JP5297037B2 - 車両の操舵制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、左輪と右輪とを独立して操舵自在で、制駆動状態に適切な操舵制御を行う車両の操舵制御装置に関する。
近年、車両においては、様々な構造の操舵制御装置(所謂、ステアバイワイヤ機構の操舵制御装置や可変トー角機構を備えた操舵制御装置)が提案され、実用化されている。
例えば、特開2003−26030号公報には、車両が制動状態であり、且つ、左車輪と路面との間の摩擦係数と右車輪と路面との間の摩擦係数との差に対応する摩擦係数差対応値が設定値を超える時、車両に作用するヨーモーメントに相関する付加制御舵角をハンドル操舵角に加えて操舵制御するステアバイワイヤ機構の操舵制御が開示されている。
特開2003−26030号公報
ところで、上述のように摩擦係数差対応値が設定値を超えるようなスプリットμ路では、制駆動時における適切な制駆動力を左右それぞれの車輪で発生させようとすると、このような路面状況を加味して適切な操舵制御を行う必要がある。しかしながら、上述の特許文献1に開示されるステアバイワイヤ機構の操舵装置では、単にハンドル操舵角を付加制御舵角で補正して一律な左右輪の舵角制御を行うものであるため、制駆動時に適切な舵角を左右輪に設定することができず、車両安定性を十分に確保することができない虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、スプリットμ路であっても車両の安定性を保ちつつ、車両の制動時においては制動距離を短くし、また、駆動時においては加速性能を効率良く得ることができる車両の操舵制御装置を提供することを目的としている。
本発明は、左輪と右輪とを独立して操舵自在な独立操舵手段と、車輪に作用する横力を検出する横力検出手段と、車両の制駆動状態を検出する制駆動状態検出手段と、左輪のスリップ率と右輪のスリップ率の差異に基づき左輪側と右輪側の路面状態を検出する路面状態検出手段と、車両挙動に基づき目標制御量を演算する目標制御量演算手段と、上記制駆動状態検出手段で車両の制駆動状態検出されるとともに上記スリップ率差が予め設定された値を超えた際に、上記スリップ率の小さな車輪側を路面摩擦係数が高い方の車輪として上記目標制御量で操舵制御すると共に、上記スリップ率の大きな車輪側を路面摩擦係数が低い方の車輪として上記車輪に作用する横力が略ゼロになるように操舵制御する操舵制御手段とを備えたことを特徴としている。
本発明による車両の操舵制御装置によれば、スプリットμ路であっても車両の安定性を保ちつつ、車両の制動時においては制動距離を短くし、また、駆動時においては加速性能を効率良く得ることが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図9は本発明の実施の一形態を示し、図1はステアバイワイヤ方式による操舵機構を備えた車両の構成図、図2は操舵制御プログラムのフローチャート、図3は操舵角補正量演算処理ルーチンのフローチャート、図4は制動時操舵補正量演算処理ルーチンのフローチャート、図5は加速時操舵補正量演算処理ルーチンのフローチャート、図6は制動時における左側高μ路−右側低μ路の操舵制御の説明図、図7は制動時における右側高μ路−左側低μ路の操舵制御の説明図、図8は駆動時における左側高μ路−右側低μ路の操舵制御の説明図、図9は駆動時における右側高μ路−左側低μ路の操舵制御の説明図である。
図1において、符号1は車両を示し、この車両1のエンジン2による駆動力は、エンジン2後方の自動変速装置(トルクコンバータ等も含んで図示)3を介してセンタデファレンシャル装置4に伝達される。
センタデファレンシャル装置4に伝達された駆動力は、リヤドライブ軸5、プロペラシャフト6、ドライブピニオン軸部7を介して後輪終減速装置8に入力される一方、フロントドライブ軸9を介して前輪終減速装置10に入力される。
後輪終減速装置8に入力された駆動力は、後輪左ドライブ軸11rlを経て左後輪12rlに伝達される一方、後輪右ドライブ軸11rrを経て右後輪12rrに伝達される。また、前輪終減速装置10に入力された駆動力は、前輪左ドライブ軸11flを経て左前輪12flに伝達される一方、前輪右ドライブ軸11frを経て右前輪12frに伝達される。
また、符号15は独立操舵手段としての操舵装置を示し、本実施形態における操舵装置15としては、個々の車輪12fl,12fr,12rl,12rrの操舵角(車輪角)を独立して制御可能な四輪操舵機構が採用されている。この四輪操舵機構は、例えば、車輪12fl,12fr,12rl,12rrとハンドル16とが機械的に分離したステアバイワイヤ機構であり、ハンドル角と、左右前後の各車輪12fl,12fr,12rl,12rrの操舵角との関係を任意に設定することができる。
すなわち、ドライバによって回転操作されるハンドル16は、操舵入力軸17の一端に固設され、操舵入力軸17の他端は、動力伝達機構18に接続されており、この動力伝達機構18には、モータ19の出力軸が接続されている。これにより、モータ19において発生した動力は、動力伝達機構18及び操舵入力軸17を介し、操舵反力としてハンドル16に伝達される。
個々の車輪12fl,12fr,12rl,12rrには、車輪調整装置としての操舵アクチュエータ20fl,20fr,20rl,20rrが車輪単位で設けられている。
これにより、左右前輪12fl,12frの操舵角は、前輪側に設けられた一対の操舵アクチュエータ20fl,20frにより、それぞれ独立して調整される。
また、左右後輪12rl,12rrの操舵角は、後輪側に設けられた一対の操舵アクチュエータ20rl,20rrにより、それぞれ独立して調整される。
個々の操舵アクチュエータ20fl,20fr,20rl,20rrには、駆動ロッド21fl,21fr,21rl,21rrが挿通されており、それぞれの操舵アクチュエータ20fl,20fr,20rl,20rrの内部に設けられたモータのロータ(図示せず)の回転に応じて、駆動ロッド21fl,21fr,21rl,21rrが、車幅方向、すなわち、左右方向に伸縮可能となっている。
各駆動ロッド21fl,21fr,21rl,21rrの端部は、各車輪12fl,12fr,12rl,12rrと連結されたタイロッド22fl,22fr,22rl,22rrに接続されており、駆動ロッド21fl,21fr,21rl,21rrに連動してタイロッド22fl,22fr,22rl,22rrが移動することにより、車輪12fl,12fr,12rl,12rrが操舵される。
左前輪12flと右後輪12rrとは、それぞれの駆動ロッド12fl,12rrが伸張することにより、右方向に操舵され、駆動ロッド12fl,12rrが収縮することにより、左方向に操舵される。これに対して、右前輪12flと左後輪12rlとは、伸縮方向に対する操舵方向が前述の左前輪12flと右後輪12rrの場合とは逆になっている。
各操舵アクチュエータ20fl,20fr,20rl,20rrは、操舵制御装置23により制御される。操舵制御装置23には、各車輪の車輪速ωfl、ωfr、ωrl、ωrr(添字の「fl」は左前輪、「fr」は右前輪、「rl」は左後輪、「rr」は右後輪を示す)を検出する各車輪の車輪速センサ31fl、31fr、31rl、31rr、操舵入力軸17に取り付けられて、ハンドル16の中立位置からの回転角をハンドル角θHとして検出するハンドル角センサ32、各操舵アクチュエータ20fl,20fr,20rl,20rrにそれぞれ取り付けられて、それぞれのモータのロータの回転角度を検出することにより各車輪12fl,12fr,12rl,12rrの操舵角δfl、δfr、δrl、δrrを検出する操舵角センサ33fl,33fr,33rl,33rr、ヨーレートγを検出するヨーレートセンサ34、各車輪に作用する横力Fyfl、Fyfr、Fyrl、Fyrrを検出する横力検出手段としての各車輪の横力センサ35fl,35fr,35rl,35rr、ブレーキペダルのON−OFFを検出するブレーキスイッチ36、アクセルペダルのON−OFFを検出するアクセルペダルスイッチ37が接続され、これら各センサ、スイッチからの信号が入力される。
