JP5285802B1 - 電源装置及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】PWM制御して負荷を駆動する場合に発生する異音を抑制することができる電源装置及び該電源装置を備える表示装置を提供する。
【解決手段】電源部10は、変圧器及びスイッチング素子などを備え、商用電源1から供給される交流電圧を直流電圧に変換し、変換した直流電圧をLEDドライバ20へ出力する。LEDドライバ20は、PWM信号に応じて電源部10の出力をPWM制御してバックライト110を駆動する。制御部30は、電源部10の出力変動に応答すべく電源部10の出力を制御する。調整部40は、マイコン120が出力したPWM信号を取得し、取得したPWM信号のデューティ比に応じて、制御部30の応答の遅速を調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、PWM制御して負荷を駆動する電源装置及び該電源装置を備える表示装置に関する。
液晶モニタ(表示装置)を含む多くの電気機器又は電子機器には、負荷に所要の電圧又は電流を供給するため電源装置が用いられている。例えば、スイッチング用の変圧器の一次側にトランジスタを接続し、トランジスタのベースにパルス幅が制御されたパルス信号を加えてトランジスタをスイッチング動作させることにより、変圧器の二次側に交流電圧を誘起させ、誘起した交流電圧を整流・平滑することにより、直流電圧を負荷へ供給する電源装置が開示されている(特許文献1)。このような電源装置は、液晶モニタのバックライトをPWM制御方式で調光する表示装置に使用することができる。
図9は従来の表示装置300の構成の一例を示すブロック図である。図9に示すように、電源装置は、スイッチング用の変圧器313を備え、変圧器313の一次側にはトランジスタ314を接続してある。トランジスタ314のベースには、コントロールIC335から出力される所要のパルス幅のパルス信号が印加され、トランジスタ314は、所定の周波数でスイッチング動作を行う。変圧器313の二次側には、ダイオード315、平滑用のキャパシタ316を接続してあり、その後段には、コイル320及びキャパシタ330で構成されるLCフィルタを接続してある。電源装置の出力側には、LEDドライバ20、バックライト110を接続してある。液晶モニタの明るさを設定すべくユーザが操作した場合、ユーザの設定に応じたブライトネス値がマイコン120へ出力され、マイコン120は、入力されたブライトネス値に応じたPWM信号を生成してLEDドライバ20へ出力する。
実用新案登録第2513741号公報
従来の電源装置にあっては、バックライト110をPWM制御方式で調光を行った際に、電源装置の負荷電流が大きく変動する結果、負荷電流の変動に追従しようとしてトランジスタ314がスイッチング動作を行うため、変圧器313の磁束変化が大きくなり変圧器313のコア又は巻き線が磁束変化により振動して変圧器313から異音が発生する。このため、変圧器313から発生する異音を減少させるために、電源装置の出力端にLCフィルタを設け、変圧器313に流れる電流の変化を少なくしている。しかし、従来のLCフィルタで使用する部品は相当程度大きく、電源装置を小型化することが困難であった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、PWM制御して負荷を駆動する場合に発生する異音を抑制することができる電源装置及び該電源装置を備える表示装置を提供することにある。
第1発明に係る電源装置は、電源部と、PWM信号に応じて前記電源部の出力をPWM制御して負荷を駆動する駆動部と、前記電源部の出力変動に応答して該電源部の出力を制御する制御部とを備える電源装置において、前記PWM信号のデューティ比に応じて、前記制御部の応答の遅速を調整する調整部を備えることを特徴とする。
第2発明に係る電源装置は、第1発明において、前記電源部は、二次側に前記駆動部が接続される変圧器と、該変圧器の一次側に接続され、前記PWM信号の周波数よりも高い周波数でオン・オフ動作が繰り返されるスイッチング素子とを備え、前記制御部は、前記電源部の出力変動に応じて前記スイッチング素子のオン期間を制御するようにしてあり、前記調整部は、前記PWM信号のデューティ比に応じて、前記制御部が制御する前記スイッチング素子のオン期間の変化速度を調整するようにしてあることを特徴とする。
第3発明に係る電源装置は、第2発明において、前記調整部は、前記PWM信号のデューティ比に応じて、前記PWM信号のオン/オフ時点からの前記スイッチング素子のオン期間の変化速度を調整するようにしてあることを特徴とする。
第4発明に係る電源装置は、第3発明において、前記調整部は、前記デューティ比が第1閾値(<50%)より大きく、第2閾値(>50%)より小さい場合の前記スイッチング素子の前記PWM信号のオン/オフ時点からのオン期間の変化速度を、前記デューティ比が前記第1閾値より小さい場合又は前記第2閾値より大きい場合の前記PWM信号のオン/オフ時点からの前記オン期間の変化速度より遅くすべく調整するようにしてあることを特徴とする。
第5発明に係る電源装置は、第3発明において、前記PWM信号を整流して平滑する平滑回路を備え、前記調整部は、前記平滑回路で平滑した電圧が第1閾値電圧より大きく、第2閾値電圧(>前記第1閾値電圧)より小さい場合の前記スイッチング素子の前記PWM信号のオン/オフ時点からのオン期間の変化速度を、前記電圧が前記第1閾値電圧より小さい場合又は前記第2閾値電圧より大きい場合の前記PWM信号のオン/オフ時点からの前記オン期間の変化速度より遅くすべく調整するようにしてあることを特徴とする。
第6発明に係る表示装置は、前述の発明のいずれか1つに係る電源装置と、該電源装置の駆動部により駆動されるバックライトとを備えることを特徴とする。
第1発明にあっては、電源部、PWM信号に応じて電源部の出力をPWM制御して負荷を駆動する駆動部、及び電源部の出力変動に応答して電源部の出力を制御する制御部を備える。電源部は、例えば、スイッチング用の変圧器及びスイッチング素子などを備える。制御部は、電源部の出力変動(例えば、電流変動、電圧変動など)に応答すべく出力を制御する。例えば、電源部の負荷電流が増加した場合には、制御部は、電源部のスイッチング素子のスイッチング動作を制御して電源部が出力する電流を増加させる。
調整部は、PWM信号のデューティ比に応じて、制御部の応答の遅速を調整する。PWM信号は、オン・オフのパルス波形が所定の周波数で繰り返される信号であり、デューティ比αは、PWM信号の1周期に占めるオン期間の割合とすることができる。デューティ比αが、例えば、10%である場合、電源部が出力する電流は少なく、電源部の変圧器に流れる電流変化(例えば、電流波形の最大値と最小値との差)は小さい。また、デューティ比αが、例えば、90%である場合、電源部が出力する電流は多いが、電源部の変圧器に流れる電流変化(例えば、電流波形の最大値と最小値との差)は小さい。他方、デューティ比αが、例えば、50%程度である場合、電源部の変圧器に流れる電流変化(例えば、電流波形の最大値と最小値との差)は大きくなり、変圧器の磁束変化が大きくなり変圧器の異音発生の原因となる。
調整部は、電源部の変圧器に流れる電流変化が大きくなるようなデューティ比αの場合、制御部の応答が遅くなるように調整する。制御部の応答を遅くすることにより、電源部が出力する電流が電源部の出力変動に追従して急激に変化することを抑制し、変圧器の磁束が急激に変化することを防止し、異音の発生を低減することができる。また、変圧器に流れる電流変化を小さくするためのLCフィルタが不要になるので、LCフィルタに用いる比較的大きな部品が不要となり、またLCフィルタを実装するための基板面積も小さくすることができ、電源装置の小型化、コスト低減を図ることができる。
第2発明にあっては、電源部は、二次側に駆動部が接続される変圧器と、当該変圧器の一次側に接続され、PWM信号の周波数よりも高い周波数でオン・オフ動作が繰り返されるスイッチング素子とを備える。PWM信号の周波数は、例えば、200Hzとすることができ、スイッチング素子の動作周波数は、例えば、100kHzとすることができる。制御部は、電源部の出力の大/小に応じてスイッチング素子のオン期間を長/短にすべく制御する。例えば、電源部の負荷電流が増加した場合には、制御部は、電源部のスイッチング素子のオン期間を長くして電源部が出力する電流を増加させる。
調整部は、PWM信号のデューティ比に応じて、制御部が制御するスイッチング素子のオン期間の変化速度を調整する。デューティ比αが、例えば、10%である場合、あるいは90%である場合、電源部の変圧器に流れる電流変化(例えば、電流波形の最大値と最小値との差)は小さく、変圧器の異音が小さいので、制御部の応答を遅くする必要がない。そこで、調整部は、制御部が制御するスイッチング素子のオン期間の変化速度の調整を行わないようにする。他方、デューティ比αが、例えば、50%程度である場合、電源部の変圧器に流れる電流変化は大きくなり、変圧器の磁束変化が大きくなり変圧器の異音発生の原因となる。そこで、制御部の応答を遅くすべく、調整部は、制御部が制御するスイッチング素子のオン期間の変化速度が遅くなるように調整する。スイッチング素子のオン期間の変化速度を遅くすることにより、変圧器に流れる電流が急激に増加することを抑制して、変圧器の磁束が急激に変化することを防止し、異音の発生を低減することができる。
第3発明にあっては、調整部は、PWM信号のデューティ比に応じて、PWM信号のオン/オフ時点からのスイッチング素子のオン期間の変化速度を調整する。PWM信号のオン/オフ時点は、電源部が駆動部への電流出力を開始/終了する時点となり、電源部の出力変動が大きくなる時点である。
デューティ比αが、例えば、50%程度である場合、電源部の変圧器に流れる電流変化は大きくなり、変圧器の磁束変化が大きくなり変圧器の異音発生の原因となる。そこで、制御部の応答を遅くすべく、調整部は、PWM信号のオン/オフ時点から制御部が制御するスイッチング素子のオン期間の変化速度が遅くなるように調整する。スイッチング素子のオン期間の変化速度が遅くすることにより、変圧器に流れる電流が急激に増加することを抑制して、変圧器の磁束が急激に変化することを防止し、異音の発生を低減することができる。
第4発明にあっては、調整部は、デューティ比が第1閾値(<50%)より大きく、第2閾値(>50%)より小さい場合のスイッチング素子のPWM信号のオン/オフ時点からのオン期間の変化速度を、デューティ比が第1閾値より小さい場合又は第2閾値より大きい場合のPWM信号のオン/オフ時点からのオン期間の変化速度より遅くすべく調整する。第1閾値Th1は、例えば、30%、40%などの値とすることができる。また、第2閾値Th2は、例えば、70%、60%などの値とすることができる。これにより、変圧器の磁束変化が大きくなるようなデューティ比α(Th1<α<Th2)である場合に、PWM信号のオン/オフ時点でのトランジスタのオン期間の変化速度を遅くするので、変圧器に流れる電流が急激に増加することを抑制して、変圧器の磁束が急激に変化することを防止し、異音の発生を低減することができる。
第5発明にあっては、平滑回路は、PWM信号を整流して平滑する。すなわち、PWM信号のデューティ比の大小に応じて平滑回路で平滑した電圧は高低となる。調整部は、平滑回路で平滑した電圧が第1閾値電圧より大きく、第2閾値電圧(>第1閾値電圧)より小さい場合のスイッチング素子のPWM信号のオン/オフ時点からのオン期間の変化速度を、電圧が第1閾値電圧より小さい場合又は第2閾値電圧より大きい場合のPWM信号のオン/オフ時点からのオン期間の変化速度より遅くすべく調整する。第1閾値電圧は、デューティ比の第1閾値Th1に対応し、第2閾値電圧は、デューティ比の第2閾値Th2に対応する。これにより、変圧器に流れる電流が急激に増加することを抑制して、変圧器の磁束が急激に変化することを防止し、異音の発生を低減することができる。
第6発明にあっては、PWM制御して負荷を駆動する場合に発生する異音を抑制することができる表示装置を提供することができる。
本発明によれば、PWM制御して負荷を駆動する電源装置及び該電源装置を備える表示装置において、PWM制御に起因して電源装置から発生する異音を抑制することができる。
本実施の形態の表示装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態の表示装置の回路構成の一例を示す説明図である。 PWM信号のデューティ比αと電源部の変圧器の磁束変化との関係を示す説明図である。 PWM信号とトランジスタのスイッチング波形との関係を示す模式図である。 調整部の動作の一例を示す説明図である。 PWM信号のデューティ比αがα<Th1又はα>Th2である場合のトランジスタのベースに印加されるパルス信号の一例を示す説明図である。 PWM信号のデューティ比αがTh1<α<Th2である場合のトランジスタのベースに印加されるパルス信号の一例を示す説明図である。 PWM信号のデューティ比αが50%付近のスイッチング波形の一例を示す説明図である。 従来の表示装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明に係る電源装置及び表示装置を実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態の表示装置200の構成の一例を示すブロック図であり、図2は本実施の形態の表示装置200の回路構成の一例を示す説明図である。図1に示すように、表示装置200は、電源装置100、バックライト110、マイコン120、液晶パネル130などを備える。また、電源装置100は、電源部10、駆動部としてのLEDドライバ20、制御部30、調整部40などを備える。
液晶パネル130の明るさを設定すべくユーザがブライトネス設定の操作した場合、ユーザの設定に応じたブライトネス値がマイコン120に入力される。マイコン120は、入力されたブライトネス値に応じたPWM信号を生成し、生成したPWM信号をLEDドライバ20及び調整部40へ出力する。
電源部10は、後述のようにスイッチング用の変圧器13及びスイッチング素子としてのトランジスタ14などを備え、商用電源1から供給される交流電圧を直流電圧に変換し、変換した直流電圧をLEDドライバ20へ出力する。なお、電源部10の詳細は後述する。
LEDドライバ20は、PWM信号に応じて電源部10の出力をPWM制御して負荷としてのバックライト110を駆動する。すなわち、バックライト110は、PWM制御方式により調光することができる。
制御部30は、電源部10の出力変動(例えば、電流変動、電圧変動など)に応答すべく電源部10の出力を制御する。例えば、電源部10の負荷電流が増加した場合には、制御部30は、電源部10のスイッチング素子のスイッチング動作を制御して電源部10が出力する電流を増加させる。すなわち、制御部30は、電源部10の出力(例えば、電流、電圧など)をフィードバックし、電源部10のスイッチング動作を制御する。なお、制御部30の詳細は後述する。
調整部40は、マイコン120が出力したPWM信号を取得し、取得したPWM信号のデューティ比に応じて、制御部30の応答の遅速を調整する。PWM信号は、オン・オフのパルス波形が所定の周波数で繰り返される信号であり、デューティ比αは、PWM信号の1周期に占めるオン期間の割合とすることができる。PWM信号の周波数は、例えば、200Hzとすることができるが、これに限定されるものではない。
図3はPWM信号のデューティ比αと電源部10の変圧器13の磁束変化との関係を示す説明図である。磁束変化は、負荷電流の変動が発生させる変圧器13の磁束変化である。図3A、B、CはそれぞれPWM信号のデューティ比αが10%、50%、90%の場合におけるPWM信号及び電源部10の変圧器13の磁束変化の様子を模式的に表している。
図3Aに示すように、デューティ比αが、例えば、10%である場合、電源部10が出力する電流は少なく、電源部10の変圧器13に流れる電流変化(例えば、電流波形の最大値と最小値との差)は小さい。したがって、変圧器13の磁束の最大値と最小値との差も小さい。
また、図3Cに示すように、デューティ比αが、例えば、90%である場合、電源部10が出力する電流は多いが、電源部10の変圧器13に流れる電流変化(例えば、電流波形の最大値と最小値との差)は小さい。したがって、変圧器13の磁束の最大値と最小値との差も小さい。
これに対して、図3Bに示すように、デューティ比αが、例えば、50%程度である場合、電源部10の変圧器13に流れる電流変化(例えば、電流波形の最大値と最小値との差)は大きくなり、変圧器13の磁束変化が大きくなり変圧器13の異音発生の原因となる。なお、上述の10%、50%、90%は一例であって、デューティ比αの数値がこれらに限定されるものではない。
調整部40は、電源部10の変圧器13に流れる電流変化が大きくなるようなデューティ比αの場合、制御部30の応答が遅くなるように調整する。制御部30の応答を遅くすることにより、電源部10が出力する電流が電源部10の出力変動に追従して急激に変化することを抑制し、変圧器13の磁束が急激に変化することを防止し、異音の発生を低減することができる。また、変圧器13に流れる電流変化を小さくするためのLCフィルタが不要になるので、LCフィルタに用いる比較的大きな部品が不要となり、またLCフィルタを実装するための基板面積も小さくすることができ、電源装置の小型化、コスト低減を図ることができる。
次に、本実施の形態の電源装置100について詳細に説明する。図2に示すように、電源部10は、整流素子11、キャパシタ12、スイッチング用の変圧器13、スイッチング素子としてのトランジスタ14、ダイオード15、キャパシタ16などを備える。
制御部30は、抵抗31、32、発光ダイオード331及びフォトトランジスタ332を有するフォトカップラ33、シャントレギュレータ34、コントロールIC35、キャパシタ36などを備える。
調整部40は、ダイオード41、42、抵抗43、44、キャパシタ45、46、抵抗47、48、49、51、52、54、55、56、トランジスタ50、53、58、発光ダイオード571及びフォトトランジスタ572を有するフォトカップラ57、キャパシタ59などを備える。
まず、電源部10について説明する。図2に示すように、変圧器13の一次側にはトランジスタ14のコレクタを接続してあり、変圧器13の二次側には、ダイオード15及びキャパシタ16の後段に駆動部としてのLEDドライバ20を接続してある。LEDドライバ20は、マイコン120からのPWM信号に基づいて電源部10の出力をPWM制御することにより、バックライト110に所要の電力(電流、電圧)を供給する。
トランジスタ14のベースには、コントロールIC35のドライブ端子Dを接続してある。コントロールIC35のドライブ端子Dから所定の周波数(例えば、100kHz)でオン・オフが繰り返される所要幅のパルス信号をトランジスタ14のベースへ出力することにより、トランジスタ14は、PWM信号の周波数よりも高い周波数でオン・オフ動作が繰り返される。なお、トランジスタ14のスイッチング動作周波数は、100kHzに限定されるものではなく、他の周波数でもよい。
図4はPWM信号とトランジスタ14のスイッチング波形との関係を示す模式図である。図4に示すように、トランジスタ14は、例えば、周波数が100kHzのスイッチング動作を行う。PWM信号の周波数は、例えば、200Hzであり、PWM信号のオン期間においては、トランジスタ14のスイッチング動作により、LEDドライバ20を介してバックライト110に電流が出力される。また、PWM信号のオフ期間においては、トランジスタ14がスイッチング動作を行うか否かに関わらず、バックライト110には電流が出力されない。PWM信号のオフ期間においては、トランジスタ14のスイッチング動作を停止させてもよく、あるいはスイッチング動作を続けてもよい。
次に、制御部30について説明する。電源部10とLEDドライバ20との間には、直列接続した抵抗31、32を接続してあり、抵抗31、32と並列にフォトカップラ33(発光ダイオード331)とシャントレギュレータ34との直列回路を接続してある。シャントレギュレータ34のリファレンスは抵抗31、32の接続ノードに接続してある。
フォトトランジスタ332のコレクタはコントロールIC35のフィードバック端子FBに接続してあり、フィードバック端子FBには、制御部30の応答性を決定付けるためのキャパシタ36を接続してある。
コントロールIC35は、フィードバック端子FBの電圧値の高低に応じて、ドライブ端子Dから出力するパルス信号のパルス幅を変化させる。より具体的には、コントロールIC35は、フィードバック端子FBの電圧値が高いほど、ドライブ端子Dから出力するパルス信号のオン幅を長くする。パルス信号のオン幅を長くするほど、トランジスタ14のオン期間が長くなり、電源部10は多くの電流を出力することが可能となる。
上述の構成により、コントロールIC35は、電源部10の出力変動の大小に応じてトランジスタ14のオン期間を制御することができる。例えば、電源部10の負荷電流が減少した場合には、抵抗31、32で分圧された電圧、すなわちシャントレギュレータ34のリファレンス電圧が高くなり、発光ダイオード331に流れる電流が増加する。そうするとフォトトランジスタ332は、コントロールIC35のフィードバック端子FBから多くの電流を流出させ、FB端子の電圧値を下げるので、電源部10のトランジスタ14のオン期間を短くして電源部10が出力する電流を減少させる。
なお、PWM信号のオフ期間においては、電源部10の出力はゼロ又は極めて小さくなるので、発光ダイオード331に流れる電流が増加し、フォトトランジスタ332がコントロールIC35のフィードバック端子FBから流出させる電流が増加し、FB端子の電圧値を下げる。この場合、コントロールIC35は、ドライブ端子Dから出力するパルス信号のオン幅をゼロ又は極めて短くすることにより、トランジスタ14のスイッチング動作を停止又は極めて短いオン時間で動作させることができる。
次に、調整部40について説明する。マイコン120のPWM信号の出力端Pには、ダイオード41と抵抗43の直列回路を接続してあり、抵抗43の後段にはキャパシタ45を接続してある。同様に、マイコン120のPWM信号の出力端Pには、ダイオード42と抵抗44の直列回路を接続してあり、抵抗44の後段にはキャパシタ46及び抵抗47を接続してある。ダイオード41、抵抗43、キャパシタ45は、平滑回路を構成する。また、ダイオード42、抵抗44、47、キャパシタ46も、平滑回路を構成する。かかる構成により、マイコン120のPWM信号は、それぞれのキャパシタ45、46で平滑(積分)される。なお、図2に示す構成ではPWM信号の出力端PはLEDドライバへの出力端と分かれているが、PWM信号の出力端PはLEDドライバへの出力端を兼ねる構成としてもよい。
キャパシタ46と抵抗44との接続ノードには、抵抗49を介してトランジスタ50のベースを接続してある。トランジスタ50のベース・エミッタ間には抵抗48を接続してある。同様に、キャパシタ45と抵抗43との接続ノードには、抵抗51を介してトランジスタ53のベースを接続してある。トランジスタ53のベース・エミッタ間には抵抗52を接続してある。
トランジスタ50のエミッタ、及びトランジスタ53のコレクタは、トランジスタ58のベースに接続してある。また、トランジスタ58のベースには、所要の電圧Vccを抵抗54、55で分圧した電圧が印加されるようにしてある。トランジスタ58のコレクタには、抵抗56とフォトカップラ57(発光ダイオード571)の直列回路を接続してある。また、コントロールIC35のフィードバック端子FBには、キャパシタ59とフォトカップラ57(フォトトランジスタ572)の直列回路を接続してある。
次に、調整部40の動作について説明する。図5は調整部40の動作の一例を示す説明図である。図5は、PWM信号のデューティ比αの大小に応じて調整部40がどのように動作するかを例示したものである。図5において、Th1は第1閾値、Th2は第2閾値である。例えば、第1閾値Th1を30%とし、第2閾値Th2を70%とすることができる。あるいは、第1閾値Th1を40%とし、第2閾値Th2を60%としてもよい。第1閾値及び第2閾値の値は、これらの数値に限定されるものではない。
図5に示すように、マイコン120から出力されるPWM信号のデューティ比αが小さい(α<Th1)場合、PWM信号を平滑した電圧V1、V2は小さいので、トランジスタ50はオンとなり、トランジスタ53はオフとなる。トランジスタ50がオンとなるので、トランジスタ58のベース電位は基準レベル(接地レベル)となり、トランジスタ58はオフとなる。トランジスタ58がオフであるので、発光ダイオード571に流れる電流はゼロ又は極めて少ない電流(漏電流程度)となり、フォトトランジスタ572はオフとなる。このため、コントロールIC35のフィードバック端子FBには、キャパシタ36だけが接続され、フィードバック端子FBのキャパシタの容量は比較的小さくなる。
また、図5に示すように、マイコン120から出力されるPWM信号のデューティ比αが大きい(α>Th2)場合、PWM信号を平滑した電圧V1、V2は大きい、トランジスタ50はオフとなり、トランジスタ53はオンとなる。トランジスタ53がオンとなるので、トランジスタ58のベース電位は基準レベル(接地レベル)となり、トランジスタ58はオフとなる。トランジスタ58がオフであるので、発光ダイオード571に流れる電流はゼロ又は極めて少ない電流(漏電流程度)となり、フォトトランジスタ572はオフとなる。このため、コントロールIC35のフィードバック端子FBには、キャパシタ36だけが接続され、フィードバック端子FBのキャパシタの容量は比較的小さくなる。
また、図5に示すように、マイコン120から出力されるPWM信号のデューティ比αが、Th1<α<Th2である場合、PWM信号を平滑した電圧V1、V2は中程度の電圧となり、トランジスタ50、53はいずれもオフとなる。この場合、平滑回路で平滑した電圧が第1閾値電圧より大きく、第2閾値電圧(>第1閾値電圧)より小さい場合に相当する。トランジスタ50、53がいずれもオフとなるので、トランジスタ58のベースには、電圧Vccを分圧した電圧が印加され、トランジスタ58はオンとなる。トランジスタ58がオンとなるので、発光ダイオード571に電流が流れ、フォトトランジスタ572はオンとなる。このため、コントロールIC35のフィードバック端子FBには、キャパシタ36と並列にキャパシタ59が接続され、フィードバック端子FBのキャパシタの容量は比較的大きくなる。
フォトカップラ33のフォトトランジスタ332がオンしたときに、コントロールIC35のフィードバック端子FBのキャパシタの容量が大きいほど、フィードバック端子FBの電圧値の変化速度は遅くなる。コントロールIC35は、フィードバック端子FBの電圧値が低いほど、ドライブ端子Dから出力するパルス信号のオン幅を短くする。パルス信号のオン幅を短くするほど、トランジスタ14のオン期間が短くなり、電源部10は、出力する電流を少なくする。
また、フォトカップラ33のフォトトランジスタ332がオンしたときに、コントロールIC35のフィードバック端子FBのキャパシタの容量が小さいほど、フィードバック端子FBの電圧値の変化速度は速くなる。コントロールIC35は、フィードバック端子FBの電圧値が高いほど、ドライブ端子Dから出力するパルス信号のオン幅を長くする。パルス信号のオン幅を長くするほど、トランジスタ14のオン期間が長くなり、電源部10は、出力する電流を多くする。
上述のように、調整部40は、PWM信号のデューティ比に応じて、制御部30が制御するトランジスタ14のオン期間の変化速度を調整する。デューティ比αが、例えば、10%である場合(α<Th1)、あるいは90%である場合(α>Th2)、電源部10の変圧器13に流れる電流変化(例えば、電流波形の最大値と最小値との差)は小さく、変圧器13の異音が小さいので、制御部30の応答を遅くする必要がない。そこで、調整部40は、制御部30が制御するトランジスタ14のオン期間の変化速度の調整を行わないようにする。すなわち、コントロールIC35のフィードバック端子FBにはキャパシタ59が接続されない状態とする。
他方、デューティ比αが、例えば、50%程度である場合(Th1<α<Th2)、電源部10の変圧器13に流れる電流変化は大きくなり、変圧器13の磁束変化が大きくなり変圧器13の異音発生の原因となる。そこで、制御部30の応答を遅くすべく、調整部40は、制御部30が制御するトランジスタ14のオン期間の変化速度が遅くなるように調整する。すなわち、コントロールIC35のフィードバック端子FBにキャパシタ59が接続された状態とする。トランジスタ14のオン期間の変化速度を遅くすることにより、変圧器13に流れる電流が急激に増加することを抑制して、変圧器13の磁束が急激に変化することを防止し、異音の発生を低減することができる。
また、調整部40は、PWM信号のデューティ比に応じて、PWM信号のオン時点からのトランジスタ14のオン期間の変化速度を調整する。PWM信号のオン時点は、電源部10がLEDドライバ20への電流出力を開始する時点となり、電源部10の出力変動が大きくなる時点である。
デューティ比αが、例えば、50%程度である場合(Th1<α<Th2)、電源部10の変圧器13に流れる電流変化は大きくなり、変圧器13の磁束変化が大きくなり変圧器13の異音発生の原因となる。そこで、制御部30の応答を遅くすべく、調整部40は、PWM信号のオン時点から制御部30が制御するトランジスタ14のオン期間の変化速度が遅くなるように調整する。トランジスタ14のオン期間の変化速度を遅くすることにより、変圧器13に流れる電流が急激に増加することを抑制して、変圧器13の磁束が急激に変化することを防止し、異音の発生を低減することができる。
図6はPWM信号のデューティ比αがα<Th1又はα>Th2である場合のトランジスタ14のベースに印加されるパルス信号の一例を示す説明図であり、図7はPWM信号のデューティ比αがTh1<α<Th2である場合のトランジスタ14のベースに印加されるパルス信号の一例を示す説明図である。
図6に示すように、PWM信号のデューティ比αがα<Th1又はα>Th2である場合には、前述のように、電源部10の変圧器13に流れる電流変化は小さく、変圧器13の異音が小さいので、制御部30の応答を遅くする必要がない。そこで、コントロールIC35のフィードバック端子FBにはキャパシタ59が接続されない状態とすることにより、調整部40は、時刻t0のPWM信号のオン時点から制御部30が制御するトランジスタ14のオン期間の変化速度の調整を行わないようにする。この場合、トランジスタ14のベースに印加されるパルス信号のオン幅はT1となり、負荷電流は、時刻t0において立ち上がる。
また、図7に示すように、PWM信号のデューティ比αがTh1<α<Th2である場合には、前述のように、電源部10の変圧器13に流れる電流変化は大きく、変圧器13の異音が大きくなるので、制御部30の応答を遅くする。そこで、コントロールIC35のフィードバック端子FBにはキャパシタ59が接続された状態とすることにより、調整部40は、時刻t0のPWM信号のオン時点から制御部30が制御するトランジスタ14のオン期間の変化速度の調整を行う。この場合、トランジスタ14のベースに印加されるパルス信号のオン幅はT2(<T1)となる。
このように、調整部40は、デューティ比αが第1閾値Th1(<50%)より大きく、第2閾値Th2(>50%)より小さい場合のトランジスタ14のPWM信号のオン時点からのオン期間の変化速度を、デューティ比αが第1閾値Th1より小さい場合又は第2閾値Th2より大きい場合のPWM信号のオン時点からのオン期間の変化速度より遅くすべく調整する。これにより、変圧器13の磁束変化が大きくなるようなデューティ比α(Th1<α<Th2)である場合に、PWM信号のオン時点からのトランジスタ14のオン期間の変化速度を遅くするので、変圧器13に流れる電流が急激に増加することを抑制して、変圧器13の磁束が急激に変化することを防止し、異音の発生を低減することができる。
同様に、調整部40は、PWM信号のデューティ比に応じて、PWM信号のオフ時点からのトランジスタ14のオン期間の変化速度を調整する。PWM信号のオフ時点は、電源部10がLEDドライバ20への電流出力を終了する時点となり、電源部10の出力変動が大きくなる時点である。
デューティ比αが、例えば、50%程度である場合(Th1<α<Th2)、電源部10の変圧器13に流れる電流変化は大きくなり、変圧器13の磁束変化が大きくなり変圧器13の異音発生の原因となる。そこで、制御部30の応答を遅くすべく、調整部40は、PWM信号のオフ時点から制御部30が制御するトランジスタ14のオン期間の変化速度が遅くなるように調整する。トランジスタ14のオン期間の変化速度を遅くすることにより、変圧器13に流れる電流が急激に増加することを抑制して、変圧器13の磁束が急激に変化することを防止し、異音の発生を低減することができる。
図8はPWM信号のデューティ比αが50%付近のスイッチング波形の一例を示す説明図である。図8AはPWM信号を示し、図8Bは従来のスイッチング波形を示し、図8Cは本実施の形態のスイッチング波形を示す。図8Bに示すように、従来のスイッチング波形では、PWM信号のオン/オフ時におけるスイッチング波形の変化が急峻である。これに対して、本実施の形態では、図8Cに示すように、PWM信号のオン/オフ時におけるスイッチング波形の変化が緩やかである。
上述のように、本実施の形態では、電源部10の出力電流が急変するポイント、すなわち変圧器13の磁束が最大に振れ、異音が大きくなるポイントで電源部10の応答性能を落とす(具体的には、コントロールIC35のフィードバック端子FBのキャッパシタの容量を大きくすることで、フィードバックゲインを下げ、出力変動に対する追従性能を下げる)ことにより、変圧器13の磁束変化を和らげ、異音の発生を抑制することができる。
また、バックライト制御用のPWM信号によって、電源部10の変圧器13の磁束変化の大小を判別し、電源部10の負荷変動に対する応答性(追従性能)を制御することにより、変圧器13の磁束変化を和らげ、変圧器13からの異音の発生を抑制することができる。また、変圧器13からの異音の発生を抑制(削減又は微小化)することができるので、従来のスイッチング電源では必要としたLCフィルタを省略することができ、装置の小型化、コスト低減を図ることができる。なお、本実施の形態においても電源部10にLCフィルタを設けてもよい。この場合には、LCフィルタを従来のものより小さくすることができる。
上述の実施の形態では、コントロールIC35のフィードバック端子FBに2個のキャパシタを接続する構成とし、一方のキャパシタを接続状態又は非接続状態とするものであったが、キャパシタの数は2個に限定されるものではなく、3個以上設けることもできる。キャパシタを3個以上設ける場合には、PWM信号のデューティ比αの大小に応じて、接続状態にするキャパシタの数を段階的に増減させることができる。
また、上述の実施の形態において、ブライトネス値、PWM信号、パルス信号のパルス幅などの関係を予め定めたデータベースを記憶しておき、マイコン120でトランジスタ14のスイッチング動作を制御するようにしてもよい。この場合には、マイコン120が制御部30及び調整部40の機能を行うことになる。
10 電源部
13 変圧器
14 トランジスタ(スイッチング素子)
20 LEDドライバ(駆動部)
30 制御部
31、32 抵抗
33 フォトカップラ
34 シャントレギュレータ
35 コントロールIC
36 キャパシタ
40 調整部
41、42 ダイオード(平滑回路)
43、44、47 抵抗(平滑回路)
45、46 キャパシタ(平滑回路)
59 キャパシタ
110 バックライト(負荷)
120 マイコン

Claims (6)

  1. 電源部と、PWM信号に応じて前記電源部の出力をPWM制御して負荷を駆動する駆動部と、前記電源部の出力変動に応答して該電源部の出力を制御する制御部とを備える電源装置において、
    前記PWM信号のデューティ比に応じて、前記制御部の応答の遅速を調整する調整部を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 前記電源部は、
    二次側に前記駆動部が接続される変圧器と、
    該変圧器の一次側に接続され、前記PWM信号の周波数よりも高い周波数でオン・オフ動作が繰り返されるスイッチング素子と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記電源部の出力変動に応じて前記スイッチング素子のオン期間を制御するようにしてあり、
    前記調整部は、
    前記PWM信号のデューティ比に応じて、前記制御部が制御する前記スイッチング素子のオン期間の変化速度を調整するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記調整部は、
    前記PWM信号のデューティ比に応じて、前記PWM信号のオン/オフ時点からの前記スイッチング素子のオン期間の変化速度を調整するようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記調整部は、
    前記デューティ比が第1閾値(<50%)より大きく、第2閾値(>50%)より小さい場合の前記スイッチング素子の前記PWM信号のオン/オフ時点からのオン期間の変化速度を、前記デューティ比が前記第1閾値より小さい場合又は前記第2閾値より大きい場合の前記PWM信号のオン/オフ時点からの前記オン期間の変化速度より遅くすべく調整するようにしてあることを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記PWM信号を整流して平滑する平滑回路を備え、
    前記調整部は、
    前記平滑回路で平滑した電圧が第1閾値電圧より大きく、第2閾値電圧(>前記第1閾値電圧)より小さい場合の前記スイッチング素子の前記PWM信号のオン/オフ時点からのオン期間の変化速度を、前記電圧が前記第1閾値電圧より小さい場合又は前記第2閾値電圧より大きい場合の前記PWM信号のオン/オフ時点からの前記オン期間の変化速度より遅くすべく調整するようにしてあることを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の電源装置と、該電源装置の駆動部により駆動されるバックライトとを備えることを特徴とする表示装置。
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