JP5297313B2 - 照明器具 - Google Patents
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Description
る(例えば、特許文献1参照)。
なくとも光源が配設されて器具本体の下面を塞ぐように係脱自在に取り付けられる灯体と
を備え、更にこれらに加えて回動支持手段と固定手段とを備える。回動支持手段とは、器
具本体の下面一端部を支点に灯体の一端部を回動自在に支持するものである。固定手段と
は、前記回動により灯体が器具本体の下面を塞ぐ位置にあるときに灯体の他端部と器具本
体の下面他端部とを固定するものである。従って、灯体の器具本体への取り付け作業が容
易で、更に器具本体が天井面に固定されていても固定手段を外すだけで、器具本体の下面
一端部を支点に灯体を回動させれば器具本体内を容易に確認することができる。
明器具90は、器具本体91と、灯体92と、回動支持手段たる引掛部93及び被引掛部
94と、固定手段たる固定ネジ95及び固定ネジ95が螺合するネジ孔(図示せず)とを
備える。
器具本体91の下面一端部から水平方向に延出して且つ上方へ曲折されてなる。灯体92
を器具本体91に取り付ける際には、先ず灯体92の上面を器具本体91の下面に対して
垂直方向になるように保持しながら、引掛部93を上下方向で被引掛部94に引掛ける(
以下、この状態の灯体92の位置を開位置と略称する)。次に、開位置にある灯体92に
対して、器具本体91の下面左端部を支点に器具本体91の下面を塞ぐ位置(閉位置)ま
で回動させる。このとき灯体92の右端部に貫設される挿通孔(図示せず)を器具本体9
1の下面右端部に穿設される前記ネジ孔に対向させる。そして、固定ネジ95を灯体92
の前記挿通孔に挿通させて前記ネジ孔に螺合することで灯体92が器具本体91に固定さ
れる。
るとき、図7(a)及び(b)に示すように、引掛部93の周辺部位が、器具本体91の
下面左端部において被引掛部94を挟んで対向する前後端部に段状に形成されたエンド部
91aの上部に接触したり、接触後に灯体92を左方へスライドさせても引掛部93が被
引掛部94の所望の位置に引掛かり難く作業性が悪いという問題があった。特に、天井に
設置されている既存の器具本体91に対して灯体92を取り付ける場合には、引掛部93
と被引掛部94とを直接目視しながら作業することができず、勘を頼りに試行するしかな
った。
け作業を容易に行うことができる照明器具を提供することにある。
本体と、板状に形成され少なくとも光源が配設されて器具本体の下面を塞ぐように係脱自
在に取り付けられる灯体と、器具本体の下面一端部を支点に灯体の一端部を回動自在に支
持する回動支持手段と、前記回動により灯体が器具本体の下面を塞ぐ位置にあるときに灯
体の他端部と器具本体の下面他端部とを固定する固定手段とを備え、回動支持手段は、灯
体の前記一端部が略鉤状に曲折されてなる引掛部と、器具本体の前記下面一端部から水平
方向に延出して且つ上方へ曲折されてなり引掛部が上下方向で引掛けられる被引掛部とか
ら構成され、器具本体の前記下面一端部において、少なくとも被引掛部を挟んで対向する
部位には、被引掛部に向かって下方へ傾斜する傾斜面を有して引掛部を被引掛部へ案内す
る案内部が配設されることを特徴とする。
重により灯体の前記一端部が案内部の傾斜面を下方へ摺動し、引掛部が被引掛部へ案内さ
れる。従って、灯体の器具本体への引掛け作業を容易に行うことができる。
に当接されたときに、上記対向する部位同士を繋ぐ直線方向に沿った移動を規制する規制
手段を備えることを特徴とする。
しまうのを防ぐことができる。
る。
は、特に断りのない限り、図1において上下左右方向を規定して図1の正面を前面として
説明を行う。
動支持手段たる引掛部4及び被引掛部5と、固定手段たる固定ネジ6及び固定ネジ6が螺
合するネジ孔(図示せず)とを備えた天井直付型の照明器具である。
り下面が開口する細長矩形箱に形成されてなる。また、器具本体2の下面左端部には前後
両端に亘って被引掛部5が配設される。この被引掛部5は、前記下面左端部から左方向に
延出して且つ上方へ曲折されてなり、前方から見たときに断面L字形状に形成される。更
に、器具本体2の下面左端部において、図1及び図4に示すように、前後方向に延びる被
引掛部5を前後両端から挟むように一対の案内部7,7(図1では後端、図4では前端の
みを図示)が配設される。ここで、案内部7は各々矩形片が台形状に形成されてなり、被
引掛部5の上方へ延びる立設部5aに向かって下方へ傾斜する傾斜面7aを有している。
尚、本実施形態の器具本体2は全体として左右対称に形成されていて、即ち下面右端部に
も同様の被引掛部5及び一対の案内部7,7が配設される。
)に接続された電源線(図示せず)やその他電気線を器具本体2内へ引き込むための電源
孔2aが貫設される。また、器具本体2上面の前後端には、図2(b)に示すように、孔
部2b,2bが各々貫設され、例えばシステム天井の吊りボルト(図示せず)を孔部2b
,2bに挿通させてナット(図示せず)に螺合させることで器具本体2が天井面に取り付
けられる。
透光パネル33とから構成される。光源ブロック31は、正方形に形成された平板のベー
ス31a下面に光源たる9個のLED(発光ダイオード)31bを前後左右方向に均等に
配設してなる。
2aと、一対の枠部11,11と、2つの規制手段たる突部13,13とを備える。保持
体32aは、図2(b)に示すように、器具本体2よりも外形寸法の大きい1枚の細長い
金属板が板金加工により前後両端部並びに左右両側端部で上方へ曲折され、そのうちの前
後両端部が上面から隙間を空けて内側へ曲折される。そして、6つの光源ブロック31は
、各々9個のLED31bが下方に臨むように保持体32aの下面側で前後方向に並んで
ネジ止めにより保持される。
ってコ字形状に曲折されてなる一対の枠部11,11が配設される。具体的に説明すると
、枠部11は、図1に示すように、縦部11aと縦部11aの上下両端部から前後方向に
亘って内側へ延出する上延出部11b及び下延出部11cとから構成される。縦部11a
には、上述した保持体32aの上方へ曲折する左右側端部が各々当接される。一方、上述
した保持体32aの内側へ曲折される前後両端部には、その左右両端にネジ孔(図示せず
)が穿設される。そして、図3に示すように、4個のネジ12(図中では前端部の2個の
み図示)が上延出部11b,11bの前後端部に貫設される孔(図示せず)を介して前記
ネジ孔に螺合することで、枠部11,11が保持体32aに固定される。
11の上延出部11b右端が前後方向に亘って下方に曲折されることで、前方から見たと
きの断面が全体として略鉤状に形成されてなる。また、図3及び図4に示すように、引掛
部4の前後両端部から、左方へやや窪んで形成された案内受部10を介して、上延出部1
1bの前後両端部に亘って引掛部4よりも右方へ突出した規制手段たる突部13,13が
設けられている。尚、図3及び図4中では何れも前端部側の案内受部10と突部13のみ
が図示される。
るための点灯回路を備えた点灯装置15が配設される。前記点灯回路とは、例えば商用交
流電源から給電される電力を整流する整流平滑回路や、整流された電力を直流電力に変換
するコンバータ回路を主な構成要素としている。そして、点灯装置15で生成された直流
電力が図示しないランプ線を通じて各LED31bへ供給される。また、保持体32a上
面には、この他にも点灯装置15と電気的に接続されるとともに器具本体2の電源孔2a
より引き込まれる図示しない電源線を介して外部電源(商用電源)と接続される端子台1
6が設置される。
クリル樹脂材料により形成されてなり、主部33aと一対の係止部33b,33bとから
構成される。主部33aは、光源ブロック31の正方形と略同形の板状に形成され、更に
その四方周縁部が上方へ延出することで、全体として上面が開口した扁平な矩形箱に形成
される。そして、主部33aは、光源ブロック31のLED31bと対向し、各LED3
1bが発する光を外部へ効率良く透光させるために円形状に内側へ窪んでなる9個のレン
ズ部33cを具備する。係止部33b,33bは、主部33aの上方へ延出した左右側端
部から外側に突出してなる。
ず、図1に示すように保持体32a下面の左右両側端部と枠部11の下延出部11c,1
1cとの間には前後方向に亘って各々隙間が空いていて、枠体32の前後端部にて外部と
連通するように開放されている。そこで、透光パネル33の係止部33b,33bを枠体
32の前端部または後端部から当該隙間に挿入し、前後方向に沿ってスライド移動させて
透光パネル33を対応する光源ブロック31の下方に配置させる。次に、係止部33b,
33bに穿設されるネジ孔(図示せず)と保持体32a下面の左右両側端部に貫設される
挿通孔(図示せず)との位置合わせを行う。そして、保持体32aの上面側から前記挿通
孔を介してネジ14を前記ネジ孔に螺合することで、前後方向のスライド移動が規制され
て透光パネル33が枠体32に取り付けられる。残りの5つの透光パネル33についても
同様に、前記隙間より順に挿入してネジ止めすることで、6つの透光パネル33が6つの
光源ブロック31の下方で各々対向するように前後方向に並べられる。
び(b)を参照しながら説明する。先ず、図5(a)に示すように、灯体3を透光パネル
33の配置される側を左方に向けて、その短手方向を上下方向に向けた状態で保持する。
次に引掛部4が被引掛部5に引掛かるように灯体3を器具本体に向かって上方から下方へ
降ろしつつ、灯体3の前後方向を調整して器具本体2の案内部7を案内受部10に嵌合さ
せる。このとき、案内部7が上述した規制手段たる突部13,13に当接することで、灯
体3が前後方向に沿ってズレてしまうのを防ぐことができ、案内受部10への前記嵌合が
容易となる。そして、灯体3の自重により案内受部10が案内部7の傾斜面7aを下方へ
摺動して、引掛部4が被引掛部5へ案内されて引掛かる(図5(b)参照)。従って、本
実施形態の照明器具1は灯体3の器具本体2への引掛け作業を容易に行うことができる。
支持された灯体3に対して反時計回りに回動させて(図5(b)の曲線矢印参照)、器具
本体2の下面を塞ぐ位置まで移動させる。そして、固定ネジ6を灯体3の右端部に貫設さ
れる図示しない挿通孔、及び器具本体2の下面右端部に穿設される図示しないネジ孔に対
して左方へ螺進させることで灯体3が器具本体2に固定され、保持体32a上面に配設さ
れる点灯装置15や端子台16が器具本体2内に収納される。
なく傾斜面7aを備えた前後方向に沿って延びる角筒体であってもよい。また、本実施形
態の灯体3は、器具本体2の下面左端部側に引掛けて下面右端部側でネジ止め固定されて
いるが、器具本体2は全体が左右対称に形成されているので下面右端部側に引掛けて下面
左端部側でネジ止め固定されることも可能である。
2 器具本体
3 灯体
4 引掛部
5 被引掛部
7 案内部
7a 傾斜面
31 光源ブロック
31b LED
32 枠体
33 透光パネル
Claims (2)
- 下面が開口する箱型に形成された器具本体と、板状に形成され少なくとも光源が配設さ
れて器具本体の下面を塞ぐように係脱自在に取り付けられる灯体と、器具本体の下面一端
部を支点に灯体の一端部を回動自在に支持する回動支持手段と、前記回動により灯体が器
具本体の下面を塞ぐ位置にあるときに灯体の他端部と器具本体の下面他端部とを固定する
固定手段とを備え、
回動支持手段は、灯体の前記一端部が略鉤状に曲折されてなる引掛部と、器具本体の前
記下面一端部から水平方向に延出して且つ上方へ曲折されてなり引掛部が上下方向で引掛
けられる被引掛部とから構成され、
器具本体の前記下面一端部において、少なくとも被引掛部を挟んで対向する部位には、
被引掛部に向かって下方へ傾斜する傾斜面を有して引掛部を被引掛部へ案内する案内部が
配設されることを特徴とする照明器具。 - 灯体は、前記一端部が器具本体の案内部に当接されたときに、上記対向する部位同士を
繋ぐ直線方向に沿った移動を規制する規制手段を備えることを特徴とする請求項1記載の
照明器具。
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