JP5298555B2 - テンセグリティ構造体および動作補助装置 - Google Patents
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Description
複数の剛体部材と、前記剛体部材同士の端点間を結ぶ複数のテンション材とを組み合わせて構成され、前記複数のテンション材の全部または一部が収縮制御可能な部材で構成された本体部を備え、
前記本体部は、前記複数の剛体部材のうちの一定数の剛体部材が組み合わされて形成された層を1本の軸方向に積み重ねて構成され、かつ、前記層には前記一定数の剛体部材が組み合わされて前記軸の周囲に内部空間が形成されていることを特徴とする。
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体と、
前記収縮制御可能な部材に通電するための電源装置と、
前記収縮制御可能な部材を収縮させて1つの前記層の一部を前記軸方向に収縮させることで前記軸を屈曲させる制御装置と、
を有することを特徴とする。
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体と、
前記収縮制御可能な部材に通電するための電源装置と、
前記収縮制御可能な部材を収縮させて1つの前記層の全体を前記軸方向に収縮させることで前記軸周りにねじれを生じさせる制御装置と、
を有することを特徴とする。
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体と、
前記収縮制御可能な部材に通電するための電源装置と、
前記外表面側の電極構造または前記内表面側の電極構造のいずれか一方の電極構造における前記複数の配線に順次所定の電圧を印加し、収縮させるべき前記収縮制御可能な部材の片方の電極に前記電圧が印加されたタイミングで、他方の電極構造における当該収縮制御可能な部材のもう一方の電極に接続された前記配線に所定の電圧を印加することで、当該収縮制御可能な部材を収縮させる制御装置と、
を有することを特徴とする。
請求項9、請求項10および請求項11に記載の発明によれば、収縮制御可能な部材を収縮させて1つの層の一部または全体を軸方向に収縮させて屈曲動作やねじれ動作、収縮動作等を生じさせることで、層を軸方向に積み重ねて形成される動作補助装置の本体部を、容易にその軸を屈曲させ、軸周りにねじれを生じさせ、或いは軸方向に収縮させることが可能となり、前記各発明の効果が容易かつ的確に発揮されるとともに、それらの動作の制御構成をより単純なものとすることが可能となる。
[1−1.本体部の構成]
以下、まず、動作補助装置1の本体部2の構成について説明する。
動作補助装置1の本体部2の構成は複雑であるため、まず、本体部2の構成を最も単純化した場合の構成について説明し、本体部2の構成の原理について説明する。
各剛体部材4同士はテンション材5を介して接続されるようになっており、各剛体部材4同士が直接には接続されないようになっている。また、図2や、図2における剛体部材4のみを示した図3に示すように、本実施形態では、各剛体部材4は、長さや径が等しい棒状の部材で構成されている。
次に、テンション材5の配置について説明する。本実施形態では、テンション材5は、上記のように配置された各剛体部材4に対して、以下の3通りの手法でそれらの端点Eを結ぶようになっている。
次に、剛体部材4と人工筋肉(テンション材)5との関係について説明する。なお、下記の図6(A)、(B)は図2における層La内の3本の剛体部材4aと人工筋肉5aとを示す正面図であり、図7(A)、(B)は図6(A)、(B)の変形例を示す正面図である。
ここで、上記の動作補助装置1の本体部2の最も単純化された構成に基づいて、本体部2の動作の原理について説明する。
前述した図6(A)に示したように、上記の本体部2の各層Lでは、層Lを形成する3本の剛体部材4のうち、1本の剛体部材4(4a*)が他の2本の剛体部材4とそれらの端点E間を結ぶ人工筋肉5の計3本の部材によりその周囲を取り巻かれないように構成されている。
また、層Laでは人工筋肉5a、5dを全部または一部を適宜収縮させると、図9に示すように、人工筋肉5a、5dの収縮により層Laの上側と下側との間隔を狭めるように収縮力が働く。このように、層Laでは人工筋肉5a、5dを、層Lbでは人工筋肉5b、5cをそれぞれ全部または一部を適宜収縮させることで、本体部2の軸Cを屈曲させることなく各層Lを軸C方向に収縮させることができる。
また、上記のように、層Laでは人工筋肉5a、5dをすべて収縮させると、図9に示したように、人工筋肉5は動作補助装置1の本体部2の軸Cに対してそれぞれ傾斜して設けられているため、人工筋肉5a、5dの収縮力により、本体部2の軸Cを屈曲させることなく、図5に示したねじれ方向に層Laをねじれさせることができる。
次に、上記の本体部2の最も単純化された構成を、実際の動作補助装置1の本体部2の構成につなげるために、上記の本体部2の最も単純化された構成における層Lに属する剛体部材4の本数をさらに増加させた場合の本体部2の構成について説明する。
層Lを形成する剛体部材4等をより細小に構成してその数をさらに増加させ、層Lの軸C方向の厚さを短縮していくと、本実施形態に係る動作補助装置1の本体部2は、図13(A)の正面図に示すように、肉薄の円筒形状になる。
図示を省略するが、動作補助装置1の本体部2の各層Lの各人工筋肉5に通電するために、各人工筋肉5の2つの電極と電線とを電気的に接続するように構成することが可能である。この場合、人工筋肉5ごとに2本の電線が必要となる。
人工筋肉5a等に所定の電圧を供給するための電源装置や制御装置等については、公知の装置を用いることが可能である。また、制御装置は、例えばコンピュータに対するプログラミングによって制御を行うことが可能であり、その他、直接手動ですなわちスイッチのオン、オフ等によって人工筋肉に電力を入力するように構成することも可能である。
