JPWO2014002228A1 - 工作機械の制御装置および工作機械 - Google Patents

工作機械の制御装置および工作機械 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2014002228A1
JPWO2014002228A1 JP2014522306A JP2014522306A JPWO2014002228A1 JP WO2014002228 A1 JPWO2014002228 A1 JP WO2014002228A1 JP 2014522306 A JP2014522306 A JP 2014522306A JP 2014522306 A JP2014522306 A JP 2014522306A JP WO2014002228 A1 JPWO2014002228 A1 JP WO2014002228A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
axis
workpiece
rotary tool
revolving motion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014522306A
Other languages
English (en)
Inventor
知博 ▲高▼部
知博 ▲高▼部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makino Milling Machine Co Ltd
Original Assignee
Makino Milling Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makino Milling Machine Co Ltd filed Critical Makino Milling Machine Co Ltd
Publication of JPWO2014002228A1 publication Critical patent/JPWO2014002228A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C3/00Milling particular work; Special milling operations; Machines therefor
    • B23C3/28Grooving workpieces
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/19Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2220/00Details of milling processes
    • B23C2220/52Orbital drilling, i.e. use of a milling cutter moved in a spiral path to produce a hole

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

自転している回転工具を円運動させる公転運動を行いながらワークを加工する工作機械の制御装置であって、入力情報を含む加工プログラムを読み取る読取解釈部と、回転工具の進行の入力情報に基づいて設定された回転工具が進行する第1工具経路と、回転工具の公転運動の入力情報に基づいて設定された回転工具の公転運動の第2工具経路とを合成し、回転工具が公転運動を行いながら加工形状に沿って進行する第3工具経路を設定する演算部とを備える。

Description

本発明は、工作機械の制御装置および工作機械に関する。
従来の技術においては、回転工具を回転させて、ワークの切削等の加工を行う工作機械が知られている。また、このような工作機械において回転工具の工具経路を所定の軸の座標等により指定し、回転工具を自動的に移動させながら加工を行う数値制御工作機械が知られている。
特開昭60−141446号公報(特許文献1)においては、自転する工具を主軸の回転中心の回りに公転させながら切削を行う回転工具ホルダが開示されている。この回転工具ホルダは、遊星歯車機構により工具が増速されて自転し、更に工具の中心が主軸の回転中心の回りに公転する運動を行うことが開示されている。この回転工具ホルダを用いることにより、カッター等の回転工具が摩耗して、回転工具の径が変化しても、偏心量の調整により正確な幅寸法が得られることが開示されている。
特開平7−230312号公報(特許文献2)には、数値制御装置(CNC)と、プログラマブル・マシン・コントローラ(PMC)とを備えるCNCシステムが開示されている。この数値制御装置には、予め加工プログラムが格納されている。CNC側の移動指令手段は、この加工プログラムを解読し、その内容に従ってCNC側の軸移動指令を行う。一方、プログラマブル・マシン・コントローラには、シーケンス・プログラムが格納されている。PMC側の移動指令手段は、シーケンス・プログラムに含まれるPMC側の軸移動指令をCNC側に送る。CNCシステムは、CNC側の軸移動指令とPMC側の軸移動指令とを重畳して、各軸を移動制御することが開示されている。この公報には、PMC側の移動指令手段は、Z軸の所定の区間を往復移動させる指令を出力し、CNC側の移動指令手段は、X軸に平行に単調に直線移動させる指令を出力することが開示されている。
特開昭60−141446号公報 特開平7−230312号公報
上記の特許文献1に記載されている主軸の回転中心の周りに回転工具を公転させながら切削を行なう回転工具ホルダを用いることにより、回転工具の直径よりも大きな幅の溝部を形成することができる。このような特別な工具ホルダを用いることにより、大きな幅の溝部の加工を行うことができる。または、回転工具の直径よりも大きな径の穴部等を形成することができる。上記の特許文献1に開示されている回転工具ホルダは、ワークの加工形状に沿って移動することによりワークの加工を行う。すなわち、回転工具ホルダが所望の形状に沿って1回移動することにより加工を行う。
しかしながら、この回転工具ホルダが生成可能な幅は、実質的に1つであるために、生成する溝部の幅等が変化すると、遊星歯車機構を備える回転工具ホルダを取り替えなくてはならないという問題がある。たとえば、一つのワークに幅が互いに異なる複数の溝部を形成する場合には、それぞれの溝部の幅に対応する複数の回転工具ホルダを用いる必要がある。このように、回転工具ホルダを用いる場合には、加工する部分の形状に合わせて形成された特別な工具を用いなくてはならないという問題があった。
