JP5289769B2 - 3−(インドリル)−4−アリールマレイミド誘導体および脈管形成阻害剤としてのそれらの使用 - Google Patents

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Description

本発明は、3−(インドリル)−4−アリールマレイミド誘導体、それらを含有する薬剤組成物、および脈管形成阻害剤としてのそれらの使用に関する。
脈管形成は、既存の毛細血管の内皮細胞から新しい血管の生成に関する形態発生プロセスである。ヒトにおいて多数の病理学的出来事が脈管形成に関連していることが見出されている。脈管形成プロセスは、病理学的に中でもリウマチ性関節炎、乾癬、虚血および悪性病に責任がある。癌および新生物に関し、特に腫瘍侵襲および転移生成に関して脈管形成の発生は顕著である。それ故脈管形成阻害剤は、気管支癌、乳癌、前立腺癌、膠芽腫、カルポシ肉腫、黒色腫、リンパ腫、および多発性骨髄腫のような、これまで効果的治療が知られていない固形腫瘍の処置において強力な治療剤として意図されている。
脈管形成プロセスにおける多数のキー機能はタンパクキナーゼによって制御され、それ故それらは信号インテグレータと考えることができる。上皮成長因子(EGF)、血小板誘導成長因子(PDGF)、線維芽細胞成長因子(FGF)、および脈管内皮成長因子(VEGF)のような必須の脈管形成因子はチロシンキナーゼを介してのホスフォリル化によってそれらの効果を仲介する。それ故選択的キナーゼ阻害剤の開発が特に適切である。
WO02/38561は、式
Figure 0005289769
のキナーゼ阻害剤を開示する。
ここでRはヒドロキシ置換フェニル基のようなアリール基である。
類似の構造および匹敵する効果または他の薬理学的活性を有する化合物は、EP328026A,WO02/10158,WO03/057202,WO03/095452,WO03/103663,WO95/07910,WO00/38675,WO97/34890,WO91/13071,EP384349A,EP540956,EP1224932A,WO00/021927,およびBioorganic & Medicinal Letters,14(2004),3245−3250に開示されている。
本発明は、式I:
Figure 0005289769
の化合物、その生理学に許容し得る塩、それに式Iの化合物およびその塩の溶媒和物に関する。
ここで式Iにおいて、
は、H,C−Cアルキル、フェニル−C−Cアルキルまたはフェニルであり;
は2個または3個のC−Cアルコキシ基で置換されたフェニル基であり;そして
はC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、フェニル、OH、ハロゲン、NH、C−Cアルキルアミノ、ジ−C−Cアルキルアミノ、O、NおよびSから独立に選ばれた1個または2個のヘテロ原子を含んでいる5個または6個の環原子を有するヘテロアリール、およびO、NおよびSから独立に選ばれた1または2個のヘテロ原子を含んでいる5個または6個の環原子を有するヘテロサイクリルから独立に選ばれた1個または2個の置換分を持つことができるインドリルまたはアザインドリルである。
術語“アルキル”、“アルコキシ”、“アルキルアミノ”等は、1ないし6個、好ましくは1ないし6個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキルを含んでいる。アルキル基の例は、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、n−ペンチル、またはn−ヘキシルである。アルコキシ基の例は、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシである。
ハロゲンはF,Cl,BrおよびI、好ましくはFおよびClを意味する。
ヘテロアリールは、O,NおよびSから選ばれた1個または2個のヘテロ原子を有する5員または6員の芳香環を意味する。
ヘテロサイクリルは、O,NおよびSから選ばれた1個または2個のヘテロ原子を有する5員または6員の飽和もしくは不飽和非芳香環を意味する。ヘテロサイクリルの例は、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピペリジニル、モルホリニルである。
化Iの化合物の生理学的に許容し得る塩は、塩酸、硫酸またはリン酸のような無機酸との、または酢酸、酒石酸、乳酸、クエン酸、マレイン酸、アミグダリン酸、アスコルビン酸、フマル酸、グルコン酸のような有機酸特にカルボン酸との、またはメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸およびトルエンスルホン酸のようなスルホン酸との酸付加塩を含む。
生理学的に許容し得る溶媒和物は特に水和物である。
本発明の一具体例は、Rが式
Figure 0005289769
を有する基である式(I)の化合物を含んでいる。ここで基R,RおよびRの二つがC−Cアルコキシであり、該基の第3のものはHであるかまたはC−Cアルコキシである。好ましくはRおよびRがC−Cアルコキシであり、Rが水素であるか、またはR,RおよびRがC−Cアルコキシである。
本発明のさらなる具体例は、R
a)
Figure 0005289769
b)
Figure 0005289769
c)
Figure 0005289769
d)
Figure 0005289769
e)
Figure 0005289769
から選ばれる式(I)の化合物を含んでいる。ここでRはH,C−Cアルキルまたはフェニルであり、RはH,C−Cアルキルまたはフェニルであり、そしてRはH,C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、OH、ハロゲン、NH,C−Cアルキルアミノ、ジ−C−Cアルキルアミノ、O,NおよびSから独立に選ばれた1個または2個のヘテロ原子を含んでいる5個または6個の環原子を有するヘテロアリール、およびO,NおよびSから独立に選ばれた1個または2個のヘテロ原子を含んでいる5個または6個の環原子を有するヘテロサイクリル、好ましくはH,C−CアルキルまたはC−Cアルコキシである。
インドリルまたはアザインドリル基、例えば上の基(a)ないし(e)は、好ましくはインドリルまたはアザインドリル基の3位を介してマレイミド基へ結合する。
本発明の一具体例は、式(Ia)の化合物を含む。
Figure 0005289769
式中のRおよびRないしRは先に定義したとおりである。
本発明のさらなる具体例は、式(Ib)の化合物を含む。
Figure 0005289769
式中のRおよびRないしRは先に定義したとおりである。
本発明のさらなる具体例は、式(Ic)の化合物を含む。
Figure 0005289769
式中のRおよびRないしRは先に定義したとおりである。
本発明のさらなる具体例は、式(Id)の化合物を含む。
Figure 0005289769
式中のRおよびRないしRは先に定義したとおりである。
本発明のさらなる具体例は、式(Ie)の化合物を含む。
Figure 0005289769
式中のRおよびRないしRは先に定義したとおりである。
さらなる具体例によれば、R,RおよびRは、各自独立にHまたはC−Cアルキルであり、特にR,R,RおよびRはHである。
本発明の化合物は、公知の方法に従って、例えばWO02/38561,EP328026およびWO03/095452に開示されている方法に従って製造することができる。本発明の目的のためには、Tetrahedron Letters(1999)40:1109−1112に報告されている修飾した操作が特に効率的であることが証明された。この操作は以下の反応系列によって示すことができる。
Figure 0005289769
インドールグリオキシルエステルが、強塩基の存在下不活性溶媒中フェニルアセタミド誘導体とワンポット反応において反応させられる。好ましくは、テトラヒドロフランまたはジオキサンのようなエーテルが不活性溶媒として使用される。塩基として例えばカリウムt−ブトキサイドを使用することができる。反応の間生成する水は、例えば分子ふるいの使用によって除去される。
出発物質として使用されるフェニルアセタミドは、酸クロライドへ変換され、そしてアンモニアで加水分解される対応する酢酸から容易に得られる。インドールグリオキシルエステル(R=メチル,エチル)は、対応するインドール誘導体のメチルまたはエチルオキサリルクロライドによるフリーデルクラフト型アシル化によって合成された。Tetrahedron 1999,55(43),12577−12594参照。
対応するアザインドールグリオキシルエステルは、J.Org.Chem.2002,67,6226−6227に報告されている報告に従うか、またはジアルキルアルミニウムクロライドの存在下フリーデルクラフトアシル化によって製造することができる。Organic Letters(2000)vol.2,no.10,1485−1487参照。4−および6−アザインドール出発化合物は、2−クロロ−3−ニトロピリジンまたは3−ニトロ−4−クロロピリジンをビニルマグネシウムと反応させ、7−クロロ置換4−または6−アザインドールを得ることによって製造することができる。クロロ置換分は次に接触水素化によって除去される。この反応はJ.Org.Chem.67,2345−2347(2002)、およびJ.Heterocycl.Chem.29,359−363(1992)に記載されているように実施される。
5−および7−アザインドール出発化合物は、2−または4−アミノピリジンをジ−t−ブチルカーボネートと反応させて2−または4−t−ブトシキカルボニルアミノピリジンとし、これをt−ブチルリチウムの存在下ヨウ化メチルおよびジメチルホルムアミドと反応させることによって製造することができる。得られた生成物は次に強酸と反応させ、5−または7−アザインドールを得る。この反応はSynthesis 7,877−882(1998)に記載されている。
本発明の化合物は効果的な脈管形成阻害剤である。それらは脈管形成および/または脈管機能障害をコントロールするために使用することができる。病理学的脈管形成または脈管機能障害は以下のような多数の病気に関係している。
血管:動脈硬化、血管腫、血管奇形
皮膚、粘膜:肉芽腫、毛髪成育、カルポジ内腫、新生物、乾癬、褥瘡、胃腸潰瘍
子宮、胎盤:小胞嚢胞、子宮内膜炎、新生物
心臓、骨格筋肉:虚血症
骨、関節:リウマチ性関節炎、滑膜炎、骨および軟骨破壊、骨髄炎、パンヌス成長、癌
肝臓、腎臓、肺(および他の上皮層):肝炎、肺炎、糸球体腎炎、ポリープ、喘息、癌
脳、神経、眼:網膜症、角膜白斑、癌
リンパ管:腫瘍移転(リンパ管形成)、増殖性リンパ腫
本発明の化合物は、上で述べた障害および特に固形腫瘍、乾癬、内芽腫、動脈硬化プラック、糖尿性網膜症、新生脈管緑内障、創傷治癒、肥大、血管腫の処置または予防のために使用することができる。
使用のため本発明の化合物は標準的な薬剤投与形態へ組入れることができる。このように本発明は、薬学的に許容し得る担体と、上で定義した式(I)の化合物の脈管形成および/または脈管機能障害をコントロールするため治療的に有効な量とを含む薬剤組成物にも関する。例えば、それらは全身または局所的、経口または非経口使用において投与されるとき有用であり、そしてこの目的のためそれらは通常の薬剤補助剤、希釈剤およびアジュバント、例えば水、ゼラチン、乳糖、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、タルク、植物油、ガム類、ポリアルキレングリコール等と組合わされる。これらの薬剤製剤は固体形、例えば錠剤、カプセル、そして特に哺乳類に適切な服用できる食物と組合せまたはそれと混合される形に採用することができ、またはそれらは液体形において、例えば溶液およびエリキサーとして投与することができる。添加することができる薬剤補助剤およびアジュバントは、保存剤、抗酸化剤、抗微生物剤および他の安定剤、湿潤剤、乳化剤および懸濁剤、および抗ケーキング化合物、香料および着色剤、圧縮性改良組成物、そして活性成分の遅延放出、徐放または制御放出を創出する剤、薬剤製剤の浸透圧を変更するか、またはバッファーとして作用する種々の塩を含む。
上で定義した式(I)の化合物の治療的に有効量は前記哺乳類へ全身的に投与することができ、その場合全身投与は、(1)動脈内、皮内または経皮(皮下を含む)用の、そして最も一般には筋肉内または静脈内投与用の、または投与のためのデポとして役立たせるための水溶液、エマルジョンまたはサスペンジョンのような、適当な液体形の前記化合物を含んでいる薬剤組成物の体組織または空洞中への注射または注入、(2)崩壊、徐放、および/または制御放出のための固形インプラント組成物として役立つためにその中に式(I)の化合物が分散している、例えば生体適合性分解性材料のマトリックスよりなる適当な固形製剤中に前記化合物を含んでいる薬剤組成物の体組織または空胴中への点滴、または(3)経皮送達のための適当な固形または液体形、例えば経皮パッチまたは経口送達のための皮下インプラント中の前記化合物を含んでいる薬剤組成物の摂取または投与を含む。
ここに記載した投与形態はそれからの活性成分の制御された、持続性および/または遅延放出を提供するように処方されることができる。
全身投与のための好ましい経口投与形は、速溶性ウエファー、錠剤、カプセル、カプレット等のような経口組成物、および液体、例えば溶液、懸濁液、エマルジョン等である。哺乳類への経口投与に適した特別のタイプの薬剤組成物を使用することができ、そして限定でなく哺乳類の舌の裏へ送達すべき口内ペースト、哺乳類の食物へ添加することによって送達すべき顆粒形、および活性成分が食用咀しゃく物と共に消費される咀しゃく形、または哺乳類による咀しゃくの間咀しゃく物から溶出によって活性成分を送達し得る咀しゃく形を含む。錠剤およびカプセルが好ましい投与形態である。
上で定義した式(I)の治療的に有効量は、同じ哺乳類へ局所的に投与しても良く、その場合局所投与は、(1)前記化合物の局所部位中の遅延放出、制御放出、および/または持続放出を提供する成分を含んでいるその放出のための、または前記化合物の貯蔵を提供し、そしてその後その遅延、持続、および/または制御放出を提供するデポとして役立つためのその放出のための適当な液体の形にある、式(I)の化合物を含んでいる薬剤組成物の異常脈管形成および/または脈管機能障害で影響された局所部位中への注射または注入、または(2)前記化合物の送達のための固体インプラントとして役立つ適当な固体形にあり、任意に前記化合物の前記局所部位への遅延、持続および/または制御放出を提供する前記化合物を含んでいる薬剤組成物の点滴を含んでいる。
式(I)の化合物の治療的に有効量は、処置すべき哺乳類へ、1日当り体重kg当りmgで表した量、mg/kg/dayで投与される。投与量、すなわち式(I)の化合物の治療的有効量は、通常約0.1mg/kg/dayないし約20.0mg/kg/day、好ましくは約0.1mg/kg/dayないし約12.0mg/kg/day、もっと好ましくは約0.5mg/kg/dayないし約10.0mg/kg/day、もっと好ましくは約0.5mg/kg/dayないし約8.0mg/kg/dayの範囲にあるであろう。
当業者は好ましくは投与ルートおよび相当する投与形および量を決定することが必要であるのみならず、当業者は投与レジメン、すなわち投与頻度を決定しなければならない。一般的にいえば、1日1回投与(s.i.d.)および1日2回投与(b.i.d.)間の選択が普通で、そして前者はより速くより目立った治療を提供し、後者はそれ程目立たないがしかしもっと持続する治療を提供するように見える。
本発明の方法はさらに、二つの基本的ステップ、すなわち(I)病理学的脈管形成および/または脈管機能障害の状態にあるかまたはその状態が予期されるとして候補哺乳類の状態を確立し、それによって前記哺乳類はそのような処置を必要としていることを確認するステップと、そして(II)前記哺乳類に対し、前記状態を処置または防止するのに治療的に有効な量の式(I)の化合物を投与することによって前記状態を処置または防止するステップよりなると定義することができる。
本発明化合物の抗脈管形成活性は以下のアッセイによって決定された。
インビボ脈管形成モデルとしてヒヨコ杯アッセイ
このアッセイは、基本的にAnticancer Research 24:1545−1552(2004)に記載のとおり実施された。テスト化合物はジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解し、ストック溶液として用いた。アガロースペレットの調製のため、ストック溶液は80℃において2%アガロース溶液と混合され、10μlペレットが調製された(最終含量5−100μg)。
受精ニワトリ卵(白色レグホン)を自動回転孵卵器(Ehret)中37.5℃、相対湿度62%において孵化させた。孵化70時間後そしてアルブミン8mlを除去した後、殻に窓をあけ、発育中の発芽層を露出させた。窓を透明テープでシールし、卵を孵卵器へ戻し、回転なしで90%相対湿度に保った。孵卵75時間において、脈管形成実験が開始され(スタート時:0時)、そしてアガロースペレット15個が血管調製物の区域に置かれた。24時間後、対照およびサンプル処理区域の画像が取られた。画像はLeica QWin−TMソフトウエアによりデジタルかされ、脈管形成応答がルーチンにプログラムされた自動画像解析システムを用いて測定された。デジタル化画像は、全体、主要(直径50μm以上の毛細血管、少数血管面積について専用画像解析ソフトウエアLeica QWinTM(Leica Microsystems,Bensheim,Germany)を用いて解析された。計算されたデータは自動的にDynamic Data Exchangeを介してExcel tableへ送られ、統計学的に処理された。剤処理サンプルによる脈管形成応答は、もし少数血管面積の平均は対照サンプルに比較して>20%阻害を示したならば陽性と判断された。処理および対照サンプル間の差はStudent t−検定を用いて評価された。
チューブリン重合アッセイ
化合物の抗有糸分裂活性は、Gaskin et al,J.Mol.Biol.1974,89(4),737−755に記載された濁度計測チューブリンアセンブリインビトロアッセイの軽度修飾バージョンを用いて決定された。
このアッセイにおいて、ブタ脳から単離された微小管タンパク質のアセンブリがエフェクターの存在下インビトロでモニターされる。原理は、微小管は未重合チューブリンダイマーに比較してテスト溶液の濁度を増加させる事実に基づいている。アセンブリの程度は、対照に比較してテスト溶液の吸光度の変化を検出することによって測定される。
測定は、サーモスタットへ接続された多数セルホルダーを備えたUvikon930UV分光光度計(konton Instruments)を用い、360nmにおいて実施された。チューブリンアセンブリ(タンパク濃度1mg/ml)に対するテスト物質の影響は、吸光度の変化をエフェクターなしの対照と比較することによって決定された。アセンブリは10mM GTPを含有するPIPES(ピペラジン−1,4−ビス−(2−エタンスルホン酸))バッファーpH6.8中で20分間実施された。タンパク質の変性を排除するため、およびアセンブリの可逆性をチェックするため、測定は濁度をアセンブリ前のレベルへシフトさせる、温度が4℃まで低下する間の追加の20分間継続された。
タンパク質キナーゼを用いる2濃度における化合物の選択的プロファイリング
組換えタンパク質キナーゼ:化合物の阻害プロファイルは以下の12種のタンパク質キナーゼを用いて決定された。CDK1/サイクリンB,CDK2/サイクリンE,CDK4/サイクリンD1,CDK6/サイクリンD1,PKC−アルファ、PKC−ガンマ、PKC−イプシロン、PKC−イオタ、EGF−R,ERBB2,TIE2,VEGF−R2
すべてのタンパク質キナーゼは、バキュロウイルス発現系によって組換えGST−融合タンパクまたはHis標準タンパク質としてSf9昆虫細胞中に発現された。PKC−アルファ(マウス)、PKC−イプシロン(マウス)およびPKC−ガンマ(ラット)を除いて、タンパク質キナーゼの発現のためにヒトcDNAが使用された。キナーゼはGSH−アガロース(Sigma)またはNi−NTH−アガロース(Qiagen)を用いてアフィニティークロマトグラフィーによって精製された。各キナーゼの純度およじ同定は、SDS−PAGE/銀染色および特異性抗体でのウエスタンブロット分析によってチェックされた。
タンパク質キナーゼアッセイ:12種タンパク質キナーゼのキナーゼ活性を測定するため、専有タンパク質キナーゼアッセイ(33PanQinase活性アッセイ)が使用された。すべてのキナーゼアッセイは、Perkin Elmer/NEN(Boston,MA,USA)からの96ウエル Flash Plates中50μl反応ボリウムにおいて実施された。
すべての酵素のアッセイ(PKCアッセイを除く。下記参照)は、60mM HEPES−NaOH,pH7.5;3mM MgCl;3μMオルソバナジン酸Na;1.2mM DTT;50μg/ml PEG20000;1μM〔γ−33P〕−ATP(約5×10cpm/ウエル);組換えタンパク質キナーゼ(50−400ng);およびキナーゼに応じて基質タンパク質:Rb−CTF(CDK1,CDK4,CDK6),ポリ(Glu,Tyr)4:1(EGF−R,ERBB2,TIE2,VEGF−R2),ヒストンH1(CDK2)を含んでいた。
PKCアッセイは、60mM HEPES−NaOH,pH7.5;1mM EDTA;1.25mM EGTA;5mM MgCl;1.32mM CaCl;5μg/ml ホスファチジルセリン;1μg/ml 1,2−ジオレイルグリセロール;1.2mM DDT;50μg/ml PEG20000;1μM〔γ−33P〕−ATP(約5×10cpm/ウエル);組換え(20−100ng)および基質としてヒストンH1を含んでいた。
化合物とは10μMおよび100μMの濃度において1回ずつテストされた。アッセイ中のDMSO最終濃度は1%であった。
反応カクテルは30℃において80分間インキュベートされた。反応は2%(v/v)HPO50μlで停止され、プレートは吸引され、そして0.9%(w/v)NaCl 50μlで2回洗浄された。33Pアイソトープの取込みはマイクロプレートシンチレーションカウンター(Microbeta Trilux,Wallac)で決定された。すべてのアッセイはBeckman/Coulter/Sagian ロボチックシステムで実施された。
各化合物について、阻害はテスト化合物なしの対照値に対するパーセントとして計算された。
赤外スペクトルは、Perkin Elmer 1310赤外分光光度計で記録された。1H(300MHz,デジタル解像度0.3768Hz)および13C(75MHz,デジタル解像度1.1299Hz)は、Bruker AC300上で記録され、そしてデータは以下のように報告される:外部標準としてMeSiからの化学的シフトppm,多重およびカップリング定数(Hz)。
EI−質量スペクトルはVarian MAT311A(70eV)で記録され、FD−質量スペクトルはMAT−95(Finnigan)上に記録された。
元素分析は元素分析器Carlo Erba Strumentazione Mod.1106上で実施された。燃焼分析は、特記しない限り計算値と±0.4以内で一致した。
融点/分解温度はDr.Tottoliに従ったBuchi装置上で決定され、そして補正しない。
適切な場合、カラムクロマトグラフィーはメルクシリカゲル60(0.063−0.200mm)またはAcros有機シリカゲル(0.060−0.200mm;ポア直径約60nm)で粗前駆体について実施された。
テスト化合物のためのカラムクロマトグラフィーは、メルクシリカゲル60(0.015−0.040mm)によりMPLC−システムB−680(Buchi)を用いて実施された。
反応の進行は、メルクシリカゲル60F−245プレートで実施された薄層クロマトグラフィー(TLC)によってモニターされた。
必要な場合、反応は4オングストローム分子ふるいを用いて窒素雰囲気中で実施された。すべての試薬および溶媒は商業ソースから得られ、そして受取った状態で使用された(THFはK/ベンゾフェノン上の蒸留の後使用された)。
3−フェニル−4−インドリル−マレイミド製造のための一般的操作
Faul et al,Tetrahedron Lettfers 1999,40,1109−1112およびOrg.Chem.1998,63,6053−6058の修飾操作が使用された。分子ふるい(4オングストローム)15gを含んでいる乾燥THF中の対応するフェニルアセタミド(1当量)と、インドリルメチル−またはインドリルエチルグリオキシレート(2〜4当量の攪拌溶液を窒素下0℃へ冷却した。この温度においてt−BuOH(3.0当量)中の1.0M t−BuOKを隔膜から添加し、混合物を室温へ暖めた。一夜攪拌後、反応混合物を再び0℃へ冷却し、飽和NHCl溶液で反応停止した。残渣を濾過し、酢酸エチルで抽出し、有機相をNaSO上で乾燥し、濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製した。
実施例1
3−(インドール−3−イル)−4−(3,4,5−トリメトキシフエル)−1H−ピロール−2,5−ジオン
インドール−3−エチルグリオキシレート(1.6g,7.38mmol),3,4,5−トリメトキシフェニルアセタミド(1.2g,5.33mmol)、および1.0M t−BuOK(20ml,20.0mmol)を使用し、一般的操作に従った。精製はカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン 1/1)により実施され、黄色結晶として標題化合物(1.08g,54%)を得た。mp=227℃;H−NMR(DMSO−d),300MHz,δ〔ppm〕=3.37(s,6H,OCH);3.66(s,3H,OCH);6.36(d,1H);6.73(m,3H);7.08(t,1H);7.98(m,1H);11.05(s,1H,NH);11.91(s,1H,NH);EI−MS(m/z):378.8(M
5,6,7−トリメトキシ−1,2,3,8−テトラヒドロ−ベンゾ〔a〕ピロロ〔3,4−c〕カルバゾール−1,3−ジオン
上で得られた反応混合物から、カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン 4/6)によりこの生成物が明黄色結晶(151mg,8%)として単離された。mp=272℃;H−NMR(DMSO−d),300MHz,δ〔ppm〕=3.95(s,3H,OCH);3.97(s,3H,OCH);4.18(s,3H,OCH);7.33(t,1H);7.50(t,1H);7.87(d,1H);8.24(s,2H);8.91(d,1H);11.08(s,1H,NH);11.89(s,1H,NH);EI−MS(m/z):376.7(M
実施例2
3−(インドール−3−イル)−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン
インドール−3−エチルグリオキシレート(0.86g,3.94mmol),3,4−ジメトキシフェニルアセタミド(0.70g,3.59mmol)および1.0M t−BuOK(10ml,10.0mmol)を使用とし、一般的操作に従った。精製はカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン 1/1)によって達成され、黄色結晶として標題化合物(0.51g,41%)を得た。mp=210℃;H−NMR(DMSO−d),300MHz,δ〔ppm〕=3.24(s,3H,OCH);3.74(s,3H,OCH);6.43(d,1H);6.74(t,1H);6.93(m,2H);7.06(t,1H);7.14(m,1H);7.92(m,1H);10.99(s,1H,NH);11.86(s,1H,NH);EI−MS(m/z):348.0(M
実施例3
3−(5−メトキシインドール−3−イル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン
5−メトキシインドール−3−エチルグリオキシレート(1.5g,6.07mmol),3,4,5−トリメトキシフェニルアセタミド(1.2g,5.33mmol)および1.0M t−BuOK(10ml,10.0mmol)を使用し、一般的操作に従った。精製はカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン 4/6)により達成され、赤色結晶として標題化合物(1.72g,70%)を得た。mp=268℃;H−NMR(DMSO−d),300MHz,δ〔ppm〕=3.24(s,3H,OCH);3.42(s,6H,OCH);3.66(s,3H,OCH);5.84(s,1H);6.67−6.71(m,3H);7.32(d,1H);7.97(s,1H);11.02(s,1H,NH);11.81(s,1H,NH);FD−MS(m/z):410.1(M+1),408.1((M
11−メトキシ−5,6,7−トリメトキシ−1,2,3,8−テトラヒドロ−ベンゾ〔a〕ピロロ〔3,4−c〕カルバゾール−1,3−ジオン
この化合物は上の反応混合物からカラムクロマトグラフィーによって赤色結晶(440mg,18%)として単離された。mp=290℃;H−NMR(DMSO−d),300MHz,δ〔ppm〕=3.88(s,3H,OCH);3.95(s,3H,OCH);3.98(s,3H,OCH);4.18(s,3H,OCH);7.15(m,1H);7.78(d,1H);8.25(s,1H);8.47(m,1H);11.07(s,1H,NH);11.78(s,1H,NH);FD−MS(m/z):408.0(M+2)
実施例4
3−(1−メチルインドール−3−イル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン
1−メチルインドール−3−メチルグリオキシレート(0.65g,3.0mmol)3,4,5−トリメトキシフェニルアセタミド(0.09g,3.06mmol)および1.0M t−BuOK(5ml,5.0mmol)を使用し、一般的操作に従った。精製はカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン/CHCl,3.5/6/0.5)により達成され、赤色結晶として標題化合物(0.74g,62%)を得た。mp=187℃;H−NMR(DMSO−d),300MHz,δ〔ppm〕=3.38(s,3H,CH);3.66(s,6H,OCH);3.90(s,3H,OCH);6.72(d,1H);6.72(s,2H);6.79(t,1H);7.15(t,1H);7.50(d,1H);8.04(s,1H);11.06(s,1H,NH);EI−MS(m/z):392.2(M
5,6,7−トリメトキシ−8−メチル−1,2,3,8−テトラヒドロ−ベンゾ〔a〕ピロロ〔3,4−c〕カルバゾール−1,3−ジオン
この化合物は、上の反応混合物からカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン 4/6)によって淡赤色結晶(60mg,5%)として単離された。mp=185℃;H−NMR(DMSO−d),300MHz,δ〔ppm〕=3.72(s,3H);3.98(s,3H);3.99(s,3H);4.04(s,3H);7.40(t,1H);7.60(t,1H);7.74(d,1H);8.34(s,1H);8.99(d,1H);11.12(s,1H,NH);FD−MS(m/z):390.2(M
実施例5
3−(2−メチルインドール−3−イル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン
2−メチルインドール−3−エチルグリオキシレート(1.60g,6.9mmol)、3,4,5−トリメトキシフェニルアセタミド(1.2g,5.33mmol)および1.0M t−BuOK(20ml,20.0mmol)を使用し、一般的操作に従った。精製はカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン 1/1)により達成され、赤色結晶として標題化合物(0.91g,44%)を得た。mp=266℃;H−NMR(DMSO−d),300MHz,δ〔ppm〕=2.25(s,3H,CH);3.35(s,6H,OCH);3.62(s,3H,OCH);6.79(m,2H);6.83(s,2H);7.01(m,1H);7.29(d,1H);11.07(s,1H,NH);11.53(s,1H,NH);EI−MS(m/z):393.3(M+1)
実施例6
3−(2−フェニルインドール−3−イル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン
2−フェニルインドール−3−エチルグリオキシレート(1.25g,4.26mmol)、3,4,5−トリメトキシフェニルアセタミド(0.82g,3.06mmol)および1.0M t−BuOK(10ml,10.0mmol)を使用し、一般的操作に従った。精製はカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン 1/1)によって達成し、赤色結晶として標題化合物(0.82g,58%)を得た。mp=304℃;H−NMR(DMSO−d),300MHz,δ〔ppm〕=3.68(s,6H,OCH);3.75(s,3H,OCH);6.87(s,2H);6.98(m,2H);7.14(t,1H);7.53(m,2H);11.04(s,1H,NH);11.28(s,1H,NH);EI−MS(m/z):378.7(M
実施例8
3−(7−アザインドール−3−イル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン
無水塩化メチレン中窒素雰囲気下室温で塩化アルミニウム(50.25mmol,6.70g)と7−アザインドール(10.16mmol,1.20g)を攪拌した。30分後エチルオキサリルクロライドをゆっくり滴下した。反応混合物を一夜攪拌し、エタノール/氷で注意深く加水分解した。塩化メチレンを加えた後有機層を分離し、NaHHCO溶液および水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして溶媒を除去した。緑黄色粉末へ固化する黄色油状残渣が得られ、これを冷ジエチルエーテルで洗い、明黄色粉末としてエチル7−アザインドール−3−グリオキシレート(5.13mmol,50.5%)を得た。
MS FD m/z(相対強度)=219.7(100%)
H−NMR(CDCl),200MHz,δ〔ppm〕=1.46(t,J=7.074Hz,3H);4.47(q,J=7.04Hz,2H);7.35(m,1H);8.47(m,1H);8.74(m,2H);13.50(s,1H,NH)
次に上の生成物(4.70mmol,1.03g),3,4,5−トリメトキシフェニルアセタミド(2.98mmol,0.80g)および1.0M t−BuOK(10ml,10.0mmol)を用いて一般的操作に従った。精製はカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル/イソプロパノール 7/2/1)により達成され、黄色結晶として標題化合物(0.76g,42.6%)を得た。mp=162℃;MS:m/z(相対強度)=379.1(100%,M);303.9(20%);288.9(21%);H−NMR(DMSO−d),300MHz,δ〔ppm〕=3.43(s,6H,OCH);3.66(s,3H,OCH);6.67(m,3H);6.83(m,1H);8.06(m,1H);8.21(m,1H);11.13(s,1H,イミドNH);12.37(s,1H,7−アザインドールNH)
実施例9
3−(6−アザインドール−3−イル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1−ピロール−2,5−ジオン
ジ−t−ブチルジカーボネート(7mmol,1.5g)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(0.36mmol,0.04g)をジクロロメタン中6−アザインドール−3−エチルグリオシレート(3.5mmol,0.76g)のかきまぜた懸濁液へ加えた。2時間後溶媒を蒸発し、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル 1/1)により精製し、白色結晶としてN−Boc−6−アザインドール−3−エチルグリオキシレート(1.1g,100%)を得た。H−NMR(CDCl),300MHz,δ〔ppm〕=9.43(s,1H);8.93(s,1H);8.56(d,1H,J=5.3Hz);8.28(d,1H,J=5.3Hz);4.44(q,2H,J=7.1Hz);1.72(s,9H);1.44(t,3H,J=7.1Hz);IRcm−1=3110;2971,1758;1739;1660;Fm−MS(m/z)=318.1(M
上の生成物(3.1mmol,1g)と、3,4,5−トリメトキシフェニルアセタミド(1.5mmol,0.4g)と、1.0M t−BuOK(4.5mmol,4.5ml)を使用し、一般的操作に従った。精製はカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル/イソプロパノール 5/2/3)によって達成された。得られた黄色オイルをクロロホルムから再結晶し、黄色結晶を得た。mp=244℃;H−NMR(DMSO−d),300MHz,δ〔ppm〕=12.38(s,1H,NH);11.16(s,1H,NH);8.78(s,1H);8.15(s,1H);7.85(d,1H,J=5.2Hz);6.71(s,2H);6.25(d,1H,J=5.2Hz);3.67(s,3H,OCH);3.42(s,6H,OCH);IRcm−1=1765,1720,1698,1625;FD−MS(m/z)=379.3(M
実施例10
3−(5−アザインドール−3−イル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン
ジクロロメタン中5−アザインドール−3−エチルグリオキシレート(3.5mmol,0.76g)の懸濁液へ攪拌下ジ−t−ブチルジカーボネート(7mmol,1.5g)と4−(ジメチルアミノ)ピリジン(0.35mmol,0.04g)を加えた。2時間後溶媒を蒸発し、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル 1/1)により精製し、白色結晶としてN−Boc−5−アザインドール−3−エチルグリオキシレート(1.1g,100%)を得た。H−NMR(DMSO−d),300MHz,δ〔ppm〕=9.64(s,1H);8.84(s,1H);8.61(d,1H,J=5.8Hz);8.04(d,1H,J=5.8Hz);4.45(q,2H,J=7.2Hz);1.72(s,9H);1.45(t,3H,J=7.2Hz);IRcm−1=1758,1733,1670,1540;FD−MS(m/z)=318.1(M
上の生成物(3.1mmol,1g)と、3,4,5−トリメトキシフェニルアセタミド(1.5mmol,0.4g)と1.0M t−BuOK(4.5mmol,4.5ml)を使用し、一般的操作に従った。精製はカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル/イソプロパノール 5/2/3)によって達成された。得られた黄色オイルをクロロホルムから再結晶し、黄色結晶を得た。mp=240℃;H−NMR(DMSO−d),300MHz,δ〔ppm〕=8.13(d,1H,J=5.6Hz);8.03(s,1H);7.61(s,1H);7.42(d,1H,J=5.6Hz);6.72(s,2H);3.67(s,3H);3.41(s,6H);IRcm−1=1766;1698;1610;FD−MS(m/z)=379.3(M

Claims (3)

  1. 式I:
    Figure 0005289769
    の3−(インドリル)−または3−(アザインドリル)−4−フェニルマレイミド誘導体およびその生理学的に許容し得る塩;式中
    はHであり;
    は式:
    Figure 0005289769
    であり、式中の基R、RおよびRはC−Cのアルコキシであり;そして
    は、式
    (a)
    Figure 0005289769
    (b)
    Figure 0005289769
    (c)
    Figure 0005289769
    (d)
    Figure 0005289769
    (e)
    Figure 0005289769
    の基から選ばれ、ここで基(a)にあってはRはH,C−C−アルキルまたはフェニル、RはHまたはC−C−アルキル、そしてRはH,C−C−アルコキシまたはハロゲンであり、基(b)ないし(e)にあってはR,RおよびRのすべてはHである。
  2. ,RおよびRがHである請求項1の化合物。
  3. 3−(インドール−3−イル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン;
    3−(5−メトキシインドール−3−イル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロール2,5−ジオン;
    3−(1−メチルインドール−3−イル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン;
    3−(2−メチルインドール−3−イル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン;
    3−(2−フェニルインドール−3−イル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン;
    3−(7−アザインドール−3−イル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル−1H−ピロール−2,5−ジオン;
    3−(6−アザインドール−3−イル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン;または
    3−(5−アザインドール−3−イル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン;
    から選ばれた請求項1の化合物。
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