JP5300883B2 - トシルアシレート及びトコフェリルアシレートの製造法 - Google Patents

トシルアシレート及びトコフェリルアシレートの製造法 Download PDF

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、トコール及びトコフェロールのアシル化物を製造するための新規な方法に関する。
本明細書中で使用される用語「トコフェロール」は、トコール〔2−メチル−2−(4,8,12−トリメチルトリデシル)−6−クロマノール〕の基本構造から誘導され、そしてビタミンE特性を有する総ての化合物、すなわち、α−、β−、γ−、δ−、ζ−又はη−トコフェロールのような飽和側鎖4,8,12−トリメチルトリデシルを有する総てのトコフェロール、及びε−又はζ−トコフェロールのような側鎖〔4,8,12−トリメチルトリデカ−3,7,11−トリエニル〕に3つの二重結合を有する総てのトコトリエノールを指すことを理解されたい。これらの種々のトコフェロールのうちで、(all−rac)−α−トコフェロール(一般にビタミンEと称される)は一番の関心が持たれるものであって、ビタミンE群のうちの最も活性で且つ工業的に最も重要な物質である。
本発明は、好ましくは、トコフェロールのアシル化物(トコフェリルアシレート)、より具体的には酢酸トコフェリルを製造するための新規な方法に関する。ビタミンEの主要な市販形態は酢酸(all−rac)−α−トコフェリルであり、本発明は、より好ましい態様としては、酢酸(all−rac)−α−トコフェリルの製造法に関する。しかし、トコールそれ自体、及び上に述べたような他のトコフェロールは、本発明の方法で容易にアシル化することができる。一般的には、トコール及び個々のトコフェロールは、そのジアステレオ異性体(鏡像異性体のジアステレオ異性体対)の全ラセミ混合物の形態で、又は個々のいずれの立体異性体の形態でもアシル化することができる。
触媒なしで、α−トコフェロールを過剰の無水酢酸でエステル化することにより酢酸α−トコフェリルを合成することは、J.D. Surmatisらの米国特許明細書2,723,278に記載され、例示されている。生成物である「酢酸d1−α−トコフェリル」は3時間又は5時間の還流条件下で形成された。収率は示されていない。この反応は、触媒としてピリジンを用いて行うこともでき、室温で3日間の反応後に酢酸α−トコフェリルを96%の収率で得ている(N. CohenらがHelv. Chim. Acta, 64, 1158−1172(1981)の1172頁に報告している)。
本発明による新規な方法は、非常に良好な収率をもたらし、腐食問題を無くし、添加溶剤無しで行うことができ、したがって溶剤を再生使用する必要性は無く、そして連続モード又はバッチ式モードで行うことができる。
本発明に従って、固体不均質系ブレンステッド酸触媒の存在下に、トコール又はトコフェロールをアシル化剤と反応させることを含む、トコール又はトコフェロールのアシル化物(トシルアシレート又はトコフェリルアシレート)の製造法であって、上記触媒が、二酸化ケイ素、二酸化チタン、又は二酸化ケイ素及び二酸化チタンの両方を含む固体担体物質に担持された無機ブレンステッド酸(プロトン酸)であるか、あるいはスルホ(−SOH)基を特徴とする有機官能性ポリシロキサンであり、更に、該固体不均質系ブレンステッド酸触媒が、約10〜約800m/gのBET表面積及び約0.1〜約2.0ml/gの細孔容積を特徴とする製造法を提供する。
無機ブレンステッド酸は、好適には、硫酸又はオルトリン酸(一般にリン酸HPOとしても知られる)であり、そしてこのような酸は、二酸化ケイ素、二酸化チタン、又は二酸化ケイ素及び二酸化チタンの両方を含む固体担体物質上に特に吸着により担持又は支持され、そしてこの全体が固体不均質系ブレンステッド酸触媒を構成する。このような固体不均質系ブレンステッド酸触媒は、特に、ヨーロッパ特許公報0452619B1、同0807615B1、同0916402A1及び同0997193A1、並びにそれらに引用されている更なる参考文献から知られており、そして/又は当業者がそれらの教示に従うことにより製造することができる。