JP4869134B2 - 地上落下防止用ネット - Google Patents

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Description

本発明は、地上落下防止用ネットに関し、詳しくは、電柱等に営巣された鳥の巣等の除去の際に使用される自立吊り下げ型の地上落下防止用ネットに関する。
近年、カラス等の鳥が、鉄塔や電柱等の高所に営巣することがある。このような鳥の巣の材料としては、木の枝や針金製のハンガー等が用いられている。そして、これら鳥の巣の材料として用いられているハンガー等の金属材料が、営巣された鳥の巣の近傍に設置されている電線に触れて短絡を生じ、送電事故を引き起こす原因ともなっている。
そのため、電柱等に営巣された鳥の巣を除去する作業が定期的に行われている。
電柱等に営巣された鳥の巣の除去方法としては、従来、電柱の直下の地上及びこの付近に第三者が立ち入らないように作業区画を確保した上で、鳥の巣をヤットコと呼ばれる絶縁性材料からなる棒等で突くことにより、該鳥の巣を地上に落下させる方法がとられてきた。
しかし、この方法では、電柱等の高所にあった鳥の巣は、地上に落下する時に広範囲に亘って散乱するおそれがあった。そこで、落下する鳥の巣が通行人等に接触するのを防止するために、作業区画を広範囲に亘って設ける必要があった。そして、このように設けられた作業区画が、その周辺における交通の妨げとなっていた。また、落下する鳥の巣が、他の電線等に接触して短絡を生じる危険性もあった。更に、鳥の巣には、ほこりが堆積していることも多く、またダニ等が繁殖していることも多い。そして、これらほこりやダニ等が鳥の巣の落下と共に広範囲に亘って散乱してしまうという問題もあった。
そこで、除去された鳥の巣等の地上への落下を防止する目的で、絶縁材からなる操作棒の先端にネット部を取り付けた営巣材の収容具が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1記載の営巣材の収容具によれば、1人の作業員が営巣材の収容具のネット部を巣の下側に差し出し、もう1人の作業員が棒等によって巣をつつくことによって巣を突き落とし、該突き落とされた巣がネット部上に受け止められるというものである。
特開平11−4648号公報
しかし、特許文献1記載の営巣材の収容具を用いた鳥の巣の除去方法では、鳥の巣を突き落とす作業員の他に、該営巣材の収容具を手で持ち、それを操作して鳥の巣を受け止める作業員が必要であった。また、特許文献1記載の営巣材の収容具は、上記のように、作業員が手で持って作業を行うものである。したがって、ネット部の大きさを大きくすると収容具の操作性が悪化するため、ネット部の大きさには制限があった。そのため、除去する鳥の巣が大きい場合には、鳥の巣の地上への落下を十分に防止できなかった。そして、このような場合には、ネット部によって受け止めきれずに地上へ落下した鳥の巣が、営巣材の収容具を操作する作業員にあたってしまう危険性もあった。更に、特許文献1記載の営巣材の収容具では、電柱の上部といった高所において、ネット部上に保持した鳥の巣をネット部から別の袋等に移し替えるといった作業を行った後に、地上へおろす作業をする必要があった。
このように、特許文献1記載の営巣材の収容具を用いた鳥の巣の除去方法では、高所において、相当程度の大きさ及び重量を有する収容具を作業員が手で保持して作業を行うという大変危険なものであった。
従って本発明の目的は、鳥の巣等の地上への落下防止性能が高く、作業時の安全性に優れた地上落下防止用ネット及び該地上落下防止用ネットを用いた、電柱等に営巣された鳥の巣等を除去する方法を提供することにある。
本発明者らは、地上落下防止用ネットを電線等の電力送電関連構成物に連結することにより上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には以下のものを提供する。
(1) 電線、電柱、鉄塔、腕金、足場等を含む電力送電関連構成物の少なくともいずれかからの落下物を受け止めるために用いられる地上落下防止用ネットであって、
所定形状の枠体と、該枠体に張設された網状体と、前記枠体に取り付けられた複数の係止部材とを備え、前記複数の係止部材のそれぞれは、前記電力送電関連構成物のいずれかに直接又は間接的に着脱可能であり、前記網状体は、変形容易な部位を有しており、前記枠体は、互いに略同形の一対の枠体構成部材、及び互いに略同形の一対のヒンジを備え、前記一対の枠体構成部材は、コの字状の形状を有しており、前記一対のヒンジのうち一方のヒンジは、前記一対の枠体構成部材のうち一方の枠体構成部材の一端と、該一対の枠体構成部材のうち他方の枠体構成部材の一端とを連結しており、前記一対のヒンジのうち他方のヒンジは、前記一対の枠体構成部材のうち一方の枠体構成部材の他端と、該一対の枠体構成部材のうち他方の枠体構成部材の他端とを連結している地上落下防止用ネット。
(2)前記網状体は、前記枠体に囲まれた領域の中央部がたるむように該枠体に張設されている(1)記載の地上落下防止用ネット。
(3)前記網状体は、複数の網状体構成部材が積層されて形成されている(1)又は(2)記載の地上落下防止用ネット。
(4)前記複数の係止部材の少なくともいずれかに連結される連結具を更に備え、該連結具が前記電力送電関連構成物に着脱可能となされている(1)〜(3)のいずれかに記載の地上落下防止用ネット。
(5)前記連結具は、間接活線工具を含む(4)記載の地上落下防止用ネット。
(6)前記複数の係止部材は絶縁性材料から形成されている(1)〜(5)のいずれかに記載の地上落下防止用ネット。
(7)前記枠体は矩形状を有しており、前記複数の係止部材は前記枠体の4つの頂点近傍にそれぞれ取り付けられている(1)〜(6)のいずれかに記載の地上落下防止用ネット。
)(1)〜()のいずれかに記載の地上落下防止用ネットを用いて前記電力送電関連構成物の少なくともいずれかに営巣された鳥の巣等を除去する方法であって、前記電力送電関連構成物と前記複数の係止部材とを着脱自在に連結して、前記網状体が前記鳥の巣等の近傍における下方領域に位置するように前記地上落下防止用ネットを設置する設置工程と、前記設置工程の後に、前記鳥の巣等を落下させて前記網状体上に該鳥の巣等を保持する保持工程とを具備する、鳥の巣等を除去する方法。
(1)〜)記載の地上落下防止用ネットを用いて前記電力送電関連構成物に営巣された鳥の巣等を除去する方法であって、前記電力送電関連構成物と前記複数の係止部材とを着脱自在に連結して、前記網状体が前記鳥の巣等の近傍における下方領域に位置するように前記地上落下防止用ネットを設置する設置工程と、前記設置工程の後に、前記鳥の巣等を落下させて前記網状体上に該鳥の巣等を保持する保持工程と、前記保持工程の後に、前記枠体を、前記一対の枠体構成部材が互いに重なり合うように且つ前記網状体における前記鳥の巣等を保持した面が内面となるように二つ折りに折りたたむ折りたたみ工程と、前記折りたたみ工程の後に、折りたたまれた前記地上落下防止用ネットを前記電力送電関連構成物から分離して地上に収納する収納工程とを具備する、鳥の巣等を除去する方法。
本発明の地上落下防止用ネットによれば、鳥の巣等の地上への落下防止性能が高く、作業時の安全性に優れる。また、本発明の地上落下防止用ネットを用いた電力送電関連構成物に営巣された鳥の巣等を除去する方法によれば、安全に鳥の巣等の除去作業を行うことができる。
以下、本発明をその好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態の地上落下防止用ネット1は、図1〜図3に示すように、電柱72の腕金73等を含む電力送電関連構成物7からの落下物を受け止めるために用いられるものである。地上落下防止用ネット1は、所定形状の枠体2と、枠体2に張設された網状体3と、枠体2に取り付けられた複数の係止部材4とを備えている。また、複数の係止部材4のそれぞれは、電力送電関連構成物7のいずれかに直接又は間接的に着脱可能となっている。
ここで、電力送電関連構成物7とは、例えば、図1に示すような電力の送電に用いられる電線71、電線71を支持するための電柱72や鉄塔(図示せず)、また電柱72や鉄塔での作業時に使用される高所作業車の作業台75(図5参照)等を含むものである。
また、電力送電関連構成物7からの落下物としては、例えば、電柱72等に営巣されたカラス等鳥の巣8が挙げられる。
本実施形態においては、枠体2は、図2及び図3に示すように、横長の矩形状の形状を有している。枠体2は、互いに略同形の一対の枠体構成部材21,22、及び互いに略同形の一対のヒンジ6a,6bを備えている。また、一対の枠体構成部材21,22は、コの字状の形状を有している。そして、ヒンジ6aは、枠体構成部材21の一端21aと枠体構成部材22の一端22aとを連結している。また、ヒンジ6bは、枠体構成部材21の他端21bと枠体構成部材22の他端22bとを連結している。
言い換えれば、一対の枠体構成部材21,22は、それらの端部同士が向かい合うように配置され、一対のヒンジ6a,6bを介して連結されて横長の矩形形状を形成している。そして、枠体2は、一対のヒンジ6a,6bを折曲点として、一対の枠体構成部材21,22が互いに重なり合うように二つ折りに折りたたみ可能となされている。本実施形態においては、一対の枠体構成部材21,22は、鳥の巣等の落下物を受け止める面側に二つ折りに折りたたみ可能となされている。
枠体2には、枠体2が折りたたまれた状態を保持するための固定手段(図示せず)が設けられていることも好ましい。このような固定手段を備えることにより、いったん折りたたまれた枠体2が再び開いて、捕捉された鳥の巣等が地上に落下することを防止できる。
固定手段としては、例えば、折りたたまれた時に対向するフック4a同士を連結する方法や、一対の枠体構成部材21,22をファスナー等の接合手段によって固定する方法が挙げられる。
枠体2の形状は、本実施形態のような横長の矩形状に限られず、正方形状、円形状、楕円形状等であってもよい。即ち、鳥の巣8等の落下物を受け止めうる形状であればよい。
枠体2の大きさは、特に制限はなく、受け止める落下物の大きさによって適宜調整できるが、枠体2は、その大きさが除去対象である鳥の巣等の大きさの3倍程度であることが好ましい。具体的には、枠体2が横長の矩形状であって、受け止める落下物が鳥の巣(カラスの巣)である場合には、その長辺の長さは、好ましくは90〜160cm、更に好ましくは140〜160cmであり、その短辺の長さは、好ましくは90〜160cm、更に好ましくは120〜160cmである。また、枠体2の面積は、好ましくは8100〜25600cm、更に好ましくは12600〜25600cmである。
一対の枠体構成部材21,22としては、金属製のパイプや合成樹脂製のパイプ等を用いることができるが、地上落下防止用ネット1の重量を軽量化する観点、及び地上落下防止用ネット1の絶縁性を確保する観点から、合成樹脂製のパイプを用いることが好ましい。
網状体3は、地上落下防止用ネット1の使用時に鳥の巣等の落下物を受け止める部分であり、所定の大きさの網目を有する網状体構成部材3aから構成されている。網状体3は、図2及び図3に示すように、枠体2に張設されている。本実施形態においては、網状体3は、図1及び図3に示すように、枠体2に囲まれた領域の中央部がたるむように枠体2に張設されている。
網状体3は、更に、網状体構成部材3aと同様の網状体構成部材が複数枚積層されて構成されていることが好ましい。網状体3が、網状体構成部材3aの積層構造となされることにより、鳥の巣の材料である木の枝や針金等が、網状体3の網の目をより通り抜けにくくなり、これら木の枝や針金等の地上への落下をより防止できる。本実施形態における網状体3は、枠体2の面積の約4倍強の面積を有する略正方形状のネットを4つ折りに折りたたむことによって4層の網状体構成部材3aが積層された構成となっている。
網状体構成部材3aは、落下物の重量に耐えうる強度を有する材料から構成されることが好ましい。また、網状体構成部材3aは、柔らかい材質の材料から構成されることが好ましい。網状体構成部材3aを柔らかな部材から構成することで、網状体3が変形可能となり、落下物を受け止める際の衝撃を吸収できると共に、後述する枠体2の折りたたみが可能となる。
網状体構成部材3aとしては、合成樹脂性のネットや金網等の通常市販されているものを特に制限なく用いることができるが、絶縁性を確保する観点及び上述した柔らかさを有する観点から、合成樹脂製のネットを用いることが好ましい。
網状体3の網目の大きさは、鳥の巣等を構成する木の枝や針金等が該網の目を通過しにくくする観点から、好ましくは3〜8mm、更に好ましくは5〜6mmである。網状体3のたるみの深さD(図3参照)は、鳥の巣等の落下物を受け止めやすくする観点から、好ましくは30〜80cm、更に好ましくは50〜80cmである。
本実施形態においては、図1及び図2に示すように、矩形状の枠体2の4つの頂点の近傍に、それぞれ係止部材4が連結されている。本実施形態の係止部材4は、環状のフック4aとロープ4bとからなる。そして、枠体2と係止部材4とは、ロープ4bによりフック4aと枠体2とを結びつけることによって連結されている。フック4aとしては、この種の工事作業等に通常用いられるものを特に制限なく用いることができる。また、フック4aの形状は、環状に限られず、S字状等であってもよい。ロープ4としては、天然繊維製のロープ、合成繊維製のロープのいずれを用いてもよいが、耐久性の観点から合成繊維製のロープを用いることが好ましい。
地上落下防止用ネット1は、複数の係止部材4の少なくともいずれかに連結される連結具5を更に備えている。そして、連結具5が電力送電関連構成物7に着脱可能となされている。本実施形態においては、図1に示すように、連結具5は、長さ調節用ロープ51及び間接活線工具52を有し、4つの係止部材4のそれぞれにおいて、フック4aに長さ調節用ロープ51の一端が連結され、長さ調節用ロープ51の他端に間接活線工具52の一端が更に連結され、間接活線工具52の他端が電線71に連結されている。
長さ調節用ロープ51は、図4に示すように、所定長さを有する環状のロープであり、その一端51bがフック4aと連結され、他端51aが間接活線工具52の一端52cと連結されて用いられる。長さ調節用ロープ51の長さを調節することにより、除去の対象物と網状体3との距離を所望の長さに調整することができる。
間接活線工具52は、無停電工法である間接活線工法に使用する工具をいう。本実施形態で用いられている間接活線工具52は、一般にエクステンションと呼ばれるものであり、図4に示すように、絶縁性材料からなる所定長さを有する筒状部52aの両端にフック52b,52cを備えている。間接活線工具52は、その長手方向の中央領域に絶縁性の筒状部52aを有するため、一端に設けられたフック52bを電線71等の充電部と連結した場合に、絶縁性の筒状部52aを介した他端52c側においては感電の危険性はなく、防護具等を用いずに作業を行うことができる。
本実施形態においては、4箇所の係止部材4はすべて連結具5を介して電線71に連結されていたが、一部の係止部材4を電線71に連結し、残りの係止部材4を電線71以外の電力送電関連構成物7、例えば、腕金73や、足場74に連結してもよく、すべての係止部材4を電線71以外の電力送電関連構成物7に連結してもよい。
また、係止部材4は、連結具5を介さず直接電力送電関連構成物7に連結してもよい。
また、係止部材4を電線71等の充電部以外の部分に連結する場合には、連結具5として、間接活線工具52を含まない長さ調節用ロープ51のみからなるものを介して電力送電関連構成物7に連結してもよい。
更に、係止部材4として、絶縁性材料から形成されたフック(図示せず)を用いることもできる。この場合には、フックが絶縁性を有するため、フックを直接電線等の充電部に連結することもでき、網状体3と除去の対象となる鳥の巣等との間の距離をより短く設定できる。
上述した本実施形態の地上落下防止用ネット1は、設置時における安定性の観点、及び作業性の観点から、その重量が軽いことが好ましく、具体的な重量としては、好ましくは0.5〜3.0kg、更に好ましくは1.0〜2.0kgである。
以上のような構成を有する本実施形態の地上落下防止用ネット1によれば、地上落下防止用ネット1を電線71等の電力送電関連構成物7に連結して用いるため、作業時に地上落下防止用ネット1を作業員が保持することを要しない。従って、網状体3の大きさを大きく設定することができ、鳥の巣8等の地上への落下防止性能が向上する。また、相当の大きさ及び重量を有する地上落下防止用ネットの保持という危険な作業を行う作業員を要しないことで、作業の安全性が向上する。
また、網状体3は、その中央部がたるむように枠体2に張設されていることにより、落下物を受け止めやすく、受け止めた落下物が網状体3及び枠体2からこぼれて地上へと落下しにくい。また、網状体3を柔らかい部材から構成することにより、落下物を受け止めた際の衝撃を吸収することができ、一旦受け止めた落下物の網状体3の周囲からの地上への落下をより防ぐことができる。
また、枠体2が鳥の巣8等を受け止める面側に二つ折りに折りたたみ可能になされているため、除去した鳥の巣8等を網状体3上に受け止めた後に、枠体2を折りたたむことができる。従って、網状体3上に受け止めた鳥の巣8等を確実に捕捉することができ、鳥の巣8等の地上への落下を防止できる。
また、地上落下防止用ネット1は、枠体2を折りたたんだ状態で地上へとおろすことが可能なため、高所での作業から地上への収納までを地上落下防止用ネット1のみで行うことが可能となり、鳥の巣8等の除去作業の作業性が向上する。
更に、枠体2を折りたたみ構造とすることで、未使用時の地上落下防止用ネット1のコンパクト化を図ることができ、作業前及び作業後における取り扱いが容易になるという効果も奏する。
また、本実施形態の地上落下防止用ネット1は、係止部材4と電力送電関連構成物7とを連結具5を介して連結することにより、網状体3と除去の対象となる鳥の巣8等との距離を任意に設定できる。したがって、除去の対象となる鳥の巣8等の営巣場所に関わらず、地上落下防止用ネット1の網状体3を鳥の巣8等の直近、直下に設置することが可能である。
また、連結具5として間接活線工具52を含むものを用いることにより、本発明の地上落下防止用ネット1は、電線71等の充電部に対しても設置が可能となる。電線71等の充電部への設置が可能となることで、地上落下防止用ネット1の設置の適用範囲が広がる。
次に、本発明の地上落下防止用ネットを用いて電柱等の電力送電関連構成物に営巣された鳥の巣等を除去する方法の好ましい一実施態様について図5〜図7を参照しながら説明する。
本実施態様の電柱等に営巣された鳥の巣8等を除去する方法は、電力送電関連構成物7と複数の係止部材4とを着脱自在に連結して、網状体3が鳥の巣8等の近傍における下方領域に位置するように地上落下防止用ネット1を設置する設置工程(図5参照)と、設置工程の後に、鳥の巣8等を落下させて網状体3上に鳥の巣8等を保持する保持工程(図5及び図6参照)と、保持工程の後に、枠体2を、一対の枠体構成部材21,22が互いに重なり合うように且つ網状体3における鳥の巣8等を保持した面が内面となるように二つ折りに折りたたむ折りたたみ工程(図7参照)と、折りたたまれた地上落下防止用ネット1を地上に収納する収納工程(図示せず)とを具備するものである。
本実施態様では、上述した実施形態の地上落下防止用ネット1を用いて、電柱72の上部に設置された腕金73に営巣された鳥の巣8を除去する工程を例に説明する。
以下、各工程について詳述する。
(1)設置工程
設置工程では、図5に示すように、地上落下防止用ネット1が電力送電関連構成物7に設置される。先ず、間接活線工具52及び長さ調節用ロープ51が連結された連結具5を電線71に連結する。この連結は、間接活線工具52の一端に設けられたフック52bを電線71に連結して行う。間接活線工具52の電線71への取り付け作業は、絶縁性材料からなる棒の先端部に工具を取り付けた共用操作棒(図示せず)を用いて行う。
次いで、係止部材4を構成するフック4aを、電線71に連結した連結具5の長さ調節用ロープ51に連結する。この連結作業は、防護具等を用いる必要がなく、安全に行うことができる。
このようにして、地上落下防止用ネット1は、その鳥の巣8等を受け止める面が略水平となるように電力送電関連構成物7に設置される。
除去対象である鳥の巣8と網状体3との距離T(図5参照)は、鳥の巣8が地上へ落下するのを効果的に防止する観点から、好ましくは100cm以下、更に好ましくは60cm以下である。
この設置工程の作業は、作業員Mが高所作業車の作業台75に乗って行うことができる。また、作業員が電柱等の足場を伝って電柱等の上部に登って行うこともできる。
(2)保持工程
保持工程では、先ず、図5に示すように、作業員Mが除去の対象である鳥の巣8等を、ヤットコ9等を用いて突き崩す等して除去する。本実施態様においては、作業員Mは、高所作業車の作業台75に乗り、ヤットコ9を用いて鳥の巣8の除去を行っている。除去作業により除去された鳥の巣8等は、図6に示すように、電柱72の上部から落下するが、鳥の巣8の直下に配置された地上落下防止用ネット1の網状体3によって受け止められる。この際、網状体3が複数枚の網状体構成部材3aの積層体から形成されているので、鳥の巣8の材料である木の枝や針金等は、網状体3の網の目の隙間から地上へほとんど落下しない。
(3)折りたたみ工程
折りたたみ工程では、図7に示すように、枠体2は、一対の枠体構成部材21,22が互いに重なり合うように且つ網状体3における鳥の巣8を保持した面が内面となるように二つ折りに折りたたまれる。即ち、上記保持工程において網状体3上に保持された鳥の巣8は、網状体3によって挟み込まれるようにして捕捉される。従って、捕捉された鳥の巣8の落下を確実に防止できる。
本実施態様では、枠体2が折りたたまれた状態を保持する固定手段(図示せず)を有するので、いったん折りたたまれた枠体2が再び開いて、捕捉された鳥の巣8が網状体3からこぼれて地上に落下することを防止できる。
(4)収納工程
収納工程では、上記折りたたみ工程で、鳥の巣8が捕捉され折りたたまれた地上落下防止用ネット1が、地上におろされる。この際には、先ず、各フック4を連結具5の長さ調節用ロープ51からはずす。この作業は、上記設置工程における各フック4と連結具5との連結作業と同様、防護具等を要しないで行うことが可能である。
次いで、連結具5から分離され、折りたたまれた状態の地上落下防止用ネット1を地上へと搬送する。
次いで、間接活線工具(エクステンション)52及び長さ調節用ロープ51が連結された連結具5を電線71から分離する。この分離作業は、共用操作棒を用いて行う。
本実施態様においては、上記折りたたみ工程を有することにより、捕捉した鳥の巣8が網状体3からごぼれ落ちにくいので、捕捉した鳥の巣8を他の袋や網等に移し替えることなく、容易に地上へとおろすことが可能である。
上述した各工程を具備する本実施態様の鳥の巣等を除去する方法によれば、地上落下防止用ネット1を電線71等の電力送電関連構成物7に連結して用いるため、作業時に地上落下防止用ネット1を作業員が保持することを要しない。従って、枠体2の大きさを大きく設定することが可能となり、除去する鳥の巣等を確実に捕捉できる。また、相当の大きさ及び重量を有する落下防止用ネットを手で保持しながら、落下した鳥の巣等を受け止めるという危険な作業を行う作業員を要しないことで、鳥の巣等の除去を安全に行うことができる。
本発明の地上落下防止用ネット1及び地上落下防止用ネット1を用いた鳥の巣等を除去する方法は上述した実施形態及び実施態様に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態では、地上落下防止用ネット1は、枠体2に4つの係止部材4が取り付けられていたが、係止部材4の数は4つに限られない。また、係止部材4は枠体2の頂点近傍に取り付けられていなくてもよい。地上落下防止用ネット1は、その落下物を受け止める面が略水平となるように電力送電関連構成物7に連結されることが重要である。したがって、係止部材4は、地上落下防止用ネット1が電力送電関連構成物7に連結された際に、当該落下物を受け止める面が略水平となるような配置及び数で枠体2に取り付けられていればよい。
また、連結具5は、間接活線工具52のみから構成されていてもよい。
また、網状体3は、本実施形態において枠体2に囲まれた領域の中央部がたるむように枠体2に張設されていたが、網状体3は、たるまないように枠体2に張設されていてもよい。
また、本発明の地上落下防止用ネット1及び地上落下防止用ネット1を用いた鳥の巣等を除去する方法の除去の対象は、鳥の巣に限られず、例えば、電柱や鉄塔等に引っかかった障害物等であってもよい。
図1は、本発明の地上落下防止用ネットの一実施形態における使用状態を示す図である。 図2は、本発明の地上落下防止用ネットの一実施形態における平面図である。 図3は、本発明の地上落下防止用ネットの一実施形態における正面図である。 図4は、本発明の地上落下防止用ネットに用いられる連結具を示す図である。 図5は、本発明の地上落下防止用ネットを用いた鳥の巣等を除去する方法の一実施態様における設置工程を示す図である。 図6は、本発明の地上落下防止用ネットを用いた鳥の巣等を除去する方法の一実施態様における保持工程を示す図である。 図7は、本発明の地上落下防止用ネットを用いた鳥の巣等を除去する方法の一実施態様における折りたたみ工程を示す図である。
