JP5302428B2 - 処理対象物濃縮装置 - Google Patents

処理対象物濃縮装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5302428B2
JP5302428B2 JP2012024486A JP2012024486A JP5302428B2 JP 5302428 B2 JP5302428 B2 JP 5302428B2 JP 2012024486 A JP2012024486 A JP 2012024486A JP 2012024486 A JP2012024486 A JP 2012024486A JP 5302428 B2 JP5302428 B2 JP 5302428B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
peripheral surface
outer peripheral
shaft
circular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012024486A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013158739A (ja
Inventor
雄介 手塚
祐輝 津川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amukon KK
Original Assignee
Amukon KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amukon KK filed Critical Amukon KK
Priority to JP2012024486A priority Critical patent/JP5302428B2/ja
Publication of JP2013158739A publication Critical patent/JP2013158739A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5302428B2 publication Critical patent/JP5302428B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

本発明は、多量の液体を含む処理対象物を固液分離装置によって固液分離するに先立って、その処理対象物を濃縮する処理対象物濃縮装置に関する。
例えば、下水処理物、養豚場等から排出された廃水、ディスポーザにより粉砕された生ごみ、細かく砕かれてどろどろの状態となった野菜くず、廃牛乳、水の加えられた廃豆腐、その他の食品加工排水などの有機系汚泥や、その有機系汚泥を微生物によって分解処理した汚泥、メッキ廃油、インク廃液、顔料廃液、塗料廃液などの無機系汚泥などの液体を含む処理対象物から液体を分離する固液分離装置は従来より周知である(例えば、特許文献1及び2参照)。かかる固液分離装置に送り込まれる処理対象物の固形分濃度が低いと、固液分離装置によって処理対象物から分離できる固形分の量が減少し、効率よく処理対象物を固液分離できなくなる。
そこで、処理対象物を固液分離装置によって固液分離するに先立って、その処理対象物を濃縮する処理対象物濃縮装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。従来のこの種の処理対象物濃縮装置は、液体を含む処理対象物が送り込まれる混和槽と、その混和槽内に配置された濾過体とを具備し、その濾過体は、間隔をあけて配置された固定プレートと、隣り合う固定プレートの間に配置された可動プレートとを有し、その固定プレートと可動プレートには、それぞれ貫通孔が形成されていて、処理対象物から分離された濾液は固定プレートと可動プレートとの間の濾液流入ギャップを通して濾過体内に流入するように構成されている。
また、この処理対象物濃縮装置は、複数の固定プレートの外周面に摺接しながら、複数の可動プレートを押圧して、その可動プレートを押し動かすクリーニング部材を有している。かかるクリーニング部材を設けることによって、可動プレートは、隣り合う固定プレートの間で積極的に作動するので、固定プレートと可動プレートとの間の濾液流入ギャップに処理対象物の固形分が詰まる不具合を阻止できる。しかもクリーニング部材が固定プレートの外周面を摺接するので、濾過体のまわりに固形分がへばりつくように付着することを阻止できる。このため、処理対象物から分離された多量の濾液を効率よく濾過体の内部に流入させることができる。
ところが、従来の処理対象物濃縮装置は、クリーニング部材が可動プレートを加圧して、その可動プレートを押し動かすように構成されているので、クリーニング部材と可動プレートが大きな圧力で圧接し、これによって可動プレートないしはクリーニング部材が比較的早期に摩耗するおそれがある。
特開平5−228695号公報 特開2004−357615号公報 特許第4318735号公報
本発明の目的は、処理対象物から濾液を効率よく分離して、その処理対象物を効果的に濃縮することができ、しかもクリーニング部材と可動プレートを従来のように大きな圧力で圧接させる必要のない処理対象物濃縮装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、貫通孔が形成され、かつ外周面が円形に形成されていて、互いに間隔をあけて配置された複数の固定プレートと、貫通孔が形成されていて、隣り合う固定プレートの間に配置された可動プレートとを有する濾過体と、該濾過体を収容すると共に、液体を含む処理対象物が送り込まれる混和槽と、前記濾過体外に配置されていて、前記混和槽に送り込まれた処理対象物を撹拌する撹拌手段と、前記濾過体内を延びる軸と、該軸を回転駆動する駆動装置と、前記軸に固定され、又は該軸に一体に形成されていて、当該軸の中心軸線に対して偏心した偏心カムと、前記複数の可動プレートが前記偏心カムの偏心量を半径とした円運動を行うように、当該複数の可動プレートと前記偏心カムとを連結する連結手段と、前記可動プレートが前記固定プレートの外周面よりも該固定プレートの半径方向外方に突出していない複数の固定プレートの外周面部分に摺接しながら、前記軸と共に回転するように、該軸に固定支持されたクリーニング部材とを具備し、前記混和槽に送り込まれた処理対象物から分離された濾液を前記固定プレートと可動プレートとの間の濾液流入ギャップを通して前記濾過体内に流入させ、含液率の低下した処理対象物を前記混和槽の出口から流出させる処理対象物濃縮装置を提案する(請求項1)。
また、上記請求項1に記載の処理対象物濃縮装置において、前記連結手段は、前記偏心カムの円形外周面に嵌合したリング状のすべり軸受と、該すべり軸受の円形外周面に嵌合した円形孔を備えた連結板と、前記複数の可動プレートを連結すると共に、前記連結板に連結された連結棒とを有し、前記偏心カムの円形外周面は、その全周に亘って、前記すべり軸受の円形内周面に摺動可能に嵌合していると有利である(請求項2)。
さらに、上記請求項1に記載の処理対象物濃縮装置において、前記連結手段は、前記偏心カムの円形外周面に嵌合したリング状のすべり軸受と、該すべり軸受の円形外周面に嵌合した円形孔を備えた連結板と、前記複数の可動プレートを連結すると共に、前記連結板に連結された連結棒とを有し、前記すべり軸受の円形外周面は、その全周に亘って、前記連結板に形成された円形孔の内周面に摺動可能に嵌合していると有利である(請求項3)。
また、上記請求項1に記載の処理対象物濃縮装置において、前記連結手段は、前記偏心カムの円形外周面に嵌合した円形孔を備えた連結板と、前記複数の可動プレートを連結すると共に、前記連結板に連結された連結棒とを有し、前記偏心カムの円形外周面は、その全周に亘って、前記連結板に形成された円形孔の内周面に摺動可能に嵌合していると有利である(請求項4)。
さらに、上記請求項2乃至4のいずれかに記載の処理対象物濃縮装置において、前記偏心カムと連結板は、前記軸の長手方向に離間した複数の個所に設けられ、前記連結棒は、前記複数の連結板に連結されていると有利である(請求項5)。
また、上記請求項1乃至5のいずれかに記載の処理対象物濃縮装置において、前記固定プレートと可動プレートは、前記軸が1回転する間に、該可動プレートが、隣り合う固定プレートにおける環状部の間の隙間の全体を移動しながら円運動するように形成されていると有利である(請求項6)。
さらに、上記請求項6に記載の処理対象物濃縮装置において、前記固定プレートと前記可動プレートは共にリング状に形成され、該可動プレートの円形の貫通孔の中心軸線は前記偏心カムの中心軸線に一致し、前記固定プレートの円形の貫通孔の中心軸線は前記軸の中心軸線に一致していて、前記可動プレートの貫通孔の半径をa、該可動プレートの外周面の半径をA、前記固定プレートの貫通孔の半径をb、該固定プレートの外周面の半径をB、前記軸の中心軸線に対する前記偏心カムの中心軸線の偏心量をδとしたとき、a+δ≦Bで、かつA+δ≧bを満たすように、前記固定プレートと可動プレートが形成されていると有利である(請求項7)。
また、上記請求項1乃至7のいずれかに記載の処理対象物濃縮装置において、前記可動プレートが前記軸の中心軸線のまわりに回転して、該可動プレートが他の部材に当接することを阻止すべく、円運動する可動プレートを案内するガイドを具備すると有利である(請求項8)。
本発明によれば、可動プレートがクリーニング部材によって押し動かされるのではなく、該可動プレートが回転駆動される軸に固定された偏心カムによって円運動するように構成されているので、クリーニング部材と可動プレートが従来のように大きな圧力で圧接することはなく、クリーニング部材が従来のように早期に摩耗する不具合を阻止できる。
処理対象物濃縮装置の全体を示す部分断面図である。 濾過体とこれに関連する構成部材の断面図であって、図6のII−II線断面に相当する図である。 濾過体とこれに関連する構成部材の断面図であって、図6のIII−III線断面に相当する図である。 隣り合う2つの固定プレートと、これらの固定プレートの間に配置された1つの可動プレートと、ガイドプレートと、これらに関連する一部の構成部材の分解斜視図である。 濾過体の下部に位置する固定プレートと可動プレートを省略すると共に、ガイドプレートなどの一部の構成部材を省略して示した斜視図である。 図を判りやすくするため、ガイドプレートなどを省略して、可動プレートとクリーニング部材の動きを説明する概略平面図である。 可動プレートとクリーニング部材の動きを説明する、図6と同様な概略平面図である。 可動プレートとクリーニング部材の動きを説明する、図6と同様な概略平面図である。 可動プレートとクリーニング部材の動きを説明する、図6と同様な概略平面図である。 ガイドプレート、連結棒、軸、及びステーボルトなどの組付き状態を説明する斜視図である。 図2のXI−XI線拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って詳細に説明する。
図1は、処理対象物濃縮装置の全体を示す部分断面図である。ここに示した処理対象物濃縮装置によって、先に例示した処理対象物、或いはその他の各種の処理対象物を濃縮処理することができるが、ここでは、多量の水分を含んだ汚泥を濃縮処理する場合について説明する。
図1に示した処理対象物濃縮装置は混和槽3を有し、その混和槽3の側壁4には、多量の水分を含んだ汚泥が混和槽3内に流入する汚泥入口5が形成されている。混和槽3の底壁6には、凝集剤が流入する凝集剤注入口7が形成され、混和槽3の上壁8には、駆動装置の一例である減速機付きのモータ9が固定支持されている。このモータ9の出力軸(図示せず)には、混和槽3の内部を上下方向に延びる軸15の上端部が固定連結され、かかる軸15には、混和槽3内に配置された撹拌羽根10の上部の基端部が固定されている。モータ9が作動することによって、軸15がその中心軸線Xのまわりに回転駆動され、これによって撹拌羽根10がその中心軸線Xのまわりに回転駆動される。
また、混和槽3内には、後に詳しく説明する濾過体19が設けられ、上述した軸15は濾過体19の内部を延び、撹拌羽根10は濾過体19の外部に設けられている。
図1に矢印Mで示すように、多量の水分を含んだ汚泥は、汚泥入口5から混和槽3内に送り込まれる。その汚泥の含水率は、例えば99%程度である。一方、凝集剤注入口7から、矢印Nで示すように、混和槽3内に例えば高分子凝集剤より成る凝集剤が送り込まれる。このようにして混和槽3内に送り込まれた汚泥と凝集剤は、モータ9により回転駆動された撹拌羽根10によって混合撹拌され、これによって汚泥がフロック化される。図1には、かかる汚泥に対して符号Sを付してある。このように、撹拌羽根10は、混和槽3に送り込まれた汚泥と凝集剤を撹拌する用をなし、撹拌手段の一例を構成している。なお、図1以外の図には、汚泥の図示は省略してある。
図1に示した混和槽3とは別の図示していない混和槽において、汚泥と凝集剤とを撹拌混合してその汚泥をフロック化し、該汚泥を図1に示した汚泥入口5から混和槽3内に送り込み、その送り込まれた汚泥を回転する撹拌羽根10によって撹拌するように構成することもできる。また凝集剤を混入してフロック化する必要のない処理対象物を濃縮処理する場合も、その処理対象物は汚泥入口5から混和槽3内に送り込まれて撹拌羽根10によって撹拌される。
上述のように、本例の処理対象物濃縮装置は、濾過体19を収容すると共に、液体を含む処理対象物の一例である汚泥が送り込まれる混和槽3と、濾過体19外に配置されていて、混和槽3に送り込まれた処理対象物を撹拌する撹拌手段と、濾過体19内を延びる軸15と、その軸15を回転駆動する駆動装置の一例であるモータ9とを具備している。
上述のようにフロック化された汚泥Sは、図1に矢印Cで示すように、混和槽3の出口11から流出し、導管12を通って図示していない固液分離装置に移送され、ここで固液分離される。汚泥を固液分離するための具体的構成と作用は従来より周知であるため、ここではその説明を省略する。固液分離装置としては、例えば前述の特許文献1又は2に記載された固液分離装置などを広く採用することができる。
図2及び図3は、前述の濾過体19と、これに関連する構成の拡大縦断面図である。これらの図に示すように、濾過体19は、小リング状に形成された複数のスペーサ29によって上下方向に互いに間隔をあけて配置された複数の固定プレート17と、隣り合う固定プレート17の間に配置された可動プレート18とを有している。図示した例では、隣り合う固定プレート17の間に1つの可動プレート18が配置されているが、隣り合う2つの固定プレート17の間に複数の可動プレート18を配置することもできる。また、スペーサ29を一方の固定プレート17と一体に成形し、そのスペーサ29と固定プレート17を1つの部片として形成することもできる。また、本例の処理対象物濃縮装置においては、濾過体19の上にガイドプレート20が配置され、濾過体19の下方には台座25が設けられている。このガイドプレート20と台座25については後に詳しく説明する。
図4は、上下方向に隣り合う2つの固定プレート17と、これらの固定プレート17の間に配置された1つの可動プレート18と、上述したガイドプレート20と、これらに関連する一部の構成要素を分解して示す斜視図である。また、図5は濾過体19の下部に位置する固定プレートと可動プレートを省略すると共に、ガイドプレートなどを省略して、濾過体19の内部構造と、これに関連する構成を明らかにした斜視図である。さらに、図6乃至図9は、図を判りやすくするため、ガイドプレートなどを省略すると共に、可動プレート18を二点鎖線で示して、その可動プレート18と固定プレート17との位置関係を明らかにすると共に、可動プレート18と後述するクリーニング部材54の動きを明らかにした概略平面図である。
図4乃至図6に示すように、固定プレート17には貫通孔21が形成され、その固定プレート17の外周面22は円形に形成されている。また可動プレート18にも貫通孔23が形成されている。固定プレート17と可動プレート18に形成された貫通孔21,23の形状は、円形、多角形又は楕円形などの適宜な形態であってよく、また可動プレート18の外周面24も、円形のほかに多角形又は楕円形などに形成できるものであるが、本例の固定プレート17と可動プレート18は、図4及び図6に示すように、共にリング状に形成されていて、固定プレート17の貫通孔21は、その円形の外周面22に対して同心状の円形に形成され、可動プレート18の貫通孔23と外周面24も、同心状の円形に形成されている。但し、後述するように、固定プレート17には耳部27が形成され、可動プレート18にも2つの耳部60が形成されている。また、本例の処理対象物濃縮装置においては、複数の固定プレート17は全て上下に同心状に配置され、複数の可動プレート18も上下に同心状に配置されている。
図2及び図3に示すように、上述のように形成された多数の固定プレート17と可動プレート18の貫通孔21,23によって濾過体19の内部に空間が区画され、その空間内に、軸15が濾過体19に対して接触することなく上下方向に垂直に延びている。また、図10にも示すように、軸15は、ガイドプレート20に形成された中央孔61をも貫通している。軸15と固定プレート17及び可動プレート18との相対位置は適宜設定できるが、図示した例では、図6から判るように、軸15の中心軸線Xと固定プレート17の円形の貫通孔21の中心軸線とが一致しているものとする。固定プレート17の外周面22の中心軸線と、軸15の中心軸線Xも一致している。
図4及び図6に示すように、各固定プレート17は、環状部26と、その環状部26からその半径方向内方へ突出した複数の、図の例では4つの耳部27とから構成され、その全体がリング状に形成されている。また、各耳部27には取付孔28が形成され、これらの取付孔28と、隣り合う固定プレート17の間に配置された小リング状のスペーサ29の中心孔には、図2乃至図6に示すように、ステーボルト30がそれぞれ挿通されている。また、図2、図3及び図10に示すように、複数のステーボルト30は、ガイドプレート20に形成された取付孔55(図4)をも貫通し、その各ステーボルト30の上部に形成された雄ねじにナット31が螺着されて締め付けられている。図示した固定プレート17の環状部26は、円環状に形成されているが、貫通孔21を円形以外の形態に形成するなどして、その環状部26を円環状以外の形態に形成することもできる。
図11は、前述の台座25の断面図であり、この図と図1乃至図3及び図5から判るように、台座25は、ベースプレート32と、そのベースプレート32に一体に固定された筒状体33とから成り、そのベースプレート32が混和槽3の底壁6に固定されている。また、ベースプレート32の中央部には軸受34が固定され、この軸受34に軸15の下部が回転自在に嵌合している。さらに、ベースプレート32には、後述する濾液が流出する複数の開口35が貫通形成され、その開口35が混和槽3の底壁6に形成された濾液流通孔36に合致している。
また、上述のステーボルト30は、台座25の筒状体33に形成された孔62を貫通して下方に延び、その各ステーボルト30の下部に形成された雄ねじにナット37がそれぞれ螺着されて締め付けられている。このようにして、スペーサ29を介して上下方向に互いに間隔をあけて配列された多数の固定プレート17と、ガイドプレート20と、台座25は、一体的に固定連結され、混和槽3に対して固定されている。但し、各固定プレート17を、互いにわずかに遊動できるように組み付けることもできる。
また、図1乃至図3に示すように、混和槽3の底壁6には、これに形成された濾液流通孔36に整合して位置する排液管49が固定されている。
隣り合う固定プレート17の間に配置された可動プレート18は、図2乃至図6に示すように、隣り合う固定プレート17の環状部26の間を、水平方向に作動可能に配置されている。しかも、その各可動プレート18は、図6に示すように、前述のスペーサ29よりも、固定プレートの半径方向外方に位置している。
図2、図3、図5及び図6に示すように、濾過体19よりも上方の軸15の部分には、外周面39が円形に形成された偏心カム38が、軸15と一体に回転できるように固定されている。例えば、軸15に図示していないキー溝が形成され、そのキー溝に嵌合した同じく図示していないキーを介して、偏心カム38が軸15に着脱可能に固定されている。図2及び図6乃至図9に示すように、偏心カム38の中心軸線Yは、軸15の中心軸線Xに対してδで示す距離だけ偏心している。
偏心カム38と軸15を別部材として構成し、これらを上述したように固定する代わりに、偏心カム38を軸15と一体に形成し、これらを一部片として構成することもできる。
上述した偏心カム38の円形外周面39には、同心状の円形内周面40と円形外周面41を有するリング状のすべり軸受42の円形内周面40が嵌合し、このすべり軸受42の円形外周面41は、連結板43の円形孔44に嵌合している。ここに示した例では、偏心カム38の円形外周面39が、その全周に亘って、すべり軸受42の円形内周面40に直接又は潤滑剤を介して摺動可能に嵌合している。すべり軸受42と連結板43は、例えば図示していないボルトとナットによって固定されていてもよいし、連結板43とすべり軸受42とが相対回転可能に嵌合していてもよい。すべり軸受42は、摩擦係数の小なる材料、例えば樹脂によって構成されている。
図示した例では、図2及び図3に示すように、濾過体19よりも下方の軸15の部分にも、上述したところと全く同じく構成された偏心カム138とすべり軸受142と連結板143が設けられている。両偏心カム38,138の中心軸線Yは一致していると共に、軸15の中心軸線Xに対する両偏心カム38,138の偏心量δも同一である。
図2、図5及び図6に示すように、両連結板43,143には、それぞれ2つずつの取付孔45,145が形成されている。また図4及び図6に示すように、各可動プレート18は、環状部63とその環状部63から半径方向内方に突出した前述の耳部60とから構成され、その全体がリング状の形態に形成されている。また、各耳部60にもそれぞれ取付孔50が形成されている。図10に示すように、ガイドプレート20には後述するガイド孔48が形成されている。
本例の可動プレート18の環状部63は円環状に形成されているが、当該環状部63を円環状以外の形態に形成することもできる。また、可動プレート18に耳部60を形成せずに、該可動プレート18を環状部63のみで形成することもできる。
上述した取付孔45,145,50とガイド孔48には、軸15の中心軸線Xに対して平行に延びる連結棒46がそれぞれ貫通し、その各連結棒46の長手方向各端部に形成された雄ねじにナット47,147が螺着されて締め付けられている。このようにして、複数の可動プレート18は、連結棒46によって互いに一体的に連結され、その連結棒46は、連結板43,143に一体的に連結されている。図2及び図3に示すように、固定プレート17と可動プレート18との間には、例えば、0.1mm乃至1mm程の微小な濾液流入ギャップgが形成されている。図10に示すように、ガイドプレート20に形成されたガイド孔48の径は、連結棒46の径よりも大きく形成されており、かかる連結棒46とガイド孔48の関係については後に詳しく説明する。
上述のように、図示した例では、複数の可動プレート18は連結棒46に固定連結され、その連結棒46も連結板43,143に固定連結されているが、連結棒46と可動プレート18をわずかな遊びをもって連結し、或いは連結棒46に連結板43,143をわずかな遊びをもって連結することもできる。また、連結棒を3本以上設けることもできる。
可動プレート18と偏心カム38の相対位置は適宜設定でき、従って可動プレート18の貫通孔23の中心軸線と偏心カム38,138の中心軸線Yの相対位置も適宜設定できるが、本例の処理対象物濃縮装置においては、可動プレート18の円形の貫通孔23の中心軸線が、偏心カム38,138の中心軸線Yに一致するように、可動プレート18と偏心カム38,138との位置が設定されている。従って、図6乃至図9には可動プレート18の貫通孔23の中心軸線にも符号Yを付してある。
前述のように、汚泥と凝集剤が混和槽3内に送り込まれ、このときモータ9により撹拌羽根10が回転駆動され、これによって汚泥と凝集剤が撹拌され、汚泥がフロック化される。このとき、混和槽3内には、濾過体19が配置され、その濾過体19の固定プレート17と可動プレート18の間には、図2及び図3に示した微小な濾液流入ギャップgが形成されているので、混和槽3内のフロック化された汚泥の水分が、濾液流入ギャップgを通して濾過体19の内部に流入する。濾液流入ギャップgは、ここをフロックが通過しないほどの大きさに設定されているのである。
上述のように、固定プレート17と可動プレート18との間の濾液流入ギャップgを通って、濾過体19内に流入した水分、すなわち濾液は、その重力によって、濾過体19内を下方に流下し、台座25に形成された開口35と、混和槽3の底壁6に形成された濾液流通孔36を通して、図1に矢印Fで示したように排液管49内に流入する。次いで、この濾液は、図1に矢印Gで示したように排液管49から流出し、濾液受け部材51に受け止められた後、矢印Hで示すように下方に流下する。このように混和槽3に送り込まれた処理対象物から分離された濾液を、固定プレート17と可動プレート18との間の濾液流入ギャップgを通して、濾過体19内に流入させることによって、含液率の低下した処理対象物を混和槽3の出口11から流出させ、その処理対象物を固液分離装置によって効率よく固液分離することができる。なお、図面には濾液の図示は省略してある。
ここで、前述の如く、図1に示したモータ9が作動し、軸15がその中心軸線Xのまわりに、図5乃至図9に矢印Pで示した方向に回転すると、前述の偏心カム38,138は、図6乃至図9に矢印Eで示すように、その中心軸線Yが軸15の中心軸線Xのまわりに偏心量δを半径とした円を描きながら回転する。このとき、各偏心カム38,138の円形外周面39,139はすべり軸受42,142の円形内周面40,140に摺動自在に嵌合し、しかも複数の可動プレート18は連結棒46と連結板43,143とによって一体的に連結されているので、偏心カム38,138が上述のように回転することにより、複数の可動プレート18は、偏心カム38,138の偏心量δを半径とした円運動を行う。
図示した例においては、偏心カム38,138の中心軸線Yと可動プレート18の貫通孔23の中心軸線Yが一致しているので、図6乃至図9から判るように、偏心カム38,138の中心軸線Yが、軸15の中心軸線Xのまわりに偏心量δを半径として矢印E方向に回転することによって、互いに連結された複数の可動プレート18も、その貫通孔23の中心軸線Yが、図6乃至図9に示した順に軸15の中心軸線Xのまわりに、偏心量δを半径とした円を描きながら円運動する。
上述のように、可動プレート18は円運動し、固定プレート17は不動に固定されているので、互いに隣り合う可動プレート18と固定プレート17との間の濾液流入ギャップgに入り込んだ汚泥の固形分を掻き出すことができ、濾液流入ギャップgに固形分が詰まる不具合を阻止できる。
上述した偏心カム38,138の円形外周面39,139に嵌合したリング状のすべり軸受42,142と、そのすべり軸受42,142の円形外周面41,141に嵌合した円形孔44,144を備えた連結板43,143と、複数の可動プレート18を連結すると共に連結板43,143に連結された連結棒46は、複数の可動プレート18が、偏心カム38,138の偏心量δを半径とした円運動を行うように、複数の可動プレート18と偏心カム38,138とを連結する連結手段の一例を構成している。
その際、本例の処理対象物濃縮装置においては、前述のように、偏心カム38,138の円形外周面39,139は、その全周に亘って、すべり軸受42,142の円形内周面40,140に、直接又は潤滑剤を介して、摺動可能に嵌合しているので、偏心カム38,138の円形外周面39,139とすべり軸受42,142の円形内周面40,140に作用する外力が分散され、両周面に作用する単位面積当たりの圧力は小さなものとなり、偏心カム38,138とすべり軸受42,142の摩耗量を少なくすることができる。
すべり軸受42,142の円形外周面41,141が、その全周に亘って、連結板43,143に形成された円形孔44,144の内周面に、直接又は潤滑剤を介して摺動可能に嵌合していても、前述したところと全く同様に可動プレート18を円運動させることができ、しかもすべり軸受42,142の円形外周面41,141と連結板43,143の円形孔44,144の内周面の摩耗量を少なくすることができる。この場合には、偏心カム38,138の円形外周面39,139とすべり軸受42,142の円形内周面40,140は、互いに固定されていてもよいし、両者が互いに摺動可能に嵌合していてもよい。
