JP5302114B2 - 真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシート - Google Patents

真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシート Download PDF

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Description

本発明は、自動車及び各種産業用のアルミニウム合金製熱交換器等を真空ろう付けで接合組立てする場合に好適な真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシートに関するものである。
従来から、自動車用オイルクーラー、インタークーラー、ヒーター、カーエアコンのエバポレーター、コンデンサー、あるいは油圧機器や産業機械のオイルクーラーなどに、アルミニウム製熱交換器が使用されている。このようなアルミニウム製熱交換器の中には、ろう材を被覆した真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシートを積層して流体通路を形成し、流体通路間にアルミニウム合金のフィンを配置し、ろう付け接合して一体化することにより作製されるものがある。
例えば、ドロンカップ型エバポレーターは、一例として以下に示すような方法で作製される。先ず、両面にろう材がクラッドされた真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシートをプレス成形してコアプレートとする。続いて、これらのコアプレート間にコルゲート成形加工したアルミニウム合金のフィンを積層して、ろう付け接合を行う。これにより、コアプレートとフィンとが接合されるとともにコアプレートの間に冷媒の通路(以下、流体通路ともいう)が形成される。
流体通路形成用のコアプレートとしては、芯材の片面又は両面にろう材がクラッドされた真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシートが従来から用いられている。具体的には、芯材として、Al−Mn系合金、Al−Mn−Cu系合金、Al−Mn−Cu−Mg系合金、Al−Mn−Mg系合金などMnを含有するアルミニウム合金、たとえばJIS3003合金、JIS3005合金などが用いられる。ろう材としては、Al−Si−Mg系合金、Al−Si−Mg−Bi系合金などが用いられる。また、フィン材としては、Al−Mn系合金、Al−Mn−Mg系合金、Al−Mn−Cu系合金、Al−Mn−Zn系合金などが使用される。
しかしながら、芯材にMnを含有するアルミニウム合金コアプレートは、耐孔食性が充分でなく、冷媒用流体通路に適応した場合、外側(大気側)からの孔食により貫通腐食を生じることがある。ここで、流体通路構成材の耐孔食性を向上させるために、流体通路構成材より電位の卑なフィン材、例えばAl−Mn−Zn系合金、Al−Mn−Sn系合金のフィン材を用い、フィン材の犠牲防食効果により流体通路構成材を防食させることも考えられる。
しかし、エバポレーターの場合、冷媒が熱交換器内で蒸発し熱を奪う際に、熱交換器の表面温度が低下する。そのため、外気中に含まれている水分が熱交換器表面に結露することとなる。この結露水には、塩素イオン、硫酸イオン、硝酸イオンなどのイオン種が少量しか含まれず、溶液の導電率が極めて低いため、フィンの犠牲防食効果がフィン接合部近傍にしか及ばない。その結果、チューブ−フィン間のコアプレート表面ではフィンの犠牲防食効果が働かず、孔食が発生してしまうという問題があった。
このような問題に対して、耐食性を確保する手段として、芯材にCuを含有させることが考えられる。すなわち、ろう付け後に表層と芯材とのCuの勾配を形成することにより、表層と芯材との電位差を確保し、耐食性を向上させるものである。しかしながら、上記の手段では、芯材中のCuがコアプレート間の接合箇所である継ぎ手部(フィレット部)に濃化するため、継ぎ手部の優先腐食が発生し、接合距離の短い冷媒側ろう材による継ぎ手部においては貫通腐食に至ることが問題となっていた。
上述した継ぎ手部の優先腐食を抑制することを目的とする技術は、例えば特許文献1〜5に開示されている。
特許文献1では、芯材のCu含有量(以下、芯材Cu量ともいう)とのバランスを考慮し、流体通路側のろう材中に0.03〜0.2%のCuを添加することが提案されている。
特許文献2では、流体通路側のろう材中に芯材Cu量以上のCuを添加することが提案がされている。
