JP2010262123A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】プリント中に給電が停止されてもその後装置内の空気を流動させることができ、かつ、製造コストが低い画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、電源部600と、電源部600から電源が供給されて駆動するモータ501〜505及びファン40と、モータ501〜505の動作を制御する制御デバイス20などを有する。制御デバイス20のCPUは、電源部600の電力の供給の有無を監視する。CPUは、画像形成動作中に電源が遮断されると、モータ501〜505を回生制動させる。発生した回生電力は、ファン40に供給され、また、電源部600の第2のDC−DCコンバータ615で電圧が変換されて制御デバイス20に供給される。これにより、CPU及びファン40の動作が継続し、装置内の温度の上昇を防止することができる。電池などを用いずにファン40を駆動させることができるので、製造コストを低減することができる。
【選択図】図3

Description

この発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムに関し、特に装置内部の空気を流動させるためのファンを有する画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムに関する。
用紙に画像を形成(プリント)する画像形成装置(スキャナ機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンタとしての機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンタなど)においては、画像形成に用いられる駆動力を発生するモータが用いられている。このようなモータとしては、例えば、用紙を搬送するローラを駆動するモータや、プリントエンジン部を駆動するモータなどが挙げられる。
このような画像形成装置においては、装置内の空気を流動させるファンが設けられている。ファンは、例えば、画像形成動作などに伴って装置内の温度が上昇するのを防止するために設けられている。ファンは、例えば、装置内の空気を吸気又は排気して外気と交換し、装置を冷却する。
特許文献1には、モータ減速時に発生する回生エネルギーをコンデンサに蓄えて、蓄えられた回生エネルギーを用いて冷却ファンを駆動するX線コンピュータ断層撮影装置が開示されている。この撮影装置は、冷却ファンを駆動して回生エネルギーを消費することにより、回生抵抗において放熱させるべき回生エネルギーの量を低減させる。この撮影装置は、回生エネルギーのコンデンサへの蓄電と、回生エネルギーの冷却モータへの供給とを、スイッチで切り替える。また、回生エネルギーのうちコンデンサの蓄電量を超える部分は、回生抵抗で熱として消費する。コンデンサの蓄電を実行するか回生抵抗を経由するかは、スイッチで切り替えられる。
なお、下記特許文献2には、モータ等のアクチュエータの逆起電力や回生電力により2次電池を充電する画像形成装置が開示されている。画像形成装置は、モータ起動時などに2次電池を補助電源として動作させ、AC電源ラインへの負担を低減する。画像形成装置は、回生電力などを用いて、2次電池を効率的に充電することができる。
特開2006−289066号公報 特開2007−178639号公報
ところで、画像形成途中で画像形成装置への電源供給が遮断されると、ファンが停止する。この場合、種々の問題が生じることがある。
例えば、上述のような冷却用のファンが停止して装置内に熱が残ると、装置内の温度が高温になる。装置内が高温となると、装置内の部品の破損や故障の発生率が増加する。これに対し、装置内の温度が上昇しても破損などが発生しないように部品を選定する場合、画像形成装置の部品のコストが増大する。
また、特に帯電工程においてコロナ放電を行う電子写真方式の画像形成装置においては、帯電工程において発生するオゾンを装置から収集又は排出するためのオゾンファンが設けられている。このような画像形成装置において、画像形成途中で電源供給が遮断されると、オゾンファンが停止し、感光体の近傍でオゾンが滞留する。そうすると、オゾンにより感光体が劣化し、オゾンむらなど、画像形成不良が発生する。
上記問題に関する直接の解決策は、特許文献1及び特許文献2には開示されていない。また、上記問題に対しては、例えば、特許文献1及び特許文献2に開示されているように、コンデンサや電池を設け、そのコンデンサ等に蓄電したエネルギーを用いてファンを駆動することが考えられる。しかしながら、コンデンサや電池を設けると、画像形成装置が大型化し、また部品点数が増え、製造コストが高くなる。また、この場合、コンデンサ等に充放電する経路を切り替えるための多くのスイッチ等が必要になる。したがって、装置内部の電気回路やスイッチの制御などが複雑になり、また、画像形成装置の製造コストが高くなる。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、プリント中に給電が停止されてもその後装置内の空気を流動させることができ、かつ、製造コストが低い画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、画像形成装置は、電源から供給された電力により画像形成動作時に駆動される少なくとも1つのモータと、装置内部の空気を流動させるためのファンと、電源から供給された電力をファンに供給する電源電力供給手段と、モータが停止するまでに発生する回生電力をモータから取り出す回生手段と、回生手段によりモータから取り出された回生電力をファンに供給する回生電力供給手段と、電源電力供給手段によるファンへの電力供給及び回生電力供給手段によるファンへの電力供給のいずれかを選択する選択手段とを備える。
好ましくは選択手段は、電源電力供給手段によりファンに供給可能な電力の大きさ及び回生電力供給手段によりファンに供給可能な電力の大きさに応じて選択を行う。
好ましくは回生手段は、画像形成動作中に電源からの電力の供給が遮断されたとき、モータを減速させて回生電力を取り出し、選択手段は、電源から電力が供給されているとき、電源電力供給手段によりファンへの電力供給を行い、画像形成動作中に電源からの電力の供給が遮断されたとき、回生電力供給手段によりファンへの電力供給を行う。
好ましくは画像形成装置は、画像形成動作中に電源からの電力の供給が遮断されたとき、ファンの駆動を継続させる制御を行うファン制御手段をさらに備える。
この発明の他の局面に従うと、電源から供給された電力により画像形成動作時に駆動される少なくとも1つのモータと、装置内部の空気を流動させるためのファンと、電源から供給された電力をファンに供給する電源電力供給手段とを備える画像形成装置の制御方法は、モータが停止するまでに発生する回生電力をモータから取り出す回生ステップと、回生ステップによりモータから取り出された回生電力をファンに供給する回生電力供給ステップと、電源電力供給手段によるファンへの電力供給及び回生電力供給ステップによるファンへの電力供給のいずれかを選択する選択ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、電源から供給された電力により画像形成動作時に駆動される少なくとも1つのモータと、装置内部の空気を流動させるためのファンと、電源から供給された電力をファンに供給する電源電力供給手段とを備える画像形成装置の制御プログラムは、モータが停止するまでに発生する回生電力をモータから取り出す回生ステップと、回生ステップによりモータから取り出された回生電力をファンに供給する回生電力供給ステップと、電源電力供給手段によるファンへの電力供給及び回生電力供給ステップによるファンへの電力供給のいずれかを選択する選択ステップとをコンピュータに実行させる。
これらの発明に従うと、画像形成装置の電力供給が遮断されたときに、回生電力を用いてファンを継続して駆動させることができる。したがって、プリント中に給電が停止されてもその後装置内の空気を流動させることができ、かつ、製造コストが低い画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態の1つにおける画像形成装置のハードウェア構成を示す側面図である。 画像形成装置の構成を示すブロック図である。 電源部及び駆動部を中心にした画像形成装置の駆動系の回路構成を示すブロック図である。 モータの駆動回路を示すブロック図である。 画像形成装置の動作の流れを示すフローチャートである。 回生ブレーキモード下におけるモータの減速カーブの一例を示すグラフである。 回生ブレーキモード下におけるファンのファンモータの回転速度の変化の一例を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態の1つにおける画像形成装置について説明する。
[実施の形態]
画像形成装置は、例えばローラにより用紙を搬送しながら、その用紙に電子写真方式により印刷(プリント)を行うプリント機能を有している。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける画像形成装置1のハードウェア構成を示す側面図である。
図を参照して画像形成装置1は、給紙カセット3と、排紙トレイ5と、プリント部30と、ファン40とを備える。
給紙カセット3は、画像形成装置1の下部に、画像形成装置1の筐体に抜き差し可能に配置されている。各給紙カセット3に装てんされた用紙は、印字時に、1枚ずつ給紙カセット3から給紙され、プリント部30に送られる。なお、給紙カセット3の数は1つに限られず、それより多くてもよい。
排紙トレイ5は、画像形成装置1の筐体の上方に配置されている。排紙トレイ5には、プリント部30により画像が形成された用紙が筐体の内部から排紙される。
プリント部30は、画像形成装置1の筐体の内部に配置されている。プリント部30は、おおまかに、用紙搬送部200と、トナー像形成部300と、定着装置400と、駆動部(図2に図示)500とを有している。プリント部30は、いわゆるタンデム方式でCMYKの4色の画像を合成し、用紙にカラー画像を形成可能に構成されている。
用紙搬送部200は、給紙ローラ210、搬送ローラ220、排紙ローラ230などで構成されている。給紙ローラ210、搬送ローラ220、及び排紙ローラ230は、それぞれ、例えば対向する2つのローラで用紙を挟みながらそのローラを回転させて用紙を搬送する。給紙ローラ210は、給紙カセット3から用紙を1枚ずつ給紙する。用紙は、給紙ローラ210により画像形成装置1の筐体の内部に給紙される。搬送ローラ220は、給紙ローラ210により給紙された用紙をトナー像形成部300に搬送する。また、搬送ローラ220は、定着装置400を経由した用紙を排紙ローラ230に搬送する。排紙ローラ230は、搬送ローラ220により搬送された用紙を画像形成装置1の筐体の外部に排出する。なお、用紙搬送部200は、これら以外にも用紙を搬送するためなどに用いられるローラを有していてもよい。