これらの参考文献のいくつかでは、リン酸は固体担体物質に担持又は支持され得るブレンステッド酸として述べられており、そしてこのことは、担持又は支持ブレンステッド酸(Carried or Supported Broensted acid)として硫酸にも同様に当てはまる。固体担体物質は、所望ならば、二酸化ケイ素及び/又は二酸化チタンの他に酸化亜鉛のような更なる金属酸化物を含有することができるが、しかし、このような追加的な金属酸化物は、一般には、二酸化ケイ素及び/又は二酸化チタンよりもずっと少ない程度で存在し、好ましくは全混合金属酸化物担体の約5重量%までを構成する。二酸化ケイ素(SiO)及び二酸化チタン(TiO)の両方が担体物質中に存在する場合には、相対重量比SiO:TiOは好適には約80:20〜約95:5である。更に、担持/支持ブレンステッド酸の量は、固体不均質系ブレンステッド酸触媒全体(酸及び固体担体物質の合計)の重量に対して、好適には約0.01〜約70重量%、好ましくは約0.1〜約20重量%、そして最も好ましくは約1〜約5重量%である。固体担体物質の例は、商標Aerolyst(登録商標)で市販されている、成形した焼成シリカ(pyrogenic silica)又は焼成チタニア(pyrogenic titania)の種々のグレード〔例えば、供給者、特にドイツ国、40402デュッセルドルフ、郵便私書箱302043、デグサ(Degussa)AG又は他の国にあるこの会社の現地販売店からのタブレット、押出品、リング又は他の形態の照会番号3038−3046、350及び355(焼成シリカ)、並びに7706及び7708−7711(焼成チタニア)を有するもの〕がある。このタイプの固体不均質系ブレンステッド酸触媒それ自体の例は、担体物質としての二酸化ケイ素約80〜95重量%及び二酸化チタン約10重量%、並びに無機ブレンステッド酸としての硫酸約15重量%まで(上記担体物質の重量に対して)を含む固形物;二酸化ケイ素約80〜95重量%、酸化亜鉛約5重量%まで及び硫酸約15重量%までを含む固形物(これらの重量は、担体物質及び酸の総重量に対するものである);二酸化チタン及び硫酸約1重量%(この担体物質の重量に対して)で実質的に全体が構成されている固形物;そして二酸化ケイ素約30〜70重量%、二酸化チタン約5重量%まで及びオルトリン酸約30〜70重量%を含む固形物(これらの重量は、担体物質及び酸の総重量に対するものである)である。
別の固体不均質系ブレンステッド酸触媒としての、スルホ基を特徴とする有機官能性ポリシロキサンは、スルホヒドロカルビル基を有するポリシロキサンである。特に、それらは、マトリックス中に反復単位−Si−O−を有し、そして化学的に組み込まれケイ素原子のいくつかに結合された式−R−SOH(ここで、Rは二価のヒドロカルビル基である)の酸官能基が存在する重合体シリケートの基本構造を有する。このようなスルホ基を特徴とする有機官能性ポリシロキサンは、適切な、一般式(HO)Si−R−SOHの二官能性有機ケイ素化合物を、場合によりテトラヒドロキシシラン〔「オルトケイ酸」、Si(OH)〕と一緒に、重縮合させることにより公知の方法で製造可能である。このような二官能性有機ケイ素化合物の例は、末端トリヒドロキシシリル置換C1−12−アルカンスルホン酸、例えば、3−(トリヒドロキシシリル)−1−プロパンスルホン酸、トリヒドロキシシリル−C5−8−シクロアルカンスルホン酸、(トリヒドロキシシリル−C1−6−アルキル)−シクロヘキサンスルホン酸、トリヒドロキシシリル−シクロヘキシル−C1−6−アルカンスルホン酸及び(トリヒドロキシシリル−C1−6−アルキル)−シクロヘキシル−C1−6−アルカンスルホン酸;並びにトリヒドロキシシリル−ベンゼンスルホン酸、(トリヒドロキシシリル−C1−6−アルキル)−ベンゼンスルホン酸、トリヒドロキシシリル−フェニル−C1−6−アルカンスルホン酸及び(トリヒドロキシシリル−C1−6−アルキル)−フェニル−C1−6−アルカンスルホン酸、例えば〔p−(トリヒドロキシシリルメチル)−フェニル〕メタンスルホン酸である。最後に記載したベンゼン(フェニル)部分を特徴とする化合物は、当該部分でのメチル置換を特徴とすることができる。このようなスルホニル化有機ケイ素化合物では、C1−12−アルカン部分、C1−6−アルカン部分及びC1−6−アルキル部分は、2個以上の炭素原子を含有するときは、各場合、直鎖又は分枝鎖であってよい。本発明の方法において、固体不均質系ブレンステッド酸触媒として使用されるスルホ基を特徴とする有機官能性ポリシロキサンは、それぞれ、式−(CH−SOH又は式−アリーレン−SOH(式中、xは1〜3の整数であり、そしてアリーレンはベンゼンから誘導される二価の芳香族基、例えば1,4−フェニレン、又はトルエンから誘導される二価の芳香族基、例えば2−メチル−1,4−フェニレンである)で示されるスルホアルキル基又はスルホアリール基(いわゆる酸官能基)を有するポリシロキサンであるのが好ましい。酸官能基は、最も好ましくは、式−(CH−SOHの3−スルホプロピルである。
スルホ基を特徴とする有機官能性ポリシロキサンの重合したマトリックスは、所望ならば、一体化しているケイ素原子と同様に、マトリックス全体にあるケイ素原子と同様の態様で一体化された、チタン原子及び/又はアルミニウム原子を特徴とすることもできる。
スルホ基を特徴とするそのような有機官能性ポリシロキサンは、スルホ基に対するケイ素原子のモル比が少なくとも2:1であることを特徴とするのが好ましい。
先に記載したように、これらは、適切な、一般式(HO)Si−R−SOHの二官能性有機ケイ素化合物、例えば(HO)Si−(CH−SOH又は(HO)Si−アリーレン−SOHを、場合によりテトラヒドロキシシラン〔「オルトケイ酸」、Si(OH)〕と一緒に重縮合させることにより公知の方法で製造することができる。スルホ基を特徴とする有機官能性ポリシロキサンの構造及び製造についての詳細は、例えば、CLB(Chemie in Labor und Biotechnik, 43, Jahrgang, Heft 1/1993, pages16〜21)、ドイツ特許公報(公開公報)3226093A1及びヨーロッパ特許公報0582811B1、並びに、それらで引用されている更なる参考文献で見出すことができる。
本発明の方法において、別のタイプの固体不均質系ブレンステッド酸触媒として使用するための、スルホ基を特徴とする有機官能性ポリシロキサンは、一般的に、供給業者、特にドイツ国、40402デュッセルドルフ、郵便私書箱302043、デグサAG、又は他の国にあるこの会社の現地販売店から市販されている。いくつかは、デグサAGから商標Deloxan(登録商標)、例えばDeloxan (登録商標)ASP1/9で入手可能である。
アシル化は、基本的には、トコール及びトコフェロールに存在するようなフェノール性ヒドロキシル基のアシル化のために通常使用されるいずれのアシル化剤をも使用して行うことができる。このようなアシル化剤の特に適切なタイプは、酸無水物及びハロゲン化アシルである。このようなアシル化剤のアシル基は、脂肪族カルボン酸、例えば、直鎖又は分枝鎖のアルカン酸、特にC1−7アルカン酸(例えば、酢酸、プロピオン酸、酪酸及びピバル酸)から、又は20個までの炭素原子を有するより高級アルカン酸(脂肪酸)(例えばパルミチン酸)から、あるいは芳香族カルボン酸(特に安息香酸)から誘導することができ、その結果として、各場合において、トコール又はトコフェロールのそれぞれのアルカン酸エステル、又は、例えば安息香酸エステルである、対応するアシレートがアシル化工程で製造される。脂肪族性のハロゲン化アシルの例は、塩化アセチル、塩化プロピオニル及び塩化ブチリルのような直鎖又は分枝鎖の塩化アルカノイルであり、そして芳香族性のハロゲン化アシルの例は塩化ベンゾイルである。好ましいアシル化剤は、無水酢酸又は塩化アセチル、最も好ましくは無水酢酸である。
本発明によるアシル化は添加溶剤の存在下又は非存在下で行うことができるが、しかし好ましくは反応剤のうちの一つを、すなわち、一方の反応剤としてのトコール若しくはトコフェロールを、又は他方の反応剤としてのアシル化剤を過剰に使用し、そして添加溶剤は全く使用しない。好ましくは、アシル化剤は、最初の反応混合物中に存在するトコール又はトコフェロールのモル量に対して、過剰に、好ましくは1〜約6倍のモル量、より好ましくは1.5〜2.5倍のモル量、そして最も好ましくは1.75〜2.25倍のモル量で使用される。しかしながら、添加溶剤を用いるなら、これは、好適には、極性又は非極性の非プロトン性有機溶剤、特に、脂肪族炭化水素、好ましくはC〜C10脂肪族炭化水素、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン又はデカン、脂環式炭化水素、好ましくはC〜C脂環式炭化水素、例えばシクロヘキサン、あるいは芳香族炭化水素、特にC〜C10芳香族炭化水素、例えばベンゼン、トルエン、キシレン又はナフタレンである。
本法をバッチ式運転モードで行うときには、使用される固体不均質系ブレンステッド酸触媒の量は、より少ないモル量で使用される反応剤、すなわち、トコール若しくはトコフェロール、又はアシル化剤(通常、前者)の量に基づいており、上記のより少ないモル量で使用される反応剤1g当たり、好適には約0.0025〜約0.025gの範囲である。別法のそして好ましい連続運転モードでは、触媒の相対量は反応器の寸法及び反応剤の流量に調整して合わせる。この場合には、バッチ式運転モードの特徴を基にした適切な相対量の決定は製造に携わる化学者の通常の能力の範囲内であることが理解されるだろう。
本発明によるアシル化工程は、約80〜約120℃、好ましくは約90〜約110℃の温度範囲で都合よく行われる。
更に、該工程は、不活性ガス雰囲気下、好ましくはガス状の窒素又はアルゴン下に、特に前者の下に都合よく行われる。
反応の進行は、反応中に様々な時間間隔で反応混合物から採取される試料のガスクロマトグラフ分析の如き分析手段により適宜監視される。
アシル化の完了後、製造されたトシル又はトコフェリルアシレートは、アシル化後の混合物を冷却すること、適切な塩基、例えば炭酸ナトリウムの添加による中和、混合物のろ過、そしていずれが過剰に使用されたとしても、ろ液から、残留する(未反応)トコール若しくはトコフェロール又はアシル化剤、及びアシル化で形成された二次生成物(例えば無水酢酸をアシル化剤として使用したときは酢酸)を好ましくは減圧下に留去すること、次いで、更なる蒸留(これも、好ましくは減圧下に)により、必要とする純度の所望のアシル化生成物の留分を捕集し単離することができる。
本発明による方法を次の実施例により例示する。
実施例1
撹拌機、温度計、還流冷却器及びアルゴンガス発生手段を備えた50mlの4つ口フラスコ中で、0.5gのDeloxan(登録商標)ASP1/9〔非晶質二酸化ケイ素、及び3−(トリヒドロキシシリル)−1−プロパンスルホン酸から誘導された、スルホ基を含有する有機ポリシロキサン約20〜25重量%(全重量に対して)を含み、そして約400〜約600m/gの範囲のBET表面積及び約1.5〜約2.0ml/gの細孔容積を有する固体不均質系ブレンステッド酸触媒〕の存在下に、(all−rac)−α−トコフェロール16.8g(38.7mmol)を無水酢酸8.23g(80.6mmol)に溶解させた。この混合物を400rpmで撹拌し、100℃(内部温度)で1.5時間加熱した。混合物を28℃に冷却し、炭酸ナトリウム5gで中和し、ろ過し、ヘプタン70mlで洗浄し、そして減圧〔10mbar(1kPA)、40℃〕下に蒸発させた。褐色がかった油状物18.45gが97.52%酢酸トコフェリルの純度〔ガスクロマトグラフィー(GC)で分析した〕で得られ、これは、(all−rac)−α−トコフェロールに基づいて98.3%の収率に相当した。この粗生成物を270℃〔0.012mbar(1.2Pa)〕でバルブ−ツー−バルブ蒸留(bulb to bulb distillation)により更に精製した。純粋な生成物が無色の明黄色油状物として98.0%の純度(GC)で単離された。酢酸(all−rac)−α−トコフェリル17.52gが得られ、これは(all−rac)−α−トコフェロールに基づいて96.8%の収率に相当した。
実施例2
