JP5299113B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は電子写真プロセスにより記録材上に画像を形成する画像形成装置に関する。
電子写真プロセスでは、周知のように像担持体上に静電潜像が形成され、形成した静電潜像が現像されてトナー像が形成される。形成されたトナー像は紙等の記録材に転写される。
高画質化が進み、特に、カラー画像の高画質化が進んだ結果、写真画像や模様画像の精細な表現が可能となってきている。
しかしながら、写真画像、模様画像等の面画像、特に、面画像の中間濃度部における画質を向上する際に、磁気ブラシ現像において起こる画像のがさつきが問題となっている。
特許文献1、2では、画像のがさつきを抑制するために、現像装置の下流に電極を像担持体に対向して設置し、該電極に交番電圧を印加することにより、トナーを前記像担持体と前記電極との間で往復移動させることが提案されている。
画像のがさつきは、均一濃度となるべき部分におけるトナーの分布が不均一になることが原因と考えられるが、特許文献1、2では、トナーを往復運動させることで、トナー分布を均一化し、がさつきを抑制している。
特開平4−372964号公報 特開平6−274040号公報
写真画像、模様画像等の面画像を磁気ブラシ現像で現像した場合に、面画像の端部や高濃度部と低濃度部との境界部において、濃度が低下して濃度不足部が発生するという問題がある。
特許文献1、2では、トナー像を形成しているトナーを振動させることにより、がさつきを防止し、画質を向上している。この技術は、現像により像担持体上に付着したトナーを交番電界の作用で振動させ再配置することにより、トナーを均し、がさつきを防止するものではあるが、画像端部における濃度不足を補正するには不十分である。
本発明は、画像端部における濃度の低下を防止し、高画質の画像を安定して形成することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的は下記の発明により達成される。
1.像担持体と、
該像担持体に静電潜像を形成する潜像形成装置と、
該像担持体に担持されている静電潜像を現像して、前記像担持体上にトナー像を形成する現像装置と、
該現像装置に対して、前記像担持体の移動方向下流側に位置し、前記像担持体に対向して配置された電極と、
該電極に少なくとも交番電圧を印加する電源と、
を備えた画像形成装置において、
前記電極にトナーを付与するトナー付与部と、
前記電極上のトナーを検知するトナーセンサと、
前記トナーセンサの検知結果に基づいて、前記トナー付与部を制御してトナー付与工程を実行する制御部とを備え
前記トナー付与部は、前記現像装置と、前記像担持体とを有し、
前記現像装置内のトナーを前記像担持体に移動させ、前記像担持体上のトナーを前記電極に移動させることを特徴とする画像形成装置。
.前記制御部は、前記電極上のトナー量が所定値以下になったことを前記トナーセンサが検知したときに、トナーを前記電極に担持させる前記トナー付与工程を実行することを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
.前記制御部は、前記トナーセンサの検知結果に基づいて、前記電極上のトナー層のプロファイルを作成し、該プロファイルに基づいた前記トナー付与工程を実行することを特徴とする前記1又は前記2に記載の画像形成装置。
.前記制御部は、前記トナー付与部により前記電極に付与されるトナー量を調整するために画像形成工程における前記電源の出力を調整する電極条件調整工程を実行することを特徴とする前記1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
.前記電極条件調整工程は、前記電極上のトナーを除去するトナー吐き出しステップと、前記電極上にトナーを付与するステップと、前記トナーセンサにより前記電極上のトナーの量を検知するステップと、検知結果に基づいて、前記電源の前記出力を設定するステップとを有することを特徴とする前記に記載の画像形成装置。
.温度センサと、湿度センサと、カバレッジ情報発生部と、枚数カウンターと、停止時間情報発生部との少なくともいずれか一つからなる情報発生部を有し、前記制御部は、前記電極条件調整工程を実行するか否かを前記情報発生部からの情報に基づいて判断することを特徴とする前記又は前記に記載の画像形成装置。
本発明においては、像担持体上のトナー像を形成しているトナーを再配置する電極上のトナーをトナーセンサにより検知し、検知結果に基づいて、前記電極にトナーを付与するトナー付与部を制御している。したがって、前記電極は、常に、適正な量のトナーを担持し、前記電極によるトナー再配置が効果的に行われる。その結果、画像端部や高濃度部と低濃度部との境界部における濃度低下が防止されて、高画質の画像が安定して形成される。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 先端欠けと、吸い込みとを説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御系のブロック図である。 トナーセンサ21の構成を示す図である。 トナーセンサ21の出力を示すグラフである。 トナー付与工程を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるトナー再配置電極10にトナーを付与する制御のフローチャートである。 トナー再配置電極10の電極条件を最適にする電極条件調整工程のフローチャートである。 本発明の実施の形態2における制御のフローチャートである。 本発明の実施の形態2におけるトナー付与工程を説明するための図である。 実施例において、画質評価に用いたパターンを示す図である。
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。
静電潜像及びトナー像を担持する像担持体としての感光体1は、OPC感光体からなり、導電性のドラム基体上に形成された有機感光層を表面に有する。
2はスコロトロン帯電器からなる帯電装置、3はレーザ、発光ダイオードアレイ等を光源とする露光装置であり、画像データに基づいて発光し感光体1を露光する。帯電装置2と露光装置3とは、感光体1上に静電潜像を形成する潜像形成装置を構成する。
4は、現像装置であり、トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤で磁気ブラシを形成し反転現像を行う。4Aは、現像剤を現像領域に搬送し、現像領域において、現像剤の磁気ブラシを支持する現像剤担持体としての現像ローラである。
4Bは、現像磁極、現像剤搬送磁極等の複数の磁極を有する磁界形成部としての磁石ロールであり、現像ローラ4Aの中に固定配置される。
現像ローラ4Aには直流電圧に交番電圧が重畳された現像バイアスが印加される。
現像ローラ4Aは回転して現像剤を現像領域に搬送する。感光体1と現像ローラ4Aとが対向する現像領域においては、磁石ローラ4Bの現像磁極により磁気ブラシが形成され、該磁気ブラシの穂が感光体1に接触し、接触現像が行われる。図示の例では現像ローラ4Aは現像領域において、感光体1と反対方向に移動するが、現像ローラ4Aを感光体1と同方向に移動させる現像方式を採ることもできる。
前者の現像方式は逆回転現像方式と呼ばれ、後者の現像方式は正回転現像方式と呼ばれる。
図示の現像装置4では、負帯電トナーを用いて負電荷からなる静電潜像を現像する反転現像が行われる。
5はローラ5Aを有する転写装置であり、ローラ5Aにはトナーと反対極性の転写電圧が印加される。6は感光体1をクリーニングするクリーニング装置、7はトナー像を加熱定着する定着装置である。矢印のように時計方向に感光体1が回転し、帯電装置2による帯電及び露光装置3による露光で、感光体1上に静電潜像が形成される。実施の形態においては、感光体1は負に帯電され、感光体1上には、負電荷からなる潜静電像が形成される。現像装置4においては、負帯電トナーにより潜像が現像される。現像により感光体1上に形成されたトナー像は転写装置5により記録材Pに転写される。
記録材P上のトナー像は定着装置7により加熱され定着される。転写後の感光体1はクリーニング装置6によりクリーニングされる。
感光体1の移動方向に関して、現像装置4の下流に、電極10が配置される。電極10には、AC電源からなる電源10Aと、DC電源からなる電源10Bとにより、交番電圧に直流電圧が重畳された電圧が印加される。
電極10と、電源10Aと、電源10Bとは、感光体1上に形成されたトナー像を構成しているトナーを再配置するトナー再配置部を構成する。なお以下において、電極10をトナー再配置電極という。
トナー再配置部は次に説明するように、先端欠け、吸い込み等を抑制し、これらによる画質の低下を防止する。
これらの画質低下について、図2を参照して説明する。これらの画質低下は、文字画像等の線画像においては発生せず、写真画像、模様画像等の面画像の場合に発生する。
図2は、中央の高濃度部の両端に低濃度部を配置したテストパターンの画像データを用いて画像書き込みを行い、現像したトナー像を示す。
図2(a)は、正しい画像、即ち、画像データの濃度を忠実に再現した画像を示し、図2(b)は先端欠けが発生したトナー像を示し、図2(c)は吸い込みが発生したトナー像を示す。現像領域の下流部(感光体1の移動方向に関して下流部)では、感光体1上に形成されたトナー像が磁気ブラシにより摺擦されるという現象が起こる。この摺擦によりトナー像が移動する。その結果、トナー像の先端部Taにトナーが不足する部分ができて、トナー像の先端部Taの濃度が低下する。図2(b)に示す先端欠けはこのようなメカニズムで起こると考えられる。
また、高濃度部と低濃度部との境界部では、低濃度部を形成しているトナーが高濃度の静電潜像が形成する電界に引き寄せられるとともに、現像によりトナーを失ったキャリアにカウンターチャージが発生し、該カウンターチャージにより引き寄せられて、トナーが低濃度部から高濃度部に移動する。結果として、低濃度部と高濃度部とか隣接する場合における境界部Tbの濃度が低下する。図2(c)に示す吸い込みはこのようなメカニズムで起こると考えられる。
なお、図2においては、先端欠けと吸い込みとが別のパターンにおいて起こるように示されているが、実際には、一つのパターンでこれらの濃度不足がともに発生する場合もある。
矢印は感光体1に対する磁気ブラシの相対的な移動方向を示す。感光体1を基準として見たとき、逆回転現像方式においては、先端欠けは画像の先端部において発生し、吸い込みは高濃度部に隣接する低濃度部の先端部において発生する。これに対して正回転現像方式においては、感光体1よりも現像ローラ4Aの移動速度が大きいために、先端欠けは画像の後端部において発生し、吸い込みは高濃度部に隣接する低濃度部の後端部において発生する。
先端欠け及び吸い込みは、トナー再配置部電極10にけるトナー再配置によって補正される。
即ち、先端欠けや吸い込みを有するトナー像がトナー再配置電極10を通過する際に、感光体1とトナー再配置電極10間に形成された交番電界により、トナーが感光体1とトナー再配置電極との間で往復運動する。先端欠け、吸い込みが起きている部分においては、未現像又は現像不足の静電潜像により、電位の井戸が存在するので、この電位の井戸にトナー再配置電極10からトナーが補給されて濃度不足が是正される。
図3は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御系のブロック図、図4はトナー再配置電極10上のトナーを検知するトナーセンサ21の構成を示す。
トナーセンサ21はトナー再配置電極10に向けて光を出射するLEDからなる発光素子21aと、トナー再配置電極10からの反射光を受光するフォトダイオードからなる受光素子21bとを有する。円柱状のトナー再配置電極10が矢印のように回転することにより、トナー再配置電極10上のトナーの量が光学的に連続して検知される。
図5はトナーセンサ21の出力を示す。図示のように、トナー量(g/m)が多いほどトナーセンサ21の出力は低くなる。図5において、SV1とSV2の間のトナーセンサ21の出力が適正なトナー量の範囲を示す。
図3において、20は画像形成装置全体を制御する制御部、22は画像形成装置内の温度を検知する温度センサ、23は画像形成装置内の湿度を検知する湿度センサ、24は画像データを記憶する画像データ記憶部、25は形成される画像の枚数をカウントする枚数カウンター、26はタイマー、27は感光体1、現像ローラ4A等を駆動する駆動部である。
図6は、トナー再配置電極10上にトナーを付与するトナー付与工程を示す。図6に示すトナー付与工程により、トナー再配置電極10上に十分な量のトナーが担持される。
図6(a)において、帯電装置2で感光体1を帯電することにより、感光体1上にはV0の電位が形成される。帯電された感光体1を露光装置3で一様露光することにより、感光体1上の電位がV1に低下し〔図6(b)〕、現像装置4で現像することにより、トナーTの層が感光体1上に形成される〔図6(c)〕。
感光体1とトナー再配置電極10間に、感光体1側を負とし、トナー再配置電極10側を正とするDC電圧及びAC電圧を印加することにより、感光体1上のトナーTが移動して、図6(d)に示すように、トナー再配置電極10上にトナーが移り、トナー再配置電極10上に均一なトナー像が形成される。図6のトナー付与工程では、トナー再配置電極10上に所定量のトナー層が形成されるように、現像ローラ4A及びトナー再配置電極10に直流電圧が印加される。
このように、トナー付与工程は、感光体1上に現像装置4からトナーを移動させ、感光体1からトナー再配置電極10にトナーを移動させることにより行われる。感光体1と現像装置4とはトナー付与部を構成し、制御部20は、駆動部27の制御による感光体1と現像ローラ4Aとの回転制御及び現像ローラ4Aにべた現像を行う現像バイアスを印加する等の制御を行って、トナー再配置電極10に対するトナー付与を行う。図6に示す例では、トナー付与工程を実行する部分、即ち、感光体1、帯電装置2、露光装置3、現像装置4及び電源10A、10Bがトナー再配置電極10にトナーを付与するトナー付与部を構成し、制御20はこれらの少なくとも一部を制御してトナーをトナー再配置電極10に付与する。
図示の例では、感光体1を帯電し、露光し、現像することにより、感光体1上にトナー層を形成しているが、感光体1上に現像装置4からトナーを移動させる条件を作る制御を行えばよく、帯電、露光はトナー付与工程において必須ではない。
<実施の形態1>
図7は本発明の実施の形態1におけるトナー再配置電極10にトナーを付与する制御のフローチャートである。図7のトナー付与制御工程は、画像と画像との間のように画像に影響しない間隔で、所定枚数の画像形成毎に、画像形成工程の開始時等のように、所定のインターバル或いは所定の時期に実施される。
ステップST1において、トナーセンサ21によりトナー再配置電極10上のトナー量を検知し、ステップST2において、トナー再配置電極10上のトナー量が十分か否かを判断する。例えば、トナーセンサ21の出力が3.0V未満のときは(ST2のNo)、トナー量が十分と判断して、プリント動作、即ち、画像形成に移行する(ST6)。
トナーセンサ21の出力が3.0V以上のときは(ST2のYes)、トナー再配置電極10にトナーを付与するトナー付与工程であるステップST3を実行する。ステップST3では、図6を用いて前記に説明したトナー付与工程が実行される。
ステップST4において、トナーセンサ21によりトナー再配置電極10上のトナー量を検知し、センサ出力が2.0V未満のときは(ST5のNo)、トナー量が十分であるので、画像形成工程に移行する(ST6)。センサ出力が2.0V以上のときは(ST5のYes)、ステップST3に移行してトナー付与ステップを実行する。
図7に示すトナー付与制御工程により、トナー再配置電極10上には、常に、均一で十分な量のトナーが担持される。したがって、画像形成工程においては、トナー再配置電極10によるトナー再配置が常時十分に行われる。その結果、がさつきが十分に抑制されるとともに、先端欠け及び吸い込みが十分に防止され、高画質の画像が安定して形成される。
図から明らかなように、ステップST6においては、トナー再配置電極10上に十分な量のトナーが存在する状態で画像形成が行われる。画像形成においては、現像装置4の現像で感光体1上に形成されたトナー像に対してはトナー再配置電極10の位置を通過するときにトナー再配置が行われる。トナー再配置においては、トナー再配置電極10上に十分な量のトナーが存在するので、先端欠けや吸い込みによりトナーが不足している部分に対して、トナー再配置電極10からトナーが補給される。その結果、濃度不足が補正され、トナー像が所期の濃度で形成される。
感光体1上のトナー像を形成しているトナーを再配置するトナー再配置においては、前記に説明したように、感光体1と、トナー再配置電極10との間に少なくとも交番電界を形成して、感光体1と、トナー再配置電極10との間でトナーを往復移動させている。
トナー再配置におけるトナー再配置電極10の電極条件は種々の条件に対応した最適値に設定されることが好ましい。このような最適値を設定する調整により、前記に説明した、高濃度部の先端部、後端部における濃度不足の補正が十分に行われ、一層均一な濃度の画像を形成することが可能となる。
図8はトナー再配置電極10の前記電極条件を最適にする電極条件調整工程の例のフローチャートである。図8で調整される電極条件は、交番電圧の振幅であるが、交番電圧の周波数や直流電圧を合わせて調整することも可能である。
