JP5291830B2 - エンコーダの自動リセット装置および方法 - Google Patents

Description

本発明は、エンコーダをリセットするための装置および方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、例えばサーボモータまたは別のエンコーダ付きの装置の交換の際に必要となり得るエンコーダのリセットプロセスを自動化するための装置および方法に関する。

エンコーダは、さまざまな設計であってよく、さまざまな用途において使用することができる。ロータリエンコーダがとくに注目される。ロータリエンコーダは、装置の角度位置を電気信号へと変換するために一般的に使用されるセンサまたはトランスデューサである。

エンコーダを、サーボモータおよび他の回転を生じさせる装置において、一般的に見かけることができる。したがって、エンコーダを、ロボット、持ち上げ装置、運搬装置、および他のさまざまな自動設備など、いくつかの産業用途において見かけることができる。エンコーダは、典型的には、そのような装置に一体化されている。そのようなエンコーダは、当業者にとって周知であると考えられ、したがって本明細書においてさらに詳しく説明するまでもない。

やはり当業者であれば理解できるように、そのようなエンコーダが一般的に組み合わせられる回転装置は、大抵は、通常の摩耗または通常でない不具合に起因して、定期的な交換を必要とする。結果として、そのような装置が交換されるとき、新たなエンコーダも導入される。

一体のエンコーダを備えるサーボモータなどの新たな回転装置の設置時に、通常は、エンコーダを使用に先立ってリセットすることが必要とされる。現在のところ、典型的なエンコーダのリセットプロセスは、関連のエンコーダコネクタのいくつかのピンを手作業でジャンパリングし、エンコーダを充電するためにモータコントローラへとエンコーダを接続し、エンコーダをコントローラから切り離し、エンコーダコネクタをジャンパリングし直し、エンコーダをコントローラへと再び接続することを必要とする。このように、このようなプロセスが非効率的であって時間がかかり（とくには、エンコーダを使用している多数の装置を定期的に交換しなければならない場合）、使用の場所において実行しなければならないことを、容易に理解することができる。さらには、手作業によるジャンパリングの際に意図せずに誤ったコネクタピンに触れてしまうなど、典型的なリセットプロセスにおいて失策が一般的に生じる。

エンコーダのリセットプロセスの半自動化のための装置も知られている。これらの装置は、典型的に実施されている上述の手作業によるリセットプロセスに対する改善である。それでもなお、これらの公知の装置の使用は、そのような装置が別途の充電およびリセットプロセスの開始、エンコーダ電圧の監視、接続ケーブルの移動、などを作業者が行うことを必要とするため、依然として或る程度の手作業の介在を必要とする。

したがって、エンコーダのリセット動作を真に自動化し、したがってさらに簡単にする装置および方法について、ニーズが依然として存在する。また、エンコーダの組み合わせ相手の（あるいは、組み合わせ相手となる）実際のモータコントローラを使用することなく、エンコーダと通信し、エンコーダをリセットすべく動作することができるエンコーダのリセット装置およびリセット方法を提供することも望まれる。そのような装置および方法は、モータコントローラを使用する必要をなくすことで、現在の回転装置の取り外しを続けながらエンコーダをリセットすることを可能にすると考えられる。したがって、エンコーダのオフラインでのリセットも提供されると考えられる。本発明のエンコーダリセット装置およびエンコーダリセット方法は、そのような性能を有する。

本発明のエンコーダリセット装置およびエンコーダリセット方法は、エンコーダの自動的なリセットおよび充電を提供する。本発明のエンコーダリセット装置は、好ましくは、エンコーダの自動リセットプロセスの実行に必要な電源および種々の回路（さらに詳しくは、後述）を収容するための筐体を備える。

本発明のエンコーダリセット装置は、エンコーダのリセットプロセスにおいて必要なすべての切り替えおよび電圧のチェックを実行することができる。好ましくは、本発明のエンコーダリセット装置は、エンコーダの絶対データおよびエンコーダの警報を読み取るための能力を有する。

使用時、適切なコネクタを有するケーブルは、筐体内の回路と電気的に連絡させられるように配置され、そこから延びてリセット対象のエンコーダへと接続される。好ましくは、リセット装置が、エンコーダのバッテリまたはコンデンサを放電させる必要なく遂行することができるクイックリセット手順を最初に試みる。クイックリセット手順が不成功である場合に、装置は、エンコーダのバッテリまたはコンデンサの実質的な放電および充電を実行する完全なリセットプロセスへと自動的に移行することができる。

さらに、リセット装置は、エンコーダへと接続された状態で、１つ以上のリレーを使用することで、エンコーダのコネクタピンについて必要なジャンパリングを自動的かつ適切なタイミングで実行するように機能する。好ましくは、バッテリまたはエンコーダの電圧、エンコーダの種々のシリアルデータ、エラーメッセージ、などといった情報を表示するために、表示画面が設けられる。ひとたびリセット対象のエンコーダが本発明のリセット装置に接続されると、作業者は、装置上の開始ボタンを押すだけでよい。残りのリセットプロセスは、完全に自動化されている。

以上の簡単な説明から、本発明のエンコーダリセット装置およびエンコーダリセット方法が、エンコーダのリセットを果たすために現在使用されている公知の技法および装置に対する改善であることを、理解することができる。すなわち、本発明のエンコーダリセット装置およびエンコーダリセット方法を使用することで、エンコーダのリセットプロセスが完全に自動化され、エンコーダ付きの装置の交換に関係する不稼働時間がさらに短縮される。さらに、本発明のエンコーダリセット装置およびエンコーダリセット方法によれば、エンコーダを、エンコーダの最終的な使用先である装置または設備から切り離した状態で、容易にリセットおよび／または検査することができる。このようにして、予備のエンコーダをすぐに据え付けて稼働させることができる状態に維持できることを、保証することができる。

上述の特徴に加え、本発明の他の態様は、図面および典型的な実施形態の以下の説明から、容易に明らかである。いくつかの図にまたがる類似の参照符号は、同一または同等の特徴を指し示している。

サーボモータのエンコーダへと接続された本発明のエンコーダリセット装置の１つの典型的な実施形態を示す図。 図１のエンコーダリセット装置の作業者インターフェイスパネルの拡大図。 図１のエンコーダリセット装置のパネルを示す図。 図１のエンコーダリセット装置のパネルを示す図。 図１のエンコーダリセット装置の種々の構成部品の概略図。 図１のエンコーダリセット装置の種々の構成部品の概略図。 図１のエンコーダリセット装置の種々の構成部品の概略図。 図１のエンコーダリセット装置の種々の構成部品の概略図。 図１のエンコーダリセット装置の種々の構成部品の概略図。 図１のエンコーダリセット装置の種々の構成部品の概略図。 図１のエンコーダリセット装置の種々の構成部品の概略図。 本発明の典型的なエンコーダリセット装置の一使用方法に含まれるステップを説明するフローチャートを示す図。

本発明のエンコーダリセット装置５の典型的な実施形態を、図１および２に見て取ることができる。図示のとおり、エンコーダリセット装置（リセット装置）５のこの特定の実施形態は、エンコーダリセット装置５に関連する電子部品および回路（図３〜１０を参照）を収容する筐体１０を備える。筐体１０は、実質的に任意の形状およびサイズであってよく、さまざまな材料から製作することができる。図示のとおり、この特定の実施形態の筐体１０は、リセット装置の電子部品を保護し、リセット装置の持ち運びを容易にするケースを形成している。

図１においては、リセット装置５が、サーボモータＭのエンコーダに接続されるものとして示されている。そのような接続は、リセット装置５の接続ポート２０とサーボモータＭに位置するエンコーダプラグＰとの間を延びる通信ケーブル１５によって達成される。通信ケーブル１５のエンコーダ端は、リセットすべきエンコーダ（図示されていない）の特定のプラグＰへの接続に適したエンコーダコネクタ２５を終端としている。エンコーダコネクタ２５は、着脱可能であってよい。エンコーダコネクタ２５が着脱可能であることで、ただ１つの通信ケーブルにおいて種々のエンコーダコネクタを交換することができ、種々のエンコーダに対応するために必要なケーブル／コネクタアセンブリの数を最小限にすることができる。代案として、対応すべき種々のエンコーダの各々のために、別々の通信ケーブル／エンコーダコネクタアセンブリを使用してもよい。本発明のエンコーダリセット装置と種々のエンコーダ／エンコーダコネクタとの間の接続を達成するために、他の手段を使用することもでき、そのような手段はすべて、本発明の範囲に包含されると考えられる。

例えばＹａｓｋａｗａブランドのエンコーダなど、多くのエンコーダは、リセットプロセスにおいて所与のエンコーダプラグのいくつかのピンを１回または複数回ジャンパリングする（短絡させる）ことを必要とする。さらに詳しく後述されるとおり、本発明の装置は、この必要なピンのジャンパリングを、１つ以上の制御リレーを適切な時点で作動させることによって実行するように機能する。より具体的には、対象のエンコーダコネクタの種々のピンが、適切な数のリレーへと配線され、これらのリレーを、これらリセットピンの間の適切なジャンパリングを達成するために、必要に応じて作動させることができる。この方法でピンのジャンパリングを達成することで、公知のジャンパリングの技法よりも高い柔軟性が提供され、ジャンパ線、はんだ付け、または他の一般的なピンのジャンパリング技法を不要にすることができる。リセットプロセスにおいて使用するためのコネクタを適切にジャンパリングするために必要な情報は、エンコーダの製造者および／またはエンコーダを備える装置の製造者から入手することができる。

本発明のリセット装置は、エンコーダのリセットのプロセスを簡単にするように設計されている。この目的のため、本発明のリセット装置は、一般に、限られた数の制御アクチュエータしか必要としない。例えば、図２および３に最もよく見て取ることができるとおり、リセット装置５は、リセット装置をオンにするための「電源オン（Ｐｏｗｅｒ Ｏｎ）」スイッチＳ１、エンコーダのリセット動作を開始させるための装置の「リセット開始（Ｓｔａｒｔ Ｒｅｓｅｔ）」押しボタンＰｂ１、および押し下げられたときにエンコーダからの絶対位置データを要求する随意による「回転カウント（Ｒｏｔａｔｉｏｎ Ｃｏｕｎｔ）」押しボタンＰｂ２しか備えていない。結果として、エンコーダのリセット動作を、装置５によって、単に対象のエンコーダを装置へと接続し、装置をオンにし、「リセット開始」の押しボタンを押し下げることによって開始することができる。当然ながら、本発明の所与のエンコーダリセット装置の制御アクチュエータは、本明細書に示される標記とは異なる標記を有してもよく、存在するアクチュエータの数が異なってもよい。

やはり図２および３に最もよく見て取ることができるとおり、種々の状態標示ＬＥＤなどのいくつかの表示器を、筐体１０に組み合わせることもできる。例えば、本明細書において説明される典型的なリセット装置５は、リセット装置の電力の状態およびリセット動作の状態に関する表示ＬＥＤ３０を備えるものとして示されている。さらに、この特定のリセット装置５は、エンコーダリセット装置のより詳細な分析の実行および／またはエンコーダリセット装置に関するトラブル解決作業の実行に使用することができるいくつかの検査プローブ点３５を備える。明らかに、状態表示器および／または検査プローブ点を実質的に無限の組み合わせにて設けることができ、したがって本明細書のいかなる内容も、本発明のリセット装置を図示の状態表示器を有する構成に限定するものと解釈してはならない。さらに、本発明のリセット装置を、いかなる状態表示器および／または検査プローブ点も備えずに構成することも可能である。

必須ではないが好ましくは、本発明のリセット装置に、表示器ＬＥＤなどよりもさらに進歩した表示装置が備えられる。そのような表示装置を、上述の単純な状態表示器３０と併せて設けることができ、あるいはそのような状態表示器３０の代わりに設けることができる。さまざまな種類のそのような表示装置が入手可能であり、当業者にとって公知であると考えられる。好ましくは、選択される表示装置は、以下のものに限られるわけではないがプロンプト、リセット状態に関するメッセージ、ならびにエンコーダおよび／またはリセット装置の他の情報など、さらに詳細な情報をユーザへと伝えることができる。本発明のリセット装置は、エンコーダからのシリアルデータをデコードすることができるため、エラーメッセージ、警報コード、および他のシリアル状態メッセージを表示することができる。図１および２の典型的なリセット装置５は、そのような表示の目的のためにＬＣＤ表示画面４０を備えるものとして示されている。

典型的なエンコーダリセット装置５の種々の構成部品および関連の回路を表わす概略図が、図３〜１０に示されている。図４および図８〜９を参照することによって最もよく理解できるとおり、典型的なリセット装置５は、ＡＣ電力（この特定の例では、ＡＣ１２０Ｖ）で動作するように設計され、適切なＡＣ電源への接続のためのソケット４５を備える。さらに、この特定のリセット装置５は、入力されるＡＣ電力をＤＣ５ＶおよびＤＣ２４Ｖへとそれぞれ変換する別々の電源５０、５５を備える。ＤＣ２４Ｖのバッテリパック６０およびバッテリパック６０の充電を達成するためのＤＣ２４Ｖの充電器６５も提供されている。バッテリパック６０を、ＡＣ電力が利用できないときに装置５を動作させるために使用することができる。

さらに、マイクロプロセッサ基盤の装置７０（例えば、ＰＬＣ）が、リセット装置５の動作を監督するために存在している。使用対象のエンコーダおよび／または選択されるＰＬＣに応じて、本発明のリセット装置の他の実施形態は、図４に示した電源とは異なってよい１つ以上の電源を備えることができる。好ましくは、リセット動作の完了後のエンコーダのバッテリ警報の受信を防止するために、バッテリ７５がさらに設けられる。

図４に示されるとおり、典型的なリセット装置５は、いくつかの制御リレー８０をさらに備え、それらの種々の機能が、図７〜９に示されている。リセット対象のエンコーダへのＰＬＣ７０の接続およびリセット装置５の接続が、図５および図９〜１０に示されている。好ましくは、１つ以上のヒューズ８５または遮断器が、リセット装置５の回路を保護するために設けられている。

本明細書において説明および図示される典型的なエンコーダリセット装置５の１つの動作方法が、図１１のフロー図に示されている。動作において、リセット装置５が、上述のようにリセット対象のエンコーダへと接続される（１００）。さらに、リセット装置５は、適切なケーブルおよびリセット装置のソケット４５によってＡＣ電源へと接続される。あるいは、リセット装置５は、ＡＣ電源が利用できない場合には、バッテリの電力で動作することができる。次いで、「電源オン」スイッチＳ１が「オン」位置へと動かされる（１０５）。必須ではないが好ましくは、電源オンまたは同等のスイッチは、常時開のスイッチであり、トグル式であってよい。電源オンスイッチＳ１を「オン」位置にすることで、電気エネルギーが、図示のとおり、この場合にはＤＣ２４Ｖの制御電力およびＤＣ５Ｖのエンコーダ電力を供給するＤＣ２４Ｖ電源５０およびＤＣ５Ｖ電源５５へと少なくとも供給される。この実施形態において、リセット装置５に電力を供給することで、対応するＡＣ電源オンのＬＥＤ９０またはバッテリ（ＤＣ電源オン）のＬＥＤ９５が点灯する（２１０）。

リセット装置５の電源をオンにした状態で、「リセット開始」ボタンＰｂ１を押すことで、エンコーダのリセットプロセスが開始される（１１０）。図３〜１０の概略図および図１１のフロー図を参照することによって理解できるとおり、エンコーダのリセットプロセスは、作業者の側のいかなる介入も必要とせずに、自動的に進行する。

本明細書に示されるエンコーダリセット装置の実施形態においては、エンコーダのコンデンサまたはバッテリの放電が行われないクイックリセット手順が、最初に試みられる（１１５）。クイックリセット手順の終了時に、リセット装置５は、エンコーダのデータを調べ、リセットの手順が成功したかどうかを判断する（１２０）。成功したと判断される場合、好ましくはその旨がＬＣＤ表示装置４０に表示され（１２５）、エンコーダをリセット装置５から切り離すことができる（１３０）。クイックリセット手順が成功しなかった場合、やはりその旨をユーザに示すことができる（１３５）。クイックリセット手順が成功しなかったという判断にもとづいて、リセット装置５は、好ましくは自動的に長時間リセット手順を開始させる（１４０）。長時間リセット手順の開始を、作業者へと示すことができる（１４５）。

典型的な長時間リセット手順の種々のステップは、以下のものに限られるわけではないが、エンコーダのバッテリまたはコンデンサの電圧を読み取るステップ（１５０）、エンコーダのバッテリまたはコンデンサを放電させるステップ（１５５）、エンコーダプラグＰの適切なピンをジャンパリングことによって、エンコーダのバッテリまたはコンデンサを短絡（ショート）させるステップ（１６０）、およびエンコーダのバッテリまたはコンデンサを充電するステップ（１６５）を含むことができる。ひとたびエンコーダのバッテリまたはコンデンサが充分に充電されると、リセット装置５は、エンコーダプラグＰの適切なピンをジャンパリングすることによって、エンコーダをリセットするように動作する（１７０）。ひとたびエンコーダがリセットされると、リセット装置５をエンコーダから切り離すことができる（１７５）。

長時間リセット手順の最中に、長時間リセット手順の進行を示すために、種々の状態メッセージを表示することができる。当業者にとって明らかであると考えられるとおり、そのようなメッセージの数、頻度、および内容は、さまざまであってよい。当然ながら、いかなる状態メッセージも表示せずにエンコーダをリセットすることも可能である。

リセット装置５の１つの典型的な実施形態を図面の図に示して上述したが、そのような実施形態について多数の変更が可能であり、そのような変更が依然として本発明の範囲に包含されることを、理解すべきである。例えば、本発明のリセット装置の外観、存在するアクチュエータ制御部の数および種類、ならびに正確な回路を、依然として同じ機能を果たしながら変更することができる。さらに、リセット装置５の典型的な実施形態を、特定の典型的なエンコーダ（例えば、Ｙａｓｋａｗａエンコーダ）の充電およびリセットに関して説明したが、本発明のリセット装置を、同様のリセットプロセスを採用する任意の数のエンコーダにおいて使用することができることを、理解すべきである。したがって、電源の大きさ、使用されるコネクタの種類、およびそのジャンパリングは、さまざまであってよい。

このように、本発明のエンコーダリセット装置およびエンコーダリセット方法の特定の典型的な実施形態を詳しく上述したが、これらの実施形態は、あくまでも例示を目的として提示されているにすぎず、本明細書のいかなる内容も、本発明を図示および／または上述の典型的な実施形態に限定しようとするものではない。したがって、本発明の範囲を、そのような開示によって限定されるものとして考えてはならず、添付の特許請求の範囲に明示される本発明の精神から逸脱せずに、変更が可能である。

Claims (27)

1. エンコーダをリセットすべく動作する自動エンコーダリセット装置であって、
   前記自動エンコーダリセット装置の種々の構成部品を収容するための筐体と、
   少なくとも１つの電源と、
   前記自動エンコーダリセット装置の動作を制御するために関連するソフトウェアプログラムとともに機能するマイクロプロセッサ基盤のコントローラと、
   前記少なくとも１つの電源と前記マイクロプロセッサ基盤のコントローラとに電気的に通信しているとともに、対応するエンコーダプラグへと接続される通信ケーブルと、
   前記エンコーダプラグと通信して、前記エンコーダプラグの特定のリセットピンを選択的かつ一時的に短絡させる少なくとも１つのリレーと、
   前記マイクロプロセッサ基盤のコントローラと通信しており、前記エンコーダのリセット動作を開始させるリセットスイッチと、
   を備えることを特徴とする自動エンコーダリセット装置。
2. 前記マイクロプロセッサ基盤のコントローラを第１の電圧で動作させるために第１の電源が設けられており、前記エンコーダをリセットするために前記第１の電圧とは異なる電圧の第２の電源が設けられている請求項１に記載の自動エンコーダリセット装置。
3. 前記自動エンコーダリセット装置は、ＡＣ電力の外部電源に接続されている請求項１に記載の自動エンコーダリセット装置。
4. 前記少なくとも１つの電源は、前記ＡＣ電力を適切な電圧のＤＣ電力に変換する請求項３に記載の自動エンコーダリセット装置。
5. 前記自動エンコーダリセット装置は、更に、バッテリを備えており、前記バッテリは、前記少なくとも１つの電源に代わって、前記自動エンコーダリセット装置に電力を供給することができる請求項１に記載の自動エンコーダリセット装置。
6. 前記自動エンコーダリセット装置は、更に、前記自動エンコーダリセット装置のユーザへのメッセージを表示するための表示画面を備える請求項１に記載の自動エンコーダリセット装置。
7. 前記メッセージは、前記エンコーダのリセット動作の状態に関係している請求項６に記載の自動エンコーダリセット装置。
8. 前記自動エンコーダリセット装置は、更に、前記自動エンコーダリセット装置をオンにするための電源スイッチを備える請求項１に記載の自動エンコーダリセット装置。
9. 前記ソフトウェアプログラムは、前記エンコーダの電源の放電が実行される長時間リセット手順を実行する工程を含む請求項１に記載の自動エンコーダリセット装置。
10. 前記ソフトウェアプログラムは、前記エンコーダの電源の放電が実行されないクイックリセット手順を実行する工程を含む請求項１に記載の自動エンコーダリセット装置。
11. 前記ソフトウェアプログラムは、前記エンコーダの電源の放電が実行される長時間リセット手順を試みる前に前記クイックリセット手順を自動的に試みるように構成されている請求項１０に記載の自動エンコーダリセット装置。
12. 前記自動エンコーダリセット装置は、更に、前記自動エンコーダリセット装置の状態および／または前記エンコーダのリセットプロセスの状態をチェックすべく検査プローブが挿入される少なくとも１つの検査点を備えている請求項１に記載の自動エンコーダリセット装置。
13. 前記自動エンコーダリセット装置は、更に、前記エンコーダのバッテリまたはコンデンサの電圧を監視する電圧監視回路を備えている請求項１に記載のエンコーダリセット装置。
14. 前記自動エンコーダリセット装置は、更に、前記自動エンコーダリセット装置および／またはリセットされる前記エンコーダの状態を示すための１つ以上の点灯可能な表示器を前記筐体上に備えている請求項１に記載の自動エンコーダリセット装置。
15. 電源からエンコーダの接点に電気エネルギーを送ることによって前記エンコーダをリセットするように動作する自動エンコーダリセット装置であって、
    前記自動エンコーダリセット装置の種々の構成部品を収容するための可搬の筐体と、
    前記筐体の内部に位置するプログラマブル・ロジック・コントローラと、
    前記プログラマブル・ロジック・コントローラと関連して前記自動エンコーダリセット装置の動作を制御するソフトウェアプログラムと、
    前記筐体の内部に位置しており、ＡＣ電力をＤＣ電力に変換するとともにＤＣ電力を前記プログラマブル・ロジック・コントローラへと供給する第１の電源と、
    前記筐体の内部に位置しており、ＡＣ電力をＤＣ電力に変換するとともに、ＤＣ電力を、対象となっている前記エンコーダをリセットするために供給する第２の電源と、
    前記筺体の内部に位置している電子回路と、
    少なくとも前記第２の電源と前記プログラマブル・ロジック・コントローラとに電気的に通信しており、前記対象となっているエンコーダの対応するエンコーダプラグに接続される通信ケーブルと、
    前記エンコーダプラグと通信して、前記エンコーダプラグの特定のリセットピンを選択的かつ一時的に短絡させる少なくとも１つのリレーと、
    前記プログラマブル・ロジック・コントローラと通信しており、前記エンコーダのリセット動作を開始させるリセットスイッチと、
    を備えており、
    前記電子回路は、前記第１の電源および前記第２の電源にそれぞれ通信している充電回路およびリセット回路を少なくとも備えていることを特徴とする自動エンコーダリセット装置。
16. 前記自動エンコーダリセット装置は、更に、前記筺体の内部に位置するバッテリを備えており、前記バッテリは、前記電子回路と通信しており、ＡＣ電源に代わって前記自動エンコーダリセット装置に電力を供給する請求項１５に記載の自動エンコーダリセット装置。
17. 前記自動エンコーダリセット装置は、更に、前記自動エンコーダリセット装置のユーザにメッセージを表示するための表示画面を備えている請求項１５に記載の自動エンコーダリセット装置。
18. 前記ソフトウェアプログラムは、前記エンコーダの電源の放電が実行される長時間リセット手順を実行する工程を含む請求項１５に記載の自動エンコーダリセット装置。
19. 前記ソフトウェアプログラムは、前記エンコーダの電源の放電が実行されないクイックリセット手順を実行する工程を含む請求項１５に記載の自動エンコーダリセット装置。
20. 前記ソフトウェアプログラムは、前記エンコーダの電源の放電が実行される長時間リセット手順を試みる前に前記クイックリセット手順を自動的に試みるように構成されている請求項１９に記載の自動エンコーダリセット装置。
21. 前記自動エンコーダリセット装置は、更に、前記エンコーダのバッテリまたはコンデンサの電圧を監視する電圧監視回路を備えている請求項１５に記載の自動エンコーダリセット装置。
22. 前記自動エンコーダリセット装置は、更に、前記自動エンコーダリセット装置の状態および／または前記エンコーダのリセットプロセスの状態をチェックすべく検査プローブが挿入される少なくとも１つの検査点を備えている請求項１５に記載の自動エンコーダリセット装置。
23. エンコーダをリセットする方法であって、
    （ａ）エンコーダリセット装置を提供する工程と、
    （ｂ）前記エンコーダリセット装置の通信ケーブルを対象となっているエンコーダの対応するプラグに接続する工程と、
    （ｃ）前記対象となっているエンコーダを放電させることなくリセットしようと試みるクイックリセット手順を前記自動エンコーダリセット装置に実行させる工程と、
    （ｄ）前記クイックリセット手順が不成功の場合、前記対象となっているエンコーダの放電と、前記対象となっているエンコーダの充電と、前記対象となっているエンコーダの適切なリセットピンの短絡とが順に実行されるフルリセット手順を前記エンコーダリセット装置に実行させて、前記対象となっているエンコーダのリセットを達成する工程と、
    （ｅ）前記通信ケーブルを前記エンコーダプラグから切り離す工程と、
    を含んでおり、
    前記エンコーダリセット装置は、
    前記エンコーダリセット装置の種々の構成部品を収容するための可搬の筐体と、
    前記筐体の内部に位置するプログラマブル・ロジック・コントローラと、
    前記プログラマブル・ロジック・コントローラと関連して前記リセット装置の動作を制御するソフトウェアプログラムと、
    前記筐体の内部に位置しており、前記プログラマブル・ロジック・コントローラに電力を供給する第１の電源と、
    前記筐体の内部に位置しており、対象となっているエンコーダをリセットするための電力を供給する第２の電源と、
    前記ハウジングの内部に位置している電子回路と、
    少なくとも１つのリレーと、
    リセットスイッチと、
    を備えており、
    前記電子回路は、前記第１の電源および前記第２の電源とそれぞれ通信している充電回路およびリセット回路を少なくとも備えており、
    前記通信ケーブルは、少なくとも前記第２の電源および前記プログラマブル・ロジック・コントローラと電気的に通信しているとともに、前記エンコーダの対応するプラグに接続され、
    前記少なくとも１つのリレーは、前記エンコーダの対応するプラグと通信して、前記エンコーダの対応するプラグの特定のリセットピンを選択的かつ一時的に短絡させ、
    前記リセットスイッチは、前記プログラマブル・ロジック・コントローラと通信しており、前記エンコーダのリセット動作を開始させる、ことを特徴とする方法。
24. 前記方法は、更に、前記エンコーダのバッテリまたはコンデンサの電圧を監視する電圧監視回路を提供する工程を含む請求項２３に記載の方法。
25. 前記方法は、更に、前記エンコーダリセット装置のユーザにリセットプロセスの状態を表示するための表示装置を提供する工程を含む請求項２３に記載の方法。
26. 前記ソフトウェアプログラムは、前記クイックリセット手順を実行する工程を含む請求項２３に記載の方法。
27. 前記ソフトウェアプログラムは、前記フルリセット手順の前に前記クイックリセット手順を自動的に試みるように構成されている請求項２６に記載の方法。

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