JP5299563B2 - 車両のバックドア開口部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のバックドア開口部構造に関する。
RV車、バン型車等には、上下開き式(「上下スウィング式」とも呼ばれる)のバックドアを備える車両と、観音開き式(「左右開き式」とも呼ばれる)のバックドアを備える車両がある。まず、上下開き式のバックドアを備える車両から説明する。なお、図8は上下開き式のバックドアを備える車両の後部を示す斜視図、図9は同じく後面図である。
図8に示すように、車両10は、車両ボデー12の後面側(背面側)のバックドア開口部14を閉鎖する上下開き式の上下のバックドア16,17を備えている。上開き側のバックドア16は、バックドア開口部14の上枠部19に対して、左右のドアヒンジ21L,21Rを介して回動可能に支持されている。上開き側のバックドア16は、図8中、矢印Y1方向に回動されることによって開閉される。また、下開き側のバックドア17は、バックドア開口部14の下枠部23に対して、左右のドアヒンジ25L,25Rを介して回動可能に支持されている。下開き側のバックドア17は、図8中、矢印Y2方向に回動されることによって開閉される。
前記バックドア開口部14の左側枠部27及び右側枠部28には、下開き側のバックドア17に対応する左右のドアストライカ30L、30R(図9参照)が配置されている。なお、車両ボデー12の上枠部19、下枠部23、左側枠部27及び右側枠部28は、本明細書でいう「バックドア開口部を形成する枠部材」に相当する。
図9に示すように、前記下開き側のバックドア17を閉鎖した際、そのバックドア17が備える左側のドアロック装置32Lのドアラッチ33Lが左側のドアストライカ30Lに係合する。これとともに、右側のドアロック装置32Rのドアラッチ33Rが右側のドアストライカ30Rに係合する。これによって、下開き側のバックドア17が閉鎖状態にロックされる。
また、前記下開き側のバックドア17には、上開き側のバックドア16に対応するドアストライカ35が配置されている。上開き側のバックドア16を閉鎖した際、そのバックドア16が備えるドアロック装置37のドアラッチ38がドアストライカ35に係合する。これによって、上開き側のバックドア16が閉鎖状態にロックされる。
次に、観音開き式のバックドアを備える車両110を説明する。なお、図10は観音開き式のバックドアを備える車両の後部を示す斜視図、図11は同じく後面図である。
図10に示すように、車両110は、車両ボデー112の後面側(背面側)のバックドア開口部114を閉鎖する左右のバックドア116,117を備えている。左開き側のバックドア116は、バックドア開口部114の左側枠部127に対して、上下のドアヒンジ140L,142Lを介して回動可能に支持されている。左開き側のバックドア116は、図10中、矢印Y3方向に回動されることによって開閉される。
また、右開き側のバックドア117は、バックドア開口部114の右側枠部128に対して、上下のドアヒンジ140R,142Rを介して回動可能に支持されている。右開き側のバックドア117は、図10中、矢印Y4方向に回動されることによって開閉される。なお、車両110の左開き側のバックドア116と右開き側のバックドア117とによるバックドア開口部114の閉鎖比率は、本変更例では4:6となっている。
前記バックドア開口部114の上枠部119及び下枠部123には、左開き側のバックドア116に対応する上下のドアストライカ144L,146L(図11参照)が配置されている。なお、車両ボデー112の上枠部119、下枠部123、左側枠部127及び右側枠部128は、本明細書でいう「バックドア開口部を形成する枠部材」に相当する。
図11に示すように、前記左開き側のバックドア116を閉鎖した際、そのバックドア116が備える上側のドアロック装置148Lのドアラッチ149Lが上側のドアストライカ144Lに係合する。これとともに、下側のドアロック装置151Lのドアラッチ152Lが下側のドアストライカ146Lに係合する。これによって、左開き側のバックドア116が閉鎖状態にロックされる。
また、バックドア開口部114の上枠部119(図10参照)には、右開き側のバックドア117に対応する上側のドアストライカ144R(図11参照)が配置されている。また、左開き側のバックドア116には、右開き側のバックドア117に対応する下側のドアストライカ146Rが配置されている(図11参照)。また、バックドア開口部114の下枠部123(図10参照)には、右開き側のバックドア117に対応するダウンストッパ154(図11参照)が配置されている。
図11に示すように、前記右開き側のバックドア117を閉鎖した際、そのバックドア117が備える上側のドアロック装置148Rのドアラッチ149Rが上側のドアストライカ144Rに係合する。これとともに、下側のドアロック装置151Rのドアラッチ152Rが下側のドアストライカ146Rに係合する。これによって、右開き側のバックドア117が閉鎖状態にロックされる。また、閉鎖時の右開き側のバックドア117の開閉側端部の下方への傾き及びがたつきがダウンストッパ154によって防止される。なお、観音開き仕様における上枠部119側の左右のドアストライカ144L、144R、及び、下枠部123側のドアストライカ146L及びダウンストッパ154は、本明細書でいう「観音開き式のバックドアの閉鎖に関連する左右の関連部材」に相当する。
また、特許文献1には上下開き式のバックドアを備えた車両が記載されている。また、特許文献2には観音開き式の前後のサイドドアを備えた車両が記載されている。
特開2006−336203号公報 特開2000−280744号公報
ところで、コストの低減を目的として、上下開き式のバックドア16,17を備える車両ボデー(「上下開き仕様の車両ボデー」という)12(図8参照)を、観音開き式のバックドア116,117を備える車両ボデー(「観音開き仕様の車両ボデー」という)112(図10参照)として共用化したいという要望がある。その要望に対応するには、上下開き仕様の車両ボデー12(図8参照)の上枠部19における左右のドアヒンジ21L,21Rの間の部分に対して、観音開き仕様の上枠部側の左右のドアストライカ144L,144R(図11参照)を取付けることになる。
しかしながら、上下開き仕様の車両ボデー12の上枠部19における左右のドアヒンジ21L、21Rの間の部分は、左右のドアストライカ144L,144Rの取付けを想定していない。このため、上下開き仕様の車両ボデー12の上枠部19に対して、左右のドアストライカ144L,144Rを観音開き仕様の車両ボデー112に対する取付けと同様に、直接的にかつ個別に取付けるのでは、左右のドアストライカ144L,144Rの支持剛性が不足するという問題を生じる。
また、上下開き仕様の車両ボデー12の上枠部19は、予め、ワイヤハーネス、ウォッシャホース、成形天井等の艤装品の取付け等を考慮したパネル形状に設計されている。したがって、上下開き仕様の車両ボデー12の上枠部19に対して、左右のドアストライカ144L,144Rを個別に取付ける取付スペースを確保することが困難である。また、上下開き仕様の車両ボデー12の下枠部23(図8参照)に対して観音開き式の下枠部側のドアストライカ146L及びダウンストッパ154を直接的にかつ個別に取付ける場合においても同様の問題があった。
また、前記特許文献1では、上下開き式のバックドアを備えた車両ボデーであるため、観音開き仕様の車両ボデーとして共用化する際、前記と同様の問題を生じる。また、前記特許文献2では、観音開き式の前後のサイドドアを備えた車両であるため、バックドアを対象としたものでなく、上下開き仕様の車両ボデーを観音開き仕様の車両ボデーとして共用化するものでもない。
本発明が解決しようとする課題は、上下開き式のバックドアを備える車両ボデーのバックドア開口部を形成する枠部材に取付けられる観音開き式のバックドアの閉鎖に関連する左右の関連部材の支持剛性を向上するとともに左右の関連部材を取付ける取付スペースを容易に確保することによって、上下開き式のバックドアを備える車両ボデーを観音開き式のバックドアを備える車両ボデーとして共用化することのできる車両のバックドア開口部構造を提供することにある。
前記課題は、請求の範囲に記載された構成を要旨とする車両のバックドア開口部構造により解決することができる。
すなわち、第1の発明に係る車両のバックドア開口部構造によると、上下開き式のバックドアを備える車両ボデーのバックドア開口部を形成する枠部材に、1つの追加ブラケットを介して、観音開き式のバックドアの閉鎖に関連する左右の関連部材を取付ける構成としたものである。したがって、上下開き式のバックドアを備える車両ボデーのバックドア開口部を形成する枠部材に対して、観音開き式のバックドアの閉鎖に関連する左右の関連部材を直接的にかつ個別に取付ける場合と比べて、左右の関連部材の支持剛性を向上するとともに左右の関連部材を取付ける取付スペースを容易に確保することができる。これによって、上下開き式のバックドアを備える車両ボデーを観音開き式のバックドアを備える車両ボデーとして共用化することができる。
また、第2の発明に係る車両のバックドア開口部構造によると、枠部材に上下開き式のバックドアのドアヒンジ用のヒンジリテーナを備え、ヒンジリテーナに追加ブラケットをオーバーラップさせた状態で結合する構成としたものである。したがって、観音開き式のバックドアの開閉時において、左右の関連部材にかかる荷重を追加ブラケットを介してヒンジリテーナに伝達(分散)させることができる。
一実施例にかかる車両ボデーのリヤヘッダーにおけるドアストライカの周辺部を示す側断面図である。 車両ボデーのリヤヘッダーを示す下面図である。 車両ボデーのリヤヘッダーを前下方から見た状態で示す分解斜視図である。 車両ボデーのロアバックにおけるドアストライカの周辺部を示す断面図である。 車両ボデーのロアバックにおけるダウンストッパの周辺部を示す断面図である。 車両ボデーのロアバックを示す後面図である。 車両ボデーのロアバックを後上方から見た状態で示す分解斜視図である。 上下開き式のバックドアを備える車両の後部を示す斜視図である。 上下開き式のバックドアを備える車両の後面図である。 観音開き式のバックドアを備える車両の後部を示す斜視図である。 観音開き式のバックドアを備える車両の後面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
本発明の一実施例を説明する。本実施例は、前記背景技術の項で述べた上下開き仕様の車両ボデー12(図8参照)を観音開き仕様の車両ボデー112(図10参照)として共用化するものであるから、その変更部分について説明し、背景技術の項における部材と同一もしくは実質的に同一構成と考えられる部材には同一符号を付して重複する説明は省略する。
まず、上下開き仕様の車両ボデー12(図8参照)のバックドア開口部14の上枠部19に相当するリヤヘッダー(上枠部19と同一符号を付す)19について詳しく説明する。図1は車両ボデーのリヤヘッダーにおけるドアストライカの周辺部を示す側断面図、図2は車両ボデーのリヤヘッダーを示す下面図、図3は車両ボデーのリヤヘッダーを前下方から見た状態で示す分解斜視図である。なお、図中の矢印FRは車両前方向を示し、矢印RHは車両右方向を示し、矢印UPは車両上方向を示している。また、図2の下面図及び図3の斜視図では、下方から見上げた図であって、車両前方を上向きとして表しているため、車両左右方向と図面左右方向が逆向きすなわち車両右方向(図中、矢印RH参照)が図面左方向に向いている。
図1に示すように、リヤヘッダー19は、車両ボデー12のルーフパネル41の後端部の下面側に対して溶接等により結合されている。リヤヘッダー19は、その上側部を構成するアッパパネル43と、その下側部を構成するロアパネル45とを備えている。アッパパネル43とロアパネル45との前端部相互及び後端部相互が溶接により結合されることにより、車両左右方向(図1において紙面表裏方向)へ延びる閉断面構造を有するリヤヘッダー19が構成されている。
前記リヤヘッダー19内には、前記上開き側のバックドア16が左右のドアヒンジ21L,21R(図8参照)に対応する左右のヒンジリテーナ47L,47R(図2参照)が設けられている。左右のヒンジリテーナ47L,47Rの前後両端部は、リヤヘッダー19のアッパパネル43及びロアパネル45に対して溶接により結合されている。なお、車両ボデー12が上下開き仕様に用いられる場合は、リヤヘッダー19(ルーフパネル41を含む)に対して上開き側のバックドア16が左右のドアヒンジ21L,21Rを介して回動可能に支持される(図8参照)。
次に、前記上下開き仕様の車両ボデー12のリヤヘッダー19を観音開き仕様に仕様変更する場合について説明する。
図1に示すように、前記リヤヘッダー19には、観音開き仕様に対応させるためのアッパブラケット50が取付けられている。アッパブラケット50は、リヤヘッダー19のロアパネル45の形状にほぼ対応する縦板部50aと横板部50bとを有する断面L字状に形成されかつ車両左右方向(図1において紙面表裏方向)に延びている。アッパブラケット50の縦板部50aの上端部は、ロアパネル45の前端部にその前方から溶接(例えば、スポット溶接)等により結合されている。また、アッパブラケット50の横板部50bの後端部は、ロアパネル45の後端部にその下方から溶接(例えば、スポット溶接)等により結合されている。なお、アッパブラケット50は本明細書でいう「追加ブラケット」に相当する。
前記アッパブラケット50の横板部50bは、車両左右方向に延びる水平状の取付部53を有している。取付部53の左右両端部には、前記観音開き式のバックドア116,117(図11参照)の閉鎖に関連する左右の関連部材としての左右のドアストライカ144L,144Rがボルト・ナットあるいは溶接等により取付けられている(図2及び図3参照)。また、取付部53によって、観音開き式のバックドア116,117の閉鎖に関連する左右の関連部材(ドアストライカ144L,144R)を取付ける取付スペースが確保されている。なお、左右のドアストライカ144L,144Rを取付けたアッパブラケット50(図3参照)をリヤヘッダー19に取付けてもよいし、あるいは、リヤヘッダー19にアッパブラケット50を取付けておき、そのアッパブラケット50に左右のドアストライカ144L,144Rを取付けてもよい。
前記アッパブラケット50の横板部50bには多数のクリップ用の取付孔55が形成されている(図2参照)。また本実施例では、図1に示す範囲Sが、クリップ(図示省略)を取付ける取付スペース(エリア)に設定されている。そのスペース(エリア)内に多数の取付孔55(図2参照)が分散的に形成されている。
図2に示すように、前記アッパブラケット50は、前記左側(図2において右側)のヒンジリテーナ47Lに対してオーバーラップさせた状態(図2のオーバーラップ部分に符号、OLを付す)で溶接(例えば、スポット溶接)等により結合されている。なお、本実施例では、観音開き式のバックドア116,117の閉鎖比率が4:6であるため、左側のヒンジリテーナ47Lにアッパブラケット50をオーバーラップさせている。
図1に示すように、前記ルーフパネル41の車室内すなわち天井部には成形天井57が装着されている。この成形天井57の後端部には、前記リヤヘッダー19に対する前記アッパブラケット50の取付けを可能にするために、後方(図1において右方)に開口する切欠状の開口溝58が形成されている。そして、成形天井57の開口溝58を隠蔽するために天井カバー60が設けられている。天井カバー60は、アッパブラケット50の多数の取付孔55に対する多数のクリップ(図示省略)の係着によって該アッパブラケット50に装着されている。なお、車両ボデー12が上下開き仕様(図8参照)に用いられる場合は、ルーフパネル41の車室内すなわち天井部には、開口溝58が形成されていないすなわちリヤヘッダー19を全面的に覆う成形天井57が装着される。
次に、上下開き仕様の車両ボデー12(図8参照)のバックドア開口部14の下枠部23に相当するロアバック(下枠部23と同一符号を付す)23について詳しく説明する。図4は車両ボデーのロアバックにおけるドアストライカの周辺部を示す断面図、図5は車両ボデーのロアバックにおけるダウンストッパの周辺部を示す断面図、図6は車両ボデーのロアバックを示す後面図、図7は車両ボデーのロアバックを後上方から見た状態で示す分解斜視図である。
図4及び図5に示すように、ロアバック23は、その上側部を構成するリヤフロアパネル64と、その下側部を構成するロアバックパネル66とを備えている。リヤフロアパネル64とロアバックパネル66との前端部相互及び後端部相互が溶接により結合されることにより、車両左右方向(図4及び図5において紙面表裏方向)へ延びる閉断面構造を有するロアバック23が構成されている。本実施例では、ロアバックパネル66は断面U字状に形成されている。なお、車両ボデー12が上下開き仕様に用いられる場合は、ロアバック23に対して下開き側のバックドア17がドアヒンジ25L、25Rを介して回動可能に支持される(図8参照)。また、ロアバック23内には、前記下開き側のバックドア17が左右のドアヒンジ25L,25Rに対応する左右のヒンジリテーナ(図示省略)が設けられている。また、図4及び図5において、符号、68はステップを示し、70はリヤバンパーを示している。
次に、前記上下開き仕様の車両ボデー12のロアバック23を観音開き仕様に仕様変更する場合について説明する。
図4及び図5に示すように、前記ロアバック23には、前記観音開き仕様に対応させるためのロアブラケット72が取付けられている。ロアブラケット72は、ロアバック23のロアバックパネル66の後側部の形状にほぼ対応する縦板部72aと横板部72bとを有する断面L字状に形成されかつ車両左右方向(図4及び図5において紙面表裏方向)に延びている。ロアブラケット72の縦板部72aの上端部は、ロアバックパネル66の後側の上端部にその後方から溶接(例えば、スポット溶接)等により結合されている。また、ロアブラケット72の横板部72bの前端部は、ロアバックパネル66の底板部(下板部)にその下方から溶接(例えば、スポット溶接)等により結合されている。なお、ロアブラケット72は本明細書でいう「追加ブラケット」に相当する。
前記ロアブラケット72の縦板部72aは、車両左右方向に延びる垂直状の取付部73を有している。取付部73の左端部には、前記観音開き式のバックドア116,117(図11参照)の閉鎖に関連する左側の関連部材としてのドアストライカ146Lがボルト・ナットあるいは溶接等により取付けられている(図4、図6及び図7参照)。これとともに、取付部73の右端部には、観音開き式のバックドア116,117(図11参照)の閉鎖に関連する右側の関連部材としてのダウンストッパ154がボルト・ナットあるいは溶接等により取付けられている(図5、図6及び図7参照)。また、取付部73により観音開き式のバックドア116,117の閉鎖に関連する左右の関連部材(ドアストライカ146L及びダウンストッパ154)を取付ける取付スペースが確保されている。なお、ドアストライカ146L及びダウンストッパ154を取付けたロアブラケット72(図7参照)をロアバック23に取付けてもよいし、ロアバック23にロアブラケット72を取付けておき、そのロアブラケット72にドアストライカ146L及びダウンストッパ154を取付けてもよい。なお、右側のバックドア117には、ダウンストッパ154に対応するダウンストッパロック155が設けられている(図5参照)。
前記した車両10のバックドア開口部構造によると、上下開き式のバックドア16,17を備える車両ボデー12(図8参照)のバックドア開口部14を形成するリヤヘッダー19に、1つのアッパブラケット50を介して、観音開き式のバックドア116,117(図11参照)の閉鎖に関連する左右のドアストライカ144L,144Rを取付ける構成としたものである(図1及び図2参照)。したがって、上下開き式のバックドア16,17を備える車両ボデー12のバックドア開口部14を形成するリヤヘッダー19に対して、観音開き式のバックドア116,117の閉鎖に関連する左右のドアストライカ144L,144Rを直接的にかつ個別に取付ける場合と比べて、左右のドアストライカ144L,144Rの支持剛性を向上するとともに左右のドアストライカ144L,144Rを取付ける取付スペースを容易に確保することができる。これによって、上下開き式のバックドア16,17を備える車両ボデー12を観音開き式のバックドア116,117を備える車両ボデーとして共用化することができる。
また、車両左右方向に延びる1つのアッパブラケット50で左右のドアストライカ144L,144Rに係るブラケット機能を充足することができる(図1及び図2参照)。このため、リヤヘッダー19に対するアッパブラケット50の取付けに際し、ワイヤハーネス、ウォッシャホース、成形天井等の艤装品の取付けに支障をきたすおそれがない。したがって、左右のドアストライカ144L,144Rの支持剛性の向上と、艤装品の取付けとを両立させることができる。また、車両左右方向に延びる1つのアッパブラケット50で左右のドアストライカ144L,144Rに係るブラケット機能を充足するため、観音開き式のバックドア116,117の開閉時において、左右のドアストライカ144L,144Rにかかる荷重をアッパブラケット50を介してリヤヘッダー19に効率良く分散(分散)させることができる。
また、上下開き式のバックドア16,17を備える車両ボデー12(図8参照)のバックドア開口部14を形成するロアバック23に、1つのロアブラケット72を介して、観音開き式のバックドア116,117(図11参照)の閉鎖に関連するドアストライカ146L及びダウンストッパ154を取付ける構成としたものである(図4〜図6参照)。したがって、上下開き式のバックドア16,17を備える車両ボデー12のバックドア開口部14を形成するロアバック23に対して、観音開き式のバックドア116,117の閉鎖に関連するドアストライカ146L及びダウンストッパ154を直接的にかつ個別に取付ける場合と比べて、ドアストライカ146L及びダウンストッパ154の支持剛性を向上するとともにドアストライカ146L及びダウンストッパ154を取付ける取付スペースを容易に確保することができる。これによって、上下開き式のバックドア16,17を備える車両ボデー12を観音開き式のバックドア116,117を備える車両ボデーとして共用化することができる。
また、車両左右方向に延びる1つのロアブラケット72でドアストライカ146L及びダウンストッパ154に係るブラケット機能を充足することができる(図4〜図6参照)。このため、観音開き式のバックドア116,117の開閉時において、ドアストライカ146L及びダウンストッパ154にかかる荷重をロアブラケット72を介してロアバック23に効率良く分散(分散)させることができる。
また、リヤヘッダー19に上側のバックドア16の左右のドアヒンジ21L,21Rに対応する左右のヒンジリテーナ47L、47Rを備え、その一方(左側)のヒンジリテーナ47Lにアッパブラケット50をオーバーラップさせた状態で結合する構成としたものである(図2参照)。したがって、観音開き式のバックドア116,117の開閉時において、左右のドアストライカ144L,144Rにかかる荷重をアッパブラケット50を介してヒンジリテーナ47Lに伝達(分散)させることができる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、観音開き式のバックドアの閉鎖に関連する左右の関連部材は、左右のドアストライカ144L、144Rの組合せ、ドアストライカ146L及びダウンストッパ154の組合せに限定されるものではなく、適宜変更することができる。また、前記実施例では、リヤヘッダー19に上側のバックドア16の左右のドアヒンジ21L,21Rに対応する左右のヒンジリテーナ47L、47Rを備え、その一方(左側)のヒンジリテーナ47Lにアッパブラケット50をオーバーラップさせた状態で結合したが、他方(右側)のヒンジリテーナ47Rにアッパブラケット50をオーバーラップさせた状態で結合させてもよい。また、ロアバック23においても、下側のバックドア17の左右のドアヒンジ25L,25Rに対応するヒンジリテーナ(図示省略)を備えているため、少なくとも一方のヒンジリテーナにロアブラケット52をオーバーラップさせた状態で結合させてもよい。
10,110…車両
12,112…車両ボデー
14,114…バックドア開口部
16,17…上下開き式のバックドア
19…リヤヘッダー(枠部材、上枠部)
21L、21R…ドアヒンジ
23…ロアバック(枠部材、下枠部)
47L、47R…ヒンジリテーナ
50…アッパブラケット(追加ブラケット)
72…ロアブラケット(追加ブラケット)
116,117…観音開き式のバックドア
144L,144R…ドアストライカ(関連部材)
146L…ドアストライカ(関連部材)
154…ダウンストッパ(関連部材)

Claims (1)

  1. 上下開き式のバックドアを備える車両ボデーを観音開き式のバックドアを備える車両ボデーとして共用化する際、前記車両ボデーのバックドア開口部を形成する枠部材に、1つの追加ブラケットを介して、前記観音開き式のバックドアの閉鎖に関連する左右の関連部材を取付ける構成とした車両のバックドア開口部構造であって、
    前記枠部材に前記上下開き式のバックドアのドアヒンジ用のヒンジリテーナを備え、前記ヒンジリテーナに前記追加ブラケットをオーバーラップさせた状態で結合する構成としたことを特徴とする車両のバックドア開口部構造。
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