JP5298555B2 - テンセグリティ構造体および動作補助装置 - Google Patents

テンセグリティ構造体および動作補助装置 Download PDF

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Description

本発明は、テンセグリティ構造体および動作補助装置に係り、特に、使用者の身体に装着して使用者の動作を補助・補強するテンセグリティ構造体および動作補助装置に関する。
近年、使用者の動作を補助してより少ない筋力で動作を行ったり、人間の筋力では通常行えない動作を行ったりできるように、使用者が着用して使用する動作補助装置(強化服、パワーアシスト装置等とも呼ばれる。)の開発が進められている(例えば特許文献1、2等参照)。
これらの動作補助装置は、例えば、図17に示すように使用者の上腕A1から肘E、前腕A2にかけて装着し、モータ101を回転駆動して支軸102を中心に支柱103を動かすことで肘Eを屈曲させたり伸展させたりしてその動作をアシストする。また、図示を省略するが大腿部から膝関節、脛にかけて装着し或いは腰周りに装着する等して着用して、使用者の動作を補助・補強するように構成されている。
特開2007−29113号公報 特開2007−319187号公報
しかしながら、図17に示したような動作補助装置100では、肘Eの屈曲や伸展を行うことは可能であるが、例えば、図18に示すような前腕A2をねじる動作(手のひらの向きを変える動作)や、図19に示すように上腕A1を軸にして前腕A2を旋回させる動作(腕相撲の際の動作)をアシストすることができない。
このように、従来の動作補助装置は、使用者の種々の動作のうちの1つの動作のみを補助、補強するものが多く、複雑な動作をアシストするためには、複数の動作補助装置を組み合わせて用いなければならなかった。しかし、使用者の身体に1つの動作補助装置を装着すると、同じ部位に他の動作補助装置を装着できない場合も多く、使用者の複雑な動作を十分にアシストすることができなかった。
本発明は、上記の点を鑑みてなされたものであり、使用者の身体の屈曲や伸展、ねじれ、収縮や伸長等の動作、およびより複雑な動作を補助することが可能なテンセグリティ構造体および動作補助装置を提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、請求項1に記載のテンセグリティ構造体は、
複数の剛体部材と、前記剛体部材同士の端点間を結ぶ複数のテンション材とを組み合わせて構成され、前記複数のテンション材の全部または一部が収縮制御可能な部材で構成された本体部を備え、
前記本体部は、前記複数の剛体部材のうちの一定数の剛体部材が組み合わされて形成された層を1本の軸方向に積み重ねて構成され、かつ、前記層には前記一定数の剛体部材が組み合わされて前記軸の周囲に内部空間が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のテンセグリティ構造体において、前記剛体部材は、それぞれ、他の2つの剛体部材および当該他の2つの剛体部材の端点間を結ぶ前記テンション材の計3つの部材により当該剛体部材の周囲を取り巻かれないように構成されており、当該テンション材が前記収縮制御可能な部材で構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のテンセグリティ構造体において、前記収縮制御可能な部材で構成されたテンション材は、前記軸方向に対して、前記層ごとに特有の向きに傾斜して設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体において、前記収縮制御可能な部材は、高分子型の人工筋肉で構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体において、前記本体部の外表面側および前記内部空間側の内表面側に、それぞれ、前記各収縮制御可能な部材に通電するための筒状の電極構造を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のテンセグリティ構造体において、前記電極構造は、前記外表面側の電極構造に設けられた複数の配線がそれぞれ前記収縮制御可能な部材の少なくとも一方の電極に接続され、前記内表面側の電極構造に設けられた複数の配線がそれぞれ前記収縮制御可能な部材の少なくとも一方の電極に接続されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のテンセグリティ構造体において、前記収縮制御可能な部材を収縮させて前記層を前記軸方向に収縮させることで前記軸方向に収縮するように構成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のテンセグリティ構造体において、前記外表面側の電極構造および前記内表面側の電極構造は、平行に配置された前記複数の配線をそれぞれ備え、かつ、前記外表面側の電極構造または前記内表面側の電極構造のいずれか一方の電極構造では前記複数の配線の方向が前記軸方向に略平行に配置され、他方の電極構造では前記複数の配線の方向が前記軸方向に略直交する方向に配置されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、動作補助装置において、
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体と、
前記収縮制御可能な部材に通電するための電源装置と、
前記収縮制御可能な部材を収縮させて1つの前記層の一部を前記軸方向に収縮させることで前記軸を屈曲させる制御装置と、
を有することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、動作補助装置において、
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体と、
前記収縮制御可能な部材に通電するための電源装置と、
前記収縮制御可能な部材を収縮させて1つの前記層の全体を前記軸方向に収縮させることで前記軸周りにねじれを生じさせる制御装置と、
を有することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項9または請求項10に記載の動作補助装置において、前記収縮制御可能な部材を収縮させて前記層を前記軸方向に収縮させることで前記軸方向に収縮するように構成されていることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、動作補助装置において、
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体と、
前記収縮制御可能な部材に通電するための電源装置と、
前記外表面側の電極構造または前記内表面側の電極構造のいずれか一方の電極構造における前記複数の配線に順次所定の電圧を印加し、収縮させるべき前記収縮制御可能な部材の片方の電極に前記電圧が印加されたタイミングで、他方の電極構造における当該収縮制御可能な部材のもう一方の電極に接続された前記配線に所定の電圧を印加することで、当該収縮制御可能な部材を収縮させる制御装置と、
を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、動作補助装置の本体部をテンセグリティ構造体として構成し、剛体部材同士の端点間を結ぶ複数のテンション材の全部または一部を収縮制御可能な部材(人工筋肉)で構成したことにより本体部を可動式とした。そのため、収縮制御可能な部材を収縮させることで、動作補助装置の本体部に、屈曲(伸展)動作やねじれ動作、収縮(伸長)動作や、それらの動作を組み合わせたより複雑な動作を行わせることが可能となり、使用者の身体の複雑な動作を補助、補強することが可能となる。
また、層を形成する剛体部材等を細小に構成してその数を増加させ、層の軸方向の厚さを短縮して肉薄の筒状に形成することで、動作補助装置の本体部を、使用者の身体にフィットし、より滑らかでしなやかに屈曲やねじれ、収縮等の動作を行うように構成することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、前記発明の効果に加え、剛体部材が他の2つの剛体部材とテンション材の計3つの部材でその周囲を取り巻かれないように構成した部分の当該テンション材を収縮制御可能な部材で構成することで、この剛体部材が他の2つの剛体部材の動きに対していわばてこの支点のように作用して、収縮制御可能な部材とされたテンション材が収縮する際に動作補助装置の本体部の他の部分も収縮してしまうことを回避することが可能となる。
そのため、収縮制御可能な部材とされた1つのテンション材の収縮により複数の部分が収縮する場合には、本体部を構成する可動式テンセグリティ構造体の動作の制御構成が複雑になってしまうが、上記のように、収縮制御可能な部材とされた1つのテンション材を収縮させた場合にそのテンション材の部分のみが収縮するように構成すれば、動作補助装置の本体部の動作を容易に制御することが可能となり、制御構成をより単純なものとすることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、収縮制御可能な部材で構成されたテンション材を本体部の軸方向に対して傾斜して設けることで、層を軸方向に積み重ねて形成される動作補助装置の本体部に、容易に屈曲動作やねじれ動作、収縮動作等を行わせることが可能となり、前記各発明が的確に発揮される。
請求項4に記載の発明によれば、収縮制御可能な部材を高分子型の人工筋肉で構成することで、高分子型の人工筋肉に通電して容易に収縮を制御でき、迅速に収縮するため、前記各発明の効果が的確に発揮されるとともに、動作補助装置の本体部の屈曲やねじれ、収縮等の動作をより高速に行わせることが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、前記各発明の効果に加え、動作補助装置の本体部の外表面側と内表面側に、それぞれ筒状の電極構造を設けたことで、収縮制御可能な部材に容易かつ的確に通電することが可能となる。また、電極構造を柔軟性を有する素材で構成すれば、電極構造を、本体部の屈曲等の動作を妨害せずに、収縮制御可能な部材に有効に電力を供給しつつ、かつ、その動作に追従して容易に変形させることが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、外表面側の電極構造の配線を動作補助装置の本体部の収縮制御可能な部材の少なくとも一方の電極に接続し、内表面側の電極構造の配線を収縮制御可能な部材の少なくとも一方の電極に接続することで、収縮制御可能な部材に有効に電力を供給して動作補助装置の本体部の屈曲等の動作を的確に行わせ、かつ、その動作を妨害しないようにでき、前記発明の効果をより的確に発揮させることが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、前記各発明の効果に加え、外表面側や内表面側の各電極構造の各配線に複数の収縮制御可能な部材の電極を接続することで、動作補助装置の本体部の剛体部材等をより細小にしてその数を増加させた場合に膨大な数となる収縮制御可能な部材の1つ1つに配線と接続して配線が膨大な数になることを防止することができる。また、膨大な数の収縮制御可能な部材に対してより少数の本数の配線から電力を供給することが可能となり、電極構造に設ける配線の本数を減らすことが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、前記各発明の効果に加え、外表面側の電極構造と内表面側の電極構造とにそれぞれ設けられる複数の配線を相対的に略直交する方向に配置して、配線の交点等に位置する収縮制御可能な部材に電力を供給する等することで、動作補助装置の本体部の各収縮制御可能な部材にそれぞれ的確に電力を供給することが可能となる。
請求項9、請求項10および請求項11に記載の発明によれば、収縮制御可能な部材を収縮させて1つの層の一部または全体を軸方向に収縮させて屈曲動作やねじれ動作、収縮動作等を生じさせることで、層を軸方向に積み重ねて形成される動作補助装置の本体部を、容易にその軸を屈曲させ、軸周りにねじれを生じさせ、或いは軸方向に収縮させることが可能となり、前記各発明の効果が容易かつ的確に発揮されるとともに、それらの動作の制御構成をより単純なものとすることが可能となる。
請求項12に記載の発明によれば、外表面側の電極構造または内表面側の電極構造の一方の電極構造の複数の配線に順次所定の電圧を印加し、収縮させるべき収縮制御可能な部材の片方の電極に電圧が印加されたタイミングで他方の電極構造の配線から所定の電圧を印加することで、動作補助装置の本体部の収縮制御可能な部材を的確に収縮させることが可能となり、前記各発明の効果が的確に発揮される。
