JP5297767B2 - 吐出器 - Google Patents
吐出器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5297767B2 JP5297767B2 JP2008281491A JP2008281491A JP5297767B2 JP 5297767 B2 JP5297767 B2 JP 5297767B2 JP 2008281491 A JP2008281491 A JP 2008281491A JP 2008281491 A JP2008281491 A JP 2008281491A JP 5297767 B2 JP5297767 B2 JP 5297767B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stem
- valve body
- valve chamber
- pressing head
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Description
ヘッド本体は、頂壁部と、この頂壁部の外周縁部から下方に向けて延設された周壁部と、を備える。また、装着筒部材は、天壁部と、この天壁部の下面から下方に向けて延設されてステムに嵌合された装着筒と、この装着筒よりも大径でかつ天壁部の外周縁部に上下方向に沿って延設された案内筒と、を備える。
さらに、押下ヘッドによって押し込まれるステムを用いて他の部材を介在させることなく弁体を後方に移動させるため、弁体を後方に移動させる力が効率よくステムから伝達されて弁体による吐出口の開閉動作を円滑に行うことができる。また、押し下げる際の押下ヘッドのがたつきを抑制して押下ヘッドを安定して押し下げることができる。
また、ステム本体及び摺動部の間の十分な接続強度が得られると共に、流通孔の開口面積を大きくすることができる。
なお、本実施形態では、吐出器1において押下ヘッド2側(図1における上側)を上方、その反対側(図1における下側)を下方とする。また、押下ヘッド2において後述する吐出口41側(図1における左側)を前方、その反対側(図1における右側)を後方とする。
ノズル筒11は、吐出器1の後述するステム67の上部に装着される装着部21と、装着部21に取り付けられた吐出ノズル22とを備えている。
装着部21は、弁室形成部25と、弁室形成部25の下方に設けられた内壁部26及び外壁部27と、を備えている。
また、装着部21の内部には、弁体12を前方に付勢する第1付勢バネ36が設けられている。
外壁部27は、内壁部26と同様に弁室形成部25の下面の外周縁から下方に垂下する円筒状をなしており、内壁部26と同心状に内壁部26よりも径方向外方に設けられている。また、外壁部27は、内壁部26よりも下方に突出している。そして、外壁部27の内周面には、シール部材5が相対的に上下に摺動可能に当接している。また、外壁部27の内周面の下部には、径方向内方に向けて突出する掛止凸部27Aが設けられている。なお、外壁部27の外径は、取付キャップ3の後述する内筒部62の内径よりも小さくなっており、外壁部27の下端部は、押下ヘッド2を押し下げない状態において後述する内筒部62で囲まれている。
吐出ノズル22の内部には、後方に開口すると共に吐出ノズル22の前端に形成された吐出口41を介して外部と連通する第2弁室42が形成されている。また、第2弁室42は、第1弁室31と連通しており、第1及び第2弁室31、42は、弁室43を形成する。したがって、弁室43は、吐出口41を介して外部と連通すると共に、連通孔33及び内壁部26の内側を介して後述するステム67の内側と連通する。
また、弁体12の後方部には、上下方向で貫通して押下部13が挿入される貫通孔51が形成されている。貫通孔51の内周面の後方側には、前方から後方に向かうにしたがって下方に向けて延在する第1摺接面52が形成されている。この第1摺接面52は、押下部13の後述する第2摺接面75と面接触している。そして、弁体12の貫通孔51よりも後方には、その前方と比較して縮径する縮径部53が形成されており、この縮径部53の段差部分には、第1付勢バネ36の前端が掛止されている。
また、弁体12の前端部は、その後方部よりも縮径しており、押下ヘッド2を押し下げていない状態において先端が吐出口41から前方に突出して吐出口41を閉塞する。
外筒部61は、中心軸線Oに沿うほぼ円筒状をなしており、上部が上方に向かうにしたがって縮径している。
内筒部62は、中心軸線Oに沿うほぼ円筒状をなしており、上端が外筒部61の上端に接続されている。また、内筒部62の下部の内周面には、ボトルの口部(図示略)に形成された雄ネジ部(図示略)と螺合する雌ネジ部62Aが形成されている。
折返部63は、中心軸線Oに沿うほぼ円筒状をなしており、径方向外縁が内筒部62の雌ネジ部62Aの上端における内周面に接続されている。そして、折返部63は、内筒部62よりも径方向内方において上方に起立すると共にさらに径方向内方において下方に折り返されている。折返部63の起立部分と折り返し部分との間には、ポンプ本体4の後述するシリンダ65が嵌め込まれている。これにより、取付キャップ3には、このシリンダ65が固定される。
ステム67は、中心軸線Oに沿う円筒状をなしており、ステム本体71と、ステム本体71の上方に配置された摺動部72とを備えており、コイルスプリング(図示略)によって上方付勢状態に押し込み可能に起立している。
