JP5297650B2 - 衣料用液体漂白剤組成物 - Google Patents
衣料用液体漂白剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5297650B2 JP5297650B2 JP2007336279A JP2007336279A JP5297650B2 JP 5297650 B2 JP5297650 B2 JP 5297650B2 JP 2007336279 A JP2007336279 A JP 2007336279A JP 2007336279 A JP2007336279 A JP 2007336279A JP 5297650 B2 JP5297650 B2 JP 5297650B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- group
- mass
- clothing
- liquid bleach
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
Description
(a)成分:過酸化水素
(b)成分:下記一般式(1)で表される硫酸エステル塩
R1O−PO−(AO)n−SO3M (1)
〔式中、R1は、炭素数8〜22の炭化水素基を示す。POはプロピレンオキシ基、AOは、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、ブチレンオキシ基から選ばれる1種以上のアルキレンオキシ基を示す。アルキレンオキシ基が2種以上の場合の付加形態は、ランダム付加、ブロック付加いずれでも良い。nはAOの総平均付加モル数であり0≦n≦40の数である。Mは陽イオンである。〕
(c)成分:下記一般式(2)で表される非イオン界面活性剤
R2−O[(EO)a/(PO)b]−H (2)
〔式中、R2は、炭素数10〜18のアルキル基又はアルケニル基を示す。EOはエチレンオキシ基であり、POはプロピレンオキシ基である。aはEOの平均付加モル数であり0〜40の数、bはPOの平均付加モル数であり0〜20の数を示し、a及びbの両者が0の場合を除く。〕
(d)成分:金属封鎖剤
本発明の衣料用液体漂白剤組成物は、(a)成分として過酸化水素を含有する。(a)成分の過酸化水素としての含有量は、衣料用液体漂白剤組成物中に0.1〜30質量%、好ましくは0.5〜20質量%、更に好ましくは1〜15質量%、特に好ましくは1〜10質量%である。このような範囲において優れた漂白効果を得ることができる。
本発明の(b)成分は、下記一般式(1)で表される硫酸エステル塩である。
R1O−PO−(AO)n−SO3M (1)
〔式中、R1は、炭素数8〜22の炭化水素基を示す。POはプロピレンオキシ基、AOは、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、ブチレンオキシ基から選ばれる1種以上のアルキレンオキシ基を示す。アルキレンオキシ基が2種以上の場合の付加形態は、ランダム付加、ブロック付加いずれでも良い。nはAOの総平均付加モル数であり0≦n≦40の数である。Mは陽イオンである。〕
工程(I):炭素数8〜22の直鎖アルコール1モルにプロピレンオキサイドを平均で0.1〜2モルの範囲で付加させる工程
工程(II):上記工程(I)で得られたプロピレンオキサイド付加物にアルキレンオキサイドを平均で0〜40モルの範囲で付加させる工程
工程(III):上記工程(II)で得られたアルコキシレートを硫酸化し、次いで中和する工程
RO−(PO)m(EO)nSO3M (3)
(式中、Rは炭素数8〜18の直鎖アルキル基であり、POとEOは夫々プロピレンオキシ基とエチレンオキシ基であり、RO−にPOが結合し、次いでEOが結合したブロック配列である。m及びnは平均付加モル数であり、それぞれ独立して0<m<5、0≦n≦5の数である。Mは陽イオンである。)
本発明の衣料用液体漂白剤組成物は、(c)成分として、一般式(2)で表される非イオン界面活性剤を含有する。
R2−O[(EO)a/(PO)b]−H (2)
〔式中、R2は、炭素数10〜18、好ましくは12〜14の、アルキル基又はアルケニル基を示す。EOはエチレンオキシ基であり、POはプロピレンオキシ基である。aはEOの平均付加モル数であり0〜40の数、bはPOの平均付加モル数であり0〜20の数を示し、a及びbの両者が0の場合を除く。好ましくはaは5〜30、より好ましくは7〜25の数であり、好ましくはbは0〜10、より好ましくは0〜5、特に好ましくは0〜3の数である。〕
C12H25-O(C2H4O)m1-H (m1=6〜20、HLB=11.7〜16.9)
C14H29-O(C2H4O)m2-H (m2=6〜24、HLB=11.0〜17.0)
R3−O(EO)p(PO)q(EO)r−H (43)
〔式中、R3は炭素数10〜18、好ましくは12〜14の、アルキル基又はアルケニル基を示す。pは平均で1〜20の数、qは平均で1〜20の数、rは平均で1〜20の数を示す。pは好ましくは6〜15、より好ましくは7〜12、qは好ましくは1〜10、より好ましくは1〜5、特に好ましくは1〜3、rは好ましく6〜15、より好ましくは7〜12である。〕
C12H25-O(C2H4O)p1(C3H6O)q1(C2H4O)r1-H (p1+q1+r1=5〜20、HLB=13.4〜17.0)
本発明の液体漂白剤組成物は、(d)成分として、金属封鎖剤を含有する。金属封鎖剤としては、ホスホン酸系が好ましく用いられる。その具体例としては、エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸塩、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸、ニトリロトリメチレンホスホン酸、エチレンジアミンテトラキスメチレンホスホン酸等の有機ホスホン酸誘導体等が挙げられる。これらは1種又は2種以上配合することができる。中でも、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラキスメチレンホスホン酸等が好ましい。(d)成分の含有量は、本発明の液体漂白剤組成物中、0.01〜5質量%、更に0.05〜3質量%が好ましい。
本発明の組成物は、洗浄性能の観点で、(e)成分として炭素数10〜20のアルキル硫酸エステル塩を含有することが好ましい。高温安定性の観点から炭素数12〜16が好ましく、12〜14が更に好ましい。
本発明の衣料用液体漂白剤組成物は、漂白性向上の観点から、漂白活性化剤を含有し得る。漂白活性化剤としては、特開平10−251689段落[0010]に記載のものが挙げられる。
本発明の衣料用液体漂白剤組成物は、過酸化水素及び漂白活性化剤の安定性向上の観点から、ラジカルトラップ剤を含有し得る。ラジカルトラップ剤としては、フェノール系、すなわちフェノール性OH基を有する化合物、そのエステル誘導体やエーテル誘導体等の誘導体が好ましい。好適な例としては、ジメトキシフェノール、カテコール、ハイドロキノン、メトキシフェノール、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)等が挙げられる。
本発明の衣料用液体漂白剤組成物は、20℃におけるpHが好ましくは1.5〜6.0、より好ましくは2.0〜5.5、更に好ましくは2.3〜5.0である。この範囲のpHにおいて、過酸化水素の安定性の向上、及び優れた漂白洗浄性能を発現し得る。
下記成分を用い、表1に示す組成の衣料用液体漂白剤組成物を調製した。pHはNaOHで調整した。この衣料用液体漂白剤組成物について、下記方法で、組成物の安定性及び漂白性能を評価した。結果を表1に示す。
(a)成分
・a−1;過酸化水素
(b)成分
・b−1;C12H25O−(C3H6O)0.4−(C2H4O)1.5−SO3Na〔(b)成分(アルコールに直接POが付加している化合物)の割合が29質量%である混合物〕
・b−2;C12H25O−(C3H6O)0.3−(C2H4O)1.8−SO3Na〔(b)成分(アルコールに直接POが付加している化合物)の割合が25質量%である混合物〕
・b−3;C12H25O−C3H6O−SO3Na
・b’−1;C12H25O−(C2H4O)3−SO3Na
・b’−2;LAS(ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム)
(c)成分
・c−1;ポリオキシエチレンラウリルエーテル(オキシエチレン平均付加モル数6、HLB11.7)
(d)成分
・d−1;エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸(デイクエスト2010、ソルーシア社製)
(e)成分
・e−1;C12H25OSO3Na
(f)成分
・ポリアクリル酸ナトリウム(平均分子量8000)
図1に示すガラス容器1(内容量1000mL)に図中3より液体漂白剤組成物を充填し、60℃の恒温室に1ヶ月間静置し、発生するガスを閉じた目盛り付きガラス管(図中2)に捕集し、発生したガス量(mL)を目盛り2(100mLまで測定可能)により測定した。発生するガスは、過酸化水素が分解した酸素であり、ガス発生量が少ない事は、過酸化水素の分解が少なく組成物の安定性が高い事を示している。
液体漂白剤組成物1mLと0.0667質量%濃度の市販洗剤(アタック(花王(株)製 ロット番号W153137)溶液1000mLを混合した後、そこに以下の方法で調製したミートソース汚染布(4枚)を入れ、ターゴトメータを用いて20℃、80rpmで10分間漂白処理を行った。処理前後の布表面の反射率を測定し、下式により漂白率を求めた。
カゴメ(株)製ミートソース(完熟トマトのミートソース(2009年6月20日賞味期限、ロット番号:D7620JG)/内容量295gの缶詰)の固形分をメッシュ(目の開き;500μm)で除去した後、得られた液を煮沸するまで加熱した。この液に木綿金布#2003を浸し、30分間煮沸した。そのまま火からおろし2時間程度放置し30℃まで放置した後、布を取りだし、余分に付着している液をへらで除去し、自然乾燥させた。その後プレスし、10cm×10cmの試験布として実験に供した。
Claims (2)
- 下記(a)成分0.1〜30質量%、(b)成分0.1〜15質量%、(c)成分0.1〜20質量%、及び(d)成分0.01〜5質量%を含有する衣料用液体漂白剤組成物。
(a)成分:過酸化水素
(b)成分:下記一般式(1)で表される硫酸エステル塩
R1O−PO−(AO)n−SO3M (1)
〔式中、R1は、炭素数8〜22の炭化水素基を示す。POはプロピレンオキシ基、AOは、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基から選ばれる1種以上のアルキレンオキシ基を示す。アルキレンオキシ基が2種以上の場合の付加形態は、ランダム付加、ブロック付加いずれでも良い。nはAOの総平均付加モル数であり0≦n≦5の数である。Mは陽イオンである。〕
(c)成分:下記一般式(2)で表される非イオン界面活性剤であって、グリフィン法で求めたHLBが11〜17の非イオン界面活性剤
R2−O[(EO)a/(PO)b]−H (2)
〔式中、R2は、炭素数10〜18のアルキル基又はアルケニル基を示す。EOはエチレンオキシ基であり、POはプロピレンオキシ基である。aはEOの平均付加モル数であり0〜40の数、bはPOの平均付加モル数であり0〜20の数を示し、a及びbの両者が0の場合を除く。〕
(d)成分:金属封鎖剤 - 更に下記(e)成分を含有し、(b)成分/(e)成分の質量比が1/10〜10/1である請求項1記載の衣料用液体漂白剤組成物。
(e)成分:炭素数10〜20のアルキル硫酸エステル塩
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007336279A JP5297650B2 (ja) | 2007-12-27 | 2007-12-27 | 衣料用液体漂白剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007336279A JP5297650B2 (ja) | 2007-12-27 | 2007-12-27 | 衣料用液体漂白剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009155512A JP2009155512A (ja) | 2009-07-16 |
JP5297650B2 true JP5297650B2 (ja) | 2013-09-25 |
Family
ID=40959864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007336279A Expired - Fee Related JP5297650B2 (ja) | 2007-12-27 | 2007-12-27 | 衣料用液体漂白剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5297650B2 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4922406A (ja) * | 1972-06-21 | 1974-02-27 | ||
JPS5672092A (en) * | 1979-11-16 | 1981-06-16 | Kao Corp | Detergent composition |
JPS57141499A (en) * | 1981-02-25 | 1982-09-01 | Kao Corp | Detergent composition |
US4594185A (en) * | 1984-06-25 | 1986-06-10 | Atlantic Richfield Company | Alkoxylated plasticizer alcohol ether sulfate surfactants |
JPH0597633A (ja) * | 1991-10-14 | 1993-04-20 | Kao Corp | 洗浄剤組成物 |
JPH11293283A (ja) * | 1998-04-07 | 1999-10-26 | Kao Corp | 液体漂白剤組成物 |
JP4663301B2 (ja) * | 2004-11-19 | 2011-04-06 | 花王株式会社 | 液体漂白剤組成物 |
JP4732166B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2011-07-27 | 花王株式会社 | 液体洗浄剤 |
-
2007
- 2007-12-27 JP JP2007336279A patent/JP5297650B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009155512A (ja) | 2009-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5341023B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP5412040B2 (ja) | 液体漂白剤組成物 | |
JP4732144B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物の製造方法 | |
JPH0141199B2 (ja) | ||
JP2011208130A (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
JP5297650B2 (ja) | 衣料用液体漂白剤組成物 | |
JP2010202720A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP6259217B2 (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
JP2017048330A (ja) | 衣料用液体洗浄剤 | |
JP5014819B2 (ja) | 液体漂白洗浄剤組成物 | |
JP5567255B2 (ja) | 衣料用液体漂白剤組成物 | |
JP2010138268A (ja) | 液体漂白洗浄剤組成物 | |
JP5058619B2 (ja) | 液体漂白剤組成物 | |
JP5495663B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP6418926B2 (ja) | 液体洗浄剤 | |
JP4994868B2 (ja) | 液体漂白洗浄剤組成物 | |
JP6058392B2 (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
JP5642383B2 (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
JP6719017B1 (ja) | 繊維製品用洗浄剤組成物 | |
JP5132930B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP4577884B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP6967939B2 (ja) | 液体洗浄剤 | |
JP2014214171A (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
JPH10292193A (ja) | 液体酸素系漂白剤組成物 | |
JP2010138269A (ja) | 液体漂白洗浄剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100915 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121009 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130528 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130617 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5297650 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |