JP2018513791A - 楕円形の製品をピーリングするマシン - Google Patents

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Abstract

ピーリングマシンであって、回転軸(Z)の周りで回転するように据え付けられるとともに、使用中に加工される楕円形の製品(P)が配置され、複数の支持スライダ(27)が据え付けられて、それぞれの工具(28)、及び、支持スライダ(27)を回転軸(Z)に対して径方向(R)に移動させるように構成されている複数の調整ユニット(29)を支持する中央キャビティ(12)が設けられる回転ヘッド(11)を備える、ピーリングマシン。マシンは、第1のモータ(M1)からの運動を回転ヘッド(11)に伝達し、回転ヘッド(11)を回転させるとともに、第2のモータ(M2)からの運動を調整ユニット(29)に伝達し、工具(28)の径方向位置を同時に調整するように構成されている伝達ユニット(13)も備える。

Description

本発明は、好ましくは軸対称である、棒、チューブ又は同様の若しくは相当する製品等の楕円形の製品のピーリングマシンに関する。
本発明によるピーリングマシンは、その中央キャビティに加工される製品が配置される、回転ヘッドに径方向に配置される工具によって、チップ除去により、加工される製品の直径を低減するように使用される。
加工されるそれぞれの製品を、長手方向軸に沿って軸方向に給送するのに好適な給送手段、及び、使用中に、加工される製品を通過させる貫通中央キャビティが設けられる回転ヘッドを備えるピーリングマシンが既知である。
回転ヘッドは、第1の駆動手段によって、長手方向軸に対して同軸に、固定支持体に対して回転させられる。
工具は、回転ヘッドに据え付けられ、対応する調整装置と関連付けられ、対応する調整装置は、長手方向軸に対して径方向に移動可能なスライダをそれぞれ備えるとともに、工具のうちの1つが備え付けられる。
各調整装置は、工具を支持するスライダに接続される楔型のハブも備える。
楔型のハブは、螺合の作用によって、1つの方向又は他の方向に、長手方向軸に対して平行な方向に移動することができ、目盛り付きねじが、その回転軸が長手方向軸に対して実質的に平行な状態で配置され、楔型のハブに対して螺合される。
目盛り付きねじは、第2の駆動手段によって選択的に駆動される。
制御手段及び運動学的差動ユニットが、第2の駆動手段と目盛り付きねじとの間に介装され、回転ヘッドが回転している間にも、目盛り付きねじの選択的および同時の作動を決定するとともに、工具の径方向位置のマイクロメートルの調整を行う。
特に、第2の駆動手段の回転は、歯車のアレイによって目盛り付きねじに伝達され、目盛り付きねじを一方向又は他の方向に回転させ、したがって、楔型のハブ、並びに、さらにスライダ及び対応する工具を移動させ、結果として製品の直径が変化する。
工具の径方向移動を決定するための楔型のハブの存在は、工具が受けることができる径方向の進行を大きく制限する。実際に、工具の大きい径方向の進行は、回転ヘッドの嵩のかなりの増大を伴う。
さらに、上述した既知のピーリングマシンは、その構造を考えると、回転ヘッドの特定のサイズによって要求される、加工される楕円形の製品のサイズの限定された範囲にのみ使用することができる。非常に様々なサイズの値を有する楕円形の製品を処理する必要がある場合、回転ヘッドを、処理される楕円形の製品のサイズに応じて交換しなければならない。
複数の工具が据え付けられる回転ヘッドを備えるピーリングマシンも、特許文献1から既知である。回転ヘッドは、ピニオン、及び、ヘッドに据え付けられる歯付きクラウンによって回転ヘッドに接続される第1のモータにより回転させられる。
工具は、マシンの動作軸に対して径方向に移動可能に据え付けられる。各工具の径方向移動は、歯付きクラウンによって同時に回転させられる複数の歯付き要素によって命令される。歯付きクラウンは回転ヘッドに据え付けられ、第2のモータが歯付きクラウンに作用し、歯付きクラウンを回転させるとともに、このように工具の位置を調整するように構成されている。工具を回転ヘッドに対して固定された径方向位置に保つために、第2のモータは、第1のモータの回転速度に応じる回転速度で駆動されなければならない。しかし、この解決策は、正確に得るのが難しい第1のモータ及び第2のモータの回転速度の制御を必要とする。
さらに、この解決策は、金属製品のピーリング中に、工具の位置決めのいかなる喪失の発生も防止するように、工具の位置を調整する第2のモータが駆動されることを必要とする。
上述した既知の解決策は、達成するのも特に複雑であり、多数の構成要素、及び、構成要素間の機械的な遊びのために、工具の校正においてかなりの困難を呈し、これが、ピーリングマシンを非常に正確ではないものにする。
特許文献2は、切削ヘッドが旋削を行うために直線的なガイドに沿って直線状に移動されながらも、加工される製品が万力によって定位置に保たれる旋削機械を記載している。
しかし、旋削機械は、構造がピーリングマシンとは非常に異なり、したがって、筒状の製品に対するピーリング動作を行うのに好適ではない。
単に例として、旋削機械は、材料を機械に通すことが可能ではないため、非常に長い筒状の製品を加工することができない。
さらに、特許文献2において示されている解決策では、調整システムが、切削ヘッドとは反対の側に位置決めされ、調整作用が、機械の軸に対して同軸に据え付けられる中空のシャフトを通して伝達され、加工される製品は、この少なくとも一部を通して通される。中空のシャフトのサイズは、加工される金属製の製品の最大サイズを制限する。さらに、特許文献2において示されている解決策では、調整システムは、回転方向も反転させる好適な減速ギアによって、メインモータからの運動を受け取る調和型減速機又はエピサイクロイド差動装置からなる。この解決策は、機械のコストを増大させるだけではなく、結果としてあまり剛性ではなく、したがってあまり精密ではないシステムとなる多数の歯付き構成要素を考えると、特に複雑である。
独国特許出願公開第102009041340号明細書 特開2011−020216号公報
したがって、現行の技術水準の不都合点のうちの少なくとも1つを克服することができる、楕円形の製品のピーリングマシンを完成させる必要がある。
特に、本発明の1つの目的は、作製が簡単でコンパクトなピーリングマシンを得ることである。
本発明の別の目的は、極めて多用途であり、様々なサイズの範囲に使用することができるピーリングマシンを得ることである。
本発明の別の目的は、既知の解決策と比較してより効率的かつ精密なピーリングマシンを得ることである。
本発明の別の目的は、様々な直径を有する製品を得るために、ピーリングマシンの正常な機能中にも工具の位置を調整することを可能にするピーリングマシンを得ることである。
本出願人は、現行の技術水準の欠点を克服するとともに、これら及び他の目的並びに利点を得るために、本発明を考案、試験及び具現した。
本発明は、独立項において記載されるとともに特徴付けられ、一方で、従属項は、本発明の他の特徴又は主な発明の着想に対する変形形態を記載する。
上記の目的によると、本発明は、楕円形の製品を回転軸に沿って給送するように設けられる給送手段、並びに、回転軸の周りで回転するように据え付けられるとともに、使用中に加工される楕円形の製品が通して配置され、複数の支持スライダが据え付けられて、それぞれの工具、及び、支持スライダを回転軸に対して径方向に移動させるように構成されている複数の調整ユニットを支持する貫通中央キャビティが設けられる回転ヘッドを備える、ピーリングマシンに関する。
ピーリングマシンは、第1のモータからの運動を回転ヘッドに伝達するとともに回転ヘッドを回転させるように構成されている第1の運動学的伝動装置、及び、第2のモータからの運動を調整ユニットに伝達すると同時に工具の径方向位置を調整するように構成されている第2の運動学的伝動装置も備える。
本発明の1つの態様によると、各調整ユニットは、その螺合軸が回転軸に対して径方向である状態で配置されるとともに支持スライダに螺合される、例えば循環式ローラねじ等のウォームねじを備える。
循環式ローラねじを使用することは、構成要素間の機械的な遊びが非常に限られるため、支持スライダの精密な位置決めを得ることを可能にする。
変形形態によると、ウォームねじは、可能性としては、循環式ボールねじを含むことができる。
本発明の別の態様によると、第2の運動学的伝動装置は、回転ヘッドに据え付けられる歯付きクラウンによってウォームねじに運動学的に接続される。
本発明の別の態様によると、マシンは、第2のモータと、第1の運動学的伝動装置と、第2の運動学的伝動装置との間で運動学的に接続される機械的な差動装置を備える。差動装置は、第2のモータが駆動されないときは、歯付きクラウンを回転ヘッドと同じ速度で回転させるとともに、支持スライダを固定された径方向位置に保ち、第2のモータが駆動されるときは、歯付きクラウンを回転ヘッドに対して異なる速度で回転させるとともに、支持スライダを径方向に移動させるように構成されている。
この解決策は、既知の技術的な解決策と比較して極めてコンパクトなピーリングマシンを得ることを可能にするとともに、非常に短い金属製品でさえもピーリングすることを可能にする。
さらに、工具の位置を調整するためのウォームねじの存在及び特定の配置は、チップ除去加工中に工具が行うことができる進行をかなり増大させることを可能にする。
上述した解決策は、モータと回転ヘッドとの間の変速装置の複雑さを低減することも可能にし、ピーリングマシンの構成要素の数も低下させ、したがって、より精密で効率的な加工という利点を与える。
実際に、上述した構造のおかげで、処理される材料の広いサイズの範囲をカバーするのに使用することができる切削ヘッドを得ることが可能である。
さらに、この解決策は、全てのサイズのマシンに適用することができ、したがって、マシンを標準化することを可能にする。
本明細書及び特許請求の範囲においてここで及び以下で、明記されない限り、「運動学的な接続」という用語は、第1のシャフトからの回転運動を1つ又は複数の第2のシャフトに伝達するように構成されている機械的な接続部材によって得られる接続を意味する。運動学的伝動装置は、例えばギア、歯車及びベルト、歯車及び鎖、又は、当業者に既知である他の運動学的な接続装置によって得ることができる。
本発明のこれら及び他の特徴は、添付の図面を参照して非限定的な例として与えられる、幾つかの実施形態の以下の記載から明らかとなるであろう。
本発明によるピーリングマシンの概略図である。 本発明によるピーリングマシンの幾つかの構成要素の正面図である。
理解を促すために、可能な場合に、図面における同一の共通の要素を特定するのに同じ参照符号が使用されている。1つの実施形態の要素及び特徴は、更なる説明なく、他の実施形態に簡便に組み込むことができることが理解される。
図1は、主に楕円形の展開を有する、棒、チューブ、支柱又は同様の若しくは相当の製品等の、楕円形の及び好ましくは軸対称な製品Pをピーリングするピーリングマシン10の例示的な実施形態を記載するのに用いられる。
ピーリングマシン10は、回転軸Zの周りを選択的に回転可能であるとともに、使用中に楕円形の製品Pが通して位置決めされ、通過させられる貫通中央キャビティ12が設けられる、回転ヘッド11を備える。
回転ヘッド11は、回転軸Zの周りを回転可能であるが、回転軸Zに対して固定された軸方向位置に保たれる。
特に、楕円形の製品Pは、加工中に、楕円形の展開のその軸が回転軸Zに実質的に平行であるとともに一致した状態で位置決めされ、図1において示されている、回転軸Zに対して平行な給送方向Fに給送される。
ピーリングマシン10には、楕円形の製品Pを回転軸Zに沿って給送するために設けられる給送手段57が設けられる。
ピーリングマシン10は、伝達ユニット13によって回転ヘッド11に接続され、回転ヘッド11を回転軸Zの周りで選択的に回転させる第1のモータM1を備える。
図1における解決策によると、第1のモータM1と伝達ユニット13との間に、第1のモータM1の回転速度を低減するように構成されている第1の減速ユニット20が介装され、回転速度は第1の減速ユニット20に伝達される。
第1の減速ユニット20は、この場合は継手によって第1のモータM1の駆動シャフトに接続される第1の回転シャフト21を備える。
継手は、剛性継手、弾性継手、混合型の剛性−弾性継手、摩擦継手、又は、同様の若しくは相当する機械的な部材であるものとすることができる。
第1のピニオン歯車22が第1の回転シャフト21に据え付けられ、第1の回転シャフト21とともに一体的に回転可能である。
第1の減速ユニット20は第2の回転シャフト25も備え、第2の回転シャフト25には、第1の被駆動歯車23及び第2の被駆動歯車24が一体的に据え付けられる。第1の被駆動歯車23は第1のピニオン歯車22に直接的に係合し、一方で、第2の被駆動歯車24は、回転運動を伝達ユニット13に伝達するように構成されている。
第1のモータM1を駆動することは、第1のピニオン歯車22を回転させ、結果として、第1のピニオン歯車22に接続されている第1の被駆動歯車23、及び、第2の被駆動歯車24も回転させ、これは、第1の被駆動歯車23が第2の回転シャフト25によって第2の被駆動歯車24に接続されているためである。したがって、第2の被駆動歯車24は、第1の被駆動歯車23と同じ角速度で回転し、これは、これらがともに第2の回転シャフト25と一体的であるためである。
伝達ユニット13は、第1のモータM1から回転ヘッド11に回転運動を伝達するように構成されている第1の運動学的伝動装置16を備える。
図1において示されている解決策によると、第1の運動学的伝動装置16は、第1のモータM1に運動学的に接続されている中空のシャフト17を備え、回転軸Xの周りのその回転を決定する。
図1において示されている実施形態によると、中空のシャフト17は、第1の減速ユニット20を通じて第1のモータM1に運動学的に接続されている。
図1における実施形態によると、駆動歯車18が中空のシャフト17に据え付けられ、第1のモータM1に接続され、この場合、第1のモータM1は第1の減速ユニット20の第2の被駆動歯車24に運動学的に係合する。
中空のシャフト17はさらに、回転ヘッド11に運動学的に接続され、それによって、第1のモータM1によって伝達される回転運動が、第1の運動学的伝動装置16を通じて回転ヘッド11に伝達され、回転軸Zの周りの回転ヘッド11の回転を決定する。
図1における実施形態によると、中空のシャフト17には、中空のシャフト17にキーで固定され、回転ヘッド11に一体的に据え付けられる駆動歯車26に係合する中間の歯車19を設けることができる。
可能な変形形態によると、駆動歯車26は、中空のシャフト17の駆動歯車18に直接的に係合することができ、第1のモータM1から回転ヘッド11への運動の直接的な伝達を決定する。別の変形形態によると、第1のモータM1が、第1の減速ユニット20を介装することなく、例えばピニオン歯車によって駆動歯車18に直接的に接続されることができる。
図1における解決策によると、モータM1の回転運動は、第1の減速ユニット20から駆動歯車18に、したがって中空のシャフト17に伝達される。
中空のシャフト17はさらに、中間の歯車19を回転させ、駆動歯車26に係合する中間の歯車19は、回転ヘッド11の回転を決定する。
ピーリング工具28をそれぞれ支持するように構成されている複数の支持スライダ27が、回転ヘッド11に据え付けられる。支持スライダ27及び工具28は回転ヘッド11に据え付けられる。
図1における解決策によると、回転ヘッド11は、互いに一体的であるとともに回転軸Zの周りで選択的に回転可能なマンドレル14及び支持本体15を含む。
駆動歯車26はマンドレル14に一体的に取り付けられる。
支持スライダ27は支持本体15に据え付けられる。
支持スライダ27は、回転軸Zに対して径方向に位置付けられ、回転ヘッド11、この場合は支持本体15内に設けられるか又は作られる、図1には示されていない摺動ガイド上で摺動するように据え付けられることができる。
複数の調整ユニット29も回転ヘッド11に据え付けられ、図1において示されているように、支持スライダ27を回転軸Zに対して径方向Rに移動させるように構成されている。
調整ユニット29及び支持スライダ27は、使用中に、回転軸Zの周りで回転ヘッド11によって回転させられる。
本発明の1つの態様によると、各調整ユニット29は、その螺合軸Yが回転軸Zに対して径方向Rである状態で配置されるとともに支持スライダ27のうちの1つに螺合されるウォームねじ30を含む。
本発明の幾つかの実施形態によると、ウォームねじ30は、循環式ローラねじ又は循環式ボールねじのいずれかであるものとすることができる。
特に、図1における実施形態によると、各支持スライダ27には、ウォームねじ30が螺合される雌ねじ31が備え付けられている。
本発明によるピーリングマシン10は、伝達ユニット13を通じて支持スライダ27の調整ユニット29に運動学的に接続されている第2のモータM2も含む。
本発明の1つの態様によると、伝達ユニット13はウォームねじ30に運動学的に接続され、ウォームねじ30を選択的に回転させるとともに、工具28の回転軸Zに接離する移動を決定する。
本発明の別の態様によると、伝達ユニット13は、第2のモータM2と、第1の運動学的伝動装置16と、調整ユニット29に接続される第2の運動学的伝動装置33との間で運動学的に接続される機械的な差動装置32を備え、それによって、第2のモータM2が駆動されると、工具28が回転軸Zに対して対応して調整される。
特に、伝達ユニット13及び差動装置32の構造の組み合わせは、回転ヘッド11が回転軸Zの周りで回転する場合であっても、工具28の位置を調整することを可能にする。
さらに、第1の運動学的伝動装置16の中空のシャフト17は、第1のモータM1、回転ヘッド11及び差動装置32に運動学的に接続される。
図1において示されている実施形態によると、伝達ユニット13は、ウォームねじ30に運動学的に接続され、差動装置32を通じて第1の運動学的伝動装置16に運動学的に接続される、上記で言及した第2の運動学的伝動装置33を備える。
図1において示されている解決策によると、中空のシャフト17には、回転軸Xの周りで中空のシャフト17とともに一体的に回転可能である伝達歯車42が設けられている。
伝達歯車42は、差動装置32に運動学的に接続され、差動装置32の衛星歯車のための太陽歯車として機能する。
差動装置32は、少なくとも第1の衛星歯車44、この場合は、伝達歯車42に係合する3つの第1の衛星歯車44を備える。
各第1の衛星歯車44は、衛星−キャリアシャフト45に一体的に据え付けられる。各衛星−キャリアシャフト45には、第1の衛星歯車44とともに一体的に回転可能である第2の衛星歯車46も据え付けられる。
差動装置32は、回転軸Xと一致する軸の周りで回転するように据え付けられるとともに、上記衛星−キャリアシャフト45を無為に(idly)回転可能に支持するように構成されている衛星−キャリア歯車43も備え、それによって、第1の衛星歯車44は伝達歯車42に係合する。衛星−キャリアシャフト45の回転軸は、中空のシャフト17の回転軸Xに平行に位置付けられる。
衛星−キャリア歯車43には、衛星−キャリアシャフト45が通して位置決めされる収容座部47が設けられる。衛星−キャリアシャフト45は、収容座部47内に設けられる軸受等の支持要素に無為に回転可能に据え付けられることができる。
衛星−キャリア歯車43は、衛星−キャリア歯車43を回転軸Xの周りで回転させるように構成されている第2のモータM2に運動学的に接続され、第1の衛星歯車44を伝達歯車42の周りで周回させ、すなわち、衛星−キャリアシャフト45を回転軸Xの周りで回転させる。
本発明によると、第2のモータM2は、その非アクティブ形態では、衛星−キャリア歯車43の回転を防止するように構成されている。したがって、この状態では、衛星−キャリアシャフト45は、回転軸Xの周りではなく、それら自身の回転軸の周りでのみ回転可能である。
例として、第2のモータM2は、ステッピングモータ、ブラシレスモータ、又は、衛星−キャリア歯車43の精密かつ正確な回転を規定するのに好適なモータであるものとすることができる。
図1における実施形態によると、衛星−キャリア歯車43には、第2のモータM2と衛星−キャリア歯車43との間に介装される第2の減速ユニット49に係合するように構成されている外側の歯48が設けられている。
図1及び図2を使用して記載される変形形態によると、第2の減速ユニット49は、第2のモータシャフト51にキーで固定される第2のモータピニオン50、及び、代わりに被駆動シャフト53にキーで固定される被駆動歯車52を備える。
第2のモータシャフト51は、例えば機械継手によって第2のモータM2に接続される。被駆動シャフト53は、それ自身の回転軸の周りで無為に回転するように、例えば軸受又は青銅等の支持体に据え付けられる。
さらに、被駆動歯車52は、差動装置32の衛星−キャリア歯車43に接続される。
したがって、第2のモータM2を駆動することは、第2のモータピニオン50を回転させ、結果として、第2のモータピニオン50に接続されている被駆動歯車52も回転させ、これはさらに、運動を衛星−キャリア歯車43に伝達する。
第2の衛星歯車46は、第2の運動学的伝動装置33に運動学的に接続され、したがって、第1の運動学的伝動装置16と、差動装置32と、調整ユニット29との間の運動学的な接続を画定する。
第2の運動学的伝動装置33は、伝達シャフト55に一体的に据え付けられるとともに、差動装置32と第2の運動学的伝動装置33との間の運動学的な接続を画定する第1の歯車54を備える。
図1において示されている解決策によると、第1の歯車54は、少なくとも1つの第2の衛星歯車46、この場合は3つの衛星歯車46に係合する。第1の歯車54は、中空のシャフト17の回転軸Xと一致するそれ自身の軸の周りで回転するように据え付けられる。第1の歯車54は、第2の衛星歯車46の太陽歯車として機能する。
図1において示されている実施形態によると、第1の衛星歯車44は、第1の歯車54の公称直径に等しい公称直径を有し、一方で、第2の衛星歯車46は、伝達歯車42と同じ公称直径を有する。
本発明の1つの態様によると、第2の運動学的伝動装置33は、中空のシャフト17内に挿入されるとともに、第2の運動学的伝動装置33及びウォームねじ30の運動学的な接続のために差動装置32及び歯付きクラウン34に運動学的に接続される伝達シャフト55を備える。この解決策は、本発明によるピーリングマシン10の全体的な嵩を大幅に低減することを可能にし、設けられる動作構成要素の数を抑制することも可能にし、その相対的な遊びを低減する。
歯付きクラウン34は、回転軸Zに対して接離するように移動する工具28の移動を同期させることを可能にする。
可能な実施形態によると、中空のシャフト17及び伝達シャフト55は、回転ヘッド11の回転軸Zに平行に距離を置いて配置されるそれらの回転軸Xを有する。この解決策は、回転ヘッド11の回転運動を伝達し、回転ヘッド11の中央キャビティ12の外側の位置における工具28の位置を調整する機構を配置することを可能にし、したがって、回転ヘッド11のサイズ、したがって、加工されることができる楕円形の製品Pの直径を増大させることを可能にする。
図1における変形形態によると、第1の歯車54は、中空のシャフト17の軸方向キャビティ内に軸方向キャビティと同軸に据え付けられる伝達シャフト55に一体的に据え付けられる。この解決策は、ピーリングマシン10の全体的な嵩を劇的にコンパクトにすることを可能にし、短い楕円形の製品も加工することを可能にする。
特に、伝達シャフト55は、中空のシャフト17の一方の側及び他方の側においてそれぞれの端が片持ち梁式に突出して位置決めされる。
第1の歯車54は、伝達シャフト55の端のうちの一方に据え付けられる。
図1における解決策によると、伝達シャフト55は、中空のシャフト17のキャビティ内に取り付けられる支持体又は軸受に据え付けられる。しかし、伝達シャフト55の支持体を中空のシャフト17の外側に据え付けることができることは排除されない。
図1における解決策によると、伝達シャフト55には、伝達シャフト55の、第1の歯車54が据え付けられる端とは反対の端に一体的に据え付けられる第2の歯車56が設けられる。
第2の歯車56は、歯付きクラウン34によって調整ユニット29に運動学的に接続され、工具28の位置の調整を規定する。
第2の運動学的伝動装置33は、第2のモータM2が非アクティブ状態にあるときに、ウォームねじ30が回転されないように構成され、一方で、第2のモータM2がアクティブ状態にあるときに、ウォームねじ30は回転させられ、工具28の位置の調整を決定する。
図1において示されている解決策によると、歯付きクラウン34は、回転軸Zと一致する軸の周りで、支持本体15に、同様に支持本体15に対して選択的に回転可能に据え付けられる。歯付きクラウン34は、ウォームねじ30及び第2の運動学的伝動装置33に運動学的に接続される。
図1における解決策によると、歯付きクラウン34は、伝達シャフト55の第2の歯車56に接続され、第2の歯車56から運動を受け取る。第2のモータM2が静止している場合、すなわち、非アクティブである場合、差動装置32及び第2の運動学的伝動装置33は、第2の歯車56の回転の周辺速度が回転ヘッド11の回転の周辺速度に対応するように構成されている。この状態は、調整ユニット29を駆動させる、歯付きクラウン34と回転ヘッド11との間のいかなる相対的な回転運動も確立されることを防止する。
特に、歯付きクラウン34とウォームねじ30のそれぞれとの間に、支持本体15に据え付けられ、回転ヘッド11の回転とともに一体的に可動である中間のギア35が設けられる。
第1の運動学的伝動装置16及び第2の運動学的伝動装置33は、第2のモータM2が非アクティブであるときに、第1のモータM1と回転ヘッド11との間で確立される伝達比が、第1のモータM1と歯付きクラウン34との間で確立される伝達比と同じであるように構成されている。この状態は、歯付きクラウン34が、支持本体15とともに、支持本体15に対するいかなる移動も伴うことなく回転されることを意味する。歯付きクラウン34とウォームねじ30との間の中間のギア35は、ウォームねじ30のいかなる回転も生じさせず、したがって工具28は静止したままである。
第2のモータM2がアクティブであるとき、差動装置32は、歯付きクラウン34と回転ヘッド11の支持本体15との間の回転差を決定するように構成されている。
歯付きクラウン34と支持本体15との間の速度差は、中間のギア35の作動、及びしたがって、螺合軸Yの周りのウォームねじ30の回転を決定する。
特に、第2のモータM2が駆動されると、衛星−キャリア歯車43は、衛星−キャリアシャフト45を回転軸Xの周りで回転させ、第1の衛星歯車44を伝達歯車42の周りで周回させるとともに第2の衛星歯車46を第1の歯車54の周りで周回させる。
衛星−キャリア歯車43の回転方向に応じて、第1の衛星歯車44及び第2の衛星歯車46の、それらの軸の周りの回転のエンティティを加速又は減速させることが可能であり、第1の歯車54の回転速度における加速又は減速を生成する。
図1において示されている解決策によると、歯付きクラウン34には、ウォームねじ30に運動学的に接続される内側歯36、及び、第2の運動学的伝動装置33に運動学的に接続される外側歯37が設けられている。
図1において示されている可能な解決策によると、歯付きクラウン34の内面に作られる内側歯36は、中間のギア35に運動学的に接続され、歯付きクラウン34の外面に作られる外側歯37は、第2の歯車56を通じて第2の運動学的伝動装置33に運動学的に接続される。
図1において示されている実施形態によると、各調整ユニット29について、中間のギア35は、歯付きクラウン34の内側歯36に係合し、シャフト39の周りで回転するように据え付けられる校正歯車38を備える。シャフト39は、支持本体15に取り付けられる支持体においてその回転軸の周りで回転するように据え付けられる。シャフト39の回転軸は、回転軸Zに実質的に平行に位置付けられる。
第1の円錐状の歯車40が、各シャフト39に関連付けられ、シャフト39とともに一体的に回転可能である。
各第1の円錐状の歯車40はさらに、ウォームねじ30のうちの1つに一体的に関連付けられるそれぞれの第2の円錐状の歯車41に係合する。
このように、差動装置32が回転ヘッド11の支持本体15に対して歯付きクラウン34の相対的な回転を生成する場合、校正歯車38の、及び同時に第1の円錐状の歯車40の回転が決定される。第1の円錐状の歯車40の回転は、第2の円錐状の歯車41の、及びしたがってウォームねじ30の回転も決定する。
変形形態によると、位置検出器を、第1のモータM1及び第2のモータM2に関連付けることができる。
変形形態によると、位置検出器は例えばエンコーダであるものとすることができる。
他の変形形態によると、位置検出器を制御ユニットに接続することができる。
位置検出器は、制御ユニットに、対応するモータM1、M2の角度位置のデータを送信するように構成されている。
制御ユニットは、給送手段57及び位置センサにも接続することができ、得られることになっている、加工されるか又は加工されている楕円形の製品Pのプログラミングされたプロファイルに従って工具28を調整するために、位置検出器によって供給されるデータを絶えず制御するとともに、データを、位置センサによって送信されるデータと比較するのに好適であるものとすることができる。
更なる変形形態によると、位置センサ及び位置検出器のデータが制御ユニットにロードされる機能のデータに収斂しない場合、ピーリングマシン10の安全な停止を提供することができる。
更なる変形形態によると、工具28の下流に位置決めされるとともに制御ユニットに接続されるレーザ光線装置も設けることができる。
レーザ光線装置の機能は、既に加工された楕円形の製品Pの実際のサイズを絶えず制御するとともに、工具28における摩耗に起因して互いから異なり得る、楕円形の製品Pのプログラミングされたサイズと実際のサイズとの間の相違に応じて、工具28の調整値を規定するようにプログラミングされているデータを制御ユニットに送信することである。
長手方向軸Zに対する工具28の径方向の調整は、以下のように行われる。
通常の動作条件下では、第2のモータM2が静止している間に、第1のモータM1は、制御ユニットによって制御されて回転する。回転ヘッド11及び調整ユニット29が同じ角速度で回転するため、この状態では、工具28は、長手方向軸Zに対する既定の径方向位置を維持する。
工具28の径方向位置、したがって加工される楕円形の製品Pの直径が変更される場合、第2のモータM2を作動しなければならず、第2のモータピニオン50を時計回り方向又は反時計回り方向に回転させ、加工される楕円形の製品Pの直径をそれぞれ低減又は増大させなければならない。
回転ヘッド11が回転している間に、すなわち、第1のモータM1を停止させることなく、調整動作を行うこともできる。
特に、工具の径方向位置は以下のように調整される:
−第2のモータM2は、制御ユニットからの信号によって回転させられ、第2のモータM2を、所望の補正に等しい回転数及び/又は回転の一部にする。この特定の場合に、楕円形の製品Pの直径に対する補正の値は、第2のモータM2の回転の22.5度毎、すなわち、一回転の16分の1毎に対して0.01mmに等しい;
−第2のモータM2の回転は位置検出器によって制御される;
−第2のモータピニオン50は、回転を被駆動歯車52に、及びしたがって衛星−キャリア歯車43に伝達する;
−衛星−キャリア歯車43は衛星−キャリアシャフト45を回転させ、したがって、第1の歯車54に対して相対的な速度を第2の衛星歯車46に与え、これは、伝達シャフト55によって第2の歯車56に接続される第1の歯車54への速度を上昇させるか又は第1の歯車54からの速度を低下させる;
−歯付きクラウン34及び校正歯車38によって、第2の歯車56は、第1の円錐状の歯車40への速度を上昇させるか又は第1の円錐状の歯車40からの速度を低下させ、第1の円錐状の歯車40は、第2の円錐状の歯車41によって、ウォームねじ30を右又は左に回転させる;
−各ウォームねじ30は、回転すると、雌ねじ31を長手方向軸Zに対して接離するように移動させ、これはさらに、対応する工具28が取り付けられる支持スライダ27を径方向に移動させ、この結果として、楕円形の製品Pの直径が変化する。
本発明の分野及び範囲から逸脱することなく、部品の変更及び/又は付加を、上述したようなピーリングマシン10並びに対応する方法に対して行うことができることが明らかである。
本発明は幾つかの特定の例を参照して記載されているが、当業者は、特許請求の範囲において記載され、それによって規定される保護範囲内に全て入るような特徴を有する、ピーリングマシン10及び対応する方法の多くの他の均等な形態を達成することが確かに可能であるはずであることも明らかである。

Claims (10)

  1. ピーリングマシンであって、楕円形の製品(P)を回転軸(Z)に沿って給送するように設けられる給送手段(57)、並びに、前記回転軸(Z)の周りで回転するように据え付けられるとともに、使用中に加工される前記楕円形の製品(P)が通して配置され、複数の支持スライダ(27)が据え付けられて、それぞれの工具(28)、及び、前記支持スライダ(27)を前記回転軸(Z)に対して径方向(R)に移動させるように構成されている複数の調整ユニット(29)を支持する貫通中央キャビティ(12)が設けられる回転ヘッド(11)を備え、第1のモータ(M1)からの運動を前記回転ヘッド(11)に伝達するとともに該回転ヘッド(11)を回転させるように構成されている第1の運動学的伝動装置(16)、及び、第2のモータ(M2)からの運動を前記調整ユニット(29)に伝達すると同時に前記工具(28)の径方向位置を調整するように構成されている第2の運動学的伝動装置(33)も備え、各前記調整ユニット(29)は、その螺合軸(Y)が前記回転軸(Z)に対して径方向(R)である状態で配置されるとともに前記支持スライダ(27)に螺合される、ウォームねじ(30)を備えること、前記第2の運動学的伝動装置(33)は、前記回転ヘッド(11)に据え付けられる歯付きクラウン(34)によって前記ウォームねじ(30)に運動学的に接続されること、及び、該ピーリングマシンは、前記第2のモータ(M2)と、前記第1の運動学的伝動装置(16)と、前記第2の運動学的伝動装置(33)との間で運動学的に接続される機械的な差動装置(32)を備え、該差動装置(32)は、前記第2のモータ(M2)が駆動されないときは、前記歯付きクラウン(34)を前記回転ヘッド(11)と同じ速度で回転させるとともに、前記支持スライダ(27)を固定された径方向位置に保ち、前記第2のモータ(M2)が駆動されるときは、前記歯付きクラウン(34)を前記回転ヘッド(11)に対して異なる速度で回転させるとともに、前記支持スライダ(27)を径方向に移動させるように構成されていることを特徴とする、ピーリングマシン。
  2. 前記第1の運動学的伝動装置(16)は、前記第1のモータ(M1)、前記回転ヘッド(11)及び前記差動装置(32)に運動学的に接続される中空のシャフト(17)を備えること、並びに、前記第2の運動学的伝動装置(33)は、前記中空のシャフト(17)内に据え付けられるとともに、前記差動装置(32)及び前記歯付きクラウン(34)に運動学的に接続される伝達シャフト(55)を備えることを特徴とする、請求項1に記載のマシン。
  3. 前記中空のシャフト(17)及び前記伝達シャフト(55)は、前記回転ヘッド(11)の前記回転軸(Z)に平行に距離を置いて配置されるそれらの回転軸(X)を有することを特徴とする、請求項2に記載のマシン。
  4. 前記中空のシャフト(17)には、該中空のシャフト(17)とともに一体的に回転可能であり、前記差動装置(32)に運動学的に接続される伝達歯車(42)が設けられることを特徴とする、請求項2又は3に記載のマシン。
  5. 前記第2の運動学的伝動装置(33)は、前記伝達シャフト(55)に一体的に据え付けられるとともに前記差動装置(32)と前記第2の運動学的伝動装置(33)との間の運動学的な接続部を画定する第1の歯車(54)を備えることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか一項に記載のマシン。
  6. 前記伝達シャフト(55)には、該伝達シャフト(55)の、前記第1の歯車(54)が据え付けられる端とは反対の端に一体的に据え付けられる第2の歯車(56)が設けられること、及び、該第2の歯車(56)は前記歯付きクラウン(34)に運動学的に接続されることを特徴とする、請求項5に記載のマシン。
  7. 前記歯付きクラウン(34)には、前記ウォームねじ(30)に運動学的に接続される内側歯(36)、及び、前記第2の運動学的伝動装置(33)に運動学的に接続される外側歯(37)が設けられることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のマシン。
  8. 前記回転ヘッド(11)は、前記支持スライダ(27)が摺動可能に据え付けられる支持本体(15)を有し、前記歯付きクラウン(34)は、前記回転軸(Z)と一致する軸の周りで同様に前記支持本体(15)に対して選択的に回転可能であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のマシン。
  9. 前記第1の運動学的伝動装置(16)及び前記第2の運動学的伝動装置(33)は、前記第2のモータ(M2)のアイドル状態では、前記第1のモータ(M1)と前記回転ヘッド(11)との間で確立される伝達比が、前記第1のモータ(M1)と前記歯付きクラウン(34)との間で確立される伝達比と同じであり、一方で、前記第2のモータ(M2)のアクティブ状態では、前記差動装置(32)が、前記歯付きクラウン(34)と前記回転ヘッド(11)の支持本体(15)との間の回転差を決定するように構成されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のマシン。
  10. 回転ヘッド(11)の貫通中央キャビティ(12)内を、給送手段(57)によって通過させられる楕円形の製品(P)をピーリングする方法であって、前記回転ヘッド(11)は、それぞれの工具(28)が据え付けられるとともに、第1のモータ(M1)及び第1の運動学的伝動装置(16)によって回転軸(Z)の周りで回転させられる複数の支持スライダ(27)を支持し、該方法は、第2のモータ(M2)及び第2の運動学的伝動装置(33)によって駆動される調整ユニット(29)によって前記工具(28)の位置の調整も提供し、前記第2のモータ(M2)及び前記第2の運動学的伝動装置(33)は、前記支持スライダ(27)を前記回転軸(Z)に対して径方向に移動させ、前記工具(28)の位置の調整は、それらの螺合軸(Y)の周りで、前記支持スライダ(27)に螺合されるとともに、それらの螺合軸(Y)が前記回転軸(Z)に対して径方向(R)である状態で配置されるウォームねじ(30)を回転させ、該ウォームねじ(30)は、前記第2の運動学的伝動装置(33)からの運動を受け取る歯付きクラウン(32)に運動学的に接続されること、及び、前記第2のモータ(M2)と、前記第1の運動学的伝動装置(16)と、前記第2の運動学的伝動装置(33)との間で運動学的に接続される機械的な差動装置(32)が、前記第2のモータ(M2)が駆動されないときは、前記歯付きクラウン(34)を、前記回転ヘッド(11)と同じ速度で回転させるとともに、前記支持スライダ(27)を固定された径方向位置に保ち、前記第2のモータ(M2)が駆動されるときは、前記歯付きクラウン(34)を、前記回転ヘッド(11)に対して異なる速度で回転させるとともに、前記支持スライダ(27)を径方向に移動させることを特徴とする、方法。
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