或いは、前述のすべり軸受42,142を省くこともできる。この場合には、可動プレート18と偏心カム38,138とを前述のように連結する連結手段は、偏心カム38,138の円形外周面39,139に嵌合した円形孔44,144を備えた連結板43,143と、複数の可動プレート18を連結すると共に連結板43,143に連結された連結棒46とによって構成され、偏心カム自体が摩擦係数の小なる材料、例えば樹脂により構成される。しかも、この場合には、偏心カム38,138の円形外周面39,139が、その全周に亘って、連結板43,143に形成された円形孔44,144の内周面に直接又は潤滑剤を介して摺動可能に嵌合するように構成することによって、偏心カム38,138の円形外周面39,139と連結板43,143の円形孔44,144の内周面の摩耗量を少なく抑えることができる。
本例の処理対象物濃縮装置においては、偏心カムとすべり軸受と連結板は2つずつ設けられているが、これらを3つ以上設けることもできる。偏心カム38,138と連結板43,143は、軸15の長手方向に離間した複数の個所に設けられ、連結棒46が、複数の連結板43,143に連結されているように構成できるのである。このように、偏心カムや連結板を複数設けることによって、複数の可動プレート18を確実に連結でき、その可動プレート18を確実に円運動させることができるが、偏心カム、すべり軸受け、連結板を1つずつ設けることも可能である。
また、可動プレート18が円運動することによって、その可動プレート18と固定プレート17との間の濾液流入ギャップgに固形分が詰まることをより一層確実に防止できるようにするには、図6乃至図9からも判るように、軸15が1回転する間に、可動プレート18が、隣り合う固定プレート17における環状部26の間の隙間の全体を移動しながら円運動を行うように、固定プレート17と可動プレート18を形成することが好ましい。このように構成すれば、軸15が1回転する間に、可動プレート18が必ず隣り合う固定プレート17の環状部26の間を通過するので、濾液流入ギャップgに入り込んだ固形物が常時掻き取られ、ここに汚泥の固形分が詰まる不具合をより効果的に防止することができる。
図6乃至図9に示したように、本例の処理対象物濃縮装置においては、固定プレート17と可動プレート18は共にリング状に形成され、可動プレート18の円形の貫通孔23の中心軸線Yは、偏心カム38,138の中心軸線Yに一致し、しかも固定プレート17の円形の貫通孔21の中心軸線は軸15の中心軸線Xに一致している。かかる構成の場合には、図6に示すように、可動プレート18の貫通孔23の半径をa、該可動プレート18の外周面24の半径をA、固定プレート17の貫通孔21の半径をb、該固定プレート17の外周面22の半径をB、軸15の中心軸線Xに対する偏心カム38,138の中心軸線Yの偏心量をδとしたとき、図6乃至図9から明らかなように、a+δ≦Bで、かつA+δ≧bを満たすように、固定プレート17と可動プレート18を形成することによって、軸15が1回転する間に、可動プレート18が、隣り合う固定プレート17における環状部26の間の隙間の全体を移動しながら円運動することができる。なお、上述した固定プレート17と可動プレート18の貫通孔21,23の半径b、aは、その固定プレート17と可動プレート18の耳部27,60を除く環状部26,63における貫通孔21,23の半径を意味している。
上述のように、可動プレート18を円運動させることによって、濾液流入ギャップgに汚泥の固形分が詰まる不具合を阻止できるが、濾過体19の周囲に固形分がへばりつくように付着してしまえば、汚泥中の水分を濾過体19の内部に効率よく流入させることができなくなる。
そこで、本例の処理対象物濃縮装置においては、図1、図2及び図5に示すように、軸15には、その半径方向に延びるアーム52の基端部が固定され、そのアーム52の先端には、上下に延びる支持板53の上端部が固着され、その支持板53には、上下方向に長く延びたクリーニング部材54が固定されている。図に一例として示したクリーニング部材54は、例えば樹脂により構成されたブレード状に形成されている。図6乃至図9に示すように、固定プレート17を向いた側のクリーニング部材54の先端70は、複数の固定リング17の外周面22に軽く当接していて、図6に示すように、軸15の中心軸線Xから、クリーニング部材52の先端70までの距離Rは、固定リングの外周面22の半径Bに一致している。
上述したクリーニング部材54は、支持板53とアーム52を介して軸15に固定支持されているので、軸15がモータ9によって前述の如く矢印P方向に回転駆動されたとき、クリーニング部材54も、その軸15と共に、図6乃至図9に示したように、当該軸15の中心軸線Xのまわりに回転する。その際、図3、図5及び図6乃至図9から判るように、クリーニング部材54は、可動プレート18が固定プレート17の外周面22よりも固定プレート17の半径方向外方に突出していない複数の固定プレート17の外周面22の部分に摺接しながら、軸15と共に回転する。クリーニング部材54がかかる動作を行うように、当該クリーニング部材54が軸15に固定支持されているのである。この構成によって、クリーニング部材54は、円運動する可動プレート18に邪魔されることなく、複数の固定プレート17の外周面22に摺接して、その外周面に付着した水分を含んだ固形分を確実に掻き取ることができ、濾過体19のまわりに多量の固形分がへばりつくことを阻止できる。このようにして、汚泥から分離された濾液を濾過体19の内部に効率よく流入させることができるのである。
特許文献3に記載されているように、クリーニング部材をパイプ、丸棒、角棒或いはブラシなどによって構成することもできる。
上述のように、本例の処理対象物濃縮装置においては、可動プレート18が軸15の回転によって円運動するように構成され、従来の処理対象物濃縮装置のように可動プレートが回転するクリーニング部材によって押し動かされることはない。このため、クリーニング部材54に可動プレート18から大きな圧力が加えられることはなく、クリーニング部材54は固定プレート17の外周面22に軽く当接しながら摺接するだけである。このため、従来の処理対象物濃縮装置のように、クリーニング部材54ないしは可動プレート18が早期に摩耗することはなく、これらの部材の寿命を伸ばすことができる。
ところで、可動プレート18が連結棒46や連結板43,143と共に前述のように円運動するとき、偏心カム38,138から連結板43,143に加えられる外力によって、連結板43,143と連結棒46と可動プレート18とが、軸15の中心軸線Xのまわりに、図6に矢印Iで示した方向に回転(自転)して、可動プレート18がスペーサ29に当たり、これらに傷が付けられてしまうおそれがある。
そこで、本例の処理対象物濃縮装置においては、先に簡単に説明したように、図2乃至図4及び図10に示したガイドプレート20が設けられている。前述のように、このガイドプレート20は、ステーボルト30とナット31,37とによって固定プレート17に固定され、しかもそのガイドプレート20には、連結棒46の直径よりも大径で、その連結棒46が貫通するガイド孔48が形成されている。連結棒46が可動プレート18と共に前述の円運動を行うとき、その連結棒46は、ガイド孔48の内周面に摺接しながら案内され、その連結棒46が図6に矢印Iで示した方向に回転することが阻止される。このように、ガイドプレート20は、可動プレート18が軸15の中心軸線Xのまわりに矢印I方向に回転して、該可動プレート18が他の部材、この例ではスペーサ29に当接することを阻止すべく、円運動する可動プレート18を案内するガイドの一例を構成している。
ガイドプレート20の数は、図示した例のように1つであってもよいが、軸15の軸線方向の異なった位置に複数のガイドプレートを設けることもできる。
以上説明した処理対象物濃縮装置は、その濾過体19の固定プレート17が上下方向に配列され、軸15の中心軸線Xが上下に延びているが、その中心軸線Xが傾斜した状態となるように、濾過体19を配置することもできる。濾過体19内に流入した濾液が、濾過体19の下部から外部に自重で流出できるように構成すればよいのである。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明は、この構成に限定されず、各種改変して構成できるものである。
3 混和槽
11 出口
15 軸
17 固定プレート
18 可動プレート
19 濾過体
21,23 貫通孔
22,24 外周面
26 環状部
38,138 偏心カム
39,139 円形外周面
40,140 円形内周面
41,141 円形外周面
42,142 すべり軸受
43,143 連結板
44,144 円形孔
46 連結棒
54 クリーニング部材
g 濾液流入ギャップ
X,Y 中心軸線
δ 偏心量

Claims (8)

  1. 貫通孔が形成され、かつ外周面が円形に形成されていて、互いに間隔をあけて配置された複数の固定プレートと、貫通孔が形成されていて、隣り合う固定プレートの間に配置された可動プレートとを有する濾過体と、該濾過体を収容すると共に、液体を含む処理対象物が送り込まれる混和槽と、前記濾過体外に配置されていて、前記混和槽に送り込まれた処理対象物を撹拌する撹拌手段と、前記濾過体内を延びる軸と、該軸を回転駆動する駆動装置と、前記軸に固定され、又は該軸に一体に形成されていて、当該軸の中心軸線に対して偏心した偏心カムと、前記複数の可動プレートが前記偏心カムの偏心量を半径とした円運動を行うように、当該複数の可動プレートと前記偏心カムとを連結する連結手段と、前記可動プレートが前記固定プレートの外周面よりも該固定プレートの半径方向外方に突出していない複数の固定プレートの外周面部分に摺接しながら、前記軸と共に回転するように、該軸に固定支持されたクリーニング部材とを具備し、前記混和槽に送り込まれた処理対象物から分離された濾液を前記固定プレートと可動プレートとの間の濾液流入ギャップを通して前記濾過体内に流入させ、含液率の低下した処理対象物を前記混和槽の出口から流出させる処理対象物濃縮装置。
  2. 前記連結手段は、前記偏心カムの円形外周面に嵌合したリング状のすべり軸受と、該すべり軸受の円形外周面に嵌合した円形孔を備えた連結板と、前記複数の可動プレートを連結すると共に、前記連結板に連結された連結棒とを有し、前記偏心カムの円形外周面は、その全周に亘って、前記すべり軸受の円形内周面に摺動可能に嵌合している請求項1に記載の処理対象物濃縮装置。
  3. 前記連結手段は、前記偏心カムの円形外周面に嵌合したリング状のすべり軸受と、該すべり軸受の円形外周面に嵌合した円形孔を備えた連結板と、前記複数の可動プレートを連結すると共に、前記連結板に連結された連結棒とを有し、前記すべり軸受の円形外周面は、その全周に亘って、前記連結板に形成された円形孔の内周面に摺動可能に嵌合している請求項1に記載の処理対象物濃縮装置。
  4. 前記連結手段は、前記偏心カムの円形外周面に嵌合した円形孔を備えた連結板と、前記複数の可動プレートを連結すると共に、前記連結板に連結された連結棒とを有し、前記偏心カムの円形外周面は、その全周に亘って、前記連結板に形成された円形孔の内周面に摺動可能に嵌合している請求項1に記載の処理対象物濃縮装置。
  5. 前記偏心カムと連結板は、前記軸の長手方向に離間した複数の個所に設けられ、前記連結棒は、前記複数の連結板に連結されている請求項2乃至4のいずれかに記載の処理対象物濃縮装置。
  6. 前記固定プレートと可動プレートは、前記軸が1回転する間に、該可動プレートが、隣り合う固定プレートにおける環状部の間の隙間の全体を移動しながら円運動するように形成されている請求項1乃至5のいずれかに記載の処理対象物濃縮装置。
  7. 前記固定プレートと前記可動プレートは共にリング状に形成され、該可動プレートの円形の貫通孔の中心軸線は前記偏心カムの中心軸線に一致し、前記固定プレートの円形の貫通孔の中心軸線は前記軸の中心軸線に一致していて、前記可動プレートの貫通孔の半径をa、該可動プレートの外周面の半径をA、前記固定プレートの貫通孔の半径をb、該固定プレートの外周面の半径をB、前記軸の中心軸線に対する前記偏心カムの中心軸線の偏心量をδとしたとき、a+δ≦Bで、かつA+δ≧bを満たすように、前記固定プレートと可動プレートが形成されている請求項6に記載の処理対象物濃縮装置。
  8. 前記可動プレートが前記軸の中心軸線のまわりに回転して、該可動プレートが他の部材に当接することを阻止すべく、円運動する可動プレートを案内するガイドを具備する請求項1乃至7のいずれかに記載の処理対象物濃縮装置。
JP2012024486A 2012-02-07 2012-02-07 処理対象物濃縮装置 Active JP5302428B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012024486A JP5302428B2 (ja) 2012-02-07 2012-02-07 処理対象物濃縮装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012024486A JP5302428B2 (ja) 2012-02-07 2012-02-07 処理対象物濃縮装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013158739A JP2013158739A (ja) 2013-08-19
JP5302428B2 true JP5302428B2 (ja) 2013-10-02

Family

ID=49171454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012024486A Active JP5302428B2 (ja) 2012-02-07 2012-02-07 処理対象物濃縮装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5302428B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015004707A1 (ja) * 2013-07-08 2015-01-15 アムコン株式会社 処理対象物濃縮装置
CN107954590B (zh) * 2017-12-08 2021-03-23 廖小丽 用于水利工程的淤泥处理装置
CN113954357B (zh) * 2021-10-20 2024-08-20 安徽理工大学 一种环保型废旧塑料处理3d打印系统
CN114146675B (zh) * 2021-12-08 2023-12-01 方福食品科技有限公司 一种甜蜜素生产系统

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3715169B2 (ja) * 2000-03-03 2005-11-09 月島機械株式会社 スクリュウプレス式濾過装置
JP4318735B1 (ja) * 2008-03-08 2009-08-26 アムコン株式会社 汚泥フロック化装置及びそのフロック化装置を有する汚泥処理装置
JP4954183B2 (ja) * 2008-11-17 2012-06-13 株式会社鶴見製作所 スクリュー式濾過脱水装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013158739A (ja) 2013-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2501036C (en) Solid-liquid separator
WO2015004707A1 (ja) 処理対象物濃縮装置
JP5302428B2 (ja) 処理対象物濃縮装置
US9387641B2 (en) Solid-liquid separation device
CN104922955B (zh) 一种搅拌式污水处理装置
KR0121732B1 (ko) 고액분리장치
KR101936069B1 (ko) 주축베어링하우징부와 유입관을 설치하여 농축 및 회수 효율을 개선한 탈수장치
JP5932288B2 (ja) 吸着分離装置
JP2007054684A (ja) 汚泥フロック化装置及びそのフロック化装置を有する汚泥処理装置
CN206502656U (zh) 饮用水混凝沉淀装置
JP4318735B1 (ja) 汚泥フロック化装置及びそのフロック化装置を有する汚泥処理装置
KR100707282B1 (ko) 슬러지 농축장치
CN202400941U (zh) 方便排泥的叠螺式污泥脱水机
WO2011001467A1 (ja) 汚泥フロック化装置及びそのフロック化装置を有する汚泥処理装置
JP2012050923A (ja) 固液分離装置
JP4611162B2 (ja) 固液分離装置
KR100736694B1 (ko) 슬러지 농축 장치
JP3375073B2 (ja) 固液分離装置
CN108821466A (zh) 一种多功能高效污水处理装置
CN116891275B (zh) 一种高浓度难降解有机废水微电解预处理一体化设备
JP2009213948A (ja) 汚泥フロック化装置及びそのフロック化装置を有する汚泥処理装置
JP2005118662A (ja) 固液分離装置
KR20100117827A (ko) 오폐수처리용 디스크 드럼필터
JP2002085913A (ja) 濃縮凝集装置
CN216191324U (zh) 一种一体式水处理设备

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20130522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5302428

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250