JP5306027B2 - 間接活線工具支持具 - Google Patents
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また、例えば、ホットスティックを保持して作業を可能とする上記保持装置は、複雑な構造を有する場合が多く、コストがかかるという問題があった。
図1は、間接活線工具の例を示す図であり、(a)は2軸回転操作棒を示す図、(b)はストレーリンクトングを示す図、(c)は絶縁ヤットコを示す図、(d)は共用操作棒を示す図である。
間接活線工具としては、ホットスティックの他、例えば、図1(a)〜(d)に示す2軸回転操作棒、ストレーリンクトング、絶縁ヤットコ、共用操作棒等があるが、以下の説明においては、作業内容により交換が可能な先端工具を有するホットスティック(間接活線工具)に取り付け可能なホットスティック支持具(間接活線工具支持具)を例に挙げて説明する。
図2に示すように、ホットスティック20は、先端工具20aと、丸棒状の絶縁操作棒21と、を備える。
駆動ユニット22は、絶縁操作棒21の先端に取り付けられた先端工具20aを駆動可能に構成されている。具体的には、駆動ユニット22は、本体部(図示せず)と、駆動部(図示せず)と、を有して構成されている。
次に、第1実施形態に係るホットスティック支持具10について図3及び図5を参照して説明する。
図3は、第1実施形態に係るホットスティック支持具を示す斜視図である。図5は、第1実施形態に係るホットスティック支持具の使用状態を示す図である。
身体装着部30は、図3に示すように、作業者W(図5参照)の胴体部に装着されるベスト31として構成されている。
ベスト31は、布、革或いは化学繊維等からなり、頭部及び腕部を通す開口部がそれぞれ設けられ、公知の形状を有している。ベスト31は、一対の肩掛け部31a,31aと、連結リング32と、を有している。また、ベスト31の腹部付近の外面には、後述するポケット部33が設けられている。
連結リング32は、ベスト31の胸部付近の外面から倒立自在に突設され、後述する連結部40のフック部47が連結される。
ポケット部33は、図5に示すように、絶縁操作棒21の基端部21aを収容して支持する。すなわち、ポケット部66は、図3及び図5に示すように、上方に開口部66aを有する袋状に形成され、ベスト31の腹部付近の外面に固定されている。
なお、ポケット部33は、ベスト31と同様の素材からなるが、異なる素材(例えば、合成樹脂等)から形成されてもよい。
連結部40は、図3に示すように、帯状に形成されている。連結部40は、身体装着部30と棒装着部50とを連結する。また、連結部40は、伸縮部40aと、調整部41と、を備える。
図4(a)は、ホットスティック支持具の棒装着部を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示す棒装着部の断面図である。
図4(a)及び図4(b)に示すように、棒装着部50は、円筒部50aと、開口部51と、を備える。また、棒装着部50は、弾性材料(例えば、樹脂等)により形成されており、弾性変形可能に形成されている。
次に、本実施形態に係るホットスティック支持具10の使用方法について図5を参照して説明する。
次に、作業者Wは、ホットスティック20の絶縁操作棒21に棒装着部50を装着する。具体的には、図4(b)に示す矢印の方向に、絶縁操作棒21を開口部51から押し込む。
開口部51は、絶縁操作棒21の外径よりも小さいが、棒装着部50が弾性材料により弾性変形可能に形成されているので、開口部51に絶縁操作棒21を押し込もうとすると、開口部51が広がり、容易に絶縁操作棒21を円筒部50aの内部に挿入することができる。
上述した構成を有する第1実施形態に係るホットスティック支持具10によれば、以下に示す効果が奏される。
したがって、作業者Wが手のみでホットスティック20を支持する場合と異なり、作業負担及び疲労を軽減することができ、作業効率を向上することができる。
このため、作業者Wは、身体装着部30と棒装着部50との距離を任意に調節することができ、作業し易い位置でホットスティック20を支持することができる。したがって、作業負担及び疲労を軽減することができ、作業効率を向上することができる。
図6は、第2実施形態に係るホットスティック支持具を示す斜視図である。図7は、第2実施形態に係るホットスティック支持具の使用状態を示す図である。
支持アーム部62は、金属又は合成樹脂等からなる棒状部材である。支持アーム部62の長さは、後述するポケット部63に絶縁操作棒21の基端部21aを収容して支持した際に、作業者Wが絶縁操作棒21を無理なく把持できるように設定されている。
また、支持アーム部62は、絶縁処理が施されていることが好ましい。
次に、本実施形態に係るホットスティック支持具60の使用方法について図7を参照して説明する。
上述した構成を有する第2実施形態に係るホットスティック支持具60によれば、以下に示す効果が奏される。
したがって、作業者Wが手のみでホットスティック20を支持する場合と異なり、作業負担及び疲労を軽減することができ、作業効率を向上することができる。
図8は、第3実施形態に係るホットスティック支持具を示す斜視図である。図9は、第3実施形態に係る当接圧力緩和部を示す断面図である。図10は、第3実施形態に係るホットスティック支持具の使用状態を示す図である。
次に、本実施形態に係るホットスティック支持具70の使用方法について図10を参照して説明する。
具体的には、ホットスティック支持具70は、絶縁操作棒21の基端部21aに装着した当接圧力緩和部71を、絶縁操作棒21の基端部21aとしてポケット部33で支持して使用される。
作業者Wは、ホットスティック支持具70によって支持されたホットスティック20を把持して、所定の間接活線作業に取りかかる。
ポケット部33で受けた荷重は、ベスト31に伝達されるので、ベスト31(作業者Wの胴体部)全体で荷重を受けることができる。
上述した構成を有する第3実施形態に係るホットスティック支持具70によれば、以下に示す効果が奏される。
したがって、作業者Wが手のみでホットスティック20を支持する場合と異なり、作業負担及び疲労を軽減することができ、作業効率を向上することができる。
図11は、第4実施形態に係るホットスティック支持具を示す斜視図である。図12は、第4実施形態に係るホットスティック支持具を示す断面図である。図13は、第4実施形態に係るホットスティック支持具の使用状態を示す図である。
次に、本実施形態に係るホットスティック支持具80の使用方法について図13を参照して説明する。
具体的には、ホットスティック支持具80の使用に先立って、絶縁操作棒21の基端部21aを、ホットスティック支持具80の接続部82の嵌入穴82aに嵌入することにより、ホットスティック支持具80をホットスティック20に一体化しておく(図12参照)。
上述した構成を有する第4実施形態に係るホットスティック支持具80によれば、以下に示す効果が奏される。
このため、ホットスティック支持具80の身体当接部81を作業者Wの腹部に当接することにより、当該腹部を介して作業者Wの胴体部全体でホットスティック20の荷重を受けることができる。
したがって、作業者Wが手のみでホットスティック20を支持する場合と異なり、作業負担及び疲労を軽減することができ、作業効率を向上することができる。
図14は、第5実施形態に係るホットスティック支持具を示す斜視図である。図15は、第5実施形態に係るホットスティック支持具を示す要部断面図である。図16は、第5実施形態に係るホットスティック支持具の使用状態を示す図である。
襷帯部91は、図16に示すように、作業者Wの肩部から腰部にかけて襷掛けされるものである。具体的には、襷帯部91は、図14に示すように、布、革或いは化学繊維等からなり、矩形の帯状に形成されている。
ポケット部93は、図16に示すように、絶縁操作棒21の基端部21aを収容して支持する。ポケット部66は、図14及び図15に示すように、上方に開口部93aを有する袋状に形成され、襷帯部91の作業者Wの体側部に対応する箇所の外表面に着脱自在に固定されている。
つまり、ポケット部93は、図14中に想像線で示すように、襷帯部91に対する固定位置が可変となっている。
なお、ポケット部93は、硬質の合成樹脂や、襷帯部91と同様の素材で形成することができる。
次に、本実施形態に係るホットスティック支持具90の使用方法について図16を参照して説明する。