特許文献3では、流体通路側のろう材中に芯材Cu量の半分以上のCuを添加することが提案されている。
特許文献4では、流体通路側のろう材中に芯材Cu量±0.5%の範囲でCuを添加することが提案されている。
特許文献5では、芯材Cu量を0.7〜5.0%の範囲とし、流体通路側のろう材中に芯材Cu量+0.5%以上のCuを添加し、内面側(流体通路側)から外面側(大気側)へCuの濃度勾配を付けることが提案されている。
特開平1−148489号公報 特開平5−26594号公報 特開平6−11295号公報 特開平6−134592号公報 特開平9−59737号公報
しかしながら、前述の特許文献1に開示された技術では、流体通路側のろう材中のCu量が少なすぎるため、芯材のCu量との電位的なバランスが取れず、継ぎ手部の優先腐食を抑制することができない。
また、特許文献2〜4に開示された技術では、流体通路側のろう材中のCu量と芯材中のCu量とのバランスが悪いため、継ぎ手部の優先腐食を完全に抑えるには至らないことがわかった。
さらに、特許文献5に開示された技術は、内面側から外面側へCuの濃度勾配を付け、大気側の外部表面の耐食性を改善するというものであるが、これによって継ぎ手部の優先腐食を抑制するには至らなかった。
本発明は以上の従来技術における問題に鑑み、流体通路側の継ぎ手部の耐食性が向上された真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシートを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシートは、
芯材の両面にろう材がクラッドされた真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシートにおいて、
前記芯材が、Mn:0.5〜1.8%(質量%、以下同じ)、Si:0.05〜0.6%、Fe:0.05〜0.8%、Cu:0.1〜0.5%、Ti:0.05〜0.3%を含有し、さらに、V:0.05〜0.3%、Zr:0.05〜0.3%のうちから選ばれた1種又は2種を含有し、残部がAl及び不可避的不純物よりなり、
前記ろう材のうち、熱交換器として構成された時の流体通路側に配置される第1のろう材は、Si:7.0〜13.0%、Fe:0.1〜0.5%、Mg:0.5〜2.0%、Cu:0.2%を超え1.5%以下を含有し、残部がAl及び不可避的不純物よりなり、熱交換器として構成された時の大気側に配置される第2のろう材は、Si:7.0〜13.0%、Fe:0.1〜0.5%、Mg:0.5〜2.0%を含有し、残部がAl及び不可避的不純物よりなる、
ことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシートは、
芯材の両面にろう材がクラッドされた真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシートにおいて、
前記芯材が、Mn:0.5〜1.8%(質量%、以下同じ)、Si:0.05〜0.6%、Fe:0.05〜0.8%、Cu:0.1〜0.5%、Ti:0.05〜0.3%を含有し、残部がAl及び不可避的不純物よりなり、
前記ろう材のうち、熱交換器として構成された時の流体通路側に配置される第1のろう材は、Si:7.0〜13.0%、Fe:0.1〜0.5%、Mg:0.5〜2.0%、Cu:0.2%を超え1.5%以下を含有し、残部がAl及び不可避的不純物よりなり、熱交換器として構成された時の大気側に配置される第2のろう材は、Si:7.0〜13.0%、Fe:0.1〜0.5%、Mg:0.5〜2.0%を含有し、残部がAl及び不可避的不純物よりなる、
ことを特徴とする。
また、上記の真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシートにおいて、前記芯材のCu含有量と前記第1のろう材のCu含有量とが下記関係式(1)を満足する、こととしてもよい。
関係式(1):0.25×(第1のろう材のCu含有量)≦芯材のCu含有量≦0.25×(第1のろう材のCu含有量)+0.15
本発明の真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシートは、流体通路側のろう材と芯材との間でCuのバランスが優れている。したがって、本発明によれば、真空ろう付けを施して組立てられる自動車熱交換器用のブレージングシートとして、耐食性、特に継ぎ手部の耐食性に優れたものを提供することができる。