以下、本発明に係る動作補助装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る動作補助装置1は、図1に示すように、例えば、使用者の上腕A1から肘E、前腕A2にかけて装着するサポータ様のものであり、腕部だけでなく、使用者の脚部や頸部、胸部、腰部等に装着されたり、それらの複数の部位にまたがって、或いは全身を覆うように装着されて着用されるものである。
本実施形態では、動作補助装置1は、後述する図15に示すように、本体部2と、電極構造3とで構成されている。
[1.動作補助装置の構成]
[1−1.本体部の構成]
以下、まず、動作補助装置1の本体部2の構成について説明する。
[1−1−1.本体部の構成の原理]
動作補助装置1の本体部2の構成は複雑であるため、まず、本体部2の構成を最も単純化した場合の構成について説明し、本体部2の構成の原理について説明する。
本体部2の最も単純化された構成を図2に示す。図2に示すように、本体部2は、複数の剛体部材4と、剛体部材4同士の端点E間を結ぶ複数のテンション材5とが組み合わされて構成されている。このように、動作補助装置1の本体部2は、Kenneth Snelsonが考案し、R.Buckminstar Fullerが命名したとされるテンセグリティ構造体として構成されている。
[1−1−2.剛体部材]
各剛体部材4同士はテンション材5を介して接続されるようになっており、各剛体部材4同士が直接には接続されないようになっている。また、図2や、図2における剛体部材4のみを示した図3に示すように、本実施形態では、各剛体部材4は、長さや径が等しい棒状の部材で構成されている。
また、図2や図3における構成では、3本の剛体部材4を1つの組として1つの層Lが形成されており、各層Lが、1本の軸Cに沿う方向に積み重ねられるようにして本体部2が構成されている。各剛体部材4は、それぞれいずれか1つの層Lに属するようになっており、自らが属する層Lを越えて他の層Lに属することはない。すなわち、1つの層Lを形成する剛体部材4が他の層Lを形成する剛体部材4となることがないようになっている。
なお、部材の配置等について簡潔に記載するため、本実施形態の動作補助装置1の各部材等についての上下関係や水平方向の位置関係を言う場合、図2や図3、後述する図13、図15等における上下関係や水平方向の位置関係を表すこととする。そのため、本明細書において例えばある部材が他の部材の上方に存在する旨が記載されていても、それは、本体部2の軸Cが例えば水平方向に延在するように動作補助装置1が配置されている状態では当該部材は当該他の部材に対して横方向に存在することを意味している。
互いに隣接する2層を層La、Lbとし、層La、Lbに属する剛体部材4をそれぞれ剛体部材4a、4bと表した場合の層La、Lbにおける各剛体部材4a、4bをそれぞれ図4(A)、(B)の平面図に示す。図4(A)、(B)に示すように、各層Lに属する3本の剛体部材4は、各剛体部材4がそれぞれ、他の2本の剛体部材4のうち、1本の剛体部材4に対してはその上方を、残りの1本の剛体部材4に対してはその下方を通過するように、いわばねじれた状態で組み合わされて配置されている。
また、層Laに属する3本の剛体部材4aの配置と、層Lbに属する3本の剛体部材4bの配置とは互いに鏡像の関係とされている。すなわち、図4(A)に示す層Laでは、仮に各剛体部材4aの下側の端点E4aの位置を固定した系で考えると、上側の端点E4aを図中矢印で示す回転方向に動かした場合には各剛体部材4aはその回転方向に自由に移動するが、図中の矢印方向とは反対の回転方向に動かそうとしても、各剛体部材4aは互いにぶつかりあって移動させることができなくなる。
それに対して、図4(B)に示す層Lbでは、同様に、仮に各剛体部材4bの下側の端点E4bを固定した系で考えると、上側の端点E4bを図中矢印で示す回転方向に動かした場合には各剛体部材4bはその回転方向に自由に移動するが、図中の矢印方向とは反対の回転方向に動かそうとしても、各剛体部材4bは互いにぶつかりあって移動させることができなくなる。
このように、層Laに属する3本の剛体部材4aの配置と、層Lbに属する3本の剛体部材4bの配置とが互いに鏡像の関係とされているため、各剛体部材4a、4bが束縛されずに回転し得る方向が、層Laと層Lbとでは相対的に逆向きになっている。
これを、図2に示した動作補助装置1の本体部2について示すと、図5に示すように、層Laでは、各剛体部材4aの上側の端点E4a側は図中の手前の位置で軸C周りに右向きに回転でき、下側の端点E4a側は図中の手前の位置で軸C周りに左向きに回転することができる。また、層Lbでは、逆に、各剛体部材4bの上側の端点E4b側は図中の手前の位置で軸C周りに左向きに回転でき、下側の端点E4b側は図中の手前の位置で軸C周りに右向きに回転することができる。
このように、層Laと層Lbとでは、各剛体部材4a、4bの組み合わされ方によって各剛体部材4a、4bが回転し得る方向が異なるため、層Laがねじれる方向と層Lbがねじれる方向が相対的に逆向きになっている。
[1−1−3.テンション材および収縮制御可能な部材]
次に、テンション材5の配置について説明する。本実施形態では、テンション材5は、上記のように配置された各剛体部材4に対して、以下の3通りの手法でそれらの端点Eを結ぶようになっている。
第一に、同一の層Lに属する3本の剛体部材4のうち、任意の2本の剛体部材4について、1本の剛体部材4の上側の端点Eと、その剛体部材4の下方を通過するもう1本の剛体部材4の下側の端点Eとを結ぶテンション材5が存在する。このように、同一の層La、Lbに属する2本の剛体部材4a、4b同士の端点E4a、E4b間を結ぶテンション材5を、以下、テンション材5a、5bという。
第二に、1つの層Lに属する剛体部材4の端点Eと、当該層Lに隣接する層Lにさらに隣接する層Lに属する剛体部材4の端点Eとの間を結ぶテンション材5が存在する。すなわち、例えば、1つの層Laに属する剛体部材4aの端点E4aと、層Lbを介して隣接する層Laに属する剛体部材4aの端点E4aとの間がテンション材5で結ばれている。このようなテンション材5を、以下、テンション材5cという。また、層Lbに属する剛体部材4bの端点E4bと、層Laを介して隣接する層Lbに属する剛体部材4bの端点E2bとの間を結ぶテンション材5を、以下、テンション材5dという。
第三に、隣接する2つの層La、Lbの境界部分に存し、これらの2つの層La、Lbにそれぞれ属する剛体部材4a、4b同士の端点E4a、E4b間を結ぶテンション材5が存在する。このようなテンション材5を、以下、テンション材5eという。
本実施形態では、上記の3種類のテンション材5のうち、いわば上下の剛体部材4の端点E間を結ぶテンション材5a、5bおよびテンション材5c、5dの2種類のテンション材5が収縮制御可能な部材で構成されている。本発明では、このように、テンション材5の全部または一部を収縮制御可能な部材で構成することにより、本体部2を構成するテンセグリティ構造体が可動式とされている。
収縮制御可能な部材としては、本実施形態では、通電により容易に収縮を制御することが可能で、迅速に収縮する導電性プラスチックを用いた高分子型の人工筋肉が用いられている。また、本実施形態では、人工筋肉は、2つ電極を有しており、一方の電極にプラス、他方の電極にマイナスの電圧を加えると収縮し、逆に電圧を加えると収縮が解けるようになっている。
なお、以下、収縮制御可能な部材を人工筋肉と略称し、上記のように収縮制御可能な部材で構成されるテンション材5a、5bやテンション材5c、5dを人工筋肉5a、5bや人工筋肉5c、5dという場合がある。また、収縮制御可能な部材としては、通電により収縮や収縮の解除を制御することが可能なものであれば、高分子型の人工筋肉に限定されない。
また、例えばテンション材5a、5bの組のみ、またはテンション材5c、5dの組のみを人工筋肉で構成することも可能であるが、上記の2組のうち少なくとも1組は人工筋肉で構成される。また、テンション材5eを人工筋肉で構成してもよい。さらに、人工筋肉を用いないテンション材5は、例えばワイヤを用いて構成することが可能であり、また、ゴムやバネ等の弾性体としてもよい。
さらに、例えば同一の層Laに属する2本の剛体部材4aの端点E4a間を結ぶ人工筋肉5aを収縮させた場合には、当該層Laの人工筋肉5a部分がいわば潰れるように収縮する。しかし、例えば1つの層Laに属する剛体部材4aの端点E4aと、層Lbを介して隣接する層Laに属する剛体部材4aの端点E4aとの間を結ぶ人工筋肉5cを収縮させた場合には、2つの層La、Laに挟まれた層Lbの人工筋肉5c部分が潰れるように収縮する。
ところで、前述したように、本実施形態では、層Laに属する3本の剛体部材4aの配置と層Lbに属する3本の剛体部材4bの配置とが互いに鏡像とされているため、各層Lに属する3本の剛体部材4の組み合わせ方によって、図5に示したように各層Lで各剛体部材4の上側の端点E側と下側の端点E側の軸C周りに回転し得る方向が決まる。そして、層Laと層Lbとではねじれる方向が相対的に逆向きになっている。
そのため、上記の人工筋肉5a、5dや人工筋肉5b、5cが各層Lに収縮力を及ぼす際に、各層Lが図5に示したねじれ方向にねじれ得るように、人工筋肉5a、5dや人工筋肉5b、5cは、本体部2の軸Cに対してそれぞれ傾斜して設けられている。
また、前述したように、層Laと層Lbとではねじれる方向が相対的に逆向きになっているため、層Laを収縮させる人工筋肉5a、5dと、層Lbを収縮させる人工筋肉5b、5cとでは、軸Cに対する傾斜の向きが逆になるように構成されている。
[1−1−4.剛体部材と人工筋肉との関係]
次に、剛体部材4と人工筋肉(テンション材)5との関係について説明する。なお、下記の図6(A)、(B)は図2における層La内の3本の剛体部材4aと人工筋肉5aとを示す正面図であり、図7(A)、(B)は図6(A)、(B)の変形例を示す正面図である。
各層Lを形成する3本の剛体部材4を図3や図4(A)、(B)に示したように組み合わせた際に、例えば層Laを形成する剛体部材4aにおいて、図7(A)に示すように、2本の剛体部材4aと、それらの端点E4aを結ぶ人工筋肉5fの計3本の部材で形成される三角形の内部を、もう1本の別の剛体部材4aが通過するように構成したとする。より正確に言えば、層Laを形成する3本の剛体部材4aのうち、1本の剛体部材4aが、他の2本の剛体部材4aとそれらの端点E4a間を結ぶ人工筋肉5fの計3本の部材でその周囲を少なくとも1周取り巻かれる構成であるとする。
この場合、人工筋肉5fを収縮させると、他の2本の剛体部材4aの端点E4a間の間隔が狭まり、剛体部材4aを他の2本の剛体部材4aが挟みつける形になる。すると、剛体部材4aが他の2本の剛体部材4aの動きに対していわばてこの支点のように作用するため、図7(B)に示すように、2本の剛体部材4aの人工筋肉5fで結ばれた側の端点E4a間だけでなく、その反対側の端点E4a間の間隔も収縮する。すなわち、図7(A)のような構成の場合、人工筋肉5fの収縮に連動して2本の剛体部材4aの両側の端点E2a間の間隔が収縮するようになる。
一方、図6(A)に示す本実施形態のように、例えば層Laを形成する剛体部材4aにおいて、2本の剛体部材4aと、それらの端点E4aを結ぶ人工筋肉5fの計3本の部材で形成される三角形の外側を、もう1本の別の剛体部材4aが通過するような構成であるとする。より正確に言えば、層Laを形成する3本の剛体部材4aのうち、1本の剛体部材4aが、他の2本の剛体部材4aとそれらの端点E4a間を結ぶ人工筋肉5fの計3本の部材によりその周囲を取り巻かれない構成であるとする。
この場合、人工筋肉5aを収縮させると、他の2本の剛体部材4aの端点E4a間の間隔が狭まっても、剛体部材4aを他の2本の剛体部材4aが挟みつけることはなく、寧ろ他の2本の剛体部材4aは剛体部材4aから遠ざかり、図6(B)に示すように、2本の剛体部材4aの人工筋肉5aで結ばれた側の端点E4a間の間隔だけが収縮する。すなわち、本実施形態のような構成の場合、人工筋肉5aの収縮により、2本の剛体部材4aの一方側の端点E4a間の間隔だけが収縮し、反対側の端点E4a間の間隔は維持される。
本実施形態では、このように、剛体部材4の人工筋肉5で結ばれていない端点E間の間隔が人工筋肉5の収縮に連動して収縮しないように、図6(A)の構成が採用されている。なお、図2に示すように、層Laにおいて、1本の剛体部材4aが、2本の剛体部材4aと2本のテンション材5eと1本の人工筋肉5cの計5本の部材でその周囲を取り巻かれている。
この場合、人工筋肉5cが収縮すると、2本の剛体部材4aは各テンション材5eが人工筋肉5cの収縮に引き摺られることで剛体部材4aを挟みつける方向に多少動くが、剛体部材4aがこれら2本の剛体部材4aの動きに対しててこの支点のように作用するまでには至らず、反対側の人工筋肉5a側は事実上収縮しない。
このように、図7(A)に示したように1本の剛体部材4を他の2本の剛体部材4とそれらの端点E間を結ぶ人工筋肉5の計3本の部材でその周囲を取り巻く構成としない限り、人工筋肉5の収縮に連動して2本の剛体部材4の両側の端点E間の間隔が収縮することはない。
[1−2.本体部の動作の原理]
ここで、上記の動作補助装置1の本体部2の最も単純化された構成に基づいて、本体部2の動作の原理について説明する。
[1−2−1.本体部の屈曲動作]
前述した図6(A)に示したように、上記の本体部2の各層Lでは、層Lを形成する3本の剛体部材4のうち、1本の剛体部材4(4a)が他の2本の剛体部材4とそれらの端点E間を結ぶ人工筋肉5の計3本の部材によりその周囲を取り巻かれないように構成されている。
そのため、図2に示した本体部2において、層Laの例えば図中最左端側に示された人工筋肉5aを収縮させても、当該層Laの図中右側の部分がそれに連動して収縮することはない。そのため、人工筋肉5aの収縮により、層Laの一部、すなわちこの場合は層Laの図中左側の部分が軸C方向に収縮し、本体部2の軸Cを屈曲させることができる。
例えば、図2における当該層Laより下側の部分を動かないように固定すれば、本体部2の軸Cは、当該層Laより下側の部分に対して当該層Laから上の部分が左側に屈曲し、本体部2が当該層Laの部分で屈曲する。このようにして、例えば人工筋肉5を収縮させて1つの層Lの一部を軸C方向に収縮させることで、本体部2の軸Cを屈曲させることが可能となる。
上記の場合、層Laの人工筋肉5aのみを収縮させてもよいが、人工筋肉5aだけでなく、当該人工筋肉5aの近傍にある当該層La中の人工筋肉5d等も適度に収縮させれば、図8に示すように、本体部2の軸Cをより安定して屈曲させることができる。
また、当該層Laの当該人工筋肉5a等をさらに収縮させたり、当該層Laの上方または下方の単数または複数の層La、Lbの同一箇所、すなわち図8の例では層Lの図中最左端側の人工筋肉5等を屈曲させることで、動作補助装置1の本体部2の軸Cを同一方向にさらに大きく屈曲させることができる。
また、人工筋肉5a等の収縮を解除させれば、屈曲されていた本体部2の軸Cを伸展させることができる。
前述したように、人工筋肉5は、各層Lの各剛体部材4の上側の端点E側と下側の端点E側の軸C周りに回転し得る方向に収縮力が及ぶように本体部2の軸Cに対してそれぞれ傾斜して設けられている。そのため、上記のように人工筋肉5aを収縮させると、当該層Laの人工筋肉5aの部分、すなわち図8の例では当該層Laの図中最左端側の部分で、人工筋肉5aが結び付けられた上側の端点E4aや下側の端点E4aが図5に示した方向に若干ねじれを生じる。
そして、本体部2が当該層Laの部分で軸C周りに僅かにねじれを生じ、本体部2の屈曲動作を、複数の層Lの人工筋肉5を収縮させて生じさせた場合には、屈曲と同時に軸C周りに比較的大きなねじれを生じる。
このようなねじれは、例えば屈曲を生じさせる層Lの数を層Laと層Lbとで同数になるように選択する等して、層La、Lbで逆方向に生じるねじれを相殺することで、解消することができる。そして、このようにすれば、動作補助装置1の本体部2に屈曲のみを生じさせることが可能となる。
[1−2−2.本体部の収縮動作]
また、層Laでは人工筋肉5a、5dを全部または一部を適宜収縮させると、図9に示すように、人工筋肉5a、5dの収縮により層Laの上側と下側との間隔を狭めるように収縮力が働く。このように、層Laでは人工筋肉5a、5dを、層Lbでは人工筋肉5b、5cをそれぞれ全部または一部を適宜収縮させることで、本体部2の軸Cを屈曲させることなく各層Lを軸C方向に収縮させることができる。
そして、例えば、図9において、収縮させる層Laより下側の部分を動かないように固定すれば、本体部2は、当該層Laより上側の部分全体が軸C方向に下がる。そのため、本体部2の一部または全部を軸C方向に収縮させることが可能となる。
その際、上記のように、人工筋肉5が本体部2の軸Cに対してそれぞれ傾斜して設けられているため、各層Lごとに特有のねじれ方向にねじれが生じる。しかし、例えば収縮を生じさせる層Lの数を層Laと層Lbとで同数になるように選択する等して層La、Lbで逆方向に生じるねじれを相殺することでねじれを解消することができ、軸C方向の収縮動作のみを生じさせることが可能となる。
また、上記のようにして一旦収縮させた本体部2を、各層Lの人工筋肉5の収縮を解除しまたは緩めて各層Lを軸C方向に伸長させることで、軸C方向に伸長させることも可能となる。
[1−2−3.本体部のねじれ動作]
また、上記のように、層Laでは人工筋肉5a、5dをすべて収縮させると、図9に示したように、人工筋肉5は動作補助装置1の本体部2の軸Cに対してそれぞれ傾斜して設けられているため、人工筋肉5a、5dの収縮力により、本体部2の軸Cを屈曲させることなく、図5に示したねじれ方向に層Laをねじれさせることができる。
例えば、図9において、収縮させる層Laより下側の部分を動かないように固定すれば、本体部2は、当該層Laより上側の部分全体が軸C周りにねじれる。そのため、本体部2の一部または全部を軸C方向に収縮させることが可能となる。これは、層Lbについても同様であるが、人工筋肉5b、5cの傾斜の向きが層Laの場合と逆であるため、層Laとは逆方向のねじれを生じる。そして、層Laのみを複数選択し、或いは層Lbのみを複数選択して、各層Lの人工筋肉5を収縮させて各層Lごとにねじれを生じさせることで、本体部2を、その軸C周りに、各層Lに特有のねじれ方向に大きくねじれさせることが可能となる。
なお、このねじれ動作においては、層Laの人工筋肉5a、5dや、層Lbの人工筋肉5b、5cをそれぞれすべて収縮させるため、前述したように、必然的に収縮動作を伴う。しかし、例えば、予め各層Lの人工筋肉5をある程度収縮させておき、ねじれ動作を生じさせる層Lの収縮の度合に応じて、ねじれ動作を生じさせる層L以外の層Lを同時に伸長させることで、本体部2を、必要な箇所でねじれ動作を生じさせつつ、全体的には収縮しないようにすることが可能となる。
[1−3.層に属する剛体部材の本数を増加させた場合の構成]
次に、上記の本体部2の最も単純化された構成を、実際の動作補助装置1の本体部2の構成につなげるために、上記の本体部2の最も単純化された構成における層Lに属する剛体部材4の本数をさらに増加させた場合の本体部2の構成について説明する。
前記図4(A)に人工筋肉5aをあわせて記載すると、図10に示す平面図のように表される。この基本的な構成を維持したまま、層Lに属する剛体部材4の本数を4本、6本と増やし、人工筋肉5をあわせて記載すると、本体部2は、図11および図12のように表すことができる。
なお、各層Lにおいては、前述したように、そのねじれ方向が図5に示したように決まっている。そのため、図10に示した剛体部材4が3本の場合と同様に、図11、図12に示した剛体部材4が4本、6本の場合においても、人工筋肉5の軸Cに対する傾斜が図10の場合と同じ傾斜の向きになるように剛体部材4の端点E間が結ばれるようになっている。
図10〜図12に示したように、層Lに属する剛体部材4の本数を増加させていくと、各層Lに属する一定数の剛体部材4によって本体部2の軸Cの周囲に形成される内部空間Sが拡大していくことが分かる。そして、このような層Lが軸Cに沿う方向に積み重ねられるようにして形成される動作補助装置1の本体部2は、層Lの内部空間Sが拡大していくと筒状になっていくことが理解される。
[1−4.動作補助装置の本体部の構成]
層Lを形成する剛体部材4等をより細小に構成してその数をさらに増加させ、層Lの軸C方向の厚さを短縮していくと、本実施形態に係る動作補助装置1の本体部2は、図13(A)の正面図に示すように、肉薄の円筒形状になる。
その際、図13(A)に円Aで示す部分の拡大図である図13(B)に示されるように、本体部2は、上記の基本的な構成に従って各層La、Lbが交互に積み重ねられ、剛体部材4a、4b、人工筋肉5a、5b、5c、5d、およびテンション材5eが組み合わされて構成される。
このようにして、本実施形態の動作補助装置1の本体部2は、細小の剛体部材4a、4bが短小の人工筋肉5a、5b、5c、5dおよびテンション材5eにより接続された、いわばサポータ状或いはストッキング状に構成されている。
なお、図10〜図12では本体部2の軸C周囲の内部空間Sが正多角形状に形成される場合を示し、図13(A)、(B)では本体部2が円筒形状に形成される場合を示したが、必ずしもこのように形成される必要はない。例えば図13(A)の本体部2を、断面が楕円形状やその他の形状の筒状に形成することも可能である。
[1−5.動作補助装置の電極構造の構成]
図示を省略するが、動作補助装置1の本体部2の各層Lの各人工筋肉5に通電するために、各人工筋肉5の2つの電極と電線とを電気的に接続するように構成することが可能である。この場合、人工筋肉5ごとに2本の電線が必要となる。
また、電線が動作補助装置1の本体部2の屈曲等の動作の妨げにならないように、例えば棒状の剛体部材4の内部に電線を通したり、図10〜図12等に示した軸C周囲の内部空間S内で電線を束ねたりして外部の電源装置や制御装置とつなぐように構成することが可能である。
しかし、図13に示した動作補助装置1の本体部2のように、人工筋肉5の数が非常に多くなると、上記のような電線を用いる形態では電線の本数が非常に多くなってしまう。そこで、本実施形態では、電極構造3として、図14に示すような2つの筒状の電極構造3a、3bを用いるようになっている。
そして、動作補助装置1は、図15(A)に示すように、2つの筒状の電極構造3a、3bをそれぞれ本体部2の外表面側と内部空間S側の内表面側とにそれぞれ設けて構成されるようになっている。このように構成することで、本体部2の人工筋肉5に通電するように構成すれば、本体部2の全人工筋肉5に通電することが可能となる。
なお、図14や図15(A)では、図13(A)、(B)に示した円筒形状に形成された本体部2に適用するために、電極構造3a、3bも円筒形状に形成される場合が示されているが、本体部2が円筒形状以外の場合には、電極構造3a、3bは、本体部2の外表面と内表面の形状にあわせた形状に構成することも可能であり、必ずしも円筒形状に形成されるとは限らない。
また、電極構造3は、図13(A)、(B)に示したような人工筋肉5の本数が非常に多い場合に限定されず、図2や図10〜図12等に示したような比較的数が少ない人工筋肉5に通電する場合にも用いることができる。
本実施形態では、電極構造3は、図16の展開図に示すように、本体部2の外表面側の電極構造3aと内表面側の電極構造3bでは、布やプラスチックフィルム等の柔軟性を有する素材上に複数の配線6a、6bがそれぞれ平行に配置されている。複数の配線6a、6bは、それぞれ一方の端部が電極構造3a、3bの端部7a、7bでそれぞれ束ねられて、図示しない外部の電源装置や制御装置とつながれるようになっている。
また、本体部2の外表面側の電極構造3aでは複数の配線3aの方向が本体部2の軸C方向に略直交する方向に配置されており、また、本体部2の内表面側の電極構造3bでは複数の配線3bの方向が軸C方向に略平行に配置されるようになっている。
本実施形態では、図15(A)に示したように2つの筒状の電極構造3a、3bが本体部2の外表面側と内表面側とにそれぞれ配置されると、図15(B)に示すように、本体部2の軸C方向に略直交する方向に延在するテンション材5eに沿って、電極構造3aの配線6aが2本ずつ配置されるようになっている。すなわち、図2等に示したように、一列に連なって当該方向に本体部2を1周する複数のテンション材5eの一列につき、2本の配線6aが配置されるようになっている。
また、本体部2の軸C方向に延在する人工筋肉5a、5dや人工筋肉5b、5cに沿って、電極構造3bの配線6bが2本ずつ配置されるようになっている。すなわち、本体部2を略垂直方向に一列に連なる複数の人工筋肉5a、5d或いは人工筋肉5b、5cの一列につき、2本の配線6bが配置されるようになっている。
さらに、上記の2本の配線6aには、一方の配線6aにプラスの電圧、他方の配線6aにマイナスの電圧が供給されるようになっており、2本の配線6bにおいても、一方の配線6bにプラスの電圧、他方の配線6bにマイナスの電圧が供給されるようになっている。なお、以下、プラスの電圧またはマイナスの電圧を供給する配線を配線6a(+)、6a(−)等と表す。
図15(B)に示すように、人工筋肉5a等は、その図中上側の電極が電極構造3aの配線6a(+)および配線6a(−)に電線8を介して電気的に接続されており、図中下側の電極が電極構造3bの配線6b(+)および配線6b(−)に電線8を介して電気的に接続されている。すなわち、1本の配線6a(+)、6a(−)には複数の人工筋肉5a等の上側の電極が電気的に接続されており、1本の配線6b(+)、6b(−)には複数の人工筋肉5a等の下側の電極が電気的に接続されている。
前述したように、人工筋肉5a等は、一方の電極にプラス、他方の電極にマイナスの電圧を加えると収縮し、逆に電圧を加えると収縮が解けるようになっている。そのため、例えば、人工筋肉5a等の上側の電極に配線6a(+)からプラスの電圧、下側の電極に配線6b(−)からマイナスの電圧を加えて人工筋肉5a等を収縮させ、人工筋肉5a等の上側の電極に配線6a(−)からマイナスの電圧、下側の電極に配線6b(+)からプラスの電圧を加えて人工筋肉5a等の収縮を解くようにして、人工筋肉5a等の収縮を制御することができるようになっている。
このようにして、本実施形態の動作補助装置1は、本体部2の人工筋肉5a、5b、5c、5dに外表面側の電極構造3aの各配線6a(+)、6a(−)および内表面側の電極構造3bの各配線6b(+)、6b(−)からプラスやマイナスの電圧が印加されて、人工筋肉5a等の収縮や収縮の解除が行われることで、上記の屈曲(伸展)動作やねじれ動作、収縮(伸長)動作が行われるようになっている。
なお、本実施形態では、上記のように人工筋肉5aと配線6a、6bとを電気的に接続させた構成において、例えば、外表面側の電極構造3aの配線6a(+)または配線6a(―)に順次所定の電圧を印加していく。すなわち、電圧を印加する配線を順次変えながら所定の電圧を配線ごとに印加する。
そして、収縮させるべき或いは収縮を解除すべき人工筋肉5a等の上側の電極に配線6a(+)または配線6a(−)から所定の電圧が印加されたタイミングで、内表面側の電極構造3bの配線6b(+)または配線6b(−)から人工筋肉5a等の下側の電極に所定の電圧を印加する。
このようにして、人工筋肉5a等を特定した状態で所定の電圧を加えて人工筋肉5a等を収縮させ、或いは収縮を解除することで、動作補助装置1に所定の屈曲(伸展)動作やねじれ動作、収縮(伸長)動作を的確に行わせることが可能となる。また、印加する電圧を昇降させ、或いは電圧を印加する回数を増減することで、人工筋肉5a等の収縮やその解除の度合を強くしたり弱くしたりすることが可能となり、上記の動作をより的確に行わせることが可能となる。
[1−6.その他の構成]
人工筋肉5a等に所定の電圧を供給するための電源装置や制御装置等については、公知の装置を用いることが可能である。また、制御装置は、例えばコンピュータに対するプログラミングによって制御を行うことが可能であり、その他、直接手動ですなわちスイッチのオン、オフ等によって人工筋肉に電力を入力するように構成することも可能である。
[2.動作補助装置の作用]
前述したように、本実施形態の動作補助装置1では、本体部2の外表面側の電極構造3aと内表面側の電極構造3bは、布やプラスチックフィルム等の柔軟性を有する素材で構成されているため、電極構造3a、3bは本体部2の動作に追従して変形し得る。
また、動作補助装置1の本体部2は、前述したように、屈曲(伸展)動作やねじれ動作、収縮(伸長)動作を行うことができる。そして、この屈曲(伸展)動作やねじれ動作、収縮(伸長)動作を組み合わせれば、より複雑な動作を動作補助装置1の本体部2に行わせることが可能となる。
例えば、上記の屈曲(伸展)動作や収縮(伸長)動作では、例えば屈曲(伸展)や収縮(伸長)を生じさせる層Lの数を層Laと層Lbとで同数になるように選択する等して、同時にねじれ動作が生じないようにする場合を示したが、屈曲(伸展)や収縮(伸長)の際に、各層Lごとのねじれを相殺させないように層La、Lbの数や場所を選択して、屈曲(伸展)動作や収縮(伸長)動作とねじれ動作とを同時に生じさせることも可能である。また、本体部2を、屈曲(伸展)させつつ収縮(伸長)させるようにその動作を制御することも可能である。
また、例えば、図1に示したように本実施形態の動作補助装置1を使用者の上腕A1から肘E、前腕A2にかけて装着した場合、上記の図17に示したような肘Eの屈曲動作や伸展動作は、動作補助装置1の本体部2の肘Eの部分を屈曲または伸展させることにより行うことができる。
また、上記の図18に示したような前腕A2のねじり動作(手のひらの向きを変える動作)は、動作補助装置1の本体部2の前腕A2の部分を所定の方向にねじることにより行うことができる。さらに、図19に示したような上腕A1を軸とした前腕A2の旋回動作(腕相撲の際の動作)は、動作補助装置1の本体部2の上腕A1の部分および肘Eの部分をねじりつつ、同時に肘Eの部分を屈曲または伸展させることにより行うことができる。
このようにして、本実施形態に係る動作補助装置1では、屈曲(伸展)動作やねじれ動作、収縮(伸長)動作により、また、それらの動作を組み合わせることにより、使用者の身体の複雑な動作であってもそれを補助、補強することが可能となる。
[3.動作補助装置の効果]
以上のように、本実施形態に係る動作補助装置1によれば、本体部2を構成する剛体部材4同士の端点E間を結ぶ複数のテンション材5の全部または一部を収縮制御可能な部材(人工筋肉5a等)で構成したことにより本体部2を可動式とした。そのため、人工筋肉5a等を収縮させることで、本体部2に、屈曲(伸展)動作やねじれ動作、収縮(伸長)動作や、それらの動作を組み合わせたより複雑な動作を行わせることが可能となり、使用者の身体の複雑な動作を補助、補強することが可能となる。
また、人工筋肉5a等を、本体部2の軸C方向に対して層Lごとに特有の向きに傾斜して設けたことで、本体部2に、屈曲動作やねじれ動作、収縮動作等を的確に行わせることが可能となる。
さらに、層Lを形成する剛体部材4等をより細小に構成してその数を増加させ、層Lの軸C方向の厚さを短縮して肉薄の筒状に形成することで、動作補助装置1を、使用者の身体にフィットし、より滑らかでしなやかに屈曲やねじれ、収縮等の動作を行うように構成することが可能となる。
特に、前述したように、動作補助装置1の本体部2を、細小の剛体部材4a、4bが短小の人工筋肉5a、5b、5c、5dおよびテンション材5eにより接続された、いわばサポータ状或いはストッキング状に構成することで、剛体部材4a、4b等が例えば人体に刺さる等して人体を刺激することもなく、サポータやストッキングを着用する時のように滑らかな感触で動作補助装置1を着用することが可能となる。また、このようにサポータ等のように着用した状態で動作補助装置1を作動させることで、上記の効果が実現されて、着用者の身体に屈曲等の動作を生じさせたり、着用者の動作を補助、補強することが可能となる。
さらに、動作補助装置1の本体部2の外表面側と内表面側に、それぞれ筒状の電極構造3a、3bを設けたことで、人工筋肉5a等に容易かつ的確に通電することが可能となる。また、電極構造3a、3bを柔軟性を有する素材で構成すれば、電極構造3を、本体部2の屈曲等の動作を妨害せずに、人工筋肉5a等に有効に電力を供給しつつ、かつ、その動作に追従して容易に変形させることが可能となる。
なお、本実施形態では、剛体部材4を長さや径が等しい棒状の部材で構成する場合について説明したが、本発明の効果を奏し得るものであれば、剛体部材4の長さや径、形状等は必ずしもすべての剛体部材4で同一でなくてもよい。テンション材や人工筋肉についても同様である。