ステム本体71は、中心軸線Oに沿うほぼ円筒状をなしており、下部の内側にピストン部材66の上部が嵌挿されている。また、ステム本体71は、折返部63の下方に折り返した部分の内側に挿入されており、折返部63の上端から上方に突出している。
摺動部72は、4つの板部材73の上端から上方に向けて弁室43内に突出するように形成されている。そして、摺動部72には、後方から前方に向かうにしたがって上方に向けて延在し、第1摺接面52と面接触する第2摺接面75が形成されている。
外周部82は、中心軸線Oを中心とするほぼ円筒状をなしており、外壁部27の内周面に沿って外壁部27に対して相対的に上下動可能となっている。また、外周部82の下端は、押下ヘッド2を押し下げない状態において掛止凸部27Aによって掛止されている。
接続部84は、ほぼ円環状をなしており、外周縁が外周部82の下端に接続されると共に外周縁よりも径方向内方において上方に起立して内周部83の上下方向中央部に接続されている。接続部84のこの起立した部分の上面は、押下ヘッド2を押し下げた状態で内壁部26の下端と当接する。また、接続部84の上面及び弁室形成部25の下面の間であって内壁部26及び外壁部27の間には、押下ヘッド2をシール部材5に対して上方に付勢する第2付勢バネ85が設けられている。
まず、例えば指などで弁室形成部25の上面を第2付勢バネ85による上方付勢力に抗して押し下げる。これにより、ステム67には、押下ヘッド2の押し下げによって上向きの効力が発生する。そして、弁室43内に配置されている弁体12は、押下ヘッド2と共に下方に移動する。このとき、シール部材5がステム67に嵌挿されていることから、外壁部27の内周面は、外周部82の外周面に沿って下方に移動し、内壁部26の内周面は、内周部83の外周面に沿って下方に移動する。また、第2付勢バネ85は、押下ヘッド2の下方への移動に伴って収縮される。
また、弁体12のリブ54及び弁室43の内周面との間に形成される流路55は、吐出口41を介して外部と連通する。そして、内壁部26の下端は、接続部84の起立部分の上面と当接する。さらに、第1付勢バネ36は、弁体12の後方への移動に伴って収縮される。
また、押し下げ状態を解除すると、第2付勢バネ85による押下ヘッド2への上方付勢力によって押下ヘッド2がステム67に対して上昇する。さらに、第1付勢バネ36によって弁体12は前方に移動する。これにより、弁体12の先端が吐出口41に嵌め込まれ、吐出口41が閉塞される。このようにして、押下ヘッド2は、元の位置に戻る。
以上のようにして、押下ヘッド2による液体の吐出を行う。
さらに、4つの板部材73を放射状に配置することで、ステム本体71及び摺動部72の間の十分な接続強度が得られると共に、流通孔74の開口面積を大きくすることができる。
例えば、ノズル筒は、装着部とこれに取り付けられた吐出ノズルとで構成されているが、一部材で一体的に形成されてもよい。
そして、シール部材は、ステムに嵌合されてステムと共に押下ヘッドに対して相対的に上下動するが、弁室とステムの内側との間の液密が確保されれば、ステムと一体的に形成された構成であっても、ノズル筒と一体的に形成された構成であっても、ステムに嵌合されない構成であってもよい。
また、ステム本体の上端部に4つの板部材を放射状に配置することによって流通孔を構成しているが、板部材の数は、液体の粘性やステムに求められる強度などに応じて適宜変更してもよい。さらに、流通孔は、ステム本体に穿孔するなど、他の方法によって形成されてもよい。
また、弁体には、貫通孔が形成されているが、貫通していなくてもよい。
そして、弁体は、第1付勢バネによって前方付勢状態となっているが、付勢バネに限らず他の付勢部材によって前方付勢状態としてもよく、付勢部材によって付勢されていなくてもよい。同様に、押下ヘッドは、第2付勢バネによって上方付勢状態となっているが、付勢バネに限られない。
さらに、弁体は、弁室の内周面に沿って前後動可能となっているが、吐出口を閉塞可能であって安定して前後動可能であれば、弁室の内周面に沿って摺動していなくてもよい。
また、流路は、周方向で隣接する2つのリブと弁室の内周面との間に形成しているが、弁体に形成された溝部と弁室の内周面との間など、液体を吐出口まで案内できれば他の構造によって形成されてもよい。
そして、吐出器としては、シリンダやピストンなどを有する吐出ポンプに限らず、エアゾール式の吐出器など、他の吐出器であってもよい。
Claims (1)
- 上方付勢状態で押し込み可能に起立したステムに上下動可能な押下ヘッドが装着された吐出器であって、
前記ステムが、上方付勢状態で押し込み可能に起立したステム本体と、該ステム本体の上方に配置された摺動部と、を備え、
前記ステム本体の上端部には、前記ステムの内外を連通する流通孔が形成され、
前記押下ヘッドは、前端に形成された吐出口を介して外部と前記ステムの内側とを連通する弁室が内部に形成されたノズル筒と、前記弁室内に前方付勢状態で前後動可能に設けられて前記吐出口を開閉する弁体と、を備え、
該弁体には、前方から後方に向かうにしたがって下方に向けて延在し、前記押下ヘッドを下方に移動させたときに前記摺動部と摺接して当該弁体を後方に移動させる第1摺動面が形成され、
前記摺動部には、前記第1摺動面と当接する第2摺動面が形成され、