トナー像形成部300は、4色のトナーボトル301Y,301M,301C,301K(以下、これらをまとめてトナーボトル301と呼ぶことがある)と、中間転写ベルト305と、転写ローラ307と、4組の現像ユニット310Y,310M,310C,310K(以下、これらをまとめて現像ユニット310と呼ぶことがある)と、レーザスキャンユニット320などで構成されている。
イエロートナーボトル301Y、マゼンタトナーボトル301M、シアントナーボトル301C、ブラックトナーボトル301Kは、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)のCMYK各色のトナーを貯蔵する。
中間転写ベルト305は、環状であり、2つのローラ(図示せず)間に架けわたされている。中間転写ベルト305は、用紙搬送部200と連動して回転する。転写ローラ307は、中間転写ベルト305のうち一方のローラに接触している部分に対向するように配置されている。転写ローラ307と中間転写ベルト305との間隔は、圧接離間機構により調整される。用紙は、中間転写ベルト305と転写ローラ307との間で挟まれながら搬送される。
現像ユニット310は、感光体ドラム311、現像装置、クリーナ、及び帯電器などを含む。ここで、感光体ドラム311は、現像ユニット310Y,310M,310C,310Kにそれぞれ対応する感光体ドラム311Y,311M,311C,311Kである。イエロー現像ユニット310Y,マゼンタ現像ユニット310M,シアン現像ユニット310C,黒現像ユニット310Kは、それぞれY、M、C、Kの画像を形成するために配置されている。現像ユニット310は、中間転写ベルト305の直下に並置されている。レーザスキャンユニット320は、各感光体ドラム311上にレーザ光を走査可能に配置されている。
トナー像形成部300において、レーザスキャンユニット320は、YMCKの各色別の画像データに基づいて、帯電器により一様に帯電した感光体ドラム311上に潜像を形成する。現像装置は、各感光体ドラム311に各色別のトナー像を形成する。各感光体ドラム311は、トナー像を中間転写ベルト305に転写し、その中間転写ベルト305上に、用紙に形成するトナー像の鏡像を形成する(1次転写)。その後、高電圧が印加された転写ローラ307により、中間転写ベルト305に形成されたトナー像が用紙に転写され、用紙上にトナー像が形成される(2次転写)。
画像形成により現像ユニット310内のトナーが少なくなると、各色のトナーボトル301内に保管されたトナーが現像ユニットに供給され、継続して画像形成を行うことが可能になる。
定着装置400は、加熱ローラ401及び加圧ローラ403を有している。定着装置400は、加熱ローラ401と加圧ローラ403とでトナー像が形成された用紙を挟みながら搬送し、その用紙に加熱及び加圧を行う。これにより、定着装置400は、用紙に付着したトナーを溶融させて用紙に定着させ、用紙に画像を形成する。定着装置400を経由した用紙は、排紙ローラ230により、画像形成装置1の筐体から排紙トレイ5に排出される。
駆動部500は、例えば、メインモータ(モータの一例)501、定着モータ(モータの一例)502、黒現像モータ(モータの一例)503、カラー現像モータ(モータの一例)504、及びカラー感光体モータ(モータの一例)505を有している(以下、これらのモータについて単にモータ501〜505などと称することがある)。駆動部500は、後述するCPU21の制御の下で駆動される。メインモータ501は、給紙工程から転写工程までの用紙搬送と、中間転写ベルト305及び黒感光体ドラム311Kの駆動とを行う。定着モータ502は、定着装置400の駆動を行う。黒現像モータ503は、黒現像ユニット310Kの駆動を行う。カラー現像モータ504は、イエロー・マゼンタ・シアンの現像ユニット310Y,310M,310Cの駆動を行う。カラー感光体モータ505は、イエロー・マゼンタ・シアンの感光体ドラム311Y,311M,311Cの駆動を行う。なお、これらのモータ501〜505のほか、例えば転写ローラ307や定着装置400における用紙を挟む圧力を変更するための圧接離間モータなどを設けてもよい。
ファン40は、画像形成装置1の冷却用のものである。ファン40は、ファンモータ(図示せず)を有している。ファン40は、CPU21の制御の下でファンモータが駆動されて回転する。ファン40は、回転することにより、外気を画像形成装置1の筐体の内部に導入し、筐体の内部の空気を流動させる。ファン40により外気が導入されることにより、例えば筐体の上部に設けられた排気口を介して、筐体の内部から空気が排気される。このようにファン40が駆動されることにより、筐体の内部の空気が入れ替わり、画像形成装置1が冷却される。なお、ファン40は、回転することにより筐体の内部の空気を外部に排出し、それにより筐体の内部の空気を流動させるように配置されていてもよい。
図2は、画像形成装置1の構成を示すブロック図である。
図を参照して、画像形成装置1は、さらに、操作部11と、制御デバイス20と、不揮発性メモリ27と、インターフェイス部29と、電源部(電源電力供給手段の一例)600とを備えている。制御デバイス20及び不揮発性メモリ27などは、制御部(図3に図示)15を構成する。
操作部11は、画像形成装置1の筐体に、ユーザにより操作可能に配置されている。操作部11には、表示パネル13が配置されている。表示パネル13は、例えば、タッチパネルを備えたLCD(Liquid Crystal Display)である。表示パネル13は、ユーザに案内画面を表示したり、操作ボタンを表示してユーザからのタッチ操作を受け付けたりする。表示パネル13は、制御デバイス20のCPU21により制御されて表示を行う。操作部11は、表示パネル13や操作ボタン(図示せず)などがユーザにより操作されると、その操作に応じた操作信号又は所定のコマンドをCPU21に送信する。すなわち、ユーザは、操作部11に操作を行うことにより、画像形成装置1に種々の動作を実行させることができる。
制御デバイス20は、CPU21と、ROM(Read Only Memory)23と、RAM(Random Access Memory)25などを有している。制御デバイス20は、操作部11、不揮発性メモリ27、インターフェイス部29、及び電源部600などと共にシステムバスに接続されている。これにより、制御デバイス20と画像形成装置1の各部とが、信号を送受可能に接続されている。
CPU21は、不揮発性メモリ27に記憶された制御プログラム27aなどを実行することにより、画像形成装置1の種々の動作を制御する。制御プログラムは、例えば、ROM23などに記憶されていてもよい。CPU21は、操作部11から操作信号が送られたり、クライアントPCなどから操作コマンドが送信されたりすると、それらに応じて所定の制御プログラム27aを実行する。これにより、ユーザによる操作部11の操作などに応じて、画像形成装置1の所定の動作が行われる。
ROM23は、例えばフラッシュROM(Flash Memory)である。ROM23には、画像形成装置1の動作を行うために用いられるデータや、画像形成装置1の機能設定データなどが記憶されている。CPU21は、所定の処理を行うことにより、ROM23からのデータの読み込みや、ROM23へのデータの書き込みを行う。なお、ROM23は、書換え不可能なものであってもよい。
RAM25は、CPU21のメインメモリである。RAM25は、後述のようにCPU21が制御プログラム27aを実行するときに必要なデータを記憶するのに用いられる。
不揮発性メモリ27は、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)やフラッシュROMである。不揮発性メモリ27には、画像形成装置1の種々の動作を行うための制御プログラム(プログラム)27aが記憶されている。不揮発性メモリ27は、例えば、インターフェイス部29を介して外部から送られたジョブ(JOB)のデータなどを記憶する。不揮発性メモリ27は、1つのクライアントPC又は複数のクライアントPCなどから送信された複数のジョブを記憶可能である。また、不揮発性メモリ27は、画像形成装置1の電源オフ後も維持しておく必要がある情報をバックアップする。不揮発性メモリ27は、通算プリント枚数や感光体ドラム311の駆動時間など、画像形成装置1の動作情報を記憶する。これらの情報は、CPU21により書き込まれ、読み出される。なお、不揮発性メモリ27は、画像形成装置1の設定情報などを記憶するように構成されていてもよい。また、不揮発性メモリ27は、例えばHDD(Hard Disk Drive)などであってもよい。
インターフェイス部29は、例えば、NIC(Network Interface Card)などのハードウェア部と、所定の通信プロトコルで通信を行うソフトウェア部とが組み合わされて構成されている。インターフェイス部29は、画像形成装置1をLANなどの外部ネットワークに接続する。これにより、画像形成装置1は、外部ネットワークに接続されているクライアントPCなどの外部装置と通信可能になる。画像形成装置1は、クライアントPCからジョブを受信可能である。また、画像形成装置1は、画像データを、クライアントPCに送信したり、メールサーバなどを介してE−mailにより送信したりすることができる。なお、インターフェイス部29は、無線通信により外部ネットワークに接続可能に構成されていてもよい。また、インターフェイス部29は、例えば、USB(Universal Serial Bus)インターフェイスであってもよい。この場合、インターフェイス部29は、通信ケーブルを介して接続された外部装置と画像形成装置1とを通信可能にする。
電源部600は、画像形成装置1の筐体の内部に設けられている。電源部600は、商用電源に接続され、商用電源を基に装置各部に電力を供給する。
ここで、本実施の形態において、現像ユニット310Y,310M,310C,310Kには、それぞれ、不揮発性メモリ319Y,319M,319C,319Kが設けられている。また、トナーボトル301Y,301M,301C,301Kには、それぞれ、不揮発性メモリ309Y,309M,309C,309Kが設けられている。不揮発性メモリ319Y〜319K,309Y〜309Kは、例えば、CSIC(Customer Specific Integrated Circuit)であり、CPU21が情報を読み書き可能である。CPU21は、それぞれの消耗品に関する寿命状態に対応する寿命情報を、これらの不揮発性メモリ319Y〜319K,309Y〜309Kに書き込む。CPU21は、寿命情報に応じて、各消耗品の寿命管理を適切に行うことができる。
図3は、電源部600及び駆動部500を中心にした画像形成装置1の駆動系の回路構成を示すブロック図である。
電源部(低圧電源部)600は、電源プラグ601を通じて商用電源が供給されて駆動される。電源部600は、主電源スイッチ603と、整流部605と、第1のDC−DCコンバータ607と、ダイオード609と、最大値選択部(選択手段の一例)611と、第2のDC−DCコンバータ615とを有している。主電源スイッチ603は、交流電源の入力の通電/遮断を切り替える。
