JP2000320150A - 作業台 - Google Patents
作業台Info
- Publication number
- JP2000320150A JP2000320150A JP2000117540A JP2000117540A JP2000320150A JP 2000320150 A JP2000320150 A JP 2000320150A JP 2000117540 A JP2000117540 A JP 2000117540A JP 2000117540 A JP2000117540 A JP 2000117540A JP 2000320150 A JP2000320150 A JP 2000320150A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- net
- rope
- work
- high strength
- lower layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Emergency Lowering Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 狭い場所や高所への搬入、搬出が容易で、高
所での取扱も簡易で組み立て作業の危険度を低減でき、
従来の仮設材を使用する場合に比較して取り扱う資材量
も低減でき、特に少量で簡易な高所作業に適し、さらに
超高所での作業に対しては従来の仮設材を使用する場合
に比較して大幅に省力化できるとともに作業量の減少に
ともない事故発生原因も減少できて安全性を向上でき
る。 【解決手段】 作業台を構成するネット11で、該ネット
11は軽量・高強度繊維ロープで枠ロープ12と下層のロー
プネット13とを形成し、下層のロープネット13上にヘキ
サゴンネットによる高強度のキャッチネット14を張設し
た。
所での取扱も簡易で組み立て作業の危険度を低減でき、
従来の仮設材を使用する場合に比較して取り扱う資材量
も低減でき、特に少量で簡易な高所作業に適し、さらに
超高所での作業に対しては従来の仮設材を使用する場合
に比較して大幅に省力化できるとともに作業量の減少に
ともない事故発生原因も減少できて安全性を向上でき
る。 【解決手段】 作業台を構成するネット11で、該ネット
11は軽量・高強度繊維ロープで枠ロープ12と下層のロー
プネット13とを形成し、下層のロープネット13上にヘキ
サゴンネットによる高強度のキャッチネット14を張設し
た。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築の作業現場に
設置する作業台に関するものである。
設置する作業台に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】建物等の構造物の高所で仕上げ作業や補
修作業などの各種の作業をする場合、作業箇所が高さ２
ｍ以上のときは、墜落や飛来崩壊等による危険の防止の
ために足場を組み立てるなどの方法により作業床を設け
たり、また、作業床を設けることが困難な場合は防網を
張り、労働者に安全帯を使用させるなどの措置を講じる
ことが、また、作業箇所が１．５ｍを越えるときは昇降
設備の設置が法令上義務づけられている。
修作業などの各種の作業をする場合、作業箇所が高さ２
ｍ以上のときは、墜落や飛来崩壊等による危険の防止の
ために足場を組み立てるなどの方法により作業床を設け
たり、また、作業床を設けることが困難な場合は防網を
張り、労働者に安全帯を使用させるなどの措置を講じる
ことが、また、作業箇所が１．５ｍを越えるときは昇降
設備の設置が法令上義務づけられている。
【０００３】かかる危険防止手段として従来は足場が一
般的に使用され、作業員のための通路や作業用の足場と
して枠足場、パイプ、足場板等を組み合わせ、これを作
業毎に構築している。
般的に使用され、作業員のための通路や作業用の足場と
して枠足場、パイプ、足場板等を組み合わせ、これを作
業毎に構築している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】建物等の構造物の高所
での作業には、例えば建築物における小部屋、階段、ピ
ット等の壁、天井仕上げ作業、高所構造物の点検、仕上
げ、塗装塗り替え等の補修作業、さらに上記の作業環境
で梁高等が高く２層目の足場が必要となる作業などがあ
るが、第１番目の作業は高さ２．５ｍ〜３．０ｍ程度で
の作業であり、また、第２番目の作業は少量で簡易な作
業である。
での作業には、例えば建築物における小部屋、階段、ピ
ット等の壁、天井仕上げ作業、高所構造物の点検、仕上
げ、塗装塗り替え等の補修作業、さらに上記の作業環境
で梁高等が高く２層目の足場が必要となる作業などがあ
るが、第１番目の作業は高さ２．５ｍ〜３．０ｍ程度で
の作業であり、また、第２番目の作業は少量で簡易な作
業である。
【０００５】このような２ｍをわずかに越えた程度の高
さに限定される作業や少量で簡易な作業の場合でも、作
業量が多く難易度の高い作業の場合と同様の足場を組む
ことになり、これは本工事に対して仮設労務や資材費な
どの仮設工事費の方が費用が嵩み不経済である。
さに限定される作業や少量で簡易な作業の場合でも、作
業量が多く難易度の高い作業の場合と同様の足場を組む
ことになり、これは本工事に対して仮設労務や資材費な
どの仮設工事費の方が費用が嵩み不経済である。
【０００６】また、足場を構築する作業そのものが危険
であり、少量で簡易な作業等に対してもこのような危険
を伴う足場を構築しなければならないことには問題があ
った。
であり、少量で簡易な作業等に対してもこのような危険
を伴う足場を構築しなければならないことには問題があ
った。
【０００７】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、狭い場所や高所への搬入、搬出が容易で、高所での
取扱も簡易で組み立て作業の危険度を低減でき、従来の
仮設材を使用する場合に比較して取り扱う資材量も低減
でき、特に少量で簡易な高所作業に適し、さらに超高所
での作業に対しては従来の仮設材を使用する場合に比較
して大幅に省力化できるとともに作業量の減少にともな
い事故発生原因も減少できて安全性を向上できる作業台
を提供することにある。
し、狭い場所や高所への搬入、搬出が容易で、高所での
取扱も簡易で組み立て作業の危険度を低減でき、従来の
仮設材を使用する場合に比較して取り扱う資材量も低減
でき、特に少量で簡易な高所作業に適し、さらに超高所
での作業に対しては従来の仮設材を使用する場合に比較
して大幅に省力化できるとともに作業量の減少にともな
い事故発生原因も減少できて安全性を向上できる作業台
を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、作業台を構成するネットで、該ネットは軽量
・高強度繊維ロープで枠ロープと下層のロープネットと
を形成し、下層のロープネット上にヘキサゴンネットに
よる高強度のキャッチネットを張設したことを要旨とす
るものである。
するため、作業台を構成するネットで、該ネットは軽量
・高強度繊維ロープで枠ロープと下層のロープネットと
を形成し、下層のロープネット上にヘキサゴンネットに
よる高強度のキャッチネットを張設したことを要旨とす
るものである。
【０００９】請求項１記載の本発明によれば、ネットで
作業台を構成するから、これを張り渡すだけで作業足場
とすることができ、従来の足場に比較して組み立てが容
易で、足場上に多量の資材を積載しないような軽作業に
対しては作業足場としての機能を十分に有する。そし
て、搬入、搬出、組み立て、解体の作業が容易で、高所
や超高所でのこれらの作業においては省力化でき作業量
を低減できるから作業に伴う危険度も低減する。
作業台を構成するから、これを張り渡すだけで作業足場
とすることができ、従来の足場に比較して組み立てが容
易で、足場上に多量の資材を積載しないような軽作業に
対しては作業足場としての機能を十分に有する。そし
て、搬入、搬出、組み立て、解体の作業が容易で、高所
や超高所でのこれらの作業においては省力化でき作業量
を低減できるから作業に伴う危険度も低減する。
【００１０】また、ロープネットやキャッチネットは高
強度のものを使用するからこの上での歩行や軽作業の安
全も確保できる。
強度のものを使用するからこの上での歩行や軽作業の安
全も確保できる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図１は本発明の実施形態を示
す平面図、図２は同上要部の平面図で、図中11は高所で
の軽作業用の作業台としてのネットを示す。
の形態を詳細に説明する。図１は本発明の実施形態を示
す平面図、図２は同上要部の平面図で、図中11は高所で
の軽作業用の作業台としてのネットを示す。
【００１２】該ネット11は従来の墜落防止及び飛散落下
防止としてのネットに高強度のロープを組合せるもの
で、図１に示すようには例えば 9,000mm×6,000mm の方
形の枠ロープ12内に縦横 200mm間隔のロープネット13を
下層に張り渡し、この下層のロープネット13上に高強度
のキャッチネット14を張設した。
防止としてのネットに高強度のロープを組合せるもの
で、図１に示すようには例えば 9,000mm×6,000mm の方
形の枠ロープ12内に縦横 200mm間隔のロープネット13を
下層に張り渡し、この下層のロープネット13上に高強度
のキャッチネット14を張設した。
【００１３】図中15は中間ロープ、16は手棒ロープを示
し、枠ロープ12、中間ロープ15、手棒ロープ16はいずれ
も軽量・高強度繊維ロープとして例えば直径14mmのダイ
ニーマを使用し、ロープネット13には直径６mmのダイニ
ーマを使用する。引張強力は枠ロープ12、中間ロープ1
5、手棒ロープ16がそれぞれ 5,760Kgで、結節強力はロ
ープネット13が 970Kgである。
し、枠ロープ12、中間ロープ15、手棒ロープ16はいずれ
も軽量・高強度繊維ロープとして例えば直径14mmのダイ
ニーマを使用し、ロープネット13には直径６mmのダイニ
ーマを使用する。引張強力は枠ロープ12、中間ロープ1
5、手棒ロープ16がそれぞれ 5,760Kgで、結節強力はロ
ープネット13が 970Kgである。
【００１４】キャッチネット14は通常のラッセルネット
の２倍の強度を有するヘキサゴンネットを使用するもの
で、これは図２に示すように網目形状を六角目として、
従来の四角目に比較して落下物を受ける場合などや歩行
時の作業員の踏み抜きを考慮して、網糸に作用する力が
均一に分散するようにし、同一強度で重量の軽量化を図
り、網目の変化が少ないようにし、網地の伸縮に対して
融通性を高くした。
の２倍の強度を有するヘキサゴンネットを使用するもの
で、これは図２に示すように網目形状を六角目として、
従来の四角目に比較して落下物を受ける場合などや歩行
時の作業員の踏み抜きを考慮して、網糸に作用する力が
均一に分散するようにし、同一強度で重量の軽量化を図
り、網目の変化が少ないようにし、網地の伸縮に対して
融通性を高くした。
【００１５】次に使用法について説明すると、図３に示
すように例えば高所の鉄骨17等にネット11を張り渡し、
この上で作業する。このネット11で行うに適する作業
は、ネット11の強度を考慮すると例えば高所構造物の点
検・補修作業、高所構造物の塗装（タッチアップ、全面
塗り替え）作業、高所構造物の壁、天井のコーキング等
の作業、高所構造物の少量資材を使用し、かつ小人数で
行う軽作業など、ネット11に大きな重量のかからない簡
易な作業である。
すように例えば高所の鉄骨17等にネット11を張り渡し、
この上で作業する。このネット11で行うに適する作業
は、ネット11の強度を考慮すると例えば高所構造物の点
検・補修作業、高所構造物の塗装（タッチアップ、全面
塗り替え）作業、高所構造物の壁、天井のコーキング等
の作業、高所構造物の少量資材を使用し、かつ小人数で
行う軽作業など、ネット11に大きな重量のかからない簡
易な作業である。
【００１６】この場合、先行してネット11を張り渡して
下面の作業を行い、下面作業終了後にネット11上で別部
材であるエアーマット１を膨らませ、上面の作業を行う
こともできる。
下面の作業を行い、下面作業終了後にネット11上で別部
材であるエアーマット１を膨らませ、上面の作業を行う
こともできる。
【００１７】これにより仮設足場の低減と仮設足場の組
み立て作業の省力化を図れる。
み立て作業の省力化を図れる。
【００１８】
【発明の効果】以上述べたように本発明の作業台は、軽
量で不使用時にはコンパクトに折り畳めるから、狭い場
所や高所への搬入、搬出が容易で、さらに軟質材で形成
してあるから運搬時における構造物等の仕上げ部分との
衝突等による損傷を防止でき、仮設材による後補修も大
幅に低減できる。
量で不使用時にはコンパクトに折り畳めるから、狭い場
所や高所への搬入、搬出が容易で、さらに軟質材で形成
してあるから運搬時における構造物等の仕上げ部分との
衝突等による損傷を防止でき、仮設材による後補修も大
幅に低減できる。
【００１９】高所での取扱いも簡易で組み立て撤去作業
の危険度を低減でき、従来の仮設材を使用する場合に比
較して取り扱う資材量も低減でき、特に作業台上に多量
の資材を積載しない少量で簡易な高所軽作業に適し、さ
らに超高所での作業に対しては従来の仮設材を使用する
場合に比較して大幅に省力化できるとともに作業量の減
少にともない事故発生原因も減少できるだけでなく、歩
行もしやすくて安全性を向上できるものである。
の危険度を低減でき、従来の仮設材を使用する場合に比
較して取り扱う資材量も低減でき、特に作業台上に多量
の資材を積載しない少量で簡易な高所軽作業に適し、さ
らに超高所での作業に対しては従来の仮設材を使用する
場合に比較して大幅に省力化できるとともに作業量の減
少にともない事故発生原因も減少できるだけでなく、歩
行もしやすくて安全性を向上できるものである。
【図１】本発明の作業台の実施形態を示す平面図であ
る。
る。
【図２】本発明の作業台の実施形態を示す要部の平面図
である。
である。
【図３】本発明の作業台の使用例を示す正面図である。
１…エアーマット 11…ネット 12…枠ロープ 13…ロープネット 14…キャッチネッ
ト 15…中間ロープ 16…手棒ロープ 17…鉄骨
ト 15…中間ロープ 16…手棒ロープ 17…鉄骨
フロントページの続き (72)発明者 斉木 宣夫 東京都港区元赤坂一丁目３番８号 鹿島建 設株式会社東京支店内 (72)発明者 高橋 俊二 東京都北区田端６丁目１番１号 横河工事 株式会社内 (72)発明者 菱田 智 東京都北区田端６丁目１番１号 横川工事 株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 作業台を構成するネットで、該ネットは
軽量・高強度繊維ロープで枠ロープと下層のロープネッ
トとを形成し、下層のロープネット上にヘキサゴンネッ
トによる高強度のキャッチネットを張設したことを特徴
とする作業台。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000117540A JP2000320150A (ja) | 2000-01-01 | 2000-04-19 | 作業台 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000117540A JP2000320150A (ja) | 2000-01-01 | 2000-04-19 | 作業台 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08128254A Division JP3128569B2 (ja) | 1996-05-23 | 1996-05-23 | 作業台 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000320150A true JP2000320150A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=18628845
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000117540A Pending JP2000320150A (ja) | 2000-01-01 | 2000-04-19 | 作業台 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000320150A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008261123A (ja) * | 2007-04-11 | 2008-10-30 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 地上落下防止用ネット |
| JP2011058320A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Chubu Electric Power Co Inc | 高所作業用補助具及びこの補助具を使用した高所作業方法 |
| CN109025238A (zh) * | 2018-08-27 | 2018-12-18 | 广东电网有限责任公司 | 维护吊架 |
-
2000
- 2000-04-19 JP JP2000117540A patent/JP2000320150A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008261123A (ja) * | 2007-04-11 | 2008-10-30 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 地上落下防止用ネット |
| JP2011058320A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Chubu Electric Power Co Inc | 高所作業用補助具及びこの補助具を使用した高所作業方法 |
| CN109025238A (zh) * | 2018-08-27 | 2018-12-18 | 广东电网有限责任公司 | 维护吊架 |
| CN109025238B (zh) * | 2018-08-27 | 2023-10-27 | 广东电网有限责任公司 | 维护吊架 |
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