JP5293942B2 - 文書処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、文書処理装置に関する。
近年、OA化の進展に伴い事業系の紙ごみが急増しており、その処理が問題となっている。その中でも機密情報が記載された書類は、その情報の漏洩を防ぐために、シュレッダーで細帯状に裁断した後、焼却したり処理業者に引き取ってもらう等して処理を行うのが普通であった。
ところで今日、地球環境の保護の目的で、古紙をリサイクルしようという動きが活発になってきている。しかし、シュレッダーを使用する従来の紙の処理方法では、紙の繊維が細かく分断されるので、リサイクルしようとしても良質なパルプ原料が得られないという問題がある。
特開平5−337453号公報
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、書類に記載された機密情報をできるだけ漏洩させることなく、紙を良質のパルプ原料としてリサイクル可能とする文書処理装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための手段として、第1の発明の文書処理装置は、情報が記載された枚葉紙を搬送するものであって、駆動回転される駆動ローラと、前記枚葉紙を前記駆動ローラとの間に挟みつつ前記駆動ローラの回転に従動して回転される複数の従動ローラとを備え、前記複数の従動ローラのうち前記枚葉紙の搬送方向において最も下流側にある従動ローラが前記枚葉紙の搬送方向に対して交差する方向において前記駆動ローラと離間した位置に配されている糊塗り用ローラとされた搬送装置と、前記糊塗り用ローラの表面に糊剤を供給する糊剤供給部材と、前記糊塗り用ローラにより糊塗りされた前記枚葉紙を先に搬送された他の枚葉紙に積層する積層装置と、を備えるものである。
このような構成の文書処理装置によれば、複数の枚葉紙が互いに接着されて分離困難な積層状態とされることにより、個々の枚葉紙に記載された機密情報が隠蔽される。また、処理後の枚葉紙を良質な再生紙の原料としてリサイクルに供することができる。さらに、糊塗り用ローラが、枚葉紙の搬送方向と交差方向において搬送ローラから離間した位置に配されているから、糊剤が付着した糊塗り用ローラが搬送ローラに接触することがない。これにより、搬送ローラが糊剤によって汚れることを回避し、メンテナンスの負担を軽減することができる。
第2の発明は、第1の発明の文書処理装置において、前記駆動ローラおよび前記糊塗り用ローラは、それぞれ複数が前記枚葉紙の搬送方向に対して交差する方向に互い違いに配されたものである。このような構成によれば、駆動ローラと糊塗り用ローラの位置がずれていることにより生じる枚葉紙に波打ちやしわを最小限とし、糊付け不良を回避することができる。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明の文書処理装置において、前記積層装置が、前記搬送装置から搬送される前記枚葉紙の搬送経路下流側に位置して通気孔を備える保持板部と、前記保持板部の上方に配される給排気装置と、前記通気孔の少なくとも一部を開放するように配されて前記保持板部の下面に接しつつ走行する送りベルトと、前記保持板部、前記給排気装置、および前記送りベルトを上下動可能に支持する保持装置フレームと、を備えた保持装置と、前記保持部材の下方に配されてその上面に前記枚葉紙を載置可能なテーブル部と、前記テーブル部を、前記保持部材を前記搬送装置から搬送された前記枚葉紙を受ける給送位置よりも上方へ押し上げる積層位置と、前記保持装置よりも下方へ離間した待機位置との間で昇降可能な昇降装置と、を備えるものである。
このような構成によれば、糊塗り後、接着前の枚葉紙に付着した糊剤が搬送中に装置内の他の場所を汚染することがない。これにより、メンテナンスの負担を軽減することができる。また、接着時にテーブル部が保持部材を押し上げることで、この保持部材に保持された糊塗り後の枚葉紙とテーブル部に載置されている処理済の枚葉紙とを保持装置の自重によりプレスすることができる。これにより、情報の漏洩の防止を確実に行うことができる。
本発明によれば、情報の漏洩を防止しつつ、紙を良質のパルプ原料としてリサイクル可能とする文書処理装置を提供できる。
以下、本発明の文書処理装置を具体化した実施形態について、図1〜図12を参照しつつ詳細に説明する。
1.装置の構成
図1には、本発明を具体化した文書処理装置1の縦断面図を示す。この文書処理装置1は、情報が記載された複数枚の枚葉紙Pを、記載されている情報を視認不能なように互いに接着処理するためのものである。この文書処理装置1には、ほぼ直方体形状の装置筐体10が備えられ、その内部には、糊塗り用ローラ部24Aを備えた搬送装置20と、糊塗り用ローラ部24Aに糊剤31を供給する糊カセット容器30と、糊付け後の枚葉紙Pを積層する積層装置40とが設けられている。
装置筐体10における上壁の一部には、供給テーブル11が設けられている。この供給テーブル11は、片側に傾斜しており、コピー用紙等の定型(例えばA4)の枚葉紙Pからなる書類をその上面に載置可能となっている。この供給テーブル11の傾斜下端部よりやや上側位置には、上方からスリット壁12が供給テーブル11の上面からわずかに上方に離間した位置まで下垂されており、スリット壁12の下端と供給テーブル11との隙間は、枚葉紙Pが供給テーブル11上を滑り降りつつ通過可能なスリット13とされている。供給テーブル上11に載置された枚葉紙Pは、このスリット13を通過して装置筐体10内に1枚ずつ給送される。
また、供給テーブル11においてこのスリット13の近傍には窓部(図示せず)が開口されており、この窓部からは紙検出センサ14、および送り出しローラ15が臨んでいる。紙検出センサ14は反射型光電センサであって、供給テーブル11上に置かれた枚葉紙Pを検出するためのものである。また、送り出しローラ15は、供給テーブル11上に置かれた枚葉紙Pのうち最下層のものを他の枚葉紙Pから分離して装置筐体10内に給送する周知の構成のものである。なお、装置筐体10の上面において供給テーブル11の側方位置には、図示しない操作パネルが設けられている。
供給テーブル11における傾斜下端部の斜め下方には、装置筐体10内に給送された枚葉紙Pを受けて搬送する搬送装置20が設けられている。この搬送装置20は、駆動ローラ部21と複数の従動ローラ部24とが組み合わされたものである。
駆動ローラ部21は、その長さ方向が供給テーブル11から供給されてくる枚葉紙Pの進行方向と直交方向となるようにして装置筐体10に回転可能に取り付けられた駆動軸22を備え、この駆動軸22には、複数の駆動ローラ23が駆動軸22の長さ方向に間隔を空けつつ並列して取り付けられている。また、従動ローラ部24は、その長さ方向が駆動ローラ部21の軸方向に沿うようにして装置筐体10に回転可能に取り付けられた軸部25を備え、この軸部25には、複数の従動ローラ26が軸部25の長さ方向に間隔を空けつつ並列して取り付けられている。駆動ローラ部21の駆動軸22は図示しないモータに接続されており、モータが駆動軸22を回転駆動することによって駆動ローラ23が回転駆動される。一方、各従動ローラ26のうち後述する糊塗り用ローラ26A以外のローラは駆動ローラ23に接しており、駆動ローラ23の回転に従動して回転する。
複数の従動ローラ部24のうち枚葉紙Pの搬送方向のもっとも下流側にあるものは、枚葉紙Pの表面に糊塗りを行うための糊塗り用ローラ部24Aとされており、この糊塗り用ローラ部24Aは、液状の糊剤31を貯留した糊カセット容器30(本発明の糊剤供給部材に該当する)の内部に配されている。糊カセット容器30は上蓋付きの角型容器状をなし、駆動ローラ23からやや下方に離れた位置に配されている。この糊カセット容器30は装置筐体10に対して着脱可能に取り付けられており、内部に貯留されている糊剤31が少なくなった場合は、装置筐体10から糊カセット容器30を取り外して糊剤31を補給することができる。
糊カセット容器30の上蓋には、各糊塗り用ローラ26Aに対応する位置に窓部Wが設けられている。そして、糊塗り用ローラ部24Aは、長さ方向が駆動軸22の軸方向に沿うようにして糊カセット容器30の内部に回転可能に取り付けられた軸部25Aと、この軸部25Aに対してその長さ方向に間隔を空けつつ並列して取り付けられた糊塗り用ローラ26Aとで構成されている。糊塗り用ローラ部24Aは駆動ローラ部21のほぼ真下に位置しており、窓部Wから糊塗り用ローラ26Aの一部を僅かに上方に突出させた状態で、糊塗り用ローラ26Aの上端が駆動ローラ23の下端とほぼ同じ高さとなるように配されている。このように、糊カセット容器30に窓部Wを設けてそこから糊塗り用ローラ26Aを外部に臨ませる構成とすることで、開口をできるだけ小さくして糊剤31の蒸散を防いでいる。
駆動ローラ部21における駆動軸22の端部付近には平歯車からなる駆動ギヤG1が取り付けられており、一方、糊塗り用ローラ部24Aの軸部25Aにおいて駆動ローラ部21の駆動ギヤG1と対応する位置には、この駆動ギヤG1と係合する従動ギヤG2が取り付けられている。駆動ローラ部21の駆動軸22が回転駆動されると、駆動ギヤG1が回転され、この駆動ギヤG1と係合している従動ギヤG2およびこの従動ギヤG2が取り付けられている糊塗り用ローラ部24Aの軸部25Aが回転される。これにより、駆動ローラ23と糊塗り用ローラ25Aとが同期して回転されるようになっている。
なお、他の従動ローラ26が駆動ローラ23に接しているのに対し、糊塗り用ローラ26Aはその並列方向(駆動軸22および軸部25Aの長さ方向に沿う方向)において駆動ローラ23と位置をずらして配されており、駆動ローラ23に接触しないようにされている(図2参照)。
枚葉紙Pの搬送方向において搬送装置20の下流側には、糊塗り後の枚葉紙Pを先に搬送された枚葉紙Pに積層する積層装置40が設けられている。この積層装置40は、搬送装置20から送り出された枚葉紙Pを受け取り、保持する保持装置ユニット41(本発明の保持装置に該当する)と、処理済みの枚葉紙Pを載置するストックテーブル50(本発明のテーブル部に該当する)と、ストックテーブル50を昇降させる昇降装置51とを備えている。
保持装置ユニット41は、枚葉紙Pの搬送方向において駆動ローラ部21の下流側、すなわち駆動ローラ23に対してその軸方向と直交方向の側方であって供給テーブル11の下方に位置している。この保持装置ユニット41には、保持装置フレームFに、保持板42(本発明の保持板部に該当する)、給排気装置44、および搬送ベルト部45が一体的に支持されたものである。
保持板42は、枚葉紙Pよりも一回り大きな板状をなすもので、そのほぼ全面にわたってパンチングが施され、このパンチング孔43が本発明の通気孔に該当する(図3参照)。この保持板42は、下面が駆動ローラ23の下端とほぼ同一高さとなるように配置されている。
この保持板42の上面には、吸気ファンおよび排気ファンを備えた給排気装置44が下向きに設置されている。
これらの保持板42および給排気装置44の周囲には、搬送ベルト部45が配されている。この搬送ベルト部45は、保持装置フレームFに回転可能に取り付けられた一対のベルト支持ローラ46、46と、これらのベルト支持ローラ46、46間に巻き掛けられた無端ベルト47(本発明の送りベルトに該当する)とで構成されている。
ベルト支持ローラ46、46は、駆動用ローラとテンションローラ(べルト緊張用のテンションが加えられた従動用ローラ)とからなり、一方が保持板42に対して枚葉紙Pの搬送方向上流側(保持板42と駆動ローラ23との中間位置)に、他方が下流側に、それぞれその軸方向が搬送装置20における駆動ローラ23の軸方向に沿う向きで取り付けられている。一方、無端ベルト47は、ゴムにより帯状に形成されたもので、複数がベルト支持ローラ46の軸方向に沿って間隔を空けて並列されている。一対のベルト支持ローラ46、46のうち駆動用ローラは、図示しないモータに接続されており、モータの回転駆動によって無端ベルト47が循環走行される。このとき、各無端ベルト47は、その下側部分が保持板42の下面に接しており、この下側部分が駆動ローラ部21から排出されてきた枚葉紙Pの搬送方向に沿って移動した後、その上方を通って戻るように走行される。なお、細い帯状の無端ベルト47の複数が間隔を空けて配されることで、保持板42のパンチング孔43のすべてを無端ベルト47により塞ぐことがないようにされており、隣り合う無端ベルト47の間の空間においてはパンチング孔43を空気が通過することが許容されている。
保持装置フレームFは、詳細には図示しないが、装置筐体10に対して上下動可能に取り付けられており、文書処理装置1が未作動の状態では、搬送装置20から搬送されてきた枚葉紙Pを保持板42の下面に沿わせて搬送することが可能な位置、言い換えれば、保持板42の下面の高さが駆動ローラ23の下端の高さに揃う位置(以下、「給送位置」という)で待機している。
装置筐体10の内部において、給送位置にある保持装置ユニット41の上方には、フレーム上限リミットスイッチ48が設けられている。このフレーム上限リミットスイッチ48は、透過型光電センサを備え、保持装置ユニット41が所定の位置まで上昇したことを検出してその上昇を停止させるためのものである。したがって、フレーム上限リミットスイッチ48の配置高さは、保持装置ユニット41の上方に存在する供給テーブル11や送り出しローラ15等の諸設備の下端からやや下がった位置であればよい。
この保持装置ユニット41の下方には、ストックテーブル50と、このストックテーブルを昇降させる昇降装置51が設けられている。ストックテーブル50は、供給される枚葉紙Pとほぼ同じサイズの板状部材からなっており、その上面に枚葉紙Pを載置可能とされている。
昇降装置51は、ストックテーブル50における向かい合う一対の側辺を昇降可能に支持する一対の支柱52、52を備え、これら支柱52、52には、それぞれ上下一対のスプロケット53、53とこれらのスプロケット53、53間に架け渡されたチェーン54が設けられている。一対のチェーン54、54のうち一方は駆動チェーン54Aとされており、この駆動チェーン54Aが架け渡されるスプロケット53Aにはモータ55が接続されている。そして、駆動チェーン54Aにモータ55の駆動が伝達されることにより、ストックテーブル50が昇降される。ストックテーブル50は、文書処理装置1が未作動の状態では、給送位置にある保持装置ユニット41における保持板42の下面よりも下方へ離間した待機位置で待機している。
装置筐体10の内部において、待機位置にあるストックテーブル50の上面よりもやや上方の位置には、側面センサ56が設けられている。この側面センサ56は、反射型光電センサであって、互いに接着されてストックテーブル50上にストックされてゆく枚葉紙Pの束(枚葉紙群P’)の側面からの反射光を検知することによって、枚葉紙群P’が一定の量となったことを知るためのものである。したがって、側面センサ56の配置高さは、ストックテーブル50の上面から、枚葉紙群P’が予定の量に達したときの高さ分だけ高い位置とされていればよい。
なお、搬送装置20や昇降装置51のモータ等の駆動系、紙検出センサ14、フレーム上限リミットスイッチ48、側面センサ56、および給排気装置44は、装置筐体10の内部に設けられた図示しないコントローラに接続され、このコントローラによって制御されている。
2.上記装置による枚葉紙の処理
次に、上述した文書処理装置1を使用して枚葉紙Pを処理する手順について、フローチャート(図3、図4)および図5〜図12を参照しつつ説明する。
1)1枚給紙動作
文書処理装置1を作動させる前に、ストックテーブル50上に、処理される枚葉紙Pと同サイズの保護紙を1枚載置しておく。そして、供給テーブル11上に処理すべき枚葉紙Pの束を載置し、操作パネルのスタートスイッチを押す。
スタートスイッチがオンされると、コントローラからの指示によって、送り出しローラ15、搬送装置20の駆動ローラ23、搬送ベルト部45、および給排気装置44が作動され、1枚給紙動作が行われる(ステップS2)。
まず、供給テーブル11に載置された枚葉紙Pの束から最下層のものが送り出しローラ15によって他の枚葉紙Pから分離され、スリット13を通って装置筐体10内の駆動ローラ部21に給送される。給送された枚葉紙Pは、駆動ローラ23と従動ローラ26との間に挟み込まれ、駆動ローラ23の回転駆動に従って、駆動ローラ23の表面の円弧に沿って進行方向をU字状に反転させつつ送られる(図6参照)。また、糊塗り用ローラ26Aは上述したように駆動ローラ23の回転と同期して回転しており、枚葉紙Pが糊塗り用ローラ26Aに達すると、枚葉紙Pの下側面に糊剤31が塗布されていく(図7参照)。
塗布後の枚葉紙Pは搬送装置20から排出され、保持装置ユニット41に送られる(図8参照)。保持装置ユニット41においては、搬送ベルト部45が作動して無端ベルト47が循環走行するとともに、給排気装置44の吸気ファンが作動し、保持装置ユニット41の外側から内側(すなわち、保持板42の下側から上側)へと空気が吸引される。これにより、枚葉紙Pは糊剤31が塗布された面を下側に向けて保持板42の下面に吸着されつつ、無端ベルト47によって搬送される。
枚葉紙Pが待機位置にあるストックテーブル50のほぼ真上位置まで搬送されたことが検知されると、コントローラからの指示により、無端ベルト47の循環走行が停止される(図9、図10参照)。
2)積層処理
枚葉紙Pがストックテーブル50の待機位置のほぼ真上まで進むと、積層処理(ステップS3)が行われる。まず、コントローラからの指示により昇降装置51が作動され、ストックテーブル50が上昇する(ステップS31)。ストックテーブル50は保持板42に達すると、さらに保持板42を押し上げつつ上昇を続け、この保持板42が固定されている保持装置ユニット41全体を給送位置よりも上方位置(積層位置)へ押し上げる(図11参照)。これにより、保持板42に吸着されている枚葉紙Pが、ストックテーブル50上に載置されていた保護紙に重なり、糊剤31を介して接着される。このとき、保持装置ユニット41の自重により、ストックテーブル50上の枚葉紙Pと保護紙とがプレス接着される。
保持装置ユニット41が所定の位置まで上昇したことがフレーム上限リミットスイッチ48によって検知されると、その情報がコントローラに送られる(ステップS32)。より具体的には、保持装置ユニット41がある位置まで押し上げられると、保持装置フレームFに設けられた遮光板(図示せず)がフレーム上限リミットスイッチ48に備えられた透過型光電センサの光軸内に進入して光を遮ることで、保持装置ユニット41が所定の位置に達したことが検出される。すると、コントローラからの指示により給排気装置44の吸気ファンが停止され、排気ファンが作動される(ステップS33)。これとともに、昇降装置51におけるチェーン54の駆動方向が反転される。これにより、ストックテーブル50が下降し、枚葉紙Pが保持板42への吸着を解除されてストックテーブル50とともに下降する(ステップS34、図12参照)。
ストックテーブル50上に載置された枚葉紙Pと保護紙との積層体は、ストックテーブル50の下降によって側面センサ56から投光された光の光軸上にいったん進入し、さらにストックテーブル50が下降することによって再びこの光軸上から外れる。これにより、ストックテーブル50が待機位置まで下降したことが側面センサ56によって検知される。この情報がコントローラに送られると、コントローラからの指示により、昇降装置51および給排気装置44の作動が停止される。
3)2枚目以降の枚葉紙の処理、および処理済みの枚葉紙群P’の排紙
以上のように、最初の枚葉紙Pの処理が終了すると、紙検出センサ14によって、次に処理すべき枚葉紙Pが供給テーブル11上に存在しているか否かが検知される(ステップS4)。供給テーブル11上の枚葉紙Pの存在が検知されると、その情報は紙検出センサ14からコントローラに送られ、コントローラの指示によって、上記した1枚給紙動作および積層処理が繰り返される。なお、積層処理において、2枚目以降の枚葉紙Pの処理の際には、ストックテーブル50上に、先に接着処理された枚葉紙Pの束である枚葉紙群P’が載置されていることとなり、新たに供給される枚葉紙Pがこの枚葉紙群P’に積層される。このような動作を繰り返すことで、複数の枚葉紙Pが順次接着されて、互いに分離不能に積層されていく。
さて、処理済みの枚葉紙群P’がある量に達すると、ストックテーブル50が最も下の待機位置まで下降しても、その上にある枚葉紙群P’の高さが側面センサ56の設置位置を下回らず、側面センサ56によって枚葉紙群P’の存在が検知されることとなる(ステップS35)。このような状態となったときには、その情報がコントローラに送られて、コントローラからの指示により操作パネルに枚葉紙群P’の排出を促する表示がなされる。装置筐体10の側面には取り出し用の扉が設けられており、作業者はこの扉を開けて、ストックテーブル50上から枚葉紙群P’を取り出すことができる。
4)まとめ
以上のように、本実施形態の文書処理装置1によれば、複数枚の枚葉紙Pが互いに接着されて分離困難な状態とされることにより、個々の枚葉紙Pに記載された機密情報は隠蔽される。これにより、情報の漏洩を防止することができる。また、シュレッダーを使用した場合のように紙を細かく裁断することがないので、枚葉紙Pを良質な再生紙の原料としてリサイクルに供することができる。
さらに、本実施形態によれば、糊塗り用ローラ26Aは、その並列方向(駆動軸22および軸部25Aと交差方向)、すなわち枚葉紙Pの搬送方向と交差方向において駆動ローラ23から離間した位置に配されている。このような構成によれば、糊剤31が付着した糊塗り用ローラ26Aが駆動ローラ23に接触しないから、駆動ローラ23が糊剤31によって汚れることがない。これにより、メンテナンスの負担を軽減することができる。
ここで、駆動ローラ23と糊塗り用ローラ26Aの位置がずれていると、両ローラ23、26Aに挟まれる枚葉紙Pに波打ちやしわが生じる。本実施形態の文書処理装置1で処理される枚葉紙Pはリサイクルに供されるものであるから、多少の波打ちやしわは許容されるが、波打ちやしわが大きくなり過ぎると糊塗り用ローラ26Aと枚葉紙Pの接触面積が少なくなって糊付け不良から接着不良が引き起こされ、情報の漏洩防止が阻害されるおそれがある。また、糊塗り用ローラ26Aの配置位置が偏っていると、枚葉紙Pへの糊付け領域が偏ってしまい、同じく接着不良から情報の漏洩防止が阻害されるおそれがある。そこで、駆動ローラ23と糊塗り用ローラ26Aの複数が互い違いに配される構造とすることにより、波打ちを最小限に抑えるとともに、糊塗り用ローラ26Aの配置の偏りをなくすこととした。これにより、枚葉紙Pの接着を確実に行い、確実に情報の漏洩を防止することができる。
また、本実施形態の文書処理装置1では、糊塗り後、搬送装置20から枚葉紙Pを受け取って保持する保持装置ユニット41が設けられ、この保持装置ユニット41には、パンチング処理された保持板42と、この保持板42の下面に接しつつ循環駆動される無端ベルト47とが設けられている。そして、無端ベルト47は、細い帯状のもの複数が間隔を空けて配されることで、隣り合う無端ベルト47の間では、保持板42のパンチング孔43が開放されているようにしている。さらに、保持板42の上部には、給排気装置44が設けられている。このような構成によれば、糊塗り後の枚葉紙Pは、給排気装置44の吸気動作により保持板42に吸着保持されつつ、無端ベルト47によって所定位置まで搬送される。このような構成によれば、糊塗り後、接着前の枚葉紙Pに付着した糊剤31が搬送中に装置筐体10内の他の場所を汚染することがない。これにより、メンテナンスの負担を軽減することができる。
また、保持板42の下方にはストックテーブル50が配され、このストックテーブル50は昇降装置51によって積層位置と待機位置との間で昇降されるようになっている。このような構成によれば、枚葉紙Pの接着の際には、昇降装置51の作動により、ストックテーブル50が保持板42を押し上げるようにして上昇する。このとき、この保持板42とともに保持装置フレームFに保持されている保持装置ユニット41全体が押し上げられ、その自重によって、保持板42に保持されている枚葉紙Pが、ストックテーブル50上に載置されている保護紙、あるいは処理済の枚葉紙群P’に対してプレス接着される。これにより、枚葉紙P同士の接着を良好に行い、情報の漏洩防止を確実に行うことができる。
本発明の技術的範囲は、上記した実施形態によって限定されるものではなく、例えば、次に記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
1)上記実施形態では、昇降装置51としてチェーン式のものを用いたが、昇降装置の構成は上記実施形態の限りではなく、例えばボールネジ機構を用いたものであってもよい。
2)上記実施形態では、無端ベルト47として帯状のものの複数を間隔を空けて配するようにしたが、送りベルトは例えばメッシュベルトにより構成されていてもよい。
3)上記実施形態では、糊塗り用ローラ26Aとして、特に表面に加工等のない滑らかなものを用いたが、糊塗り用ローラの構成は上記実施形態の限りではなく、例えばその表面に周方向に延びる突条(もしくは溝)を形成したものを使用してもよい。このような構成の糊塗り用ローラを使用した場合には、糊剤が枚葉紙Pにすじ状に塗布されることとなり、糊剤の使用量を削減することができる。また、枚葉紙Pの表面に過剰に付着した糊剤によって装置筐体内の他の場所が汚染されたり、送り不良が生じたりすることが回避される。
本実施形態の文書処理装置の縦断面図 駆動ローラおよび糊塗り用ローラを側方から見た図 搬送ベルト部を下方から見た図 文書処理装置による枚葉紙の処理手順を示すフローチャート1 文書処理装置による枚葉紙の処理手順を示すフローチャート2 枚葉紙が搬送装置によって搬送される様子を示す部分縦断面図 枚葉紙に糊塗りが行われる様子を示す部分縦断面図 糊塗り後の枚葉紙が保持装置に送られる様子を示す部分縦断面図 糊塗り後の枚葉紙が保持装置に保持される様子を示す部分縦断面図 図9の円R内の拡大図 ストックテーブルが上昇して枚葉紙が接着処理される様子を示す部分縦断面図 ストックテーブルが下降する様子を示す部分縦断面図
符号の説明
1…文書処理装置
20…搬送装置
23…駆動ローラ
26…従動ローラ
26A…糊塗り用ローラ
31…糊カセット容器(糊剤供給部材)
40…積層装置
41…保持装置ユニット(保持装置)
42…保持板(保持板部)
44…給排気装置
47…無端ベルト(送りベルト)
50…ストックテーブル(テーブル部)
51…昇降装置
F…保持装置フレーム
P…枚葉紙

Claims (3)

  1. 情報が記載された枚葉紙を搬送するものであって、駆動回転される駆動ローラと、前記枚葉紙を前記駆動ローラとの間に挟みつつ前記駆動ローラの回転に従動して回転される複数の従動ローラとを備え、前記複数の従動ローラのうち前記枚葉紙の搬送方向において最も下流側にある従動ローラが前記枚葉紙の搬送方向に対して交差する方向において前記駆動ローラと離間した位置に配されている糊塗り用ローラとされた搬送装置と、
    前記糊塗り用ローラの表面に糊剤を供給する糊剤供給部材と、
    前記糊塗り用ローラにより糊塗りされた前記枚葉紙を先に搬送された他の枚葉紙に積層する積層装置と、を備える文書処理装置。
  2. 前記駆動ローラおよび前記糊塗り用ローラは、それぞれ複数が前記枚葉紙の搬送方向と交差方向に互い違いに配されたものである、請求項1に記載の文書処理装置。
  3. 前記積層装置が、
    前記搬送装置から搬送される前記枚葉紙の搬送経路下流側に位置して通気孔を備える保持板部と、前記保持板部の上方に配される給排気装置と、前記通気孔の少なくとも一部を開放するように配されて前記保持板部の下面に接しつつ走行する送りベルトと、前記保持板部、前記給排気装置、および前記送りベルトを上下動可能に支持する保持装置フレームと、を備えた保持装置と、
    前記保持部材の下方に配されてその上面に前記枚葉紙を載置可能なテーブル部と、
    前記テーブル部を、前記保持部材を前記搬送装置から搬送された前記枚葉紙を受ける給送位置よりも上方へ押し上げる積層位置と、前記保持装置よりも下方へ離間した待機位置との間で昇降可能な昇降装置と、を備えるものである、請求項1または請求項2に記載の文書処理装置。
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