側のみに開口した形態で各チャックピン孔と交差し、しかも開口端が交互に変更されている構成の当該チャックピン孔と同数のスリットが軸方向に形成され、前記コレット部材の内周面の両端部には、前記基準軸の外周面、及び当該基準軸に軸方向にスライド可能に嵌合した円筒状の拡開部材の外周面にそれぞれ形成された互いに逆方向のテーパー状の芯出し面に対して密着可能な同様のテーパー状の芯出し面がそれぞれ形成され、
    前記コレット部材の外側にワークを嵌合させた状態で、前記拡開部材を基準軸の軸方向にスライドさせて、当該コレット部材の内周面の両端部に形成された各芯出し面と、前記基準軸、及び前記拡開部材に形成された各芯出し面とを密着させて、前記コレット部材を拡径させて前記ワークの内周面に密着させることにより、当該ワークの芯出しを行う構成であることを特徴とするコレット部材。
  7. 請求項1の円筒研削盤の内径チャック装置に使用されるコレット部材であって、
    当該コレット部材には、軸方向の一端側のみに開口した形態で各チャックピン孔と交差し、しかも開口端が交互に変更されている構成の当該チャックピン孔と同数のスリットが軸方向に形成され、前記コレット部材の内周面には、前記基準軸の外周面に形成されたテーパー状の芯出し面に対して密着可能な同じくテーパー状の芯出し面が軸方向の全長に亘って形成され、
    前記コレット部材の外側にワークを嵌合させた状態で、当該コレット部材をスピンドル軸の側に向けて前記基準軸の軸方向にスライドさせることにより、前記コレット部材を拡径させて前記ワークの内周面に密着させることにより、当該ワークの芯出しを行う構成であることを特徴とするコレット部材。
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