整流部605は、商用電源から入力された交流を直流に変換する。第1のDC−DCコンバータ607は、直流の電圧を変換し、安定した低電圧の直流とする。本実施の形態では、第1のDC−DCコンバータ607は、24Vの直流電圧を出力する。第1のDC−DCコンバータ607は、直流電圧を、ダイオード609を経由して駆動部500に出力する。また、第1のDC−DCコンバータ607は、直流電圧を、最大値選択部611に出力する。なお、ダイオード609は、後述のように駆動部500で回生電力が発生したとき、その電流が第1のDC−DCコンバータ607に流れないように配置されている。これにより、第1のDC−DCコンバータ607の破損が防止される。
駆動部500では、モータ501〜505が、それぞれ、CPU21による制御指示の下で駆動される。モータ501〜505は、第1のDC−DCコンバータ607から出力された24Vの直流電圧が供給されて駆動される。
最大値選択部611は、2つのダイオード611a,611bを有している。ダイオード611aは、第1のDC−DCコンバータ607との間の接続経路に、第1のDC−DCコンバータ607側がアノードとなるように挿入されている。ダイオード611bは、ダイオード609と駆動部500との間の接続経路に、駆動部500側がアノードとなるように挿入されている。2つのダイオード611a,611bは、カソード側が接続されて並列に配置されている。
最大値選択部611は、2つのダイオード611a,611bのうち電圧が高い側の直流電圧を、第2のDC−DCコンバータ615及びファン40に出力する。これにより、第2のDC−DCコンバータ615及びファン40には、後述のように、モータ501〜505への電力供給が遮断されたときでも、比較的高い電圧がより安定して供給される。したがって、ファン40への電力供給や、第2のDC−DCコンバータ615から制御デバイス20への電力供給がより安定する。なお、ダイオード611a,611bが設けられていることにより、ダイオード611a,611bのうち電圧が高い側から低い側への電流の逆流が防止されている。最大値選択部611と第2のDC−DCコンバータ615との間には、平滑回路等を設けてもよい。
ファン40は、CPU21による制御指示の下で、最大値選択部611を経由して供給された電力により駆動される。
第2のDC−DCコンバータ615は、入力された直流の電圧を変換し、安定した低電圧の電流とする。本実施の形態では、第2のDC−DCコンバータ615は、3.3Vの直流電圧を、シグナル系の電源として、制御デバイス20に出力する。なお、第2のDC−DCコンバータ615は、例えば5Vの直流電圧を出力するように構成されていてもよい。
制御デバイス20は、第2のDC−DCコンバータ615から3.3Vの直流電圧が供給されて動作する。制御デバイス20においては、CPU21がROM23などと通信して制御プログラムの読み込みやデータの書き込みを行い、画像形成装置1の制御を行う。CPU21は、不揮発性メモリ27と通信を行う。
本実施の形態において、CPU21は、第1のDC−DCコンバータ607からの出力電圧の監視、すなわち電源供給有無の監視を行う。電源状態の監視は、例えば第1のDC−DCコンバータ607からの出力電圧を抵抗で分圧し、CPU21がその電圧を検出することなどにより行う。これにより、CPU21は、停電などにより商用電源が供給されなくなったり、又は主電源スイッチ603がオフとなり電源供給が遮断されたことを検知することができる。なお、CPU21は、他のどのような検出方法で電源状態の監視を行ってもよい。
図4は、モータ501の駆動回路を示すブロック図である。
以下、モータ501の駆動回路について、図を参照して説明する。なお、他のモータ502〜505の駆動回路の構成も、モータ501のそれと同様である。
モータ501はDCモータである。モータ501は、通電制御部511と、駆動回路部513と、巻線515とを有している。電源部600は、モータ501へ直流電圧を供給する。電源部600からの直流電圧は、通電制御部511及び駆動回路部513に印加される。制御デバイス20のCPU21は、通電制御部511に速度指令などの制御指示を出力する。モータ501内の通電制御部511は、制御指示によりモータ501の駆動が指示されると、それに応じて駆動回路部513を動作させる。駆動回路部513は、電源部600から供給された電力を巻線515に供給することにより、モータ501の動力を発生させる。通電制御部511は、モータ501の停止が指示されると、駆動回路部513から巻線515への電力の供給を停止し、モータ501を停止させる。
本実施の形態において、モータ501は、制動モード(制動方法)として、回生制動により制動可能に構成されている。回生制動は、CPU21が制動モードとして回生ブレーキモードを設定しているときに行われる。通電制御部511は、回生ブレーキモードが設定されているとき、CPU21から減速指示が行われると、駆動回路部513を動作させ、モータ501の回生制動を行う。回生制動が行われると、モータ501及びその回転に伴い動いている部材の運動エネルギーが、巻線515で電気エネルギー(回生電力)に変換される。発生した回生電力は、駆動回路部513から電源部600へ供給される。なお、電源部600とモータ501との間の駆動電力の供給と回生電力の供給とは共通の電線で行ってもよいし、それぞれ専用の電線を設けて行ってもよい。
モータ501などで発生した回生電力は、最大値選択部611に入力される。最大値選択部611に入力された回生電力は、第1のDC−DCコンバータ607から最大値選択部611に入力された電力と比較され、それより大きければ最大値選択部611から出力される。
最大値選択部から出力された回生電力は、ファン40と制御部15とに、2つのルートで供給される。第1のルートでは、回生電力は、最大値選択部611からファン40にそのまま供給される。これにより、回生電力が供給されている間は、ファン40が駆動可能になる。また、第2のルートでは、回生電力は、最大値選択部611から第2のDC−DCコンバータ615に入力される。第2のDC−DCコンバータ615では、入力された電力を用いて3.3Vの直流の回生電力を制御部15に供給する。電源遮断後のしばらくの間は、この回生電力が制御部15に供給される。これにより、所定の回生電力が制御部15に供給されている間は、回生電力により制御デバイス20や不揮発性メモリ27が駆動される。
なお、モータ501は、他の制動モードとして、いわゆるショートブレーキによる制動方法や、いわゆるフリーランによる制動方法(停止方法)を用いることができるように構成されている。これらの制動モードは、CPU21によりショートブレーキモード又はフリーランモードが設定されているときに減速指示が行われると、駆動回路部513が制御されて実行される。ここで、フリーランモードとは、単にモータ501への給電をオフにし、モータ501が自然に止まるようにすることをいう。また、ショートブレーキモードとは、モータ501のみを有する閉回路を構成してモータ501への給電をオフにし、惰性で回転するモータ501が閉回路内で逆起電力を発生することにより、それを抵抗としてモータ501を制動することをいう。CPU21は、状況に応じて制動モードを選択可能に構成されている。これにより、画像形成装置1の動作状況に応じて、モータ501などを制動することができる。
通常の画像形成動作時のモータ501の制動制御としては、フリーランでの停止制御、ショートブレーキモードでの停止制御、回生ブレーキモードでの停止制御のいずれを採用してもよい。回生ブレーキモードやショートブレーキモードにより速やかにモータを停止させたり、フリーランモードにより通常より長くモータを動作状態に保ったりすることができる。なお、モータ501は、例えば逆転方向の電流を強制的に流す逆転ブレーキモードなど、さらに他の制動方法により制動可能に構成されていてもよい。
本実施の形態において、CPU21は、画像形成動作中に画像形成装置1の給電が遮断されたとき、モータ501〜505を回生制動させ、回生させた電気エネルギーを用いてファン40を継続して動作させる。以下、この動作について説明する。
図5は、画像形成装置1の動作の流れを示すフローチャートである。
主電源スイッチ603がオンであり、商用電源から電源部600に電力が供給され、画像形成装置1に給電が行われているとき、CPU21は、以下に示すように制御を行う。
ステップS101において、CPU21は、画像形成装置1の電源供給の有無を監視する。この監視は、上述のように、第1のDC−DCコンバータ607の出力電圧を検出することにより行われる。
ステップS103において、CPU21は、画像形成装置1に電源供給があるかどうかを判断する。すなわち、CPU21は、モータ501〜505への給電が行われなくなっているかどうかを判断する。電源供給がある場合、すなわち主電源がオフでない場合には、CPU21は、ステップS101における電源供給の有無の監視を継続して行う。
ステップS103において電源供給がないことが検出された場合には、ステップS105において、CPU21は、モータ501〜505を回生制動させることを選択する。CPU21は、モータ501〜505の制動モードとして回生ブレーキモードを設定し、通電制御部511に、減速して停止するように速度指示を行う。これにより、モータ501〜505は、回生制動により、蓄積している運動エネルギーを電力に変換し、回生電力を出力する。
ステップS107において、CPU21は、モータ501〜505により発生された回生電力をファン40に供給する。すなわち、CPU21が回生制動を行った結果、第1のDC−DCコンバータ607の出力電圧よりも回生電力の電圧が高くなると、最大値選択部611により選択された回生電力が、最大値選択部611から出力される。これにより、ファン40に回生電力が供給される。また、CPU21は、継続して動作可能である。このとき、CPU21は、ファン40を駆動させる制御を、電源供給が行われているときから継続して行う。ファン40は、CPU21による制御の下、回生電力によりファンモータが駆動されて、回転する。これにより、画像形成動作中に画像形成装置1の電源供給が遮断されても、ファン40が継続して回転する。
なお、このとき、CPU21は、ファン40を電源供給が行われているときと同様に動作させてもよいし、比較的低い回転速度で動作させるなど、電源供給が行われているときとは異なる動作態様で動作させてもよい。例えば低い回転速度で動作させることにより、回生制動の強さを小さくしてモータ501〜505の速度が零になるまでの時間を長くし、ファン40を長時間駆動させることができる。
図6は、回生ブレーキモード下におけるモータ501〜505の減速カーブの一例を示すグラフである。
図を参照して、画像形成動作中には、モータ501〜505が一定の回転速度で回転している。時刻t0は、主電源スイッチ603がオフされるなどしてモータ501〜505への給電が遮断されたときである。このとき、第1のDC−DCコンバータ607が出力するモータ給電用の直流電圧が24Vから低下し始める。また、CPU21は、モータ501〜505の給電が行われなくなっていることを検出し、回転中のモータ501〜505を回生制動させる。回生制動は、CPU21の制御により、略一定の加速度でモータ501〜505の回転速度が減速されるように行われる。これにより、時刻t0に減速が開始されてから、時間の経過に略正比例してモータ501〜505の回転速度が低くなり、時刻t1にモータ501〜505が停止する。
なお、モータ501〜505の減速カーブは、上述のように回生電力を多く得られるものを用いるのが好ましいが、これに限られず、CPU21はいずれの減速カーブを用いて制動を行ってもよい。例えば、CPU21は、制動を開始してすぐの期間にはより強い制動力が働くようにして大きな回生電力を得て、時間の経過と共に、制動力が弱くなるようにしてもよい。
図7は、回生ブレーキモード下におけるファン40のファンモータの回転速度の一例を示すグラフである。
図を参照して、時刻t0及びt1は、それぞれ、図6において示した時刻に対応する。ファンモータは、例えば、CPU21により動作のオン/オフが制御され、動作時には、供給される電圧に応じた回転速度で動作する。
ファンモータは、画像形成動作中には、商用電源(駆動用電源)に由来する第1のDC−DCコンバータ607からの出力電圧が供給されることにより、略一定の回転速度で回転している。時刻t0に給電が遮断されると、ファンモータは、回生電力により動作する。このとき、回生電力が供給されて電圧が上昇し、回転速度が上昇する。これにより、ファン40の流量が一時的に増加するので、装置内にこもる熱を速やかに排出させることができる。その後、回生電力の電圧が下がるにつれ、回転速度が下降する。時刻t1にモータ501〜505が停止すると、回生電力が供給されなくなり、ファンモータの回転速度も零となる。
[実施の形態における効果]
以上のように構成された画像形成装置では、プリント中に電源が遮断されると、CPUは、モータを回生制動させ、回生された回生電力を利用してファンを回転させる。そのため、電源の遮断後においても、装置内の空気を流動させて外気と交換することができ、画像形成装置の温度の上昇を防止することができる。これにより、画像形成装置の故障を少なくすることができる。また、これにより、特別に高い耐熱性を有しない安価な部品を用いることができ、画像形成装置の製造コストを低減することができる。
また、このような画像形成装置では、電池などを設けたり、給電経路を切り替えるためのスイッチなどを設けたりすることなく、電源遮断時にファンを駆動することができる。したがって、画像形成装置を小型化することができる。また、回路構成を簡素化することができ、製造コストを低減することができる。
また、回生電力を蓄電せず、そのままファンに供給するので、ファンモータを止めることなく、継続して駆動させることができる。したがって、回生電力を供給させることによりファンを加速させ、強い風を吹き付けることができ、装置内にこもる熱を速やかに排出させることができる。
なお、CPUは、画像形成動作が開始されてまもなく電源が遮断された場合など、画像形成装置内の温度がさほど上昇していないことが明らかである場合には、例えばショートブレーキモードやフリーランモードなど、他の制動モードによるモータの制御を行うようにしてもよい。
[その他]
なお、CPUは、特定のモータでのみ回生制動を実行させ、その回生電力を特定のモータに供給するように構成されていてもよい。
また、最大値選択部に代えて、第1のDC−DCコンバータから出力された電力及び回生電力のファンなどへの給電路を切り替えるスイッチを設け、CPUがそのスイッチを切り替えて、回生電力をファンなどに供給可能にしてもよい。これにより、ファンなどへの電力供給をより細かく制御することができる。
また、ファンは、冷却用のものに限られない。例えば、画像形成装置において、発生したオゾンを収集又は排出するためのオゾンファンが設けられている場合、上述と同様に、オゾンファンを回生電力により駆動させるようにしてもよい。これにより、画像形成装置の製造コストを低減し、かつ、オゾンむらなどの画像形成不良の発生を確実に防止することができる。この場合、冷却用のファンと共にオゾンファンを回生電力で駆動するようにしてもよいし、いずれか一方のみを回生電力で駆動するようにしてもよい。
また、ファンの数は複数であってもよい。この場合、電源供給の遮断時に、すべてのファンを回生電力により駆動してもよいし、所定のファンのみを回生電力で駆動するようにしてもよい。また、回生電力により駆動するファンを、画像形成装置の状態などに応じてCPUが適宜選定し、駆動させるようにしてもよい。
また、画像形成装置は、上述のようないわゆるタンデム型のものでなく、現像器が搭載された現像ラックユニットを回転させながら現像器の数より少ない感光体を用いて画像形成を行う、いわゆる4サイクル機であってもよい。この場合、電源遮断時に、上述の実施の形態と同様にして、現像ラックユニットを駆動するラック駆動モータを含むモータについて回生制動を行うことができる。現像ラックユニットは大きく重いので、ラック駆動モータ及び現像ラックユニットは、駆動時には大きな運動エネルギーを有している。したがって、画像形成装置の電源供給の遮断時にラック駆動モータが駆動している場合には、CPUは、ラック駆動モータから多くの回生電力を得ることができる。このように、CPUは、大型で動作時の運動エネルギーが大きい部材に連動するモータで回生制動を行うようにすることにより、より大きい回生電力を長時間発生させることができるようにしてもよい。これにより、ファンをより長時間駆動させることができ、より大量の空気を送風させることができる。
また、電源遮断時に限られず、他の理由によって画像形成装置が停止状態へ移行する場合に、モータを回生制動させてファンを駆動してもよい。例えば、用紙搬送部においてジャム(JAM)が発生した場合や、定着装置で温度エラーが発生した場合などにおいて、回生制動を行ってファンを回転させることができる。これにより、エネルギーを有効に利用して消費電力を低減することができる。
また、画像形成装置としては、モノクロ/カラーの複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などいずれであってもよい。また、画像形成装置は、電子写真方式のものに限られず、例えばインクジェットプリンタなどであってもよい。また、画像形成装置は、スキャナ機能、複写機能、プリンタとしての機能、ファクシミリ機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)であってもよい。スキャナ機能では、セットされた原稿の画像を読み取ってそれをHDD等に蓄積する。複写機能では、さらにそれを用紙等に印刷(プリント)する。プリンタとしての機能では、PC等の外部端末から印刷指示を受けるとその指示に基づいて用紙に印刷を行う。ファクシミリ機能では、外部のファクシミリ装置等からファクシミリデータを受信してそれをHDD等に蓄積する。データ通信機能では、接続された外部機器との間でデータを送受信する。サーバ機能では、複数のユーザでHDD等に記憶したデータなどを共有可能にする。
また、上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアによって行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。
また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。上記のフローチャートで文章で説明された処理は、そのプログラムに従ってCPUなどにより実行される。
なお、上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
20 制御デバイス
21 CPU
27 不揮発性メモリ
30 プリント部
40 ファン
300 トナー像形成部
501 メインモータ(モータの一例)
502 定着モータ(モータの一例)
503 黒現像モータ(モータの一例)
504 カラー現像モータ(モータの一例)
505 カラー感光体モータ(モータの一例)
600 電源部(電源電力供給手段の一例)
611 最大値選択部(選択手段の一例)

Claims (6)

  1. 電源から供給された電力により画像形成動作時に駆動される少なくとも1つのモータと、
    装置内部の空気を流動させるためのファンと、
    前記電源から供給された電力を前記ファンに供給する電源電力供給手段と、
    前記モータが停止するまでに発生する回生電力を前記モータから取り出す回生手段と、
    前記回生手段により前記モータから取り出された回生電力を前記ファンに供給する回生電力供給手段と、
    前記電源電力供給手段による前記ファンへの電力供給及び前記回生電力供給手段による前記ファンへの電力供給のいずれかを選択する選択手段とを備える、画像形成装置。
  2. 前記選択手段は、前記電源電力供給手段により前記ファンに供給可能な電力の大きさ及び前記回生電力供給手段により前記ファンに供給可能な電力の大きさに応じて前記選択を行う、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記回生手段は、画像形成動作中に前記電源からの電力の供給が遮断されたとき、前記モータを減速させて回生電力を取り出し、
    前記選択手段は、前記電源から電力が供給されているとき、前記電源電力供給手段により前記ファンへの電力供給を行い、画像形成動作中に前記電源からの電力の供給が遮断されたとき、前記回生電力供給手段により前記ファンへの電力供給を行う、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 画像形成動作中に前記電源からの電力の供給が遮断されたとき、前記ファンの駆動を継続させる制御を行うファン制御手段をさらに備える、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 電源から供給された電力により画像形成動作時に駆動される少なくとも1つのモータと、
    装置内部の空気を流動させるためのファンと、
    前記電源から供給された電力を前記ファンに供給する電源電力供給手段とを備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記モータが停止するまでに発生する回生電力を前記モータから取り出す回生ステップと、
    前記回生ステップにより前記モータから取り出された回生電力を前記ファンに供給する回生電力供給ステップと、
    前記電源電力供給手段による前記ファンへの電力供給及び前記回生電力供給ステップによる前記ファンへの電力供給のいずれかを選択する選択ステップとを備える、画像形成装置の制御方法。
  6. 電源から供給された電力により画像形成動作時に駆動される少なくとも1つのモータと、
    装置内部の空気を流動させるためのファンと、
    前記電源から供給された電力を前記ファンに供給する電源電力供給手段とを備える画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記モータが停止するまでに発生する回生電力を前記モータから取り出す回生ステップと、
    前記回生ステップにより前記モータから取り出された回生電力を前記ファンに供給する回生電力供給ステップと、
    前記電源電力供給手段による前記ファンへの電力供給及び前記回生電力供給ステップによる前記ファンへの電力供給のいずれかを選択する選択ステップとをコンピュータに実行させる、画像形成装置の制御プログラム。
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