JP5287986B2 - 数値制御装置及び数値制御工作システム - Google Patents

数値制御装置及び数値制御工作システム Download PDF

Info

Publication number
JP5287986B2
JP5287986B2 JP2011518074A JP2011518074A JP5287986B2 JP 5287986 B2 JP5287986 B2 JP 5287986B2 JP 2011518074 A JP2011518074 A JP 2011518074A JP 2011518074 A JP2011518074 A JP 2011518074A JP 5287986 B2 JP5287986 B2 JP 5287986B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation
rotating shaft
processing unit
shaft
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011518074A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010143227A1 (ja
Inventor
晃宏 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2010143227A1 publication Critical patent/JPWO2010143227A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5287986B2 publication Critical patent/JP5287986B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B29/00Holders for non-rotary cutting tools; Boring bars or boring heads; Accessories for tool holders
    • B23B29/03Boring heads
    • B23B29/034Boring heads with tools moving radially, e.g. for making chamfers or undercuttings
    • B23B29/03432Boring heads with tools moving radially, e.g. for making chamfers or undercuttings radially adjustable during manufacturing
    • B23B29/03478Boring heads with tools moving radially, e.g. for making chamfers or undercuttings radially adjustable during manufacturing by means of an eccentric
    • B23B29/03482Boring and facing heads
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/182Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by the machine tool function, e.g. thread cutting, cam making, tool direction control
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/49Nc machine tool, till multiple
    • G05B2219/49313Machining about eccentric center different from rotational center of workpiece
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/50Machine tool, machine tool null till machine tool work handling
    • G05B2219/50229Synchronize axis by simulating several virtual axis to control real axis

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
  • Turning (AREA)

Description

この発明は、数値制御装置(Numerical Controller:以下NC装置)及びNC工作システムに係るものである。特に主軸として回転を行なう第1の回転軸上に、工具を制御する第2の回転軸を有するもので、被加工物の加工径(従来の旋盤型工作機械においてはX軸と称される直線軸に相当する仮想軸(以下:仮想軸X))を有する工作機械を制御するNC装置及びNC工作システムに関するものである。
従来の旋盤型工作機械においては、被加工物を主軸上に装着して回転させる。被加工物を旋削する工具を被加工物の径方向に移動する直線軸と被加工物の長さ方向に移動する軸に沿って移動させることで加工を行なう。
一方、特許文献1では、円筒もしくはテーパ形状の加工を行なう場合に、被加工物自体を回転させずに、ボーリング工具などを回転させこの工具を直交する2軸(X軸とY軸)の直線軸を円弧状に移動するよう制御することにより加工する方法、すなわち、固定された被加工物に対して回転する工具(ドリルのように回転する工具)を、固定された被加工物に対して円弧を描くように移動させることにより円筒形状の切削を行なう技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開平8−126938号公報
しかし、上記のような従来のNC装置では、被加工物を主軸上に配置して回転させることから、被加工物の直径、および長さが大きくなると被加工物の重量が増し、被加工物の回転中の安定性が悪化するため、主軸の回転数を低く抑えなければならないという課題があった。
一方、特許文献1に示される加工方法においては、円筒もしくはテーパ形状の加工を行なうための動作は直交する2軸(X軸とY軸)の直線軸による円弧状の移動によるため、被加工物に対する加工時間は通常の旋盤型工作機械よりも長くなるという課題があった。
このNC装置にかかる発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、主軸として回転させる回転軸である第1の回転軸上に工具の位置制御を行なう軸である第2の回転軸を配置して、被加工を加工することを目的としている。
この発明における数値制御工作システムは、被加工物を固定するチャックと、チャックに対向し、主軸として回転する第1の回転軸と、第1の回転軸上に中心をおき回転する第2の回転軸と、予め設けられた加工プログラムに基づいて、第1の回転軸に対する回転指令と第2の回転軸に対する回転指令とを出力する数値制御装置と、第2の回転軸に固定され、第1の回転軸の回転により被加工物の周りを移動し、第2の回転軸の回転により加工径が決定される工具と、を有するものである。
この数値制御工作システムは、加工プログラムに基づいて、工具の位置と第1の回転軸の中心とを結ぶ直線である仮想軸上を工具が移動するよう第1の回転軸の回転指令及び第2の回転軸の回転指令を出力するものである。
この数値制御工作システムは、加工プログラムに基づいて工具を被加工物と前記チャックとを結ぶ直線方向に移動させる移動指令を出力するものである。
この発明における数値制御装置は、被加工物を固定するチャックに対向し主軸として回転する第1の回転軸と、工具を固定するとともに第1の回転軸上に中心をおき回転する第2の回転軸に対し、予め設けられた加工プログラムに基づいて、被加工物の周りを移動するように第1の回転軸に対する回転指令と、加工径を決定するように第2の回転軸に対する回転指令を出力するものである。
この数値制御装置は、加工プログラムに基づいて、予め定められた工具の位置と第1の回転軸の中心とを結ぶ直線である仮想軸上を工具が移動するよう第1の回転軸の回転指令及び第2の回転軸の回転指令を出力するものである。
この数値制御装置は、加工プログラムに基づいて工具を被加工物とチャックとを結ぶ直線方向に移動させる移動指令を出力するものである。
この数値制御装置は、加工プログラムを1ブロック毎に分析し、仮想軸の1ブロックでの移動量を解析するプログラム解析処理部と、プログラム解析処理部での解析結果に基づいて仮想軸の補間周期で移動する移動量を計算する補間処理部と、補間処理部にて計算された仮想軸の移動量を第1の回転軸の回転角度の移動量及び第2の回転軸の回転角度の移動量に変換する移動分配処理部と、有するものである。
この発明によれば、主軸として回転を行なう第1の回転軸上に被加工物を旋削する工具を有するので被加工物自身を回転させる必要がなく、安定的に被加工物を加工することができるる。また、この発明によれば、被加工物を固定する方法として引用文献1のように、回転工具を円弧状に動作させるマシニングセンタとしての加工方式を採用するのではなく、工具側が回転する旋盤状の加工方式(旋削)を採用するために、旋削により円状の加工を安定して高速に行なうことができる。
本発明の実施例1におけるNC装置及びこのNC装置によって制御されるNC工作機械の要部を示す図である。 切削工具が被加工物の加工径の最外の位置にある場合の第1の回転軸及び第2の回転軸を回転軸の軸の延長点から見た場合の概念図である。 補間処理部によって計算された仮想軸XのFdTにより、仮に仮想軸XがXbの位置に移動した場合の第2の回転軸の動作を示した概念図である。 第1の回転軸に対する補正動作により、切削工具の第1の回転軸に対する位置が改善した状態の概念図である。 第1の回転軸に対する補正動作により、切削工具の第1の回転軸に対する位置が改善しているものの工具の刃の方向がずれた場合の概念図である。 一連の制御によって、テーパ形状のねじ切り加工を行なった際の様子を示す図である。
NC工作機械:100、NC装置:50、第1のドライブユニット:1、第2のドライブユニット:2、第3のドライブユニット:3、サーボモータ:4、第1の回転軸:5、第2の回転軸:6、切削工具:7、ポールスクリュー:9、主軸台:10、チャック:11、被加工物:12、サーボ通信処理部:55、プログラム解析処理部:51、補間処理部:52、手動指令処理部:53、移動分配処理部:54、サーボ通信処理部:55、加工プログラム:60、操作盤:61、手動パルス発生器:62
実施の形態1.
図1はこの発明の実施例1に係るNC装置50およびこのNC装置50によって制御されるNC工作機械100の要部を示すものである。図1において、NC装置50は、制御対象の工作機械であるNC工作機械100を制御する。
NC工作機械100は、第1のドライブユニット1、第2のドライブユニット2、第3のドライブユニット3、サーボモータ4、第1の回転軸5、第2の回転軸6、工具7、ポールスクリュー9、主軸台10、チャック11を有する。被加工物12はチャック11により固定される。後述するサーボ通信処理部55からの指示に基づいて第1のドライブユニット1は主軸である第1の回転軸5を回転させる。第1の回転軸5は主軸台10に保持されている。また、第2のドライブユニット2は、第1の回転軸5上で第2の回転軸6を回転させ、切削工具7(切削工具)を被加工物12の径方向(仮想X軸)に移動させる。また、第3のドライブユニット3はサーボモータ4を回転させ、サーボモータ4はポールスクリュー9を回転させることにより主軸台10及び主軸台にある第1の回転軸5を被加工物12の長手方向である第1の回転軸5とチャック11を結ぶ直線上に移動させる。なお、工具7の一例として切削工具を用いて説明するが、工具7はこれに限られるものではない。
一方、NC装置50は、プログラム解析処理部51、補間処理部52、手動指令処理部53、移動分配処理部54、サーボ通信処理部55を有する。プログラム解析処理部51は、加工プログラム60を1ブロック毎に解析し、各軸の1ブロックでの移動量を解析する。
加工プログラム60とは、NC工作機械100が動作すべき指令の専用プログラムである。例えば、JISB6315‐2に定義されているようなGコードやm2コードを使用する場合もあるが、これに限られるものではない。加工プログラム60の1ブロックとは、加工プログラムにおいて1Line分のコードをいう。加工プログラム60は一般的にはインタプリタ方式で1Lineづつ処理するため、この処理単位を「ブロック」とする。
手動指令処理部53は、操作盤61および手動パルス発生器62により入力される手動移動指令を処理する。補間処理部52は、プログラム解析処理部51および手動指令処理部53にて計算された結果に基づいて軸毎に補間周期で移動する移動量(以後FdT)を計算する。移動分配処理部54は、補間処理部52で計算されたFdTのうち被加工物12の仮想軸Xに対する指令を第1の回転軸5および第2の回転軸6の移動量に分配する。サーボ通信処理部55は、補間処理部52および移動分配処理部54により計算されたFdTを第1のドライブユニット1、第2のドライブユニット2、第3のドライブユニット3に送信する。なお、数値制御装置10の外として、操作盤61、および手動パルス発生器62を説明したがこれに限られるものではない。操作盤61、および手動パルス発生器62は数値制御装置10の一部として存在する場合もある。
次に、本NC装置の動作について、自動運転による場合、手動運転による場合を分けて説明する。
自動運転の場合、加工プログラム60には仮想X軸以外の軸である他動作軸(Y軸及びZ軸)の移動指令とともに、第1の回転軸5を主軸として動作させるための回転速度指令、仮想軸Xに対する移動指令が書き込まれている。プログラム解析処理部51は加工プログラム60を読み込み、読み込んだ加工プログラム60を1ブロック毎に解析し、主軸である第1の回転軸5の回転速度および仮想軸Xを含む各軸毎に1ブロックで移動する量を算出する。
手動運転による場合、操作盤61には他動作軸の操作スイッチとともに仮想軸Xに対する操作スイッチが組み込まれている。さらに、手動パルス発生器62により発生させた手動パルスを仮想軸Xに対して割り当てるためのスイッチが組み込まれている。手動指令処理部53は操作盤61上のスイッチもしくは手動パルス発生装置により発生した手動移動指令を、仮想軸Xを含む各軸毎に移動する量として算出する。
補間処理部52は補間周期と称する一定の周期(例えば1ミリ秒など)で起動され、前記自動運転による場合にプログラム解析処理部51により計算された移動量、および前記手動運転による場合に手動指令処理部53により計算された移動量を用い、公知の補間方式に従い仮想軸Xを含む各軸毎にFdTを計算する。
補間処理部52により計算された各軸毎のFdTのうち、仮想軸Xに対するFdTに基づき移動分配部14が行う第1の回転軸5及び第2の回転軸6のFdTの分配計算方法を説明する。まず、図2を用いて、仮想軸Xに対する位置指令から第2の回転軸6の回転角度への変換を説明する。
図2は切削工具7が被加工物12の加工径の最外の位置にある場合に、被加工物12側から見た概念図である。この状態を第1の回転軸5および第2の回転軸6と仮想軸Xの関係における基準の位置とする。このときの切削工具7の仮想軸Xにおける位置をXaと表記する。また、切削工具7及び第1の回転軸中心(Cw)を結ぶ直線と仮想X軸とのなす角である第1の回転軸の回転角度(D)を0として扱う。また、切削工具7及び第2の回転軸中心(Cs)を結ぶ直線と仮想X軸とのなす角である第2の回転軸の回転角度(U)を0として扱う。なお、図2−図4における第1の回転軸の中心(Cw)は、切削工具7が固定されている第2の回転軸6の円周を通る。
第2の回転軸6の半径をRとすると、図2における切削工具7の仮想軸X上の位置Xaは
Xa=2Rcos(0)
=2R
の式にて示される。
一般的には、第2の回転軸6の回転角度(U)と仮想軸Xの関係は
U=2cos-1(X/2R)
の式にて示される。
図3は、第1の回転軸5が1回転(360度)し、第2の回転軸6が第2の回転軸(Cs)を中心にUb回転した場合の概念図である。このとき第2の回転軸の回転角度(Ub)は
Ub=2cos-1(Xb/2R)
の式にて示される。
例えば、ねじ切り加工を行なう場合には、通常の旋削では主軸1回転(360度)の回転の間にZ軸をねじピッチ(ねじ山の幅)だけ移動させることにより加工を行なう。NC工作機械100では、テーパねじ切り(ねじ部分の直径が変化して斜めになっているねじ)の加工において、図2から図3の間に第1の回転軸5が1回転(360度)動作した場合、第2の回転軸6の第2の回転軸中心(Cs)を中心とした回転により、第1の回転軸5の回転角度はDbとなる。すなわち、切削工具7の位置は仮想X軸からDbだけ傾くことになる。このため、切削工具7は、実際には第1の回転軸中心(Cw)に360度以上の回転(360度+Db)となり、ねじ山の幅が不正になってしまう。このために、切削工具7の位置を図4の位置に補正することで、切削工具7の位置を360度の回転位置としたテーパねじ切りの加工が必要となる。すなわち、図3において、第2の回転軸の回転角度(Ub)を0度となるように切削工具7が移動(切削工具7が仮想軸X軸上を移動)する必要がある。
次に、切削工具7が仮想軸X上を直線移動するように第1の回転軸5に加える補正量の計算について説明する。切削工具7は第2の回転軸6の回転に従って移動するため、図3に示すように、第1の回転軸中心(Cw)からXbの位置に切削工具7が存在する場合には、第1の回転軸の回転角度はDbとなる。すなわち、切削工具7は第1の回転軸5の上において基準位置からDbだけ傾いた位置に移動する。ここで傾きDbは
Db=Ub/2
の式にて示される。
特に切削工具7が穴加工を行なうためのドリルなどを装着して、被加工物12の表面から中心方向への穴あけ加工を行なうような場合においては、図3のように切削工具7が傾いた位置へ移動することを避ける必要がある。図4は第1の回転軸5に対する補正動作により、切削工具7の第1の回転軸5に対する位置が改善した状態すなわち、第2の回転軸6の回転角度が0の場合の概念図である。第2の回転軸6において第2の回転軸の角度をUbにする、すなわち、切削工具7をUbの位置に移動するのに同期して、図4に示すように第1の回転軸5において切削工具7を360度-Dbの位置に移動させることにより、切削工具7の位置を補正する。
すなわち、切削工具7が傾いた位置へ移動した状態は図3の状態であり、図2と比較して傾いた位置にある。これを補正して図2と比べて傾いていない位置へ補正したものが図4とするものである。何の措置もせずに、図2から図3に移行する場合、第1の回転軸5は360度回転するために、切削工具7は(360+Db)度回転してしまう。このために、このNC工作機械100では、第1の回転軸5を(360-Db)度回転させることにより、切削工具7を360度回転させ、図2から図4に移行させる。Dbの発生元が仮想軸Xの移動に伴うものであり、図2から図3(図4)に移行する間に仮想軸Xが移動する量によって、Dbが発生するので、その分を第1の回転軸5の回転角度を補正するものである。
なお、図2から図4に移行した場合、図5のように、切削工具7は意図せざる方向を向くので、制御対象としているNC工作機械100側において処理をすることにより、切削工具7を常に第1の回転軸5の中心を指向させる。
これら一連の制御は、第1の回転軸5を主軸として回転させている間にも同様に実行される。すなわち、この一連の制御とは、第1の回転軸5のFdTは主軸として回転することを指令した回転速度によるFdTと前記仮想軸Xの移動による切削工具7の位置の補正によるFdTとが該当する。
移動分配処理部54において前記のように計算された第1の回転軸のFdTと第2の回転軸のFdT、および補間処理部52において計算されたその他の軸に対するFdTをサーボ通信部15により第1のドライブユニット1、第2のドライブユニット2、第3のドライブユニット3に対して送信する。
図6は上記一連の制御によって、テーパ形状のねじ切り加工を行なった際の様子を示す図である。通常のねじ切り加工では、被加工物の長さ方向移動する軸がねじピッチにて指令された量を移動する間に主軸が1回転することにより一定ピッチのねじを加工することができる。
NC工作機械100においては、被加工物12の長さ方向移動する軸がねじピッチにて指令された量を移動する間に切削工具7の第1の回転軸5に対する位置が1回転することにより一定ピッチのねじ切り加工を行なうことが可能となるため、テーパ形状のねじ切り加工の場合、第1の回転軸5に対する補正量を、被加工物12の長さ方向への移動に同期して変化させる。
図6においては、被加工物の長さ方向への位置がZcにおける第1の回転軸5に対する補正量Cc、被加工物の長さ方向への位置がZdにおける第1の回転軸5に対する補正量Cdとなる。第1の回転軸5に対する補正量は補間処理部52において、仮想軸Xの位置が変化する毎に計算されるため、補間処理部52により計算される被加工物12の長さ方向への移動と同期して変動する。
この発明に係る数値制御装置50及び数値制御工作システムは、加工径が大きい被加工物、もしくは長さが長大な被加工物、一部のみが円筒形状もしくはテーパ状の形状をした被加工物など、被加工物を回転させることなく円筒形状もしくはテーパ形状の加工を行なうことを目的とした工作機械を制御する装置として用いられるのに適している。
この発明は、数値制御装置(Numerical Controller;以下NC装置)及び数値制御工作システムに係るものである。

Claims (6)

  1. 被加工物を固定するチャックと、
    該チャックに対向し、主軸として回転する第1の回転軸と、
    該第1の回転軸上に中心をおき回転する第2の回転軸と、
    予め設けられた加工プログラムに基づいて、前記第1の回転軸に対する回転指令と前記第2の回転軸に対する回転指令とを出力する数値制御装置と、
    前記第2の回転軸に固定され、前記第1の回転軸の回転により前記被加工物の周りを移動し、前記第2の回転軸の回転により加工径が決定される工具と、
    を備え
    前記加工プログラムに基づいて、加工開始前の前記工具の位置と前記第1の回転軸の中心とを結ぶ直線である仮想軸上を加工中に前記工具が移動するよう前記第1の回転軸の回転指令及び前記第2の回転軸の回転指令を出力する
    ことを特徴とする数値制御工作システム。
  2. 前記数値制御装置は、
    前記加工プログラムに基づいて工具を前記被加工物と前記チャックとを結ぶ直線方向に移動させる移動指令を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御工作システム。
  3. 前記数値制御装置は、
    前記加工プログラムを1ブロック毎に分析し、仮想軸の1ブロックでの移動量を解析するプログラム解析処理部と、
    該プログラム解析処理部での解析結果に基づいて前記仮想軸の補間周期で移動する移動量を計算する補間処理部と、
    該補間処理部にて計算された前記仮想軸の移動量を前記第1の回転軸の回転角度の移動量及び前記第2の回転軸の回転角度の移動量に変換する移動分配処理部と、
    を備えたことを特徴とする請求項に記載の数値制御工作システム。
  4. 被加工物を固定するチャックに対向し主軸として回転する第1の回転軸と、工具を固定するとともに前記第1の回転軸上に中心をおき回転する第2の回転軸に対し、予め設けられた加工プログラムに基づいて、加工開始前の前記工具の位置と前記第1の回転軸の中心とを結ぶ直線である仮想軸上を加工中に前記工具が移動するように前記第1の回転軸及び前記第2の回転軸の回転指令と、
    加工径を決定するように前記第2の回転軸に対する回転指令と、
    を出力することを特徴とする数値制御装置。
  5. 前記数値制御装置は、
    前記加工プログラムに基づいて工具を前記被加工物と前記チャックとを結ぶ直線方向に移動させる移動指令を出力する
    ことを特徴とする請求項に記載の数値制御装置。
  6. 前記数値制御装置は、
    前記加工プログラムを1ブロック毎に分析し、仮想軸の1ブロックでの移動量を解析するプログラム解析処理部と、
    該プログラム解析処理部での解析結果に基づいて前記仮想軸の補間周期で移動する移動量を計算する補間処理部と、
    該補間処理部にて計算された前記仮想軸の移動量を前記第1の回転軸の回転角度の移動量及び前記第2の回転軸の回転角度の移動量に変換する移動分配処理部と、
    を備えたことを特徴とする請求項に記載の数値制御装置。
JP2011518074A 2009-06-10 2009-06-10 数値制御装置及び数値制御工作システム Active JP5287986B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2009/002603 WO2010143227A1 (ja) 2009-06-10 2009-06-10 数値制御装置及び数値制御工作システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010143227A1 JPWO2010143227A1 (ja) 2012-11-22
JP5287986B2 true JP5287986B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=43308500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011518074A Active JP5287986B2 (ja) 2009-06-10 2009-06-10 数値制御装置及び数値制御工作システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20120065768A1 (ja)
JP (1) JP5287986B2 (ja)
DE (1) DE112009004909T5 (ja)
WO (1) WO2010143227A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017000064A1 (de) 2016-01-15 2017-08-03 Fanuc Corporation Numerische Steuerung mit einer Schnittsteuerfunktion durch Revolverdrehung

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4351281B2 (ja) * 2007-12-13 2009-10-28 ファナック株式会社 5軸加工機を制御する数値制御装置
EP2669755B1 (en) * 2011-09-14 2015-07-29 JTEKT Corporation Machining error computation device, machining error computation method, machining control device and machining control method
JP5624163B2 (ja) * 2013-01-17 2014-11-12 ファナック株式会社 ねじ切りサイクルの再加工を行う機能を有する数値制御装置
EP2862653B1 (en) * 2013-10-15 2017-09-13 Korea Institute Of Machinery & Materials Machining apparatus for turning
JP5883535B1 (ja) * 2015-10-02 2016-03-15 株式会社松浦機械製作所 ワークの内周面又は外周面に対する切削方法
WO2020208783A1 (ja) * 2019-04-11 2020-10-15 三菱電機株式会社 数値制御装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59151603U (ja) * 1983-03-31 1984-10-11 株式会社小松製作所 工具径可変形主軸装置における工具
JPS59201709A (ja) * 1983-04-28 1984-11-15 Komatsu Ltd 工具径可変形主軸装置における加工方法
JPS6029010U (ja) * 1983-07-29 1985-02-27 株式会社小松製作所 工具径可変形主軸装置における制御装置
JPS60191737A (ja) * 1984-03-12 1985-09-30 Komatsu Ltd 工具径可変形主軸装置における内側主軸の回転角制御方法
JPS62130146A (ja) * 1985-11-30 1987-06-12 Mitsui Seiki Kogyo Kk 切込量調整可能な2重主軸構造
JPS63180403A (ja) * 1987-01-23 1988-07-25 Hitachi Seiko Ltd 偏心クイルボ−リング装置
JPS6452604U (ja) * 1987-09-30 1989-03-31
JPH05305501A (ja) * 1992-04-30 1993-11-19 Okuma Mach Works Ltd 偏心形状加工装置及び偏心形状加工方法
JPH08126938A (ja) * 1994-09-05 1996-05-21 Toshiba Mach Co Ltd バイト工具による主軸回転角制御式切削加工方法
JP2009190157A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Sankyo Mfg Co Ltd 切削加工ユニット、及び工作機械