前述したように、本実施形態の動作補助装置1では、本体部2の外表面側の電極構造3aと内表面側の電極構造3bは、布やプラスチックフィルム等の柔軟性を有する素材で構成されているため、電極構造3a、3bは本体部2の動作に追従して変形し得る。
以上のように、本実施形態に係る動作補助装置1によれば、本体部2を構成する剛体部材4同士の端点E間を結ぶ複数のテンション材5の全部または一部を収縮制御可能な部材(人工筋肉5a等)で構成したことにより本体部2を可動式とした。そのため、人工筋肉5a等を収縮させることで、本体部2に、屈曲(伸展)動作やねじれ動作、収縮(伸長)動作や、それらの動作を組み合わせたより複雑な動作を行わせることが可能となり、使用者の身体の複雑な動作を補助、補強することが可能となる。
2 本体部
3、3a、3b 電極構造
4、4a、4b 剛体部材
5、5a、5b、5c、5d、5e テンション材
5、5a、5b、5c、5d 収縮制御可能な部材(人工筋肉)
6a、6b 配線
C 軸
E、E4a、E4b 端点
L、La、Lb 層
S 内部空間
Claims (12)
- 複数の剛体部材と、前記剛体部材同士の端点間を結ぶ複数のテンション材とを組み合わせて構成され、前記複数のテンション材の全部または一部が収縮制御可能な部材で構成された本体部を備え、
前記本体部は、前記複数の剛体部材のうちの一定数の剛体部材が組み合わされて形成された層を1本の軸方向に積み重ねて構成され、かつ、前記層には前記一定数の剛体部材が組み合わされて前記軸の周囲に内部空間が形成されていることを特徴とするテンセグリティ構造体。 - 前記剛体部材は、それぞれ、他の2つの剛体部材および当該他の2つの剛体部材の端点間を結ぶ前記テンション材の計3つの部材により当該剛体部材の周囲を取り巻かれないように構成されており、当該テンション材が前記収縮制御可能な部材で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のテンセグリティ構造体。
- 前記収縮制御可能な部材で構成されたテンション材は、前記軸方向に対して、前記層ごとに特有の向きに傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテンセグリティ構造体。
- 前記収縮制御可能な部材は、高分子型の人工筋肉で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体。
- 前記本体部の外表面側および前記内部空間側の内表面側に、それぞれ、前記各収縮制御可能な部材に通電するための筒状の電極構造を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体。
- 前記電極構造は、前記外表面側の電極構造に設けられた複数の配線がそれぞれ前記収縮制御可能な部材の少なくとも一方の電極に接続され、前記内表面側の電極構造に設けられた複数の配線がそれぞれ前記収縮制御可能な部材の少なくとも一方の電極に接続されていることを特徴とする請求項5に記載のテンセグリティ構造体。
- 前記外表面側の電極構造の前記各配線および前記内表面側の電極構造の前記各配線には、それぞれ複数の前記収縮制御可能な部材の電極が接続されていることを特徴とする請求項6に記載のテンセグリティ構造体。
- 前記外表面側の電極構造および前記内表面側の電極構造は、平行に配置された前記複数の配線をそれぞれ備え、かつ、前記外表面側の電極構造または前記内表面側の電極構造のいずれか一方の電極構造では前記複数の配線の方向が前記軸方向に略平行に配置され、他方の電極構造では前記複数の配線の方向が前記軸方向に略直交する方向に配置されていることを特徴とする請求項7に記載のテンセグリティ構造体。
- 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体と、
前記収縮制御可能な部材に通電するための電源装置と、
前記収縮制御可能な部材を収縮させて1つの前記層の一部を前記軸方向に収縮させることで前記軸を屈曲させる制御装置と、
を有することを特徴とする動作補助装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体と、
前記収縮制御可能な部材に通電するための電源装置と、
前記収縮制御可能な部材を収縮させて1つの前記層の全体を前記軸方向に収縮させることで前記軸周りにねじれを生じさせる制御装置と、
を有することを特徴とする動作補助装置。 - 前記収縮制御可能な部材を収縮させて前記層を前記軸方向に収縮させることで前記軸方向に収縮するように構成されていることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の動作補助装置。
- 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のテンセグリティ構造体と、
前記収縮制御可能な部材に通電するための電源装置と、
前記外表面側の電極構造または前記内表面側の電極構造のいずれか一方の電極構造における前記複数の配線に順次所定の電圧を印加し、収縮させるべき前記収縮制御可能な部材の片方の電極に前記電圧が印加されたタイミングで、他方の電極構造における当該収縮制御可能な部材のもう一方の電極に接続された前記配線に所定の電圧を印加することで、当該収縮制御可能な部材を収縮させる制御装置と、
を有することを特徴とする動作補助装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008031615A JP5298555B2 (ja) | 2008-02-13 | 2008-02-13 | テンセグリティ構造体および動作補助装置 |
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