撹拌機、温度計、及びアルゴンガス発生手段を有する還流冷却器を備えた50mlの4つ口フラスコ中で、二酸化ケイ素約80〜95重量%、酸化亜鉛約5重量%まで及び硫酸約15重量%までを含み、そして0.98ml/gの細孔容積を有する固体不均質系ブレンステッド酸触媒0.5gの存在下に、(all−rac)−α−トコフェロール16.8g(38.7mmol)を無水酢酸8.23g(80.6mmol)に溶解させた。この混合物を400rpmで撹拌し、100℃(内部温度)で2時間加熱した。次いで、混合物を28℃に冷却し、炭酸ナトリウム5gで中和し、ろ過し、ヘプタン70mlで洗浄し、そして減圧〔10mbar(1kPA)、40℃〕下に蒸発させた。褐色がかった油状物18.79gが97.31%酢酸(all−rac)−α−トコフェリルの純度(GCで分析)で得られた。この粗生成物を205℃〔0.013mbar(1.3Pa)〕でバルブ−ツー−バルブ蒸留により更に精製した。純粋な生成物が無色の明黄色油状物として97%の純度(GC、内部標準)で単離された。酢酸(all−rac)−α−トコフェリル17.71gが得られ、これは(all−rac)−α−トコフェロールに基づいて97.8%の収率に相当した。
実施例3
実施例2と同様にしたが、非晶質二酸化ケイ素、及び3−(トリヒドロキシシリル)−1−プロパンスルホン酸から誘導された、スルホ基を含有する有機ポリシロキサン約20〜25重量%(全重量に対して)を含み、そして100m/gのBET表面積及び1.3ml/gの細孔容積を有する固体不均質系ブレンステッド酸触媒を使用して、酢酸(all−rac)−α−トコフェリルを、粗生成物のバルブ−ツ−−バルブ蒸留後に、(all−rac)−α−トコフェロールに基づいて97.4%の収率で得た。
実施例4
実施例2と同様にしたが、担体物質として二酸化ケイ素約80〜95重量%及び二酸化チタン約10重量%並びに硫酸約15重量%(担体物質の重量に対して)までを含み、そして46m/gのBET表面積及び0.33ml/gの細孔容積を有する固体不均質系ブレンステッド酸触媒を使用して、酢酸(all−rac)−α−トコフェリルを、粗生成物のバルブ−ツ−−バルブ蒸留後に、(all−rac)−α−トコフェロールに基づいて98.8%の収率で得た。
実施例5
実施例2と同様にしたが、二酸化チタン及び硫酸約1重量%(この担体物質の重量に対して)で実質的に全体が構成されており、そして46m/gのBET表面積及び0.33ml/gの細孔容積を有する固体不均質系ブレンステッド酸触媒を使用して、酢酸(all−rac)−α−トコフェリルを、粗生成物のバルブ−ツ−−バルブ蒸留後に、(all−rac)−α−トコフェロールに基づいて97.0%の収率で得た。
実施例6
実施例2と同様にしたが、担体物質として二酸化ケイ素約80〜95重量%及び二酸化チタン約10重量%並びに硫酸約15重量%まで(担体物質の重量に対して)を含み、そして46m/gのBET表面積及び0.33ml/gの細孔容積を有する固体不均質系ブレンステッド酸触媒を使用して、酢酸(all−rac)−α−トコフェリルを、粗生成物のバルブ−ツ−−バルブ蒸留後に、(all−rac)−α−トコフェロールに基づいて97.0%の収率で得た。
実施例7
実施例2と同様にしたが、触媒として、二酸化ケイ素約30〜70重量%、二酸化チタン約5重量%まで及びオルトリン酸約30〜70重量%(これらの重量は、担体物質及び酸の総重量に対するものである)を含む固体不均質系ブレンステッド酸触媒を使用して、そして12時間の反応時間後に、酢酸(all−rac)−α−トコフェリルを、粗生成物のバルブ−ツ−−バルブ蒸留後に、(all−rac)−α−トコフェロールに基づいて96.5%の収率で得た。
実施例8
撹拌機、温度計、及びアルゴンガス発生手段を有する還流冷却器を備えた50mlの4つ口フラスコ中で、Deloxan(登録商標)ASP1/9(その規格については実施例1を参照)0.51gの存在下に、(all−rac)−γ−トコフェロール17.03g(38.7mmol)を無水酢酸8.21g(80.58mmol)に溶解させた。この混合物を400rpmで撹拌し、そして100℃(内部温度)で1時間加熱した。混合物を40℃に冷却し、そして減圧〔10mbar(1kPA)、50℃〕下に蒸発させた。褐色がかった油状物19.78gが88.57%酢酸(all−rac)−γ−トコフェリルの純度〔GC(内部標準)で分析〕で得られた。収量は、(all−rac)−γ−トコフェロールに基づいて17.51gであった。粗生成物(19.78g)を211℃〔0.015mbar(1.5Pa)〕でバルブ−ツ−−バルブ蒸留により更に精製した。純粋な生成物は、無色の明黄色油状物として94.16%の純度(GC、内部標準)で単離された。酢酸(all−rac)−γ−トコフェリル17.11gが得られ、これは(all−rac)−γ−トコフェロールに基づいて93.5%の収率に相当した。