そして、操舵制御装置23は、ハンドル角θHに応じてモータ19を制御することにより、ハンドル16に与えられる操舵反力を制御する。これとともに、操舵制御装置23は、各操舵アクチュエータ20fl,20fr,20rl,20rrを制御することにより、各車輪12fl,12fr,12rl,12rrの操舵角をそれぞれ制御する。例えば、操舵制御装置23は、通常、ハンドル角θHに基づいて、左右の前輪12fl,12frの操舵角を互いに正相に設定するとともに、左右の後輪12rl,12rrの操舵角も互いに正相に設定する。尚、本実施の形態において、正相は、操舵角が進行方向を基準に対応することであり、逆相は、車輪角が進行方向を基準に逆向きに対応することであるが、車輪角の対応は厳密に一致している必要はない。また、左方向への操舵を正の値と定義する。
また、操舵制御装置23は、後述する操舵制御プログラムに従って、車両の制駆動状態を検出した際に、路面摩擦係数が高い方の車輪を、車両挙動に基づき演算した目標制御量で操舵制御すると共に、路面摩擦係数が低い方の車輪を、車輪に作用する横力が略ゼロになるように操舵制御する。すなわち、操舵制御装置23は、制駆動状態検出手段、路面状態検出手段、目標制御量演算手段、操舵制御手段としての機能を有している。
以下、本発明の実施の形態による操舵制御を、図2〜図5のフローチャートで説明する。図2は所定時間毎に実行される操舵制御プログラムのフローチャートを示し、まず、ステップ(以下、「S」と略称)101で、制御に必要なパラメータ、すなわち、各車輪の車輪速ωfl、ωfr、ωrl、ωrr、ハンドル角θH、各車輪の操舵角δfl、δfr、δrl、δrr、ヨーレートγ、各車輪に作用する横力Fyfl、Fyfr、Fyrl、Fyrr、ブレーキペダルのON−OFF信号、アクセルペダルのON−OFF信号を読み込む。
次いで、S102に進み、ハンドル角θHを基に、例えば予め設定しておいたマップ等参照して各車輪の操舵角基本値δbfl、δbfr、δbrl、δbrrを設定する。
次に、S103に進み、後述する操舵角補正量演算処理ルーチンに従って、各車輪の操舵角補正量Δδfl、Δδfr、Δδrl、Δδrrを演算する。
次いで、S104に進み、各車輪の操舵角基本値δbfl、δbfr、δbrl、δbrrに各車輪の操舵角補正量Δδfl、Δδfr、Δδrl、Δδrrを加算し(以下、(1)〜(4)式)、各車輪の目標操舵角δflt、δfrt、δrlt、δrrtを演算する。
δflt=δbfl+Δδfl …(1)
δfrt=δbfr+Δδfr …(2)
δrlt=δbrl+Δδrl …(3)
δrrt=δbrr+Δδrr …(4)
そして、S105に進み、各車輪の目標操舵角δflt、δfrt、δrlt、δrrtから各車輪の操舵角δbfl、δbfr、δbrl、δbrrを減算して各車輪の操舵制御量Δfl、Δfr、Δrl、Δrrを演算し(以下、(5)〜(8)式)、各操舵アクチュエータ20fl,20fr,20rl,20rrに出力して、プログラムを抜ける。
Δfl=δflt−δfl …(5)
Δfr=δfrt−δfr …(6)
Δrl=δrlt−δrl …(7)
Δrr=δrrt−δrr …(8)
次に、上述のS103で実行される操舵角補正量演算処理ルーチンについて、図3のフローチャートで説明する。
まず、S201で、ブレーキスイッチ36がONか否か判定し、ONの場合は制動状態と判断してS202に進み、後述する制動時操舵補正量演算処理を実行して、各車輪の操舵角補正量Δδfl、Δδfr、Δδrl、Δδrrを演算する。
また、ブレーキスイッチ36からの信号がOFFの場合は、S203に進み、アクセルペダルスイッチ37がONか否か判定し、ONの場合は加速(駆動)状態と判断してS204に進み、後述する加速時操舵補正量演算処理を実行して、各車輪の操舵角補正量Δδfl、Δδfr、Δδrl、Δδrrを演算する。
また、S203の判定の結果、アクセルペダルスイッチ37がOFFの場合(すなわち、制駆動状態ではないと判定された場合)はS205に進み、各車輪の操舵角補正量Δδfl、Δδfr、Δδrl、Δδrrを全て0に設定する。
そして、S202、S204、S205の何れかで各車輪の操舵角補正量Δδfl、Δδfr、Δδrl、Δδrrを設定した後は、S206に進み、設定した各車輪の操舵角補正量Δδfl、Δδfr、Δδrl、Δδrrを出力してルーチンを抜ける。
次に、上述のS202で実行される制動時操舵補正量演算処理ルーチンを、図4のフローチャートで説明する。
まず、S301では路面状態の判定処理が実行される。具体的には、左前輪のスリップ率λfl(=(ωfl−V)/ωfl:Vは4輪の平均車輪速)と、右前輪のスリップ率λfr(=(ωfr−V)/ωfr)との差を演算し、このスリップ率差の絶対値が、予め設定しておいた値を超える場合に、スリップ率の大きな車輪の側を低μ路側と判定する。尚、他に、車両がABS(Anti-lock Brake System)やトラクションコントロール装置を備えており、このABSやトラクションコントロール装置からの作動信号により左右それぞれの車輪の路面状態が判定できるのであれば、この信号を用いて路面状態の判定処理を行っても良い。
次いで、S302に進み、上述のS301の路面状態判定の結果、左路面の路面μの方が右路面の路面μよりも高いか否か判定される。そして、左路面の路面μの方が右路面の路面μよりも高い場合は、S303に進み、目標ヨーレートγtが、例えば、以下の(9)式により演算される。
γt=(1/(1+T・s))・Gγδf(0)・(θH/n) …(9)
ここで、Tは時定数、sはラプラス演算子、Gγδf(0)はヨーレート定常ゲイン、nはステアリングギヤ比であり、時定数T、ヨーレート定常ゲインGγδf(0)は、例えば、以下の(10)、(11)式により演算される。
T=(m・Lf・V)/(2・L・CPr) …(10)
Gγδf(0)=1/(1+A0 ・V)・V/L …(11)
ここで、mは車両質量、Lfは前軸と重心間の距離、Lはホイールベース、CPrはリア等価コーナリングパワーである。また、A0はスタビリティファクタであり、例えば、以下の(12)式により求められる。
A0 =(−m・(Lf・CPf −Lr・CPr ))
/(2・L・CPf・CPr) …(12)
ここで、CPf はフロント等価コーナリングパワー、Lrは後軸と重心間の距離である。
次いで、S304に進み、以下の(13)式によりヨーレート偏差Δγを演算する。
Δγ=γt−γ …(13)
そして、S305に進み、路面μが高いと判定された左前輪12flと左後輪12rlの操舵角補正量Δδfl、Δδrlを、以下の(14)、(15)式により設定する。
Δδfl=GBHf・Δγ …(14)
Δδrl=GBHr・Δγ …(15)
ここで、GBHf、GBHrは予め設定しておいたゲインである。
次いで、S306に進み、路面μが低いと判定された右前輪12frと右後輪12rrの操舵角補正量Δδfr、Δδrrを、以下の(16)、(17)式により設定し、ルーチンを抜ける。
Δδfr=GBLf・Fyfr …(16)
Δδrr=GBLr・Fyrr …(17)
ここで、GBLf、GBLrは予め設定しておいたゲインである。
すなわち、図6(a)に示すように、スプリットμ路において、高μ側と推定された左輪12fl、12rl側は、車両の安定性を保つべく、上述の(14)、(15)式によりヨーレート偏差Δγに基づき補正して制御する一方、低μ側と推定された右輪12fr、12rr側は、タイヤグリップが制動力に最大限活用できるように、上述の(16)、(17)式により各輪の横力Fyfr、Fyrrが略ゼロになるように(換言すれば、各輪のすべり角βfr、βrrが略ゼロになるように)補正して制御する。
尚、前輪側のみ左輪と右輪とを独立して操舵自在な操舵制御装置の場合は、図6(b)に示すように、高μ側と推定された左前輪12flのみ、車両の安定性を保つべく、上述の(14)式によりヨーレート偏差Δγに基づき補正して制御する一方、低μ側と推定された右前輪12frは、タイヤグリップが制動力に最大限活用できるように、上述の(16)式により右前輪12frの横力Fyfrが略ゼロになるように(換言すれば、右前輪12frのすべり角βfrが略ゼロになるように)補正して制御する。
また、後輪側のみ左輪と右輪とを独立して操舵自在な操舵制御装置の場合は、図6(c)に示すように、高μ側と推定された左後輪12rlのみ、車両の安定性を保つべく、上述の(15)式によりヨーレート偏差Δγに基づき補正して制御する一方、低μ側と推定された右後輪12rrは、タイヤグリップが制動力に最大限活用できるように、上述の(17)式により右後輪12rrの横力Fyrrが略ゼロになるように(換言すれば、右後輪12rrのすべり角βrrが略ゼロになるように)補正して制御する。
一方、上述のS302で、左路面の路面μの方が右路面の路面μよりも高くないと判定された場合は、S307に進み、右路面の路面μの方が左路面の路面μよりも高いか否か判定される。そして、右路面の路面μの方が左路面の路面μよりも高い場合は、S308に進み、上述の(9)式により、目標ヨーレートγtが演算される。
次いで、S309に進み、上述の(13)式によりヨーレート偏差Δγを演算し、S310に進んで、路面μが高いと判定された右前輪12frと右後輪12rrの操舵角補正量Δδfr、Δδrrを、以下の(18)、(19)式により設定する。
Δδfr=GBHf・Δγ …(18)
Δδrr=GBHr・Δγ …(19)
次いで、S311に進み、路面μが低いと判定された左前輪12flと左後輪12rlの操舵角補正量Δδfl、Δδrlを、以下の(20)、(21)式により設定し、ルーチンを抜ける。
Δδfl=GBLf・Fyfl …(20)
Δδrl=GBLr・Fyrl …(21)
すなわち、図7(a)に示すように、スプリットμ路において、高μ側と推定された右輪12fr、12rr側は、車両の安定性を保つべく、上述の(18)、(19)式によりヨーレート偏差Δγに基づき補正して制御する一方、低μ側と推定された左輪12fl、12rl側は、タイヤグリップが制動力に最大限活用できるように、上述の(20)、(21)式により各輪の横力Fyfl、Fyrlが略ゼロになるように(換言すれば、各輪のすべり角βfl、βrlが略ゼロになるように)補正して制御する。
尚、前輪側のみ左輪と右輪とを独立して操舵自在な操舵制御装置の場合は、図7(b)に示すように、高μ側と推定された右前輪12frのみ、車両の安定性を保つべく、上述の(18)式によりヨーレート偏差Δγに基づき補正して制御する一方、低μ側と推定された左前輪12flは、タイヤグリップが制動力に最大限活用できるように、上述の(20)式により左前輪12flの横力Fyflが略ゼロになるように(換言すれば、左前輪12flのすべり角βflが略ゼロになるように)補正して制御する。
また、後輪側のみ左輪と右輪とを独立して操舵自在な操舵制御装置の場合は、図7(c)に示すように、高μ側と推定された右後輪12rrのみ、車両の安定性を保つべく、上述の(19)式によりヨーレート偏差Δγに基づき補正して制御する一方、低μ側と推定された左後輪12rlは、タイヤグリップが制動力に最大限活用できるように、上述の(21)式により左後輪12rlの横力Fyrlが略ゼロになるように(換言すれば、左後輪12rlのすべり角βrlが略ゼロになるように)補正して制御する。
上述のS307で、右路面の路面μの方が左路面の路面μよりも高くないと判定された場合は、S312に進み、各車輪の操舵角補正量Δδfl、Δδfr、Δδrl、Δδrrを全て0に設定して、ルーチンを抜ける。
次に、上述のS204で実行される加速時操舵補正量演算処理ルーチンを、図5のフローチャートで説明する。
まず、S401では、前述のS301と同様に、路面状態の判定処理が実行される。
次いで、S402に進み、上述のS401の路面状態判定の結果、左路面の路面μの方が右路面の路面μよりも高いか否か判定される。そして、左路面の路面μの方が右路面の路面μよりも高い場合は、S403に進み、目標ヨーレートγtが、前述の(9)式により演算される。
次いで、S404に進み、前述の(13)式によりヨーレート偏差Δγを演算する。
そして、S405に進み、路面μが高いと判定された左前輪12flと左後輪12rlの操舵角補正量Δδfl、Δδrlを、以下の(22)、(23)式により設定する。
Δδfl=GAHf・Δγ …(22)
Δδrl=GAHr・Δγ …(23)
ここで、GAHf、GAHrは予め設定しておいたゲインである。
次いで、S406に進み、路面μが低いと判定された右前輪12frと右後輪12rrの操舵角補正量Δδfr、Δδrrを、以下の(24)、(25)式により設定し、ルーチンを抜ける。
Δδfr=GALf・Fyfr …(24)
Δδrr=GALr・Fyrr …(25)
ここで、GALf、GALrは予め設定しておいたゲインである。
すなわち、図8(a)に示すように、スプリットμ路において、高μ側と推定された左輪12fl、12rl側は、車両の安定性を保つべく、上述の(22)、(23)式によりヨーレート偏差Δγに基づき補正して制御する一方、低μ側と推定された右輪12fr、12rr側は、タイヤグリップが駆動力に最大限活用できるように、上述の(24)、(25)式により各輪の横力Fyfr、Fyrrが略ゼロになるように(換言すれば、各輪のすべり角βfr、βrrが略ゼロになるように)補正して制御する。
尚、前輪側のみ左輪と右輪とを独立して操舵自在な操舵制御装置の場合は、図8(b)に示すように、高μ側と推定された左前輪12flのみ、車両の安定性を保つべく、上述の(22)式によりヨーレート偏差Δγに基づき補正して制御する一方、低μ側と推定された右前輪12frは、タイヤグリップが駆動力に最大限活用できるように、上述の(24)式により右前輪12frの横力Fyfrが略ゼロになるように(換言すれば、右前輪12frのすべり角βfrが略ゼロになるように)補正して制御する。
また、後輪側のみ左輪と右輪とを独立して操舵自在な操舵制御装置の場合は、図8(c)に示すように、高μ側と推定された左後輪12rlのみ、車両の安定性を保つべく、上述の(23)式によりヨーレート偏差Δγに基づき補正して制御する一方、低μ側と推定された右後輪12rrは、タイヤグリップが駆動力に最大限活用できるように、上述の(25)式により右後輪12rrの横力Fyrrが略ゼロになるように(換言すれば、右後輪12rrのすべり角βrrが略ゼロになるように)補正して制御する。
一方、上述のS402で、左路面の路面μの方が右路面の路面μよりも高くないと判定された場合は、S407に進み、右路面の路面μの方が左路面の路面μよりも高いか否か判定される。そして、右路面の路面μの方が左路面の路面μよりも高い場合は、S408に進み、前述の(9)式により、目標ヨーレートγtが演算される。
次いで、S409に進み、前述の(13)式によりヨーレート偏差Δγを演算し、S410に進んで、路面μが高いと判定された右前輪12frと右後輪12rrの操舵角補正量Δδfr、Δδrrを、以下の(26)、(27)式により設定する。
Δδfr=GAHf・Δγ …(26)
Δδrr=GAHr・Δγ …(27)
次いで、S411に進み、路面μが低いと判定された左前輪12flと左後輪12rlの操舵角補正量Δδfl、Δδrlを、以下の(28)、(29)式により設定し、ルーチンを抜ける。
Δδfl=GALf・Fyfl …(28)
Δδrl=GALr・Fyrl …(29)
すなわち、図9(a)に示すように、スプリットμ路において、高μ側と推定された右輪12fr、12rr側は、車両の安定性を保つべく、上述の(26)、(27)式によりヨーレート偏差Δγに基づき補正して制御する一方、低μ側と推定された左輪12fl、12rl側は、タイヤグリップが駆動力に最大限活用できるように、上述の(28)、(29)式により各輪の横力Fyfl、Fyrlが略ゼロになるように(換言すれば、各輪のすべり角βfl、βrlが略ゼロになるように)補正して制御する。
尚、前輪側のみ左輪と右輪とを独立して操舵自在な操舵制御装置の場合は、図9(b)に示すように、高μ側と推定された右前輪12frのみ、車両の安定性を保つべく、上述の(26)式によりヨーレート偏差Δγに基づき補正して制御する一方、低μ側と推定された左前輪12flは、タイヤグリップが駆動力に最大限活用できるように、上述の(28)式により左前輪12flの横力Fyflが略ゼロになるように(換言すれば、左前輪12flのすべり角βflが略ゼロになるように)補正して制御する。
また、後輪側のみ左輪と右輪とを独立して操舵自在な操舵制御装置の場合は、図9(c)に示すように、高μ側と推定された右後輪12rrのみ、車両の安定性を保つべく、上述の(27)式によりヨーレート偏差Δγに基づき補正して制御する一方、低μ側と推定された左後輪12rlは、タイヤグリップが駆動力に最大限活用できるように、上述の(29)式により左後輪12rlの横力Fyrlが略ゼロになるように(換言すれば、左後輪12rlのすべり角βrlが略ゼロになるように)補正して制御する。
上述のS407で、右路面の路面μの方が左路面の路面μよりも高くないと判定された場合は、S412に進み、各車輪の操舵角補正量Δδfl、Δδfr、Δδrl、Δδrrを全て0に設定して、ルーチンを抜ける。
このように本発明の実施の形態によれば、車両の制駆動状態を検出した際に、路面μが高い方の車輪を、車両挙動に基づき演算した目標制御量で補正して操舵制御すると共に、路面μが低い方の車輪を、車輪に作用する横力が略ゼロになるように補正して操舵制御する。このため、スプリットμ路であっても車両の安定性を保ちつつ、車両の制動時においては制動距離を短くし、また、駆動時においては加速性能を効率良く得ることが可能となる。
尚、本実施の形態では、高μ路側の操舵角補正量をヨーレート偏差Δγに基づき演算するようになっているが、ヨーモーメントや車体すべり角に基づき演算するようにしても良い。また、低μ路側の操舵角補正量を車輪に作用する横力に基づき演算するようになっているが、車輪のすべり角に基づき演算するようにしても良い。更に、前後加速度センサもしくはサスペンションストロークセンサから低μ側の車輪のトー角変化量を推定し、低μ側の車輪転舵角のみを、車体すべり角の大きさからトー角変化量を減じた大きさだけ転舵して補正するようにして、より精度の良い制御を行うようにしても良い。また、本実施の形態では、ブレーキスイッチ36とアクセルペダルスイッチ37からのON−OFF信号に基づいて車両の制駆動状態を判断する構成を例に説明しているが、これに限らず、例えば、加速度センサを用いて車両に作用する加速度を検出し、この加速度センサからの出力に基づいて制駆動状態を判断するようにしても良い。
ステアバイワイヤ方式による操舵機構を備えた車両の構成図 操舵制御プログラムのフローチャート 操舵角補正量演算処理ルーチンのフローチャート 制動時操舵補正量演算処理ルーチンのフローチャート 加速時操舵補正量演算処理ルーチンのフローチャート 制動時における左側高μ路−右側低μ路の操舵制御の説明図 制動時における右側高μ路−左側低μ路の操舵制御の説明図 駆動時における左側高μ路−右側低μ路の操舵制御の説明図 駆動時における右側高μ路−左側低μ路の操舵制御の説明図
符号の説明
1 車両
12fl,12fr,12rl,12rr 車輪
15 操舵装置(独立操舵手段)
23 操舵制御装置(制駆動状態検出手段、路面状態検出手段、目標制御量演算手段、操舵制御手段)
31fl、31fr、31rl、31rr 車輪速センサ
32 ハンドル角センサ
33fl,33fr,33rl,33rr 操舵角センサ
34 ヨーレートセンサ
35fl,35fr,35rl,35rr 横力センサ(横力検出手段)
36 ブレーキスイッチ
37 アクセルペダルスイッチ

Claims (5)

  1. 左輪と右輪とを独立して操舵自在な独立操舵手段と、
    車輪に作用する横力を検出する横力検出手段と、
    車両の制駆動状態を検出する制駆動状態検出手段と、
    左輪のスリップ率と右輪のスリップ率の差異に基づき左輪側と右輪側の路面状態を検出する路面状態検出手段と、
    車両挙動に基づき目標制御量を演算する目標制御量演算手段と、
    上記制駆動状態検出手段で車両の制駆動状態検出されるとともに上記スリップ率差が予め設定された値を超えた際に、上記スリップ率の小さな車輪側を路面摩擦係数が高い方の車輪として上記目標制御量で操舵制御すると共に、上記スリップ率の大きな車輪側を路面摩擦係数が低い方の車輪として上記車輪に作用する横力が略ゼロになるように操舵制御する操舵制御手段と、
    を備えたことを特徴とする車両の操舵制御装置。
  2. 上記目標制御量演算手段は、ドライバ操舵に基づく目標ヨーレートと実際のヨーレートとの偏差に基づいて上記目標制御量を演算することを特徴とする請求項1記載の車両の操舵制御装置。
  3. 上記独立操舵手段は、左前輪と右前輪とを独立して操舵自在なものであって、
    上記操舵制御手段は、上記制駆動状態検出手段で車両の制駆動状態を検出した際に、路面摩擦係数が高い方の前輪を上記目標制御量で操舵制御すると共に、路面摩擦係数が低い方の前輪を上記車輪に作用する横力が略ゼロになるように操舵制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の操舵制御装置。
  4. 上記独立操舵手段は、左後輪と右後輪とを独立して操舵自在なものであって、
    上記操舵制御手段は、上記制駆動状態検出手段で車両の制駆動状態を検出した際に、路面摩擦係数が高い方の後輪を上記目標制御量で操舵制御すると共に、路面摩擦係数が低い方の後輪を上記車輪に作用する横力が略ゼロになるように操舵制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の操舵制御装置。
  5. 上記独立操舵手段は、左前輪と右前輪とを独立して操舵自在で、且つ、左後輪と右後輪とを独立して操舵自在なものであって、
    上記操舵制御手段は、上記制駆動状態検出手段で車両の制駆動状態を検出した際に、路面摩擦係数が高い方の前後輪を上記目標制御量で操舵制御すると共に、路面摩擦係数が低い方の前後輪を上記車輪に作用する横力が略ゼロになるように操舵制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の操舵制御装置。
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