ステップST10において、情報の取り込みを行う。取り込まれる情報は、機内温度、機内湿度、カバレッジ、印字枚数及び停止時間のいずれか1以上を含む。
これらの情報は図3における機内温度情報を発生する温度センサ22、機内湿度情報を発生する湿度センサ23、画像データ記憶部24、枚数カウンター25及びタイマー26から取得される。なお、カバレッジは、カバレッジ情報発生部としての画像データ記憶部24と枚数カウンター25とから画像データの量の情報と画像枚数の情報とを取得し、画像データの量を、形成した用紙の枚数と、サイズの情報とから算出した画像面積で除することにより得られる。印字枚数は枚数カウンター25から得られる。また、停止時間は、画像形成装置が停止した後に図7のトナー付与制御工程が実行される場合に、画像形成装置が停止している時間長の情報であり、停止時間情報発生部としてのタイマー26から取得される。
ステップST10に続くステップST11においては、トナー再配置における条件変更が、必要か否かが判断されるステップST11における判断の基準は、実験により予め定められており、機内温度条件等の前記各種条件が所定の範囲を超えて変化した場合に、電極条件を変更することが必要であると判断される。
変更が不要な場合(ST11のNo)には、図6に示したトナー付与工程を実行(ST20)後、画像形成工程(ST21)に移行する。ST11で変更不要と判断して、実行されるST21の画像形成工程では、前回の画像形成工程、即ち、図8の電極条件調整工程に入る前の画像形成工程における電極条件でトナー再配置が行われる。
ステップST11の判断がYesの場合、ステップST12において、トナー吐き出しを行う。トナー吐き出しは、トナー再配置電極10にトナーが存在しないようにするトナー除去ステップであり、電源10A、10Bにより感光体1よりも負側に高い直流電圧及び交番電圧をトナー再配置電極10に印加して、トナー再配置電極10上のトナーを感光体1に吐き出させる。
ステップST12に続くステップST13において、トナー再配置電極10の電圧、即ち、電源10A、10Bの出力が所定の初期値に設定される。初期値は予め定められており、トナー再配置電極10上に中間濃度のトナー層を形成する電圧である。なお、ステップST13では、現像ローラ4AのDC電圧が、感光体1上に中間濃度のトナー層を形成するように設定される。このように、ST13ではトナー再配置電極10上に中間濃度のトナー層が形成されるが、これにより、トナー再配置電極10の電極条件の細かな調整が可能となる。
次に、ステップST14において、トナーセンサ21によりトナー再配置電極10上のトナー量を検知する。センサ出力SVが所定値以上(トナー量が所定値以下)であれば(ST15のYes)、ST20のトナー付与工程に移行し、センサ出力が所定値未満(トナー量が所定値超過)のときは(ST15のNo)、ステップST16においてトナー吐き出しを実行する。ステップST16のトナー吐き出しはステップST12と同じである。
ステップST16に続くステップST17において、トナー再配置電極10の電圧が変更される。図示の例では、DC電圧を変えることなく、AC電圧がステップST13における値Vac(n)を5%減少させた値、即ち、Vac(n+1)=Vac(n)×(1−0.05)に設定される。ST16の調整は、トナー再配置において、トナーの往復運動量を調整するものである。
ステップST18において、調整後のトナー再配置電極10上のトナー量をトナーセンサ21により検知する。トナー量が所定値以内であれば(ST19のYes)、トナー付与工程ST20に移行し、所定値を超え、トナー量が十分でないときは(ST19のNo)、ステップST16に移行する。ST19の判断でYesとされた後に実行されるST21の画像形成工程においては、ST17で調整された電極条件でトナー再配置が行われる。
ST16〜ST19のループを繰り返すことにより、トナー再配置電極10上に最適な量のトナーが付与された段階で終了し、トナー付与工程ST20に移行する。
表1に、画像形成工程と、図6のトナー付与工程と、トナー再配置電極条件調整工程(図8)とにおけるトナー再配置電極10の電極条件、即ち、AC電源10AとDC電源10Bとにおける電圧の例を示す。なお、感光体の帯電電位は−700V、現像ローラ4AのDC電位は−500Vである。
表1に示されるように、トナー再配置電極10は画像形成工程において、現像ローラ4Aの電位にほぼ等しく、感光体1とトナー再配置電極10との間において、トナーは振動するのみで、いずれか一方にトナーが移ることはほとんど無い。このことは、感光体1上の電位の井戸がトナーにより埋まっている部分では、トナー再配置電極10から感光体1へのトナーの転移がなく、感光体1上の電位の井戸が埋まっていない部分において、トナーがトナー再配置電極10から感光体1に転移することを示す。
トナー吐き出し工程においては、トナー再配置電極10の直流電圧は、−1000Vである。これにより、トナー再配置電極10上のトナーは感光体1側に移動し、トナー再配置電極10上のトナーが除去される。トナー付与工程においては、トナー再配置電極10は−200Vであり、感光体1上のトナーがトナー再配置電極10に移動して、トナー再配置電極10にトナーが付与される。
<実施の形態2>
トナー付与工程では、現像により現像装置4から感光体1にトナーが移動し、更に、感光体1からトナー再配置電極10にトナーが移動する。これにより、トナー再配置電極10上には一定量のトナーが担持される。
しかしながら、トナー再配置電極10から感光体1にトナーの補給が行われたトナー再配置電極10の部分ではトナー量が減少し、減少した部分では次のサイクルにおいて、トナー補給不足が起こる。これにより、トナー再配置電極10による濃度補正効果が低下して画質が低下する場合がある。
本発明の実施の形態2によりこのような画質低下が防止される。
図9は本発明の実施の形態2における制御のフローチャートである。
ステップST30において、トナー量を検知し、ステップST31において、トナーセンサ21の出力SVに基づいて、トナー再配置電極10上のトナー量が十分か否かを判断する。出力SVが3.0Vを下回り、トナー量が十分であれば(ST31のNo)、画像形成工程ST35に移行する。ST31の判断は、例えば、トナー再配置電極10の周面1週分のトナー量の平均値に基づいて行われる。
出力が3.0Vを以上で、トナー量が不十分なときは(ST31のYes)、ステップST32において、トナー再配置電極10上のトナー層のプロファイルを作成する。
このプロファイルはトナー再配置電極10の回転方向に沿ったトナー層の1周分のプロファイルであり、トナーセンサ21の出力に基づいて、制御部20が作成する。図10(a)にその例を示す。図示のように、トナー再配置電極10上のトナーの量は均一ではなく、トナーが感光体1に移動した部分において、トナー量の少ない部分が形成される。なお、図10(a)はセンサ出力でトナー量を示しており、トナー量の不足部が山として表されている。
ステップST33においては、図10(a)に示される部分的に不足したトナーを補給するトナー付与の条件設定が行われる。このトナー付与においては、作像条件を時間的に変化させてトナーをトナー再配置電極10に付与することが行われる。変化させる作像条件としては、露光装置3における露光条件や現像装置4における現像バイアス等がある。
図10(b)は露光強度を変化させる例を示す。
トナー再配置電極10上のトナー不足部分TD1、TD2、TD3に対応したEX1、EX2、2X3において、露光強度が高くなっている。これにより、現像装置から感光体1に移動するトナーの量が、EX1、EX2、EX3において多くなり、トナー再配置電極10上のトナー量不足が補正される。
感光体1とトナー再配置電極10とは、一定した速度比で回転し、且つ、露光装置3とトナー再配置電極10とは固定設置されており、露光装置3の位置とトナー再配置電極10の位置とは不変である。したがって、発光量が図10(b)となるように、露光装置3の作動を図10(a)に示されるプロファイルに同期させることは容易である。図1(a)に示すプロファイルに対応して、図10(b)に示す露光を行うことにより、トナー再配置電極10上には均一なトナー層を形成することが可能となる。
ステップST34において、設定された条件、例えば、図10(b)に示す露光条件でのトナー付与が行われる。
下記の共通条件で連続画像形成工程を実行し、画質評価を行った。
(1)共通条件:
・環境: NN(常温常湿)
・感光体直径: 60mm
・現像ローラ直径: 25mm
・現像ローラ表面速度: 720mm/s(逆回転現像)
・現像ローラ〜感光体隙間: 0.30mm
・現像ローラ上現像剤搬送量: 220g/m
・画像形成装置: モノクロ80ppm機(プロセス速度400mm/s)
・トナー径: 6.5μm
・キャリア径: 33μm
・トナー濃度: 7質量%
・現像器中現像剤量: 1000g
・テストスタートとき 再配置電極条件: DC成分 −600VAC成分 1.3kV f=9kHz gap(感光体とトナー再配置電極との間隔)=0.15mm
(2)評価に用いた画像:
・書き込みdpi=600で200lpiのラインスクリーン
なお、dpiは2.54mm当たりのドット数、lpiは2.54mm当たりの線数である。
・図11に示すパッチ画像
比較例:トナー再配置電極に対するトナー付与実施せずのトナー付与工程無し。
実施例1:図6に示すように、センサ出力3.0V以上でトナー付与を行い、トナー付与の結果、センサ出力が2.0V以下となったときにトナー付与工程を終了する。
実施例2:センサ出力3.0Vを超えたときに、トナー再配置電極上のトナー層の図9(a)に示すプロファイルに応じた付与条件でトナー付与を行い、センサ出力が3.0V以下となったときに終了する。
評価結果を表2、3に示す。
表2は先端欠け、吸い込みを評価項目とし、表3はがさつきを評価項目とした結果をそれぞれ示す。
実施例1、2ともに、先端欠け及び吸い込みに関して、良好であった。これに対して、比較例は先端欠け及び吸い込みに関して、不良であった。なお、表3は画像のがさつきについて、評価した結果を示すが、表3に示すように、がさつきに関しても、実施例が良好であったのに対して、比較例は不良であった。
1 感光体
2 帯電装置
3 露光装置
4 現像装置
10 トナー再配置電極
10A、10B 電源
20 制御部

Claims (6)

  1. 像担持体と、
    該像担持体に静電潜像を形成する潜像形成装置と、
    該像担持体に担持されている静電潜像を現像して、前記像担持体上にトナー像を形成する現像装置と、
    該現像装置に対して、前記像担持体の移動方向下流側に位置し、前記像担持体に対向して配置された電極と、
    該電極に少なくとも交番電圧を印加する電源と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記電極にトナーを付与するトナー付与部と、
    前記電極上のトナーを検知するトナーセンサと、
    前記トナーセンサの検知結果に基づいて、前記トナー付与部を制御してトナー付与工程を実行する制御部とを備え
    前記トナー付与部は、前記現像装置と、前記像担持体とを有し、
    前記現像装置内のトナーを前記像担持体に移動させ、前記像担持体上のトナーを前記電極に移動させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記電極上のトナー量が所定値以下になったことを前記トナーセンサが検知したときに、トナーを前記電極に担持させる前記トナー付与工程を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記トナーセンサの検知結果に基づいて、前記電極上のトナー層のプロファイルを作成し、該プロファイルに基づいた前記トナー付与工程を実行することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記トナー付与部により前記電極に付与されるトナー量を調整するために画像形成工程における前記電源の出力を調整する電極条件調整工程を実行することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記電極条件調整工程は、前記電極上のトナーを除去するトナー吐き出しステップと、前記電極上にトナーを付与するステップと、前記トナーセンサにより前記電極上のトナーの量を検知するステップと、検知結果に基づいて、前記電源の前記出力を設定するステップとを有することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 温度センサと、湿度センサと、カバレッジ情報発生部と、枚数カウンターと、停止時間情報発生部との少なくともいずれか一つからなる情報発生部を有し、前記制御部は、前記電極条件調整工程を実行するか否かを前記情報発生部からの情報に基づいて判断することを特徴とする請求項又は請求項に記載の画像形成装置。
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