本発明の工作機械の制御装置は、回転工具を自転させ、自転している回転工具をワークに対して相対的に円運動させる公転運動を行いながら進行させてワークを加工する工作機械の制御装置であって、ワークの加工形状に沿って進行する回転工具の進行の入力情報と、回転工具の公転運動の入力情報とを個別に入力した加工プログラムを読み取る読取解釈部と、回転工具の進行の入力情報に基づいて設定された回転工具が進行する第1工具経路と、回転工具の公転運動の入力情報に基づいて設定された回転工具の公転運動の第2工具経路とを合成し、回転工具が公転運動を行いながら加工形状に沿って進行する第3工具経路を設定する演算部とを備える。
上記発明においては、第1工具経路は、予め定められた回転角度の公転運動を行った後に、ワークの加工形状に沿って回転工具を進行するように設定する。
本発明の工作機械は、回転工具とワークとを相対移動させてワークを加工する工作機械において、ワークの加工形状に沿って進行する回転工具の進行の入力情報と、回転工具の公転運動の入力情報とを個別に入力した加工プログラムを読み取る読取解釈部と、回転工具の進行の入力情報に基づいて設定された回転工具が進行する第1工具経路と、回転工具の公転運動の入力情報に基づいて設定された回転工具の公転運動の第2工具経路とを合成し、回転工具が公転運動を行いながら加工形状に沿って進行する第3工具経路を設定する演算部と、演算部にて合成した第3工具経路に基づいて、回転工具とワークとを相対移動させる移動装置とを備える。
本発明によれば、加工する部分の形状に合わせて形成された回転工具ホルダを用いなくても、使用する回転工具の径よりも大きな溝部や穴部の加工を行うことができる。
実施の形態における数値制御工作機械の概略図である。 実施の形態における数値制御工作機械の制御装置を説明するブロック図である。 実施の形態における第1のワークを説明する概略斜視図である。 実施の形態における数値制御工作機械にて加工を行っているときの概略平面図である。 実施の形態の数値制御工作機械において、回転工具が移動する工具経路を説明する概略図である。 実施の形態における回転工具の移動を設定するための実際の軸と仮想軸と説明する概略図である。 実施の形態における加工プログラムの概略図である。 実施の形態における工作機械の制御装置の概略図である。 実施の形態における第2のワークに溝部を形成しているときの概略正面図である。
図1から図9を参照して、実際の形態における工作機械の制御装置および数値制御工作機械について説明する。本実施の形態においては、主軸が水平方向に延びている横形マシニングセンタを例示して説明する。
図1は、本実施の形態における数値制御工作機械の概略図である。数値制御工作機械10は、工場等の床面に設置されるベッド12を備える。ベッド12の上面には、Z軸ガイドレール28が固定されている。本実施の形態におけるZ軸は、水平方向である。Z軸ガイドレール28は、Z軸方向(図1において左右方向)に延びるように配置されている。
本実施の形態における数値制御工作機械10は、回転工具22とワーク1とを相対移動させる移動装置を備えている。Z軸ガイドレール28の上面には、テーブル14が配置されている。テーブル14は、Z軸ガイドレール28に対して摺動可能に配置されている。テーブル14は、Z軸に沿って移動する。テーブル14の上面には、B軸方向にワーク1を回転させるための数値制御式のロータリテーブル42が配置されている。ロータリテーブル42の上面には、ワーク用の保持部材40を介してワーク1が固定されている。本実施の形態における数値制御工作機械は、ワーク1をB軸方向に回転させる装置を備えるが、B軸方向の回転運動が不要の場合には、ロータリテーブル42を介在させることなく、テーブル14の上面にワーク1を固定しても構わない。
ベッド12の上面には、X軸ガイドレール36が固定されている。本実施の形態におけるX軸は、Z軸に直交し、更に水平方向(図1の紙面に垂直方向)に延びる。X軸ガイドレール36は、X軸に沿って延びるように形成されている。X軸ガイドレール36には、コラム16が摺動可能に配置されている。コラム16は、X軸に沿って移動する。
コラム16において、ワーク1に対面する前面には、Y軸ガイドレール34が固定されている。本実施の形態におけるY軸は、X軸およびZ軸に直交する方向に延びる。Y軸ガイドレール34は、Y軸に沿って延びている。Y軸ガイドレール34上には、主軸ヘッド18が配置されている。主軸ヘッド18は、Y軸ガイドレール34に摺動可能に形成されている。主軸ヘッド18は、Y軸に沿って移動する。主軸ヘッド18は、主軸20を回転自在に支持するように形成されている。
本実施の形態の移動装置は、ワーク1に対して回転工具22をZ軸方向に相対移動させるZ軸移動装置を含む。本実施の形態においては、ベッド12の内部において、テーブル14の下側にはZ軸送りねじ24が配置されている。Z軸送りねじ24は、Z軸方向に延びている。テーブル14の下面には、ナット26が固定されている。ナット26は、Z軸送りねじ24に螺合する。Z軸送りねじ24の一方の端部にはZ軸サーボモータ25が連結されている。Z軸サーボモータ25を駆動して、Z軸送りねじ24を回転させることにより、ナット26がZ軸方向に移動する。テーブル14は、ナット26の移動と共に、Z軸ガイドレール28に沿って移動する。この結果、ワーク1がZ軸方向に移動する。
本実施の形態の数値制御工作機械は、ワーク1に対して回転工具22をX軸方向に相対移動させるX軸移動装置を備える。X軸移動装置は、Z軸移動装置と同様に、ベッド12の内部において、コラム16の下側に配置されているX軸送りねじを含む。X軸送りねじは、X軸方向に延びるように形成されている。コラム16の下面にはX軸送りねじに螺合するナット37が固定されている。X軸送りねじの一端にはX軸サーボモータ38が連結されている。X軸サーボモータ38を駆動し、X軸送りねじを回転させることにより、ナット37がX軸方向に移動する。コラム16は、ナット37の移動とともに、X軸ガイドレール36に沿って移動する。この結果、回転工具22がX軸方向に移動する。
本実施の形態の数値制御工作機械は、ワーク1に対して回転工具22をY軸方向に相対移動させるY軸移動装置を備える。コラム16の内部にはY軸送りねじ32が配置されている。Y軸送りねじ32は、Y軸方向に延びるように形成されている。主軸ヘッド18の背面には、Y軸送りねじ32に螺合するナット30が固定されている。Y軸送りねじ32の上端にはY軸サーボモータ31が連結されている。Y軸サーボモータ31を駆動し、Y軸送りねじ32を回転させることにより、ナット30がY軸方向に移動する。主軸ヘッド18は、ナット30の移動と共に、Y軸ガイドレール34に沿って移動する。この結果、回転工具22がY軸方向に移動する。
本実施の形態の数値制御工作機械は、ワーク1に対して回転工具22をB軸方向に相対移動させるB軸移動装置を備える。ロータリテーブル42は、ワーク1を回転させるためのB軸サーボモータ43を含む。B軸サーボモータ43が駆動することにより、ワーク1がB軸方向に回転する。
主軸20の先端には回転工具22が配置されている。本実施の形態においては、回転工具22としてエンドミルが装着されている。主軸20には、回転工具22を回転させるためのモータ23が接続されている。モータ23が駆動することにより、回転工具22は、主軸の中心軸を回転軸として自転する。
本実施の形態における数値制御工作機械は、回転工具22を回転させながら、コラム16、主軸ヘッド18、テーブル14を各々X軸、Y軸、Z軸方向に動作させることにより、テーブル14に固定されたワーク1を所望形状に切削加工する。数値制御工作機械10は、3軸の数値制御工作機械として機能する。更に、ロータリテーブル42を駆動する場合には、ワーク1をB軸周りに回転させる。この場合には、数値制御工作機械10は、B軸を有する4軸の数値制御工作機械として機能する。
本実施の形態における数値制御工作機械10は、ワーク1を所望形状に切削するために、ワーク1に対して回転工具22が相対的に移動する工具経路を設定する。本実施の形態における数値制御工作機械10は、回転工具22の工具経路を生成するための制御装置60を備える。本実施の形態における工具経路は、回転工具22の先端の工具中心点の経路になる。なお、本発明における工具中心点は、回転工具が自転するときの回転軸線上における回転工具の先端の位置である。
図2に、本実施の形態における数値制御工作機械10の概略図を示す。本実施の形態における制御装置60は、演算処理装置を含む。演算処理装置は、演算処理等を行うマイクロプロセッサ(CPU)、記憶装置としてのROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、およびその他の周辺回路を有する。
制御装置60は、使用者が作成する加工プログラム51に基づいて、ワーク1に対する回転工具22の相対的な位置を算出する。本実施の形態における制御装置60は、ワーク1に対する回転工具22の相対的な位置を、X軸、Y軸、Z軸およびB軸の4軸に基づいて設定する。制御装置60は、X軸、Y軸、Z軸およびB軸ごとに移動の制御量を設定する。制御装置60によって設定されたそれぞれの軸の制御量に基づいて、X軸サーボモータ38、Y軸サーボモータ31、Z軸サーボモータ25、およびB軸サーボモータ43が駆動される。サーボモータが駆動することにより、ワーク1と回転工具22とが所望の位置に相対移動する。
本実施の形態における制御装置60では、複数の工具経路の情報を加工プログラム51に入力する。本実施の形態においては、使用者が互いに異なる2種類の工具経路を加工プログラム51に入力する。制御装置60は、加工プログラム51を読み取る読取解釈部52を備える。読取解釈部52は、加工プログラム51の工具経路に基づいて、加工指令を系統制御部に出力する。本実施の形態における読取解釈部52は、互いに異なる2つの工具経路に基づいて、互いに異なる2つの加工指令を出力する。
本実施の形態における系統制御部は、第1系統制御部53と第2系統制御部54とを含む。すなわち複数の系統制御部を含む。本実施の形態における制御装置60は、互いに異なる2つの加工指令を、第1系統制御部53と第2系統制御部54に出力するように形成されている。読取解釈部52によって、加工指令が第1系統制御部53または第2系統制御部54に振り分けられる。第1系統制御部および第2系統制御部は、受信した加工指令に基づいて、予め記憶されているプログラムを用いて、X軸、Y軸、Z軸およびB軸のそれぞれの第1系統の制御量および第2系統の制御量を設定する。すなわち、回転工具22の第1系統の工具経路および第2系統の工具経路が設定される。
本実施の形態における制御装置60は、複数の系統制御部にて生成された各軸ごとの制御量を合成する演算部55を有する。第1系統制御部53にて設定された制御量および第2系統制御部54にて設定された制御量は、演算部55に入力される。演算部55においては、第1系統の制御量と第2系統の制御量とが、それぞれの軸ごとに合成される。演算部55は、合成された制御量、すなわち合成された工具経路に基づいてX軸等の各軸の位置指令値、速度指令値等をモータ制御部56に出力する。
モータ制御部56は、演算部55の出力に基づいて、それぞれの軸を駆動するX軸サーボモータ38、Y軸サーボモータ31、Z軸サーボモータ25、およびB軸サーボモータ43に対して電流指令値等を発信する。それぞれのサーボモータが駆動し、ワーク1に対する回転工具22の相対的な位置が調整される。なお、本実施の形態におけるモータ制御部56は、回転工具22を自転させるためのモータ23も制御している。
本実施の形態における制御装置は、読取解釈部が系統制御部と分離されているが、この形態に限られず、系統制御部が読取解釈部を含んでいても構わない。たとえば、第1系統制御部が読取解釈部を含み、第1系統制御部にて加工プログラムを読取り、その後に第2系統制御部に第2系統のみの加工指令を送信しても構わない。
図3に、本実施の形態における第1のワークの概略斜視図を示す。図3は、本実施の形態における数値制御工作機械により加工が終了したときのワークの図である。第1のワーク1においては、ワーク1の一つの面に溝部66を形成している。ワーク1を切削する加工を行なうことにより溝部66を形成している。溝部66は、直線状の部分と曲線状の部分とを含む。溝部66の幅は、回転工具22の直径よりも大きくなるように形成されている。溝部66の深さは一定になるように形成されている。
このような溝部66を形成する場合には、切削の時の回転工具22の深さ(Z軸の位置)を変化させずに、ワーク1の表面に沿って、X軸の位置およびY軸の位置を変化させる制御を行う。
