JP5296364B2 - アクリル系透明粘着剤組成物 - Google Patents

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本発明は、高温多湿環境、温水浸漬環境、煮沸環境等の環境下に長時間曝されても、白化することなく透明性を維持することができるアクリル系透明粘着剤組成物、中でもアクリル系トリブロック共重合体を主成分とするアクリル系透明粘着剤組成物に関する。
アクリル系粘着剤は、ゴム系粘着剤などに比べて、高透明性、耐光性、耐熱性などの点に優れており、最近では高機能を求められる用途、例えば液晶表示装置やプラズマディスプレイ等の表示装置において透明基板と光学フィルタとを貼り合せる用途等に用いられている。
ところが、アクリル系粘着剤は、高温多湿環境、温水浸漬環境、煮沸環境等の環境下に長時間曝されると、粘着剤が白化して透明性が低下したり、接着力が低下したりするという課題を抱えていた。
このようなアクリル系粘着剤の課題を解決するための方法として、例えば特許文献1には、表面に水酸基を有する超微粒子をアクリル系透明粘着シートに添加することが提案されている(特許文献1)。しかし、水酸基を含有する超微粒子をアクリル系透明粘着シートに添加すること自体が容易でない上、添加する超微粒子の粒径や屈折率の制限が厳しいために実用的でないという問題があった。
特許文献2には、ベースポリマーとして(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主モノマーとし、これに、共重合可能なモノエチレン不飽和単量体(ヒドロキシ基含有モノマー等)を加えて紫外線照射などによって重合処理して得られる粘着剤が、60℃、90%RHでの飽和吸湿率が0.7重量%以上であるPDP用の直貼り用粘着剤として開示されている。しかし、この粘着剤は、ベースポリマーと、ヒドロキシ含有モノマー等のモノエチレン不飽和単量体とを重合反応させるものであるため、反応性の問題やベースポリマーの物性変化等を考慮すると、(メタ)アクリル酸アルキルエステル以外のベースポリマーを用いることができず、用途が制限されるという問題を抱えていた。
他方、アクリル系トリブロック共重合体を粘着剤のベースポリマーに用いることにより、接着力、凝集力、タック等の粘着特性に優れ、耐熱性、耐候性等に優れることが知られているが(特許文献3及び特許文献4参照)、このようなアクリル系トリブロック共重合体を用いた粘着剤についても、高温高湿下等に曝されると、粘着剤が白化するという問題があり、トリブロック共重合体の有する機能を低下させることなく、白化を防止する方法が望まれていた。
特開2002−348546号公報 特開2004−263084号公報 特開平11−30261号公報 特開2005−307063号公報
本発明の目的は、アクリル系トリブロック共重合体を主成分とするアクリル系透明粘着剤組成物において、高温多湿環境、温水浸漬環境、煮沸環境等の環境下に長時間曝されても、白化することがなく透明性を維持することができるアクリル系透明粘着剤組成物を提供することにある。
本発明は、ベースポリマーであるアクリル系トリブロック共重合体として、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルからなるABA型トリブロック共重合体を選択すると共に、このベースポリマーに、水酸基を有する樹脂をポリマーブレンドしてなるアクリル系透明粘着剤組成物を提案するものである。
本アクリル系透明粘着剤組成物は、アクリル系トリブロック共重合体が有する機能を十分に保持しており、ホットメルトすることによって優れた粘着剤として用いることができる。溶剤や水を含まなくても加熱溶融することによって流動性を与えて製造や塗工などすることができ、僅かな圧力を加えるだけで各種固体を瞬間的に貼り合せることができる。しかも、高温多湿環境、温水浸漬環境、煮沸環境等の環境下に長時間曝されても、白化することがなく透明性を維持することができる。
よって、本アクリル系透明粘着剤組成物を、例えば透明プラスチックフィルムにコーティングすることにより、或いは粘着フィルム状に加工することにより、車両用、建築用の窓貼りフィルムの貼り合わせや、ラベル表示におけるラベルの貼り合わせに用いたり、透明両面粘着シート状に加工して液晶パネル等のディスプレイ表示における各種パネルの貼り合わせや、ガラス等の透明板材の貼り合わせ等に用いたりするなど、様々な用途に広く用いることができる。特に白化を抑制して透明性を維持できる効果を考慮すると、プラズマディスプレイ等のディスプレイ保護フィルムや、建築用の窓貼りフィルム、ラベル表示等におけるラベル等の貼り合わせに有効に用いることができる。
発明を実施するための形態
本実施形態に係るアクリル系透明粘着剤組成物(以下「本粘着剤組成物」という)は、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルからなるアクリル系ABA型トリブロック共重合体をベースポリマーとし、これに水酸基を有する樹脂を加えてポリマーブレンドしてなるアクリル系透明粘着剤組成物であり、ホットメルト型のアクリル系透明粘着剤組成物として提供することができる。なお、本粘着剤組成物は、アクリル系ABA型トリブロック共重合体及び水酸基を有する樹脂以外の成分を含んでいてもよい。
(アクリル系ABA型トリブロック共重合体)
本粘着剤組成物の主成分をなすアクリル系ABA型トリブロック共重合体は、ABA型のAブロック成分又はBブロック成分がメタクリル酸エステルであり、Bブロック成分又はAブロック成分がアクリル酸エステルであるABA型トリブロック共重合体であり、好ましくはAブロック成分がメタクリル酸エステルであり、Bブロック成分がアクリル酸エステルであるABA型トリブロック共重合体である。
上記のメタクリル酸エステルとしては、例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸−n−プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸−tert−ブチル、メタクリル酸−n−ペンチル、メタクリル酸−n−ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸−n−ヘプチル、メタクリル酸−n−オクチル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸ノニル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸トルイル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸イソボルニル、メタクリル酸−2−メトキシエチル、メタクリル酸−3−メトキシブチル、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸2−アミノエチル、γ−(メタクリロイルオキシプロピル)トリメトキシシラン、γ−(メタクリロイルオキシプロピル)ジメトキシメチルシラン、メタクリル酸のエチレンオキサイド付加物、メタクリル酸トリフルオロメチルメチル、メタクリル酸2−トリフルオロメチルエチル、メタクリル酸2−パーフルオロエチルエチル、メタクリル酸2−パーフルオロエチル−2−パーフルオロブチルエチル、メタクリル酸2−パーフルオロエチル、メタクリル酸パーフルオロメチル、メタクリル酸ジパーフルオロメチルメチル、メタクリル酸2−パーフルオロメチル−2−パーフルオロエチルメチル、メタクリル酸2−パーフルオロヘキシルエチル、メタクリル酸2−パーフルオロデシルエチル、メタクリル酸2−パーフルオロヘキサデシルエチル等の1種又は2種以上の組合せを挙げることができ、中でも、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ドデシルが好ましい。
上記のアクリル酸エステルとしては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸−n−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸−n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸−tert−ブチル、アクリル酸−n−ペンチル、アクリル酸−n−ヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸−n−ヘプチル、アクリル酸−n−オクチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デシル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸フェニル、アクリル酸トルイル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸イソボルニル、アクリル酸−2−メトキシエチル、アクリル酸−3−メトキシブチル、アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸2−アミノエチル、γ−(アクリロイルオキシプロピル)トリメトキシシラン、γ−(アクリロイルオキシプロピル)ジメトキシメチルシラン、アクリル酸のエチレンオキサイド付加物、アクリル酸トリフルオロメチルメチル、アクリル酸2−トリフルオロメチルエチル、アクリル酸2−パーフルオロエチルエチル、アクリル酸2−パーフルオロエチル−2−パーフルオロブチルエチル、アクリル酸2−パーフルオロエチル、アクリル酸パーフルオロメチル、アクリル酸ジパーフルオロメチルメチル、アクリル酸2−パーフルオロメチル−2−パーフルオロエチルメチル、アクリル酸2−パーフルオロヘキシルエチル、アクリル酸2−パーフルオロデシルエチル、アクリル酸2−パーフルオロヘキサデシルエチル等の1種又は2種以上の組合せを挙げることができ、中でも、アクリル酸メチル、アクリル酸−n−ブチルが好ましい。
上記の中でも、ポリメタクリル酸メチルとポリアクリル酸nブチルとからなる組合せのABA型トリブロック共重合体が好ましく、その中でも、ガラス転移温度(Tg)が100〜120℃のポリメタクリル酸メチルと、ガラス転移温度(Tg)が−40〜−50℃のポリアクリル酸nブチルとからなる組合せのABA型トリブロック共重合体が好ましい。
アクリル系ABA型トリブロック共重合体の重量平均分子量(Mw)、10,000〜1,000,000、特に30,000〜500,000、中でも特に50,000〜150,000であるのが好ましい。
また、アクリル系ABA型トリブロック共重合体は、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が1.0〜1.8であるのが好ましく、特に1.1〜1.5であるのが好ましい。このようなアクリル系ABA型トリブロック共重合体として、クラレ社製LAポリマー♯2140を挙げることができる。
このようなアクリル系ABA型トリブロック共重合体は、例えば単量体モノマーをリビングラジカル重合することにより得ることができる。
(水酸基を有する樹脂)
水酸基を有する樹脂は、その水酸基価が10〜200mgKOH/gであるのが好ましく、特に10〜150mgKOH/g、中でも特に20〜150mgKOH/gであるのが好ましい。
水酸基を有する樹脂としては、特に限定するものではないが、アクリル系樹脂やロジン樹脂などを挙げることができる。
アクリル系樹脂としては、例えば、ポリアクリル酸及びその共重合体、ポリアクリル酸エステル及びその共重合体、ポリメタクリル酸エステル及びその共重合体、ポリメタクリル酸エステル及びその共重合体、ウレタン−アクリル酸共重合体(またはウレタン変性アクリル樹脂)、スチレン−アクリル酸共重合体等、さらにこれらの樹脂を他のアルキド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等によって変性させた樹脂等を挙げることができる。
水酸基を有する樹脂の分子量(Mw)は、200〜30,000が好ましく、特に300〜20,000が好ましく、中でも300〜15,000がさらに好ましい。
水酸基を有する樹脂のガラス転移温度(℃/DSC)は、−100〜150が好ましく、特に−80〜120が好ましく、中でも−60〜100がさらに好ましい。
このような水酸基を有する樹脂として、ノンスチレン型アクリル樹脂である東亜合成社製ARUFON UH−2000シリーズを挙げることができる。
水酸基を有する樹脂は、上記のアクリル系ABA型トリブロック共重合体100質量部に対して10〜100質量部、特に20〜80質量部、中でも特に20〜60質量部配合するのが好ましい。
(他の添加剤)
上記成分のほか、必要に応じて、近赤外線吸収特性を有する顔料や染料などの色素、粘着付与剤、酸化防止剤、老化防止剤、吸湿剤などの各種の添加剤を適宜配合することも可能である。
(粘着シートの製造方法)
本粘着剤組成物は、例えば、アクリル系ABA型トリブロック共重合体に水酸基を含有するアクリル樹脂を加熱溶融するなどして混合することで得ることができる。そして、このようにして得た本粘着剤組成物は、例えば離型シートの片面に塗布した後、離型シートを重ねて2枚の離型シートで挟み込み、ホットメルト成形して粘着シートとして提供することができる。
本粘着剤組成物の水酸基価は1〜100mgKOH/g、特に3〜70mgKOH/g、中でも特に5〜50mgKOH/gとなるように調製するのが好ましい。
(粘着シートの厚み)
粘着シートの厚みは、用途及び品質管理上許容される異物の大きさに応じて変えることが出来るが、例えば50μm〜5mm、より好ましくは100μm〜2mm、さらに好ましくは200μm〜1mmの厚みとするのがよい。
(語句の説明など)
一般的に「シート」とは、JISにおける定義上、薄く、その厚さが長さと幅のわりには小さく平らな製品をいい、一般的に「フィルム」とは、長さ及び幅に比べて厚さが極めて小さく、最大厚さが任意に限定されている薄い平らな製品で、通常、ロールの形で供給されるものをいう(日本工業規格JISK6900)。しかし、シートとフィルムの境界は定かでなく、本発明において文言上両者を区別する必要がないので、本発明においては、「フィルム」と称する場合でも「シート」を含むものとし、「シート」と称する場合でも「フィルム」を含むものとする。
また、本発明において「主成分」と表現した場合には、特に記載しない限り、当該主成分の機能を妨げない範囲で他の成分を含有することを許容する意を包含するものである。特に当該主成分の含有割合を特定するものではないが、その成分(2成分以上が主成分である場合には、これらの合計量)が組成物中で50質量%以上、特に70質量%以上、中でも90質量%以上(100%含む)を占めるのが一般的である。
また、本明細書において、「X〜Y」(X,Yは任意の数字)と記載した場合、特にことわらない限り「X以上Y以下」の意と共に、「好ましくはXより大きい」或いは「好ましくはYより小さい」の意も包含するものである。
次に、実施例を挙げてより具体的に本発明を説明するが、本発明の範囲が下記実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
アクリル系トリブロック重合体(クラレ社製LAポリマー♯2140、Mw=80,000、Mw/Mn=1.1〜1.3)100質量部に対して、水酸基含有添加剤として水酸基含有アクリル樹脂(東亜合成ARUFON UH−2000)20質量部を150℃に加熱溶融させて混合して粘着剤組成物を調製した。この粘着剤組成物を、厚さ100μmの離型PETシートの片面に塗布した後、前記同様の離型PETシートを重ねて2枚の離型PETシートで挟み込み、150℃に加熱して250μm厚のシート状にホットメルト成形して粘着シートを作製した。
水酸基含有添加剤並びに得られた粘着シートの水酸基価を表1に示す。
(実施例2〜4)
水酸基含有添加剤の種類を表1のように変更した以外は、実施例1と同様に粘着シートを作製した。
水酸基含有添加剤並びに得られた粘着シートの水酸基価を表1に示す。
なお、実施例4で用いた水酸基含有添加剤は、荒川化学(株)製の水酸基含有ロジン樹脂であるパインクリスタルKE−359である。
(比較例1)
アクリル系トリブロック重合体(クラレ社製LAポリマー♯2140)を、厚さ100μmの離型PETシートの片面に塗布した後、前記同様の離型PETシートを重ねて2枚の離型PETシートで挟み込み、150℃に加熱して250μm厚のシート状にホットメルト成形して粘着シートを作製した。
(比較例2)
アクリル系トリブロック重合体(クラレ社製LAポリマー♯2140)100質量部に対して、アクリル系ジブロック重合体(クラレ社製LAポリマー♯11140)100質量部を150℃に加熱溶融して混合した。この混合樹脂を、厚さ100μmの離型PETシートの片面に塗布した後、前記同様の離型PETシートを重ねて2枚の離型PETシートで挟み込み、150℃に加熱して250μm厚のシート状にホットメルト成形して粘着シートを作製した。
<耐湿熱性試験>
実施例及び比較例で得られた粘着シートを、100μm厚のPETシートとフロートガラス(厚さ3mm)との間に挟んでサンプル片を作製した。
サンプル片を、60℃×90%RH環境下に3日間静置し、その後の透明度合いを観察し、以下の基準で評価した。
○:目視で変化のない(透明)もの
△:目視でやや白濁したもの
×:目視で白濁したもの
Figure 0005296364
実施例1〜4のいずれも実用に耐え得るだけの白化抑制効果は得られたが、添加する水酸基含有アクリル樹脂の水酸基価がより大きく、得られた粘着シートの水酸基価がより大きいものほど、白化抑制効果が優れていることが分った。
これより、添加する水酸基含有アクリル樹脂の水酸基価は10〜200mgKOH/gであるのが好ましく、中でも10〜150mgKOH/gであるのが好ましく、その中でも20〜150mgKOH/gであるのが特に好ましいことが分った。
また、粘着シートの水酸基価は1〜100mgKOH/gであるのが好ましく、中でも3〜70mgKOH/gであるのが好ましく、その中でも5〜50mgKOH/gであるのが特に好ましいことが分った。

Claims (6)

  1. アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルからなるABA型トリブロック共重合体と、水酸基を有する樹脂とをポリマーブレンドしてなる構成を備えたアクリル系透明粘着剤組成物であって、
    水酸基を有する樹脂は、水酸基価が20〜200mgKOH/g、重量平均分子量(Mw)が200〜30,000である、水酸基含有アクリル系樹脂又は水酸基含有ロジン樹脂であることを特徴とするアクリル系透明粘着剤組成物。
  2. 水酸基を有する樹脂は、水酸基価が20〜120mgKOH/g、重量平均分子量(Mw)が2,500〜14000であり、ガラス転移温度(℃/DSC)−55℃〜60℃であることを特徴とする、請求項1記載のアクリル系透明粘着剤組成物。
  3. ABA型トリブロック共重合体は、ポリメタクリル酸メチルとポリアクリル酸nブチルとからなるABA型トリブロック共重合体であることを特徴とする請求項1又は2記載のアクリル系透明粘着剤組成物。
  4. ABA型トリブロック共重合体は、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が1.0〜1.8であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアクリル系透明粘着剤組成物。
  5. アクリル系透明粘着剤組成物の水酸基価が1〜100mgKOH/gであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のアクリル系透明粘着剤組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載されたアクリル系透明粘着剤組成物を離型シートの間に挟んでホットメルト成形してなる粘着シート。
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