JP5297312B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関し、とりわけ冷却装置への電力供給に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体に形成したトナー画像を用紙へ転写し、トナー画像を担持した用紙に対し定着部にて加熱及び加圧を行うことで、トナー画像を用紙上に定着させている。用紙へ転写されずに感光体上に残留したトナーはクリーナーにより掻き取られて回収容器へと排出される。しかし、定着部から発生された熱によりトナーが固化してしまい、回収容器へ回収できなくなるおそれがある。特許文献1によれば、定着の動作及び温度情報に基づいて冷却ファンを駆動することで、トナーの固化を防止する発明が開示されている。
特開平4−257880号公報
ところで、プリント機能やスキャナ機能、FAX機能等、複数の機能を有した複合機型の画像形成装置が普及している。複合機では、例えばプリント機能にエラーが発生しても他の機能に異常が無ければ、プリント機能のみ停止させて他の機能を実行できる可能性がある。一般に、冷却ファンはプリンタエンジンに搭載されているため、プリント機能を停止すると冷却装置も停止してしまう。冷却装置を停止してしまえば、トナーの固化のおそれが懸念されることは上述した通りである。トナーの固化を防ぐ方法として、クリーナーからトナー回収容器までのトナーの搬送系路を定着部から十分に離したり、定着部と搬送経路との間に断熱材を介在させたり方法がある。しかし、これらの方法では、画像形成装置が大型化しやすく、コストも増加しやすい。
そこで、画像形成装置の大型化やコストの増加を抑制しつつ、トナーの固化を低減することを目的とする。
本発明は、交流電源からの電力供給を受けて動作する画像形成装置であって、
未定着のトナー画像を用紙の上に形成し、前記未定着のトナー画像を前記用紙に定着させるための負荷を備えた画像形成手段と、
前記画像形成装置の内部を冷却する冷却手段と、
前記交流電源からの電力を変換して前記負荷に電力を供給する第1電源手段と、
前記交流電源からの電力を変換して前記第1電源手段とは独立して前記冷却手段に電力を供給する第2電源手段と、
前記交流電源と前記第1電源手段との間に設けられ、前記第1電源手段への電力供給を遮断する第1の遮断手段と、
前記交流電源と前記第2電源手段との間に設けられ、前記第2電源手段への電力供給を遮断する第2の遮断手段と、
前記画像形成手段による画像形成動作中に画像形成を継続できなくするエラーを検知する検知手段と、
前記検知手段によりエラーが検知されると、前記第1の遮断手段により前記第1電源手段への電力供給を遮断することで前記第1電源手段から前記負荷への電力の供給を停止させる一方で前記第2の遮断手段により前記第2電源手段への電力供給を遮断することなく前記第2電源手段から前記冷却手段への電力の供給を維持する電力供給制御手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明によれば、画像形成動作に関与する1つ以上の負荷に電力を供給する電源手段と、冷却手段に電力を供給する電源手段とを分離したため、エラーによって画像形成手段を停止させたとしても冷却手段を引き続き機能させることが可能となる。電源手段の分離は回路設計の工夫によって実現できるため、画像形成装置の大型化やコストの増加を抑制しやすい。さらに、エラーの発生後も冷却手段を引き続き機能させることで、トナーの固化を抑制することが可能となる。
電子写真方式の画像形成装置の概略断面図である。 制御部のブロック図である。 各種の動作モードと電源のON/OFFとの関係を示した図である。 (A)はプリンタ制御基板で実行される制御手順を示し、(B)はシステム制御基板で実行される制御手順を示したフローチャートである。 機構駆動負荷の制御と給電とに関与するユニットの詳細を示したブロック図である。 制御手順の詳細を示したフローチャートである。 第2DC電源基板と第3DC電源基板との双方から冷却ファンに電力を供給するための接続例を示した図である。
図1は、本実施形態におけるが画像形成装置の概略構成を示す断面図であり、画像形成装置はプリンタエンジン100と画像読取装置111とから構成されている。プリンタエンジン100は、未定着のトナー画像を用紙の上に形成し、未定着のトナー画像を用紙に定着させるための1つ以上の負荷を備えた画像形成手段として機能する。なお、画像読取装置111は原稿から画像を読取る画像読取り手段の一例であるが、本発明にとって必須ではない。
感光ドラム101は未定着のトナー画像を担持する像担持体である。感光ドラム101の表面には、光の照射によって電気的特性が変化する光半導体層が設けられている。帯電器の帯電ローラ102は、感光ドラム101の光半導体層を均一に帯電させる。レーザ光学系103は、入力された画像信号に応じた光を感光ドラム101に照射する。これにより、静電潜像が感光ドラム101に形成される。現像器104は、静電潜像にトナーを付着させる。これにより、トナー画像が形成される。さらに、転写ローラ105は、給紙ローラ109により給紙カセット110から搬送されてきた記録材(以下用紙と称す)上に未定着のトナー画像を転写する。定着部106は、用紙の加熱及び加圧を行い、トナー画像を用紙上に定着させる。その後、用紙は、排紙トレイ107上に排出される。なお、用紙に転写されずに感光ドラム101上に残存するトナーは、クリーニングブレード108により除去される。除去されたトナーは、回収手段としてのトナー回収容器112へ回収される。クリーニングブレード108は、用紙に転写されずに残存しているトナーを画像形成手段から除去する除去手段の一例である。他の除去手段としては、クリーニングローラ、クリーニングブラシ、帯電器などがある。また、冷却ファン113は、トナーの固化を防止するために画像形成装置の内部、とりわけ、クリーニングブレード108からトナー回収容器112までのトナーの搬送経路を搬送されるトナーを冷却する。
図2は、画像形成装置の制御ブロック図である。図2によれば、商用電源などの交流電源はメインスイッチ201を介してAC分配基板202に接続されている。AC分配基板202において、交流電源系統は4つに分岐している。1つ目の交流電源系統は第1DC電源基板203と接続している。2つ目の交流電源系統はAC入力切り換えリレー229を介して第2DC電源基板204と接続している。3つ目の交流電源系統はAC入力切り換えリレー230を介して第3DC電源基板205と接続している。4つ目の交流電源系統はAC入力切り換えリレー231を介してヒータ227と接続している。ヒータ227は、未定着のトナー画像を加熱する加熱手段として機能する。第1DC電源基板203、第2DC電源基板204および第3DC電源基板205は、交流を直流に変換する変換器を備えている。ここでは、リレーをスイッチの一例として用いているが、供給状態と供給停止状態とを切り換えることが可能な他の種類の切り換え機構が採用されてもよい。
第1DC電源基板203は、画像形成装置全体を制御するシステム制御基板206、プリンタエンジン100を制御するプリンタ制御基板209、画像読取装置111を制御するリーダー制御基板219にCPU等からなる制御回路やロジック回路にて使用される電源電圧を供給する。この電圧は、例えば、直流の12Vである。
プリンタエンジン100及び画像読取装置111にはそれぞれ用紙や原稿の搬送、像形成を実行するための負荷が設けられている。プリンタ制御基板209は、像形成ドライバ基板210、定着ドライバ基板211および給紙ドライバ基板212を備えている。像形成ドライバ基板210には、感光ドラム101や給紙ローラ109を回転させるモータ214を駆動する駆動回路221が搭載されている。定着ドライバ基板211には、定着ローラを回転させるモータ215を駆動する駆動回路222、冷却ファン113を駆動する駆動回路223、および、温度センサ226により定着部106の温度を検知する検知回路228を備えている。給紙ドライバ基板212には、給紙ローラ109を回転させるモータ217を駆動する駆動回路224が搭載されている。第2DC電源基板204は、負荷に電力を供給する第1電源手段の一例であり、プリンタ制御基板209、駆動回路221、222、224、モータ214、215、217に電力を供給している。
第3DC電源基板205は、第1電源手段から独立して冷却手段に電力を供給する第2電源手段の一例である。第3DC電源基板205は、駆動回路223を介して冷却ファン113に電力を供給するとともに、リーダー制御基板219の駆動回路225を介してモータ220に電力を供給してもよい。モータ220は、原稿を搬送したり、読取り光学系を移動したりするための駆動源となる。
第2DC電源基板204および第3DC電源基板205はシステム制御基板206により制御される。具体的には、システム制御基板206は、AC分配基板202に搭載されているAC入力切り換えリレー229、230を制御することで、第2DC電源基板204および第3DC電源基板205からの電力の出力のオフオンを切り換える。図3が示すように、第1DC電源基板203、第2DC電源基板204および第3DC電源基板205の状態遷移は動作モードの切り換えに連動している。通常モードは、画像形成を実行するモードであり、いずれの電源も電力供給可能(すなわちオン)となる。画像形成装置の消費電力を低減させる省電力モードでは、第1DC電源基板203のみがオンとなり、第2DC電源基板204および第3DC電源基板205はオフ(電力供給停止)となる。エンジン停止モードは、例えば、画像形成を停止することが必要なほどのエラーが発生したときに移行するモードである。エンジン停止モードでは、第1DC電源基板203および第3DC電源基板205がオンとなり、第2DC電源基板204はオフとなる。プリンタエンジンに異常が発生した場合、プリンタエンジンは使用できなくなるため、プリンタエンジン100に関わる機構駆動負荷電源系統がオフとなる。また、プリンタエンジン以外の機構駆動負荷への電力供給を維持することで、例えば、画像読取装置111の読取り機能は使用可能となる。さらに、第2DC電源基板204と第3DC電源基板205とは独立しているため、プリンタエンジン100が停止しても冷却ファン113には第3DC電源基板205から電力を供給できる。これにより、プリンタエンジン100が停止中のトナーの固化を予防できよう。リーダー停止モードは、画像読取装置111の動作を停止するモードであり、いずれの電源基板もオンとなる。これらのオン/オフは、システム制御基板206が、動作モードに応じてAC入力切り換えリレー229、230を制御することで実現されている。
図4を参照しながら、通常モードまたは他のモードからのエンジン停止モードへ移行について説明する。図4(A)はプリンタ制御基板209で実行される制御のフローチャートである。S401で、プリンタ制御基板209は画像形成のための駆動状態にあるものとする。すなわち、画像形成装置は、図3に示した通常モードに移行しているものとする。S402で、プリンタ制御基板209は、温度センサ226と検知回路228、または、他のセンサを動作させ、これらの検知結果に基づいてプリンタエンジン100にエラーが発生しているかどうかを判定する。このように、プリンタ制御基板209やセンサなどは、画像形成手段の画像形成動作に関するエラーを検知する検知手段としても機能する。エラーとは、画像形成を継続することが不可能な障害、すなわち、プリンタエンジンを停止させることが必要となる障害のことである。エラーとしては、例えば、定着部106の異常昇温、搬送経路または給紙部における紙詰まりなどである。エラーが発生していなければ、S401に戻る。一方、エラーが発生すると、S403に進む。
S403で、プリンタ制御基板209は、ヒータ227の駆動を停止すべく、AC入力切り換えリレー231にヒータ227への交流の電力の供給を停止するよう命令する。この命令信号にしたがってAC入力切り換えリレー231は、電力の供給系統を遮断する。S404で、プリンタ制御基板209は、プリンタエンジンに備えられている負荷(モータ214、215、217など)の駆動を停止するよう、対応する駆動回路に命令する。停止を意味する命令信号を受信した駆動回路221、222、224は、負荷への電力供給を停止する。このように、プリンタ制御基板209は、検知手段によりエラーが検知されると、第1電源手段から負荷への電力の供給を停止させる一方で第2電源手段から冷却手段への電力の供給を維持する電力供給制御手段としても機能する。S405で、プリンタ制御基板209は、システム制御基板206にエラーが発生したことを通知する。
図5を参照しながら、プリンタ制御基板209による各負荷への電力供給回路の一例について説明する。プリンタ制御基板209にはCPU501が搭載されている。各ドライバ基板の駆動回路221、222、224にはそれぞれCPU501によって制御される制御IC505と、制御IC505によって制御されるトランジスタ504とが搭載されている。トランジスタ504のコレクタ端子は第2DC電源基板204と接続されている。ベース端子は制御IC505と接続されている。エミッタ端子はモータ214、215、217のうち対応する1つのモータと接続されている。制御IC505は、CPU501からのオン/オフ指示に応じた切り換え信号をトランジスタ504に出力する。これにより、負荷に第2DC電源基板204からのDCの電力が供給されたり、供給が停止されたりする。なお、電源電圧によりモータの回転速度を切り換えるには、出力電圧の異なる複数のDC電源を選択的に切り換えることで、実現可能である。また、プリンタ制御基板209は、ドライバ基板への制御信号をディスエーブルとすることで論理的に駆動を停止させることも可能である。ここでは、モータ214、215、217について中心に説明したが、冷却ファン113についても図5に示した構成を採用できる。
ところで、モータ214、215、217は、回転中に回転検知信号を出力する。CPU501は、駆動回路221、222、224を介してモータ214、215、217からの回転検知信号を受信する。CPU501は、回転検知信号を受信できればモータは正常に回転していると判定し、回転検知信号を受信できなければモータに異常が発生したと判定する。なお、モータに異常が発生すると、プリンタエンジン100は正常な画像を形成できなくなる。よって、このような異常は、画像形成を停止させる必要があるエラーとなる。すなわち、CPU501は、S402のエラー検知を回転検知信号に基づいて実行してもよい。このように、CPU501は、画像形成手段の画像形成動作に関するエラーを検知する検知手段としても機能する。
図4(B)はシステム制御基板で実行される制御のフローチャートであり、S406で、システム制御基板206は、画像形成のための駆動状態にあるものとする。すなわち、画像形成装置は、図3に示した通常モードに移行しているものとする。S407で、システム制御基板206は、プリンタ制御基板209からエラー通知を受信したか否かを判定する。エラー通知を受信していなければ、S406に戻る。エラー通知を受信すると、システム制御基板206は、プリンタエンジン100が異常状態に陥り負荷の駆動を停止していると認識する。エラー通知を受信すると、S408に進む。
S408で、システム制御基板206は、第2DC電源基板204への交流の供給を停止することを意味する命令信号をAC入力切り換えリレー229に送信する。AC入力切り換えリレー229は、この命令信号にしたがって、交流電源と第2DC電源との接続系統を遮断する。これによりプリンタエンジン100が備える負荷への電力供給が停止される。S409で、システム制御基板206は、冷却ファン113と画像読取装置111への第3DC電源基板205からの電力供給を維持するように、AC入力切り換えリレー230を制御している。よって、画像読取装置111は原稿の画像の読取りを実行可能である。S410で、システム制御基板206は、ユーザーインターフェース207に画像読取装置111を使用可能であることを意味するメッセージを表示する。なお、システム制御基板206は、プリンタエンジン100についてはエラーによって使用不可能であることを意味するメッセージもユーザーインターフェース207に出力してもよい。
次に、図6を参照しながら、画像形成装置がプリントジョブを受信したときのプリンタ制御基板209の制御動作についてより詳細に説明する。なお、図6において、図4と共通する事項については同一の参照符号を付与することで、説明の簡潔化を図る。
上述したS401は、以下に説明するS601ないしS605を有している。システム制御基板206は、ホストコンピュータなどからプリントジョブを受信すると、プリントジョブの実行する準備を整えるようプリンタ制御基板209に指示する。S601で、プリンタ制御基板209は、システム制御部206からプリンタジョブを受信したことの通知を受ける。S602で、プリンタ制御基板209は、冷却ファン113の制御を開始するよう、駆動回路223に命令信号を送信する。なお、駆動回路223への電力は第3DC電源基板205より画像形成装置の起動時から既に実行されているが、冷却ファン113の駆動はプリンタ制御基板209からの指示がなければ開始されない。駆動回路223は、冷却ファン113の制御を開始すると、プリントジョブの状況(ジョブの待ち時間や検知回路228からの温度情報等)により、冷却ファン113のオフオンを切り換えたり、風量を制御したりする。例えば、検知回路228により測定された温度が閾値よりも高ければ、プリンタ制御基板209は、駆動回路223に冷却ファン113へ電力を供給するよう指示する。一方、検知回路228により測定された温度が閾値以下であれば冷却ファン113への電力の供給を停止するよう、プリンタ制御基板209は、駆動回路223に指示する。なお、冷却ファン113への電力の供給を第3DC電源基板205により制御してもよい。
S603で、プリンタ制御基板209は、ヒータ227への電力の供給を開始するようAC入力切り換えリレー231に指示する。この指示に応じて、AC入力切り換えリレー231は、交流電源からの電力供給系統をヒータ227へ接続する。S604で、プリンタ制御基板209は、印刷を開始する。その後、S402に進み、プリンタ制御基板209は、エラーを検知したか否かを判定する。エラーが検知されていなければ、S605に進む。S605で、プリンタ制御基板209は、印刷がすべて終了したか否かをプリントジョブのデータに基づいて判定する。印刷が終了していなければ、S604に戻り、印刷が継続される。一方、S402でエラーが検知されると、上述したS403に進む。すなわち、S403でヒータ227が停止し、S404で負荷が停止し、そしてS405でエラー通知が実行される。その後、S606に進む。
S606で、プリンタ制御基板209は、定着部106またはその近傍の温度に基づいて冷却ファン113を駆動回路223に制御させる。ヒータ227および各負荷は停止しているため、第2DC電源基板204からのプリンタエンジン100への電力供給は停止しても問題はない。よって、S607で、プリンタ制御基板209は、AC入力用AC入力切り換えリレー229をオフに切り換えることで、負荷への電力を遮断する。なお、第1DC電源基板203および第3DC電源基板205からの電力供給は停止されていないため、正常に冷却ファン113は動作可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、画像形成動作に関与する1つ以上の負荷に電力を供給する電源と、冷却ファン113に電力を供給する電源とを分離した。そのため、エラーによってプリンタエンジン100を停止させたとしても冷却ファン113を引き続き機能させることが可能となる。電源の分離は回路設計の工夫によって実現できるため、画像形成装置の大型化やコストの増加を抑制しやすい。さらに、エラーの発生後も冷却ファン113を引き続き機能させることで、トナーの固化を抑制することが可能となる。なお、冷却ファン113は、画像形成装置の内部を冷却する冷却手段の一例に過ぎず、熱交換器など、他の種類の冷却手段が採用されてもよい。
また、トナーの固化は画像形成装置の内部で発生する熱が原因であるが、とりわけ、ヒータ227からの熱が主要因となりやすい。よって、エラーが発生したときはヒータ227も停止させると、画像形成装置の内部の温度を低下させやすくなる。すなわち、トナーの固化を防止しやすくなる。なお、第2DC電源基板204から各負荷への電力の供給を停止する方法には、種々の方法が考えられるが、第2DC電源基板204へ入力されていた交流を遮断することが最も単純で実現しやすいであろう。
上述したように冷却ファン113と画像読取装置111との電源を第3DC電源基板205によって実現すれば、プリンタエンジン100を停止させても、画像読取装置111は使用可能となる。よって、すべての機能が停止してしまう事態を回避できよう。
ところで、冷却ファン113は、画像読取装置111と共通の第3DC電源基板205から電力を供給されているため、画像読取装置111にエラーが発生しても第3DC電源基板205をオフに切り換えることができない。但し、プリンタエンジン100が印刷を実行するときにのみAC入力切り換えリレー230をオンにすることで、省電力性能とトナーの固化の抑制性能とを維持しやすくなろう。
図7は、ファン113への電源供給の別の例を示す構成である。図7によれば、第2DC電源基板204と第3DC電源基板205との双方から冷却ファン113へ電力を供給できる構成が示されている。画像読取装置111にエラーが発生すると、システム制御基板206は、第3DC電源基板205をオフにしてしまうが、冷却ファン113には第2DC電源基板204から電力が供給される。なお、プリンタエンジン100にエラーが発生したときは、第2DC電源基板204がオフされるが、第3DC電源基板205から冷却ファン113に電力が供給される。よって、いずれかにエラーが発生したとしても、冷却ファン113を駆動することが可能となる。ところで、第3DC電源基板205から第2DC電源基板204への電流の逆流を防止するダイオード701と、第2DC電源基板204から第3DC電源基板205への電流の逆流を防止するダイオード702とが追加されてもよい。このように、ダイオード701は、第1電源手段から冷却手段へ供給すべき電流が第2電源手段に逆流することを防止するための第1逆流防止手段に相当する。また、ダイオード702は、第2電源手段から冷却手段へ供給すべき電流が第1電源手段に逆流することを防止するための第2逆流防止手段に相当する。ダイオード以外の整流素子が逆流防止手段として採用されてもよい。