図1を参照して、第1のワーク1を加工する場合には、ロータリテーブル42におけるB軸方向の回転制御は停止する。ワーク1の加工面が回転工具22に対向するように、ワーク1をロータリテーブル42に固定する。このとき、ワーク1の加工面がX軸およびY軸と平行になるように配置する。切削を開始した時には、所望のZ軸の位置までワーク1を移動させ、切削が終了するまでZ軸の位置は不変に制御する。溝部66は、X軸方向とY軸方向との平面的な移動により加工することができる。以下の説明においては、Z軸方向の位置を一定に保つ制御は省略し、X軸方向およびY軸方向に移動する制御について説明する。
図4に、本実施の形態における第1のワーク1に溝部66を形成しているときの概略平面図を示す。図4は、溝部66のうち直線状の部分を形成しているときの図である。回転工具22は、矢印91に示すように、回転工具22の工具中心点を通る軸線の周りに回転する。すなわち、回転工具22は、工具中心点を自転中心72として自転する。矢印95にて示す溝部66の幅は、回転工具22の直径よりも大きい。本実施の形態における工作機械では、自転している回転工具22を、更に円運動させる制御を行う。すなわち、回転工具22を公転させる制御を行う。
本実施の形態においては、矢印92に示すように、回転工具22の公転運動を行う。回転工具22の自転中心72を公転中心73の回りに回転させることにより、回転工具22が公転する。公転中心73は、たとえば、溝部66の幅方向の中央点を設定することができる。公転運動を行う回転工具22の表面がワーク1に接触することにより、ワーク1が切削される。回転工具22の公転により、回転工具22の直径よりも幅の広い溝部66を形成することができる。次に、矢印93に示すように、溝部66の延びる方向に沿って公転中心73を進行させる。溝部66の幅方向の中央線に沿って、公転中心73を進行させることにより、所望の形状の溝部66を形成することができる。
図5に、本実施の形態における回転工具22の工具経路の概略図を示す。図5は、回転工具22の自転中心72の軌跡である。矢印93は、溝部66の延びる方向を示している。図5に示すように、第1のワーク1の加工を行う場合には、回転工具22が公転運動を行ないながら進行するために、工具経路が螺旋状になる。なお、図5は、溝部の延びる形状が直線状の場合を例示しているが、溝部の延びる形状が曲線状の場合には、矢印93に示す進行する経路が曲線状になる。
次に、本実施の形態における工作機械の制御装置について詳しく説明する。図2および図4を参照して、本実施の形態における制御装置60では、ワーク1の加工形状に沿って回転工具22が進行するときの回転工具22の進行の入力情報と、回転工具22の公転運動の入力情報とを加工プログラム51に入力する。本実施の形態においては、矢印93に示すように溝部66の延びる方向に沿って進行する回転工具22の進行の入力情報と、矢印92に示すように回転工具22の公転運動の入力情報とを個別に入力する。読取解釈部52は、溝部66の延びる方向に沿う工具経路の加工指令を第1系統制御部53に出力し、公転運動の工具経路の加工指令を第2系統制御部54に出力する。
図4を参照して、本実施の形態における第1系統制御部53においては、矢印93に示すように、回転工具22が溝部66の形状に沿って進行する第1工具経路が設定される。すなわち、第1系統制御部53では、公転する回転工具22が溝部66の延びる方向に移動するための各軸の第1系統の制御量が設定される。第2系統制御部54においては、矢印92に示すように、自転中心72が公転する第2工具経路が設定される。すなわち、第2系統制御部54では、回転工具22が公転するための各軸の第2系統の制御量が設定される。第1系統制御部53からの各軸の第1系統の制御量と、第2系統制御部54からの各軸の第2系統の制御量は、演算部55において合成される。この結果、図5に示すような重畳した第3工具経路が生成される。
このように、本実施の形態における制御装置60では、第1系統制御部53と第2系統制御部54において、独立した制御量を算出した後に合成する制御を行なっている。本実施の形態における制御装置60では、第1系統制御部53における座標と第2系統制御部54における座標とを個別に設定している。
図6に、本実施の形態の第1系統制御部53における座標と、第2系統制御部54における座標とを説明する概略図を示す。回転工具22は、C軸方向に自転している。第1系統制御部53においては、X軸、Y軸、Z軸およびB軸(図1参照)の実際の軸を設定することができる。また、第2系統制御部54においては、X軸に対応する仮想軸としてのXX軸、Y軸に対応する仮想軸としてのYY軸、およびZ軸に対応する仮想軸としてのZZ軸を設定することができる。また、B軸に対応する仮想軸としてBB軸を設定することができる。それぞれの仮想軸は、実際の軸に平行である。例えば、XX軸は、X軸と平行である。第2系統制御部54の仮想軸は、第1系統制御部53における回転工具22の移動がなかった場合の仮想的な軸である。たとえば、図4を参照して、仮想軸は、公転中心73が停止していると仮定したときの軸に対応している。
図7に、本実施の形態における数値制御工作機械の加工プログラムの概略図を示す。図8に、本実施の形態における工作機械の制御装置の概略図を示す。図2、図7および図8を参照して、加工プログラム51は、使用者が作成する。加工プログラム51は、使用者が所望する加工形状に従って入力する。本実施の形態においては、Gコードを使用者が入力する。これらのコードの記載方法は予め定められている。
図7に示される加工プログラム51の例では、公転運動を指令するコードG1001が記載されている。また、公転運動を行いながら回転工具22が加工形状に沿って移動するための溝経路の指令として、コードG01等が記載されている。このように、ワーク1の加工形状に沿って回転工具22が移動する第1工具経路と、回転工具22が公転する第2工具経路とが互いに独立に設定されている。また、公転運動を終了するためのコードG1000が記載されている。
公転運動の指令であるコードG1001は、例えば、次の表1に示すように設定することができる。
Figure 2014002228
コードG1001に対する引数A,B,C,Dは、使用者が設定することができる。引数Aは、公転運動の回転方向であり、例えば、公転の回転方向が時計周りである場合には、引数は02に設定する。引数Bは、溝部66の幅であり、回転工具の直径よりも大きな値を設定することができる。引数Cは、公転運動の送り速度である。図4を参照して、公転運動の送り速度は、矢印92に示す自転中心72が回転する時の接線方向の速度である。引数Dは、工具オフセット番号である。工具オフセット番号は、回転工具の半径が記憶されているパラメータの番号である。工具中心点から実際の加工位置までが工具オフセットである。工具オフセットは、工具の半径に対応する。すなわち、引数Dを設定することにより、回転工具の半径を指定することができる。
公転運動の指令のコードG1001は、読取解釈部52に読み取られる。本実施の形態においては、読取解釈部52は、コードG1001が公転運動の指令であることを判別する。前述のように、回転工具22が公転運動を行なうための制御量は、第2系統制御部54にて設定される。このために、読取解釈部52は、公転運動の指令を第2系統制御部54に引き渡す。
第2系統制御部54では、読取解釈部52の指令を実行するためのプログラムが予め記憶されている。第2系統制御部54では、コードG1001に基づいて、工作機械を制御するためのコードが設定されている。表2に、コードG1001の指令を受けたときに、第2系統制御部54のプログラムに記載されるコードの説明図を示す。第2系統制御部54は、コードG1001の引数に基づいて、工作機械を制御するコードが定められる。ここでのコードG#1等は、予め第2系統制御部にサブプログラムとして記憶されている。
Figure 2014002228
第2系統制御部のプログラムのコードG#1の変数#1は、公転運動の回転方向を示す。この変数#1には、加工プログラムのコードG1001の引数Aが引用される。公転運動の回転方向が時計回りの場合には変数が02となり、コードG02と判断される。コードG02は、時計回りの円弧補間であることが予め定められている。
コードI#2の変数#2は、円弧の始点から円弧の中心までの距離を設定する。すなわち、公転運動の半径を設定する。ここで、公転運動の半径は、加工プログラム51に入力されたコードG1001に基づいて、次の式(1)により算出することができる。
(公転運動の半径)=(溝幅−回転工具の直径)/2 …(1)
ここで、溝幅は、加工プログラム51のコードG1001の引数Bを引用することができる。回転工具の直径は、コードG1001の引数Dの工具オフセット番号により定まる回転工具の半径により算出することができる。
コードF#3の変数#3には、送り速度を設定する。ここで、公転運動の送り速度は、加工プログラム51のコードG1001の引数Cを引用することができる。
このように、本実施の形態においては、使用者が入力する加工プログラム51のコードに基づいて、第2系統制御部において使用されるプログラムが設定される。
第2系統制御部は、設定されたコード等に基づいて、それぞれの軸方向における制御量を設定する。本実施の形態においては、Z軸における回転工具の位置が所定の位置になった後に、X軸方向およびY軸方向に回転工具を移動する制御が行われる。第2系統制御部54では、仮想軸のXX軸の制御量および仮想軸のYY軸の制御量が設定される。すなわち、公転運動を行う時の第2工具経路が設定される。第2系統制御部54の出力は、演算部55に入力される。
次に、加工プログラム51の溝経路の指令に従って、溝形状に沿って進行する回転工具の制御量を設定する。読取解釈部52は、溝経路を設定するコードG01を読み取る。読取解釈部52は、溝経路の指令と判別する。読取解釈部52は、第1系統制御部53に加工指令を出力する。第1系統制御部53においては、コードG01に基づいて、実際の軸であるX軸、Y軸の制御量を設定する。すなわち、溝形状に沿って進行する第1工具経路が設定される。コードG01は、直線的に移動する制御であることが第1系統制御部に記憶されている。第1系統制御部は、それぞれの軸の制御量を設定する。本実施の形態においては、X軸の制御量およびY軸の制御量を演算部55に出力する。
演算部55においては、第1系統制御部の出力と第2系統制御部の出力とを合成する。本実施の形態においては、それぞれの軸ごとの制御量の合成を行う。例えば、X軸方向においては、第1系統制御部53から出力されたX軸の制御量と、第2系統制御部から出力されたXX軸の制御量とを加算して、最終的なX軸における制御量を設定する。また、Y軸の制御量とYY軸の制御量とを加算し、最終的なY軸における制御量を設定する。このように、最終的に合成された第3工具経路が設定される。
モータ制御部56は、演算部55において算出されたそれぞれの軸における制御量に基づいて、それぞれの軸のサーボモータの制御を行う。すなわち、移動装置は、演算部にて合成した第3工具経路に基づいて、回転工具とワークとの相対移動を行っている。
このように、本実施の形態の工作機械の制御装置は、ワークの加工形状に沿って回転工具が進行する第1工具経路を設定する第1系統制御部と、回転工具の公転の第2工具経路を設定する第2系統制御部とを備え、第1系統制御部の出力と第2系統制御部の出力とを合成している。それぞれの系統制御部は、それぞれの工具経路に相等する移動軸ごとの制御量を出力している。演算部では、移動軸ごとに制御量を合成し、回転工具が公転しながら加工形状に沿って進行する時の第3工具経路を設定することができる。
本実施の形態における制御装置は、回転工具の直径以上の幅を有する溝部の加工や穴部の加工を、遊星回転機構等を有する特別な工具を用いなくても精度良く行なう工具経路を生成することができる。また、数値制御工作機械は、このような特別な工具を用いなくても精度良く加工を行うことができる。また、遊星回転機構等を有する工具では切り込み量を大きくすることが困難であるが、本実施の形態における数値制御工作機械は、切り込み量を大きくして加工時間を短くすることができる。
また、本実施の形態においては、回転工具のヘッド部を交換しなくても、加工プログラムの変更により、溝幅や穴の径等の変更を行なうことができる。すなわち、回転工具を変更しなくても溝幅や穴の径の変更を容易に行うことができる。更に、回転工具の磨耗等により回転工具の半径が変化した場合においても、溝幅の調整を容易に行なうことができる。例えば、加工プログラムの入力を調整することにより、回転工具の摩耗に対する微妙な調整を行なうことができる。
また、本実施の形態における制御装置は、入力プログラムにおいて、公転運動の工具経路および溝経路の工具経路を独立して入力することができるために、入力プログラムの生成が容易になる。