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2736359B2 (ja) * 1992-01-10 1998-04-02 オークマ株式会社 カム切削旋盤の刃物台
TW301619B (ja) * 1994-10-07 1997-04-01 Toshiba Machine Co Ltd
JP2000015542A (ja) * 1998-07-02 2000-01-18 Toshiba Mach Co Ltd 数値制御工作機械
JP2005212036A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Kazuyuki Hirano 切削工具
JP2007090489A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Olympus Corp 金型の切削加工方法及び装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59151603U (ja) * 1983-03-31 1984-10-11 株式会社小松製作所 工具径可変形主軸装置における工具
JPS59201709A (ja) * 1983-04-28 1984-11-15 Komatsu Ltd 工具径可変形主軸装置における加工方法
JPS6029010U (ja) * 1983-07-29 1985-02-27 株式会社小松製作所 工具径可変形主軸装置における制御装置
JPS60191737A (ja) * 1984-03-12 1985-09-30 Komatsu Ltd 工具径可変形主軸装置における内側主軸の回転角制御方法
JPS62130146A (ja) * 1985-11-30 1987-06-12 Mitsui Seiki Kogyo Kk 切込量調整可能な2重主軸構造
JPS63180403A (ja) * 1987-01-23 1988-07-25 Hitachi Seiko Ltd 偏心クイルボ−リング装置
JPS6452604U (ja) * 1987-09-30 1989-03-31
JPH05305501A (ja) * 1992-04-30 1993-11-19 Okuma Mach Works Ltd 偏心形状加工装置及び偏心形状加工方法
JPH08126938A (ja) * 1994-09-05 1996-05-21 Toshiba Mach Co Ltd バイト工具による主軸回転角制御式切削加工方法
JP2009190157A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Sankyo Mfg Co Ltd 切削加工ユニット、及び工作機械

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017000064A1 (de) 2016-01-15 2017-08-03 Fanuc Corporation Numerische Steuerung mit einer Schnittsteuerfunktion durch Revolverdrehung
US10486240B2 (en) 2016-01-15 2019-11-26 Fanuc Corporation Numerical controller having cutting control function through turret rotation
DE102017000064B4 (de) 2016-01-15 2024-01-25 Fanuc Corporation Numerische Steuerung mit einer Schnittsteuerfunktion durch Revolverdrehung

Also Published As

Publication number Publication date
US20120065768A1 (en) 2012-03-15
DE112009004909T5 (de) 2012-06-21
WO2010143227A1 (ja) 2010-12-16
JPWO2010143227A1 (ja) 2012-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5287986B2 (ja) 数値制御装置及び数値制御工作システム
CN108732989B (zh) 进行摆动切削的机床的控制装置
CN110695762B (zh) 机床的控制装置
CN108693835B (zh) 进行摆动切削的机床的控制装置
JP2017056515A (ja) 複数軸を備えた工作機械の制御装置
JP5471159B2 (ja) 工作機械の制御装置
WO2010103672A1 (ja) 主軸の回転制御方法及び工作機械の制御装置
JP6715271B2 (ja) 工作機械の制御装置、工作機械
JP5240412B1 (ja) 数値制御装置
JP5293389B2 (ja) 工作機械の制御装置
CN111660140B (zh) 机床的控制装置
JP3603051B2 (ja) 数値制御工作機械の送り速度・加速度制御方法および数値制御装置
JP4115925B2 (ja) 工作機械の制御方法及びその制御装置
CN111752214A (zh) 伺服控制装置
JP2013121627A (ja) 回転軸を備えたワイヤ放電加工機
US11507050B2 (en) Milling method
WO2022264260A1 (ja) 情報処理装置、工作機械の制御装置、及びコンピュータプログラム
WO2002027417A1 (fr) Dispositif de commande numerique et methode correspondante
JP2009282625A (ja) 工作機械及び工作機械の制御方法
CN117440869A (zh) 用于工具机的振动切削条件设定装置
JP2018043306A (ja) 工作機械およびその制御装置
WO2023139743A1 (ja) 情報処理装置、工作機械の制御装置、及びコンピュータプログラム
WO2022269751A1 (ja) 工作機械の制御装置
JP2018120643A (ja) 複数軸を備えた工作機械の制御装置
JP2005157980A (ja) 機械加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130520

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5287986

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250