JP6767093B2 - 多指ハンド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多指ハンド装置に関するものである。
義手、物品を把持し加工等を行う産業用ロボット、人とコミュニケーションを取る人型ロボットなど種々の分野において、複数本の指部を備える人の手に近い形状の手部を有する多指ハンド装置の開発が進められており、本発明者も既に多指ハンド装置を提案している(特許文献1)。これは、複数の指部のそれぞれを、基端から指先まで分離不能な単一の弾性部材で構成し、部分的に肉薄とすることにより屈曲可能な関節部とすると共に、指先の近傍から指腹に沿って配した一本のワイヤを、モータの回転により牽引し又は弛緩させることによって、指部を屈伸させるものである。
本発明者の提案によるこの多指ハンド装置は、関節ごとに設けたモータを個々に回転させることにより指部を屈伸させるタイプの従来のハンド装置や、関節ごとに設けたプーリにそれぞれ巻き掛けられた複数本のワイヤを介して指部を屈伸させるタイプの従来のハンド装置に比べて、構成が極めて簡易であり、低コストでの製造が可能である。そして、極めて簡易な構成であるにも関わらず、関節部の曲げ応力に対する抵抗を調整すること等により、人の手に近い繊細な動作を行わせることができ、実用的な握力も備えているため、多数のメディアで紹介されるなど、広く注目を集めている。
特開2013−039656号公報
本発明は、このような多指ハンド装置の開発を更に進める過程でなされたものであり、簡易な構成でありながら、人の手に近い動作を行わせることができる多指ハンド装置の提供を、課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明にかかる多指ハンド装置は、
「複数の指部を備える手部、該手部を支持する腕部、及び、前記手部を前記腕部に連結している手首構造を備える多指ハンド装置であって、
前記手首構造は、
前記手部の両外側の端部から、それぞれ前記腕部に向かって突出している一対の手首突片と、
一対の前記手首突片の間に位置し、軸心が第一軸であるモータ回転軸が前記手首突片の少なくとも一方に固定されている第一モータと、
軸心が第二軸であるモータ回転軸が前記第一軸と直角をなすように、前記腕部に固定されている第二モータと、
前記第二軸に一端が固定されており、前記第二モータの正逆回転によって回動する回動バーと、
一端が前記腕部に固定されていると共に、他端が前記第一モータのケーシングに前記第二軸に平行な第三軸によって軸支されており、前記第一モータを前記第三軸周りに回動自在に支持している固定バーと、
一端が前記第三軸と平行な第四軸によって前記第一モータのケーシングに回動自在に軸支されていると共に、他端が第五軸によって前記回動バーの他端に回動自在に軸支されている伝達バーとを具備し、
前記第一モータの正逆回転によって、前記手首突片を前記第一軸周りに回動させることにより前記手部を掌屈及び背屈させ、
前記第二モータの正逆回転による前記回動バーの前記第二軸周りの回動が前記伝達バーを介して伝達され、前記第四軸が前記第三軸周りに回動することによって、前記第一モータを前記第一軸に直角な前記第三軸周りに回動させ、これに伴い前記手部を橈屈及び尺屈させる」ものである。
手部の動作としての「掌屈」、「背屈」、「橈屈」、及び「尺屈」は、人の手において相当する動作の名称である。「掌屈」は手の平(手掌)側への手部の回動動作であり、「背屈」は手の甲(手背)側への回動動作である。また、「橈屈」は前腕部の内側(親指側)の骨である橈骨側への手部の回動動作であり、「尺屈」は前腕部の外側(小指側)の骨である尺骨側への回動動作である。
一対の「手首突片」が突出している「手部の両外側の端部」における「両外側」とは、複数の指部のうち最も内側の指部(人の手では親指)側、及び、最も外側の指部(人の手では小指)側を指している。従って、「手部の両外側の端部から、それぞれ腕部に向かって突出している」一対の手首突片は、人の手首における内くるぶし及び外くるぶしに相当する部分であり、手首突片の少なくとも一方に固定されている第一軸(第一モータのモータ回転軸)が、「掌屈」及び「背屈」の回動軸である。