実施例9
Deloxan(登録商標)ASP1/9(その規格については実施例1を参照)4.75gを充填した反応器に、(all−rac)−α−トコフェロール500g(98.99%純度、1.149mol)と無水酢酸592g(0.551、5.8mol)との溶液を、100℃で12日間、0.4ml/分の供給速度でポンプ注入した。反応の間、いくつかの試料を採りそして検査した。2時間の間に、粗反応生成物の溶液46.48gを捕集した。過剰の無水酢酸を留去し、粗生成物(23.83g)をフラスコに移し、その中の23.21gが206℃〔0.0054mbar(0.15Pa)〕でのバルブ−ツー−バルブ蒸留により精製された。97.5%(22.1g)酢酸トコフェリルの純度を有する物質(22.67g)を分析した(GC、内部標準)。残渣は、酢酸トコフェリル0.36g(88.89%)及び未知物質を含有していた。冷却トラップには、溶剤0.22gが見い出された。酢酸(all−rac)−α−トコフェリルの全収量は22.42g(97.0%)であり、バルブ−ツー−バルブ蒸留後では22.1g(95.6%)であった。

Claims (13)

  1. 固体不均質系ブレンステッド酸触媒の存在下に、トコール又はトコフェロールをアシル化剤と反応させることを含む、トシルアシレート又はトコフェリルアシレートの製造法であって、上記触媒がスルホ基をする有機官能性ポリシロキサンであり、更に、該固体不均質系ブレンステッド酸触媒が、1〜800m/gのBET表面積及び0.1〜2.0ml/gの細孔容積を特徴とする、製造法。
  2. 機官能性ポリシロキサンにおけるスルホ基、それぞれ式−(CH−SOH又は式−アリーレン−SOH(式中、xは1〜3の整数であり、そしてアリーレンはベンゼン又はトルエンから誘導される二価の芳香族基である)で示されるスルホアルキル基又はスルホアリール基を有するポリシロキサンである、請求項1記載の方法。
  3. スルホアルキル基が、3−スルホプロピル基である、請求項記載の方法。
  4. スルホ基をする有機官能性ポリシロキサンが、スルホ基に対するケイ素原子のモル比が少なくとも2:1であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項記載の方法。
  5. 反応が、反応剤のうちの一つ、すなわち、トコール若しくはトコフェロール又はアシル化剤のうちの一つを過剰に使用し、そして添加溶剤無しで行われる、請求項1〜のいずれか一項記載の方法。
  6. アシル化剤が、最初の反応混合物中に存在するトコール又はトコフェロールのモル量に対して1〜6倍のモル量で過剰使用される、請求項記載の方法。
  7. アシル化剤が、最初の反応混合物中に存在するトコール又はトコフェロールのモル量に対して1.5〜2.5倍のモル量で過剰に使用される、請求項6記載の方法。
  8. アシル化剤が、最初の反応混合物中に存在するトコール又はトコフェロールのモル量に対して1.75〜2.25倍のモル量で過剰に使用される、請求項6記載の方法。
  9. 反応がバッチ式運転モードで行われ、そしてより少ないモル量で使用される反応剤(すなわちトコール若しくはトコフェロール又はアシル化剤)のグラム量に基づいて使用される固体不均質系ブレンステッド酸触媒の量が、0.0025〜0.025g/gである、請求項1〜のいずれか一項記載の方法。
  10. 反応が、8〜120℃の温度で行われる、請求項1〜のいずれか一項記載の方法。
  11. 反応が、90〜110℃の温度で行われる、請求項1〜9のいずれか一項記載の方法。
  12. (all−rac)−α−トコフェロールが酢酸(all−rac)−α−トコフェリルにアシル化される、請求項1〜11のいずれか一項記載の方法。
  13. 反応が連続運転モードで行われる、請求項1〜12のいずれか一項記載の方法。
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