ところで、ワーク1の加工を開始する際に、加工形状に沿う回転工具22の進行と公転運動とを同時に開始すると、削り残しが生じる場合がある。そこで、本実施の形態における第1系統制御部53は、ワーク1の加工を開始する際に、予め定められた回転角度の公転運動を行なった後に、ワーク1の加工形状に沿って回転工具22を進行するように第1工具経路を設定している。例えば、第2系統制御部54により行う回転工具の公転を1回転させるまでは、第1系統制御部53により設定される制御量をゼロにすることができる。この制御を行なうことにより、加工を開始した部分において、削り残し等の加工が不十分な部分が生じることを抑制できる。特に、回転工具22の公転を1回転以上させることにより、より確実に削り残しを抑制することができる。
予め公転運動を行う回転角度としては、1回転に限られず、必要に応じて設定することができる。たとえば、半回転の公転運動により削り残しを抑制できる場合には、半回転に設定することができる。また、予め公転運動を行う回転角度としては、公転中心周りの角度を入力するほかに、公転を行う時間を入力することにより、予め公転運動を行う回転角度を設定しても構わない。所定の回転角度にて公転運動を行うためコード等は、第1系統制御部53または第2系統制御部54に記憶されているサブプログラムに予め設定しておくことができる。または、使用者が作成する加工プログラムに、所定の回転角度にて公転運動を行う指令を入力し、加工プログラムの指令に基づいて制御しても構わない。
図9に、本実施の形態における第2のワーク1の概略平面図を示す。第2のワーク1においては、円柱状のワーク1の表面に螺旋状に延びる溝部66を形成する。このような溝部66の加工を行うことにより、例えば円筒カムやグロボイダルカム等を製造することができる。
図1を参照して、第2のワーク1の溝部66を形成する場合には、ワーク1の中心軸2がY軸と平行になる様に、ワーク1をロータリテーブル42に固定する。また、中心軸2がロータリテーブル42の回転軸と一致するようにワーク1を固定する。第2のワーク1の加工においては、X軸方向およびY軸方向の移動に加えて、B軸方向にワークを回転させる。ワーク1の中心軸2を回転軸にして回転させながら、X軸およびY軸の相対的な移動を行なう。
このような加工を行なう場合においても、公転中心73が、矢印96に示す加工形状に沿った第1工具経路を第1系統制御部53にて設定することができる。すなわち、X軸、Y軸およびB軸における工具経路を設定する。また、公転中心73に対して回転工具22が公転運動を行なう第2工具経路を第2系統制御部54にて設定することができる。すなわち、XX軸、YY軸およびBB軸における工具経路を設定する。演算部55にて第1系統制御部53からの出力と第2系統制御部54からの出力とを合成して、第3工具経路を設定することができる。実際の加工においては、公転運動を行っている回転工具22を矢印97に示すY軸方向に移動させながら、矢印98に示すようにB軸方向にワーク1を回転させることにより、溝部66を形成することができる。このように、本実施の形態における制御装置および数値制御工作機械は、平面的な加工のみではなくて、立体的な加工にも適用することができる。
本実施の形態の回転工具22とワーク1とを相対移動させる移動装置は、X軸およびYにおいては、ワーク1に対して回転工具22を移動させており、Z軸およびB軸においては、回転工具22に対してワーク1を移動するように形成されているが、この形態に限られず、移動装置は、ワークおよび回転工具のうち少なくとも一方がそれぞれの軸に関して移動可能に形成されていれば構わない。
本実施の形態においては、それぞれのワークに対して溝部を形成する加工を例示して説明を行ったが、この形態に限られず、任意の加工に本発明を適用することができる。例えば、ワークの表面に凹部を形成する切削やワークの端面の切削等にも、本発明を適用することができる。更に、ワークの加工としては切削に限られず、任意の加工に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態においては、いわゆる横型マシニングセンサを例示して説明を行ったが、この形態に限られず、任意の数値制御工作機械に本発明を適用することができる。
上記の実施の形態は、適宜組み合わせることができる。上述のそれぞれの図において、同一または相等する部分には同一の符号を付している。なお、上記の実施の形態は例示であり発明を限定するものではない。
1 ワーク
10 数値制御工作機械
14 テーブル
16 コラム
20 主軸
22 回転工具
25 Z軸サーボモータ
31 Y軸サーボモータ
38 X軸サーボモータ
43 B軸サーボモータ
51 加工プログラム
52 読取解釈部
53 第1系統制御部
54 第2系統制御部
55 演算部
60 制御装置
66 溝部
72 自転中心
73 公転中心
本発明の工作機械の制御装置は、回転工具を自転させ、自転している回転工具をワークに対して相対的に円運動させる公転運動を行いながら進行させてワークを加工する工作機械の制御装置であって、ワークの加工形状に沿って進行する回転工具の進行に関する第1系統の指令と、回転工具の公転運動に関する第2系統の指令とが設定された加工プログラムを読み取る読取解釈部と、第1系統に入力された回転工具の進行の指令に基づいて設定された回転工具が進行する第1工具経路上を回転工具が移動するように各軸を駆動させる第1系統の制御量と、第2系統に入力された回転工具の公転運動の指令に基づいて設定された回転工具の公転運動の第2工具経路上を回転工具が移動するように各軸を駆動させる第2系統の制御量とをそれぞれの軸ごとに合成し、回転工具が公転運動を行いながら加工形状に沿って進行する制御量を演算する演算部とを備える。
上記発明においては、第2系統の制御量にて予め定められた回転角度の公転運動を行った後に、ワークの加工形状に沿って回転工具を進行するように第1系統の制御量と第2系統の制御量とを合成した制御量を設定することができる
本発明の工作機械は、回転工具とワークとを相対移動させてワークを加工する工作機械において、ワークの加工形状に沿って進行する回転工具の進行に関する第1系統の指令と、回転工具の公転運動に関する第2系統の指令とが設定された加工プログラムを読み取る読取解釈部と、第1系統に入力された回転工具の進行の指令に基づいて設定された回転工具が進行する第1工具経路上を回転工具が移動するように各軸を駆動させる第1系統の制御量と、第2系統に入力された回転工具の公転運動の指令に基づいて設定された回転工具の公転運動の第2工具経路上を回転工具が移動するように各軸を駆動させる第2系統の制御量とをそれぞれの軸ごとに合成し、回転工具が公転運動を行いながら加工形状に沿って進行する制御量を演算する演算部と、演算部にて合成した制御量に基づいて、回転工具とワークとを相対移動させる移動装置とを備える。

Claims (3)

  1. 回転工具を自転させ、自転している前記回転工具をワークに対して相対的に円運動させる公転運動を行いながら進行させてワークを加工する工作機械の制御装置であって、
    前記ワークの加工形状に沿って進行する前記回転工具の進行の入力情報と、前記回転工具の公転運動の入力情報とを個別に入力した加工プログラムを読み取る読取解釈部と、
    前記回転工具の進行の入力情報に基づいて設定された前記回転工具が進行する第1工具経路と、前記回転工具の公転運動の入力情報に基づいて設定された前記回転工具の公転運動の第2工具経路とを合成し、前記回転工具が公転運動を行いながら加工形状に沿って進行する第3工具経路を設定する演算部とを備えることを特徴とした、工作機械の制御装置。
  2. 前記第1工具経路は、予め定められた回転角度の公転運動を行った後に、前記ワークの加工形状に沿って前記回転工具を進行するように設定する、請求項1に記載の工作機械の制御装置。
  3. 回転工具とワークとを相対移動させてワークを加工する工作機械において、
    前記ワークの加工形状に沿って進行する前記回転工具の進行の入力情報と、前記回転工具の公転運動の入力情報とを個別に入力した加工プログラムを読み取る読取解釈部と、
    前記回転工具の進行の入力情報に基づいて設定された前記回転工具が進行する第1工具経路と、前記回転工具の公転運動の入力情報に基づいて設定された前記回転工具の公転運動の第2工具経路とを合成し、前記回転工具が公転運動を行いながら加工形状に沿って進行する第3工具経路を設定する演算部と、
    前記演算部にて合成した前記第3工具経路に基づいて、前記回転工具と前記ワークとを相対移動させる移動装置とを備えることを特徴とした、工作機械。
JP2014522306A 2012-06-28 2012-06-28 工作機械の制御装置および工作機械 Pending JPWO2014002228A1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2012/066570 WO2014002228A1 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 工作機械の制御装置および工作機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2014002228A1 true JPWO2014002228A1 (ja) 2016-05-26

Family

ID=49782459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014522306A Pending JPWO2014002228A1 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 工作機械の制御装置および工作機械

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9886021B2 (ja)
EP (1) EP2868411B1 (ja)
JP (1) JPWO2014002228A1 (ja)
CN (1) CN104428088B (ja)
WO (1) WO2014002228A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101879924B1 (ko) * 2013-04-11 2018-07-18 시티즌 도케이 가부시키가이샤 오프셋 번호 설정 장치
CN104923842B (zh) * 2015-06-26 2017-02-01 张家港玉成精机股份有限公司 一种圆盘机上用于加工带凹槽工件的加工装置
JP6267161B2 (ja) * 2015-08-10 2018-01-24 ファナック株式会社 平行する2軸の軸制御を行う数値制御装置
EP3479936A1 (de) * 2017-11-03 2019-05-08 Siemens Aktiengesellschaft Drehen von werkstücken auf einer werkzeugmaschine
US10843278B2 (en) * 2017-11-17 2020-11-24 Lamons Gasket Company Kammprofile milling machine
EP3690573B1 (de) * 2019-01-30 2021-08-18 Siemens Aktiengesellschaft Steuerung einer werkzeugmaschine

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS648406A (en) * 1987-07-01 1989-01-12 Hitachi Ltd Method and device for controlling weaving
JPH10124129A (ja) * 1996-08-27 1998-05-15 Sharp Corp 切削加工機の数値制御データ作成装置及び作成方法並びに記録媒体
JP2002132315A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Okuma Corp 加工経路生成方法、加工経路生成装置および記録媒体
JP4300275B2 (ja) * 2004-10-21 2009-07-22 義昭 垣野 工程設計方法、工程設計装置及びコンピュータプログラム
JP2012086296A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Ihi Corp 溝加工方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60141446A (ja) 1983-12-28 1985-07-26 Osawa Seisakusho:Kk 回転工具ホルダ−
US4573840A (en) * 1984-04-02 1986-03-04 Lamb Technicon Corp. Piston counterboring machine
JP3007181B2 (ja) * 1991-04-05 2000-02-07 株式会社ショーワ 円筒状中空体内周溝成形工具、成形装置および成形方法
