以下、本発明に係る照明器具の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態の照明器具は、天井板に設けられる埋込孔に器具本体が埋め込まれる天井埋込型の照明器具である。ただし、本発明の技術思想が適用可能な照明器具は天井埋込型のものに限定されず、例えば、天井板に直付けされる天井直付け型の照明器具であっても構わない。
本実施形態の照明器具は、図2に示すように器具本体1と、光源ブロック2とを備える。また、光源ブロック2は、複数(図示例では3つ)の光源ユニット3、電源装置4、複数(図示例では2つ)の反射部材5、取付板6などで構成される。なお、以下の説明では、特に断りの無い限り、図2において上下、前後、左右の各方向を規定する。
光源ユニット3は、LEDモジュール30、取付部材31、カバー32、一対のカバーエンド33、一対の反射シート34などを備える。LEDモジュール30は、セラミックスなどの絶縁材料製の基板300と、基板300の表面(下面)に等間隔且つ2列に並べて実装される複数個の発光ダイオード301とを有する。また、基板300の長手方向の一端には、レセプタクルコネクタ302が実装される。このレセプタクルコネクタ302は、基板300に形成されているプリント配線(図示せず)を介して各発光ダイオード301と電気的に接続されている。さらに、基板300は、短手方向(左右方向)の両端に、3つの貫通孔303がそれぞれ長手方向(前後方向)に沿って等間隔に設けられている。
取付部材31は、長尺の矩形板状である底壁部310と、底壁部310の長手方向(前後方向)に沿った両端から上向きに立ち上がる一対の側壁部311とを有する角樋状に形成されている。底壁部310は、短手方向(左右方向)の両端に、3つの切り起こし片312がそれぞれ長手方向に沿って等間隔に設けられている。
LEDモジュール30は、取付部材31の底壁部310と基板300が密着した状態で、取付部材31の6つの切り起こし片311が、基板300の各貫通孔303に挿通された後にかしめられることにより、取付部材31に取り付けられる。
反射シート34は、ポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂材料からシート状に形成されている。また、反射シート34は、白色に着色されることで表面(接着剤が塗布されていない面)が反射面となるように形成されている。そして、一対の反射シート34は、発光ダイオード301を避けつつ底壁部310と基板300に被さるように底壁部310と基板300の表面(下面)に貼り付けられる。つまり、発光ダイオード301から放射される光を反射シート34の反射面に反射させることで、より多くの光を照明空間に照射することができる。
カバー32は、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの透光性を有する材料により、略半円筒形の主部320と、主部320の長手方向(前後方向)に沿った両端部より互いに並行するように上向きに突出した一対の突壁部321とが一体に形成されている。なお、各突壁部321の先端(上端)には、内向きに突出する突起部3210がそれぞれ一体に設けられている。また、主部320の長手方向に沿った両端部には、主部320と連なるように各突壁部321の外側まで延出された延出部322がそれぞれ一体に形成されている。そして、カバー32は、各突壁部321の突起部3210が、取付部材31の各側壁部311の先端(上端)に引っ掛かることにより、LEDモジュール30の前方を覆うように取付部材31の下面側に取り付けられる。なお、カバー32は乳白色の拡散材が混入され、LEDモジュール30から放射される光を拡散させて照明空間へ照射するように構成されている。
カバーエンド33は、カバー32と同じ材料で半円板状に形成され、カバー22及び取付部材31の長手方向の両端に取り付けられる。
電源装置4は、交流の電圧・電流を直流の電圧・電流に変換する電力変換回路や入力端子台41、複数の出力端子台(図示せず)、信号端子台42などが実装されたプリント配線板(図示せず)が金属製のケース40に収納されて構成される。なお、入力端子台41と信号端子台42は、プリント配線板の前端部に実装され、図示しない出力端子台は、プリント配線板の後端部に実装される。
ケース40は、角樋状に形成されたケース本体400と、ケース本体400の上に被せられる箱形のケース蓋401とを組み立てて構成される。ただし、入力端子台41、出力端子台、信号端子台42が実装されているプリント配線板の長手方向の両端部はケース蓋401で覆われていない。
取付板6は、鋼板などの金属板が矩形(正方形)に加工されてなる。ただし、取付板6は、4つの辺が同じ向き(下向き)に曲げ起こされることで強度の向上が図られている。そして、3つの光源ユニット3は、長手方向が前後方向に揃えられ、左右方向に沿って等間隔に並んだ状態で、ねじ止めなどの適宜の方法によって取付板6の下面に取り付けられる。また、電源装置4は、隣り合う2つの光源ユニット3の間において、ねじ止めなどの適宜の方法によって取付板6の下面に取り付けられる。ただし、図2では電源装置4を1つしか図示していないが、光源ユニット3の個数に応じて、電源装置4が2つ以上設けられても構わない。
反射部材5は、隣り合う光源ユニット3の間に生じる2箇所のスペースにそれぞれ配置される。これらの反射部材5は同一の構成を有し、一対の反射板50と、各反射板50の上端から上向きに延出された一対の側板51とが、長方形状の金属板を曲げ加工することで一体に形成されている。一対の反射板50は、長手方向に沿った一方の端縁同士が繋がっており、長手方向(前後方向)から見てV字状に形成されている。
側板51は、長手方向(前後方向)の両端における先端(上端)近傍にそれぞれ長孔からなる差込孔510が設けられている。そして、取付板6に設けられている複数の差込片60が各側板51の差込孔510に差し込まれることにより、取付板6に反射部材5が取り付けられる。なお、取付板6に取り付けられた電源装置4は、取付板6に取り付けられる一方(図2における右側)の反射部材5で覆い隠される。このように、反射部材5と取付板6で囲まれるデッドスペースに電源装置4が配置されるため、電源装置4が取付板6の背面(上面)に取り付けられる場合と比較して、光源ブロック2の低背化を図ることができる。
器具本体1は、角筒状の枠体10と、矩形平板状のベース板(底板)11とが結合されることにより、下面が開放された矩形箱状に形成される。
枠体10は、左右方向に対向する一対の第1側板100と、前後方向に対向する一対の第2側板101と、フランジ102とを有する。第1側板100は、矩形板状の縦板1000と、縦板1000の下端縁から斜め下向きに突出する傾斜板1001と、縦板1000の上端縁から傾斜板1001と反対向き且つ水平に突出する取付片1002とが鋼板などの金属板で一体に形成されている。
また、第2側板101は、台形状の縦板1010と、縦板1010の上端縁から内向き且つ水平に突出する取付片1011と、縦板1010の両端から上向きに突出する一対の接合片1012とが、鋼板などの金属板で一体に形成されている。
第1側板100は、長手方向(前後方向)における両端に第2側板101がそれぞれ接合される。すなわち、第2側板101の接合片1012が第1側板100の縦板1000に溶接されることにより、第1側板100と第2側板101とが接合される。
フランジ102は、金属板が加工されることで矩形枠状に形成され、第1側板100及び第2側板101の下端縁に接合される。
ベース板11は、鋼板などの金属板が矩形に加工されてなる。ただし、ベース板11は、4つの辺が同じ向き(下向き)に曲げ起こされることで強度の向上が図られている。
また、ベース板11は、給電用の電源線が挿通される第1挿通孔110と、調光用の制御信号などが伝送される信号線が挿通される第2挿通孔111とが設けられている。第1挿通孔110に挿通される電源線(図示せず)は、ベース板11の下面に固定される第1端子台7に接続される。第1端子台7は、図示しない接続部に電線(図示せず)の一端が接続される。そして、この電線の他端が電源装置4の入力端子台41に接続される。故に、商用電源から第1端子台7を介して電源装置4に交流電力が給電される。
また、ベース板11の下面には、第2端子台8も固定される。第2端子台8は、第2挿通孔111に挿通される信号線(図示せず)と、電源装置4の信号端子台42に接続される信号線とがそれぞれ接続される。つまり、図示しない調光器から信号線を介して伝送される調光信号が第2端子台8を通して電源装置4の信号端子台42に入力される。電源装置4は、調光信号に対応して、出力(直流電力)を定格値から減少させることで各光源ユニット3を調光するように構成されている。さらに、ベース板11は、図示しない吊りボルトが挿通される複数(図示例では3つ)のボルト挿通孔112が左右方向に一列に並べて設けられる。
上述のように構成されるベース板11は、枠体10の取付片1002に取り付けられる。枠体10の取付片1002及びベース板11には、4つの取付部12と2つの抜け止め部13とが設けられている。
取付部12は、取付片1002に設けられるブリッジ(第3ブリッジ)122と、ベース板11に設けられる爪120及び貫通孔121とで構成される。
第3ブリッジ122は、図4に示すように取付片1002から下向きに突出する一対の橋脚1220と、一対の橋脚1220に掛け渡される橋板1221とを備える。このような第3ブリッジ122は、例えば、打ち抜き加工によって形成される。なお、以下の説明では、一対の橋脚1221及び橋板1220に囲まれる空間を第3ブリッジ122の孔と呼ぶ。
一方、爪120は、ベース板11の四隅に設けられる矩形の貫通孔121の1つの辺(前方の辺)から突出する山形(放物線形状)に形成されている。このような爪120及び貫通孔121は、例えば、打ち抜き加工によって形成される。
抜け止め部13は、図4に示すように取付片1002に設けられる突部130と、ベース板11に設けられるブリッジ(第1ブリッジ)131及び貫通孔132とで構成される。なお、抜け止め部13は、前後方向において2つの取付部12の間に配置される。
第1ブリッジ131は、ベース板11に設けられる長方形の貫通孔132を短幅方向に跨ぐように、貫通孔132の長手方向におけるほぼ中央に設けられている。また、第1ブリッジ131は、図4に示すようにベース板11から下向きに突出する一対の橋脚1310と、一対の橋脚1310に掛け渡される橋板1311とを備える。このような貫通孔132及び第1ブリッジ131は、例えば、打ち抜き加工によって形成される。なお、以下の説明では、一対の橋脚1310及び橋板1311に囲まれる空間を第1ブリッジ131の孔と呼ぶ。
一方、突部130は、台形状の接触片1300と、一辺が接触片1300の2つの斜辺(台形における底辺以外の2辺)に各別に繋がった三角形状の一対の側片1301とで構成される。ただし、接触片1300は、2つの底辺(台形における平行な2辺)のうちで長い方の底辺が取付片1002と繋がるように構成されている。なお、このような突部130は、例えば、打ち抜き加工によって形成される。
続いて、ベース板11を取付片1002に取り付ける手順を説明する。作業者は、枠体10の内側からベース板11を取付片1002に密着させる。このとき、取付片1002に設けられている4つの第3ブリッジ122が、ベース板11に設けられている4つの貫通孔121に各別に挿通される。同じく、取付片1002に設けられている2つの突部130が、ベース板11に設けられている2つの貫通孔132に各別に挿通される。
そして、作業者は、ベース板11を取付片1002に対して平行移動させる。そうすると、4つの取付部12の爪120が4つの第3ブリッジ122の孔に各別に挿通されるとともに、2つの突部130が2つの第1ブリッジ131の孔に各別に挿通される。
さらに、作業者は、第3ブリッジ122が爪120の根元近くに達するまでベース板11を平行移動させる。そうすると、4つの爪120がそれぞれ4つの第3ブリッジ122に引っ掛かるため、取付片1002(枠体10)に対してベース板11が結合される(図3参照)。このとき、第1ブリッジ131の橋板1310が突部130を撓ませて乗り越え、橋板1310に突部130が引っ掛かるため、突部130が反挿通向き(前向き)に移動することが規制(抜け止め)される(図4参照)。
上述のようにして、枠体10の取付片1002にベース板11が取り付けられる。
器具本体1は、ベース板11のボルト挿通孔112に挿通される吊りボルトにナット(図示せず)が締め付けられて吊りボルトに固定される。そして、器具本体1は、枠体10のフランジ102が天井板の下面側(照明空間側)に露出し、その他の部分が天井板の埋込孔に挿入されて埋込配設される。つまり、フランジ102は、埋込孔の周縁と器具本体1との間に生じる隙間を塞いで隠すために設けられている。
また、枠体10の各取付片1011には、いわゆるラッチ15が左右方向に間隔を空けて2つずつ取り付けられている(図1参照)。ラッチ15は、幅細の直方体状に形成された摘まみ150と、摘まみ150を回転可能に支持する支持部(図示せず)とを有する。そして、ラッチ15は、取付片1011に設けられる取付孔(図示せず)に支持部が挿通されて取付片1011に取り付けられる。
一方、取付板6の前後両端には、ラッチ15の摘まみ150が挿通可能な寸法を有する矩形の挿通孔61がそれぞれ2つずつ設けられている。すなわち、埋込孔に埋め込まれた器具本体1内に光源ブロック2を収納する際、取付板6の各挿通孔61に挿通されたラッチ15の摘まみ150が90度回転されることにより、挿通孔61に対して摘まみ150が抜け止めされる。したがって、光源ブロック2は、4つのラッチ15によって器具本体1(枠体10の一対の取付片1011)に取り付けられる。ただし、上述のようなラッチ15は従来周知であるから、詳細な構成の図示並びに説明は省略する。
次に、本発明の要旨であるベース板11の構造について、さらに詳しく説明する。
ベース板11は、吊りボルトが挿通される複数(3つ)のボルト挿通孔112の他に、複数(図示例では2つ)の切り起こし113を備える(図1〜図3参照)。これらの切り起こし113は、ベース板11を貫通する長孔1130と、長孔1130の長手方向に沿った一端縁から立ち上がる切り起こし片1131とを有する。すなわち、切り起こし片1131は、長孔1130と同一の形状(例えば、長方形)に形成されている。
また、切り起こし113は、ボルト挿通孔112に最も近いベース板11の角とボルト挿通孔112を結ぶ直線(図1における一点破線)L1上において、長手方向が直線L1と交差するように構成される。
而して、従来技術で説明したように、切り起こし113が無い場合、ナットが過度に締め付けられたときにボルト挿通孔112とベース板11の角を結ぶ直線L1に沿って、ベース板11が歪む虞がある。これに対して、本実施形態におけるベース板11には、長手方向に沿って直線L1と交差する切り起こし113が当該直線L1上に設けられている。故に、本実施形態の照明器具は、ベース板11に作用する応力(垂直応力)が切り起こし113(特に切り起こし片1131)により緩和されるので、直線L1に沿って器具本体1(ベース板11)に生じる歪みの低減を図ることができる。
上述のように本実施形態の照明器具は、光源(光源ブロック2)と、光源を支持する器具本体1とを備える。器具本体1は、矩形平板状の金属板からなる底板(ベース板11)を有している。底板(ベース板11)は、取付用のボルトが挿通される1乃至複数のボルト挿通孔112と、切り起こし113とを備える。切り起こし113は、底板(ベース板11)を貫通する長孔1130と、長孔1130の長手方向に沿った一端縁から立ち上がる切り起こし片1131とを有している。また、切り起こし片1131は、ボルト挿通孔112に最も近い底板(ベース板11)の角とボルト挿通孔112を結ぶ直線L1上において、長手方向が直線L1と交差するように構成される。
本実施形態の照明器具は、上述のように構成されるので、底板(ベース板11)に作用する応力(垂直応力)が切り起こし113により緩和される。その結果、本実施形態の照明器具は、直線L1に沿って器具本体1に生じる歪みの低減を図ることができる。
ここで、本実施形態の照明器具において、切り起こし113は、長孔1130に対して、切り起こし片1131が角に近い側に位置するように構成されることが好ましい。すなわち、長孔1130に対して切り起こし片1131が角に近い側に位置する場合と比較して、直線L1に沿って器具本体1に生じる歪みの低減効果が高くなると考えられる。
また、本実施形態の照明器具において、切り起こし片1131は、長手方向における両端部の高さ寸法に対して、両端部を除く部位の高さ寸法が大きくなるように構成されることが好ましい。例えば、切り起こし片1131は、図5に示すように長手方向の中央の高さが最も高くなるような半円形状に形成されることが好ましい。
上記構成によれば、ベース板11の法線方向における切り起こし片1131の曲げ強度が向上するので、直線L1に沿って器具本体1に生じる歪みをさらに低減することができる。
ところで、本発明と異なる目的で器具本体の底板に切り起こしが設けられる場合も想定される。例えば、底板に電源装置などが取り付けられる場合に、底板に設けられる切り起こしに当てることで電源装置が位置決めされるような場合が想定される。しかしながら、このような位置決め用の切り起こしは、本実施形態におけるベース板11のようにボルト挿通孔112から最も近い角までの距離が短い場合においては、ボルト挿通孔112と角を結ぶ直線L1上に配置されることはない。なぜなら、ボルト挿通孔112に挿通される吊りボルトと干渉してしまう可能性が高くなるためである。
つまり、例え当業者といえども、本発明の技術課題を解決する意図の元に、上述した位置決め用の切り起こしを有する公知技術を参酌したとしても、本発明の切り起こし113を想起することはできない。
なお、図6及び図7に示すように反射部材5における反射板50と一対の側板51との間に、取付板6と平行な平坦部52が設けられていても構わない。
ここで、光源ブロック2は、図8に示す構成であっても構わない。図8に示す光源ブロック2は、光源ユニット3の構造や取付板6の構造、枠体10に対する取付板6の取付構造などが異なる以外は、基本的に図2に示した光源ブロック2と共通の構成を有している。
光源ユニット3は、4つのLEDモジュール30、取付部材31、パネル35、化粧枠36などで構成される。
LEDモジュール30は、正方形状の基板304と、基板304の下面に縦横にほぼ等間隔に並べて実装される多数の発光ダイオード301と、基板304の前面(下面)に配置される正方形状の反射シート305と、レンズブロック306とを有する。
反射シート305は、合成ゴムや合成樹脂などの絶縁材料からなるシート材の表面(下面)に反射率が相対的に高い物質からなる反射層が形成されて構成される。反射シート305には、発光ダイオード301を露出させる貫通孔3050が縦横に並べて形成されている。すなわち、反射シート305が基板304の下面側に配置されることにより、発光ダイオード301から放射される光が反射シート305によって下方へ反射される。
レンズブロック306は、矩形平板状の主部3060と、発光ダイオード301から放射される光(白色光)の配光を制御する多数のレンズ3061とがアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などで一体に形成されたものである。
そして、各LEDモジュール30は、レンズブロック306の主部3060と、基板304と、反射シート305とを貫通する挿通孔に挿通されるねじ38が取付部材31の底板のねじ孔313に締め付けられることにより、取付部材31に取り付けられる。
パネル35は、透光性を有する材料(例えば、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂、石英ガラスなど)で矩形平板状に形成される。
化粧枠36は、金属板が加工されて矩形枠状に形成される。そして、化粧枠36は、下からパネル35の全周縁を支持するようにして、取付板6に取り付けられる。
取付板6は、左右方向に対向する一対の側壁に、それぞれ一対の取付ばね37が前後方向に並ぶように取り付けられている。取付ばね37は、ねじりコイルばねからなる本体370と、本体370の両方のばね端から延びる一対の腕片371とが一体に形成されている。そして、取付ばね37は、取付板6に設けられた取付金具62にばね本体370が支持されることで取付板6に取り付けられる。
一方、器具本体1を構成する枠体10には、各取付ばね37の一対の腕片371の先端部が各別に引っ掛けられる複数の引掛部103が設けられている。つまり、光源ブロック2は、枠体10の内側に収納された状態で複数の取付ばね37によって枠体10に支持される。ただし、このように複数の取付ばね37を用いた取付構造は従来周知であるから、詳細な構成の図示並びに説明を省略する。