JP5286830B2 - 油圧制御装置 - Google Patents

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Description

本発明はエンジンの油圧制御装置に関する。
従来から、オイルポンプによって送油されるオイルのエンジン内における油圧を制御する装置が提案されている。このような装置では、電磁弁を用いて油路の開閉等を行うことによって油路内の油圧が制御されている。例えば、オイルコントロールバルブを用いてリリーフ弁が低油圧で開弁する状態としたり、高油圧(通常油圧)で開弁する状態としたりする。このようなシステムは、2ステージ油圧システムと称されることがある。このような2ステージ油圧システムは、低油圧状態でオイルをリリーフすることによりオイルの粘度が高いときのオイルポンプンの負荷を軽減したり、冷間時におけるピストンオイルジェットからのオイル噴射を停止させたりすることができる。これにより、エンジン負荷低下や早期暖機完了による燃費向上の効果を得ることができる。
エンジン内における油圧をコントロールする油圧制御装置としては、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されている。
特開2007−107485号公報 実開平5−21127号公報
ところで、上記のような2ステージ油圧システムは低圧時に潤滑系全体の油圧を下げることとなり、システムが故障を起こすと摺動部が焼き付きを起こすおそれがある。
一般的なエンジンには潤滑系の油圧が低下する故障を検知するためにメインギャラリーに油圧スイッチが設けられている。この油圧スイッチは、潤滑系全体が例えばオイルポンプの故障などによりほとんど油圧が掛かっていないというようなエンジンにとって致命的となる状態を検知することを目的とし、所定の油圧を境界としてON/OFF信号を発するものである。一方、メインギャラリーの油圧は、油種、油温、回転数によって様々な値を示すことがある。従って、メインギャラリーにおける油圧が所定の油圧に達しているか否かの判断のみでは2ステージ油圧システムが適切に作動しているのか否かの判断は困難である。すなわち、2ステージ油圧システムが適切に作動して低油圧状態となっているのか、又は高油圧状態になっているのかを判断することは困難である。
そこで、本発明は、いわゆる2ステージ油圧システムを備えたエンジンの油圧制御装置を、その故障診断を適切に行うことを課題とする。
まず、本発明の油圧制御装置は、油路中の油圧を低油圧と通常油圧との間で切り替える油圧切替手段と、当該油圧切替手段が動作することによって油圧状態が低油圧と通常油圧との間で切り替わる油路に設置された油圧検知手段と、前記油圧切替手段が油圧の切り替えを行った後の油圧反映時間T1内の油圧状態に基づいて故障診断を行う第1の故障診断手段と、を備えたことを特徴とする。このような構成とすることにより、オイルコントロールバルブ(OCV)等の油圧切替手段における故障を検出することができる。すなわち、第1の故障診断手段は、油圧制御装置の構成要素のうち、油圧切替手段の故障を高い確率で検出することができる。特に、異物噛み込み等による不具合を検出することができる。ここで、「油圧反映時間T1」は、循環するオイルの性状に応じて任意に設定することができる時間である。例えば、油圧切替指令が発せられた時から、油圧がオイル循環経路中の油圧検知手段の位置まで伝播するまでの時間を考慮して決定することができる。この「油圧反映時間T1」を経過した後に起こる油圧変動は、油圧切替手段の動作異常以外の因子に依るものである確率が高いと考えられることから、「油圧反映時間T1」を経過した後の各部の状態は故障診断を行うにあたり、参照しない趣旨である。
例えば、油圧切替手段の動作を考慮すると、異物噛み込みによる不具合は、油圧切替指令後に検出されると考えられる。すなわち、切替動作を伴わない定常制御中において、突然油圧制御手段が異物噛み込みによる不具合を生じることは考えにくい。仮に定常制御中に不具合が生じるとすれば、それは、油圧切替手段における断線や、油圧検知手段の故障であると考えられる。油圧切替手段の断線であれば、別途断線検出手段を設けておくことにより断線による故障を検出することができる。また、定常制御中の油圧切替手段における短絡もその可能性は低い。
従って、前記のように「油圧反映時間T1」内の油圧状態に基づいて故障診断を行うようにすれば、油圧切替手段における故障のみを検出する確率を向上させることができる。すなわち、油圧切替手段の故障と、油圧検知手段の故障とを切り分けて検出することができる。
なお、油圧反映時間T1の始期及び終期は適宜決定することができる。すなわち、油圧反映時間T1の始期は、油圧切替指令を発した時点に限定されず、例えば、油圧切替指令を発してからTa秒経過した時点を始期とすることができる。そこからT1経過したTbの時点を終期として設定することができる。
このような油圧制御装置において、前記第1の故障診断手段は、前記油圧反映時間T1内の油圧値を検知した前記油圧検知手段の検知結果に基づいて故障診断を行う構成とすることができる。さらに、前記油圧検知手段の故障診断を行う第2の故障診断手段を備え、前記第1の故障診断手段は、前記第2の故障診断手段による前記油圧検知手段の故障診断を行った後に当該油圧検知手段の検知結果に基づいて故障診断を行う構成とすることができる。第1の故障診断手段が、油圧検知手段の検知結果に基づいて故障診断を行う場合、予め、油圧検知手段の故障の有無について判断しておくことにより、第1の故障診断手段による故障診断の精度を向上させることができる。
ここで、前記第2の故障診断手段は、エンジン始動前後の前記油圧検知手段の検知結果を用いて当該油圧検知手段の故障診断を行う構成とすることができる。エンジンが停止し、しばらく時間が経過した後は、油路内の油圧は低下している。また、エンジンが始動すれば油圧は上昇する。この油路内の油圧の変化を捕捉することができれば油圧検知手段は正常であると判断することができる。特に、エンジン停止動作時に、前記油圧切替手段を通常油圧側に制御するとともに、エンジン始動前後の当該油圧検知手段の検知結果を用いて当該油圧検知手段の故障診断を行うようにすることができる。先回エンジン停止動作時に油圧切替手段を通常油圧側に切り替えておけば、今回エンジン始動後に油圧は通常油圧状態を示すはずである。従って、エンジン始動前に低油圧状態を示し、エンジン始動後に通常油圧状態を示せば、油圧検知手段は正常であると判断することができる。
上記のような油圧制御装置は、エンジン停止動作時に、前記油圧切替手段を通常油圧側に制御するとともに、前記油圧検知手段の検知結果に基づいて前記油圧切替手段及び前記油圧検知手段の故障診断を行う第3の故障診断手段を備えた構成とすることができる。エンジン停止動作時に油圧切替手段を通常油圧側に制御しておくことにより、エンジン停止中に油圧切替手段が低油圧側で固着することを回避することができる。仮に、エンジン停止中に油圧切替手段が低油圧側で固着すると、エンジン稼動時にエンジン各部を適切な油圧状態とすることができず、焼き付き等を招きかねない。このような構成とすることにより、このような事態を回避することができる。
このような第3の故障診断手段は、第2の故障診断手段とともに用い、当該第3の故障診断手段は、前記第2の故障診断手段による前記油圧検知手段の故障診断を行った後に前記油圧検知手段の検知結果に基づいて故障診断を行う構成とすることができる。第3の故障診断手段が、油圧検知手段の検知結果に基づいて故障診断を行う場合、予め、油圧検知手段の故障の有無について判断しておくことにより、第3の故障診断手段による故障診断の精度を向上させることができる。
なお、第3の故障診断手段は、単独で用い、前記油圧切替手段及び前記油圧検知手段の故障診断を行うことができる。すなわち、本発明の他の油圧制御装置は、油路中の油圧を低油圧と通常油圧との間で切り替える油圧切替手段と、当該油圧切替手段が動作することによって油圧状態が低油圧と通常油圧との間で切り替わる油路に設置された油圧検知手段と、エンジン停止動作時に、前記油圧切替手段を通常油圧側に制御するとともに、前記油圧検知手段の検知結果に基づいて前記油圧切替手段及び前記油圧検知手段の故障診断を行う第3の故障診断手段を備えたことを特徴とする。
本発明の油圧制御装置は、油圧切替手段の故障診断と油圧検知手段の故障診断とを別個に行い、また、油圧切替手段が油圧の切り替えを行った後の油圧反映時間T1内の油圧状態に基づいて行うようにしたので、油圧切替手段の故障と油圧検知手段の故障とを切り分けて把握することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1乃至図4は、いずれも本発明の実施例である油圧制御装置100の概略構成を示した構成図である。油圧制御装置100は、オイルのリリーフ圧が可変であるオイルリリーフ装置5とオイルコントロールバルブ(以下、OCVという)10を備えている。これらのオイルリリーフ装置5とOCV10とを組み合わせたものが本発明における油圧切替手段を構成している。油圧制御装置100は、ECU(Electronic control unit)20の指令によって動作するOCV10の状態により、オイルリリーフ装置5のリリーフ圧を変更することができる。図1、図2は、オイルリリーフ装置5が低油圧でリリーフする状態を示している。図3、図4は、オイルリリーフ装置5が高油圧でリリーフする状態を示している。油圧制御装置100はこのようにリリーフ圧を2ステージに切り替えることができる。ECU20は、本発明における第1の故障診断手段、第2の故障診断手段、第3の故障診断手段の機能を担う。すなわち、ECU20は、計時手段や、故障診断のための演算を行うCPU(Central Processing Unit:中央演算装置)、記憶部、入力及び出力ポート、入力及び出力インターフェイス57、58等を有して構成されている。
オイルパン11内のオイルをエンジン各部へオイルを供給するオイル通路1には、オイルポンプ2が配置されている。オイル通路1は、オイルポンプ2の下流側で第一バイパス通路3へ分岐するとともに、第二バイパス通路4へ分岐している。第一バイパス通路3には、オイルリリーフ装置5が組み込まれている。オイルリリーフ装置5には、オイルポンプ2により吐出されたオイルをオイルポンプ2の上流側にリリーフする第一リリーフ経路121が接続されている。オイル通路1はオイルポンプ2により吐出されたオイルをメインギャラリーへ供給する。
オイルリリーフ装置5は、図5に拡大して示すようにケース51内にリリーフ弁52、リテーナ53、リリーフ弁52とリテーナ53との間に挟持されたスプリング54が配置されて構成されている。ケース51は、断面直径が小径である小径部511と断面直径が大径である大径部512とを備えている。小径部511から大径部521へ移行する段部が、リテーナ53のリリーフ弁52側への移動距離を規制するストッパ17を構成している。
このケース51の小径部511の先端側が、メイン室7を形成している。メイン室7には、第一バイパス通路3を通じてオイルポンプ2の下流側のオイルが導入されるとともに、第一リリーフ通路121が接続される第一リリーフ口6が設けられている。このメイン室7内にリリーフ弁52が内装されている。リリーフ弁52は受圧面521でメイン室7内の油圧を受ける。ケース51には、リリーフ弁52とリテーナ53との間に入り込んだオイルをオイルポンプ2の上流側へ排出するための第二リリーフ通路122が接続されている。
ケース51の大径部512の先端側が、OCV10を介してオイルポンプ2の下流側のオイルが導入されるサブ室8を形成している。このサブ室8内にリテーナ53が内装されている。サブ室8内の油圧を受けるリテーナ53の受圧面531の面積は、リリーフ弁52の受圧面521の面積よりも大きい。このため、OCV10が高油圧状態へ切り替わり、リテーナ53の受圧面531にリリーフ弁52の受圧面521にかかる油圧と同等の油圧が作用すると、リテーナ53には、リリーフ弁52よりも大きな力が作用することとなる。このような状態で、リテーナ53はスプリング54を圧縮する。これにより、リリーフ弁52のリリーフ圧は上昇することになる。なお、リテーナ53は、ストッパ17に当接すると、それ以上にスプリング54を圧縮することはない。
オイルリリーフ装置5は、以上のように構成されている。このように、オイルリリーフ装置5は、リテーナ53の位置が切り替えられ、スプリング(弾性体)54の付勢力を調節することができる。この付勢力の変更に伴ってリリーフ弁52の開弁圧を変更することができる。このようにリテーナを移動させる手段は、油圧切替指令に応じて動作する以下で説明するOCV10とすることができる。OCV10を用いた場合、オイルポンプの近くにリリーフ弁52を配置することができる。これによりオイルポンプの仕事量を低減することができる。また、電気的な制御が可能となるので、油圧を機械的に制御する場合と比較すると制御性が高い。
なお、リテーナを移動させる手段は、OCV10に限定されるものではなく、他の構成を採用することもできる。例えば、サーモワックスを用いてロッドを押し出し、このロッドによってリテーナ53を移動させる構成とすることができる。サーモワックスとヒータを組み合わせ、ヒータの通電制御によりロッドを出没させることがでる。また、例えば、リテーナ53をリリーフ弁52側へ押し付けるカム機構とすることができる。カムの位置を制御することによりリリーフ圧を切り替えることができる。以下、OCV10について説明する。
OCV10は、第二バイパス通路4を通じてオイルポンプ2から供給されるオイルをオイルリリーフ装置5のサブ室8へ導入する、または、オイルパン11へ排出する三方弁となっている。
具体的な構成を、図6を参照しつつ説明する。OCV10は第一室1011、連通部1012、第二室1013を備えたケース101内に、ニードル102を備えて構成されている。ニードル102は、先端側にボール弁1021が形成され、ニードル102の基端側は、コイル部103への通電により摺動する駆動部1022となっている。ニードル102は、ボール弁1021が第一室1011内、駆動部1022が第二室1013内に位置するように配置されている。第一室1011内にはボール弁1021と当接する第一スプリング104が装着され、第二室1013内には、駆動部1022と当接する第二スプリング105が装着されている。第一室1011と連通部1012との境界部は、ボール弁1021が着座する第一シール部106を構成し、連通部1012と第二室1013との境界部は、駆動部1022が着座する第二シール部107を構成している。連通部1012には第一開口108が形成され、第二室1013にはオイルパン11へオイルを排出する第二開口109が形成されている。
コイル部103はECU20と電気的に接続されている。第一室1011には、第二バイパス通路4が接続され、オイルポンプ2から供給されるオイルが流入する。図10(a)は、コイル部103に通電されていない状態(通常時)を示している。この状態では、第二スプリング105に付勢されたニードル102が上方へ押し上げられ、駆動部1022が第二シール部107に着座する。このとき、第一シール部106は開放されているから、連通部1012までオイルは流入し、第一開口108から流出する。一方、図10(b)は、コイル部103に通電された状態を示している。この状態では、駆動部1022が第二スプリング105のバネ力に抗して下方に引き込まれる。このとき、ボール弁1021は、第一シール部106へ着座する。これにより、第二バイパス通路4から供給されるオイルは、第一開口108からも、第二開口109からも排出されなくなる。
このようなOCV10の第一開口108には、連通パイプ13の一端が接続されている。この連通パイプ13の他端はサブ室8に接続されている。すなわち、OCV10とサブ室8とは連通パイプ13によって接続されている。この連通パイプ13は、OCV10の下流側に位置することとなり、OCV10とサブ室8とを接続する油路を形成している。OCV10に供給されるオイルは、メインギャラリーの油圧と同等である。このため、図3や図4で示すようにオイルポンプ2から供給されるオイルをサブ室8へ導入するような状態となると、OCV10内、連通パイプ13内、サブ室8内はメインギャラリーの油圧と同様の油圧状態となる。一方、図1や図2で示すようにオイルポンプ2から供給されたオイルをオイルパン11へ排出するような状態となると、OCV10内、連通パイプ13内、サブ室8内は低油圧状態に維持される。このように、連通パイプ13内の油路は、OCV10が動作することによって油圧状態が低油圧と高油圧との間で切り替わる。
このような連通パイプ13には油圧スイッチ14が設置されている。この油圧スイッチ14は、本発明における油圧検知手段に相当するものである。
この油圧スイッチ14の構成につき、図7、図8を参照しつつ説明する。油圧スイッチ14は、P1kPa以上の油圧で図8に示すようにOFF状態となり、P1kPa未満の油圧では図7に示すようにON状態となるように構成されている。具体的には、導線141に対して絶縁材料からなるスプリング142を介装させてスイッチ部材143を組み込んだ簡易な構成となっている。スイッチ部材143は、受圧面1431を備えており、この受圧面1431で受けた油圧により図8に示すようにスイッチ部材143が持ち上げられると導通が遮断されOFF状態となる。
油圧スイッチ14は、ECU20に電気的に接続されている。ECU20は、OCV10に対して油圧切替指令を発する。油圧切替指令は、エンジン回転数(NE)や、アクセル開度(ACCP)を参照して潤滑系に供給されるオイルの油圧状態を切り替える。油圧切替の方針としては、オイルの粘度が高い冷間始動時にはオイルポンプ2の駆動抵抗を低減できるように低油圧でリリーフ弁52が開放されるようにする。低油圧でリリーフ弁52が開放されれば図示しないピストンオイルジェットの噴射も回避されるので、エンジンの早期暖機を図ることができる。一方、暖機も完了し、潤滑系へ十分な量のオイル供給が必要となる状況では、高油圧でリリーフ弁52が開放されるようにする。これにより、潤滑系におけるフリクションの低下、焼き付きの防止を図ることができる。また、ピストンオイルジェットの噴射も可能となり、エンジン各部における冷却が図られる。なお、エンジンにおいて求められるオイルの油圧は、外気の状況、エンジンの運転状況、使用されているオイル、燃料、エミッション等、種々の要因を考慮して設定されるものであって、一義的に決定されるものではない。
このように、ECU20は、OCV10に対して油圧切替指令を発するとともに、油圧スイッチ14からのON/OFF信号を受信する。ECU20は、受信した油圧スイッチ14からの信号に基づいて、油圧制御機能(OCV10、油圧スイッチ14)の異常判断を行う。
次に、以上のように構成される油圧制御装置100の故障診断について説明する。まず、図9を参照しつつ、オイル通路1から通じるメインギャラリーの油圧と、連通パイプ13内の油圧の変化について説明する。図9は、OCV10を低油圧側へ切り替えた状態で、エンジン回転数に応じた各所の油圧の変化を示した図である。メインギャラリーの油圧は、エンジンの回転数の上昇に伴って上昇している。これに対し、OCV10によってオイルの供給が遮断された連通パイプ13内の油圧は、エンジン回転数が上昇してもほぼ一定の値を示す。このため、油圧スイッチ14は、OCV10が低油圧側に切り替わっているときには、常に図7に示すようなON状態を示すはずである。油圧制御装置1の故障診断は、このような観点に基づいて実施される。
以下、油圧制御装置1の故障診断について説明する。まず、故障診断の全体のフローにつき、図10に示したフロー図を参照しつつ説明する。故障診断のフローは、図10に示すように≪エンスト再始動判定≫(ステップS2)、≪油圧スイッチ故障診断≫(ステップS4)、≪OCV故障診断≫(ステップS6)、≪エンジン停止時処置≫(ステップS7)を含んでいる。これらのステップは、それぞれ、サブルーチンとして構成されている。これらのサブルーチンについては、故障診断の全体のフローを説明した後、個別に詳説することとする。
ECU20は、ステップS1において、イグニション(IG)がONとなったことを確認すると、ステップS2へ進み、そのイグニションONがエンスト後、即座のエンジン再始動に備えるものであるか否かの判断を行う。これは、エンジンストップ(エンスト)後、即座にエンジンを再始動させるような場合、油圧制御機能の異常判定が誤判定となるおそれがあることを考慮したものである。例えば、高油圧でのエンジン稼動状態から、エンジンを停止させると、その後暫くの間は油路中の油圧は高圧を維持する。油路中の残圧は、ステップ2に引き続いてステップS4で行われる油圧スイッチ14の故障診断に影響を与えることがある。そこで、後に詳述するようにステップS2でイグニションONがエンスト後の再始動であると判断され、エンスト後再始動判定フラグがONとされるときは、ステップS3でエンスト後再始動判定フラグがONであることを確認し(Yes判定)、故障診断を行わないまま故障診断の処理を終了する(END)。
ECU20は、ステップS3でエンスト再始動判定フラグがONとされていないと判断したとき(No判定)は、ステップS4へ進み、油圧スイッチ14の故障判定を行う。油圧スイッチ14の状態を把握しておくことにより、後に行われるOCV10の故障診断における判定精度を向上させることができる。また、油圧スイッチ14の故障であるのか、OCV10の故障であるのかの切り分けを行うことができ、故障箇所特定の一助とすることができる。油圧スイッチ14の故障診断は、以下の見地に基づいて行う。すなわち、潤滑系にオイルを供給するオイルポンプは、エンジンのクランク軸等を駆動源とするものが一般的である。このようなオイルポンプであれば、エンジン始動前は稼働しておらず、潤滑系の油圧は低い状態となる。従って、エンジン始動前であるにもかかわらず油圧スイッチ14がOFF(通常油圧状態)を示している場合には、この油圧スイッチ14は故障していると判断することができる。本発明の油圧制御装置1は、後述するステップS7において、エンジン停止時にOCV10を通常油圧側へ切り替える制御が行われる。すなわち、エンジンが停止しているとき、さらには、エンジンが始動したとき、OCV10は通常油圧側へ切り替えられた状態となっている。従って、油圧スイッチ14は、エンジンが始動したときに、OFF(通常油圧状態)を示すのが正常である。ステップS4における油圧スイッチ14の故障診断は、このような見地から行われる。油圧スイッチ故障診断を行うサブルーチンの詳細な内容は後述する。
ECU20は、ステップS4において、油圧スイッチ14が故障していると判断し、油圧スイッチ故障判定フラグをONとしたときは、ステップS5で油圧スイッチ故障判定フラグがONであることを確認し(Yes判定)、OCV10の故障診断を行わないまま故障診断の処理を終了する(END)。
ECU20は、ステップS4で油圧スイッチ14の故障診断を行った後、ステップS6においてOCV10の故障診断を行う。OCV10の故障診断を行うサブルーチンの詳細な内容は後述する。
ECU20は、エンジン停止時に次回のエンジン始動時に備える処置を採る(ステップS7)。この処置は、OCVが低油圧側で固着することを抑制することともなる。エンジン停止時処置を行うサブルーチンの詳細な内容は後述する。
≪エンスト後再始動判定≫(ステップS2)
ECU20は、ステップS1においてイグニションONを確認すると、ステップS2において、エンスト後再始動判定を行う。このエンスト後再始動判定を行うサブルーチンのフローを図11に示す。
ECU20は、図示しない水温センサより、水温データThwを取得する構成となっている。ECU20は、エンジンが停止すると、そのときの水温データを記憶する。
まず、ECU20は、ステップS21において、エンジンの先回停止時に記録した水温データと今回エンジン始動時に測定した水温データとの水温差Δtを算出する。また、算出したΔtが予め定められたX℃という値以上となっているか否かの判断を行う。予め定めたX℃という値は、油路の油圧の残圧が抜けていると判断するための閾値として採用された値である。すなわち、先回エンジン停止時から時間が経過して油路の油圧が低下し、残圧が解消されたことを判断するための値である。このステップS21でYesと判断したときはステップS22へ進み、エンジン再始動判定フラグをOFFとする。一方、ステップS21でNoと判断したときはステップS23へ進み、エンジン再始動判定フラグをONとする。
このように油路中の残圧が解消されたことが確認された状態でステップS4の油圧スイッチの故障診断を行うことにより、その診断の精度を向上させることができる。
なお、本実施例では、エンジン停止からエンジン再始動までの水温差によって残圧解消を判断しているが、油温差に基づいて残圧解消を判断するように構成することもできる。また、エンジン停止からエンジン再始動までの時間で残圧解消を判断するようにしてもよい。図12は、エンジン停止後のエンジン回転数NEとサブ室8内の油圧の変化を示したグラフである。サブ室8内の油圧は油路中の油圧を代表するものとして採用している。エンジン回転数NEはエンジン停止後、即座に0となる。一方、サブ室8内の油圧はおよそS秒後に油圧スイッチ14の設定油圧P1kPa以下となる。従って、エンジン停止からS秒が経過する間、すなわち、図12中、Aで示した時間帯は残圧が解消されておらず、油圧制御機能の異常判定において誤判定がされるおそれがある。そこで、ECU20は、図12中、Bで示した時間帯となってから故障判定を開始するように構成することができる。このような構成としても、油圧制御機能の異常判定における誤判定を抑制することができる。
≪油圧スイッチ故障診断≫(ステップS4)
ECU20は、ステップS3においてエンスト後再始動判定フラグがON状態でないことを確認すると、ステップS4において、油圧スイッチ故障診断を行う。この油圧スイッチ故障診断を行うサブルーチンのフローを図13に示す。
油圧スイッチ故障診断は、エンジンの始動前に一回の状態判定、エンジンの始動後に一回の状態判定、計二回の状態判定を行う。それぞれの状態判定は、エンジンの始動前後での油圧、油圧スイッチ14が示すべき信号を纏めた図14に示したマップと照らして行う。
ステップS41では、ECU20は、エンジン始動前の状態判定を行う。エンジン始動前は、エンジンのクランク軸を駆動源とするオイルポンプ2も稼働していない。このため、連通パイプ13内には、オイルポンプ2による油圧はかかることがなく、油圧スイッチ14は、ON信号を発するのが正常である。従って、ECU20は、ステップS41において、油圧スイッチ14がON信号を発していることを確認し、Yesと判断したときは、ステップS42へ進む。一方、ステップS41でNoと判断したときは、ステップS45へ進む。本来、ON信号を発する筈の油圧スイッチ14がOFF信号を発しているときは、油圧スイッチ14は故障していると考えることができる。そこで、ECU20は、油圧スイッチ異常判定を行い、油圧スイッチ異常フラグをONとする。また、低油圧制御禁止の措置を採る。低油圧制御を禁止しておけば、油圧スイッチ14が異常であっても、エンジンの焼き付き等を回避することができる。エンジンの潤滑系が低油圧状態で維持されることはエンジンの焼き付き等の原因ともなりかねない。油圧スイッチ14が故障していると、油圧制御装置1が適切に作動できる状態であるか否かを判断できない。そこで、このような状態のときには、低油圧制御を行わない。また、油圧スイッチ14が異常であることを示す警告灯を点灯させ、ドライバー等に注意を促す。
ステップS41でYesと判断した後、ステップS42では、エンジンが始動したか否かを判断する。エンジン始動が確認できないとき(No判定)は、エンジン始動が確認できるまで待機する。エンジン始動が確認でき、Yesと判断したときは、ステップS43へ進む。ステップS43では、ECU20は、エンジン始動後の状態判定を行う。ECUは、後述するステップS7の措置を前回エンジン始動時に行った際に、OCV10を通常油圧状態に切り替えてエンジンを停止させている。従って、油圧スイッチ14は、図14に示すように、エンジンが始動したときに、OFF(通常油圧状態)を示すのが正常である。従って、ECU20は、ステップS43において、油圧スイッチ14がOFF信号を発していることを確認し、Yesと判断したときは、ステップS44へ進む。
ステップS44では、ECU20は、油圧スイッチ正常判定を行い、油圧スイッチ異常フラグをOFFとする。このように、エンジン始動前にON信号を示し、エンジン始動後にOFF信号を示したときは、油圧スイッチ14は正常であると判断することができる。
一方、ステップS43でNoと判断したときは、ステップS45へ進む。本来、OFF信号を発する筈の油圧スイッチ14がON信号を発しているときは、油圧スイッチ14は故障していると考えることができる。そこで、ECU20は、油圧スイッチ異常判定を行い、油圧スイッチ異常フラグをONとする。また、低油圧制御禁止の措置を採る。低油圧制御を禁止しておけば、油圧スイッチ14が異常であっても、エンジンの焼き付き等を回避することができる。エンジンの潤滑系が低油圧状態で維持されることはエンジンの焼き付き等の原因ともなりかねない。油圧スイッチ14が故障していると、油圧制御装置1が適切に作動できる状態であるか否かを判断できない。そこで、このような状態のときには、低油圧制御を行わない。また、油圧スイッチ14が異常であることを示す警告灯を点灯させ、ドライバー等に注意を促す。
≪OCV故障診断≫(ステップS6)
ECU20は、まず、ステップS61でエンジンが稼動状態にあることを確認し、その後、ステップS62へ移行する。ステップS62では、油圧切替動作がされたときに、その油圧切替指令が発せられたときからT1以内であるか否かの判断を行う。このT1は、本発明における「油圧反映時間T1」であり、オイルの性状を考慮して予め定められた時間となっている。ステップS62でNoと判断したときは、OCV故障診断は行わない(END)。
ステップS62においてYesと判断したときは、ステップS63へ進む。ステップS63では、油圧切替制御が低油圧側へ切り替えられたのか否かを判断する。具体的には、ECU20が、低油圧側への切替指令を発したのか否かの判断を行う。
ステップS63でYesと判断したときは、ステップS64へ進む。低油圧側へ切り替えられたときは、油圧スイッチ14は、ON信号を示すのが正常である。従って、ステップS64でYesと判断したときは、ステップS67へ進み、OCV10の正常判定を行い、OCV異常フラグをOFFとする。
一方、ステップS64でNoと判断したときは、ステップS66へ進み、OCV10の異常判定を行い、OCV異常フラグをONとする。また、低油圧制御禁止の措置を採るとともに、警告灯を点灯させる。ステップS66において、OCV10は異常であると判定する場合、油圧スイッチ14はOFF信号を示していることになるから、OCV10の異常は、通常油圧側に固着する形態であると考えられる。従って、油路の通常油圧は確保されると考えられるため、アクセル開度制限等の措置は採らない。
ステップS63において、Noと判断したときは、ステップS69へ進む。通常油圧側へ切り替えられたときは、油圧スイッチ14は、OFF信号を示すのが正常である。従って、ステップS79でNoと判断したときは、ステップS67へ進み、OCV10の正常判定を行い、OCV異常フラグをOFFとする。
一方、ステップS69でYesと判断したときは、ステップS68へ進み、OCV10の異常判定を行い、OCV異常フラグをONとする。また、低油圧制御禁止の措置を採るとともに、警告灯を点灯させる。さらに、アクセル開度制限を実施する。ステップS68において、OCV10は異常であると判定する場合、油圧スイッチ14はON信号を示していることになるから、OCV10の異常は、低油圧側に固着する形態であると考えられる。OCV10が低油圧側に固着している場合、油路中に十分な油圧がかからず、エンジンの焼き付き等を招くおそれがある。そこで、このような場合には、アクセル開度制限を実施し、エンジンの保護を図る。
以上説明したように、OCV故障診断(ステップS6)は、油圧スイッチ14を用いた診断である。ここで、OCV故障診断(ステップS6)に用いられる油圧スイッチ14は、油圧スイッチ故障診断(ステップS4)において、異常がないと判断されたものであるから、OCV故障診断(ステップS6)におけるOCVの故障診断の結果は信頼性が高い。
≪エンジン停止時処置≫(ステップS7)
ECU20は、ステップS71において、イグニションがOFFとされたことを確認すると、ステップS72において、OCV101に対し、通常油圧状態への切替指令を発する。このようにエンジン停止時に通常油圧状態へ切り替えておくことにより、エンジン停止中にOCV10が低油圧側に固着することを回避することができる。これにより、エンジン再始動後に、低油圧状態でエンジンが稼動することを回避し、エンジンの焼き付き等を抑制することができる。
ECU20は、ステップS72の措置の後、ステップS73へ進む。ステップS73では、通常油圧状態への切替指令が発せられた時点からT2以内に油圧スイッチ14がOFF状態となるか否かの判断を行う。ここで、時間T2は、オイルの性状を考慮して、予め決定された値である。
ステップS73において、Yesと判断したときは、ステップS74へ進み、OCV10は通常油圧状態に移行しており、正常であると判断する。一方、ステップS73において、Noと判断したときは、OCV10は通常油圧状態に移行することができず、異常であると判断する。このように、ステップS75で異常判定をしたときは、後の故障診断等に影響を与えかねない。そこで、このような異常判断がされたときは、システムのリセット等の措置を採ることが望ましい。
なお、イグニションをOFFとした状態でも、メインリレーは通電状態にあり、ECU20は、演算可能な状態を維持している。ステップS74、ステップS75の処理を終えた後は、ステップS76へ進み、メインリレーをOFFとして、一連の処理を終了する。
上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、さらに本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
実施例の油圧制御装置の概略構成を示した構成図であり、OCVを低油圧側とした状態でリリーフ弁が閉じた状態を示す図である。 図に示す状態からリリーフ弁が開いた状態を示す図である。 実施例の油圧制御装置の概略構成を示した構成図であり、OCVを通常油圧側とした状態でリリーフ弁が閉じた状態を示す図である。 図3に示す状態からリリーフ弁が開いた状態を示す図である。 オイルリリーフ装置を拡大して示した構成図である。 OCVの構成を示す図であり、(a)は通常油圧状態を実現する通常時の状態を示す図、(b)は低油圧状態を実現する通電状態を示す図である。 油圧スイッチの概略構成を示す図であり、低油圧時のON状態を示す図である。 油圧スイッチの概略構成を示す図であり、通常油圧時のOFF状態を示す図である。 OCVを低油圧側へ制御した状態での油圧変化を示す図である。 故障診断の一例を示す全体フロー図である。 エンスト後再始動判定の制御の一例を示すフロー図である。 エンジン停止後のエンジン回転数NEと連通パイプ内の油圧の変化を示したグラフである。 油圧スイッチ故障診断の制御の一例を示すフロー図である。 エンジン始動前後の連通パイプ内の油圧と油圧スイッチの信号との関係を纏めた表である。 OCV故障診断の制御の一例を示すフロー図である。 エンジン停止時処置の制御の一例を示すフロー図である。
符号の説明
1 オイル通路
2 オイルポンプ
3 第一バイパス通路
4 第二バイパス通路
5 オイルリリーフ装置
51 ケース
52 リリーフ弁
53 リテーナ
54 スプリング
6 第一リリーフ口
7 メイン室
8 サブ室
10 OCV
11 オイルパン
121 第一リリーフ通路
122 第二リリーフ通路
14 第一油圧スイッチ
20 ECU
100 油圧制御装置

Claims (1)

  1. 機械オイルポンプによりエンジン各部へオイルを供給する油路中の油圧を低油圧と通常油圧との間で切り替える油圧切替手段と、
    当該油圧切替手段が動作することによって油圧状態が低油圧と通常油圧との間で切り替わる油路に設置された油圧検知手段と、
    前記油圧切替手段が油圧の切り替えを行った後の油圧反映時間T1内の油圧状態に基づいて前記油圧切替手段の故障診断を行う第1の故障診断手段と、
    エンジン停止動作時に、前記油圧切替手段を通常油圧側に制御するとともに、エンジン始動前で前記機械オイルポンプが停止した状態における前記油圧検知手段の検知結果と、エンジンが始動し、前記機械オイルポンプが稼動した状態における前記油圧検知手段の検知結果とを比較して前記油圧検知手段の故障診断を行い、エンジン始動前に低油圧状態を示し、エンジン始動後に通常油圧状態を示したときに前記油圧検知手段が正常であるとの判断をする第2の故障診断手段と、を備え、
    前記第1の故障診断手段は、前記油圧反映時間T1内の油圧値を検知した前記油圧検知手段の検知結果に基づいて故障診断を行うとともに、前記第2の故障診断手段による前記油圧検知手段の故障診断を行った後に当該油圧検知手段の検知結果に基づいて故障診断を行うことを特徴とした油圧制御装置。
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