JP3029228B2 (ja) * 1993-08-17 2000-04-04 トーヨーエイテック株式会社 スクロール状工作物の加工方法及び装置
JPH07230312A (ja) 1994-02-18 1995-08-29 Fanuc Ltd Cncシステム
JPH08323525A (ja) * 1995-05-30 1996-12-10 Fuji Oozx Inc 円筒状ワークの内面溝加工装置
JPH11226811A (ja) 1998-02-16 1999-08-24 Toshiba Mach Co Ltd 加工方法および加工機械
CN1320979C (zh) 2000-09-29 2007-06-13 三菱电机株式会社 高精度加工方法
EP2153923B1 (en) 2007-05-18 2017-01-18 Hukuzo Yagishita Drilling device and method of producing drilled object
CN101664821B (zh) * 2009-10-09 2011-04-27 二重集团(德阳)重型装备股份有限公司 铣孔装置
JP2011096077A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Makino Milling Mach Co Ltd 工具経路の生成方法及び装置
CN101890527A (zh) * 2010-07-02 2010-11-24 湖南江滨机器(集团)有限责任公司 非中心对称工件内环槽的加工方法及加工装置
US9199317B2 (en) * 2010-09-07 2015-12-01 Makino Milling Machine Co., Ltd. Scroll machining method and machining unit
JP5111589B2 (ja) * 2010-10-27 2013-01-09 株式会社牧野フライス製作所 送り軸反転時の補正方法
US9477218B2 (en) * 2010-10-27 2016-10-25 Makino Milling Machine Co., Ltd. Numerical control method and numerical control device of machine tool
US10569348B2 (en) * 2012-06-29 2020-02-25 Makino Milling Machine Co., Ltd. Groove-forming method, control device for machine tool and tool path generating device

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS648406A (en) * 1987-07-01 1989-01-12 Hitachi Ltd Method and device for controlling weaving
JPH10124129A (ja) * 1996-08-27 1998-05-15 Sharp Corp 切削加工機の数値制御データ作成装置及び作成方法並びに記録媒体
JP2002132315A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Okuma Corp 加工経路生成方法、加工経路生成装置および記録媒体
JP4300275B2 (ja) * 2004-10-21 2009-07-22 義昭 垣野 工程設計方法、工程設計装置及びコンピュータプログラム
JP2012086296A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Ihi Corp 溝加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2868411B1 (en) 2018-08-08
EP2868411A4 (en) 2016-02-24
WO2014002228A1 (ja) 2014-01-03
US20150323923A1 (en) 2015-11-12
CN104428088A (zh) 2015-03-18
US9886021B2 (en) 2018-02-06
EP2868411A1 (en) 2015-05-06
CN104428088B (zh) 2017-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10569348B2 (en) Groove-forming method, control device for machine tool and tool path generating device
JP6076507B2 (ja) 加工方法および工作機械の制御装置
WO2014002228A1 (ja) 工作機械の制御装置および工作機械
JP6128640B2 (ja) 傘歯車の歯切り加工方法および装置
JP5881850B2 (ja) 工作機械の制御装置および工作機械
EP2915614B1 (en) Machine tool control device and machine tool
WO2015079583A1 (ja) 工作機械の制御装置
JP6469209B2 (ja) 工具経路生成方法及び工具経路生成装置
JP5413913B2 (ja) 旋削による非円形加工方法
JP5881843B2 (ja) 工具経路生成方法、工作機械の制御装置および工具経路生成装置
US20210331261A1 (en) Gear machining apparatus
JP6871675B2 (ja) 歯車加工装置及び歯車加工方法
US20230115138A1 (en) Machine tool and method of deciding tool moving path
JP2002137119A (ja) マシニングセンタによる歯車の加工方法
JP2005100472A (ja) 2軸数値制御による3次元加工法及び機械
JP2001147708A (ja) 円形状の加工方法及びその加工を行うためのncデータ作成装置
JP2002137163A (ja) 非真円工作物加工データ作成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20151117