本発明の実施形態に係るブレージングシートを示す断面図である。 (a)は熱交換器を示す部分断面図であり、(b)は(a)に示すX部を拡大した部分断面図である。 本発明の実施例で行った腐食試験に用いたカップの断面図である。
以下、本発明の実施形態について具体的に説明する。図1に示すように、本実施形態の真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシートは、アルミニウム合金から形成された芯材11の両面に、アルミニウム合金から形成されたろう材(第1のろう材12、第2のろう材13)がクラッドされた3層構造のブレージングシート10である。
本実施形態のブレージングシート10の好適な使用例は、例えば図2(a)に示すドロンカップ型のエバポレーター20である。エバポレーター20は、例えば以下に示すような方法で作製される。先ず、ブレージングシート10をプレス成形してコアプレート21とする。続いて、これらのコアプレート21間にコルゲート成形加工したアルミニウム合金のフィン25を積層して、ろう付け接合を行う。これにより、コアプレート21とフィン25とが接合されるとともにコアプレート21間に冷媒の通路(流体通路22)が形成される。
コアプレート21の第1のろう材12の面が向かい合っているろう付け接合部には、図2(b)に示す流体通路側ろう材による継ぎ手部(フィレット部)26が形成されている。また、コアプレート21の第2のろう材13の面が向かい合っているろう付け接合部には、大気側ろう材による継ぎ手部27が形成されている。流体通路側ろう材による継ぎ手部26は、大気側ろう材による継ぎ手部27に比べて接合距離が小さくなっている。なお、以下の説明において、ブレージングシート10、芯材11、第1のろう材12及び第2のろう材13については、特に断りが無い限り参照符号を省略する。
本発明者らは、流体通路側に配置されるろう材中にCuを積極的に添加し、さらに、芯材中のCuとのバランスを考慮して添加量を規定することにより、板厚方向の耐食性を維持しつつ、継ぎ手部の優先腐食を抑制できることを見出した。
本発明者らの上記知見について、より具体的に説明する。熱交換器コアを接合するためにろう付け加熱を行うと、接合継ぎ手部に芯材のCuが拡散してきて濃縮する。そのため、継ぎ手部の最終凝固部にCuが濃縮して電位的に貴になり、継ぎ手部(フィレット部)のCu濃度が低い部分で優先腐食が発生してしまう。そこで、流体通路側のろう材中にCuを適正な量だけ添加すると、継ぎ手部の最終凝固部のCu濃縮部と継ぎ手部のCu濃度が低い部分と芯材のCu濃度の電位的バランスが保たれる。これにより、本発明では、板厚方向の耐食性を維持しつつ、芯材方向の継ぎ手部の優先腐食を抑制することができる。以下、本実施形態の真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシートにおけるろう材及び芯材についてそれぞれ説明する。
[1.ろう材]
ろう材(流体通路側の第1のろう材及び大気側の第2のろう材)の成分の限定理由は以下の通りである。
Si:
ろう材中のSiは、ろう付けにおいて溶融し、接合に寄与する。ここで、Siの含有量が7.0%未満では、高温での変形抵抗が小さくなってクラッド率がばらつきやすくなる。一方、Siの含有量が13.0%を超えれば、ろう材の鋳造時に巨大な初晶Siが形成され、ろう材の圧延性が劣ってしまう。したがって、ろう材中のSi含有量は7.0〜13.0%の範囲内とした。
Fe:
ろう材中のFeは、ろう材の自己耐食性、ろう流れ性、及び隙間充填性に関係する。ろう材に添加されるFeの含有量が0.10%以下では、ろう流れ性及び隙間充填性が不充分となる。一方、Feの含有量が0.50%を超えれば、自己耐食性に劣り、ブレージングシートの耐孔食性及び継ぎ手部の耐食性を劣化させる。したがって、Feの含有量は0.10%〜0.50%の範囲とした。
Mg:
ろう材中にMgを添加しておけば、真空ろう付け時においてMgがろう材層より蒸発することにより、表面の酸化皮膜を破壊、還元し、ろうの流れを良好にする効果が得られる。この効果は、Mgの含有量が0.50%未満では充分に得られない。一方、Mgの含有量が2.0%を超えれば、ろう材として圧延が困難となる。したがって、ろう材におけるMgの含有量は0.50〜2.0%の範囲内とした。
また、冷媒通路側の第1のろう材にのみ添加されるCuの限定理由は以下の通りである。
Cu:
第1のろう材中のCuは、継ぎ手部の耐食性やブレージングシートの自己耐食性及び強度向上に寄与する。第1のろう材中に芯材とのバランスを考慮してCuを添加することで、継ぎ手部の耐食性を向上させることができる。また、ろう付け加熱後に冷媒通路側の第1のろう材側から大気側の第1のろう材側にCuの濃度勾配を形成するための供給源となり、腐食が貫通するまでの寿命を向上させることができる。Cuを0.20%を超えて添加すれば、芯材とろう材表面との電位差を充分に確保することができ、耐食性向上に寄与する。一方、Cuを必要以上に添加すれば、継ぎ手部が電位的に貴となりすぎて、芯材の方が優先的に腐食するようになるとともに、製造する時にも、圧延中に割れやすくなるため、非常に製造性が悪くなる。このような現象を回避するためには、Cuの含有量を1.5%以下にする必要がある。また、0.70%未満とすることがより好ましい。
また、さらに、流体通路側の第1のろう材中のCuの含有量と芯材Cu量の関係を下記の関係式(1)のように規定すれば、芯材と継ぎ手部の電位バランスがより適性に保たれ、芯材及び継ぎ手部の耐食性をより優れた状態にすることができる。この関係式(1)において、(第1のろう材のCu含有量)の係数(0.25)は、複数の実験を行い、ろう付け加熱後の継ぎ手部の最小となるCu含有量と、第1のろう材のCu投入量との関係を算出して導き出した。
関係式(1):0.25×(第1のろう材のCu含有量)≦芯材のCu含有量≦0.25×(第1のろう材のCu含有量)+0.15
第1のろう材及び第2のろう材の合金としては、以上の各元素のほかは、Al及び不可避的不純物とすれば良い。
なお、ろう材自体の製造方法は特に限定されるものではなく、常法に従って鋳造し、必要に応じて均質化処理を行ない、さらに熱間圧延、必要に応じて冷間圧延を施して所要の板厚とすれば良い。
[2.芯材]
芯材の合金成分の限定理由は以下の通りである。
Mn:
芯材中のMnは、アルミニウムマトリックスに固溶するか、又はAl、Fe等と金属間化合物を形成して、強度向上に寄与する。また、Mnの添加は、アルミニウム合金の電位を貴にするため、プレート材にフィンを設ける場合においてプレート材の芯材中にMnを添加しておけば、フィンとの電位差を大きくして、内部耐食性を向上させることができる。これらの効果を確実に得るためには、0.50%以上のMnを添加する必要があり、望ましくは0.90%以上のMnを添加する。また、Mnの含有量が1.8%を超えれば、圧延性の低下を避け得なくなるおそれがある。したがって、Mnの含有量の上限は1.8%とした。より好ましいMn含有量の上限は1.5%である。
Si:
芯材中のSiは、ろう付け加熱後に母相中に固溶して、強度を高める機能を果たす。その効果を充分に発揮させるためには、Siの含有量の下限を0.05%とする必要がある。一方、過剰にSi添加量を多くすれば、自己耐食性の低下を招くおそれがある。そこで、Siの含有量の上限を0.60%とした。
Fe:
芯材中のFeは、金属間化合物として晶出又は析出して、ろう付け後の強度を向上させる。このようなFe添加の効果を得るためには、0.05%以上のFe含有量とする必要がある。一方、過剰にFeが含有されれば、Feを含む金属間化合物が表面に晶出して腐食速度を速める。このような過剰なFeの含有による悪影響を回避するためには、Feの含有量は0.80%以下とする必要がある。
Cu:
芯材にCuを0.10%以上添加すれば、芯材とろう材表面との電位差を充分に確保することができ、耐食性向上に寄与する。一方、Cuを必要以上に添加すれば、粒界腐食感受性が高まると同時に継ぎ手部の優先腐食を回避することが困難となる。このような現象を回避するためには、Cuの含有量を0.50%以下にする必要がある。
Ti:
Tiは、強度、特に高温強度を向上させるために寄与すると同時に、耐食性をより一層向上させることに寄与する。アルミニウム合金中に添加されたTiは、その濃度の高い領域と濃度の低い領域とに分かれ、それらが板厚方向に交互に積層状に分布する。そして、Tiの濃度の低い領域がTiの濃度の高い領域よりも優先的に腐食することによって、腐食形態が層状となる。その結果、板厚方向への腐食の進行が妨げられ、耐孔食性及び耐粒界腐食性が向上する。このような高温強度、耐孔食性、耐粒界腐食性向上の効果を充分に得るためには、Tiは0.05%以上の添加が必要である。一方、0.30%を超える量のTiを添加すれば、鋳造時にTi系の粗大な化合物が晶出し、圧延工程での製造性を著しく低下させてしまう。したがって、Tiの含有量はいずれも0.30%以下とする必要がある。
また、本実施形態における芯材には、選択元素として、Mg、V、Zrのうちから選ばれた1種又は2種以上を添加することとしてもよい。
Mg:
芯材中のMgは、ろう付け加熱後の強度を高めるのに最も有効な元素である。Mgの含有量が0.05%未満ではその効果が少なくなる。一方、0.50%を超えてMgを添加すると、芯材の電位を卑にし、さらに芯材の粒界腐食感受性が高くなるため、芯材の自己耐食性が著しく低下する。したがって、Mgの含有量の範囲を0.05〜0.50%と規定した。
V:
芯材中のVは、強度、特に高温強度を向上させるために寄与すると同時に、耐食性をより一層向上させることに寄与する。アルミニウム合金中に添加されたVは、その濃度の高い領域と濃度の低い領域とに分かれ、それらが板厚方向に交互に積層状に分布する。そして、Vの濃度の低い領域がVの濃度の高い領域よりも優先的に腐食することによって、腐食形態が層状となる。その結果、板厚方向への腐食の進行が妨げられ、耐孔食性及び耐粒界腐食性が向上する。このような高温強度、耐孔食性、耐粒界腐食性向上の効果を充分に得るためには、Vは0.05%以上の添加が必要である。一方、0.30%を超える量のVを添加すれば、鋳造時にV系の粗大な化合物が晶出し、圧延工程での製造性を著しく低下させてしまうため、Vの含有量は0.30%以下とする必要がある。
Zr:
芯材中のZrは、アルミニウム合金中で、アルミニウムマトリックスに固溶するか、又はAl−Zr系の化合物を形成し、強度向上に寄与する。この効果は、0.05%未満の添加では得られない。一方、Zr含有量が0.30%を超えれば、芯材を作製する際の圧延加工性が低下する。したがって、Zrの添加量範囲は0.05〜0.30%と規定した。
芯材の合金としては、以上の各元素の他はAl及び不可避的不純物とすれば良い。
なお、芯材自体の製造方法は特に限定されるものではなく、常法に従って鋳造し、必要に応じて均質化処理を行なうこととすればよい。
また、前述のような合金成分からなるろう材、芯材を用いて本発明のブレージングシート(3層クラッド材)を製造するにあたってのクラッド材製造方法は特に限定されるものではない。例えば、常法に従って3層を重ね合わせて熱間圧延し、その後冷間圧延を行なって所定の板厚とし、必要に応じて250〜420℃×1〜8時間の最終焼鈍を施しても良い。その他に、例えば、熱間圧延の後に冷間圧延を行ない、200〜420℃×1〜8時間の中間焼鈍を行なってから、最終冷間圧延により所定の板厚とし、さらに必要に応じて上記と同様な条件で最終焼鈍を施しても良い。
次に、本発明の真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシートの実施例について、その特許請求の範囲から外れる比較例と比較して具体的に説明するが、本発明はこれに制限されるものではない。
先ず、表1〜3に示すように、第1のろう材、第2のろう材及び芯材を用意した。なお、表1〜3の合金組成において「残部」は不可避的不純物を含むものであり、表3において「−」は検出限界以下であることを示す。
表1に、第1のろう材(流体通路側に配置されるろう材)の成分(質量%)を示す。合金a1、合金a2、合金a3、合金a4は、それぞれSi:7.0〜13.0%、Fe:0.10〜0.50%、Mg:0.50〜2.0%、Cu:0.20%を超え1.5%未満を含有し、本発明の条件を満足する(以下、本発明例ともいう)。
これに対し、合金a5では本発明範囲のSi:7.0〜13.0%を超えるSi:13.4%であり、本発明の範囲外である。合金a6はFe:0.10〜0.50%を超えるFe:0.70%であり、本発明の範囲外である。合金記号a7はMg:0.50〜2.0%を超えるMg:2.25%を含有し、本発明の範囲外である。合金記号a8は、Cu:0.20%を超え1.5%未満という条件を超えるCu:1.60%を含有し、本発明の範囲外である。合金記号a9は、Cu:0.20%を超え1.5%未満という条件に満たないCu:0.15%しか含有せず、本発明の範囲外である。
Figure 0005302114
表2に、第2のろう材(大気側に配置されるろう材)の成分(質量%)を示す。合金b1、合金b2、合金b3は、それぞれSi:7.0〜13.0%、Fe:0.10〜0.50%、Mg:0.50〜2.0%を含有し、本発明の条件を満足する。
Figure 0005302114
表3に、芯材の成分(質量%)を示す。合金c1、合金c2、合金c3、合金c6は、Mn:0.50〜1.8%、Si:0.05〜0.60%、Fe:0.05〜0.80%、Cu:0.10〜0.50%、Ti:0.05〜0.30%とする本発明の範囲内である。
また、合金c4はMg:0.10%を含有し、合金c5はZr:0.15%を含有し、合金c6はV:0.15%を含有し、以上何れもMg:0.05〜0.50%、Zr:0.05〜0.30%、V:0.05〜0.30%のうちから選ばれた1種又は2種以上を含有し、本発明の範囲内である。
これに対し、合金c7はCu:0.90%を含有し、Cu:0.10〜0.50%とする本発明の範囲外である。
また、合金c8はMn:2.02%を含有し、Mn:0.50〜1.80%とする本発明の範囲外である。また、合金c9はMg:0.55%を含有し、Mg:0.05〜0.50%とする本発明の範囲外である。また、合金c10はZr:0.38%を含有し、Zr:0.05〜0.30%とする本発明の範囲外である。また、合金c11はTi:0.36%を含有し、Ti:0.05〜0.30%以下とする本発明の範囲外である。また、合金c12はV:0.37%を含有し、V:0.05〜0.30%とする本発明の範囲外である。
Figure 0005302114
続いて、表1に示す第1のろう材と表2に示す第2のろう材と表3に示す芯材とを表4のクラッド材番号(No.1〜23)に示すように組み合わせて、3層構造のブレージングシートを以下のように製造した。
ここでは、先ず、第1のろう材、第2のろう材及び芯材を、それぞれDC(Direct Chill)鋳造法により常法に従って鋳造した後、芯材については600℃で3時間の均質化処理を施した後に、それぞれ450℃で所定の厚さに熱間圧延した。
次に、得られた第1のろう材、第2のろう材、及び芯材を表4に示すクラッド率となるように積層して、450℃の温度で熱間圧延し、冷間圧延、及び360℃×2時間の最終焼鈍を施して、最終的に板厚0.5mmのアルミニウムブレージングシート(3層クラッド材)を作製した。
Figure 0005302114
表4に示す様に、本発明例、比較例のブレージングシートは、共に第1のろう材、第2のろう材のクラッド率を全て10%として製作された。
本発明例1と本発明例10のブレージングシートは、第1のろう材が合金a1として製作された。本発明例2〜3及び本発明例11のブレージングシートは、第1のろう材が合金a2として製作された。また、本発明例4、5、7、、参考例6及び本発明例12は、第1のろう材が合金a3として製作された。また、本発明例9は、第1のろう材が合金a4として製作された。
さらに、本発明例1〜4及び本発明例9〜12、比較例全てのブレージングシート全てについて、第2のろう材は合金b1として製作された。また、本発明例5と参考例6は、第2のろう材は合金b2として製作され、本発明例7と本発明例8は、第2のろう材は合金b3として製作された。
さらに、芯材については、本発明例1〜2、12のブレージングシートは合金c1を用いて、本発明例3〜4、10のブレージングシートは合金c2を用いて、本発明例5、11のブレージングシートは合金c3を用いて、参考例6のブレージングシートは合金c4を用いて、本発明例7は合金c5を用いて、そして本発明例8、9は合金c6を用いて、それぞれ製作された。
続いて、図3に示すように、これらの各ブレージングシート10をカップ成形し、組み合わせて、真空度5×10−5Torr(約6.67mPa)以下で温度600℃で保持時間3分の真空ろう付け加熱を行い、カップ30を作製した。なお、ろう付けにより、ブレージングシート10の第1のろう材12側の接合部には継ぎ手部31が形成されている。そして、これらのカップサンプル(カップ30)について、JIS H8601に準じるCASS(キャス)試験を200時間実施した。CASS試験の後、硝酸、リン酸−クロム酸で腐食生成物を除去してから、焦点深度法により深いと思われる孔食を10点測定し、最大孔食深さを求めた。その結果を耐食試験結果(腐食深さ)として表4に示す。なお、表4において、腐食深さの「−」については、健全なクラッド材が形成されなかったために腐食深さを測定していないことを示す。
表4に示すように、本発明例1〜5、7、9及び参考例6では、カップの耐食試験結果において肉厚方向の最大腐食深さは54〜125μm程度、継ぎ手部の最大腐食深さは55〜90μm程度にとどまった。本発明例8、10〜11では、カップの耐食試験結果において肉厚方向の最大腐食深さは55〜118μm程度、継ぎ手部の最大腐食深さは125〜150μmと浅いものの、芯材中のCu含有量と第1のろう材中のCu含有量とが上述した関係式(1)を満足していないため、本発明例1〜5、7、9及び参考例6に比べて若干深くなった。本発明例12では、継ぎ手部の最大腐食深さは70μm程度、カップの耐食試験結果において肉厚方向の最大腐食深さは150μmで、本発明例1〜5、7〜11及び参考例6に比べて若干深くなった。
比較例13は、第1のろう材に本発明の範囲内である合金a2を用い、芯材に本発明の範囲外である合金c7を用いて製作された。その結果、芯材中のCu量が本発明で規定する範囲の上限を超えているため、カップの耐食試験において粒界腐食が発生し、肉厚方向においても、継ぎ手部においても貫通腐食に至った。同様に、比較例15は、芯材中のMgの含有量が本発明で規定する範囲の上限を超えているため、カップの耐食試験において粒界腐食が発生し、肉厚方向で貫通腐食に至った。
比較例14、比較例16〜比較例18は、芯材中のMn、Zr、Ti、Vの含有量のうち、いずれか一つが本発明で規定する範囲の上限を超えているため、健全なクラッド材が製造できなかった。
比較例19については、第1のろう材中のSi含有量が本発明で規定する範囲の上限を超えているため、健全なクラッド材が製造できなかった。
比較例20については、第1のろう材中のFe含有量が本発明で規定する範囲の上限を超えているため、カップの耐食試験において、肉厚方向及び継ぎ手部において、貫通腐食に至った。
比較例21については、第1のろう材中のMg含有量が本発明で規定する範囲の上限を超えているため、健全なクラッド材が製造できなかった。
比較例22は、第1のろう材中のCu含有量が本発明で規定する範囲の上限を超えているため、カップの耐食試験において継ぎ手部で貫通腐食に至った。
比較例23は、芯材中のCu含有量と第1のろう材中のCu含有量とが上述した関係式(1)を満足していないため、カップの耐食試験において継ぎ手部で貫通腐食に至った。
10 ブレージングシート
11 芯材
12 第1のろう材
13 第2のろう材
20 エバポレーター
21 コアプレート
22 流体通路
25 フィン
26 流体通路側ろう材による継ぎ手部
27 大気側ろう材による継ぎ手部
30 カップ
31 継ぎ手部

Claims (3)

  1. 芯材の両面にろう材がクラッドされた真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシートにおいて、
    前記芯材が、Mn:0.5〜1.8%(質量%、以下同じ)、Si:0.05〜0.6%、Fe:0.05〜0.8%、Cu:0.1〜0.5%、Ti:0.05〜0.3%を含有し、さらに、V:0.05〜0.3%、Zr:0.05〜0.3%のうちから選ばれた1種又は2種を含有し、残部がAl及び不可避的不純物よりなり、
    前記ろう材のうち、熱交換器として構成された時の流体通路側に配置される第1のろう材は、Si:7.0〜13.0%、Fe:0.1〜0.5%、Mg:0.5〜2.0%、Cu:0.2%を超え1.5%以下を含有し、残部がAl及び不可避的不純物よりなり、熱交換器として構成された時の大気側に配置される第2のろう材は、Si:7.0〜13.0%、Fe:0.1〜0.5%、Mg:0.5〜2.0%を含有し、残部がAl及び不可避的不純物よりなる、
    ことを特徴とする真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシート。
  2. 芯材の両面にろう材がクラッドされた真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシートにおいて、
    前記芯材が、Mn:0.5〜1.8%(質量%、以下同じ)、Si:0.05〜0.6%、Fe:0.05〜0.8%、Cu:0.1〜0.5%、Ti:0.05〜0.3%を含有し、残部がAl及び不可避的不純物よりなり、
    前記ろう材のうち、熱交換器として構成された時の流体通路側に配置される第1のろう材は、Si:7.0〜13.0%、Fe:0.1〜0.5%、Mg:0.5〜2.0%、Cu:0.2%を超え1.5%以下を含有し、残部がAl及び不可避的不純物よりなり、熱交換器として構成された時の大気側に配置される第2のろう材は、Si:7.0〜13.0%、Fe:0.1〜0.5%、Mg:0.5〜2.0%を含有し、残部がAl及び不可避的不純物よりなる、
    ことを特徴とする真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシート。
  3. 前記芯材のCu含有量と前記第1のろう材のCu含有量とが下記関係式(1)を満足する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシート。
    関係式(1):0.25×(第1のろう材のCu含有量)≦芯材のCu含有量≦0.25×(第1のろう材のCu含有量)+0.15
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