第一モータのモータ回転軸が「一対の手首突片の少なくとも一方に固定されている」構成としては、第一モータの本体からモータ回転軸が両方向に延びており、モータ回転軸の一端が手首突片の一方に固定されていると共に、モータ回転軸の他端が手首突片の他方に固定されている構成、第一モータの本体からモータ回転軸が一方のみに延び、その先端が手首突片の一方に固定されていると共に、他方にはモータに駆動されないシャフトがモータ回転軸と同軸に延び、その先端が手首突片の他方に対して相対的な回動自在に留め付けられている構成、を例示することができる。
「第三軸」は「第二軸と平行」であり、「第二軸」(第二モータのモータ回転軸)は「第一軸と直角をなす」ため、第三軸も「第一軸と直角をなす」軸である。ここで、第一軸と直角をなす軸の方向には二方向があり、その一方は腕部をねじる動作(回内及び回外)の回動軸であり、他方は橈屈」及び「尺屈」の回動軸であるが、本発明において「第三軸」は「橈屈」及び「尺屈」の回動軸である。つまり、「第三軸」は、手の平または手の甲を面に近似したとき、その面に直交する軸である。
一般的に、異なる方向の回動軸を複数有する多軸ロボットでは、回動軸どうしの干渉を避けるために、複数の回動軸は離れた位置に設けられる。しかしながら、人の手に近い形状の手部を有する多指ハンド装置において、手部を異なる方向に回動させる回動軸どうしが離れていると、その回動動作は人の手の動作に近いものとはならない。
これに対し本発明では、手部を異なる方向に回動させる二つの回動軸を、直交させる(一方が他方を通る)こと、或いは、ごく近接して直角に交差させることが可能である。すなわち、本構成では、第一モータの回転によって、手部が掌屈及び背屈する第一軸周りの回動運動が駆動される。一方、第二モータの回転によって、手部が第一モータごと橈屈及び尺屈する第三軸周りの回動運動が、回動バー及び伝達バーを介して駆動される。この第一モータの第三軸周りの回動運動は、第四軸が第三軸周りに回動することによるものであるが、第三軸及び第四軸は、共に第一モータのケーシングに設けられた軸であり、第一モータのモータ回転軸(軸心が第一軸)と干渉しない。従って、手部を掌屈及び背屈させる回動軸である第一軸に対して、手部を橈屈及び尺屈させる回動軸である第三軸の延長線が、直交する構成(第三軸の延長線が第一軸を通る構成)、或いは、ごく近接して直角に交差する構成とすることが可能である。これにより、多指ハンド装置の手部の回動動作を、人の手の動作に近い自然な動作とすることができる。
加えて、本構成では、第一軸周りの手部の回動運動が、第一モータの回転によってダイレクトに駆動される。また、第二モータの回転も、複雑な構成を介することなく、僅か二つのバー(回動バー及び伝達バー)を介するのみで、第四軸の第三軸周りの回動運動に変換される。つまり、本構成の多指ハンド装置は、極めて簡易な構成でありながら、人の手に近い動作を行わせることができる。
本発明にかかる多指ハンド装置は、上記構成に加え、「前記第三軸の延長線は前記第一軸を通る」ものとすることができる。
本構成では、手部を異なる方向に回動させる二つの回動軸が直交しているため、多指ハンド装置の手部の回動動作が、人の手の回動動作に極めて近い動作となる。
本発明にかかる多指ハンド装置は、上記構成に加え、
「それぞれの前記指部は、
ヒンジ部によって回動自在に連結された複数の指節部からなり、
指先の近傍から指腹に沿って案内された一本のワイヤを備えると共に、
前記ヒンジ部に介設されたねじりコイルバネによって伸長方向に付勢されており、
前記腕部には、正逆回転により前記ワイヤを牽引し又は弛緩させる指部屈伸用モータが配されている」ものとすることができる。
本構成では、一本の指部は複数の指節部からなり、複数の指節部はヒンジ部によって回動自在に連結されている。つまり、「ヒンジ部」は人の手指における「関節」に相当し、「指節部」は人の手の一本の指において、隣接する関節の間の部分に相当する。また、「指腹」は、人の手指において手の平に連続する指面に相当する部分を指しており、指部を屈曲させて握り込むように物体を把持する際に、各指部において物体に当接する面である。
上記構成により、指部屈伸用モータの一方向への回転によりワイヤが牽引されれば、指腹に沿うように案内されたワイヤによって指先の近傍が引っ張られる。これにより、複数の指節部がヒンジ部によって連結されることにより形成されている指部は、ヒンジ部に介設されているねじりコイルバネの付勢に抗して指腹側に回動し、屈曲する。一方、指部屈伸用モータの他方向への回転によりワイヤを弛緩させれば(ワイヤを牽引する力を低減させれば)、指部を常に伸長方向に付勢しているねじりコイルバネの付勢により、ワイヤを弛緩させた分だけ指部が伸長する。
本構成は、一本の指部が屈曲及び伸長する運動量とタイミングを、一本のみのワイヤによって制御する極めて簡易な構成である。そして、ヒンジ部にはねじりコイルバネが介設されているため、人の手指の関節に相当するヒンジ部の曲げ応力に対する抵抗を、ねじりコイルバネのバネ定数によって、容易に調整することができる。例えば、一本の指部におけるヒンジ部の位置によってコイルバネのバネ定数を異ならせることにより、曲げ応力に対する抵抗を異ならせることができる。或いは、異なる指部間で、同じ位置にあるヒンジ部のコイルバネのバネ定数を異ならせることにより、曲げ応力に対する抵抗を異ならせることができる。従って、極めて簡易な構成でありながら、ねじりコイルバネのバネ定数を調整するという容易な手段によって、指部が屈伸する動作を人の動きにより近い自然な動作とすることができる。
以上のように、本発明の効果として、簡易な構成でありながら、人の手に近い動作を行わせることができる多指ハンド装置を、提供することができる。
本発明の一実施形態の多指ハンド装置の要部平面図である。 図1の多指ハンド装置について、手部を第三軸周りに回動させた状態の要部平面図である。 図1の多指ハンド装置について、(a)橈屈の角度を制限する構成、及び(b)尺屈の角度を制限する構成、をそれぞれ説明する要部平面図及び部分拡大図である。 図1の多指ハンド装置について、(a)背屈・掌屈の角度規制用のストッパを説明する要部斜視図及び部分拡大図、(b)背屈の角度を制限する構成、及び(c)掌屈の角度を制限する構成、をそれぞれ説明する要部平面図及び部分拡大図である。 図1の多指ハンド装置に適用可能な手部の構成を例示する斜視図、及び部分拡大図である。 図1の多指ハンド装置に適用可能な他の手部における指部の構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態である多指ハンド装置1について、図1乃至図4を用いて説明する。多指ハンド装置1は概略構成として、複数の指部20を備える手部10と、手部10を支持する腕部60と、手部10を腕部60に連結している手首構造を備えている。
上記構成において、手首構造は、手部10の両外側の端部から、それぞれ腕部60に向かって突出している一対の手首突片31,32と、一対の手首突片31,32の間に位置し、軸心が第一軸P1であるモータ回転軸41pが一方の手首突片31に固定されている第一モータ41と、軸心が第二軸P2であるモータ回転軸42pが第一軸P1と直角をなすように腕部60に固定されている第二モータ42と、第二軸P2に一端が固定されており、第二モータ42の正逆回転によって回動する回動バー45と、一端が腕部60に固定されていると共に、他端が第一モータ41のケーシングに第二軸P2に平行な第三軸P3によって軸支されており、第一モータ41を第三軸P3周りに回動自在に支持している固定バー43と、一端が第三軸P3と平行な第四軸P4によって第一モータ41のケーシングに回動自在に軸支されていると共に、他端が第五軸P5によって回動バー45の他端に回動自在に軸支されている伝達バー44とを具備している。
より詳細に説明すると、手部10は、複数の指部20と、それぞれの指部20を基端(指先とは反対側の端部)側で支持する手部ベース11とを備えている。複数の指部20としては、手部ベース11からほぼ同じ方向に延びた複数の指部20bと、これらの指部20bとは異なる方向に延びた、人の親指に相当する指部20aとを備えている。なお、図では、指部20が全部で五本の場合を例示しているが、指部20の本数はこれに限定されない。ここでは、指部20aと指部20bとを特に区別する必要がない場合に「指部20」と総称している。
一対の手首突片31,32は、手部ベース11の腕部60側端部における両外側、すなわち、指部20aを支持している側、及び、指部20bのうち指部20aとは反対側の外側にある指部20bを支持している側の双方から、腕部60に向かって突出している。第一モータ41は、一対の手首突片31,32の間の空間に位置しており、第一モータ41のモータ回転軸41pは一方のみに延びて、その先端が一方の手首突片31に固定されている。第一モータ41からは、モータ回転軸41pとは反対方向に、第一モータ41に駆動されないシャフト41sがモータ回転軸41pと同軸に延びている。シャフト41sの先端は、他方の手首突片32に設けられた孔部に支持されており、手首突片32(ひいては手部10)はシャフト41sに対して回動自在である。
腕部60は、腕部60の骨格をなす腕部フレーム61を備えている。腕部フレーム61の手部10側端部の近傍には、第二モータ42が固定されている。この第二モータ42のモータ回転軸42pの軸心である第二軸P2は、第一モータ41の第一軸P1に対して直角をなす方向に延びており、図1のように第一軸P1を紙面上に延びるように図示する場合、第二軸P2は紙面に直交している。
固定バー43は平板状で一対あり、それぞれ腕部フレーム61の手部10側端部に一端が固定されている。一対の固定バー43は、それぞれ手部10に向かって平行に延び、第一モータ41を両外側から挟み込むように配されている。そして、それぞれの固定バー43の先端は、それぞれ第三軸P3によって第一モータ41のケーシングに留め付けられており、第一モータ41は固定バー43に対して第三軸P3周りに回動自在である。この第三軸P3は、第二モータ42の第二軸P2と平行である。このような構成の固定バー43を備えることにより、第一モータ41は第三軸P3周りに回動自在に腕部フレーム61によって支持されており、第一モータ41を介して手部10が第三軸P3周りに回動自在に腕部フレーム61によって支持されている。
本実施形態では、この第三軸P3の延長線が第一軸P1を通るように、第一軸P1と第三軸P3との位置関係が設定されている。なお、図1及び図2では、第一モータ41のケーシングの図示を省略している。
第二モータ42のモータ回動軸42pは一方向にのみ延びており、その先端は平板状の回動バー45の一端に固定されている。回動バー45の他端には、同じく平板状の伝達バー44の一端が重ね合わされた上で、相対的に回動自在に第五軸P5によって留め付けられている。この伝達バー44は手部10に向かって延び、その他端は第一モータ41のケーシングに第四軸P4によって相対的に回動自在に留め付けられている。ここで、本実施形態では、第四軸P4の位置、回動バー45及び伝達バー44の長さは、第三軸P3と第四軸P4との距離が第二軸P2と第五軸P5との距離に等しく、第二軸P2と第三軸P3との距離が第五軸P5と第四軸P4との距離と等しくなるように設定されている。
次に、多指ハンド装置1における手部10の回動動作について説明する。第一モータ41を、モータ回転軸41pの回転方向が図1における紙面手前から上方を通って奥行き方向に向かうように回転させると、モータ回転軸41pに固定されている手首突片31を介して、手部10が第一軸P1周りに回動し掌屈する。このとき、他方の手首突片32は、モータ回転軸41pと同軸のシャフト41sに対して回動自在に支持されているため、第一モータ41の駆動により手部10が第一軸P1周りに安定的に回動する。第一モータ41を上記と反対方向に回転させると、手部10は第一軸P1周りに反対方向に回動し、背屈する。
第二モータ42を、モータ回転軸42pの回転方向が図1において時計回りとなるように回転させると、図2に示すように、回動バー45は第二軸P2周りに時計方向に回動する。これに伴い、回動バー45に連結されている伝達バー44は、腕部60に向かって引っ張られる。これにより、伝達バー44を第一モータ41のケーシングに対して軸支している第四軸P4が、第三軸P3周りに時計回りに回動する。すなわち、第一モータ41のケーシングを介して、第一モータ41が第三軸P3周りに時計回りに回動し、この第一モータ41ごと手部10が第三軸P3周り回動し、尺屈する。第二モータ42を反対方向(反時計回り)に回転させると、第四軸P4が第三軸P3周りに反時計回りに回動し、第一モータ41ごと手部10が第三軸P3周り回動し、橈屈する。
ここで、本実施形態では上述のように、第三軸P3と第四軸P4との距離が第二軸P2と第五軸P5との距離に等しく、第二軸P2と第三軸P3との距離が第五軸P5と第四軸P4との距離と等しくなるように設定されているため、第二モータ42の回転によって、伝達バー44は固定バー43と平行にスライドし、回動バー45が第二軸P2周りに回動する角度、すなわち第五軸P5が第二軸P2周りに回動する角度は、第四軸P4が第三軸P3周りに回動する角度、すなわち手部10が第三軸P3周りに回動する角度と等しい。これにより、第二モータ42の回転角度によって手部10の回動角度を、シンプルな制御で調整することができる。
上記のように、本実施形態の多指ハンド装置1では、第三軸P3及び第四軸P4は共に第一モータ41のケーシングに設けられた軸であり、軸心が第一軸P1である第一モータ41のモータ回転軸41pと干渉しない。そのため、本実施形態では、手部10を掌屈及び背屈させる回動運動の回動軸である第一軸P1に対して、手部10を橈屈及び尺屈させる回動運動の回動軸である第三軸P3の延長線を、直交させる(第三軸P3の延長線が第一軸P1を通る)ことが可能となっている。これにより、多指ハンド装置1の手部10の回動動作が、人の手の回動動作に近い自然な動作となる。
加えて、本実施形態では、第一モータ41により第一軸P1周りの手部10の回動がダイレクトに駆動される。また、第二モータ42の駆動による回動バー45の回動、すなわち第五軸P5の第二軸P2周りの回動運動も、一枚の伝達バー44を介するのみで、第四軸P4の第三軸P3周りの同一角度の回動運動に変換される。つまり、本構成の多指ハンド装置1は、極めて簡易な構成でありながら、人の手首に近い動作を行わせることができ、その回動動作の制御も容易である。
なお、手首が第三軸P3周りに回動していない状態、すなわち、指部20aを除く他の指部20bが腕部60の延びる方向と同一方向に延びている状態を「基準状態」とすると、人の手首は基準状態からは殆ど橈屈しない。このことに一般の人は気づいていないため、意外に思う人も多いと考えられる。基準状態から橈屈する方向の回動角度の範囲を小さく(例えば、0度〜5度)、基準状態から尺屈する方向の回動角度の範囲を大きく(例えば、0度〜50度)設定すれば、より人の手の回動に近い自然な動作をさせることができる。このような手首の第三軸P3周りの回動角度を、本実施形態では図3に示すように、第一モータ41のケーシング46と、腕部フレーム61から突設させたストッパと66の緩衝により規制している。なお、図3では、ケーシング46とストッパと66との関係を明確に示すために、紙面手前側にある固定バー43、伝達バー44、及び回動バー45を、破線で図示している。
具体的に説明すると、第一モータ41のケーシング46は、第一モータ41を腕部60側から抱え込むように保持しており、第一モータ41の外周面に部分的に当接している。第一モータ41は、第一軸P1に直交する周方向に延出したフランジ部41fを有しており、このフランジ部41fにケーシング46のフランジ部46fを重ね合わせ、図示しないボルトで留め付けることにより、ケーシング46が第一モータ41に固定されている。ケーシング46の腕部10側の底面46bからは、腕部60に向かって当接部47が突設されている。一方、腕部フレーム61の手部10側端部からは、手部10に向かってストッパ66が突出している。ケーシング46の底面46b、当接部47の腕部61側の端面47a、及びストッパ66の手部10側の端面66aは何れも、基準状態で指部20bが延びる方向Xに対して直角な面である。そして、図3(a)に示すように、基準状態では当接部47の端面47aとストッパ66の端面66aとは当接している。これにより、本実施形態では、基準状態から第三軸P3周りに手首が橈屈する角度は0度である(基準状態からは橈屈しない)。
また、ストッパ66の手部10側の端部において、手首突片32側の角部には、端面66aに対して角度Aだけ傾斜した傾斜面66bが形成されている。このような構成により、手首を第三軸P3周りに回動させて尺屈させた場合、図3(b)に示すように、ストッパ66の傾斜面66bがケーシング46の底面46bに当接することにより、それ以上の回動が規制される。つまり、本実施形態では、基準状態から第三軸P3周りに手首が尺屈する角度は、ストッパ66において傾斜面66bが端面66aに対してなす角度Aに等しい角度である。ここでは、角度Aが45度の場合を例示している。
加えて、多指ハンド装置1は、手首が第一軸P1周りに掌屈する角度及び背屈する角度を、所定範囲に規制する構成を有している。このことを、図4を用いて説明する。一対の手首突片31,32の一方(図4では、手首突片32を例示している)からは、他方の手首突片に向かって多角柱状のストッパ36が突設されている。このストッパ36は、基準状態において指部20bが延びる方向Xに対して、手の甲(手背)側に角度Bだけ傾斜した第一傾斜面36aと、方向Xに対して手の平(手掌)側に角度Cだけ傾斜した第二傾斜面36bとを有している。一方、第一モータ41のケーシング46は、ストッパ36が突設された手首突片側の側面の上端に、基準状態において指部20bが延びる方向Xに対して直角な上端面46Sを有している。
このような構成により、図4(b)に示すように、手首が第一軸P1周りに回動して背屈し、ストッパ36の第一傾斜面36aがケーシング46の上端面46Sに当接すると、手首のそれ以上の背屈が規制される。また、図4(c)に示すように、手首が第一軸P1周りに回動して掌屈し、ストッパ36の第二傾斜面36bがケーシング46の上端面46Sに当接すると、手首のそれ以上の掌屈が規制される。すなわち、基準状態からの手首の背屈角度が角度Bに、掌屈角度が角度Cに制限される。ここでは、角度Bが30度であり、角度Cが60度である場合を例示しているが、角度Bを0度〜50度とすると共に角度Cを0度〜80度とすれば人の手の動きに近く好適である。なお、図4(b),(c)は、図3(a)に示したY−Y線で切断した断面に、手部10を二点鎖線で重ね合わせて回動角度を示した図である。
以上のように、多指ハンド装置1では、手首を第一モータ41ごと第三軸P3周りに回動させるための構成のうちの固定バー43及び伝達バー44を支持させる役割のケーシング46に、手首の回動角度を規制するストッパ66,36と当接させる役割を兼ねさせる極めて簡易な構成でありながら、手首が橈屈・尺屈・背屈・掌屈する角度を、別個に設定することが可能である。
ここで、多指ハンド装置1の手部10の具体的な構成としては、図5に示すように、複数の指部20のそれぞれが、ヒンジ部52によって回動自在に連結された複数の指節部50からなり、指先の近傍から指腹に沿って案内された一本のワイヤを備えていると共に、ヒンジ部52に介設されたねじりコイルバネ53によって伸長方向に付勢されている構成の手部を、好適に採用することができる。
より詳細に説明すると、指部20として、人の親指に相当する第一指部21、人差指に相当する第二指部22、中指に相当する第三指部23、薬指に相当する第四指部24、及び、小指に相当する第五指部25の五本を備えている。ここでは、第一指部21〜第五指部25を特に区別する必要がない場合、「指部20」と総称する。
各指部20を構成する複数の指節部50のそれぞれには、指腹に溝部51が形成されており、一つの指部20において複数の指節部50は、互いの溝部51が指先から基端に向かって連続するように、ヒンジ部52によって連結されている。そして、第一指部21を除く指部22〜25の基端は、ヒンジ部52によって手部ベース11に連結されており、ここのヒンジ部52にも指部20を伸長方向に付勢するねじりコイルバネ53が介設されている。
各指部20では、ヒンジ部52の近傍において溝部51を幅方向に横架するように、複数の案内ピン54が指節部50に留め付けられている。図5では図示を省略しているが、指部20を屈伸させるワイヤを、一つの指部20あたり一本備えている。このワイヤは最も指先に近い案内ピン54に留め付けられた上で、各案内ピン54より内側で溝部51の中に配されている。このような案内ピン54の存在により、ワイヤが牽引された際に溝部51内から脱離することが防止され、ワイヤの経路が指腹に沿って案内される。
指腹の溝部51に沿って指部20の基端まで配されたワイヤは、手部ベース11に設けられた孔部15から手部ベース11の内部空間に引き入れられた後、手部ベース11の腕部60側端部から引き出され、腕部フレーム61に配設された指部屈伸用モータ(図示しない)の回転軸と一体回転するプーリに巻き掛けられている。なお、手部ベース11から引き出されたワイヤは、金属製のコイルスプリングチューブなど、ワイヤより可撓性の小さいチューブに挿通することにより、ワイヤの経路を意図したものとすることができ、ワイヤと上記の手首構造との干渉を避けることができる。
上記構成により、指部屈伸用モータの一方向への回転によりワイヤが牽引されれば、指腹に沿うように案内されたワイヤによって指先の近傍が引っ張られる。これにより、複数の指節部50がヒンジ部52によって連結されることにより形成されている指部20は、ヒンジ部52に介設されているねじりコイルバネ53の付勢に抗して指腹側に回動し、屈曲する。一方、指部屈伸用モータの他方向への回転によりワイヤを弛緩させれば、指部20を常に伸長方向に付勢しているねじりコイルバネ53の付勢により、ワイヤを弛緩させた分だけ指部20が伸長する。
このように、上記構成の手部10によれば、一つの指部20を屈曲及び伸長させる運動量とタイミングを、一本のみのワイヤと、これを駆動する一つの指部屈伸用モータによって、極めて簡易に制御することができる。
なお、第一指部21は、他の4本の指部22〜25とは異なり、屈伸動作に加えて、軸Ps周りの回動動作を行う。手部ベース11には、第一指部21を取り付ける第一指部取付座16が突設されており、第一指部21の基端は軸Psを軸心とするピン19によって、第一指部取付座16に対して回動可能に留め付けられている。このピン19には、第一指部21が軸Ps周りに上方向へ回動する動作を付勢するねじりコイルバネが取り付けられている。一方、第一指部21を軸Ps周りに下方向に回動させるためには、一本の回動用ワイヤ(図示しない)が用いられる。この回動用ワイヤは、第一指部21の基端の外周面に巻き掛けられた上で、腕部フレームに配された第一指部回動用モータ(図示しない)の回動軸と一体に回転するプーリに巻き掛けられている。このような構成により、第一指部回動用モータの一方向への回転により回動用ワイヤが牽引されれば、ねじりコイルバネ53の付勢に抗して第一指部21は軸Ps周りに下方向に回動する。一方、第一指部回動用モータの他方向への回転により回動用ワイヤを弛緩させれば、ねじりコイルバネの付勢により、回動用ワイヤを弛緩させた分だけ第一指部21が上方向に回動する。
ここで、図5では十分に表されていないが、第一指部取付座16において第一指部2021が取り付けられる面である取付座面16sは、他の4本の指部22〜25が基準状態で延びる方向となす角度を平面視において40度〜60度としていると共に、手部ベース11の手の平面を平面近似した面に直交する面より、手の平側に向けて40度〜60度傾けられている。取付座面16sの角度をこのような角度とすることにより、第一指部21を屈曲させると共に下方向に回動させた場合、第一指部21はその指腹が他の指部22〜25の指腹と対面するように他の指部に近づく。従って、物を握り把持する動作が、より人の動作に近い、自然で効率的な動作となる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、第三軸P3と第四軸P4との距離を第二軸P2と第五軸P5との距離に等しくすると共に、第二軸P2と第三軸P3との距離を第五軸P5と第四軸P4との距離と等しくした場合を例示したが、各軸の位置関係はこれに限定されない。各軸の位置関係を調整することにより、第二モータ42の駆動によって第五軸P5が第二軸P2周りに回動する角度より、第四軸P4が第三軸P3周りに回動する角度を小さくして手部10の回動速度を減速したり、逆に第五軸P5が第二軸P2周りに回動する角度より、第四軸P4が第三軸P3周りに回動する角度を大きくして手部10の回動速度を増速したりすることができる。