前記ステム本体と前記ノズル筒との間には、前記弁室と前記ステム本体の内側との間の液密を確保するシール部が設けられており、
前記ステム本体の上端部には、上下方向に延在して上端に前記摺動部が接続される複数の板部材が周方向等間隔で放射状に配置されており、
前記流通孔が、前記複数の板部材のうち周方向で隣接する2つの間隙により構成されることを特徴とする吐出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008281491A JP5297767B2 (ja) | 2008-10-31 | 2008-10-31 | 吐出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008281491A JP5297767B2 (ja) | 2008-10-31 | 2008-10-31 | 吐出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010105722A JP2010105722A (ja) | 2010-05-13 |
JP5297767B2 true JP5297767B2 (ja) | 2013-09-25 |
Family
ID=42295567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008281491A Active JP5297767B2 (ja) | 2008-10-31 | 2008-10-31 | 吐出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5297767B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6214471B2 (ja) * | 2014-05-29 | 2017-10-18 | 株式会社吉野工業所 | 吐出器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4919273B2 (ja) * | 2006-08-31 | 2012-04-18 | 株式会社吉野工業所 | 押下げヘッド |
-
2008
- 2008-10-31 JP JP2008281491A patent/JP5297767B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010105722A (ja) | 2010-05-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4919273B2 (ja) | 押下げヘッド | |
JP2012251440A (ja) | ポンプ装置 | |
JP5334111B2 (ja) | 押下げヘッド及び吐出ポンプ | |
JP5297767B2 (ja) | 吐出器 | |
JP2020083327A (ja) | 吐出器 | |
JP2010104911A (ja) | 押下ヘッド | |
JP6359876B2 (ja) | 吐出器 | |
WO2012001873A1 (ja) | プッシュタイプディスペンサー | |
JP3812718B2 (ja) | 縦型ポンプの押下げヘッド | |
JP6637820B2 (ja) | 吐出器 | |
JPH01199862A (ja) | ディスペンサ | |
JP6738712B2 (ja) | 吐出容器用補助具 | |
JP5443036B2 (ja) | 開閉式噴出ヘッド | |
JP4900696B2 (ja) | 液体吐出ポンプ | |
JP6670678B2 (ja) | 蓄圧式吐出器 | |
JP5182819B2 (ja) | ポンプ | |
JP5075599B2 (ja) | 押下ヘッド | |
JP5574370B2 (ja) | 正倒立噴出可能な液体噴出器 | |
JP5276913B2 (ja) | 押下ヘッド | |
JP2007229596A (ja) | ポンプの押下ヘッド | |
JP6647146B2 (ja) | 液体噴出容器 | |
JP6460939B2 (ja) | 吐出器 | |
JP5371378B2 (ja) | 押下ヘッド | |
JP6076190B2 (ja) | ポンプ | |
JP2014199032A (ja) | ポンプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110502 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121029 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121127 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130521 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130617 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5297767 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |