JP5292216B2 - 感活性光線性又は感放射線性組成物及び該組成物を用いたパターン形成方法 - Google Patents
感活性光線性又は感放射線性組成物及び該組成物を用いたパターン形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5292216B2 JP5292216B2 JP2009180207A JP2009180207A JP5292216B2 JP 5292216 B2 JP5292216 B2 JP 5292216B2 JP 2009180207 A JP2009180207 A JP 2009180207A JP 2009180207 A JP2009180207 A JP 2009180207A JP 5292216 B2 JP5292216 B2 JP 5292216B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- compound
- sensitive
- radiation
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Materials For Photolithography (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Description
更に、リソグラフィーによる微細加工は、半導体デバイスの製造プロセスのみならず、ナノインプリント用モールドの作成、ハードディスクなどの高密度情報記録媒体の製造などにもその適用範囲を広げつつある。
一方で、ポリマー主鎖又は側鎖に、光酸発生剤の機能を有する樹脂の使用が検討されている(例えば特許文献3〜6及び非特許文献1)。
しかしながら、従来の技術では、電子線、X線又はEUV光リソグラフィーにおいて、感度、解像性、パターン形状、ラインエッジラフネス、耐ドライエッチング性を同時に十分に満足できないのが現状である。
〔1〕
一分子中に、活性光線又は放射線の照射により分解して酸を生成する基(Z)、酸の作用により分解してアルカリ現像液への溶解性を促進させる酸分解性基(Q)及びアルカリ現像液への溶解性を促進する溶解補助基(S)をそれぞれ一以上有し、分子量が500〜5000である低分子化合物であって、一分子中の(Z)、(Q)、(S)それぞれの官能基数をz、q、sとしたとき、q/z≧2かつs/z≧2である化合物(I)と、溶剤とを含有することを特徴とする感活性光線性又は感放射線性組成物であって、前記基(Z)が活性光線又は放射線の照射により化合物(I)の分子内に酸アニオンを生じ、前記化合物(I)が鎖状ポリマーではないことを特徴とする感活性光線性又は感放射線性組成物。
ただし、前記化合物(I)が下記一般式(II)で表される基を有する場合を除く。
式(II)中、Q 1 及びQ 2 は、互いに独立に、フッ素原子又は炭素数1〜6のペルフルオロアルキル基を表す。
Uは、炭素数1〜20の二価の炭化水素基を表す。
A + は、有機対イオンを表す。
〔2〕
前記化合物(I)が、下記一般式(I−1)又は(I−2)で表される化合物であることを特徴とする〔1〕に記載の感活性光線性又は感放射線性組成物。
式(I−1)中、A 1 は(a+b+m)価の有機基、Y 1 、Y 2 、Y 3 はそれぞれ独立に単結合又は2価の連結基、Zは下記一般式(Z11)又は(Z12)で表される基、Qは酸の作用により分解してアルカリ現像液への溶解性を促進させる酸分解性基、Sはアルカリ現像液への溶解性を促進する溶解補助基、mは1〜3の整数、a及びbはそれぞれ独立に2〜10の整数を表す。式(I−2)中、A 2 は(m+n)価の有機基、Y 1 、Y 2 、Y 3 、Z、Q、S及びmは 式(I−1)で述べたものと同義、Xiは(ai+bi+1)価の有機基、nは1〜10の整数、ai、biはそれぞれ独立に、同時に0であることはない0〜5の整数を表す。一般式(I−1)及び(I−2)において、各括弧内の基が複数存在するときは、複数の括弧内の基は同じでも異なっていてもよい。
R 201 、R 202 及びR 203 は、各々独立に、有機基を表す。
また、R 201 〜R 203 のうち2つが結合して環構造を形成してもよく、環内に酸素原子、硫黄原子、エステル結合、アミド結合、カルボニル基を含んでいてもよい。
R 204 〜R 205 は、各々独立に、アリール基、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。
G − は、活性光線又は放射線の照射により分解して発生する酸アニオンを表す。
〔3〕
前記化合物(I)が、少なくとも一つの芳香環を有することを特徴とする〔1〕又は〔2〕に記載の感活性光線性又は感放射線性組成物。
〔4〕
前記化合物(I)として、前記一般式(I−1)においてA 1 、Y 1 、Y 2 及びY 3 の少なくとも一つ、又は前記一般式(I−2)においてA 2 、Xi、Y 1 、Y 2 及びY 3 の少なくとも一つが、芳香環を含む基である化合物を含有することを特徴とする、〔3〕に記載の感活性光線性又は感放射線性組成物。
〔5〕
芳香環がベンゼン環であることを特徴とする〔3〕又は〔4〕に記載の感活性光線性又は感放射線性組成物。
〔6〕
一分子中に、少なくとも一つ以上の芳香環、活性光線又は放射線の照射により分解して酸を生成する基(Z)、酸の作用により分解してアルカリ現像液への溶解性を促進させる酸分解性基(Q)及びアルカリ現像液への溶解性を促進する溶解補助基(S)をそれぞれ一以上有し、分子量が500〜5000である低分子化合物であって、一分子中の(Z)、(Q)、(S)それぞれの官能基数をz、q、sとしたとき、q/z≧2かつs/z≧2である化合物(I)と、溶剤とを含有することを特徴とする感活性光線性又は感放射線性組成物であって、前記芳香環が二つ以上の環からなる縮合環であることを特徴とする感活性光線性又は感放射線性組成物。
〔7〕
前記縮合環がナフタレン環であることを特徴とする〔6〕に記載の感活性光線性又は感放射線性組成物。
〔8〕
更に、塩基性化合物を含有することを特徴とする〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の感活性光線性又は感放射線性組成物。
〔9〕
〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物を用いて形成されたレジスト膜。
〔10〕
〔9〕に記載のレジスト膜を露光、現像する工程を有することを特徴とするパターン形成方法。
〔11〕
露光光源として、電子線、X線又はEUV光を用いることを特徴とする〔10〕に記載のパターン形成方法。
本発明は、上記〔1〕〜〔11〕に記載の発明であるが、以下、他の事項も含めて記載している。
式(I−1)中、A1は(a+b+m)価の有機基、Y1、Y2、Y3はそれぞれ独立に単結合又は2価の連結基、Zは活性光線又は放射線の照射により分解して酸を生成する基、Qは酸の作用により分解してアルカリ現像液への溶解性を促進させる酸分解性基、Sはアルカリ現像液への溶解性を促進する溶解補助基、mは1〜3の整数、a及びbはそれぞれ独立に2〜10の整数を表す。式(I−2)中、A2は(m+n)価の有機基、Y1、Y2、Y3、Z、Q、S及びmは 式(I−1)で述べたものと同義、Xiは(ai+bi+1)価の有機基、nは1〜10の整数、ai、biはそれぞれ独立に、同時に0であることはない0〜5の整数を表す。一般式(I−1)及び(I−2)において、各括弧内の基が複数存在するときは、複数の括弧内の基は同じでも異なっていてもよい。
<4> 前記化合物(I)として、前記一般式(I−1)においてA1、Y1、Y2及びY3の少なくとも一つ、又は前記一般式(I−2)においてA2、Xi、Y1、Y2及びY3の少なくとも一つが、芳香環を含む基である化合物を含有することを特徴とする、上記<3>に記載の感活性光線性又は感放射線性組成物。
<6> 芳香環が二つ以上の環からなる縮合環であることを特徴とする上記<3>又は<4>に記載の感活性光線性又は感放射線性組成物。
<8> 更に、塩基性化合物を含有することを特徴とする上記<1>〜<7>のいずれかに記載の感活性光線性又は感放射線性組成物。
<10> 露光光源として、電子線、X線又はEUV光を用いることを特徴とする上記<9>に記載のパターン形成方法。
なお、本明細書に於ける基(原子団)の表記に於いて、置換及び無置換を記していない表記は、置換基を有さないものと共に置換基を有するものをも包含するものである。例えば、「アルキル基」とは、置換基を有さないアルキル基(無置換アルキル基)のみならず、置換基を有するアルキル基(置換アルキル基)をも包含するものである。
また、本明細書中における「露光」とは、特に断らない限り、水銀灯、エキシマレーザーに代表され遠紫外線、X線、EUV光などによる露光のみならず、電子線、イオンビーム等の粒子線による描画も露光に含める。
本発明の感活性光線性又は感放射線性低分子化合物含有組成物の一実施態様は、一分子中に、活性光線又は放射線の照射により分解して酸を生成する基(Z)、酸の作用により分解してアルカリ現像液への溶解性を促進させる酸分解性基(Q)及びアルカリ現像液への溶解性を促進する溶解補助基(S)をそれぞれ一以上有し、分子量が500〜5000である低分子化合物であって、一分子中の(Z)、(Q)、(S)それぞれの官能基数をz、q、sとしたとき、q/z≧2かつs/z≧2である化合物(I)と、溶剤とを含有するものである。以下、その詳細について説明する。
本発明の感活性光線性又は感放射線性組成物に含有される低分子化合物(I)は、一分子中に、活性光線又は放射線の照射により分解して酸を生成する基(Z)、酸の作用により分解してアルカリ現像液への溶解性を促進させる酸分解性基(Q)及びアルカリ現像液への溶解性を促進する溶解補助基(S)をそれぞれ一以上有し、分子量が500〜5000である低分子化合物であって、一分子中の(Z)、(Q)、(S)それぞれの官能基数をz、q、sとしたとき、q/z≧2かつs/z≧2を満たすものである。
q/zは、感度の点で、好ましくは2以上20以下の整数であり、より好ましくは3から10の整数であり、特に好ましくは3〜6である。
s/zは、解像度の点で、好ましくは2以上20以下の整数であり、より好ましくは3から10の整数であり、特に好ましくは3〜6である。
q/zが2〜6の整数であり、かつs/zが2〜6の整数であることが好ましい。
低分子化合物(I)は、芳香環を含むことが好ましい。芳香環としてはベンゼン環のような単環性のものであってもよいし、ナフタレン環やアントラセン環のような二つ以上の環からなる縮合環であってもよい。また、これらの環は、ピリジン環、キノリン環、フェノチアジン環、フェノキサジン環、5,10−ジヒドロフェナジン環等のようにヘテロ原子を含んでいてもよい。芳香環としては好ましくは、ベンゼン環又はナフタレン環である。
A1で表される有機基は、炭素数1〜200の有機基であり、好ましくは5価以上30価以下、より好ましくは、6価以上20価以下の多核ベンゼン誘導体又はカリックスアレーン誘導体である。以下にA1で表される有機基の好ましい例を示す。A1で表される有機基の下記具体例において、一般式(I−1)におけるY1、Y2又はY3に結合する結合手を、*の任意箇所に有する。
以下にA2で表される有機基の好ましい例を示す。A2で表される有機基の下記具体例において、一般式(I−2)におけるY1又はXiに結合する結合手を、*の任意箇所に有する。
以下に、Xiで表される有機基の好ましい例を示す。Xiで表される有機基の下記具体例において、一般式(I−2)におけるA2、Y2又はY3に結合する結合手を、*の任意箇所に有する。
1−、*−Y12−C(=O) −Y11−、*−Y12−SO2 −Y11−、*−C(=O)−Y12−Y11−、*−SO2 −Y12−Y11−、*−Y12−C(=O)−Y12’−Y11−及びこれらを任意に組み合わせたものである。(但し、*は、Y1の場合、A1又はA2と結合するサイトを表し、Y3の場合、A1又はXiと結合するサイトを表す。Y11は炭素数1〜20の置換又は無置換のアルキレン基、炭素数3〜20の置換又は無置換のシクロアルキレン基、炭素数6〜20の置換又は無置換のアリーレン基、又は炭素数7〜20の置換又は無置換のアラルキレン基を表し、Y12及びY12’はそれぞれ独立に酸素原子、硫黄原子又はN(Ry)を表し、Ryは炭素数1〜20の置換又は無置換のアルキル基、炭素数3〜20の置換又は無置換のシクロアルキル基、炭素数6〜20の置換又は無置換のアリール基又は炭素数7〜20の置換又は無置換のアラルキル基を表す。
上記各基が有していてもよい置換基としては、例えば、ニトロ基、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子)、アミノ基、シアノ基、水酸基、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜15)、シクロアルキル基(好ましくは炭素数3〜15)、アリール基(好ましくは炭素数6〜15)、アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数2〜15)、アシル基(好ましくは炭素数2〜15)アシルアミノ基(好ましくは炭素数2〜15)、カルバモイル基(好ましくは炭素数1〜15)、スルホニルアミノ基(好ましくは炭素数2〜15)、スルファモイル基(好ましくは炭素数1〜15)等を挙げることができる。各基が有するアリール基及び環構造については、置換基として更にアルキル基(好ましくは炭素数1〜15)を挙げることができる。
Zは、活性光線又は放射線の照射により分解して酸アニオンを生じる構造部位を表し、具体的には光カチオン重合の光開始剤、光ラジカル重合の光開始剤、色素類の光消色剤、光変色剤、あるいはマイクロレジスト等に使用されている公知の光により酸アニオンを発生する化合物が有する構造部位が挙げられる。
活性光線又は放射線の照射により分解して生じる酸アニオンは、分解により、化合物(I)の基(Q)及び(S)を有する母核側に生じてもよいし、該母核から脱離する側に生じてもよい。なお、酸アニオンが脱離する側に生じるときは、母核側にはカチオンが生じる。
活性光線又は放射線の照射により酸アニオンを発生する構造部位としては、例えば、ジアゾニウム塩、アンモニウム塩、ホスホニウム塩、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、セ
レノニウム塩、アルソニウム塩等のオニウム構造部位を挙げることができる。
R201、R202及びR203は、各々独立に、有機基を表す。
R201、R202及びR203としての有機基の炭素数は、一般的に1〜30、好ましくは1〜20である。
また、R201〜R203のうち2つが結合して環構造を形成してもよく、環内に酸素原子、硫黄原子、エステル結合、アミド結合、カルボニル基を含んでいてもよい。R201〜R203の内の2つが結合して形成する基としては、アルキレン基(例えば、ブチレン基、ペンチレン基)を挙げることができる。
G−は、活性光線又は放射線の照射により分解して発生する酸アニオンを示し、非求核性アニオンが好ましい。非求核性アニオンとしては、例えば、スルホン酸アニオン、カルボン酸アニオン、スルホニルイミドアニオン、ビス(アルキルスルホニル)イミドアニオン、トリス(アルキルスルホニル)メチルアニオン等を挙げることができる。
非求核性アニオンとは、求核反応を起こす能力が著しく低いアニオンであり、分子内求核反応による経時分解を抑制することができるアニオンである。これにより化合物(I)の経時安定性が向上し、組成物の経時安定性も向上する。
R201、R202及びR203のうち、少なくとも1つがアリール基であることが好ましく、三つ全てがアリール基であることがより好ましい。アリール基としては、フェニル基、ナフチル基などの他に、インドール残基、ピロール残基などのヘテロアリール基も可能である。これらアリール基は更に置換基を有していてもよい。その置換基としては、ニトロ基、フッ素原子などのハロゲン原子、カルボキシル基、水酸基、アミノ基、シアノ基、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜15)、シクロアルキル基(好ましくは炭素数3〜15)、アリール基(好ましくは炭素数6〜14)、アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数2〜7)、アシル基(好ましくは炭素数2〜12)、アルコキシカルボニルオキシ基(好ましくは炭素数2〜7)等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
R204〜R205のアリール基、アルキル基、シクロアルキル基は、置換基を有していてもよい。この置換基としても、前述の化合物(Z11)におけるR201〜R203のアリール基、アルキル基、シクロアルキル基が有していてもよいものが挙げられる。
M.TUNOOKA etal,Polymer Preprints Japan,35(8)、G.Berner etal,J.Rad.Curing,13(4)、W.J.Mijs etal,Coating Technol.,55(697),45(1983),Akzo、H.Adachietal,Polymer Preprints,Japan,37(3)、欧州特許第0199,672号、同84515号、同199,672号、同044,115号、同0101,122号、米国特許第618,564号、同4,371,605号、同4,431,774号、特開昭64−18143号、特開平2−245756号、特願平3−140109号等に記載のイミノスルフォネ−ト等に代表される光分解してスルホン酸を発生する化合物、特開昭61−166544号等に記載のジスルホン化合物、V.N.R.Pillai,Synthesis,(1),1(1980)、A.Abad etal,Tetrahedron Lett.,(47)4555(1971)、D.H.R.Barton etal,J.Chem.Soc.,(C),329(1970)、米国特許第3,779,778号、欧州特許第126,712号等に記載の光により酸を発生する化合物。
Qは、酸の作用により分解してアルカリ現像液への溶解性を促進させる酸分解性基を表し、例えば、カルボキシル基、水酸基などのアルカリ可溶性基を酸の作用により脱離する基で保護した基であり、好ましいものとして、下記一般式(Q11)及び(Q12)で表される酸分解性基を挙げることができる。
R101〜R103のアルキル基としては炭素数1〜20のものが好ましく、より好ましくは炭素数1〜10のものであり、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基などの炭素数1〜4のものが特に好ましい。
qは0又は1を表す。
R104、M、R106の少なくとも2つが結合して環を形成しても良い。
なお、R104及びR105の両者が水素原子であるとき、qは1である。
R104及びR105で表されるシクロアルキル基は、好ましくは炭素数3〜15個のシクロアルキル基であって、具体的には、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ノルボルニル基、アダマンチル基等を挙げることができる。
R104及びR105で表されるアリール基は、好ましくは炭素数6〜15個のアリール基であって、具体的には、フェニル基、トリル基、ナフチル基、アントリル基等を挙げることができる。
R104及びR105で表されるアラルキル基は、好ましくは炭素数6〜20のアラルキル基であって、具体的には、ベンジル基、フェネチル基等を挙げることができる。
R106で表されるアルキル基、シクロアルキル基は、上述のR104及びR105で述べたものと同義である。
ヘテロ原子を含む脂環基及びヘテロ原子を含む芳香環基としては、例えば、チイラン、シクロチオラン、チオフェン、フラン、ピロール、ベンゾチオフェン、ベンゾフラン、ベンゾピロール、トリアジン、イミダゾール、ベンゾイミダゾール、トリアゾール、チアジアゾール、チアゾール、ピロリドン等のヘテロ環構造を有する基が挙げられるが、一般にヘテロ環と呼ばれる構造(炭素とヘテロ原子で形成される環、あるいはヘテロ原子にて形成される環)であれば、これらに限定されない。
なお、Qが式(Q12)で表される酸分解性基である場合、Qと直接結合するA1、Xi又はY2は芳香族性の基であることが好ましい。
上記各基は置換基を有していてもよく、置換基としては、例えば、ニトロ基、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子)、アミノ基、シアノ基、水酸基、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜15)、シクロアルキル基(好ましくは炭素数3〜15)、アリール基(好ましくは炭素数6〜15)、アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数2〜15)、アシル基(好ましくは炭素数2〜15)アシルアミノ基(好ましくは炭素数2〜15)、カルバモイル基(好ましくは炭素数1〜15)、スルホニルアミノ基(好ましくは炭素数2〜15)、スルファモイル基(好ましくは炭素数1〜15)等を挙げることができる。各基が有するアリール基及び環構造については、置換基として更にアルキル基(好ましくは炭素数1〜15)を挙げることができる。
Sのアルカリ現像液への溶解性を促進する溶解補助基として、アルカリ現像液に溶解性を有する基、又は、アルカリ現像液との反応により、アルカリ現像液に溶解性を有する基を生成する基を挙げることができる。
アルカリ現像液に溶解性を有する基としては、例えば、水酸基、カルボキシル基、スルホンアミド基、ジスルホンイミド基、アシルスルホニルイミド基、ジアシルイミド基、−C(OH)(Rf1)(Rf2)[Rf1、Rf2は、それぞれ独立に、パーフルオロアルキル基(好ましくは炭素数1〜8)を表す。] などが挙げられ、水酸基が好ましい。なお、−C(OH)(Rf1)(Rf2)としては、−C(OH)(CF3)2が好ましい。
アルカリ現像液に溶解性を有する基としての水酸基の存在形態として、好ましくは芳香環に直接置換された水酸基であり、より好ましくはベンゼン環又はナフタレン環に直接置換された水酸基である。
(I−2SA)と(I−2SB)との反応は特に制約はないが、上記で述べたアルキル(エーテル)化反応や、エステル化反応の他に、遷移金属触媒を用いたクロスカップリング反応を用いることもできる。アルキル化反応を利用する場合、(I−2SA)中のXが芳香環に直接結合した水酸基で、(I−2SB)中のXi’の末端が求核置換反応可能なハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子、沃素原子等)又はスルホン酸エステル(例えば、p−トルエンスルホネート、トリフルオロメタンスルホネート等)であるか、又は、Xが求核置換反応可能なハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子、沃素原子等)又はスルホン酸エステル(例えば、p−トルエンスルホネート、トリフルオロメタンスルホネート等)で、Xi’の末端が芳香環に直接結合した水酸基であることが好ましい。
本発明の感活性光線性又は感放射線性組成物に含有される溶剤は、好ましくは有機溶剤であり、例えば以下のものを挙げることができる。
アルキレングリコールモノアルキルエーテルカルボキシレートとしては、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA;1−メトキシ−2−アセトキシプロパン)、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテートが好ましく挙げられる。
アルキレングリコールモノアルキルエーテルとしては、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME;1−メトキシ−2−プロパノール)、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルを好ましく挙げられる。
アルコキシプロピオン酸アルキルとしては、例えば、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチルを好ましく挙げられる。
環状ラクトンとしては、例えば、β−プロピオラクトン、β−ブチロラクトン、γ−ブチロラクトン、α−メチル−γ−ブチロラクトン、β−メチル−γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、γ−カプロラクトン、γ−オクタノイックラクトン、α−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンが好ましく挙げられる。
ン、5−ヘキセン−2−オン、3−ペンテン−2−オン、シクロペンタノン、2−メチルシクロペンタノン、3−メチルシクロペンタノン、2,2−ジメチルシクロペンタノン、2,4,4−トリメチルシクロペンタノン、シクロヘキサノン、3−メチルシクロヘキサノン、4−メチルシクロヘキサノン、4−エチルシクロヘキサノン、2,2−ジメチルシクロヘキサノン、2,6−ジメチルシクロヘキサノン、2,2,6−トリメチルシクロヘキサノン、シクロヘプタノン、2−メチルシクロヘプタノン、3−メチルシクロヘプタノンが好ましく挙げられる。
アルコキシ酢酸アルキルとしては、例えば、酢酸−2−メトキシエチル、酢酸−2−エトキシエチル、酢酸−2−(2−エトキシエトキシ)エチル、酢酸−1−メトキシ−2−プロピルが好ましく挙げられる。
ピルビン酸アルキルとしては、例えば、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、ピルビン酸プロピルが好ましく挙げられる。
本発明の組成物全量中における溶媒の使用量は、所望の膜厚等に応じて適宜調整可能であるが、一般的には組成物の全固形分濃度が0.5〜30質量%、好ましくは1.0〜20質量%、より好ましくは1.5〜10質量%となるように調製される。
<塩基性化合物>
本願発明の感活性光線性又は感放射線性組成物は、塩基性化合物を含有することが好ましい。
塩基性化合物は、含窒素有機塩基性化合物であることが好ましい。
Rは、各々独立に、水素原子、アルキル基(直鎖又は分岐)、シクロアルキル基(単環又は多環)、アリール基、アラルキル基の何れかを表す。但し、三つのRの全てが水素原子とはならない。
Rとしてのアルキル基の炭素数は特に限定されないが、通常1〜20、好ましくは1〜12である。
Rとしてのシクロアルキル基の炭素数は特に限定されないが、通常3〜20、好ましくは5〜15である。
Rとしてのアリール基の炭素数は特に限定されないが、通常6〜20、好ましくは6〜10である。具体的にはフェニル基やナフチル基などが挙げられる。
Rとしてのアラルキル基の炭素数は特に限定されないが、通常7〜20、好ましくは7〜11である。具体的にはベンジル基等が挙げられる。
Rとしてのアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基は、水素原子が置換基により置換されていてもよい。
一般式(BS−1)で表される化合物は、3つのRの1つのみが水素原子、あるいは全てのRが水素原子でないことが好ましい。
また、一般式(BS−1)において、少なくとも1つのRが、ヒドロキシル基で置換されたアルキル基である化合物が、好ましい態様の1つとして挙げられる。具体的化合物としては、トリエタノールアミン、N,N−ジヒドロキシエチルアニリンなどが挙げられる。
複素環構造としては、芳香族性を有していてもいなくてもよい。また、窒素原子を複数有していてもよく、更に、窒素以外のヘテロ原子を含有していてもよい。具体的には、イミダゾール構造を有する化合物(2−フェニルベンゾイミダゾールなど)、ピペリジン構造を有する化合物(N−ヒドロキシエチルピペリジンなど)、ピリジン構造を有する化合物(4−ジメチルアミノピリジンなど)、アンチピリン構造を有する化合物(アンチピリンなど)が挙げられる。
また、環構造を2つ以上有する化合物も好適に用いられる。具体的には1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−ウンデカ−7−エンなどが挙げられる。
フェノキシ基を有するアミン化合物とは、アミン化合物のアルキル基の窒素原子と反対側の末端にフェノキシ基を有するものである。好ましくは、フェノキシ基と窒素原子との間に、少なくとも1つのオキシアルキレン鎖を有する化合物である。1分子中のオキシアルキレン鎖の数は、好ましくは3〜9個、更に好ましくは4〜6個である。オキシアルキレン鎖の中でも−CH2CH2O−が好ましい。
具体例としては、2−[2−{2―(2,2―ジメトキシ−フェノキシエトキシ)エチル}−ビス−(2−メトキシエチル)]−アミンや、米国特許出願公開第2007/0224539号明細書の段落[0066]に例示されている化合物(C1−1)〜(C3−3)などが挙げられる。
アンモニウム塩も適宜用いられる。好ましくはヒドロキシド又はカルボキシレートである。より具体的にはテトラブチルアンモニウムヒドロキシドに代表されるテトラアルキルアンモニウムヒドロキシドが好ましい。
塩基性化合物の使用量は、感活性光線性又は感放射線性組成物の全固形分を基準として、通常、0.001〜10質量%、好ましくは0.01〜5質量%である。
本発明の感活性光線性又は感放射線性組成物は、低分子化合物(I)以外に、酸の作用により分解してアルカリ水溶性に対する溶解速度が増大する樹脂を含有していてもよい。
酸分解性基としては、例えば、−COOH基、−OH基などのアルカリ可溶性基を有する樹脂において、左記のアルカリ可溶性基の水素原子を酸の作用により脱離する基で置換した基が好ましい。
酸分解性基として具体的には、前述した本発明の低分子化合物(I)中のQ成分で説明した酸分解性基と同様の基を好ましい例として挙げることができる。
樹脂、(メタ)アクリル酸、ノルボルネンカルボン酸などのカルボキシル基を有する繰り返し単位を含有するアルカリ可溶性樹脂が挙げられる。
酸分解性樹脂の分散度(Mw/Mn)は、1.0〜3.0が好ましく、より好ましくは1.05〜2.0であり、更に好ましくは1.1〜1.7である。
酸分解性樹脂は、2種類以上組み合わせて使用してもよい。
本発明の感活性光線性又は感放射線性組成物では、光酸発生構造を有する低分子化合物(I)を含有しているが、低分子化合物(I)以外に、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する低分子の化合物(以下、「酸発生剤」ともいう)を含有してもよい。
そのような酸発生剤としては、光カチオン重合の光開始剤、光ラジカル重合の光開始剤、色素類の光消色剤、光変色剤、あるいはマイクロレジスト等に使用されている活性光線又は放射線の照射により酸を発生する公知の化合物及びそれらの混合物を適宜に選択して使用することができる。
ドスルホネート、オキシムスルホネート、ジアゾジスルホン、ジスルホン、o−ニトロベンジルスルホネートを挙げることができる。これらの具体例としては、例えば、米国特許出願公開第2008/0241737A1号明細書の〔0164〕〜〔0248〕に説明されているものを挙げることができる。
本発明の感活性光線性又は感放射線性組成物は、更に界面活性剤を含有することが好ましい。界面活性剤としては、フッ素系及び/又はシリコン系界面活性剤が好ましい。
これらに該当する界面活性剤としては、大日本インキ化学工業(株)製のメガファックF176、メガファックR08、OMNOVA社製のPF656、PF6320、トロイケミカル(株)製のトロイゾルS−366、住友スリーエム(株)製のフロラードFC430、信越化学工業(株)製のポリシロキサンポリマーKP−341などが挙げられる。
また、フッ素系及び/又はシリコン系界面活性剤以外の他の界面活性剤を使用することもできる。より具体的には、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル類などが挙げられる。
界面活性剤の使用量は、感活性光線性又は感放射線性組成物の全固形分に対し、好ましくは0.0001〜2質量%、より好ましくは0.001〜1質量%である。
本発明の感活性光線性又は感放射線性組成物は、酸の作用により分解してアルカリ現像液中への溶解速度が増大する、分子量3000以下の溶解阻止化合物(以下、「溶解阻止化合物」ともいう)を含有することができる。
溶解阻止化合物としては、Proceeding of SPIE,2724, 355 (1996)に記載されている酸分解性基を含むコール酸誘導体の様な、酸分解性基を含有する脂環族又は脂肪族化合物が好ましい。酸分解性基、脂環式構造としては、前記酸分解性樹脂のところで説明したものと同様のものが挙げられる。
本発明の感活性光線性又は感放射線性組成物を、電子線又はEUV光で照射する場合には、フェノール化合物のフェノール性水酸基を酸分解基で置換した構造を含有するものが好ましい。フェノール化合物としてはフェノール骨格を1〜9個含有するものが好ましく、更に好ましくは2〜6個含有するものである。
好適な染料としては油性染料及び塩基性染料がある。
露光による酸発生効率を向上させるため、光増感剤を添加することができる。
本発明の感活性光線性又は感放射線性組成物は、基板など支持体上に塗布され、膜を形成する。この膜の膜厚は、0.02〜0.1μmが好ましい。
基板上に塗布する方法としては、スピン塗布が好ましく、その回転数は1000〜3000rpmが好ましい。
当該膜に、必要に応じてマスクを通して、電子線(EB)、X線又はEUV光を照射し、好ましくはベーク(加熱)を行い、現像する。これにより良好なパターンを得ることができる。
なお、背景技術で述べた、情報記録媒体の製造(より詳しくは、情報記録媒体の製造に用いられるモールド構造体、スタンパーの製造)に本発明の組成物を適用する場合は、基板を回転させながら、即ち、基板をr−θ方向に制御して露光/描画を行うことができる。この方法の詳細、及びこの方法によるモールド構造体の製造については、例えば特許第4109085号公報や、特開2008−162101号公報などを参照されたい。
さらに、上記アルカリ現像液にアルコール類、界面活性剤を適当量添加して使用することもできる。
アルカリ現像液のアルカリ濃度は、通常0.1〜20質量%である。
アルカリ現像液のpHは、通常10.0〜15.0である。
下記ルートにより(Ex‐2)を合成した。
化合物1(6.1g,10mmol)、t−アミルクロロアセテート(4.93g,30mmol)、炭酸カリウム(4.5g,33mmol)及びジメチルアセトアミド(100ml)の混合液を90℃で3時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、酢酸エチル(300ml)/1N塩酸水(300ml)に注加し、分液した。有機層を水(300ml×2回)及び飽和食塩水(300ml)で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧にて濃縮した後、シリカゲルカラムで精製することにより、化合物2(3.4g)を得た。
化合物2(1.99g,2mmol)の脱水ジメチルホルムアミド溶液(50ml)に水素化ナトリウム(48mg,2mmol)を添加し、25℃にて30分攪拌した。この溶液に1,4−ブタンサルトン(0.27g,2mmol)を滴下し、室温にて更に24時間攪拌した。
この溶液にトリフェニルスルホニウムBr塩5gのメタノール(30ml)溶液を滴下し、室温で30分攪拌した、この溶液にイオン交換水とクロロホルムを加えて抽出・洗浄を行った。有機層を減圧にて濃縮した後、シリカゲルカラムで精製することにより、(Ex‐2)1.1gを得た。
下記ルートにより(Ex‐15)を合成した。
ヘキサブロモベンゼン3(5.5g,10mmol)、4−アセトキシフェニルアセチレン(0.5g,3.1mmol)、パラジウム(II)クロリドビスアセト二トリル錯体(78mg,0.3mmol)、トリフェニルホスフィン(0.39g,1.5mmol)、塩化第一銅(0.11g,0.6mmol)及びトリエチルアミン(30ml)の混合液を窒素雰囲気下、還流温度で1時間攪拌した。反応液を室温まで冷却した後、1N塩酸水(300ml)/酢酸エチル(300ml)にゆっくり注ぎ、抽出した。有機層を水(300ml×2回)及び飽和食塩水(300ml)で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧にて濃縮した後、シリカゲルカラムで精製することにより、化合物5(1.32g,2.1mmol)を得た。
化合物5(1.26g,2.0mmol)、化合物6(7.65g,20mmol)、パラジウム(II)クロリドビスアセト二トリル錯体(0.52g,2.0mmol)、トリフェニルホスフィン(2.62g,10mmol)、塩化第一銅(0.76g,4.0mmol)及びトリエチルアミン(100ml)の混合液を窒素雰囲気下、還流温度で5時間攪拌した。反応液を室温まで冷却した後、1N塩酸水(1L)/酢酸エチル(1L)にゆっくり注ぎ、抽出した。有機層を水(1L×2回)及び飽和食塩水(1L)で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧にて濃縮した後、シリカゲルカラムで精製することにより、化合物7(2.35g,1.1mmol)を得た。
化合物7(2.35g,1.1mmol)及び0.5質量%パラジウム炭素(0.1g)の酢酸エチル(50ml)/メタノール(50ml)溶液を水素加圧下(5.0MPa)、50℃で3時間攪拌した。反応液を室温まで冷却した後、触媒を濾別した。この反応液に28%ナトリウムメトキシドメタノール溶液SM−28(2.5g,13.0mmol)を加え、窒素雰囲気下、50℃で2時間攪拌した。反応液を室温まで冷却した後、1N塩酸水(200ml)/酢酸エチル(200ml)にゆっくり注ぎ、抽出した。有機層を水(200ml×2回)及び飽和食塩水(200ml)で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧にて濃縮した後、シリカゲルカラムで精製することにより、化合物8(1.57g,0.82mmol)を得た。
化合物8(1.57g,0.82mmol)及び化合物9(0.26g,0.82mmol)の酢酸エチル(100ml)溶液に5℃にてトリエチルアミン(0.12ml,0.86mmol)を滴下し、5℃にて3時間攪拌した。反応液に1N塩酸水(50ml)を加え、抽出した。有機層を水(50ml×2回)及び飽和食塩水(50ml)で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧にて濃縮した後、シリカゲルカラムで精製することにより、化合物10(0.83g,0.38mmol)を得た。
化合物10(0.83g,0.38mmol)のテトラヒドロフラン(10ml)/メタノール(10ml)溶液に1N水酸化ナトリウム水溶液(2ml)を加え40℃にて1時間攪拌した。反応液を室温まで冷却した後、飽和食塩水(100ml)/酢酸エチル(100ml)に注ぎ、抽出した。有機層を更に飽和食塩水(100ml)で2回洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧にて濃縮し、残留物をメタノール(30ml)に溶解した。この溶液にトリフェニルスルホニウムBr塩(0.13g,0.38mmol)を加え、室温にて15分攪拌後、イオン交換水(100ml)/クロロホルム(100ml)に注ぎ、抽出した。有機層をイオン交換水(100ml)で2回洗浄後、減圧にて濃縮した。残留物をシリカゲルカラムで精製することにより、Ex‐15(0.72g)を得た。
下記ルートにより(Ex‐16)を合成した。
化合物5(1.26g,2.0mmol)、化合物11(8.17g,20mmol)、パラジウム(II)クロリドビスアセト二トリル錯体(0.52g,2.0mmol)、トリフェニルホスフィン(2.62g,10mmol)、塩化第一銅(0.76g,4.0mmol)及びトリエチルアミン(100ml)及びテトラヒドロフラン(100ml)の混合液を窒素雰囲気下、還流温度で8時間攪拌した。反応液を室温まで冷却した後、1N塩酸水(1L)/酢酸エチル(1L)にゆっくり注ぎ、抽出した。有機層を水(1L×2回)及び飽和食塩水(1L)で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧にて濃縮した後、シリカゲルカラムで精製することにより、化合物12(2.04g,0.9mmol)を得た。
化合物12(2.04g,0.9mmol)及び0.5質量%パラジウム炭素(0.1g)の酢酸エチル(50ml)/メタノール(50ml)溶液を水素加圧下(5.0MPa)、50℃で4時間攪拌した。反応液を室温まで冷却した後、触媒を濾別した。この反応液に28%ナトリウムメトキシドメタノール溶液SM−28(2.4g,12.4mmol)を加え、窒素雰囲気下、50℃で3時間攪拌した。反応液を室温まで冷却した後、1N塩酸水(200ml)/酢酸エチル(200ml)にゆっくり注ぎ、抽出した。有機層を水(200ml×2回)及び飽和食塩水(200ml)で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧にて濃縮した後、シリカゲルカラムで精製することにより、化合物13(1.25g,0.61mmol)を得た。
化合物13(1.25g,0.61mmol)及び化合物9(0.19g,0.61mmol)の酢酸エチル(100ml)溶液に5℃にてトリエチルアミン(0.10ml
,0.79mmol)を滴下し、5℃にて3時間攪拌した。反応液に1N塩酸水(50ml)を加え、抽出した。有機層を水(50ml×2回)及び飽和食塩水(50ml)で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧にて濃縮した後、シリカゲルカラムで精製することにより、化合物14(0.61g,0.26mmol)を得た。
化合物14(0.61g,0.26mmol)のテトラヒドロフラン(10ml)/メタノール(10ml)溶液に1N水酸化ナトリウム水溶液(2ml)を加え40℃にて1時間攪拌した。反応液を室温まで冷却した後、飽和食塩水(100ml)/酢酸エチル(100ml)に注ぎ、抽出した。有機層を更に飽和食塩水(100ml)で2回洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧にて濃縮し、残留物をメタノール(30ml)に溶解した。この溶液にトリフェニルスルホニウムBr塩(0.089g,0.26mmol)を加え、室温にて15分攪拌後、イオン交換水(100ml)/クロロホルム(100ml)に注ぎ、抽出した。有機層をイオン交換水(100ml)で2回洗浄後、減圧にて濃縮した。残留物をシリカゲルカラムで精製することにより、Ex‐16(0.55g)を得た。
下記ルートにより(R‐1)を合成した。
化合物15(7.1g,0.02mol)、t−アミルクロロアセテート(3.3g,0.02mol)、炭酸カリウム(3.0g,0.022mol)及びジメチルアセトアミド(30ml)の混合液を窒素雰囲気下、100℃で3時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、酢酸エチル(100ml)/1N塩酸水(100ml)に注加し、分液した。有機層を水(100ml×2回)及び飽和食塩水(100ml)で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧にて濃縮した後、シリカゲルカラムで精製することにより、化合物16(5.6g,0.012mol)を得た。
化合物16(5.6g,0.012mol)及び化合物9(3.8g,0.012mol)の酢酸エチル(200ml)溶液に5℃にてトリエチルアミン(1.5ml,0.012mol)を滴下し、5℃にて3時間攪拌した。反応液に1N塩酸水(100ml)を加え、抽出した。有機層を水(100ml×2回)及び飽和食塩水(100ml)
で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧にて濃縮した後、シリカゲルカラムで精製することにより、化合物17(5.5g,7.0mmol)を得た。
化合物17(5.5g,7.0mmol)のテトラヒドロフラン(100ml)/メタノール(100ml)溶液に1N水酸化ナトリウム水溶液(20ml)を加え40℃にて1時間攪拌した。反応液を室温まで冷却した後、飽和食塩水(500ml)/酢酸エチル(500ml)に注ぎ、抽出した。有機層を更に飽和食塩水(500ml)で2回洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧にて濃縮し、残留物をメタノール(300ml)に溶解した。この溶液にトリフェニルスルホニウムBr塩(2.4g,7.0mmol)を加え、室温にて15分攪拌後、イオン交換水(500ml)/クロロホルム(500ml)に注ぎ、抽出した。有機層をイオン交換水(500ml)で2回洗浄後、減圧にて濃縮した。残留物をシリカゲルカラムで精製することにより、R‐1(4.4g,4.8mmol)を得た。
p−ヒドロキシスチレン18及び1−メチル−1−アダマンチルメタクリレート19のラジカル重合によりこれらの共重合体(R‐2)を合成した。
p−ヒドロキシスチレン18、2−シクロヘキシル−2−プロピルメタクリレート20及び4−スチレンスルホン酸トリフェエニルスルホニウム塩21のラジカル重合によりこれらの共重合体(R‐3)を合成した。
<評価(EB)>
下記表1に示した成分を、表1に示した溶剤に溶解させ、全固形分濃度が5.0質量%の溶液を調製した。この溶液を0.1μmのポアサイズを有するポリテトラフルオロエチレンフィルターでろ過して感活性光線性又は感放射線性組成物(ポジ型レジスト溶液)を得た。調製したポジ型レジスト溶液を、スピンコーターを用いて、ヘキサメチルジシラザン処理を施したシリコン基板上に均一に塗布し、110℃で90秒間ホットプレート上で加熱乾燥を行い、膜厚60nmのレジスト膜を形成させた。
このレジスト膜を、電子線照射装置((株)日立製作所製HL750、加速電圧50keV)を用いて電子線照射を行った。照射後直ぐに120℃で90秒間ホットプレート上で加熱した。更に濃度2.38質量%のテトラメチルアンモニウムヒドロオキサイド水溶液を用いて23℃で60秒間現像し、30秒間純水にてリンスした後、乾燥し、ラインアンドスペースパターンを形成し、得られたパターンを下記方法で評価した。
得られたパターンの断面形状を走査型電子顕微鏡((株)日立製作所製S−9220)を用いて観察した。100nmライン(ライン:スペース=1:1)を解像する時の最小照射エネルギーを感度とした。
〔解像力〕
上記の感度を示す照射量における限界解像力(ラインとスペースが分離解像する最小の線幅)を解像力とした。
〔ラインエッジラフネス(LER)〕
上記の感度を示す照射量における100nmラインパターンの長さ方向50μmにおける任意の30点について、走査型電子顕微鏡((株)日立製作所製S−9220)を用いてエッジがあるべき基準線からの距離を測定し、標準偏差を求め、3σを算出した。
〔パターン形状〕
上記の感度を示す照射量における100nmラインパターンの断面形状を走査型電子顕微鏡((株)日立製作所製S−4300)を用いて観察し、矩形、ややテーパー、テーパ
ーの3段階評価を行った。
〔ドライエッチング耐性〕
上記と同様にして膜厚60nmのレジスト膜を作成し、日立ハイテクノロジー社製ドライエッチャー(U−621)を用いてAr/C4F9/O2=100:4:2のガスで2分間ドライエッチングを行い、残膜量の測定から、1秒間当たりのエッチング速度を算出した。
W−1:メガファックF176(大日本インキ化学工業(株)製、フッ素系)
W−2:メガファックR08(大日本インキ化学工業(株)製、フッ素及びシリコン系)
W−3:ポリシロキサンポリマー(信越化学工業(株)製、シリコン系)
S1:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)
S2:プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)
S3:乳酸メチル
S4:シクロヘキサノン
<評価(EUV)>
<レジスト評価(EUV光)>
下記表2に示した成分を、表2に示した混合溶剤に溶解させ、固形分濃度が5.0質量%の溶液を調製した。この溶液を0.1μmのポアサイズを有するポリテトラフルオロエチレンフィルターでろ過してポジ型レジスト溶液を得た。なお、表2中に記載の化合物の記号は、表1におけるものと同様である。
調製したポジ型レジスト溶液を、スピンコーターを用いて、ヘキサメチルジシラザン処理を施したシリコン基板上に均一に塗布し、110℃で90秒間ホットプレート上で加熱乾燥を行い、膜厚100nmのレジスト膜を形成させた。
レジスト膜を、EUV露光装置(リソテックジャパン社製、波長13nm)で照射し、照射後直ぐに120℃で90秒間ホットプレート上で加熱した。更に濃度2.38質量%のテトラメチルアンモニウムヒドロオキサイド水溶液を用いて23℃で60秒間現像し、30秒間純水にてリンスした後、乾燥し、ラインアンドスペースパターン(ライン:スペース=1:1)を形成し、得られたパターンを下記方法で評価した。
〔感度〕
得られたパターンの断面形状を走査型電子顕微鏡((株)日立製作所製S−9220)を用いて観察した。100nmライン(ライン:スペース=1:1)を解像する時の最小照射エネルギーを感度とした。
〔パターン形状〕
上記の感度を示す照射量における100nmラインパターンの断面形状を走査型電子顕微鏡((株)日立製作所製S−4300)を用いて観察し、矩形、ややテーパー、テーパーの3段階評価を行った。
Claims (11)
- 一分子中に、活性光線又は放射線の照射により分解して酸を生成する基(Z)、酸の作用により分解してアルカリ現像液への溶解性を促進させる酸分解性基(Q)及びアルカリ現像液への溶解性を促進する溶解補助基(S)をそれぞれ一以上有し、分子量が500〜5000である低分子化合物であって、一分子中の(Z)、(Q)、(S)それぞれの官能基数をz、q、sとしたとき、q/z≧2かつs/z≧2である化合物(I)と、溶剤とを含有することを特徴とする感活性光線性又は感放射線性組成物であって、前記基(Z)が活性光線又は放射線の照射により化合物(I)の分子内に酸アニオンを生じ、前記化合物(I)が鎖状ポリマーではないことを特徴とする感活性光線性又は感放射線性組成物。
ただし、前記化合物(I)が下記一般式(II)で表される基を有する場合を除く。
式(II)中、Q 1 及びQ 2 は、互いに独立に、フッ素原子又は炭素数1〜6のペルフルオロアルキル基を表す。
Uは、炭素数1〜20の二価の炭化水素基を表す。
A + は、有機対イオンを表す。 - 前記化合物(I)が、下記一般式(I−1)又は(I−2)で表される化合物であることを特徴とする請求項1に記載の感活性光線性又は感放射線性組成物。
式(I−1)中、A1は(a+b+m)価の有機基、Y1、Y2、Y3はそれぞれ独立に単結合又は2価の連結基、Zは下記一般式(Z11)又は(Z12)で表される基、Qは酸の作用により分解してアルカリ現像液への溶解性を促進させる酸分解性基、Sはアルカリ現像液への溶解性を促進する溶解補助基、mは1〜3の整数、a及びbはそれぞれ独立に2〜10の整数を表す。式(I−2)中、A2は(m+n)価の有機基、Y1、Y2、Y3、Z、Q、S及びmは 式(I−1)で述べたものと同義、Xiは(ai+bi+1)価の有機基、nは1〜10の整数、ai、biはそれぞれ独立に、同時に0であることはない0〜5の整数を表す。一般式(I−1)及び(I−2)において、各括弧内の基が複数存在するときは、複数の括弧内の基は同じでも異なっていてもよい。
R 201 、R 202 及びR 203 は、各々独立に、有機基を表す。
また、R 201 〜R 203 のうち2つが結合して環構造を形成してもよく、環内に酸素原子、硫黄原子、エステル結合、アミド結合、カルボニル基を含んでいてもよい。
R 204 〜R 205 は、各々独立に、アリール基、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。
G − は、活性光線又は放射線の照射により分解して発生する酸アニオンを表す。 - 前記化合物(I)が、少なくとも一つの芳香環を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の感活性光線性又は感放射線性組成物。
- 前記化合物(I)として、前記一般式(I−1)においてA1、Y1、Y2及びY3の少なくとも一つ、又は前記一般式(I−2)においてA2、Xi、Y1、Y2及びY3の少なくとも一つが、芳香環を含む基である化合物を含有することを特徴とする、請求項3に記載の感活性光線性又は感放射線性組成物。
- 芳香環がベンゼン環であることを特徴とする請求項3又は4に記載の感活性光線性又は感放射線性組成物。
- 一分子中に、少なくとも一つ以上の芳香環、活性光線又は放射線の照射により分解して酸を生成する基(Z)、酸の作用により分解してアルカリ現像液への溶解性を促進させる酸分解性基(Q)及びアルカリ現像液への溶解性を促進する溶解補助基(S)をそれぞれ一以上有し、分子量が500〜5000である低分子化合物であって、一分子中の(Z)、(Q)、(S)それぞれの官能基数をz、q、sとしたとき、q/z≧2かつs/z≧2である化合物(I)と、溶剤とを含有することを特徴とする感活性光線性又は感放射線性組成物であって、前記芳香環が二つ以上の環からなる縮合環であることを特徴とする感活性光線性又は感放射線性組成物。
- 前記縮合環がナフタレン環であることを特徴とする請求項6に記載の感活性光線性又は感放射線性組成物。
- 更に、塩基性化合物を含有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の感活性光線性又は感放射線性組成物。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物を用いて形成されたレジスト膜。
- 請求項9に記載のレジスト膜を露光、現像する工程を有することを特徴とするパターン形成方法。
- 露光光源として、電子線、X線又はEUV光を用いることを特徴とする請求項10に記載のパターン形成方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009180207A JP5292216B2 (ja) | 2009-07-31 | 2009-07-31 | 感活性光線性又は感放射線性組成物及び該組成物を用いたパターン形成方法 |
PCT/JP2010/063131 WO2011013842A1 (en) | 2009-07-31 | 2010-07-28 | Actinic ray-sensitive or radiation-sensitive composition and pattern forming method using the same |
US13/381,683 US20120100481A1 (en) | 2009-07-31 | 2010-07-28 | Actinic ray-sensitive or radiation-sensitive composition and pattern forming method using the same |
KR1020127001934A KR20120044349A (ko) | 2009-07-31 | 2010-07-28 | 감활성광선성 또는 감방사선성 조성물 및 그것을 사용한 패턴 형성 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009180207A JP5292216B2 (ja) | 2009-07-31 | 2009-07-31 | 感活性光線性又は感放射線性組成物及び該組成物を用いたパターン形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011033840A JP2011033840A (ja) | 2011-02-17 |
JP5292216B2 true JP5292216B2 (ja) | 2013-09-18 |
Family
ID=43762973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009180207A Expired - Fee Related JP5292216B2 (ja) | 2009-07-31 | 2009-07-31 | 感活性光線性又は感放射線性組成物及び該組成物を用いたパターン形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5292216B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5798964B2 (ja) * | 2012-03-27 | 2015-10-21 | 富士フイルム株式会社 | パターン形成方法、及び、これらを用いる電子デバイスの製造方法 |
JP6571912B2 (ja) * | 2012-12-31 | 2019-09-04 | ローム アンド ハース エレクトロニック マテリアルズ エルエルシーRohm and Haas Electronic Materials LLC | 樹状化合物、フォトレジスト組成物、および電子デバイスを作製する方法 |
JP2018028574A (ja) * | 2016-08-15 | 2018-02-22 | Jsr株式会社 | 感放射線性樹脂組成物、レジストパターン形成方法及び感放射線性酸発生剤 |
US11487204B2 (en) * | 2017-07-27 | 2022-11-01 | Dic Corporation | Resist material |
US12099300B2 (en) * | 2018-11-02 | 2024-09-24 | Rohm And Haas Electronic Materials Llc | Aromatic underlayer |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4794835B2 (ja) * | 2004-08-03 | 2011-10-19 | 東京応化工業株式会社 | 高分子化合物、酸発生剤、ポジ型レジスト組成物、およびレジストパターン形成方法 |
EP2060949A4 (en) * | 2006-09-08 | 2011-05-04 | Jsr Corp | RADIATION-SENSITIVE COMPOSITION AND PROCESS FOR PRODUCING A LOW-MOLECULAR COMPOUND FOR USE THEREIN |
JP4854023B2 (ja) * | 2007-02-05 | 2012-01-11 | 兵庫県 | 感光性組成物 |
JP5116312B2 (ja) * | 2007-02-05 | 2013-01-09 | 東洋合成工業株式会社 | スルホニウム塩 |
JP2009019022A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 感放射線性化合物及びフォトレジスト組成物 |
JP5453834B2 (ja) * | 2008-02-22 | 2014-03-26 | 住友化学株式会社 | エステル化合物及びその製造方法 |
CN101514173A (zh) * | 2008-02-22 | 2009-08-26 | 住友化学株式会社 | 多羟基化合物和含有其的化学放大型抗蚀剂组合物 |
JP5264404B2 (ja) * | 2008-10-17 | 2013-08-14 | 東京応化工業株式会社 | レジスト組成物、レジストパターン形成方法、化合物、酸発生剤 |
-
2009
- 2009-07-31 JP JP2009180207A patent/JP5292216B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011033840A (ja) | 2011-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101892556B1 (ko) | 감활성 광선성 또는 감방사선성 수지 조성물, 레지스트 막 및 그것을 사용한 패턴 형성 방법 | |
JP5448651B2 (ja) | 感活性光線性または感放射線性樹脂組成物、及びそれを用いたパターン形成方法 | |
JP5789623B2 (ja) | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びにそれを用いた感活性光線性又は感放射線性膜及びパターン形成方法 | |
JP5719612B2 (ja) | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物及びそれを用いたパターン形成方法 | |
JP5572404B2 (ja) | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物及びそれを用いたパターン形成方法 | |
JP2009109595A (ja) | 電子線、x線又はeuv用ポジ型レジスト組成物及びそれを用いたパターン形成方法 | |
JP2008107817A (ja) | レジスト組成物およびこれを用いたパターン形成方法 | |
JP5292127B2 (ja) | 感活性光線性または感放射線性樹脂組成物及びそれを用いたパターン形成方法 | |
JP2011033839A (ja) | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、それを用いたパターン形成方法 | |
JP5525744B2 (ja) | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、およびそれを用いたパターン形成方法 | |
US20120100481A1 (en) | Actinic ray-sensitive or radiation-sensitive composition and pattern forming method using the same | |
JP5292216B2 (ja) | 感活性光線性又は感放射線性組成物及び該組成物を用いたパターン形成方法 | |
KR20080029924A (ko) | 레지스트 조성물 및 이를 사용한 패턴 형성 방법 | |
JP5663409B2 (ja) | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びにそれを用いた感活性光線性又は感放射線性膜及びパターン形成方法 | |
JP5624917B2 (ja) | ポジ型感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びに、この組成物を用いた感活性光線性又は感放射線性樹脂膜及びパターン形成方法 | |
JP5401221B2 (ja) | 感活性光線性または感放射線性組成物およびそれを用いたパターン形成方法 | |
JP5470189B2 (ja) | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びにそれを用いたレジスト膜及びパターン形成方法 | |
JP5286236B2 (ja) | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、それを用いて形成した膜及びそれを用いたパターン形成方法 | |
JP2011186341A (ja) | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、該組成物を用いてなるレジスト膜、及び該組成物を用いたパターン形成方法 | |
JP5572520B2 (ja) | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びに、それを用いたレジスト膜及びパターン形成方法 | |
JP5622640B2 (ja) | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びに、この組成物を用いた感活性光線性又は感放射線性樹脂膜及びパターン形成方法 | |
JP5002393B2 (ja) | レジスト組成物およびこれを用いたパターン形成方法 | |
JP5723685B2 (ja) | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びに、それを用いたレジスト膜及びパターン形成方法 | |
JP5593276B2 (ja) | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びに、それを用いた感活性光線性又は感放射線性膜及びパターン形成方法 | |
JP5325515B2 (ja) | 電子線、x線又はeuv光用ポジ型レジスト組成物及びそれを用いたパターン形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20111216 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120208 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20120914 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20121004 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130122 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130322 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130514 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130610 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5292216 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |