JP5303136B2 - リフター部材および外熱式ロータリーキルン - Google Patents
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Description
[外熱式ロータリーキルンの構成]
まず、本実施形態の外熱式ロータリーキルンの構成について説明する。図1に、本実施形態のロータリーキルンの軸方向断面図を示す。図2に、同ロータリーキルンの基台フレーム上部分の斜視図を示す。図3に、同ロータリーキルンの基台フレーム上部分の分解斜視図を示す。以下の図において、方位(左右)は、前方から後方を見た場合を基準に定義する。
次に、本実施形態における被処理物Hの流れについて説明する。被処理物Hは、ホッパー5に貯留されている。被処理物Hは、ホッパー5下端の抜き出し孔から、スクリューフィーダー3の後端(上流端)に落下する。落下した被処理物Hは、スクリュー32の回転により、供給パイプ30内部を前方(下流側)に移動する。移動した被処理物Hは、流出口302から、本体20内部の後部に落下する。落下した被処理物Hは、管体2の回転に伴って、前方に移動する。移動する際、被処理物Hは、上流側から下流側に向かって、高速搬送用リフター部材8a→低速搬送用リフター部材8d→低速搬送用リフター部材8e→低速搬送用リフター部材8f→高速搬送用リフター部材8b→高速搬送用リフター部材8cを通過する。低速搬送用リフター部材8d〜8fを通過する際、被処理物Hは、径方向外側に加熱装置6が配置されている部分、すなわち加熱部を通過する。加熱部において、被処理物Hは、加熱装置6の電磁誘導で発熱している本体20の管壁により、加熱される。加熱後の被処理物Hは、下流側フード7内を流下し、二連のロータリーバルブ71、72を介して、外部に搬出される。
次に、被処理物H搬送中における高速搬送用リフター部材8a〜8c、低速搬送用リフター部材8d〜8fの動きについて説明する。図10(a)に低速搬送用リフター部材8dの転動初期における前面図を、図10(b)に低速搬送用リフター部材8dの転動中期における前面図を、図10(c)に低速搬送用リフター部材8dの転動終期における前面図を、それぞれ示す。図10(a)〜(c)に示すように、管体2の本体20は、前方から見て時計回りに回動する。このため、図10(a)、図10(b)に示すように、低速搬送用リフター部材8dは、本体20の内周面と共に上昇(回動)する。この際、第一フィン802dにより、本体20内周面下方に堆積していた被処理物Hが、内周面に沿って掻き上げられる。低速搬送用リフター部材8dが上昇すると、図10(b)に示すように、低速搬送用リフター部材8dの下方に隙間が回り込んでくる。このため、図10(c)に示すように、低速搬送用リフター部材8dは、重心Gの移動に伴い、下方の隙間に落下する。この際、低速搬送用リフター部材8dが落下した衝撃により、本体20内周面に付着していた被処理物Hが、内周面から脱落する。また、被処理物Hが撹拌される。また、低速搬送用リフター部材8dの転動に伴い、第二フィン810d〜818dが、あたかもスクリューフィーダー3のスクリュー32(前出図3参照)のように、軸周りに回転する。このため、被処理物Hは、上流側から下流側に向かって、第二フィン810d〜818dにより、押し出される。被処理物は、前出図7に示す貫通孔830d、831d、832dを通って、搬送される。このように、低速搬送用リフター部材8dは、図10(a)→図10(b)→図10(c)→再び図10(a)に示すように、転動し続ける。
次に、本実施形態の外熱式ロータリーキルン1、高速搬送用リフター部材8a〜8c、低速搬送用リフター部材8d〜8fの作用効果について説明する。本実施形態の高速搬送用リフター部材8a〜8c、低速搬送用リフター部材8d〜8fは、管体2内部において転動可能である。また、高速搬送用リフター部材8a〜8c、低速搬送用リフター部材8d〜8fが転動する際、第一フィン800a〜802a、800d〜802dは、被処理物Hを、周方向に掻き上げ、落下させる。このため、被処理物Hが管体2の内周面に付着するのを抑制することができる。また、被処理物Hを撹拌することができる。高速搬送用リフター部材8a〜8c、低速搬送用リフター部材8d〜8fが転動する際、第二フィン810a〜815a、810d〜818dは、被処理物Hを管体2軸方向に送ることができる。このため、被処理物Hの搬送速度を制御することができる。
本実施形態の高速搬送用リフター部材、低速搬送用リフター部材、外熱式ロータリーキルンと、第一実施形態の高速搬送用リフター部材、低速搬送用リフター部材、外熱式ロータリーキルンとの相違点は、第一フィンが放射中心において互いに接続されていない点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
本実施形態の高速搬送用リフター部材、低速搬送用リフター部材、外熱式ロータリーキルンと、第一実施形態の高速搬送用リフター部材、低速搬送用リフター部材、外熱式ロータリーキルンとの相違点は、高速搬送用リフター部材、低速搬送用リフター部材が軸方向に連結されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
本実施形態のリフター部材、外熱式ロータリーキルンと、第一実施形態の高速搬送用リフター部材、低速搬送用リフター部材、外熱式ロータリーキルンとの相違点は、単一のリフター部材が管体内部に配置されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
以上、本発明のリフター部材および外熱式ロータリーキルンの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
2:管体、20:本体、21:タイヤ、22:タイヤ、24:スプロケット。
3:スクリューフィーダー、30:供給パイプ、31:シャフト、32:スクリュー、300:封止板、301:フランジ部、302:流出口、311:スプロケット。
4:上流側フード、40:管体挿入孔、41:供給パイプ挿入孔。
5:ホッパー、6:加熱装置、60:ハウジング、61:断熱材、62:コイル。
7:下流側フード、70:管体挿入孔、71:ロータリーバルブ。
8a〜8c:高速搬送用リフター部材(リフター部材)、8d〜8f:低速搬送用リフター部材(リフター部材)、8g:リフター部材、800a〜802a:第一フィン、800d〜802d:第一フィン、800e〜802e:第一フィン、810a〜815a:第二フィン、810d〜818d:第二フィン、810g:第二フィン、811g:第二フィン、830d:貫通孔、831d:貫通孔、832d:貫通孔、833d:貫通孔、840d〜842d:連結凹部、840d〜843d:連結凹部、850d〜853d:連結凸部、850e〜852e:連結凸部、850e〜853e:連結凸部。
9:架台、90:ローラー、91:ローラー、92:軸受部、93:土台フレーム、94:基台フレーム、95:揺動軸部、96:傾斜角度調節部、950:シャフト。
α:中心角、β1:傾斜角度、β2:傾斜角度、G:重心、H:被処理物、IB1〜IB3:内縁、L1〜L3:ピッチ、OB1〜OB3:外縁、R1:曲率半径、R10:内周半径。
Claims (9)
- 略水平に配置され軸回りに回転可能な管体を備え、該管体外部から該管体内部を搬送される被処理物を加熱する外熱式ロータリーキルンの、該管体内部に配置されるリフター部材であって、
前記管体と別体であり、該管体が回転することにより該管体内部で転動するリフター部材であり、
放射状に配置される複数の第一フィンと、
周方向に隣り合う一対の該第一フィン同士を連結し、周方向一端と周方向他端とが互いに軸方向にずれて配置される複数の第二フィンと、
を備えることを特徴とするリフター部材。 - 複数の前記第二フィンは、螺旋状に連なっている請求項1に記載のリフター部材。
- 複数の前記第一フィンは、放射中心において互いに接続されている請求項1または請求項2に記載のリフター部材。
- 前記第二フィンは、弧状を呈しており、
該第二フィンの径方向内側には、軸方向に貫通する貫通孔が区画されている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のリフター部材。 - 前記第二フィンを軸方向から見た場合の、該第二フィンの外縁の曲率半径は、前記管体の内周半径以上である請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のリフター部材。
- 前記第二フィンを軸方向から見た場合の、該第二フィンの外縁の曲率半径は、前記管体の内周半径と同一である請求項5に記載のリフター部材。
- 前記管体は、水平方向に対して、上流側から下流側に向かって下向きに傾斜して配置されている請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のリフター部材。
- 加熱前の被処理物を搬入する搬入部と、該搬入部の下流側に配置され外部からの熱により該被処理物を加熱する加熱部と、該加熱部の下流側に配置され加熱後の該被処理物を搬出する搬出部と、を備える管体と、
該管体内部に転動可能に配置される請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のリフター部材と、
を備えてなる外熱式ロータリーキルン。 - 前記リフター部材は、前記管体内部に軸方向に並んで複数配置されている請求項8に記載の外熱式ロータリーキルン。
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