JP2009190157A - 切削加工ユニット、及び工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】工具43の切削性を良好に維持しながらも、工具43の旋回半径を変更可能な切削加工ユニット11、及び工作機械1を提供する。
【解決手段】工作機械1に支持されて、主軸部21の駆動回転により工具43を旋回させてワーク101を切削加工する切削加工ユニット11である。前記主軸部21に設けられ、前記主軸部21の回転中心C21から径方向に任意の間隔で偏芯された偏芯軸C31周りに回転可能な偏芯回転部31と、前記偏芯回転部31に設けられて、前記工具43を保持する工具保持部41と、前記偏芯回転部31を前記偏芯軸C31周りに回転することにより、前記工具43を前記主軸部21の径方向に移動して前記工具43の旋回半径を変更する工具旋回半径変更機構と、前記工具保持部41を、前記主軸部21の回転中心C21と平行な軸芯C41周りに自転させることにより、前記工具43の刃先43Eの向きを補正する刃先向き補正機構と、を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、主軸部の駆動回転により工具を旋回させてワークを切削加工する切削加工ユニット、及び工作機械に関する。
従来、ワークの加工には、その加工に適した工作機械が使用される。例えば、円筒状のパイプをワークとしてその外周面等にねじ切り加工を施す場合には、旋盤が使用される。そして、この旋盤においては、その主軸部にパイプをチャック固定した状態で主軸部と一体にパイプを管軸中心に回転するとともに、パイプの外周面等に工具の刃先を当てながら工具をパイプの管軸方向に直進することにより、ねじ切り加工が行われる。
しかし、大径や長尺というようにパイプサイズが大きい場合には、パイプの回転に必要な動力も大きくなって大型の旋盤が必要となり、結果、コスト高となる。また、パイプサイズが大きいと、パイプの回転に伴って自励振動が生じ易くなり、加工精度の維持が難しくなる。
ここで、これらの問題を解決する方法として、マシニングセンターを用いたU軸加工という方法がある。このU軸加工というのは、旋盤とは逆に、ワークの方を移動不能に固定しつつ、工具の旋回半径を調整しながら工具の方を旋回させて加工するものである。
すなわち、図1A及び図1Bに側面視で示すように、パイプ101は所定位置に移動不能に固定される。また、マシニングセンターは、駆動回転する主軸部121を有し、この主軸部121には、その回転中心C121からの径方向の位置を調整可能に工具143が設けられている。そして、図1Bに示すように工具143の旋回半径をパイプ101の径寸法に対応する位置に調整後、図1Aに示すようにパイプ101の管軸C101に主軸部121の回転中心C121を一致させた状態で主軸部121を回転させることによりパイプ101の外周面に沿って工具143の刃先を旋回させ、これに併せて、主軸部121をパイプ101の管軸方向に送ることにより、パイプ101の外周面に螺旋ねじを形成する。
このようなU軸加工に関する開示技術としては、例えば、特許文献1の加工装置が挙げられる。すなわち、図2A及び図2Bに図1B中のII−II矢視図を示すが、この加工装置の主軸部121には、その回転中心C121から径方向に偏芯された偏芯軸C131周りに回転可能に偏芯回転部131が設けられており、この偏芯回転部131に工具143が固定されている。よって、図2Aの状態から図2Bの状態へと偏芯回転部131を回転することにより、主軸部121の径方向への工具143の移動を通じて、工具143の旋回半径をパイプ径に対応した半径に合わせることができる。
特公昭62−42726号
但し、加工時の切削性の観点からは、工具143の刃先143Eの向きを主軸部121の回転中心C121に向けるのが望ましいところ、上述の加工装置では、工具143は偏芯回転部131に回転不能に固定されているので、工具143の刃先143Eの向きを調整できない。そのため、図2Aに示すように工具143の旋回半径が所定値の時にその刃先143Eの向きがちゃんと主軸部121の回転中心C121を向いていたとしても、図2Bに示すように、旋回半径の変更に伴って、刃先143Eの向きが主軸部121の回転中心C121を向かなくなってしまい、その結果、この加工装置では、異なるパイプ径に亘って切削性を良好に維持することが不可能であった。
また、ねじ切り加工の終点においてねじの切り上げ処理を行う場合には、徐々にねじ溝深さが浅くなるように、ねじ切り加工中に工具143の旋回半径を連続的に変化させることになるが、その場合にも、上述と同様の理由から、切り上げ処理の際に、工具143の刃先143Eの向きが、主軸部121の回転中心C121から外れてしまい、切削性の低下からその加工精度が落ちてしまう懸念があった。
本発明はかかる従来の課題に鑑みて成されたもので、工具の切削性を良好に維持しながらも、工具の旋回半径を変更可能な切削加工ユニット、及び工作機械を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するための主たる発明は、
工作機械に支持されて、主軸部の駆動回転により工具を旋回させてワークを切削加工する切削加工ユニットであって、
前記主軸部に設けられ、前記主軸部の回転中心から径方向に任意の間隔で偏芯された偏芯軸周りに回転可能な偏芯回転部と、
前記偏芯回転部に設けられて、前記工具を保持する工具保持部と、
前記偏芯回転部を前記偏芯軸周りに回転することにより、前記工具を前記主軸部の径方向に移動して前記工具の旋回半径を変更する工具旋回半径変更機構と、
前記工具保持部を、前記主軸部の回転中心と平行な軸芯周りに自転させることにより、前記工具の刃先の向きを補正する刃先向き補正機構と、を備えていることを特徴とする切削加工ユニットである。
また、主軸部の駆動回転により工具を旋回させてワークを切削加工する工作機械であって、
前記主軸部の回転中心の軸芯方向に沿って前記主軸部を直進させるための機構と、
前記主軸部に設けられ、前記主軸部の回転中心から径方向に任意の間隔で偏芯された偏芯軸周りに回転可能な偏芯回転部と、
前記偏芯回転部に設けられて、前記工具を保持する工具保持部と、
前記偏芯回転部を前記偏芯軸周りに回転することにより、前記工具を前記主軸部の径方向に移動して前記工具の旋回半径を変更する工具旋回半径変更機構と、
前記工具保持部を、前記主軸部の回転中心と平行な軸芯周りに自転させることにより、前記工具の刃先の向きを補正する刃先向き補正機構と、を備えていることを特徴とする工作機械である。
本発明の他の特徴は、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、工具の切削性を良好に維持しながらも、工具の旋回半径を変更可能な切削加工ユニット、及び工作機械を提供することができる。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
工作機械に支持されて、主軸部の駆動回転により工具を旋回させてワークを切削加工する切削加工ユニットであって、
前記主軸部に設けられ、前記主軸部の回転中心から径方向に任意の間隔で偏芯された偏芯軸周りに回転可能な偏芯回転部と、
前記偏芯回転部に設けられて、前記工具を保持する工具保持部と、
前記偏芯回転部を前記偏芯軸周りに回転することにより、前記工具を前記主軸部の径方向に移動して前記工具の旋回半径を変更する工具旋回半径変更機構と、
前記工具保持部を、前記主軸部の回転中心と平行な軸芯周りに自転させることにより、前記工具の刃先の向きを補正する刃先向き補正機構と、を備えていることを特徴とする切削加工ユニット。
このような切削加工ユニットによれば、工具保持部の自転によって、工具の刃先の向きを補正可能なので、工具の旋回半径の変更によらず、工具の刃先を適正な方向に向けることが可能となる。その結果、工具の切削性を良好に維持しつつ、工具の旋回半径を変更可能となる。
かかる切削加工ユニットであって、
前記刃先向き補正機構によって、前記刃先の向きが、前記主軸部の回転中心を基準とする所定範囲を向くように補正されるのが望ましい。
このような切削加工ユニットによれば、前記刃先の向きが、前記主軸部の回転中心を基準とする所定範囲を向くように補正されるので、工具の旋回半径の変更によらず、工具の刃先を適正な方向に向けられる。その結果、工具の切削性を良好に維持しつつ、工具の旋回半径を変更可能となる。
かかる切削加工ユニットであって、
前記工具の刃先が前記主軸部の回転中心又はその逆方向を向くように、前記刃先の向きが補正されるのが望ましい。
このような切削加工ユニットによれば、工具の刃先が前記主軸部の回転中心又はその逆方向を向くように、前記刃先の向きが補正されるので、工具の旋回半径の大小によらず、工具の切削性を良好な状態に維持できる。
かかる切削加工ユニットであって、
前記刃先向き補正機構は、前記工具の旋回半径に連動させて、前記工具の刃先の向きを変更するのが望ましい。
このような切削加工ユニットによれば、工具の旋回半径に連動させて、工具の刃先の向きを変更して補正するので、切削加工中に工具の旋回半径が変更される場合にも、その旋回半径に応じた最適な向きに刃先を自動的に向けることができて、もって、切削加工中における旋回半径の変更時にも切削性の低下を有効に防ぐことができる。
かかる切削加工ユニットであって、
前記偏芯回転部の回転によって移動される前記工具保持部の前記軸芯の軌跡が、前記主軸部の回転中心を通るのが望ましい。
このような切削加工ユニットによれば、偏芯回転部の回転により工具保持部を主軸部の径方向に移動して、前記工具保持部の前記軸芯を前記主軸部の回転中心に一致させるとともに、当該工具保持部に工具としてドリルやエンドミルを保持させることにより、穴空け加工やフライス加工も実施可能になる。
また、工具の旋回半径をほぼ零にまで縮小可能なので、加工可能径の下限値を小さくすることもできる。
かかる切削加工ユニットであって、
前記刃先向き補正機構は、前記偏芯回転部を前記偏芯軸周りに回転させるために前記工具旋回半径変更機構に入力される回転動作を、自転動作に変換して前記工具保持部へ伝達するカム機構であるのが望ましい。
このような切削加工ユニットによれば、刃先向き補正機構はカム機構であるので、偏芯回転部の回転動作と工具保持部の自転動作とを高精度に連動させることができる。
また、カム機構により上記の自転動作を作り出すので、前記主軸部の回転中心からの前記偏芯軸の偏芯量と、前記偏芯軸からの前記工具保持部の前記軸芯の偏芯量との関係(比率)を任意に設定可能となる。すなわち、これらの関係に応じてカム曲線を設定することにより、工具の旋回半径の大小によらず、前記刃先の向きが前記主軸部の回転中心を基準とする所定範囲を常に向くように、更に言えば、前記主軸部の回転中心を常に向くように工具保持部を自転させることができる。よって、様々な要求仕様に対応させて切削加工ユニットを設計可能であり、切削加工ユニットの設計自由度に優れたものとなる。
かかる切削加工ユニットであって、
前記工作機械は、前記主軸部の回転中心の軸芯方向に沿って前記主軸部を直進させるための機構を有し、
前記ワークは、所定位置に移動不能に保持された円筒状のパイプであり、
前記パイプの管軸に対して前記主軸部の回転中心を一致させた状態で、前記パイプの外周面又は内周面に前記工具の刃先を当接させるとともに、前記主軸部を回転させつつ前記主軸部を直進することにより、前記パイプの外周面又は内周面に螺旋ねじを加工するのが望ましい。
このような切削加工ユニットによれば、円筒状のパイプの外周面又は内周面に螺旋ねじを加工することができる。
また、主軸部の駆動回転により工具を旋回させてワークを切削加工する工作機械であって、
前記主軸部の回転中心の軸芯方向に沿って前記主軸部を直進させるための機構と、
前記主軸部に設けられ、前記主軸部の回転中心から径方向に任意の間隔で偏芯された偏芯軸周りに回転可能な偏芯回転部と、
前記偏芯回転部に設けられて、前記工具を保持する工具保持部と、
前記偏芯回転部を前記偏芯軸周りに回転することにより、前記工具を前記主軸部の径方向に移動して前記工具の旋回半径を変更する工具旋回半径変更機構と、
前記工具保持部を、前記主軸部の回転中心と平行な軸芯周りに自転させることにより、前記工具の刃先の向きを補正する刃先向き補正機構と、を備えていることを特徴とする工作機械。
このような工作機械によれば、工具保持部の自転によって、工具の刃先の向きを補正可能なので、工具の旋回半径によらず、工具の刃先を適正な方向に向けることが可能となる。その結果、工具の切削性を良好に維持しつつ、工具の旋回半径を変更可能となる。
===第1実施形態に係る工作機械1===
図3は、第1実施形態に係る切削加工ユニット11を備えた工作機械1の斜視図である。以下の説明では、同図に示すように、互いに直交するXYZの3軸方向のなかでX軸方向を左右方向とも言い、Y軸方向を上下方向とも言い、更に、Z軸方向を前後方向とも言う。
この工作機械1は、例えば円筒状のパイプ101を加工対象のワークとし、その外周面又は内周面にねじ切り加工を施すものである。そのため、この工作機械1は、前記パイプ101を移動不能に載置保持する載置台3と、XZ方向に独立に直進可能なコラム5に支持されてY方向に直進可能な頭部ハウジング15と、頭部ハウジング15に支持されて前記パイプ101の外周面又は内周面に沿って工具43を旋回させる切削加工ユニット11と、を備えている。
載置台3には、前記パイプ101が、その管軸方向を工作機械1のZ軸方向に平行に揃えて載置される。また、切削加工ユニット11は、Z軸と平行な回転中心軸C21周りに駆動回転される主軸部21を有し、この主軸部21に工具43が設けられている。そして、コラム5の頭部ハウジング15を上下左右たるXY方向に移動することにより、主軸部21の回転中心軸C21をパイプ101の管軸に一致させて芯出しした後、その芯出し状態で、主軸部21を回転することにより工具43を所定の旋回半径で旋回させるとともに、旋回する工具43の刃先をパイプ101の外周面又は内周面に当てながらコラム5をZ軸方向に直進させることにより、パイプ101の外周面又は内周面に螺旋状にねじを刻設する。
図4A及び図4Bは、切削加工ユニット11の外観図である。図4Aには側面図を示し、図4Bには、図4A中のB−B矢視図、つまり前方から見た正面図を示している。
切削加工ユニット11は、前記頭部ハウジング15に回転可能に支持された主軸部21と、主軸部21に設けられ、前記主軸部21の回転中心軸C21から径方向に偏芯された偏芯軸C31周りに回転可能な偏芯回転部31と、前記偏心回転部31に、前記回転中心軸C21と平行な軸芯C41周りに自転可能に設けられて前記工具43を保持する工具保持部41と、を備えている。
そして、この切削加工ユニット11によれば、偏心回転部31を回転することにより、図4B中に2点鎖線で示すように、工具43を、加工対象のパイプ径Da,Db,Dcに応じた径方向の位置に移動して工具43の旋回半径をパイプ径Da,Db,Dcに応じた径に合わせると共に、工具保持部41を前記軸芯C41(以下では自転軸C41とも言う)周りに自転させることにより工具43の刃先43Eの向きを、主軸部21の回転中心軸C21へ向けることが可能であり、これにより、パイプ径Da,Db,Dcの大小によらず、ねじ切り加工時における良好な切削性を維持している。
以下、切削加工ユニット11の各構成について詳細に説明する。
図5Aは、主軸部21の回転中心軸C21に沿って切削加工ユニット11を破断して示す縦断面図である。また、図5Bは、図5A中のB−B断面図である。なお、図の錯綜を防ぐべく、一部の部位では破断面のハッチングを省略している。
<主軸部21>
図5Aに示すように、主軸部21は、前方に位置する大径な円柱部22と、この円柱部22の後端面から同芯に後方へ突出形成された、前記円柱部22よりも小径な円筒部24と、を本体とする。そして、この円筒部24が切削加工ユニット11の前記頭部ハウジング15内に収容された状態において頭部ハウジング15の内周側部分に設けられた軸受け部材26により、主軸部21は、その回転中心軸C21周りに回転可能に頭部ハウジング15に支持されている。
この主軸部21は、例えば電動モーターを駆動源として回転し、ここでは、主軸部21の円筒部24と頭部ハウジング15とが電動モーターの一部品として構成されている。すなわち、円筒部24が電動モーターのロータ(回転子)として機能し、頭部ハウジング15が電動モーターのステータ(固定子)として機能する。そのため、例えば、円筒部24の外周面には、N極及びS極の永久磁石27aが回転中心軸C21に線対称に設けられている一方、頭部ハウジング15の内周面には、変動磁界を発生する複数のコイル27bが周方向に沿って配置されている。そして、付属の電源ケーブルを介して、これらコイル27bに、回転方向に位相差を持たせながら交流電流を流すことにより、ロータの永久磁石27aが、ステータの各コイル27bに順番に磁気的に吸引及び反発されてロータが一方向に回転し、これにより、主軸部21は回転中心軸C21周りに駆動回転する。
<偏芯回転部31>
図5A及び図5Bに示すように、偏芯回転部31は正円形の円柱体を本体とし、主軸部21の円柱部22の前端面22aに形成された円形凹部22cに収容されている。そして、円形凹部22cの内周面に設けられた軸受け部材32を介して、円心C31周りに回転可能に支持されている。
この円心C31は上述の偏芯軸C31に相当し、すなわち、主軸部21の回転中心軸C21から径方向に偏芯した位置に設定されている。また、当該偏芯軸C31から径方向に偏芯した位置には工具保持部41が配置されている。よって、この偏芯回転部31を偏芯軸C31周りに回転すれば、工具保持部41は主軸部21の径方向へ移動することになり、これにより、工具43の旋回半径が変更される。
偏芯回転部31を回転させるための駆動機構(工具旋回半径変更機構に相当)は、前記円形凹部22cに連通して主軸部21の円柱部22に形成された穴部22dに収容されており、駆動源の一例としてのサーボモーター33と、サーボモーター33の駆動回転軸の回転を前記偏芯回転部31へ伝達するカム機構35と、を有している。
カム機構35としては、バックラッシを低減すべくグロボイダルカムを用いたカム機構が用いられている。すなわち、偏芯回転部31の外周面に周方向に沿って所定ピッチで配置された複数のカムフォロワ36と、偏芯回転部31の外周面を臨みつつ前記穴部22dの内周面の軸受け部材38,38により回転自在に軸支された軸体状のグロボイダルカム37と、を備えている。そして、グロボイダルカム37の外周面には、その周方向の位置に応じて軸C37方向の位置が均一且つ連続的に一方向に変位したカム面としてテーパーリブ37aが略螺旋状に形成されているとともに、その軸C37方向は、偏芯回転部31の周方向たる回転方向を向いている。よって、グロボイダルカム37の軸端に直結された前記サーボモーター33から回転力がグロボイダルカム37に入力されてグロボイダルカム37が回転すると、互いに隣り合うカムフォロワ36,36が前記テーパーリブ37aの両側面37b,37bに当接してテーパーリブ37aを挟み込んだ状態を維持しながら、これらカムフォロワ36が順次グロボイダルカム37の軸C37方向に送られて、これにより、偏芯回転部31が偏芯軸C31周りに回転する。
なお、サーボモーター33の駆動回転軸、グロボイダルカム37、及び、偏心回転部31のうちの何れか一つには、偏心回転部31の回転量(回転角度)を検出するためのエンコーダー等の回転量検出センサー(不図示)が設けられている。また、偏心回転部31の回転量と、主軸部21の径方向における工具保持部41の移動量との関係は、主軸部21の回転中心軸C21、偏心回転部31の偏心軸C31、及び、工具保持部41の配置位置関係から予め幾何学的に求めることができる。よって、ここでは、前記回転量検出センサーから出力される回転量情報が入力されるコンピュータを制御部として備え、このコンピュータが、前記回転量情報に基づいて、前記サーボモーター33の回転を制御することにより、工具保持部41を径方向の目標位置へと移動して工具43の旋回半径を目標半径に調整するようにしている。
<工具保持部41>
図5A及び図5Bに示すように、工具保持部41は、前端部に工具43が取り付けられる正円形の円柱体を本体とする。そして、その後端部は、上述の偏芯回転部31を前後方向に貫通する貫通孔31aに収容された状態において、この貫通孔31aの内周面に設けられた軸受け部材44により円心C41周りに回転可能に支持されている。この円心C41は、前述の自転軸C41に相当し、すなわち、主軸部21の回転中心軸C21と平行である。よって、この円心C41周りに工具保持部41を自転させれば、工具43の刃先43Eの向きを、前記回転中心軸C21を基準とする所定範囲に向けるべく自在に変更可能である。
そこで、この第1実施形態では、上述の偏芯回転部31の回転動作により変更される工具43の旋回半径に連動させて、工具保持部41を自転させることにより、工具43の旋回半径の大小によらず、切削加工中の工具43の刃先43Eが常に主軸部21の回転中心軸C21を向くように刃先43Eの向きを補正調整している。
この旋回半径に連動させて刃先43Eの向きを変更する機構(刃先向き補正機構に相当)としては、例えば、上記の偏芯回転部31の回転動作を工具保持部41の自転動作に変換して工具保持部41に伝達するカム機構を例示でき、ここでは、所謂溝カムを用いている。すなわち、主軸部21の前端面22aに形成された前記円形凹部22cの底面22eには、略円弧状にカム溝45が刻設されており、このカム溝45には、工具保持部41の後端部に一体に設けられたアーム部42先端のカムフォロワ42aが入り込んで係合するようになっている。そして、図6A乃至図6Dに図5A中のVI−VI断面視で示すように、偏芯回転部31の偏心軸C31周りの回転動作によって、工具保持部41は偏芯軸C41周りに公転しながら主軸部21の回転中心軸C21に対して径方向に位置を変えていくが、その際には、カム溝45に移動を規制されながら同カム溝45上を移動するカムフォロワ42aの作用により、アーム部42を介して工具保持部41には自転動作も加えられ、これにより、工具保持部41の工具43の刃先43Eの向きは、常に主軸部21の回転中心軸C21を向くように補正される。
なお、このように工具保持部41を、その公転位置に応じた必要な自転量で自転させるためのカム溝45の略円弧状曲線(カム曲線)は、純粋に、主軸部21の回転中心軸C21の位置、偏芯回転部31の偏芯軸C31の位置、及び、工具保持部41の自転軸C41の位置の幾何学的関係に基づいて定まり、適宜な作図法により算出される。
また、前記カム溝45の略円弧状曲線は、工具43の刃先43Eの向きが切削加工中において主軸部21の回転中心軸C21を向くように決められる。つまり、その想定される切削力の作用下において、工具43の刃先43Eが主軸部21の回転中心軸C21を向くように決められる。よって、非切削加工時たる無負荷状態にあっては、工具43の刃先43Eの向きは、前記想定される切削力に基づく工具43や工具保持部41等の弾性変形分だけ主軸部21の回転中心軸C21から外れた方向を向く。そのため、非切削時に前記刃先43Eの向きをプリセットする場合には、上記の弾性変形に応じた分だけ、前記中心回転軸C21から外れた位置に向けるのが望ましい。
ちなみに、この第1実施形態では、上述のようにカム機構により工具保持部41の自転動作を作り出すので、主軸部21の回転中心軸C21からの偏芯回転部31の偏芯軸C31の偏芯量と、偏芯回転部31の偏芯軸C31からの工具保持部41の自転軸C41の偏芯量との関係(比率)を任意に設定可能となる。すなわち、これらの関係に応じて前記カム溝45の略円弧状曲線たるカム曲線を設定することにより、工具43の旋回半径の大小によらず、常に工具43の刃先43Eの向きが主軸部21の回転中心C21を向くように工具保持部41を自転させることができる。よって、様々な要求仕様に対応させて切削加工ユニット11を設計可能であり、切削加工ユニット11の設計自由度に優れたものとなる。
ところで、上述の工具43の旋回半径の変更タイミングは、ねじ切り加工前のパイプ101のセット時に限るものではなく、ねじ切り加工中にオンライン変更しても良い。そして、オンライン変更すれば、より複雑な形状のねじも、高い切削性を維持しつつ加工可能となる。例えば、ねじ切り加工の終点でなされる切り上げ処理においては、徐々にねじ溝深さが浅くなるように、ねじ切り加工中に工具43の旋回半径を連続的に変化させることになるが、その場合にも、当該切削加工ユニット11によれば、工具43の旋回半径の変更に連動して刃先43Eの向きが主軸部21の回転中心軸C21へ向けられるので、切削性が低下することなく、結果、加工精度を高く維持可能となる。
また、望ましくは、偏芯回転部31の回転により主軸部21の径方向に移動される前記工具保持部41の自転軸C41の軌跡が、前記主軸部21の回転中心軸C21を通るように、前記カム溝45の前記略円弧状曲線を設定すると良い(図6Dを参照)。そして、このようにすれば、偏芯回転部31の回転により工具保持部41を主軸部21の径方向に移動して、図6Dのように前記工具保持部41の前記軸芯C41を前記主軸部21の回転中心軸C21に一致させることができるので、図7に示すように、当該工具保持部41に工具43としてドリルやエンドミルを保持させれば、主軸部21の回転によってワーク102に穴空け加工やフライス加工を施すことも可能となる。また、工具43の旋回半径をほぼ零にまで縮小可能となるので、ワーク101の加工可能径の下限値を小さくできて、つまり、加工可能径の範囲を拡大することもできる。
===第2実施形態に係る切削加工ユニット11a===
図8乃至図9Cは、第2実施形態に係る切削加工ユニット11aの説明図である。図8には、主軸部21の回転中心軸C21に沿って破断した縦断面図を示している。また、図9Aは、偏芯回転部31を回転するための差動歯車機構61の拡大断面図である。図9Bは、図9A中のB―B断面における太陽ギア62と遊星ギア63と外輪ギア65との噛み合い関係を示す模式図である。図9Cは、図9A中のC―C断面における主軸部21の外周歯24aと歯車68の歯68aとの噛み合い関係を示す模式図である。なお、図の錯綜を防ぐべく、一部の部位では破断面のハッチングを省略している。
上述の第1実施形態では、回転する主軸部21内に、偏芯回転部31の回転駆動用のサーボモーター33を内蔵する構成を例示したが(図5Bを参照)、このようにモーター33を主軸部21に内蔵すると、当該モーター33も主軸部21の回転と共にその回転中心軸C21周りに旋回移動することになる。そして、このように旋回移動するモーター33への電力供給方法としては、モーター33に近接させて主軸部21に電池を内蔵する方法か、又は、外部からの電力をブラシ構造によってモーター33に供給する方法等が挙げられる。但し、電池では、供給可能電力の大きさに限界が有り、また、ブラシ構造では、ブラシの摩耗等によりメンテナンスの作業頻度が増大する虞がある。
そこで、これらの問題を解決すべく、第2実施形態では、差動歯車機構61を用いることによって、前記モーター33を、切削加工ユニット11aの前記頭部ハウジング15に外付けしている(図8を参照)。そして、これにより、旋回移動する部位への前記モーター33の取り付け構成を無くし、上述の問題を解決している。なお、これ以外については概ね第1実施形態と同じであり、もって、同一構成については図中で同符号を付して示し、その説明については省略する。
図8に示すように、偏芯回転部31を回転するためのサーボモーター33は、切削加工ユニット11aの頭部ハウジング15の後端部に外付け固定されている。そして、このモーター33の回転力は、主軸部21の円筒部24の内部を前後に貫通して配置された伝達軸52を通じて、前方に位置する主軸部21内の前記グロボイダルカム37に伝達される。
詳しくは、伝達軸52は、軸受け部材53,53を介して主軸部21の回転中心軸C21周りに回転可能に円筒部24に支持されているとともに、当該伝達軸52の前端には伝達軸52と同芯に平歯車54が固定されており、更に、この平歯車54と噛み合う平歯車55が、主軸部21の円柱部22に軸受け部材56により軸支されている。そして、この平歯車55には、グロボイダルカム57が一体且つ同芯に設けられており、当該グロボイダルカム57の外周面のカム面は、第1実施形態と同様にここでも使用されるグロボイダルカム37の軸端に設けられた複数のカムフォロワ58に噛み合うようになっている。よって、伝達軸52が回転すると、この回転が、平歯車54、平歯車55付きのグロボイダルカム57、及び、グロボイダルカム37を介して偏芯回転部31へと伝達され、もって、偏芯回転部31が偏芯軸C31周りに回転する。
但し、上述したように、主軸部21は、回転中心軸C21周りに回転するものである。そのため、この回転中に上記の伝達軸52が停止していると、主軸部21の平歯車55が伝達軸52の平歯車54に噛み合いながらその周りを公転することから、この公転に伴って、平歯車55は平歯車54との噛み合いにより自転もする。すると、当該平歯車55と一体に設けられたグロボイダルカム57も自転することとなり、その結果、図らずも、グロボイダルカム37には回転動作が入力されて偏芯回転部31が回転してしまう。
従って、主軸部21の回転と無関係に独立に偏芯回転部31のみを回転操作するためには、先ず、伝達軸52を主軸部21と同じ回転数(rpm)で回転して、主軸部21の回転の影響を相殺する必要があり、つまり、主軸部21と同じ回転数で回転する伝達軸52に対して、更に、偏芯回転部31の回転操作に必要な回転動作を加える必要がある。
そこで、この第2実施形態では、前記サーボモーター33の駆動回転軸33aと伝達軸52との間に、いわゆる差動歯車機構61を介装して連結することにより、上述の回転動作の加算を達成している。
この差動歯車機構61というのは、別称、遊星歯車機構とも言われ、独立して入力される二つの回転動作を一つの回転動作に合成して出力できる装置である。その構成要素としては、図9A及び図9Bに示すように、太陽ギア62と、太陽ギア62に噛み合うとともにその周りを公転可能に設けられた4つの遊星ギア63と、これら4つの遊星ギア63の回転軸63aを支持しつつ遊星ギア63の公転動作に基づいて自転する遊星枠(キャリア)64と、遊星枠64に回転可能に支持されつつ4つの遊星歯車63に噛み合う内周歯65aが、内周面に形成された外輪ギア65と、を備えている。そして、例えば、太陽ギア62と外輪ギア65とに、それぞれ互いに独立な回転動作を入力すると、これら2つの回転動作が合成されて、遊星枠64の自転動作として出力される。
よって、この第2実施形態では、図9A乃至図9Cに示すように、主軸部21の円筒部24の後端部に形成された外周歯24aと、頭部ハウジング15に回転可能に軸支された歯車68の前端部の歯68aとの噛み合い、及び、この歯車68の後端部の歯68bと外輪ギア65の外周歯65bとの噛み合いによって、外輪ギア65に主軸部21の回転動作を入力する一方、太陽ギア62の軸端には前記偏芯回転部31を駆動回転するための前記サーボモーター33の駆動回転軸33aが直結されていて、このモーター33からは太陽ギア62へと、工具保持部41を径方向に移動させるために必要な回転動作を入力するようにしている。そして、これら二つの回転動作が合成されて自転動作として出力される遊星枠64の前端には、前記伝達軸52の後端が同芯に固定されており、これにより、伝達軸52は、主軸部21の回転動作とサーボモーター33による回転動作とが合成された回転動作をする。その結果、主軸部21の回転中においても、前記モーター33を制御して偏芯回転部31を回転することにより、工具保持部41を径方向に移動させることを可能にしている。
例えば、前記モーター33によって太陽ギア62を回転すれば、その回転量に応じた分だけ、主軸部21の回転数で回転する伝達軸52は更に回転されるので、その回転量に応じた分だけ偏芯回転部31は回転し、それに伴って工具保持部41が径方向に移動する。そして、前記モーター33により太陽ギア62の回転を停止すれば、偏芯回転部31の回転の停止を介して工具保持部41の径方向の移動も停止するが、その場合においても、主軸部21と同じ回転数で伝達軸52は回転しているので、工具保持部41の径方向の移動停止状態は維持される。
なお、前記モーター33の停止状態、すなわち、太陽ギア62から回転動作が入力されない状態において、主軸部31の回転数と同じ回転数で伝達軸52を回転させることは、主軸部21の円筒部24の外周歯24aの歯数、歯車68の前端部の歯68aの歯数、同歯車68の後端部の歯68bの歯数、外輪ギア65の外周歯65bの歯数、同外輪ギア65の内周歯65aの歯数、及び、遊星ギア63の歯数を適宜設定することにより達成される。
図10は、第2実施形態の変形例に係る切削加工ユニット11bの縦断面図である。
上述の第2実施形態では、伝達軸52から偏芯回転部31への回転動作の伝達を、グロボイダルカム37,57からなるカム機構等を用いて行っていたが、この変形例では、平歯車54,72からなる歯車列のみを用いている点で相違する。すなわち、伝達軸52の前端には伝達軸52と同芯に平歯車54が固定されており、また、この平歯車54と噛み合う平歯車72が、偏芯回転部31の偏芯軸C31と同芯に偏芯回転部31に固定されている。よって、これら平歯車54,72の噛み合いによって、伝達軸52の回転が偏芯回転部31に伝達されて、偏芯回転部31は回転する。なお、この変形例も上述の第2実施形態で説明した差動歯車機構61を用いているのは、言うまでもない。
===その他の実施形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形が可能である。
(a)前述の実施形態では、主にパイプ101の外周面にねじ切り加工を行う場合を例示した関係上、工具保持部41の自転により、工具43の刃先43Eの向きが主軸部21の回転中心軸C21を向くように補正されていたが、図11に示すようにパイプ101の内周面にねじ切り加工を行う場合には、切削加工中の工具43の刃先43Eの向きが、主軸部21の回転中心軸C21の逆方向を向くように、前記刃先43Eの向きが変更されるのは言うまでもない。
また、上述では、前記刃先43Eの向きが、主軸部21の回転中心軸C21又はその逆方向を向くように補正されると説明したが、加工対象に応じて目標の切削性が確保されるのであれば、前記刃先43Eの向きは前記回転中心軸C21又はその逆方向から多少外れても良く、その意味においては、刃先向き補正機構による刃先の向きの補正については、「前記刃先向き補正機構によって、前記刃先の向きが、前記主軸部の回転中心を基準とする所定範囲を向くように補正される」と表現することもできる。
(b)前述の実施形態では、刃先向き補正機構に溝カム等からなるカム機構を用いることにより、工具41の旋回半径に連動させて、前記工具43の刃先43Eの向きを自動的に補正していたが、何等これに限るものではない。例えば、工具保持部31を自転させるためのモーター等の専用の駆動源を別途設けて、偏心回転部31の回転動作とは独立に工具保持部31を自転操作可能に構成しても良い。
(c)前述の実施形態では、軸受け部材26,32,38,44,53,56の種類については述べていないが、ころ軸受けや球軸受け、平軸受けでも良いし、更には、クロスローラー軸受けを用いても良い。
(d)前述の実施形態では、切削加工の一例としてパイプ101のねじ切り加工を例示したが、工具43を旋回させて切削加工するのであれば、何等これに限るものではない。
図1A及び図1Bは、U軸加工用の工作機械の側面図である。 図2A及び図2Bは、従来のU軸加工の工作機械を説明するための図1B中のII−II矢視図である。 第1実施形態に係る切削加工ユニット11を備えた工作機械1の斜視図である。 図4A及び図4Bは、切削加工ユニット11の外観図であり、図4Aには側面図を示し、図4Bには、図4A中のB−B矢視図を示している。 図5Aは、主軸部21の回転中心軸C21に沿って切削加工ユニット11を破断して示す縦断面図であり、図5Bは、図5A中のB−B断面図である。 図6A乃至図6Dは、図5A中のVI−VI断面視で示す図であって、工具43の旋回半径に連動させて、刃先向き補正機構が、刃先43Eの向きを主軸部21の回転中心軸C21へ向ける様子の説明図である。 第1実施形態に係る切削加工ユニット11によって穴空け加工やフライス加工も行えることを説明するための図である。 第2実施形態に係る切削加工ユニット11aの説明図であり、主軸部21の回転中心軸C21に沿って破断した縦断面図を示している。 図9A乃至図9Cは、偏芯回転部31を回転するための差動歯車機構61の説明図である。 第2実施形態の変形例に係る切削加工ユニット11bの縦断面図である。 切削加工ユニット11,11a,11bにより、パイプ101の内周面に沿ってねじ切り加工を行う例の説明図である。
1 工作機械、11 切削加工ユニット、
21 主軸部、31 偏芯回転部、41 工具保持部、43 工具、43E 刃先、
101 パイプ(ワーク)、
C21 回転中心軸(回転中心)、C31 偏芯軸、C41 自転軸(軸芯)

Claims (8)

  1. 工作機械に支持されて、主軸部の駆動回転により工具を旋回させてワークを切削加工する切削加工ユニットであって、
    前記主軸部に設けられ、前記主軸部の回転中心から径方向に任意の間隔で偏芯された偏芯軸周りに回転可能な偏芯回転部と、
    前記偏芯回転部に設けられて、前記工具を保持する工具保持部と、
    前記偏芯回転部を前記偏芯軸周りに回転することにより、前記工具を前記主軸部の径方向に移動して前記工具の旋回半径を変更する工具旋回半径変更機構と、
    前記工具保持部を、前記主軸部の回転中心と平行な軸芯周りに自転させることにより、前記工具の刃先の向きを補正する刃先向き補正機構と、を備えていることを特徴とする切削加工ユニット。
  2. 請求項1に記載の切削加工ユニットであって、
    前記刃先向き補正機構によって、前記刃先の向きが、前記主軸部の回転中心を基準とする所定範囲を向くように補正されることを特徴とする切削加工ユニット。
  3. 請求項2に記載の切削加工ユニットであって、
    切削加工中の前記工具の刃先が前記主軸部の回転中心又はその逆方向を向くように、前記刃先の向きが補正されることを特徴とする切削加工ユニット。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の切削加工ユニットであって、
    前記刃先向き補正機構は、前記工具の旋回半径に連動させて、前記工具の刃先の向きを変更することを特徴とする切削加工ユニット。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の切削加工ユニットであって、
    前記偏芯回転部の回転によって移動される前記工具保持部の前記軸芯の軌跡が、前記主軸部の回転中心を通ることを特徴とする切削加工ユニット。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の切削加工ユニットであって、
    前記刃先向き補正機構は、前記偏芯回転部を前記偏芯軸周りに回転させるために前記工具旋回半径変更機構に入力される回転動作を、自転動作に変換して前記工具保持部へ伝達するカム機構であることを特徴とする切削加工ユニット。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の切削加工ユニットであって、
    前記工作機械は、前記主軸部の回転中心の軸芯方向に沿って前記主軸部を直進させるための機構を有し、
    前記ワークは、所定位置に移動不能に保持された円筒状のパイプであり、
    前記パイプの管軸に対して前記主軸部の回転中心を一致させた状態で、前記パイプの外周面又は内周面に前記工具の刃先を当接させるとともに、前記主軸部を回転させつつ前記主軸部を直進することにより、前記パイプの外周面又は内周面に螺旋ねじを加工することを特徴とする切削加工ユニット。
  8. 主軸部の駆動回転により工具を旋回させてワークを切削加工する工作機械であって、
    前記主軸部の回転中心の軸芯方向に沿って前記主軸部を直進させるための機構と、
    前記主軸部に設けられ、前記主軸部の回転中心から径方向に任意の間隔で偏芯された偏芯軸周りに回転可能な偏芯回転部と、
    前記偏芯回転部に設けられて、前記工具を保持する工具保持部と、
    前記偏芯回転部を前記偏芯軸周りに回転することにより、前記工具を前記主軸部の径方向に移動して前記工具の旋回半径を変更する工具旋回半径変更機構と、
    前記工具保持部を、前記主軸部の回転中心と平行な軸芯周りに自転させることにより、前記工具の刃先の向きを補正する刃先向き補正機構と、を備えていることを特徴とする工作機械。
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