また、上記では、手部10の具体的な構成として、各指部20が複数の指節部50からなるものを例示したが、手部10の構成はこれに限定されない。図6に示すように、複数の指部20sのそれぞれが、指先から基端まで分離不能な単一の弾性部材からなり、部分的に肉薄であることにより屈曲可能な関節部70が形成されている構成である手部も、非常に簡易な構成であり、本発明の多指ハンド装置の手部として適している。それぞれの指部20sには、指腹、及び、その反対側の指背にそれぞれ連続した長い溝部81,82が形成されており、指腹側の溝部81内に一本のワイヤ85が配されていると共に、指背側の溝部82内にも一本のワイヤ86が配されている。そして、指背側のワイヤ86の端部は、コイルバネ89によって牽引されている。なお、図6では、指腹側に設けられた切欠き部71と、指背側の溝部82の底部に設けられた窪み部72によって、指部の肉厚が薄い関節部70が形成されている場合を例示している。
このような構成により、モータの回転により指腹側のワイヤ85を牽引すれば、コイルバネ89による付勢に抗してコイルバネ89を引き伸ばしつつ、指部は薄肉の関節部70で指腹側に屈曲する。一方、モータの他方向への回転により指腹側のワイヤ85を弛緩させると、コイルバネ89の引張力により指背側のワイヤ86を介して指先の近傍が指背側に引っ張られ、指腹側のワイヤ85を弛緩させた分だけ屈曲していた指部20sが伸長する。
1 多指ハンド装置
10 手部
20 指部
31,32 手首突片
41 第一モータ
41p モータ回転軸
42 第二モータ
42p モータ回転軸
43 固定バー
44 伝達バー
45 回動バー
50 指節部
52 ヒンジ部
53 ねじりコイルバネ
60 腕部
P1 第一軸
P2 第二軸
P3 第三軸
P4 第四軸
P5 第五軸

Claims (3)

  1. 複数の指部を備える手部、該手部を支持する腕部、及び、前記手部を前記腕部に連結している手首構造を備える多指ハンド装置であって、
    前記手首構造は、
    前記手部の両外側の端部から、それぞれ前記腕部に向かって突出している一対の手首突片と、
    一対の前記手首突片の間に位置し、軸心が第一軸であるモータ回転軸が前記手首突片の少なくとも一方に固定されている第一モータと、
    軸心が第二軸であるモータ回転軸が前記第一軸と直角をなすように、前記腕部に固定されている第二モータと、
    前記第二軸に一端が固定されており、前記第二モータの正逆回転によって回動する回動バーと、
    一端が前記腕部に固定されていると共に、他端が前記第一モータのケーシングに前記第二軸に平行な第三軸によって軸支されており、前記第一モータを前記第三軸周りに回動自在に支持している固定バーと、
    一端が前記第三軸と平行な第四軸によって前記第一モータのケーシングに回動自在に軸支されていると共に、他端が第五軸によって前記回動バーの他端に回動自在に軸支されている伝達バーとを具備し、
    前記第一モータの正逆回転によって、前記手首突片を前記第一軸周りに回動させることにより前記手部を掌屈及び背屈させ、
    前記第二モータの正逆回転による前記回動バーの前記第二軸周りの回動が前記伝達バーを介して伝達され、前記第四軸が前記第三軸周りに回動することによって、前記第一モータを前記第一軸に直角な前記第三軸周りに回動させ、これに伴い前記手部を橈屈及び尺屈させるものである
    ことを特徴とする多指ハンド装置。
  2. 前記第三軸の延長線は前記第一軸を通る
    ことを特徴とする請求項1に記載の多指ハンド装置。
  3. それぞれの前記指部は、
    ヒンジ部によって回動自在に連結された複数の指節部からなり、
    指先の近傍から指腹に沿って案内された一本のワイヤを備えると共に、
    前記ヒンジ部に介設されたねじりコイルバネによって伸長方向に付勢されており、
    前記腕部には、正逆回転により前記ワイヤを牽引し又は弛緩させる指部屈伸用モータが配されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多指ハンド装置。
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