本実施形態では負荷駆動用のDC電源が2個存在する場合について説明したが、3個以上のDC電源が存在する場合にも本発明を適用できる。すなわち、異常が発生しても必ず動作しているDC電源から冷却ファン113に電力を供給するようにすればよい。また、第1DC電源基板203は、システム制御基板206、プリンタ制御基板209、リーダ制御基板219といったCPU制御回路用の電源という前提で説明したが、冷却ファン113に電力を供給する電源として採用されてもよい。これは、冷却ファン113に要求される冷却性能によっては、論理回路用の電源であっても十分な電力を供給可能だからである。その結果、電源回路を少なくできる効果が期待される。また、冷却ファン113のみに電力を供給する独立した専用の電源を設けてもよい。冷却ファン113が要求する電力が小さければ、必要とされる専用電源のサイズも小さくなる。

Claims (7)

  1. 交流電源からの電力供給を受けて動作する画像形成装置であって、
    未定着のトナー画像を用紙の上に形成し、前記未定着のトナー画像を前記用紙に定着させるための負荷を備えた画像形成手段と、
    前記画像形成装置の内部を冷却する冷却手段と、
    前記交流電源からの電力を変換して前記負荷に電力を供給する第1電源手段と、
    前記交流電源からの電力を変換して前記第1電源手段とは独立して前記冷却手段に電力を供給する第2電源手段と、
    前記交流電源と前記第1電源手段との間に設けられ、前記第1電源手段への電力供給を遮断する第1の遮断手段と、
    前記交流電源と前記第2電源手段との間に設けられ、前記第2電源手段への電力供給を遮断する第2の遮断手段と、
    前記画像形成手段による画像形成動作中に画像形成を継続できなくするエラーを検知する検知手段と、
    前記検知手段によりエラーが検知されると、前記第1の遮断手段により前記第1電源手段への電力供給を遮断することで前記第1電源手段から前記負荷への電力の供給を停止させる一方で前記第2の遮断手段により前記第2電源手段への電力供給を遮断することなく前記第2電源手段から前記冷却手段への電力の供給を維持する電力供給制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置の消費電力を低減させる省電力モードでは、前記電力供給制御手段は、前記第1の遮断手段により前記第1電源手段への電力供給を遮断するとともに、前記第2の遮断手段により前記第2電源手段への電力供給を遮断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成手段は、
    前記未定着のトナー画像を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段と前記交流電源との間に設けられ、前記加熱手段への電力供給を遮断する第3の遮断手段
    をさらに備え、
    前記電力供給制御手段は、前記検知手段により前記エラーが検知されると、前記第3の遮断手段により前記交流電源から前記加熱手段への交流の供給を停止させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記像形成手段により前記用紙に転写されなかったトナーを回収する回収手段を有し、
    前記冷却手段は前記回収手段へ回収されるべきトナーを冷却することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 原稿から画像を読取る画像読取り手段をさらに備え、
    前記第2電源手段はさらに前記画像読取り手段に電力を供給することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1電源手段と前記第2電源手段との双方が前記冷却手段に電力を供給するよう接続されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1電源手段から前記冷却手段へ供給すべき電流が前記第2電源手段に逆流することを防止するための第1逆流防止手段と、
    前記第2電源手段から前記冷却手段へ供給すべき電流が前記第1電源手段に逆流することを防止するための第2逆流防止手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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