符号の説明
1 地上落下防止用ネット
2 枠体
3 網状体
4 係止部材
5 連結具
51 長さ調節用ロープ
52 間接活線工具
6 ヒンジ
7 電力送電関連構成物
71 電線
72 電柱
73 腕金
74 足場
75 作業台
8 鳥の巣
9 ヤットコ

Claims (9)

  1. 電線、電柱、鉄塔、腕金、足場等を含む電力送電関連構成物の少なくともいずれかからの落下物を受け止めるために用いられる地上落下防止用ネットであって、
    所定形状の枠体と、該枠体に張設された網状体と、前記枠体に取り付けられた複数の係止部材とを備え、
    前記複数の係止部材のそれぞれは、前記電力送電関連構成物のいずれかに直接又は間接的に着脱可能であり、
    前記網状体は、変形容易な部位を有しており、
    前記枠体は、互いに略同形の一対の枠体構成部材、及び互いに略同形の一対のヒンジを備え、
    前記一対の枠体構成部材は、コの字状の形状を有しており、
    前記一対のヒンジのうち一方のヒンジは、前記一対の枠体構成部材のうち一方の枠体構成部材の一端と、該一対の枠体構成部材のうち他方の枠体構成部材の一端とを連結しており、
    前記一対のヒンジのうち他方のヒンジは、前記一対の枠体構成部材のうち一方の枠体構成部材の他端と、該一対の枠体構成部材のうち他方の枠体構成部材の他端とを連結している地上落下防止用ネット。
  2. 前記網状体は、前記枠体に囲まれた領域の中央部がたるむように該枠体に張設されている請求項1記載の地上落下防止用ネット。
  3. 前記網状体は、複数の網状体構成部材が積層されて形成されている請求項1又は2記載の地上落下防止用ネット。
  4. 前記複数の係止部材の少なくともいずれかに連結される連結具を更に備え、該連結具が前記電力送電関連構成物に着脱可能となされている請求項1〜3のいずれかに記載の地上落下防止用ネット。
  5. 前記連結具は、間接活線工具を含む請求項4記載の地上落下防止用ネット。
  6. 前記複数の係止部材は絶縁性材料から形成されている請求項1〜5のいずれかに記載の地上落下防止用ネット。
  7. 前記枠体は矩形状を有しており、前記複数の係止部材は前記枠体の4つの頂点近傍にそれぞれ取り付けられている請求項1〜6のいずれかに記載の地上落下防止用ネット。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載の地上落下防止用ネットを用いて前記電力送電関連構成物の少なくともいずれかに営巣された鳥の巣等を除去する方法であって、
    前記電力送電関連構成物と前記複数の係止部材とを着脱自在に連結して、前記網状体が前記鳥の巣等の近傍における下方領域に位置するように前記地上落下防止用ネットを設置する設置工程と、
    前記設置工程の後に、前記鳥の巣等を落下させて前記網状体上に該鳥の巣等を保持する保持工程とを具備する、鳥の巣等を除去する方法。
  9. 請求項1〜7記載の地上落下防止用ネットを用いて前記電力送電関連構成物に営巣された鳥の巣等を除去する方法であって、
    前記電力送電関連構成物と前記複数の係止部材とを着脱自在に連結して、前記網状体が前記鳥の巣等の近傍における下方領域に位置するように前記地上落下防止用ネットを設置する設置工程と、
    前記設置工程の後に、前記鳥の巣等を落下させて前記網状体上に該鳥の巣等を保持する保持工程と、
    前記保持工程の後に、前記枠体を、前記一対の枠体構成部材が互いに重なり合うように且つ前記網状体における前記鳥の巣等を保持した面が内面となるように二つ折りに折りたたむ折りたたみ工程と、
    前記折りたたみ工程の後に、折りたたまれた前記地上落下防止用ネットを前記電力送電関連構成物から分離して地上に収納する収納工程とを具備する、鳥の巣等を除去する方法。
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