具体的には、ホットスティック支持具90の使用に先立って、ポケット部93を襷帯部91の所定位置に固定しておく。そして、襷帯部91を方部から腰部にかけて襷掛けする。
なお、体側部には骨盤があるため、ホットスティック20は安定して支持される。
そして、作業者Wは、ホットスティック20を把持し、所定の間接活線作業に取りかかる。
上述した構成を有する第5実施形態に係るホットスティック支持具90によれば、以下に示す効果が奏される。
このため、ホットスティック支持具90を用いることにより、作業者Wの腰部(体側部)全体でホットスティック20の荷重を受けることができる。
したがって、作業者Wが手のみでホットスティック20を支持する場合と異なり、作業負担及び疲労を軽減することができ、作業効率を向上することができる。
10 ホットスティック支持具(間接活線工具支持具)
20 ホットスティック(間接活線工具)
20a 先端工具
21 絶縁操作棒
21a 基端部
21b 本体部
30 身体装着部
33 ポケット部(棒支持部)
40 連結部
50 棒装着部
60 ホットスティック支持具(間接活線工具支持具)
62 支持アーム部
63 ポケット部(棒支持部)
70 ホットスティック支持具(間接活線工具支持具)
71 当接圧力緩和部
80 ホットスティック支持具(間接活線工具支持具)
81 身体当接部
82 接続部
90 ホットスティック支持具(間接活線工具支持具)
91 襷帯部(身体装着部)
93 ポケット部(棒支持部)
W 作業者
Claims (5)
- 電柱に架設された電線に対して間接活線作業を行う際に使用され、当該間接活線作業に応じた先端工具を取り付け可能な絶縁操作棒を有する間接活線工具を支持する間接活線工具支持具であって、
作業者の身体の一部に装着される身体装着部と、
前記絶縁操作棒の軸方向中間部の近傍に装着される棒装着部と、
前記身体装着部と前記棒装着部とを連結する連結部と、
上方に開口する凹部を有して前記身体装着部に設けられ、前記絶縁操作棒の基端部を収容して支持する棒支持部と、
を備え、
前記連結部は、前記身体装着部における前記身体の胸部中央付近の外面から突設された連結リングと前記棒装着部とを連結し、所定の応力が加わると延伸するように形成された伸縮部を有することを特徴とする間接活線工具支持具。 - 電柱に架設された電線に対して間接活線作業を行う際に使用され、当該間接活線作業に応じた先端工具を取り付け可能な絶縁操作棒を有する間接活線工具を支持する間接活線工具支持具であって、
作業者の身体の一部に装着される身体装着部と、
前記身体装着部における前記作業者の腹部に対応する位置から前方に突設された支持アーム部と、
上方に開口する凹部を有して前記支持アーム部の先端に設けられ、前記絶縁操作棒の基端部を収容して支持する棒支持部と、
を備えることを特徴とする間接活線工具支持具。 - 前記基端部として前記絶縁操作棒の本体部に対して屈曲自在に延設され緩衝部材からなる当接圧力緩和部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の間接活線工具支持具。
- 電柱に架設された電線に対して間接活線作業を行う際に使用され、当該間接活線作業に応じた先端工具を取り付け可能な絶縁操作棒を有する間接活線工具を支持する間接活線工具支持具であって、
弾性部材からなり作業者の腹部又はその近傍に当接可能に板状に形成された身体当接部と、
前記身体当接部に連続して円筒状に突設される弾性部材であって、前記絶縁操作棒の基端部が嵌入される嵌入穴を有した接続部と、
を備え、
前記間接活線工具は、前記絶縁操作棒の基端部を前記嵌入穴に嵌入したまま前記身体当接部と一体になっている状態で該身体当接部を作業者の腹部又はその近傍から離せることを特徴とする間接活線工具支持具。 - 電柱に架設された電線に対して間接活線作業を行う際に使用され、当該間接活線作業に応じた先端工具を取り付け可能な絶縁操作棒を有する間接活線工具を支持する間接活線工具支持具であって、
作業者の肩部から腰部にかけて襷掛けされる身体装着部と、
上方に開口する凹部を有して前記作業者の体側部に対応する前記身体装着部に設けられ、前記絶縁操作棒の基端部を収容して支持する棒支持部と、
を備えることを特徴とする間接活線工具支持具。
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