JP5302591B2 - 仕切り体 - Google Patents

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本発明は、仕切り体に組み立て可能な段ボールシート、およびこの段ボールシートを組み立ててなる仕切り体に関する。
仕切り体に組み立て可能な段ボールシートは、様々なものが提案されており(例えば特許文献1〜3参照)、これらのほとんどが複数枚のシートを組み合わせて仕切り体を形成するものである。
特開平11−301646号公報 特開平11−348971号公報 特開2004−276924号公報
複数枚のシートを組み合わせて仕切り体を形成する段ボールシートは、シート同士を組み合わせる必要があることから組立作業に時間がかかってしまい、また、シートの数が多いことから取り扱いが不便であるという問題があった。
そこで本発明は、仕切り体に組み立て可能な段ボールシートであって、組立作業が容易で、かつ、取り扱いが容易な段ボールシートを提供することを目的としている。また、この段ボールシートを組み立ててなる仕切り体を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明に係る段ボールシートは、第1端面、第1中間面、中央面、第2中間面、および第2端面を有し、この順に連結して形成された2枚の仕切り板と、2枚の前記仕切り板の前記第1端面同士を連結する第1端連結板と、2枚の前記仕切り板の前記中央面同士を連結する中央連結板と、2枚の前記仕切り板の前記第2端面同士を連結する第2端連結板とを備え、各面の境界線および各板の境界線には折曲げ加工が施されており、仕切り体に組み立て可能である。
かかる構成によれば、一方の仕切り板を折畳むことによって、他方の仕切り板の折畳みが誘発されるため、短い時間で組立作業を行うことができる。また、本発明の段ボールシートは、1枚のシートで構成することができるため、取り扱いが容易である。
また、本発明に係る仕切り体は、上記の段ボールシートを組み立ててなる仕切り体であって、2枚の前記仕切り板が互いに向き合うように、かつ、2枚の前記仕切り板が、前記第1端連結板、前記中央連結板、および、前記第2端連結板に対して垂直になるように前記各板の境界線が折曲げられており、前記中央面を中心にして前記仕切り板が凸形状を形成するように前記各面の境界線が折曲げられている。
また、上記の仕切り体において、前記第1中間面および前記第2中間面が、それらに連結する前記中央面から広がるように形成してもよい。かかる構成によれば、第1中間面と第2中間面とが平行である場合(第1中間面および第2中間面が中央面と直角をなす場合)に比べ、少ない面積の段ボールシートで仕切り体を構成することができる。
また、上記の仕切り体において、前記第1端連結板は前記第2端連結板側に突出する第1突出部を有し、前記第2連結板は前記第1端連結板側に突出する第2突出部を有し、組立状態において前記第1突出部と前記第2突出部とが当接するようにしてもよい。かかる構成によれば、仕切り体の形状を安定して維持することができる。
本発明に係る段ボールシートは、一方の仕切り板を折畳むことによって、他方の仕切り板の折畳みが誘発され、短い時間で組立作業を行うことができることから、組立作業を容易に行うことができる。また、本発明の段ボールシートは、1枚のシートで構成できることから、取り扱いが容易である。
以下、本発明に係る実施形態について図を参照して説明する。なお、全ての図面において、同一または相当する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
はじめに、図1〜図5を参照して、第1実施形態に係る段ボールシート100について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係る段ボールシート100の構成について説明する。なお、本実施形態に係る段ボールシート100は、仕切り体101(図5等参照)に組み立て可能であって、組み立てられた仕切り体101は、段ボールケースC(図5等参照)を6つの領域に仕切ることができるものである。
図1は、本実施形態に係る段ボールシート100の平面図である。なお、以下では、図1の紙面手前側の面を「表面」とし、図1の紙面奥側の面を「裏面」とし、表面から見て谷に折る場合を「谷折り」とし、また、表面から見て山に折る場合を「山折り」として説明する。図1に示すように、本実施形態に係る段ボールシート100は、第1端面5、第1中間面6、中央面7、第2中間面8、および第2端面9を有する2枚の仕切り板1と、第1端連結板2と、中央連結板3と、第2端連結板4とから主に構成されている。
仕切り板1は、上述のように第1端面5、第1中間面6、中央面7、第2中間面8、および第2端面9を有しており、この順に連結して形成されている。いずれの面5〜9も略長方形の形状を有しているが、第1端面5の外側辺10および第2端面9の外側辺11の一部が、内側にわずかに傾斜している。つまり、仕切り板1の全体は、段ボールシート100の中央(各連結板2〜4側)に向かって幅(各面5〜9の連結方向の長さ)が狭くなるようテーパ状に形成されている。より詳細には、第1端面5の外側辺10のうち、第1端連結板2から離れている部分は、各面5〜9の各境界線12〜15と平行であるが、第1端連結板2に近い残りの部分は第1端連結板2に近づくにつれて第1中間面6に近づくように傾斜している。また、第2端面9の外側辺11のうち、第2端連結板4から離れている部分は、各面5〜9の各境界線12〜15と平行であるが、第2端連結板4に近い残りの部分は第2端連結板4に近づくにつれて第2中間面8に近づくように傾斜している。
また、第1端面5、第1中間面6、中央面7、第2中間面8、および第2端面9は、高さ(連結方向に垂直な方向の長さ)が同じであるが、幅(連結方向の長さ)が異なる。具体的には、第1端面5と第2端面9の幅が等しく、第1中間面6と第2中間面8の幅が等しい。そして、中央面7の幅は、第1端面5および第2端面9の幅(最も広い部分の幅)よりも大きく、第1中間面6および第2中間面8の幅よりも小さい。
また、仕切り板1を構成する各面5〜9の境界線12〜15には、折曲げ加工が施されている。この折曲げ加工は、スリットSと罫線M、Vから構成されている。スリットSは、各面5〜9の境界線12〜15の中央付近に形成されている。ここでいう「スリット」とは、表面から裏面に抜けるように形成された切り込みのことをいう。図1では、スリットSは隙間が見えるように記載しているが、実際には隙間は見えない場合が多い。また、罫線M、Vは、スリットSの伸延方向両側に形成されている。ここでいう「罫線」とは、表面又は裏面に窪み(溝)を連続的に形成したものをいい、いずれかの方向に折曲げやすくするために行われる加工である(谷折りしたい側に窪みを形成する。)。
図1の紙面上方の仕切り板1について言えば、中央面7と第1中間面6の境界線13および中央面7と第2中間面8の境界線14には谷折りの罫線V(一点鎖線で表示)が形成されており、第1中間面6と第1端面5との境界線12および第2中間面8と第2端面9との境界線15には山折りの罫線M(点線で表示)が形成されている。また、図1の紙面下方の仕切り板1について言えば、中央面7と第1中間面6の境界線13および中央面7と第2中間面8の境界線14に山折りの罫線Mが形成され、第1中間面6と第1端面5との境界線12および第2中間面8と第2端面9との境界線15には谷折りの罫線Vが形成されている。このように、2枚の仕切り板1の各境界線12〜15には、それぞれ逆の罫線M、Vが形成されている(一方の仕切り板1において、ある2つの面の境界線に山折りの罫線Mが形成されている場合、他方の仕切り板1において、その2つの面の境界線には谷折りの罫線Vが形成されている。)。
第1端連結板2は、2枚の仕切り板1の第1端面5同士を連結する板である。第1端連結板2は、第1端面5との連結方向に長い長方形の形状を有している。また、第1端連結板2と第1端面5との境界線16には折曲げ加工が施されている。具体的には、第1端連結板2と第1端面5との境界線16の中央付近には、スリットSが形成され、スリットSの伸延方向両側には谷折りの罫線V(一点鎖線で表示)が形成されている。
中央連結板3は、2枚の仕切り板1の中央面7同士を連結する板である。中央連結板3の両側辺19は、その一部が一方の中央面7から他方の中央面7に向かって広がるように形成されている。山折りの罫線Mおよび谷折りの罫線Vを用いて説明すれば、上記の「一方の中央面7」は、隣接する面6、8との境界線13、14に谷折りの罫線Vが施されている中央面7であり、上記の「他方の中央面7」は、隣接する面6、8との境界線13、14に山折りの罫線Mが施されている中央面7である。また、中央連結板3と中央面7との境界線17には折曲げ加工が施されている。具体的には、中央連結板3と中央面7との境界線17の中央付近には、スリットSが形成され、スリットSの伸延方向両側には谷折りの罫線Vが形成されている。
第2端連結板4は、2枚の仕切り板1の第2端面9同士を連結する板である。第2端連結板4は、第2端面9との連結方向に長い長方形の形状を有している。また、第2端連結板4と第2端面9との境界線18には折曲げ加工が施されている。具体的には、第2端連結板4と第2端面9との境界線18の中央付近には、スリットSが形成され、スリットSの伸延方向両側には谷折りの罫線Vが形成されている。なお、両仕切り板1と、それ以外の板2〜4との各境界線16〜18は、それぞれ一直線上に位置するよう形成されている。
以上が、本実施形態に係る段ボールシート100の構成である。本実施形態に係る段ボールシート100は、全ての板1〜4が連結されているため、1枚のシートで形成することができる。そのため、段ボールシート100を複数枚重ねても安定し、運搬などでの取り扱いが容易である。また、本実施形態に係る段ボールシート100は、1枚の長方形の段ボールシートをプレス加工(抜き加工)することで成形できる。つまり、中央連結板3と第1端連結板2の間、および中央連結板3と第2端連結板4の間を抜き取る加工、第1端面5、第2端面9、第1端連結板2、および第2端連結板4の外側を切り取る加工、並びに、各面5〜9および各板1〜4の境界線12〜18に折曲げ加工を施す加工は、プレス加工(抜き加工)で一度に行うことができるため、製造コストを抑えることができる。
次に、本実施形態に係る段ボールシート100から仕切り体101を組み立てる方法、および使用方法について図2〜図5を参照して説明する。図2〜図5は、本実施形態に係る段ボールシート100から仕切り体101を組み立てる方法を示した図である。まず、図2に示すように、段ボールシート100の各板1〜4の境界線16〜18を谷折りして、2枚の仕切り板1の表面が互いに向き合うように、かつ、2枚の仕切り板1が、第1端連結板2、中央連結板3、および、第2端連結板4に対して垂直になるように形成する。なお、図2の紙面上方に示す段ボールシート100は折畳み途中の状態であって、図2の紙面下方に示す段ボールシート100は完全に折畳んだ状態である。また、図2における各段ボールシート100の上下端付近の波線は、段ボールシート100の縁端面(切断面)を表わしている(図3、7、および8において同じ)。なお、上述したように、各板1〜4の境界線16〜18には谷折りの罫線Vを含む折曲げ加工が施されているため、各板1〜4の境界線16〜18における谷折りは容易に行うことができる。
その後、図3に示すように、図3中の矢印の方向に力を加え、各面5〜9の境界線12〜15のうち、谷折りの罫線Vを含む折曲げ加工が施された境界線(図1参照)を谷に折り、山折りの罫線Mを含む折曲げ加工が施された境界線(図1参照)を山に折ることで、中央面7を中心にして仕切り板1を凸形状に形成する。つまり、中央面7が突出する部分の先端になるよう各面5〜9の境界線12〜15を折曲げる。このように谷折りの罫線Vおよび山折りの罫線Mの折曲げ方向に従って各面5〜9の境界線12〜15を折曲げると、2枚の仕切り板1の中央面7は同一方向に突出することになる。また、このとき、第1端面5と第2端面9が同一面上に位置するようにし、中央面7がこれらと平行に位置するようにする。さらに、第1中間面6および第2中間面8が、連結する中央面7から広がるように形成する。
ここで、上記の折畳み作業において、2枚の仕切り板1を別々に折畳む必要はない。本実施形態による段ボールシート100によれば、一方の仕切り板1を折畳めば、他方の仕切り板1が折畳まれることになるのである。これは、2枚の仕切り板1の第1端面5同士、中央面7同士、および第2端面9同士が、それぞれ第1端連結板2、中央連結板3、および第2端連結板4によって連結されているためである。さらに言えば、2枚の仕切り板1の第1端面5同士、中央面7同士、および第2端面9同士が、それぞれ連結されているため、一方の仕切り板1において各面5〜9の相対位置を変化させると、これと同じように他方の仕切り板1における各面5〜9の相対位置が変化するためである。よって、本実施形態における段ボールシート100によれば、各面5〜9の境界線12〜15を折曲げる作業(組立作業)を簡略化することができ、組立作業の時間を短縮することができる。
なお、中央連結板3の両側辺19が広がるように形成されているのは、各面5〜9の境界線12〜15を誤った方向に折曲げるのを防止するためである。本実施形態の場合、作業者が、第1中間面6および第2中間面8を中央連結板3の側辺19に沿うように折曲げることを意識すれば、両側の境界線13、14に谷折りの罫線Vが形成された方の中央面7では、その両側の境界線13、14を誤ることなく谷折りすることができる。以上で仕切り体101の組み立てが完了する。
その後、図4に示すように、組み立てられた仕切り体101を各連結板2〜4側から段ボールケースCに挿入する。このとき、仕切り体101の幅(第1端面5の外側辺10から第2端面9の外側辺11までの長さ)が段ボールケースC内の対応する幅よりも小さくなるように仕切り体101を縮めた状態で段ボールケースCに挿入する。なお、中央面7と第1中間面6との境界線13、および中央面7と第2中間面8との境界線14を直角に近づくように折曲げれば、仕切り体101を縮めることができる。仕切り体101は、上述のように段ボールシート100から作られているため可撓性を有し、縮められた状態で段ボールケースCに挿入されると、内部で広がって段ボールケースCの内壁に当接し安定する。なお、上述したように、第1端面5および第2端面9の外側辺10、11の一部が、内側に傾斜していることから、比較的容易に仕切り体101を段ボールケースCに挿入することができる。
その後、図5(商品Aが挿入された状態の段ボールケースCの平面図)に示すように、仕切り体101に仕切られた各領域に商品A(本実施形態では瓶;図5では本体とキャップの部分が見えている。)を挿入する。つまり、図5に示すように、段ボールケースCの内壁および仕切り体101によって段ボールケースC内は6つの領域に仕切られることになるが、これらの領域にそれぞれ商品Aを挿入する。以上が、本実施形態に係る段ボールシート100から仕切り体101を組み立てる方法および使用方法である。上述のように、本実施形態の段ボールシート100によれば、各面5〜9の境界線12〜15を折曲げる作業(組立作業)を簡略化することができるため、組立作業を容易に行うことができる。
また、図5に示すように、本実施形態の仕切り体101では、第1中間面6および第2中間面8が、連結する中央面7から広がるように形成されている。かかる構成によれば、第1中間面6と第2中間面8とが平行である場合(第1中間面6および第2中間面8が中央面7と直角をなす場合)に比べ、少ない面積の段ボールシートで仕切り体101を構成することができる。なお、本実施形態では、段ボールケースCの内壁および仕切り体101によって仕切られた領域のうち、図5の紙面左上の領域を第1領域21とし、この第1領域21から時計回りに各領域をそれぞれ第2〜6領域22〜26とすると、第2領域22、第4領域24、および第6領域26は連通していることがわかる。ただし、挿入される商品Aが瓶形状や缶形状のように平面視が円状の形状を有するような場合は、商品Aは互いに接触することがなく、仕切り体としての機能を十分に発揮することができる。
(第2実施形態)
次に、図6〜図8を参照して、第2実施形態に係る段ボールシート200について説明する。まず、図6を参照して、本実施形態に係る段ボールシート200の構成について説明する。図6は、本実施形態に係る段ボールシート200の平面図である。本実施形態に係る段ボールシート200は、第1端連結板2が第2端連結板4側に突出する第1突出部27を有し、また、第2連結板4が第1端連結板2側に突出する第2突出部28を有する点で、第1実施形態に係る段ボールシート100と構成が異なる。
より詳細には、第1端連結板2は、第2端連結板4側に突出する第1突出部27を有しているが、この第1突出部27は2枚の仕切り板1の第1中間面6の間に位置している。第1突出部27の先端は、その一部が直線状で各面5〜9の境界線12〜15と平行になっている。また、第1突出部27は、中央面7との境界線13に山折りの罫線Mが形成されている方の第1中間面6側(図6の紙面下側)に傾くように形成されている。さらに、第1中間面6は、第1突出部27側の部分が第1実施形態の場合に比べ、段ボールシート200の厚み分だけ切り欠かれた形状となっている。
同様に、第2端連結板4は、第1端連結板2側に突出する第2突出部28を有しているが、この第2突出部28は2枚の仕切り板1の第2中間面8の間に位置している。第2突出部28の先端は、その一部が直線状で各面5〜9の境界線12〜15と平行になっている。また、第2突出部28は、中央面7との境界線13に山折りの罫線Mが形成されている方の第2中間面8側(図6の紙面下側)に傾くように形成されている。さらに、第2中間面8は、第2突出部28側の部分が第1実施形態の場合に比べ、段ボールシート200の厚み分だけ切り欠かれた形状となっている。
次に、本実施形態に係る段ボールシート200から仕切り体201を組み立てる方法、および使用方法について図7〜図8を参照して説明する。図7〜図8は、本実施形態に係る段ボールシート200から仕切り体201を組み立てる方法を示した図である。まず、第1実施形態の図2に示す場合と同様に、図7に示すように、段ボールシート200の各板1〜4の境界線16〜18を谷折りして、2枚の仕切り板1の表面が互いに向き合うように、かつ、2枚の仕切り板1が、第1端連結板2、中央連結板3、および、第2端連結板4に対して垂直になるように形成する。なお、各板1〜4の境界線16〜18には谷折りの罫線Vを含む折曲げ加工が施されているため、各板1〜4の境界線16〜18における谷折りは容易に行うことができる。
その後、図8に示すように、図8中の矢印の方向に力を加え、各面5〜9の境界線12〜15のうち、谷折りの罫線Vを含む折曲げ加工が施された境界線(図6参照)を谷に折り、山折りの罫線Mを含む折曲げ加工が施された境界線(図6参照)を山に折ることで、中央面7を中心に仕切り板1を凸形状に形成する。つまり、中央面7が突出する部分の先端になるよう各面5〜9の境界線12〜15を折曲げる。このように谷折りの罫線Vおよび山折りの罫線Mの折曲げ方向に従って各面5〜9の境界線12〜15を折曲げると、2枚の仕切り板1の中央面7は同一方向に突出することになる。なお、このとき、第1端連結板の第1突出部と、第2連結板の第2突出部とが当接するようにする。これにより、第1端面5と第2端面8が同一面上に位置するように、これらと平行に中央面7が位置するように、そして、第1中間面6および第2中間面8が連結する中央面7から広がるように形成される。
なお、上述したように、第1中間面6の第1突出部27側の部分、および第2中間面8の第2突出部28側の部分は、段ボールシート200の厚み分だけ切り欠かれた形状となっているため、図8に示すように段ボールシート200を折畳んだ場合であっても、第1突出部27と第1中間面6が互いに接触して変形等することはなく、第2突出部28と第2中間面8も互いに接触して変形等することはない。また、第1突出部27と第2突出部28が当接しているとき、第1中間面および第2中間面が両側辺19に当接するように、中央連結板3を形成するようにしてもよい。以上で仕切り体201の組み立てが完了する。
その後、第1実施形態の場合と同様に、仕切り体201を段ボールケースに挿入し(図4参照)、仕切り体201と段ボールケースの内壁で仕切られた領域に商品を挿入する(図5参照)。なお、上述したように、第1突出部27および第2突出部28が一方に傾斜している。これは、仕切り体201で仕切られた領域の中心が、段ボールシート200の厚み分だけずれるのを考慮したためである。つまり、第1突出部27と第2突出部28とは、図5の第5領域25に相当する領域で当接することになるが、この領域の中心は段ボールシート200の厚み分だけ段ボールケースCの内壁側にずれているため、第1突出部27および第2突出部28を上記の内壁側に傾斜させなければ、第1突出部27および第2突出部28の当接する部分がこの領域の中心からずれてしまい、上記領域に挿入された商品Aが傾くことになるからである。
以上が、本実施形態に係る段ボールシート200を仕切り体201に組み立てる方法、および使用方法である。本実施形態では、仕切り体201が形成されている状態で、第1突出部27と第2突出部28が当接していることから、仕切り体201が完成した状態からさらに縮むよなことはなく、仕切り体201はその形状を安定して維持することができる。よって、本実施形態によれば、仕切り体201の形状に精度が求められるような場合、例えば、機械装置によって製品が段ボールケースに挿入される梱包工程に用いるような場合には有効である。
本発明によれば、仕切り体に組み立て可能な段ボールシートであって、組立作業が容易で、かつ、取り扱いが容易な段ボールシートを提供することができる。よって、仕切り体の技術分野において有益である。
本発明の一の実施形態に係る段ボールシートの平面図である。 本発明の一の実施形態に係る仕切り体の組み立て方法を示した図である。 本発明の一の実施形態に係る仕切り体の組み立て方法を示した図である。 本発明の一の実施形態に係る仕切り体の組み立て方法を示した図である。 本発明の一の実施形態に係る仕切り体の組み立て方法を示した図である。 本発明の他の実施形態に係る段ボールシートの平面図である。 本発明の他の実施形態に係る仕切り体の組み立て方法を示した図である。 本発明の他の実施形態に係る仕切り体の組み立て方法を示した図である。
符号の説明
1 仕切り板
2 第1端連結板
3 中央連結板
4 第2端連結板
5 第1端面
6 第1中間面
7 中央面
8 第2中間面
9 第2端面
12〜18 境界線
27 第1突出部
28 第2突出部
100、200 段ボールシート
101、201 仕切り体

Claims (1)

  1. 第1端面、第1中間面、中央面、第2中間面、および第2端面を有し、この順に連結して形成された2枚の仕切り板と、2枚の前記仕切り板の前記第1端面同士を連結する第1端連結板と、2枚の前記仕切り板の前記中央面同士を連結する中央連結板と、2枚の前記仕切り板の前記第2端面同士を連結する第2端連結板とを備え、各面の境界線および各板の境界線には折曲げ加工が施されている、仕切り体に組み立て可能な段ボールシートを組み立ててなる仕切り体であって、
    2枚の前記仕切り板が互いに向き合うように、かつ、2枚の前記仕切り板が、前記第1端連結板、前記中央連結板、および、前記第2端連結板に対して垂直になるように前記各板の境界線が折曲げられており、前記中央面を中心にして前記仕切り板が凸形状を形成するように前記各面の境界線が折曲げられており、
    前記第1中間面および前記第2中間面が、それらに連結する前記中央面から広がるように形成されており、
    前記第1端連結板は前記第2端連結板側に突出する第1突出部を有し、前記第2連結板は前記第1端連結板側に突出する第2突出部を有し、組立状態において前記第1突出部と前記第2突出部とが当接する仕切り体。
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