JP5461659B1 - 共用操作棒の固定台及びこれを用いた共用操作棒 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】共用操作棒の固定台1は、共用操作棒2のジョイント部23に接続可能に形成された接続部と、前記接続部の軸線上に設けられ床面に対して自立可能に形成された土台部12とを有して構成されている。土台部の幅Lは、共用操作棒の雨切りツバ25の幅Mよりも大きく形成されている。したがって土台部がこのように形成されることで、共用操作棒に接続して共用操作棒を床面に立設させたときに共用操作棒が転倒することを防ぐことができ、作業性を損なわずにバケット内を容易に整理することができる。
【選択図】図2
Description
また、作業者が立て掛けた共用操作棒を手にしたときに、絡まった共用操作棒が不意に飛び出して怪我するおそれや、バケット内を整理する手間と時間がかかり、作業時間が延びる問題もある。
また、共用操作棒に先端工具を取り付けて収納袋に収納するため、重い先端工具が共用操作棒に装着されている場合、収納袋が反転して落下するおそれがある。
特に、共用操作棒を横倒しに置いたときに、共用操作棒に設けられたゴム製のツバは、荷重を受けることにより変形し、その状態が長期間継続するとツバが劣化して塑性変形することになるが、土台部の底面の幅がツバの幅より大きいことで、ツバに共用操作棒の荷重がかかることを防ぎ、ツバの塑性変形を防止することが可能となる。
また、高所作業車のバケットの床面に立設させた場合には、収納袋を利用せずにバケット内を整理することが可能となるため、袋が反転して共用操作棒が落下する落下事故を防ぐことができる。
また、土台部の重量は、共用操作棒よりも重いことにより、固定台がより安定して共用操作棒を支えることができ、共用操作棒の転倒を防ぐことが可能となる。
さらに、土台部が円錐台に形成されることで、共用操作棒の重心をより床面方向にすることが可能となり、また、床面との接触面積を大きく確保することが可能となり安定して共用操作棒を立てることが可能となる。
さらにまた、共用操作棒を横倒しにして置いたときに、基端部に重心が偏ることを防止することが可能になるため、土台部の重みにより共用操作棒が不意に立ち上がることを防止することが可能となる。
また、共用操作棒の先端部の近傍と土台部の底面の淵とのみが床面に接触するように前記土台部の底面の大きさが設定されることで、ツバに共用操作棒の荷重がかかることを確実に防ぎ、ツバの塑性変形を防止することが可能となる。
特に、共用操作棒を横倒しに置いたときに、共用操作棒に設けられたゴム製のツバは、荷重を受けることにより変形し、その状態が長期間継続するとツバが劣化して塑性変形することになるが、土台部の底面の幅がツバの幅より大きいことで、ツバに共用操作棒の荷重がかかることを防ぎ、ツバの塑性変形を防止することが可能となる。
また、高所作業車のバケットの床面に立設させた場合には、収納袋を利用せずにバケット内を整理することが可能となるため、袋が反転して共用操作棒が落下する落下事故を防ぐことができる。
共用操作棒の上側棒部21と中間棒部22との間には、円錐台状に形成され、上側棒部21に付着した雨が中間棒部22および下側棒部24に沿って流れるのを阻止する雨切りツバ25が設けられ、中間棒部22と下側棒部24との間には、作業者が所定位置より先端方向の共用操作棒2を握ることを防止する限界ツバ26が設けられている。なお、雨切りツバ25と限界ツバ26とは、共にゴム等の絶縁体で形成されている。
特に、共用操作棒2を横倒しに置いたときに、土台部12の底面18の幅Lが両ツバ25,26の幅Mより大きいことで、ツバ25,26に共用操作棒の荷重がかかることを防ぎ、ツバ25,26の塑性変形を防止することが可能となる。
また、高所作業車のバケット3の床面31に共用操作棒2を立設することで、収納袋を利用せずにバケット3内を整理することが可能となるため、袋が反転して共用操作棒2が落下する落下事故を防ぐことができる。
また、共用操作棒を横倒しにして置いたときに、基端部に重心が偏ることを防止することが可能になるため、土台部の重みにより共用操作棒が不意に立ち上がることを防止することが可能となる。
11 接続部
12 土台部
18 土台部の底面
18a 土台部の底面の淵
2 共用操作棒
20 先端部
23 ジョイント部、
25 雨切りツバ
26 限界ツバ
3 バケット、
31 バケットの床面、
L 土台部の底面の幅
M ツバの幅
Claims (2)
- 共用操作棒のジョイント部に接続可能に形成された接続部と、前記接続部の軸線上に設けられ床面に対して自立可能に形成された土台部とを有して構成され、
前記土台部は、内部が充填された円錐台状に形成され、また、前記土台部の底面の幅は、前記共用操作棒のツバの幅よりも大きく形成され、
前記土台部の重量は、前記共用操作棒よりも重くなっており、
前記共用操作棒の軸方向を前記床面と略平行にして前記共用操作棒を前記床面に載置するときに、前記共用操作棒の先端部近傍と前記土台部の底面の淵とのみが前記床面に接触するように前記土台部の底面の大きさが設定されていることを特徴とする共用操作棒の固定台。 - 請求項1に記載の共用操作棒の固定台が前記ジョイント部に接続された共用操作棒。
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