使用者の腕部に装着された本実施形態に係る動作補助装置を説明する図である。 本実施形態に係る動作補助装置の本体部の本体部の最も単純化された構成を示す正面図である。 図2の本体部の剛体部材のみを示した図である。 (A)図2の層Laに属する剛体部材の平面図であり、(B)図2の層Lbに属する剛体部材の平面図である。 図2の本体部の各層のねじれ方向を示す図である。 (A)図2の本体部の剛体部材と人工筋肉とを示す正面図であり、(B)(A)の人工筋肉を収縮させた状態を説明する図である。 (A)図6(A)の変形例を示す正面図であり、(B)(A)の人工筋肉を収縮させた状態を説明する図である。 屈曲させた図2の本体部を示す正面図である。 図2の本体部の層の人工筋肉に収縮力が働く状態を説明する図である。 図2の本体部における剛体部材、人工筋肉、軸および内部空間を説明する平面図である。 剛体部材の本数を4本とした場合の内部空間等を説明する平面図である。 剛体部材の本数を6本とした場合の内部空間等を説明する平面図である。 (A)本実施形態に係る動作補助装置の円筒形状とされた本体部の構成を示す正面図であり、(B)(A)の円Aで示される部分の拡大図である。 2つの筒状の電極構造とされた電極構造を示す正面図である。 (A)本実施形態に係る動作補助装置の構成を示す図であり、(B)電極構造の配線と本体部の人工筋肉との接続を説明する拡大図である。 電極構造を形成する2つの筒状の各電極構造の展開図である。 使用者の腕部に装着された従来の動作補助装置、および肘の屈曲動作および伸展動作を説明する図である。 前腕をねじる動作を説明する図である。 上腕を軸にして前腕を旋回させる動作を説明する図である。
符号の説明
1 動作補助装置
2 本体部
3、3a、3b 電極構造
4、4a、4b 剛体部材
5、5a、5b、5c、5d、5e テンション材
5、5a、5b、5c、5d 収縮制御可能な部材(人工筋肉)
6a、6b 配線
C 軸
E、E4a、E4b 端点
L、La、Lb 層
S 内部空間

Claims (12)

  1. 複数の剛体部材と、前記剛体部材同士の端点間を結ぶ複数のテンション材とを組み合わせて構成され、前記複数のテンション材の全部または一部が収縮制御可能な部材で構成された本体部を備え、
    前記本体部は、前記複数の剛体部材のうちの一定数の剛体部材が組み合わされて形成された層を1本の軸方向に積み重ねて構成され、かつ、前記層には前記一定数の剛体部材が組み合わされて前記軸の周囲に内部空間が形成されていることを特徴とするテンセグリティ構造体
  2. 前記剛体部材は、それぞれ、他の2つの剛体部材および当該他の2つの剛体部材の端点間を結ぶ前記テンション材の計3つの部材により当該剛体部材の周囲を取り巻かれないように構成されており、当該テンション材が前記収縮制御可能な部材で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のテンセグリティ構造体
  3. 前記収縮制御可能な部材で構成されたテンション材は、前記軸方向に対して、前記層ごとに特有の向きに傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテンセグリティ構造体
  4. 前記収縮制御可能な部材は、高分子型の人工筋肉で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体
  5. 前記本体部の外表面側および前記内部空間側の内表面側に、それぞれ、前記各収縮制御可能な部材に通電するための筒状の電極構造を備えることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体
  6. 前記電極構造は、前記外表面側の電極構造に設けられた複数の配線がそれぞれ前記収縮制御可能な部材の少なくとも一方の電極に接続され、前記内表面側の電極構造に設けられた複数の配線がそれぞれ前記収縮制御可能な部材の少なくとも一方の電極に接続されていることを特徴とする請求項に記載のテンセグリティ構造体
  7. 前記外表面側の電極構造の前記各配線および前記内表面側の電極構造の前記各配線には、それぞれ複数の前記収縮制御可能な部材の電極が接続されていることを特徴とする請求項に記載のテンセグリティ構造体
  8. 前記外表面側の電極構造および前記内表面側の電極構造は、平行に配置された前記複数の配線をそれぞれ備え、かつ、前記外表面側の電極構造または前記内表面側の電極構造のいずれか一方の電極構造では前記複数の配線の方向が前記軸方向に略平行に配置され、他方の電極構造では前記複数の配線の方向が前記軸方向に略直交する方向に配置されていることを特徴とする請求項に記載のテンセグリティ構造体
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体と、
    前記収縮制御可能な部材に通電するための電源装置と、
    前記収縮制御可能な部材を収縮させて1つの前記層の一部を前記軸方向に収縮させることで前記軸屈曲させる制御装置と、
    を有することを特徴とする動作補助装置。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体と、
    前記収縮制御可能な部材に通電するための電源装置と、
    前記収縮制御可能な部材を収縮させて1つの前記層の全体を前記軸方向に収縮させることで前記軸周りにねじれを生じさせる制御装置と、
    を有することを特徴とする動作補助装置。
  11. 前記収縮制御可能な部材を収縮させて前記層を前記軸方向に収縮させることで前記軸方向に収縮するように構成されていることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の動作補助装置。
  12. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体と、
    前記収縮制御可能な部材に通電するための電源装置と、
    前記外表面側の電極構造または前記内表面側の電極構造のいずれか一方の電極構造における前記複数の配線に順次所定の電圧を印加し、収縮させるべき前記収縮制御可能な部材の片方の電極に前記電圧が印加されたタイミングで、他方の電極構造における当該収縮制御可能な部材のもう一方の電極に接続された前記配線に所定の電圧を印加することで、当該収縮制御可能な部材を収縮させる制御装置と、
    を有することを特徴とする動作補助装置。
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